ポタジェ(競走馬)

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ポタジェ
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写真一覧
現役 牡7 鹿毛 2017年2月4日生
調教師友道康夫(栗東)
馬主金子真人ホールディングス 株式会社
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績21戦[6-4-2-9]
総賞金36,282万円
収得賞金14,600万円
英字表記Potager
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
ジンジャーパンチ
血統 ][ 産駒 ]
Awesome Again
Nappelon
兄弟 ルージュバックテンカハル
市場価格2億520万円(2018セレクトセール)
前走 2023/04/02 大阪杯 G1
次走予定

ポタジェの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/04/02 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 1651048.51210** 牡6 58.0 坂井瑠星友道康夫 472
(-6)
1.58.1 0.735.5⑤⑤⑤⑤ジャックドール
23/03/12 中京 11 金鯱賞 G2 芝2000 127924.676** 牡6 59.0 岩田望来友道康夫 478
(+6)
2.00.4 0.634.7⑧⑧⑥⑥プログノーシス
22/12/25 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 16612136.91212** 牡5 57.0 吉田隼人友道康夫 472
(+4)
2.34.5 2.137.3⑧⑦⑧⑨イクイノックス
22/10/30 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 153434.6813** 牡5 58.0 吉田隼人友道康夫 468
(+2)
1.58.4 0.933.4⑫⑪⑪イクイノックス
22/10/09 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 106612.976** 牡5 58.0 吉田隼人友道康夫 466
(+2)
1.44.6 0.534.5サリオス
22/06/26 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 1881822.9811** 牡5 58.0 吉田隼人友道康夫 464
(-4)
2.11.5 1.836.9⑫⑫⑪⑪タイトルホルダー
22/04/03 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 164858.781** 牡5 57.0 吉田隼人友道康夫 468
(+2)
1.58.4 -0.135.3⑤⑤⑤④レイパパレ
22/03/13 中京 11 金鯱賞 G2 芝2000 13458.744** 牡5 56.0 吉田隼人友道康夫 466
(-8)
1.58.0 0.834.2⑪⑫⑫⑫ジャックドール
22/01/23 中山 11 AJCC G2 芝2200 14463.625** 牡5 56.0 川田将雅友道康夫 474
(0)
2.13.1 0.435.4⑥⑦⑩⑧キングオブコージ
21/10/31 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 162423.356** 牡4 58.0 川田将雅友道康夫 474
(+2)
1.58.7 0.834.1エフフォーリア
21/10/10 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 13458.743** 牡4 56.0 吉田隼人友道康夫 472
(+8)
1.45.0 0.234.0④④④シュネルマイスター
21/05/09 新潟 11 新潟大賞典 G3 芝2000 146103.512** 牡4 56.0 西村淳也友道康夫 464
(0)
1.59.3 0.036.9⑦⑦サンレイポケット
21/03/14 中京 11 金鯱賞 G2 芝2000 1081019.863** 牡4 56.0 北村友一友道康夫 464
(0)
2.01.9 0.136.4ギベオン
21/01/30 東京 11 白富士S (L) 芝2000 13562.011** 牡4 55.0 川田将雅友道康夫 464
(+6)
1.59.0 -0.134.0⑤⑧⑧サンレイポケット
20/11/14 阪神 9 岸和田S 3勝クラス 芝2000 9331.311** 牡3 55.0 川田将雅友道康夫 458
(+4)
1.58.4 -0.035.1④④④④ダノンマジェスティ
20/08/15 小倉 10 西部日刊スポ 2勝クラス 芝2000 10771.911** 牡3 54.0 川田将雅友道康夫 454
(+2)
1.57.8 -0.235.1⑤④ブルーミングスカイ
20/07/04 阪神 9 生田特別 1勝クラス 芝2000 10661.411** 牡3 54.0 川田将雅友道康夫 452
(0)
2.03.2 -0.237.1ペプチドオーキッド
20/06/07 阪神 8 3歳以上1勝クラス 芝2000 9661.412** 牡3 54.0 武豊友道康夫 452
(+4)
2.00.6 0.334.4⑥⑥⑤アルサトワ
20/05/09 東京 11 プリンシパル (L) 芝2000 11225.432** 牡3 56.0 武豊友道康夫 448
(-2)
1.59.8 0.033.3⑤⑤⑤ビターエンダー
19/11/10 京都 9 黄菊賞 1勝クラス 芝2000 10783.012** 牡2 55.0 C.スミヨ友道康夫 450
(0)
2.02.1 0.034.5⑥⑥④④シンプルゲーム

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ポタジェの関連ニュース

横山和生(31)=美・フリー=騎乗で2番人気のべラジオオペラが2番手から押し切ってGⅠ初制覇。4年連続でGⅠ未勝利馬が大阪杯を制した。管理する上村洋行調教師(50)=栗=は開業6年目でGⅠ初勝利。2着に3番人気ローシャムパーク、3着に11番人気ルージュエヴァイユが入った。1番人気のタスティエーラは11着に敗れた。



人馬一体となった走りにスタンドが揺れた。日本ダービー4着以来のGⅠ挑戦だったべラジオオペラが念願のビッグタイトルをゲット。横山和騎手はファンの声援に応えながら検量室前に戻ると、「よっしゃー!」と喜びを爆発させた。

「この馬と重賞は取れたけど、ダービーの悔しさをずっと忘れられなくて、今回は絶対勝ちたいなと思っていました。最高にうれしいです」

近走は中団で脚をためてしまいを生かすスタイルだったが、「馬場の様子を見ながら、すごく操縦性のいい馬なので、今回は思い切って先行策を取りました」。発馬をポンと決めて2番手で運んだ。直線に向くと、早めに先頭に立って押し切り態勢へ。外からローシャムパークに迫られたが、根性を見せて真っ先に栄光のゴールに飛び込んだ。

園田競馬の馬主だった林田祥来オーナーが「中央競馬でいい馬がほしい」と上村調教師に打診。師が千葉サラブレッドセールで見定めて、購入してもらったのがベラジオオペラだ。「見栄えするタイプではなかったが、いい意味でロードカナロア産駒らしくない奥がありそうな雰囲気」と当時を振り返った。師の見立て通りにデビューから3連勝でスプリングSを制覇。日本ダービーではタイム差なしの4着と涙をのんだが、着実に力をつけてリベンジを果たした。騎手時代に2008年のスプリンターズSスリープレスナイトで制したトレーナーは、開業6年目でGⅠ初勝利。「率直にうれしいです。間隔が詰まっている中でこのレースに向けて悔いのないように仕上げました。この馬で何とかGⅠをと思っていた。良かった」と笑みを浮かべた。

今後は未定だが、鞍上が「まだ緩さも残るというのが先生との共通認識。ここから先どんな成長を見せてくれるか楽しみで仕方ないですし、(GⅠを)2つ、3つと勝っていきたい」と意気込めば、師は「一線級の馬と戦うことになっても負けないように馬作りをしていきたいです」と力を込めた。

これだけのパフォーマンスをしながらまだまだ良化の余地を残すべラジオオペラ。さらなる進化を遂げて、ターフで凱歌を響かせ続ける。(増本隆一朗)

ベラジオオペラ 父ロードカナロア、母エアルーティーン、母の父ハービンジャー。鹿毛の牡4歳。栗東・上村洋行厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。馬主は林田祥来氏。戦績8戦5勝。獲得賞金3億9007万8000円。重賞は2023年GⅡフジテレビ賞スプリングS、GⅢチャレンジCに次いで3勝目。大阪杯は横山和生騎手、上村洋行調教師ともに初勝利。馬名は「冠名+歌劇」。

★アラカルト

横山和生騎手 2回目の騎乗で初勝利。JRA・GⅠは2022年宝塚記念タイトルホルダー)以来で通算3勝目。重賞は23年のチャレンジCベラジオオペラ)以来、通算15勝目。31歳9日での大阪杯制覇は北村友騎手の32歳5カ月29日を抜いて最年少。

上村洋行調教師 初出走で勝利。JRA・GⅠは10頭目の出走で初勝利。重賞は東海Sウィリアムバローズ)に続く、今年2勝目。通算5勝目。

ロードカナロア産駒 3頭目の出走で初勝利。JRA・GⅠは23年エリザベス女王杯ブレイディヴェーグ)以来で、通算16勝目。重賞は根岸Sエンペラーワケア)に続く、今年2勝目。通算69勝目。

◆馬主・林田祥来氏 初出走で勝利。JRA・GⅠは3頭目の出走で初勝利。重賞は通算3勝目。

◆生産・社台ファーム 今年出走の3頭を含む11頭目で初勝利。JRA・GⅠは23年朝日杯FSジャンタルマンタル)以来、今年初勝利で通算100勝目(他にJ・GⅠを3勝)。重賞は金鯱賞プログノーシス)に続く、今年7勝目。通算548勝目。

◆単勝2番人気の勝利 23年ジャックドールに続く、2年連続3回目。

◆馬番⑪の勝利 同レースでは初。

◆関西馬の勝利 17年キタサンブラックから8年連続8回目。

◆4歳馬の勝利 21年レイパパレ以来、3年ぶり3回目。

◆牡馬の勝利 22年ポタジェ以降、3年連続6回目。

★入場&売り上げ

大阪杯の入場者数は2万8497人で前年度比110・9%。売り上げは165億9960万7900円で同89・7%だった。

◆表彰式のプレゼンターを務めた2024年JRA年間プロモーションキャラクターの長澤まさみ「芝を懸命に駆け抜けたベラジオオペラの力強さ、美しさに心を打たれました。目の前で繰り広げられる迫力あるレースに感動するとともに、トークショーでは横山和生騎手、そして多くのお客様とレースを振り返りながら素敵な時間を過ごすことができ、良い思い出となりました。引き続き、春のGⅠシーズンを盛り上げられるよう、私も頑張ってまいります」

【大阪杯2024】血統アナリシス 異彩を放つディープインパクト、スピード持続に長けたSeattle Slewなどの血脈も有力 2024年3月30日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は大阪杯2024・血統予想をお届けします!


G1に昇格した2017年以降、種牡馬として異彩を放つのがディープインパクト。同種牡馬の産駒は2017~22年まで少なからず1頭以上が3着以内に好走し、2022年には8番人気ポタジェと3番人気レイパパレでワンツー決着を果たしている。なお、G2産経大阪杯として施行された2014~16年にも、2014年キズナ、2015年ラキシス、2016年アンビシャスと同種牡馬の産駒が3連覇を飾っていた。今後もディープインパクト系として後継種牡馬等の動向を注視すべきだろう。

ほか、総じてスピードの持続力を問われる傾向にあり、スパッと切れる脚はないけれども淡々と同じペースを刻み続けられるアメリカンなタイプが狙い目。代表的な血脈としてSeattle SlewやUnbridled's Songを評価しやすく、2018年1着スワーヴリチャード、2023年1着ジャックドールなど、後者を母の父に配された馬は【2.0.1.1】と優秀な成績を残している。

プラダリアは、父ディープインパクト×母シャッセロール(母の父クロフネ)。同産駒が抜群の相性を誇るだけでなく、同じ母の父となる馬も17年2着ステファノス、20年2着クロノジェネシス、21年1着&22年2着レイパパレと存在感を示す。なお、「父ディープインパクト×母の父Deputy Minister系」の組み合わせには、前述のステファノスレイパパレほか、22年1着ポタジェも挙げられるため、注目必至の血統構成といえるだろう。

ソールオリエンスは、父キタサンブラック×母スキア(母の父Motivator)。父は大阪杯がG1昇格した2017年の勝ち馬で、その父にあたるブラックタイドは好相性を示すディープインパクトの全兄でもある。半兄ヴァンドギャルドは4歳時に躍進を遂げた遅咲きだったが、「Motivator×Quest for Fame」という母の血統構成からも成長力はじゅうぶん。右回りの芝2000mは、京成杯皐月賞を勝ち、2戦2勝と底を見せていない点でも魅力的だ。

ハーパーは、父ハーツクライ×母セレスタ(母の父Jump Start)。同産駒で母の父にSeattle Slew系種牡馬を配された馬は、ドウデュースなど多くの重賞好走馬が挙げられる。また、母系にSeattle Slewの血を引く観点では、18年スワーヴリチャード、19年アルアイン、20年ラッキーライラックなどの大阪杯勝ち馬も引き合いに出しやすく、とくにスワーヴリチャードハーツクライやSummertime Promiseの血脈が共通することでも意識しやすい。


【血統予想からの注目馬】
プラダリア ⑩ソールオリエンス ⑦ハーパー

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【大阪杯2024】U指数的分析の結論! 好走条件に合致する昨年のクラシックホース2頭で手堅く勝負! 2024年3月30日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!大阪杯・U指数予想をお届けします!

U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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高いU指数を持っていないと勝つことはできない。それがハッキリと結果に表れているレースである。直近5年の結果を見ていくと、1着馬はすべてU指数4位以内となっている。2~3着に二桁順位の馬が絡むケースもあるが、2023年2着のスターズオンアース(13位、1番人気)のように、たいていは上位人気。2019年1着のアルアイン(3位、9番人気)や2022年1着のポタジェ(3位、8番人気)のような妙味のある馬を探しつつ、指数上位馬を中心に馬券を組み立てるのが最善策になることは論をまたない。

直近5年で二桁人気の馬券絡みが1頭しかおらず、基本的に堅い傾向にあるということも念頭に置く必要があるだろう。生粋の穴党の方は、馬券購入を控えたほうがいいかもしれない一戦だ。

そのようなレース傾向を鑑みると、昨年の3歳クラシック春二冠を分け合った皐月賞馬の2位⑩ソールオリエンス(99.7)と、日本ダービー馬の3位③タスティエーラ(99.3)は、必ず押さえておくべきと判断できる。初海外となった前走の香港C8着を度外視すれば、近走内容から充実ぶりがうかがえる4位②ローシャムパーク(99.2)も警戒しなければならないだろう。

そして最後に、人気はまったくないがU指数トップの底力に期待して④ハヤヤッコ(99.8)の名前を挙げておきたい。


【U指数予想からの注目馬】
ソールオリエンス ③タスティエーラ ②ローシャムパーク ④ハヤヤッコ

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【大阪杯2024】豚ミンCの爆穴はコレ! 人気馬と能力に大差なし!? 枠順次第で期待できる2頭を発表 2024年3月27日(水) 17:00


競馬予想SNSウマニティが誇る『プロ予想MAX』でトップに君臨する豚ミンCプロが週末重賞の爆穴候補を推奨します! 今週の大阪杯にもぜひご注目ください。それでは早速、豚ミンCプロから届いた先週の振り返りと今週の見解を確認しましょう。


毎日杯の振り返り + 高松宮記念を少々】
新馬、シンザン記念を連勝したノーブルロジャーと、新馬を楽に勝ったニュージーズの2頭に人気が集まりましたが、勝ったのは同じく連勝中の5番人気メイショウタバルでした。私は新馬の内容から距離短縮、もしくは母系からダートで待っていた馬で、2戦目は距離短縮の1800mなので注目していました。ただ、角田大Jがちょっと足を引っ張ってしまいましてね……。例のスマホ事件で、「馬の質が下がったから女性騎手たちの成績も下がってきた(特に今村Jなど)」と書かれているのを見ましたが、何度も触れてきているように女性騎手たちの成績に関してその事件はまったく関係ありません。しかし、この角田大Jに関しては何かそれ以降いまいちになってしまって……。で、メイショウタバルは3戦目に浜中Jへ替わり2000mでも勝ったものの、やはり折り合いには苦労していたので、本質は1800m以下かなという思いでいました。そんな中、1800mのつばき賞をしっかり勝ち、スプリングSを回避し毎日杯に出ることになりましたが、前回のコラムで書いた「逃げる馬は買い目に入れておきたい」にピッタリ合う馬でした(つばき賞で逃げていければたぶん無印でした)。今回乗り替わった坂井Jは、行ける馬であれば積極的に行ってくれる騎手でもあるため、陣営の采配は完全にプラスで、思惑通りの逃げ切りとなりました。結果を見れば6馬身差の圧勝でしたが、正直馬場の恩恵は少なからずあったはずです。そのことを頭に入れて、おそらく出てくるであろう本番の皐月賞を考えなければいけません。ただ、最近は皐月賞も馬場が悪化しますからね。もしかしたらまた頑張ってくれるかもしれないので、ちょっと楽しみではあります。自分の形であれば2000mも大丈夫そうですし。

1番人気で2着だったノーブルロジャーは、前走のシンザン記念とは違ったレースっぷり。今回は前半折り合いがギリギリだったので、距離もなんとか大丈夫かな? というこの馬にとって、ちょっと厳しくなってしまったかなという感じです。それでも崩れず2着を確保したわけですから、馬場も向かなかったとすればそこまで評価を下げることはないと思います。2番人気のニュージーズは結果だけ見ればまったく走らずの8着。ただ、直線では一瞬脚を使いそうなところで接触してしまいました。その後鞍上も無理をせず、ニュージーズノーブルロジャー同様馬場が響いた可能性はあるので、私の中ではそこまで評価は下がらないとの感触です。

注目馬に挙げた2頭、まずルシフェルは少し出遅れたものの、そのあとのリカバリーはさすがだったので、あの立ち回りならもう少し頑張ってほしかったというところ。良馬場とさらなる距離延長でまた注目したいですね。スマートワイスは終始中途半端な競馬になってしまいました。これなら後ろで静かに負けると思っていたのですが、地味にずっと顔を出しているんですよね。結果なんだかんだで4着争いにいたので、これなら次走はまた重賞でもメリハリあるレースができれば面白いかもしれませんね。人気がなければ楽しみです。

これでひとまず皐月賞の前哨戦は終わり。今のところ出走予定のメンバーを見ても人気は割れそうですね……。まぁ私は元々G1だからと言って力を入れて予想するわけではないですが、今のところいつもどおり当たる気はしていませんね(笑)。最終的な予想は好みの問題となりそうです。


続いて高松宮記念の振り返りを少々。当日の馬場は圧倒的に内をロスなく乗った馬が有利になってしまいました。勝ち馬マッドクールはそれをもろに活かした競馬。この日で考えられる1番の騎乗だったので、体調がよほど悪くない限りは、「まぁ勝ちますよね」というところでした。私は元々マッドクールは無印でまったく買う予定がなかったのですが、急遽本命に切り替えました(^_^;)。2着のナムラクレアも内をうまく乗っての好走で馬場を味方にできました。3着のビクターザウィナーも同じで、直線外に出さないほうがよかったと思う人もいそうですが、今回はいかに道中内をロスなく乗るかが重要だったので、直線はどこを通っても大差はなかったんですよね。勝ち馬の進路を開けてしまったことに関して失敗だったと思いますが。実際5着だったロータスランドも道中ロスなく乗り、直線では1番馬場の悪そうなところを走りながら、伸びてきましたしね。というように、直線内を突くことではなく、道中内をロスなく運べるかが結果を左右しました。そこまで気付けなかった方は、もう少し勉強が必要かもしれませんね。そして惜しかったのが、注目していたウインカーネリアン。三浦Jの気持ちに応えて頑張ってくれましたね。あの内容だったら、内枠なら馬券になっていてもおかしくありませんでした。運がなかったとしか言えません。

1番人気で10着だったルガルは、前走のシルクロードSの時に書きましたが、あまり強いとは思えない馬。今回は道悪適性と枠と鞍上で上位もありそうと思ったので、こちらも急遽印上位に上げたのですが、1頭分外を回ることになったのも響いてしまいましたかね。それでも負けすぎなので、上記「あまり強いと思えない馬」というのは合っているか? ……なかなか判断が難しくなってしまいました。そのほか多くの馬は今回の超特殊な馬場では参考外と言っていいはず。秋のスプリンターズSはまた難しいことになりそうですね。


大阪杯の見解】
過去のレースを振り返ると、基本的には距離ロスなく乗ってくる馬が有利な傾向にありますよね。ここ5年の勝ち馬を挙げてみても、去年のジャックドールは逃げ切り、一昨年のポタジェも比較的ロスがなく、2021年レイパパレは逃げ切り、2020年ラッキーライラックは内をロスなく、2019年アルアインも内をロスなくと、傾向が顕著に出ています。さらに今週からBコースへ替わるため、今年は特にその傾向が強まるかもしれません。となると、枠順はかなり重要になりそうで、外枠に入ったとしても、「ロスなく」を意識してくれる騎手には注目したいですね。

ではさっそく上位人気になるであろう馬から、少し見ていきたいと思います。まずは去年のダービー馬タスティエーラ。とにかく堅実な馬ですよね。前走の有馬記念では初めて掲示板を外しましたが、あれは直線で狭くなってしまったのがすべて。その後盛り返して伸びてきたのを見ても、あそこがスムーズなら馬券圏内でもおかしくない内容だったので、メンバーレベルが落ちる今回はスムーズな競馬なら勝ち負けしてもいい馬のはずです。世間では4歳世代のレベルが疑われていますが、有馬記念の内容からこの馬に関してはレベルが低いとは言えないので、見返してほしいですね。

2頭目はローシャムパーク。前走の香港Cは少々出遅れ、3角からも外々を回る形になり、かなり厳しくなってしまいました。それでも最後まで頑張っていて大きくは負けていないので、個人的には力があるところは見せてくれたと思っています。今回の阪神2000mという舞台は、合うイメージしかないので好走を期待していますが、G1で外々を回って勝てるかというとちょっと疑問が付く馬。内枠なら買い目には入れたいですが、外枠に入った時はちょっと考えたいと思います。3頭目はベラジオオペラ京都記念の振り返りの時にも記したと記憶していますが、前走の距離ではちょっと長いかなという印象でした。ダービーでの4着は内枠をフルに活かした立ち回りと、今の時代あの時期は距離適性がなんとかなる(おそらく高速馬場の影響もあって)のが影響しての好走なので、距離は大丈夫と判断できないレース。前走を見ても、ちょっと前半ハミを噛むところもありますし、これまでのレースを見ても2000m以下のほうがいいようなレースぶりなので、今回の2000mへの短縮は確実にプラスになるはずです。G1でどこまで出来るか注目ですね。最後にソールオリエンス。前走の中山記念は、前に行ってロスなく乗った馬が圧倒的に有利な馬場になってしまいましたからね。そんな中この馬は3角から外を回っての4着。力があるところは見せてくれました。差し脚が上位なのは間違いないので、あとはこの馬は前走みたいなことにならなければ、でしょうか。

まぁ上位人気はこんな感じでしょうが、ほかのメンバーを見ても馬券になってもおかしくない馬は多数いるメンバー構成。上位人気の馬たちも力が抜けているわけではないので、多少荒れるのも期待したいレースですね。


以上、先週の振り返りとレース見解でした。ルシフェルスマートワイスともに今後適鞍への出走を待ちたいですね。さて、大阪杯も難しい。どうも今年は難しい重賞が多いような。爆穴馬に指名されるのはどの馬でしょう。


※以下、注目馬は出走確定前に選定している為、当日上位人気になる可能性、出走取り消しの可能性がございます。又、枠が確定してから見直す場合もある為、注目馬に挙げていない人気薄をプロ予想MAXで本命にする可能性もございます。


■注目馬①エピファニー
前走の小倉記念では初騎乗の杉原Jがしっかり折り合いをつけ、うまく勝利に導いてくれました。2走前の中山金杯は鞍上がうまく乗れず、3走前のチャレンジCは終始外々を回りながら、今回多少人気するであろうベラジオオペラとは0.2秒差。それらからも、そこまで力差があるとは思えない一頭。元々ポテンシャルが高い馬ですし、内枠に入ってうまく立ち回ってくれば決して通用しない馬ではないはずです。

■注目馬②プラダリア
まず初めに、多少人気になるとは思いますのですみません。この馬は「直線の短いコースが合うのでは」とさんざん書いてきましたが、あまりそういう条件を使っていないんですよね。力がないわけではないので、前走みたいに鞍上がうまく立ち回ってくれれば勝つことも出来るわけですが、本来の力をフルに発揮するには今回の舞台はいいと思っていました。ただ、この馬も外々を回って勝てるとは思えないので、内枠必須かなと思います。池添Jもこの馬で内枠に入った時はかなりうまく乗ってくれますしね!


以上、豚ミンCプロの注目馬とコメントをお届けしました。今週はエピファニープラダリア2頭の推奨でした。両馬とも枠運に恵まれてほしいものです。それでは、また来週お会いしましょう。

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【大阪杯2024】のら~り勝ち馬予想の金言録「大阪杯は以降名を馳せる馬を狙え」 2024年3月26日(火) 15:00


卵が先か鶏が先か? という話があるが、それと良く似た話で「呼吸」は“吸う”のと“吐く”のとどちらが先か……という話。ついでに言うと人が死ぬ時、呼吸はどっちで終わるか? という話。ぶっちゃけ、どっちでも良いのだが何とはなしに気になる(笑)。

「呼吸」という単語を漢字にわけると「呼」と「吸」に分かれる。そして「吸」は「吸う」ので、「呼」は吐くほうで、呼吸とは「吐いてから吸うもの」と考えることもできるが、ならばラジオ体操の「深呼吸」はなぜ4拍“吸った”後4拍“吐く”のだろう。考えると訳がわからなくなる(笑)。

ヒトが生まれる時、どのようなメカニズムで呼吸が始まるのか調べたところ、ヒトの胎児の肺はそもそも“肺水”で満たされており、28週目くらいからこの肺水を出し入れして呼吸の練習が始まるのだそうだ。そして、生まれてくる時に産道通過後、胸郭の圧迫がなくなることや、寒冷刺激で呼吸中枢が刺激され、肺に空気が流入し、以降呼吸が始まる。つまり肺に空気が入ってくるのが最初で、生物学的に呼吸は「吸う」のが最初ということになる。ならば何故、呼吸は「吸呼」でなく「呼吸」というのだろう……(笑)。残念ながらそれについて述べた論文も独り言も見当たらなかったが、深呼吸に慣れ親しんだ私としてはやはり呼吸は「吸う」のが先で「吐く」のが後派だ。さらに呼吸が「吸って」「吐いて」のセットなら、人生最後に吸って終わるのは中途半端なので“吐いて”旅立とうと思う(笑)。

さて、後先談義のネタとなったのは呼吸だが、後先が気になると言えば競馬だ。特に今週日曜の阪神競馬場メイン競走、大阪杯は“後か先か”が気になるG1レースで、コレに答えを与えることで勝馬予想のヒントになるとあれば、もうその金言を言うしかあるまい。紹介しよう。

曰く「大阪杯は以降名を馳せる馬を狙え」。

中央競馬のG1には2種類あり、「強い馬が強い勝ち方をする」G1と「発展途上の馬が以降君臨するきっかけとなる」G1が存在する。大阪杯はどちらかというと後者の色が濃く、たとえば2018年優勝のスワーヴリチャードや2022年のポタジェ、昨年のジャックドールもここがG1初制覇。ポタジェはその後君臨はしていないが(笑)、いずれにしてもここで漸くG1馬の仲間入りを果たす馬は多く、今回もそんな結果になるのではないかと私は見ている。

ローシャムパークは無冠だが昨秋オールカマーを勝った。破った相手はG1・3勝のタイトルホルダーでつけた着差は1馬身1/4差の完勝。いよいよ戴冠となっても何ら不思議はない。

幼い頃から忘れっぽいことで有名だった私。その私でさえ呼吸だけは忘れずにし続けているという事実に改めて感心した(笑)。人間、本当に必要なことは忘れないならば、これまで忘れて失敗したことは、もしかしたら“そもそも必要なかった”ことなのかもしれない……。などと考え、面倒なことは全部忘れてしまおうとする私がここにいる(笑)。

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【大阪杯の注目点】3年連続でGI未勝利馬が優勝! 今年の春の中距離王者決定戦を制すのは? 2024年3月26日(火) 12:01

★目下3年連続でGI未勝利馬が優勝 今年はGI馬5頭を含む20頭が登録

今年の大阪杯には、キラーアビリティ(牡5歳、栗東・斉藤崇史厩舎)、ジオグリフ(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎)、スタニングローズ(牝5歳、栗東・高野友和厩舎)、ソールオリエンス(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎)、タスティエーラ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)のGI馬5頭を含む20頭が登録している。2017年のGI昇格以降、大阪杯でのGI馬の優勝は17年キタサンブラック、19年アルアイン、20年ラッキーライラックの3回で、18年スワーヴリチャード、21年レイパパレ、22年ポタジェ、23年ジャックドールはこのレースでGI初勝利を挙げているが、今年はどのような結果となるだろうか。なお、GI昇格以降の大阪杯勝ち馬7頭の年齢を見ると、5歳馬が5勝、4歳馬が2勝を挙げている。

★GI昇格以降初の制覇なるか 関東馬はクラシック勝ち馬3頭を含む9頭が登録

GIに昇格した2017年以降の大阪杯では、関西馬が7年連続で勝利を挙げており、関東馬の最高成績は昨年のスターズオンアースの2着となっている。今年の大阪杯には関東馬9頭、関西馬11頭の計20頭が登録しており、関東馬はジオグリフ(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎)、ソールオリエンス(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎)、タスティエーラ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)のクラシック競走勝ち馬3頭を筆頭に、重賞2勝を挙げているハヤヤッコ(牡8歳、美浦・国枝栄厩舎)、ローシャムパーク(牡5歳、美浦・田中博康厩舎)などが出走する予定だが、GI昇格後初勝利を挙げることができるだろうか。

ローシャムパークは通算11戦6勝という成績だが、国内で出走した競馬場は東京、中山、新潟、函館の4場で、今回は12戦目にして初めて西日本の競馬場への出走となる。同馬は昨年の香港C(香港)8着以来の出走となるが、初の阪神でどのような走りを見せるだろうか。なお、ローシャムパークには戸崎圭太騎手が騎乗する予定となっている。

★歴代単独トップのJRA・GI72勝目なるか ディープインパクト産駒は2頭が登録

グレード制が導入された1984年以降、種牡馬のJRA・GI最多勝記録は、サンデーサイレンスとディープインパクトの71勝である。ディープインパクト産駒は昨年、サンデーサイレンスが持っていた種牡馬のJRA競走最多勝記録(2749勝)を更新したが、JRA・GI勝利数でも単独トップに立つことができるだろうか。なお、ディープインパクト産駒は今年の大阪杯に2頭が登録しており、2021年ホープフルS以来のGI制覇を目指すキラーアビリティ(牡5歳、栗東・斉藤崇史厩舎)は北村友一騎手、前走の京都記念で重賞3勝目を挙げたプラダリア(牡5歳、栗東・池添学厩舎)は池添謙一騎手とのコンビで出走予定となっている。

★GI昇格以降毎年参戦の友道康夫調教師 今年は4歳牝馬のハーパー

3月25日現在、JRA調教師リーディングのトップタイなのは友道康夫調教師(栗東)だ。友道師は、大阪杯がGIに昇格した2017年以降、毎年管理馬を出走させており、22年にはポタジェが勝利を挙げている。友道師は、今年の大阪杯にはハーパー(牝4歳)を出走させる予定だが、2年ぶりの大阪杯制覇を遂げることができるだろうか。同馬にはJRA・GI初制覇がかかる岩田望来騎手が騎乗する予定となっている。なお、GI昇格以降の大阪杯での牝馬の成績は2勝、2着3回となっており、中でも4歳牝馬は4頭が出走して1勝、2着2回(勝率.250、連対率.750)という成績を挙げている(※4歳牝馬はミッキーゴージャス(栗東・安田翔伍厩舎)、モリアーナ(美浦・武藤善則厩舎)も登録)。

★古豪2頭が2022年以来のGI挑戦 8歳馬のカテドラル&ハヤヤッコ

今年の大阪杯にはカテドラル(牡、栗東・池添学厩舎)、ハヤヤッコ(牡、美浦・国枝栄厩舎)と2頭の8歳馬が登録している。カテドラルは2022年安田記念(18着)以来、ハヤヤッコは22年天皇賞・春(15着)以来のGI挑戦となるが、久々の大舞台でどのような走りを見せるだろうか。カテドラルには藤岡康太騎手、ハヤヤッコには幸英明騎手が騎乗する予定となっている。なお、ハヤヤッコは父キングカメハメハ、母マシュマロという血統の白毛馬で、GI3勝を挙げたソダシ以来2頭目の白毛馬によるJRA・GI制覇がかかる。

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



4月2日(日) 阪神11R 第67回大阪杯(4歳以上G1・芝2000m)



【登録頭数:18頭】(フルゲート:16頭)


<前走:中山記念出走馬>(中4週)

ヒシイグアス(1着、504kg(+14kg))<B><優先出走馬>
休み明けの前走時は+14キロもキビキビした動きで出来は良かった。叩き2戦目のこの中間も追い切りの時計は良い。ただ、併せ馬での遅れがありスッキリしない面もあり。

ラーグルフ(2着、504kg(+4kg))<A>
この中間、1週前追い切りでは前走時の最終追い切りと同様に助手が鐙を長くして騎乗。走りすぎて爪に負担がかからないようにしているのかもしれないが、手応えは内のナランフレグよりも良く前走の好状態と気合乗りを維持できている感あり。

モズベッロ(10着、488kg(±0kg))<E>
長期休養明けを一度使われての叩き2戦目となるが、この中間、坂路での時計は大きく変わらず。走りを見てもフォームのバランスが悪く、良い時の状態にはまだまだ遠い。

ダノンザキッド(11着、524kg(+3kg))<A>
前走時の追い切りでは、速い時計こそ出ていたものの馬体が伸びきった走りで力強さがなかった。この中間、1週前追い切りではしっかりと収縮ができていて、追い出されてからの爆発力があり、走りにも力強さがでて前走時からの変わり身がありそう。




<前走:金鯱賞出走馬>(中2週)

プログノーシス(1着、474kg(-4kg))<-><優先出走馬> ※出走回避

アラタ(3着、464kg(-20kg))<D><除外対象馬>
近走重賞で差のない競馬が続いているが、この中間は中2週での出走となり近走のように1週前に強めに追うことができていない。状態回復を優先といったところか。

ポタジェ(6着、478kg(+6kg))<C>
昨年の勝ち馬で、今年は休み明けの前走を使われての叩き2戦目。この中間は、プールを併用して1週前には長めから強めに追われている。叩き2戦目での上積みは期待できそう。

マリアエレーナ(8着、424kg(±0kg))<A>
前走のパドックではテンションが高く、レースでも馬群に包まれて直線も進路を探している間にゴール板を迎える形。何もできないままで終わってしまった。中2週で使ってくる小柄な牝馬が、1週前の土曜日に坂路で終い強めに追われていることからも、前走での疲労がほとんどなかったと考えて良さそう。逆に言えば、今回万全の状態でレースに臨むことができるとの期待感あり。

ワンダフルタウン(10着、474kg(-8kg))<C>
使われつつ状態は良くなっている印象。前走時のパドックでもスッキリ見せていたが、レースは直線でブレーキをかける場面もあって結果がついてきていない。この中間も、1週前追い切りでは先行して先着と状態は良さそう。スッと反応できない馬なので、スムーズにレースの流れに乗れることが第一条件となる。




<前走:その他のレース出走馬>

スターズオンアース秋華賞:3着、472kg(+8kg) 5ヶ月半)<B>
前に行けない馬で、直線の短い内回りだと一瞬の切れる脚しか使えず、外は回せないので騎乗予定のルメール騎手でもなかなか乗り難しい印象はぬぐえず。秋華賞からの休み明けで迎える今回、坂路、南Wで好時計が出ており、動きも迫力満点。状態面での不安は感じられないが。

ジェラルディーナ有馬記念:3着、470kg(±0kg) 3ヶ月半)<B>
休み明けでこの中間は3週連続CWで好時計。エリザベス女王杯時のような抜群の動きではないが、仕上がりは悪くなさそう。

ヴェルトライゼンデ日経新春杯:1着、500kg(+6kg) 中10週)<B>
この中間も坂路で乗り込まれ、追われるごと時計を詰めていて状態は良さそう。1週前追い切りでは、併走遅れも併走相手が走りすぎた感じで、この馬自身も重心の低い走りを披露し好仕上りに見せていた。

ジャックドール(香港C:7着、501kg(-7kg) 3ヵ月半)<B>
昨年は使い詰めで疲れがあった感じだったが、今年は休み明けでこの中間ビシビシと追われ、きれいな走りではないものの坂路、CWで好時計をマーク。休み明け3戦3勝の実績もあり、今年は状態良く臨める見通し。

ノースブリッジ(AJCC:1着、496kg(+4kg) 中9週)<A>
前走から間隔が空いているが、乗り込み豊富。水、日と速い時計を出していて、1週前を見ても一杯に追われて力強い動きと出来良好。

ヒンドゥタイムズ小倉大賞典:1着、468kg(-4kg) 中5週)<B>
休み明け2戦目。1週前追い切りでは3頭併せで先着。時計も優秀で前走以上の出来。

マテンロウレオ京都記念:2着、476kg(-2kg) 中6週)<D>
これまで1週前の日曜に坂路で速い時計が出ていたが、この中間は時計平凡。1週前の動きも内にササり気味で動きも物足りない。

キラーアビリティ京都記念:5着、474kg(+4kg) 中6週)<C>
乗り込み豊富も、1週前追い切りでは勢いよく直線に向いた後、脚が上がり終い甘くなってしまった。

ノースザワールド(スピカ賞:1着、478kg(-4kg) 中1週)<B>
連闘後の中1週での出走で軽めの調整。どこまで回復しているかになるが、速い時計の出る馬なので最終追い切りの内容注意。




                                                                                                                             
※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、マリアエレーナラーグルフダノンザキッドノースブリッジの4頭をあげておきます。



◇今回は、大阪杯編でした。
6年前にG1レースに昇格した大阪杯。ステップレースとして使ってくる馬の連対が多かったG2時代とは違って、G1昇格後の連対馬12頭の内9頭が前哨戦を使われてきていて、ここを目標に使われてくる馬が多くなったことは明らか。さらに近6年の勝ち馬を調教内容から掘り下げてみると、休み明けで勝利したキタサンブラックレイパパレは1週前、最終追い切りと強めに追われていたのに対し、前哨戦を使われて勝利した4頭の内3頭は1週前、最終追い切りと2週連続で馬なりでの調整、といった違いが見受けられます。これらを参考に、前哨戦を使われてきた馬に関しては前走後馬なりで調整されている馬、休み明けで使ってくる馬に関しては休養明けでの実績+追い切りで強めに追われている馬、を狙ってみることをおススメします。

大阪杯出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。




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2023年3月26日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年03月26日号】特選重賞データ分析編(351)~2023年大阪杯
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 大阪杯 2023年04月02日(日) 阪神芝2000m内


<ピックアップデータ>

【馬齢別成績(2017年以降)】
○5歳以下 [6-5-6-42](3着内率28.8%)
×6歳以上 [0-1-0-25](3着内率3.8%)

 馬齢に注目したい一戦。G1として施行されるようになった2017年以降の3着以内馬18頭中17頭は、馬齢が5歳以下でした。6歳以上の高齢馬は強調できません。

主な「○」該当馬→ジェラルディーナダノンザキッドノースブリッジ
主な「×」該当馬→ヒシイグアスヒンドゥタイムズポタジェ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走の着順が2着以内」だった馬は2017年以降[4-2-6-23](3着内率34.3%)
主な該当馬→ノースブリッジヒシイグアスヒンドゥタイムズ

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2022年12月21日(水) 16:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック有馬記念2022+17名のプロ予想家の有馬記念見解
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月25日(日) 中山11R 第67回有馬記念(3歳以上G1・芝2500m)

【登録頭数:16頭】(フルゲート:16頭)


<前走:凱旋門賞出走馬>(3ヶ月)

タイトルホルダー(11着、※宝塚記念出走時476kg)<B>
乗り込み量は豊富で、南Wを長めから好時計もマークしてきているこの中間だが、もともと速い時計が出る馬でいつも通り。とはいえ、1週前までに強めにビシッと追われていない点は気になる。

ディープボンド(18着、※宝塚記念出走時502kg)<B>
今年も昨年同様、凱旋門賞からの出走となるが、3週連続強めに追われ時計も優秀。ただ1週前追い切り映像を見ると、昨年のほうが気合い乗りが良かった。当時と比べると、今年は動きに重さがある。




<前走:菊花賞出走馬>(中8週)

ボルドグフーシュ(2着、496kg(±0kg))<A>
菊花賞から中8週でこの中間も乗り込み豊富。頭が高い走りで、見た目にはズブそうな走りに見せるがエンジンがかかると力強いこの馬。この中間、1週前追い切りではここ2戦同様にCWでの併せ馬を敢行してきている。ただ今回は伸び脚が柔らかく首が前に出る感じの走りに変わっており、前2走よりも断然良い。

ジャスティンパレス(3着、452kg(±0kg))<B>
菊花賞から中8週で余裕のあるローテーションも、乗り込み本数は少なめ。それでも1週前追い切りでは長く良い脚を使って上々の伸びを披露している。




<前走:天皇賞(秋)出走馬>(中7週)

イクイノックス(1着、488kg(+4kg))<A>
この中間も坂路・南Wで乗り込まれ、1週前はルメール騎手が騎乗して併せ馬を行った。やや重さの残る動きだったが、その辺りは日曜日に坂路で一杯に追われているのでカバーできているハズ。

ポタジェ(13着、468kg(+2kg))<C>
前走から間隔も空いて乗り込み量も豊富。1週前追い切りでは仕掛けられてからの反応が良かったが、併走した格下馬に差し返されてしまった。良化してきているものの、まだまだ戻り切れていない感じ。




<前走:エリザベス女王杯出走馬>(中5週)

ジェラルディーナ(1着、470kg(+6kg))<B>
4戦連続馬体重が増えていて、走りに力強さが感じられるようになっている。1週前追い切りでは終い前に首が伸び、好状態キープを伝える内容だった。

アカイイト(4着、524kg(-4kg))<B>
この中間は、2週前、1週前と強めに追われており、状態が良い証拠だろう。ただ、1週前追い切りでは終い甘くなるところがあり、最終追い切りでどこまで変われるか。

イズジョーノキセキ(10着、470kg(+4kg))<B>
前走時も追い切りの動きは良かったが、この中間も2週前の坂路、1週前のCWと時計優秀。

ウインマイティー(16着、494kg(+8kg))<C>
この中間もDPコースで乗り込まれ時計は優秀だったが、このくらいの時計は前走時も出ていた。




<前走:ジャパンカップ出走馬>(中3週)

ヴェラアズール(1着、518kg(±0kg))<B>
1週前追い切りでは引き続き好時計をアピールしてきたが、前走時に見せた押さえきれないといった感じの手応えまではない。

ボッケリーニ(17着、458kg(-14kg))<B>
ここ2戦は1週前追い切りで遅れていたが、今回は一杯に追われて先着。1週間内容の良化は感じ取れたので、あとは前走大幅減の馬体がこれ以上減らなければ。




<前走:その他のレース出走馬>

ブレークアップアルゼンチン共和国杯:1着、500kg(+2kg)中6週)<B>
前走時は坂路での調整に変えていたが、この中間は本来の南Wでの調教に戻してきた。1週前追い切りでは、重心の低い走りを披露していて状態は良好に映る。

ラストドラフトアルゼンチン共和国杯:5着、468kg(±0kg)中6週)<A>
前走時も追い切りの動きがかなり良かったが、この中間も1週前追い切りで手応え良く大外を回って好時計をマークしてきた。上積みが期待出来そう。

エフフォーリア宝塚記念:6着、520kg(-2kg)6ヵ月)<C>
大きな馬の休み明けで、この中間は水、日以外も時計を出してきていることからも、まだ絞り切れていないところがあるのだろう。1週前追い切りは、終い先着も終始手応えに余裕がなく、残りの時間でどこまで変われるかとの印象はぬぐえず。

アリストテレス京都大賞典:11着、478kg(-10kg)中10週)<E>
京都大賞典から中10週あるが乗り込み量は多くない。2週前、1週前と終いの時計が甘く、変わり身は感じられず。




※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ボルドグフーシュイクイノックスラストドラフトの3頭をあげておきます。


◇今回は、有馬記念編でした。
有馬記念過去10年における、連対馬の調教内容について調べてみると、最終追い切りを強め、一杯で追われていた馬は15頭、馬なりでの調整だった馬が5頭。1週前追い切りでは、強め、一杯が10頭、馬なりでの調整は10頭という結果となっており、これまでこのコラムで紹介してきた他のレースと比べると明らか傾向が違うことが分かります。
特に勝ち馬の最終追い切りに関しては、強めに追ってきている馬が過去10年で8勝しているという状況で、これまで紹介してきたレースとは真逆の結果となっている点には驚きです。
有馬記念は寒い時期に行われるレースなので、馬体を絞り難いということがありそうですし、前走が秋の第一目標で、そこからもう1度仕上げ直しての有馬記念という馬が多いこともあると思います。メンバーも強くなり中途半端な仕上げでは勝ち負けできないため、勝負仕上げで臨んでくる陣営が多く、それらが実際に好走しているのではないでしょうか。
ちなみに、過去10年で前走海外レース出走から臨み有馬記念で連対した馬は、2013年1着のオルフェーヴル凱旋門賞)、2019年1着のリスグラシューコックスプレート)、昨年2着のディープボンド凱旋門賞)の3頭ですが、いずれも1週前、最終追い切りと強めに追われていました。

有馬記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


そして、今回のコラムでは『有馬記念特別編』として、中央、地方、香港競馬などで活躍されているプロ予想家17名の方々に、1週前段階での注目馬の見解について伺っていますのでぜひ参考にしてみて下さい。
※あくまでも1週前時点での注目馬ですので変更の可能性があります。最終結論は、レース当日の各予想家のページで確認して下さい。


~~~~~【豚ミンCプロ】~~~~~

ジェラルディーナ
エリザベス女王杯は、外枠有利な日になり外枠に入ってその恩恵を受けて勝っただけだと思っていた。ところが2着だったウインマリリンが香港で勝ったことにより、どう評価していいかわからなくなってしまった。
そう言った意味でどこまでやれるか、注目している馬です。(◎は全く別の馬に打つ予定)

~~~~~【イレコンデルパサープロ】~~~~~

イクイノックス
天皇賞は難しい競馬になったが、勝ち切ったところに成長がうかがえた。消耗度と順調度など加味しても、今回は中心視。


~~~~~【Umavishプロ(地方競馬プロ)】~~~~~

馬券圏内に飛び込んでくれる穴馬を探すコンセプトで……。
近年の混合レースは斤量有利な牝馬、今年は特に好調な3歳世代に注目です。
3歳馬からジャスティンパレス。春のクラシックは輸送続きで馬体維持に苦労していた印象ですが、夏を越して精神面で成長してきたようで、秋2戦は好内容の走り。非根幹距離の重賞勝ちもあり、有馬記念ディープインパクト産駒は母系ノーザンダンサー系が大方を占めており、期待しています。

もう一頭、3歳馬からボルドグフーシュ菊花賞は、もう一完歩で勝利かという内容。比較的相性が良いロベルト系。追い込み脚質はどうかですが、そこはラスト有馬の福永騎手がエスコートしてくれるかと。

牝馬では人気を落としているアカイイトを。昨年は勝ったエリ女がピークのようでしたが、今年は前走から調子が上って来ているとの陣営コメント。こちらも非根幹距離は走るキズナ産駒でロベルト持ち。捲る競馬を期待してます。

有馬記念はリピーターレースでもあるので、ディープボンドも気になります。


~~~~~【にしのけいごプロ】~~~~~

ジャスティンパレス
菊花賞は勝負どころで詰まってブレーキの不利が痛かった。神戸新聞杯以降の内容が良く、マーカンド騎手への乗り替わりも魅力的。

ポタジェ
上がりかかったほうがよさそうで、天皇賞(秋)は適性外か? 人気がないのであれば抑えておきたい。

ディープボンド
去年の2着馬。渋い脚を使うので川田騎手は相当合いそう。宝塚記念は高速馬場で合わなかったが、大崩れしなかった。


~~~~~【回収率予報官プロ】~~~~~

有馬記念の注目馬>
タイトルホルダーディープボンド

現時点で評価可能なファクターで回収率を予測すると、タイトルホルダーエフフォーリアディープボンドが高評価となった。中でもディープボンドは、天皇賞、宝塚記念タイトルホルダーに敗れていることから、過小評価になりやすいと想定される。
1番人気になると目されるイクイノックスは、回収率の予測では低評価。馬の能力で言えばトップかもしれないが、過剰評価になると予測する。
以上から、確実性ならタイトルホルダー、回収率がもっとも期待できるのはディープボンドとなった。(最終的な回収率予測は、ファクターが出揃うレース前日深夜となります。)


~~~~~【覆面ドクター・英プロ(地方競馬、香港競馬プロ)】~~~~~

注目馬は、イクイノックスです(人気になるでしょうが)。
秋の天皇賞で本命を打って(ダービーも◎打って惜敗)勝ってくれましたが、正直、菊花賞を使って欲しかったなあと思ってしまうこの馬(←古い感覚なのかもしれませんが(笑))。 天皇賞(秋)は来年以降に何度でもチャンスありそうなのに比べて菊花賞は一回限りなので……。
キタサンブラック産駒だけに、ブラックタイド×サクラバクシンオーというのが距離の面で気にされやすいのかもしれませんが、キタサンブラック自身も問題なかったように忙しい距離のほうがむしろ良くないのではないのではないでしょうか。
母父キングヘイローというのも(現役時代は、福永騎手が若い頃御せなくてずいぶん叩かれたりもありましたね(引退は寂しいですが、いい調教師になると思います))、世界的名血だけあり母父でいい成績を残しています。能力を伝え、母母父トニービンでこの距離でも十分やれそう。後方になりやすい馬ではあるものの、4角まくり先頭くらいの競馬ができれば今年の相手なら勝てるのでは。


~~~~~【山口吉野プロ】~~~~~

<山口吉野式スピード指数(近5走)>
101 タイトルホルダー(芝22)
97 エフフォーリア(芝25)
96 イクイノックス(芝20)
95 ヴェラアズール(芝24)、ディープボンド(芝22・芝25)
94 ジャスティンパレス(芝30)
93 ポタジェ(芝20)
92 ジェラルディーナ(芝22)、ボッケリーニ(芝24)
91 ボルドグフーシュ(芝30)
90 ラストドラフト(芝25)
89 アリストテレス(芝24)、ウインマイティー(芝20)
88 アカイイト(芝16・芝20)、イズジョーノキセキ(芝18)
85 ブレークアップ(芝25)

<前走回顧コメント>
アカイイト エリザベス女王杯 4着
1馬身出遅れ。殿から外に出してそれなりに伸びた。距離延長が良かったし、不器用なので内荒れ馬場の外枠という状況もマッチした。距離短縮ローテで時計や上がりが速い状況になるとマイナス。

アリストテレス 京都大賞典 11着
押してやや掛かって好位。4角で被されて馬群を突いて伸びず。久々で完調ではなかった。揉まれ弱く掛かりやすいので注文が多い馬。時計が速過ぎない馬場の少頭数でハイペースが理想。

イクイノックス 天皇賞(秋) 1着
スローペース後ろ寄り外から鋭く伸びた。2番手以降は緩い流れになったので距離短縮ローテの2000mにも対応できたし、馬場を考慮するとかなり遅い時計の決着になったのも良かった。大トビで広いコースが合うが、距離は2400mのほうが良さそう。

イズジョーノキセキ エリザベス女王杯 10着
スタンド前で狭くなって後退の不利。後ろ寄り馬群から伸びず。荒れた内を通る。良馬場のほうが良さそう。

ウインマイティー エリザベス女王杯 16着
ハイペース先行外で失速。荒れた内を通る。直線右にモタレ気味。距離短縮ローテで速い流れを追走する形になったのが響いた。

エフフォーリア 宝塚記念 6着
1馬身出遅れ。押して中団インから3角で馬群に入れて伸びきれず。直線右にモタレ気味。向こう正面でヒシイグアスの後ろにいたので、そのまま内を通ればもっとやれた。距離延長ローテは良かったが、もっと緩い流れやタフ馬場のほうが合う。ブリンカーの効果はあまりなさそうだし、少し衰えもありそう。

ジェラルディーナ エリザベス女王杯 1着
後ろ寄り外からよく伸びた。内荒れ馬場になったのが良かったし、大外枠でも壁を作って折り合えた。忙しい状況が合わない馬なので、距離短縮ローテや小回りの多頭数でごちゃつく形になるとマイナス。

ジャスティンパレス 菊花賞 3着
ハイペース中団馬群。4角で前が下がってきて後退の不利があったがよく伸びた。外枠でも馬群に入れて折り合えたし、スタミナ面で3000mをこなせたのは収穫。スタートや折り合いに進境を見せて安定感が増している。

タイトルホルダー 宝塚記念 1着(前々走)
押してハイペース単独2番手でロスなく運んでよく伸びた。高速馬場の2200mでやれたのは収穫。直線が長いコースで上がりが速い状況になると良くないが、自分で競馬を作れるので崩れにくい。

ディープボンド 宝塚記念 4着(前々走)
押してハイペース先行で踏ん張る。高速馬場の2200mでやれたのは収穫。スタミナ勝負や急坂が合う。もっとタフ馬場が理想。上がりが速い状況になるとマイナス。

ブレークアップ アルゼンチン共和国杯 1着
前と離れたスローペースインの3番手でロスなく運び、直線前の馬を避けるロスがあったが伸びた。不利を受けた馬が多く、展開も向いたので過信禁物。

ボッケリーニ ジャパンカップ 17着
好位4頭分外でかなりロスがあり失速。外枠が響いた。もっとタフ馬場や内枠のほうが合う。

ボルドグフーシュ 菊花賞 2着
1馬身出遅れ。ハイペース後方から馬群を徐々に進出し、4角で強引に外に出してロスがありながらもよく伸びた。出遅れやすく前に行けないので、少頭数や直線が長いコースのほうが安全だが、長距離やハイペースが良かった。距離短縮ローテで緩い流れになるとマイナス。

ポタジェ 天皇賞(秋) 13着
スローペース後ろ寄りインから馬群を突いてあまり伸びず。東京で上がりが速い状況は合わない。もっとタフ馬場で上がりが掛かる状況向き。

ラストドラフト アルゼンチン共和国杯 5着
スローペース後ろ寄りインから4角で外に出し、直線寄られる不利があったが伸びた。叩いて良化し、距離延長も良かったが展開不向き。

ヴェラアズール ジャパンカップ 1着
1馬身出遅れ。中団馬群で直線仕掛けが遅れたがよく伸びた。内枠が良かったし、壁を作って折り合えたのは収穫。スタートが課題。


~~~~~【世紀末覇者 券王プロ(地方競馬プロ)】~~~~

中山2500mで求められる適性を考えるとタイトルホルダーが一番勝利に近いように感じますが、この馬とジェラルディーナは激走の反動がどうか?
イクイノックスは外せないが脚質、人気を考えると積極的にはなれない。
注目馬はブレークアップ
人気なく妙味十分、血統面でもサンプルが少ないようだが、中山2500mは125%の圏内率のようだし、何より本格化を感じる走りを見せている。一角崩しがあっても驚けないと思われる。鞍上も戸崎騎手なら期待出来る。


~~~~~【菊池竜将プロ(地方競馬プロ)】~~~~~

ボルドグフーシュ
菊花賞で勝ち負けに持ち込めば、有馬記念で波乱を演出するのはこの馬だとの思いもあり▲単穴指定しましたが、引退を控える福永騎手への乗り替わり、勝ち負けしたことで注目度が急上昇しオッズ妙味が想定外に低くなりそう。不安要素を含めて再検討の結果、有馬記念では押さえ程度もしくは消しで、勝負は春の盾まで持ち越しとしたい。


~~~~~【龍馬勝負予想プロ(地方競馬プロ)】~~~~~

タイトルホルダー
馬券圏内という観点から、まず外せない1頭ではないでしょうか。
実績はもちろん、脚質も崩れにくい先行策を得意とする馬。距離も他の馬にマイナスこそあれど、この馬にとってはプラスに働きそう。激走後の疲れや騎手の信頼性に疑問を持たれていますが、現役屈指の馬とみてます。当然内目の枠を引きたいところ。


~~~~~【ユーマキングオープロ(地方競馬プロ)】~~~~~

非根幹距離で相対的に指数を上げている馬に注目してみました。

イズジョーノキセキ
エフフォーリア
ジェラルディーナ
ボッケリーニ
ボルドグフーシュ
ポタジェ  以上の6頭です。

枠順が決まって、この中から買えそうな馬がいれば軸にする予定です。


~~~~~【夢月プロ】~~~~~

ディープボンド
昨年の有馬記念は、内をロスなく立ち回って直線もスムーズに抜け出す完璧な競馬ではあったが、差してきた4着以内の馬はどれもハイレベルだったし、素直に強かったと言える内容。
今回は有力馬に東京向きの馬が多く、昨年の覇者エフフォーリアも今のところ状態面は怪しい。前評判は今年も人気がなさそうなので注目しておきたい。


~~~~~【蒼馬久一郎プロ】~~~~~

イクイノックス
一歩抜けている 連ははずさないだろう。
☆面白いのはジャスティンパレス
Mデムーロ騎手は、スタートが抑え気味で2戦続けて惨敗したが、鮫島克騎手の積極的競馬で復活。マーカント騎手に乗り替わり、一発の可能性あり。


~~~~~【馬侑迦プロ】~~~~~

上位人気馬がそれぞれの秋GⅠに照準を合わせて結果を残してきた中で、春の不振からここ一本に照準を合わせてきたエフフォーリアで大勝負します。
サラブレッドにとって、どこに調子を合わせるか? は昨今の競馬では重要。天皇賞、JC、凱旋門と一度調子をピークに仕上げた人気馬より余力満点。また、同一コース同一距離の勝利経験がある馬のアドバンテージは非常に大きく、昨年の有馬記念タイトルホルダー以下を破った中山2500mなら負けないとみています。
但し、その昔のマヤノトップガンの+16kgなどのような大幅馬体増なら小勝負とします。相手は当日発送直前まで吟味します。


~~~~~【シムーンプロ】~~~~~

ブレークアップ
貴重なブランドフォード系の父ノヴェリストは今のところ種牡馬失敗だが、このブレークアップに頑張ってもらって評価を上げてほしい! 先行力と器用さを兼ね備えた馬なので舞台はあっていると思う。連勝の勢いのままにここでも健闘を。


~~~~~【サウスプロ(地方競馬、香港競馬プロ) 】~~~~~

はじめに12月19日(月)現在の注目馬であることをお断りしておきます。枠順確定前、最終追い切り前です。
有馬記念を予想するポイントとしては、ローテーション的に余力がどれだけ残っているか、3歳世代をどう評価するかの2点は重要だと考えております。
昔のようなトライアルから秋の天皇賞→JC→有馬記念のような馬は皆無になりましたが、海外挑戦する馬が増えたぶんローテーションは多彩になっています。
春の実績組のタイトルホルダーディープボンドはともに凱旋門賞から直行、意外と馬券になっているローテーションです。
最終追い切りを見てからになりますが、特に展開が有利に働きそうなタイトルホルダーは有力馬の一角の評価を与えたいです。

3歳勢、菊花賞からもしくは秋の天皇賞から直行の3歳馬はローテーションにも余裕があります。
そして、特に3歳勢はあと1週間経てば4歳になる有馬記念で古馬に対して2キロ貰い、これは大きなアドバンテージです。
昨年の覇者エフフォーリアと同じダービー2着→秋の天皇賞1着のイクイノックスは現時点での本命候補です。
ジャスティンパレスボルドグフーシュも伏兵として外せないと見ます。

他ではようやくG1制覇をし勢いに乗るジェラルディーナ、母と比較するのは酷だが母ジェンティルドンナがこの有馬記念を制しているのもポイントとして挙げておきます。
あとは、長期休養明けのエフフォーリアとJCを制したヴェラアズール
エフフォーリアに関しては春の競馬は見どころなしに終わりましたが、一気の復活はどうか? ヴェラアズールはムーア騎手からの乗り替わりと中山コース、そして中3週の競馬。この2頭は最終追い切りまで見てみたいです。

もちろん他の馬も最終追い切り、枠順まで確認して最終予想となりますが、
最大注目 イクイノックス
要注目 タイトルホルダー(強気に乗れば)
伏兵注目 ボルドグフーシュ(一発強襲)、ジェラルディーナ(イン突き出来る枠で)

現時点ではイクイノックスと心中する気でいます(笑)
券種は考えますが、単勝・複勝・馬連の軸・三連単マルチの軸、三連複の軸かな?
※現時点ですw


~~~~~【プロ】~~~~~

能力、展開面からタイトルホルダー優位と見る声が多いのは明らか。とはいえ、それだけでは面白味に欠けるので、ここではそれ以外の注目馬を挙げています。

ディープボンド
年初の時点では昨年よりも能力が一枚落ちているように思われたが、適性外と思えた高速決着の宝塚記念での好走を逆に評価したい。
馬場傾向や距離に関しては今回のほうが明らかに向いているし、追い切りの動きもいい意味で昨年と大きく変わらない印象。
相当に追わせるタイプなので、川田騎手との相性も良さそうに映る。

エフフォーリア
一度躓くと上向きづらい血統で、今年の戦績で手を出すのは勇気が要るのは確かだが、昨年と今年のパフォーマンス差があまりにも大きいだけに、単純に能力落ちで片付けて良いのか半信半疑なのが正直なところ。
少なくとも調教におけるフォームは春の時点よりも良くなっているように映るし、状態上向きにも関わらず人気下降となるなら、美味しい存在と見ることも出来るかもしれない。

ボルドグフーシュ
今年の菊花賞はかなりのハイレベル決着と見ており、同3着のジャスティンパレスも注目はしているが、1週前追い切りの時点での印象はこちらが上。
脚質やレースの運び方から中山に向くイメージは薄いものの、上向き出すと止まらず、且つ年末の中山の馬場に合いそうな父系でもあるため、どのようなレースを見せるのか楽しみな存在。


※そして、最後に『ウマニティのエース』スガダイプロの注目馬については、YouTubeのウマニティチャンネル等でご確認ください※

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2022年10月26日(水) 15:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 天皇賞(秋)2022  
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



10月30日(日)東京11R 第166回天皇賞(秋)(3歳以上G1・芝2000m)

【登録頭数:15頭】(フルゲート:18頭)


<前走:日本ダービー出走馬>(5ヶ月)

イクイノックス(2着、484kg(-8kg))<B>
前走のダービー時以外は間隔をジックリとって使われてきた馬で、今回も5ヶ月ぶりで実戦を迎える。調教内容はこれまでから大きく変化していないが、1週前の動きを見ると多少重い感じに見えた。2週前の坂路では終い強めに追われていたが、そのあたりが関係しているのかもしれない。

ダノンベルーガ(4着、494kg(-10kg))<C>
こちらもダービー以来の休み明けとなり乗り込み量は豊富。ただ、2週前、1週前と2週連続強めに追われ、日曜日も坂路で時計になるところをやっている。1週前も併走馬相手にモタモタして何とか先着できたという動きだったので、この馬もまだ素軽さに欠ける印象。

ジオグリフ(7着、492kg(-4kg))<A>
ダービー以来の休み明けでも、乗り込み豊富で南Wと坂路で好時計。1週前追い切りでは、乗り慣れていない北村宏騎手が騎乗しての追い切りでかなり持ってかれる感じになっていたが、手応えは抜群。伸び脚もしっかりしていて出来はかなり良さそう。直前はテンションを上げないような控えめな追い切りができれば理想的。




<前走:札幌記念出走馬>(中9週)

ジャックドール(1着、516kg(+8kg))<C>
札幌記念からの休み明け。ただ大きな馬の割に乗り込み量はそれほど多くはない。1週前追い切りでは好時計で先着するも、まだ重さを残しているように映った。

パンサラッサ(2着、470kg(-6kg))<C>
これまでも1週前には強めに追うことが多かった馬で、この中間も1週前は併せ馬で強めに追われている。速い時計は出ているが、やや首が上がり気味で終いの伸びが甘い動きだった。

ユーバーレーベン(11着、498kg(前々走海外))<B>
この中間も乗り込み量は豊富で、1週前追い切りでは遅れはしたものの動きは上々。前走時の最終追い切り時のような、ササり気味になるところもなくスムーズな走りで前走時からの上積みがありそう。




<前走:小倉記念出走馬>(中10週)

マリアエレーナ(1着、424kg(-2kg))<A>
この中間も追い切りでは好時計を連発。1週前追い切りでは素軽さが窺え、仕上がり良好。東京は初めてだが、左回りの2000m以上のレースでは4戦2勝ですべて3着以内と向く条件。

カデナ(7着、478kg(±0kg))<C>
この中間も坂路での調整。走りやすそうな馬場だった1週前追い切りだが、終い脚が上がり気味で物足りない動き。




<前走:その他のレース>

シャフリヤールプリンスオブウェールズS:4着、前走海外)4ヶ月半)<B>
前走が海外で休み明けでの出走とあって乗り込み量は豊富。追い切りには3週連続福永騎手が騎乗(レースはCデムーロ騎手が騎乗予定)しての調整となっていて、追われるごと時計を詰めている。終いの伸びも良く仕上りは良さそう。

ノースブリッジ毎日王冠:5着、494kg(+2kg)中2週)<B>
休み明けを使われての叩き2戦目。前走時のパドックでは、太め感はなかったがテンションが高めだった。この中間、1週前は軽めの調整で力みもなく、動きは素軽かった。日曜にも長めから速い時計を出していて、調子落ちは感じられない。

ポタジェ毎日王冠:6着、466kg(+2kg)中2週)<D>
休み明けの前走時、パドックでは+2kgの数字以上に緩さがある印象を受けた。この中間も軽めの調整で強めに追われていないので、大きな変わり身はなさそう。

カラテ新潟記念:1着、532kg(-8kg)中7週)<C>
坂路中心で追い切られることが多い馬だが、この中間は2週前、1週前とCWでの併せ馬。1週前映像からは、力強さは伝わってきたが首が高く追われてからの反応が鈍く伸び脚も物足りなかった。かなり大きな馬なので、まだ太めが残っている様子。

バビットオールカマー:4着、474kg(+14kg)中4週)<C>
休み明けの前走時は、追い切りでは良い動きだったが、さすがに馬体に余裕を感じるパドック。この中間も乗り込まれているが、1週前追い切りではまだ重さを残す走りだった。

アブレイズ(府中牝馬S:5着、498kg(+8kg)中1週)<B>
坂路で速い時計が出る馬で、前走時も追い切りで好時計をマークし、レースでも一瞬見せ場という内容だった。今回は中1週となるため、速い時計は出していないが使ってくるからには出来落ちはなさそう。

レッドガラン京都大賞典:9着、514kg(+4kg)中2週)<C>
坂路で好時計が出るタイプで、前走時も坂路で好タイムをマークしていた。ただ、大きな馬でパドックでは硬さが感じられた。中2週のこの中間は、先週金曜日に坂路で追われ終い好時計を計時していて、出来自体は悪くない印象を受ける。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ジオグリフマリアエレーナシャフリヤールの3頭をあげておきます。


◇今回は、天皇賞(秋)編でした。
天皇賞(秋)連対馬の最終追い切り内容を分析してみると、過去10年の連対馬20頭のうち13頭がWコースで追い切られています。ちなみに、1週前追い切りに関しても14頭がWコースでの追い切り。1週前、最終追い切りともに坂路で追い切られていた馬は、5頭(関東1、関西4)となっていました。これを過去5年までに絞ってみると、連対馬10頭のうち8頭がWコースでの追い切りで、1週前に関しても9頭がWコースでの追い切りとその比率は上がります。やはり、天皇賞(秋)に関しても、「Wコース追い」が近年優勢との傾向が出ているようです。
特に関東馬は、坂路調教で連対した馬はスピルバーグのみでそれも8年前。関東馬で坂路仕上げというパターンは、軽視していいと考えています。一方で、関西馬は、坂路オンリー調整での連対例こそ同様に少なくなってきていますが、輸送を控えることから1週前にCWで強めに追い、最終追い切りは坂路で息を整える内容というパターンも十分考えられます。そうした背景から、関東馬ほど軽視する必要はないでしょう。
先週の菊花賞、今週の天皇賞(秋)と、連対馬の調教内容について綴ってきていますが、その他のレースに関しても近年はWコースで追い切られた馬のほうが、頭数も多く成績も良いように感じます。そのあたりは、外厩で調整する馬が多くなってきていることも影響しているのではないかと考えています。
私が競馬の予想で調教内容を重視するようになったきっかけは、フジキセキサイレンススズカのようにデビュー前から栗東坂路を破格の時計で駆け上がってくる馬に影響を受けたからであり、近年坂路調教馬たちの元気が感じられないというのはどこか寂しいものです。ただそれも時代の流れ。仕方ないことといえばそうなのかもしれませんし、その時代その時代で取り残されないように予想をしていかなくてはなりませんね。


※天皇賞(秋)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年10月23日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年10月23日号】特選重賞データ分析編(329)~2022年天皇賞(秋)
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 天皇賞(秋) 2022年10月30日(日) 東京芝2000m


<ピックアップデータ>

【馬番別成績(2017年以降)】
○1~10番 [5-5-5-34](3着内率30.6%)
×11~18番 [0-0-0-25](3着内率0.0%)

 枠順が明暗を分ける可能性もありそう。2017年以降の3着以内馬15頭は、いずれも馬番が1~10番でした。外枠有利な展開にはなりづらいコースですし、11番から外に入ってしまった馬は過信禁物と見ておいた方が良いかもしれません。

主な「○」該当馬→未定
主な「×」該当馬→未定


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“JRA、かつG1のレース”において“着順が1着、もしくは1位入線馬とのタイム差が0.1秒以内”となった経験がある」馬は2017年以降[5-5-5-27](3着内率35.7%)
主な該当馬→イクイノックスジオグリフシャフリヤールポタジェ

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2022年10月14日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】G1を超えるG2も今は昔/秋華賞展望
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3日間開催では東西で毎日王冠京都大賞典のG2が行われた。

この2レースはかつて「G1を超えるG2」と言われて盛り上がったこともあったものだが、近年はやや存在感が希薄になっている。それは直行ローテの馬が増えたためで、一流馬は天皇賞(秋)が使い始めの一戦、そこからジャパンカップ有馬記念、あるいは香港へ、というのが主流になっている。

もちろん直行が増えた理由はひとつではない。仕上げ技術の向上により以前のようにトライアルを使うことが一般的でなくなったのもあるし、G1の賞金が高額になり、そこで勝ち負けできる馬はG2に出走するメリットがあまりなくなった…ということもあるだろう。

参考までに、例えばテイエムオペラオーが走っていた2000年と比較すると、秋G1の賞金は以下のように変化している。

天皇賞(秋)ジャパンカップ有馬記念の賞金推移(2000年→2022年)

天皇賞(秋)  1億3200万円 →2億円
ジャパンカップ 2億5000万円 →4億円
有馬記念    1億8000万円 →4億円

ご覧の通り軒並み賞金は上がっており、とりわけ有馬記念などは倍以上になっている。その間、G2の賞金はほとんど変わっていないのだから、当然有力馬はこれまで以上にG1重視のローテを組む方が合理的だ。

…いきなりお金の話を始めてどうしたのかと思われるかもしれないが、そういう視点で先週のG2を見直すと、やはり「G1を超えるG2」というような認識を改めなくてはならないように思う。

サリオスが勝った毎日王冠は確かに豪華メンバーではあったが、それでは秋G1で即通用するかというと実は相手関係からも怪しい面がある、それは京都大賞典上位組に関しても同様だ。

参考までに過去5年の両レースの勝ち馬を並べてみる。

毎日王冠過去の過去5年の勝ち馬

2017年 リアルスティール 
2018年 アエロリット
2019年 ダノンキングリー
2020年 サリオス
2021年 シュネルマイスター

京都大賞典の過去5年の勝ち馬

2017年 スマートレイアー 
2018年 サトノダイヤモンド
2019年 ドレッドノータス
2020年 グローリーヴェイズ
2021年 マカヒキ

上記の馬たちがその後の秋G1でどうだったのかというと…実は国内G1で馬券圏内に好走したのは昨年のシュネルマイスター(マイルCS2着)のみ。むしろ負けた組の中からシュヴァルグランインディチャンプキセキなど、秋G1での好走馬が出ている。

つまり、これらのレースで好走しているようでは、秋G1に余力を残せないか、あるいは毎日王冠の場合1800mに適性を見せすぎている。むしろ、何らかの理由で負けているくらいの馬の方が、まだ今後巻き返しの期待をできるということになる。

今年は毎日王冠から、3着のダノンザキッド、6着のポタジェ京都大賞典からはボッケリーニあたりを巻き返し候補として覚えておきたい。いずれにしても、かつてほどレベルの高いレースではなくなっており、だからこそジャスティンカフェヴェラアズールのような上がり馬を狙う…というのが両レースのトレンドなのかもしれない。この傾向は来年まで覚えておきたい。

秋華賞展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末は3歳牝馬の3冠レース最終戦、秋華賞が行われる。注目馬はコチラ。

アートハウス川田将雅騎手)

前哨戦のローズSは好位から抜け出し完勝。春のオークスは不発に終わっただけに改めてのG1挑戦となるが、今回のポイントはなんといっても、

「阪神芝2000mの川田」

は買い。川田騎手は阪神芝2000mの鬼で、2020年以降を見ても、川田騎手×阪神芝2000mは複勝率7割超、ほとんどが人気馬騎乗ながら複勝回収値も100円超。
アートハウスはスタートを決めて器用に立ち回れるので、人馬ともに期待大。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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ポタジェの口コミ


口コミ一覧
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★大阪杯 ※17年からG1(~16年はG2)

近10年のデータから

★★A……ZI値3位以内が連対7/10年、毎年3位以内
⇒○1位11スターズオンアース、2位6ヴェルトライゼンデ、3位9ジャックドール

B……3着以内馬は、前2走のaG1で3着以内14/30、bG2で3着以内10/30
cG3で3着以内2/30、dG2以上で3人気以内2/30、
残り2頭は14年トウカイパラダイス(13年0.4差4着、中日新聞杯3)
と21年モズベッロ(20年宝塚記念3着)
⇒○★★a6、11番、13ダノンザキッド、14ヒシイグアス
  b4,7,8番
  c2,12,15番
  ★d9番

C……近6年、4才(2/2/5/19)5才(4/3/1/23)6才(0/1/0/15)※2着17年
ステファノスは秋天2,香港G1で2着、 7才以上全滅
⇒○★4才:7マテンロウレオ、8ラーグルフ、11番、12キラーアビリティ
  ★★5才:1ジェラルディーナ、2マリアエレーナ、4ノースブリッジ、
5ワンダフルタウン、9、13番、16ノースザワールド

★D……近6年、牡馬セン馬(4/4/6/62)○牝馬(2/2/0/5)
⇒○1,2,11番

★★※E……前年に行われた芝2000メートル以上のG1で3着以内あり(4/6/4/15)
なし(2/0/2/52)
⇒○1番、6番、10ポタジェ、11、13、14番、

★★※F……阪神芝コースの複勝率、a75%以上(6/5/3/19)b75%未満(0/1/2/36)
未出走(0/0/1/12)
⇒○a7,10,11,13番

G……近6年の勝ち馬は、4か5才の関西馬、前走4人気以内で5着以内、
阪神芝複勝率75%以上(5/6は100%)
⇒○なし

※H……×10番人気以下(0-0-0-43)
⇒13番

★ ×単勝オッズ100倍以上(0-0-0-39)
⇒×3,5,15,16番

★ △関東馬(0-0-1-30)※3着馬は20年ダノンキングリーはダービー2着、皐月3着
⇒△11番(桜オークス1)、14番(宝塚2,香港G1で2着)
 ×4番、8番、

※ ×前走10着以下(0-0-0-20)
⇒×3,5,13番

※ ×前走1.0秒以上負け(0-0-0-23)
⇒×3,9,13番

★ ×前走G3・OP特別・条件戦で2番人気以下且つ当日7番人気以下(0-0-0-22)
⇒×15,16番

※I……当日7番人気以内の該当馬を除く前走から距離延長(0-0-0-23)
⇒×3,8,13,15,16番

※J……・当日6番人気以内、または前走1着馬、以上の該当馬を除く間隔4週以上(0-0-0-40)
⇒×3,4,7,8,12,13番

★K……前走6番人気以下は【0.0.0.19】
⇒×3,5,7,8,10番

★★※M……○継続騎乗【5.4.4.30】乗り替わり【1.2.2.37】※5頭は4人気以下
⇒○4,5,7,9,11,14番

N……勝ち馬の条件:a関西馬10/10,b4,5才馬10/10、c父サンデー系10/10
d4角5番手以内、あるいは3~4角で捲って勝ちあり10/10、e阪神芝勝ちあり
9/10、
⇒○a1,2,5,7,12,13,16番
  ★b1,2,4,5,7,8,9,11,12,13,16番
  c3,6,10,12,13,14,16番
  ★d1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,12,13,14,15,
16番
  ★e1,5,7,9,10,11,13、14,15番

昨年の大阪杯も逃げて粘り切れず、未だG1では3着以内も無い9番が押し出されて
1人気と危険な匂い
ルメール騎乗で二冠馬だけに2人気に推されている11番も牡馬相手には好走の
実績が無い、勿論初めて背負う56Kでも

JC3着で前走も59K背負って日経新春杯を上がり1位で強い勝ち方をした
3人気6番も6才馬だけに軸にまでは信頼出来無い
それは宝塚2着から中山記念を連続上がり1位で勝って昨年4着より着順を
上げそうな14番も好走例ない7才だけに同様

不利とされる最内に入った1番だが、56Kで勝ったエリ女に続いて
有馬でも出遅れながら3着と好走してここも有力で、5才馬だけに軸候補

2番はまだ牡馬混合のG1では実績無く56Kでは辛い

穴で狙ってみたいのはマイルCSに次いで香港Cで連続2着した13番が
前走の惨敗で人気を落としているならチャンス
22年も休み明けの中山記念を7着、今年も同様に11着だが得意の阪神に
戻れば巻き返せる
後は横典が手の内に入れて当該コース2戦2勝と適性高い7番が不気味で押さえ


馬連1→6,9,11,13,14各三百円
13→6,9,11、14各二百円合計9点
三連複1=(6,9,11,13,14)BOX各二百円10点
1=(6,9,11,13,14)ー7絡みのみ各百円5点、
(1,13)=(6,9,11,14)各百円6点合計21点
三連単1→(6,9,11,13,14)2,3着BOXー7、各百円25点
複勝勝負は、難解で絞れずお勧め出来無いが、敢えて買うなら1番へ少々
≫≫9-11-13
35.5-47.5-58.9-46.8-35.3=1.57.4 平均ペース
9番が逃げ切り、先行した13,7番が直線迫るも後方から
中団押し上げて直線鋭く差して11番が2着
結局上位は4,5才勢、14番は好位伸びず
1番は2番に前に入られ内から差すも伸びきれず
早い時計の決着で先行の利と切れる末脚、スピードタイプのマイラーに有利になった
データ的には、項目A,BのZI値とG1実績、近走実績、それとやはり年齢か
1枠はやっぱり鬼門なのか
9,11,13,7番には阪神勝ちがあり、2番は2着有り
一方6番は初コースだっただけにコース実績が問われた

 金環闇蝕 2023年4月2日() 14:48
大阪杯出馬表 大阪盃排位表
閲覧 191ビュー コメント 0 ナイス 1

①ジェラルディーナ 吉典娜
②マリアエレーナ 妙歌
③モズベッロ 魔族紳士
④ノースブリッジ 北橋
⑤ワンダフルタウン 錦城妙事
⑥ヴェルトライゼンデ 寰宇旅者
⑦マテンロウレオ 摩天威獅
⑧ラーグルフ 名劍
⑨ジャックドール 金積驥
⑩ポタジェ 菜圃向榮
⑪スターズオンアース 星映天下
⑫キラーアビリティ 絶技
⑬ダノンザキッド 野田小子
⑭ヒシイグアス 滂薄無比
⑮ヒンドゥタイムズ 金榜冠軍
⑯ノースザワールド 北世界

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 軸うまおやじ 2023年4月2日() 14:24
かあちゃ~ん!今回の大阪杯はかなり難しか~! 
閲覧 133ビュー コメント 0 ナイス 4

【軸うまおやじ】かあちゃ~ん!今回の大阪杯はかなり難しか~!

スターズオンアースも初めての先輩オスと対決でいきなりの1番人気!信用にかける!

ジャックドールも香港明けで結果がない!去年も人気だけで5着

まだ他の馬の方が結果が出ている!

その他~話すと長くなるばい

#大阪杯 #大阪杯予想

こういうレースの傾向では!

16頭中12番人気のポタジェまでが射程圏内なのでかなりの馬券も予想できる!

以上の事を踏まえて大変申し訳ないが、

棄権!大阪杯はパスするば~い!

おやじは適当な予想はしないのがポリシーばい!

ひょっとすると大きい馬券もでるかも~?

#大阪杯 #大阪杯予想

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コメント一覧
4:
  HELPRO   フォロワー:2人 2021年10月31日() 19:13:48
流石に一線級には通用しなかったが川田騎乗ではこれも仕方ない。日本人鞍上は所詮は縁故で全てが決まるのだから。この傾向を打破しない限り真のジョッキーは育ちはしない。競馬学校も所詮はエセ鞍上とチャンスを与えられない下手鞍上の共闘。やはり武豊も作られた鞍上と言う良い証拠。(道理で外人から笑われる訳だ!)
3:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年8月15日() 09:13:33
関係、良血、前走楽勝
2:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年6月7日() 00:00:05
使って良化の友道厩舎。上積み。

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2023年4月2日大阪杯 G110着
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