ディープボンド(競走馬)

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写真一覧
現役 牡7 青鹿毛 2017年2月18日生
調教師大久保龍志(栗東)
馬主前田 晋二
生産者村田牧場
生産地新冠町
戦績27戦[5-5-2-15]
総賞金67,568万円
収得賞金27,600万円
英字表記Deep Bond
血統 キズナ
血統 ][ 産駒 ]
ディープインパクト
キャットクイル
ゼフィランサス
血統 ][ 産駒 ]
キングヘイロー
モガミヒメ
兄弟 ダンケシェーンタイセイアヴァンセ
市場価格1,782万円(2018北海道セレクションセール)
前走 2024/03/17 阪神大賞典 G2
次走予定 2024/04/28 天皇賞(春) G1

ディープボンドの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/03/17 阪神 11 阪神大賞典 G2 芝3000 157129.057** 牡7 57.0 岩田望来大久保龍 510
(+10)
3.08.1 1.336.1テーオーロイヤル
23/12/24 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 163647.4915** 牡6 58.0 T.マーカ大久保龍B 500
(+6)
2.32.4 1.535.6⑩⑩⑫⑫ドウデュース
23/11/26 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 1871483.8810** 牡6 58.0 和田竜二大久保龍 494
(-14)
2.23.6 1.834.7⑥⑥⑥⑥イクイノックス
23/10/09 京都 11 京都大賞典 G2 芝2400 14344.013** 牡6 57.0 和田竜二大久保龍 508
(+6)
2.25.4 0.135.1⑨⑧⑨⑨プラダリア
23/06/25 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 1751016.655** 牡6 58.0 和田竜二大久保龍 502
(-2)
2.11.6 0.435.5⑦⑦⑧⑥イクイノックス
23/04/30 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 174722.552** 牡6 58.0 和田竜二大久保龍 504
(-10)
3.16.5 0.435.6⑤④ジャスティンパレス
23/03/19 阪神 11 阪神大賞典 G2 芝3000 148135.135** 牡6 58.0 和田竜二大久保龍 514
(+10)
3.06.6 0.534.7ジャスティンパレス
22/12/25 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 1681637.388** 牡5 57.0 川田将雅大久保龍 504
(--)
2.33.6 1.236.8イクイノックス
22/10/02 フラ 4 凱旋門賞 G1 芝2400 20--------18** 牡5 59.5 川田将雅大久保龍 --2.42.8 7.1----アルピニスタ
22/06/26 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 187155.634** 牡5 58.0 和田竜二大久保龍 502
(-2)
2.10.3 0.636.6タイトルホルダー
22/05/01 阪神 11 天皇賞(春) G1 芝3200 188182.112** 牡5 58.0 和田竜二大久保龍 504
(-6)
3.17.3 1.137.1④④④タイトルホルダー
22/03/20 阪神 11 阪神大賞典 G2 芝3000 137111.211** 牡5 57.0 和田竜二大久保龍 510
(+8)
3.05.0 -0.134.6⑥⑦⑥⑤アイアンバローズ
21/12/26 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 163520.952** 牡4 57.0 和田竜二大久保龍 502
(--)
2.32.1 0.136.1⑤⑥⑥⑤エフフォーリア
21/10/03 フラ 4 凱旋門賞 G1 芝2400 14--------14** 牡4 59.5 M.バルザ大久保龍 --2.44.8 7.2----トルカータータッソ
21/09/12 フラ 6 フォワ賞 G2 芝2400 6--------1** 牡4 58.0 C.デムー大久保龍 --2.31.8 ------ブルーム
21/05/02 阪神 11 天皇賞(春) G1 芝3200 176123.612** 牡4 58.0 和田竜二大久保龍 502
(0)
3.14.8 0.137.1ワールドプレミア
21/03/21 阪神 11 阪神大賞典 G2 芝3000 135610.331** 牡4 56.0 和田竜二大久保龍 502
(+10)
3.07.3 -0.936.9④④④ユーキャンスマイル
21/01/05 中山 11 日刊中山金杯 G3 芝2000 176114.3214** 牡4 56.0 和田竜二大久保龍 492
(+8)
2.02.0 1.135.4⑩⑩⑨⑫ヒシイグアス
20/10/25 京都 11 菊花賞 G1 芝3000 184851.674** 牡3 57.0 和田竜二大久保龍 484
(-6)
3.06.2 0.736.1⑤⑤コントレイル
20/09/27 中京 11 神戸新聞杯 G2 芝2200 1861123.544** 牡3 56.0 和田竜二大久保龍 490
(+6)
2.13.0 0.536.4コントレイル

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ディープボンドの関連ニュース

★芝3000メートル以上の長距離戦ではすべて3着以内 テーオーロイヤルが2年ぶりに参戦

テーオーロイヤル(牡6歳、栗東・岡田稲男厩舎)は、芝3000メートル以上の距離で5戦3勝、2着1回、3着1回と安定した成績を残しており、芝3400メートル戦のダイヤモンドS、芝3000メートル戦の阪神大賞典を連勝して天皇賞・春に参戦する。テーオーロイヤルは2022年の天皇賞・春で3着に入っているが、2年ぶりの参戦となる今年は勝利を挙げることができるだろうか。勝てば、同馬を管理する岡田稲男調教師、騎乗予定の菱田裕二騎手はどちらもJRA・GⅠ初制覇となる。なお、阪神大賞典組は過去10年の天皇賞・春で3勝、2着5回、3着4回という成績を挙げている。

★昨年の菊花賞では3馬身半差の快勝 GⅠ2勝目を狙うドゥレッツァ

昨年の菊花賞ドゥレッツァ(牡4歳、美浦・尾関知人厩舎)が、2つ目のGⅠタイトル獲得を狙う。同馬はデビューこそ3着に敗れたが、その後は連勝を続け、菊花賞では2着のタスティエーラに3馬身半差をつけてGⅠ初制覇を遂げた。ドゥレッツァは今年初戦の金鯱賞で2着に敗れ、連勝が5でストップしたが、天皇賞・春でGⅠ2勝目を挙げることができるだろうか。今回、ドゥレッツァには3戦ぶりに戸崎圭太騎手が騎乗する予定だ。なお、天皇賞・春では、過去10年で菊花賞馬が7勝を挙げている。

★昨年のダービー馬タスティエーラ 前走二けた着順からの巻き返しなるか

タスティエーラ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)は、昨年のクラシックで皐月賞2着、日本ダービー1着、菊花賞2着と安定した成績を残し、JRA賞最優秀3歳牡馬を受賞した。タスティエーラは今年初戦の大阪杯では11着と大敗を喫したが、天皇賞・春で巻き返すことができるだろうか。なお、ダービー馬が天皇賞・春を勝てば2007年メイショウサムソン以来17年ぶり9頭目、前走二けた着順だった馬が天皇賞・春を勝てば12年ビートブラック以来12年ぶり2頭目となる。

★3年連続2着のディープボンド GⅠ15回目の挑戦で悲願の初勝利なるか

ディープボンド(牡7歳、栗東・大久保龍志厩舎)は、2021年から3年連続で天皇賞・春2着となるなどJRA・GⅠに12回、海外GⅠに2回出走して、4度の2着が最高成績となっている。同馬は22年の阪神大賞典以降約2年間勝利から遠ざかっており、今年初戦の阪神大賞典では7着だったが、今年こそ天皇賞・春を制すことができるだろうか。

天皇賞・秋では1998年オフサイドトラップ、09年カンパニーと7歳以上馬の勝利が2回あるが、天皇賞・春では7歳以上馬の勝利は一度もない。今年の天皇賞・春には7歳馬が2頭、8歳馬が4頭登録しているが、史上初の7歳以上馬による天皇賞・春制覇が見られるだろうか。

チャックネイトヒンドゥタイムズが出走予定 セン馬初の天皇賞制覇なるか

AJCCで重賞初勝利を挙げたチャックネイト(セン6歳、美浦・堀宣行厩舎)、昨年の大阪杯16着以来2回目のGⅠ挑戦となるヒンドゥタイムズ(セン8歳、栗東・斉藤崇史厩舎)には、セン馬初の天皇賞制覇がかかる。天皇賞では、2008年からセン馬が出走できるようになったが春秋通じて優勝はなく、16年春でカレンミロティックが2着に入ったのが最高成績となっている。果たして、チャックネイトヒンドゥタイムズはセン馬初の天皇賞馬になることができるだろうか。

阪神大賞典2着のドレフォン産駒ワープスピード 天皇賞初V目指す池添謙一騎手はサヴォーナに騎乗予定

ワープスビード(牡5歳、美浦・高木登厩舎)は、現役時代にダートの短距離戦で活躍したドレフォンの産駒だが、昨年10月の古都S1着から4戦続けて芝3000メートル以上のレースに出走し、2走前のダイヤモンドSは3着、前走の阪神大賞典は2着に入っている。今回、ワープスピードには6戦ぶりに三浦皇成騎手が騎乗する予定だが、GⅠの天皇賞・春で重賞初制覇を遂げることができるだろうか。

また、阪神大賞典6着からの巻き返しを狙うサヴォーナ(牡4歳、栗東・中竹和也厩舎)に騎乗予定の池添謙一騎手には天皇賞初制覇がかかる。同騎手はJRA・GⅠで通算27勝を挙げているが、天皇賞は春秋合わせて26回騎乗して2016年春でカレンミロティックとのコンビで2着に入ったのが最高成績となっている。果たして同騎手は、昨年の菊花賞5着以来2回目のGⅠ挑戦となるサヴォーナとともに、27回目の挑戦で天皇賞の栄冠をつかみ取ることができるだろうか。

【天皇賞(春)2024】キーホース診断 圧倒的な長距離適性に潜む大きな壁! テーオーロイヤルは一昨年3着のリベンジを果たせるか  NEW!2024年4月24日(水) 15:00


テーオーロイヤル

筆者は長距離レースが好きだ。

国内においても世界においても3000m超の長距離レースの存在感は薄れつつあるが、長距離であるがゆえのヒリつくような緊張感はたまらない。どこでどの馬が、どの騎手が動くのかといった駆け引きも面白いし、そうした心身ともにタフさを要求される道中を乗り切った後の直線の攻防、これもまた美しい。菊花賞天皇賞(春)の距離を変更すべきだという声も多いが、個人的にはずっとこのままの条件設定であって欲しいと思う。


だが、そうした特殊な条件である分、2000mや2400mの王道レースとは出走馬の顔ぶれも違うし、輝きを放つ馬の質もまた違う。

今回取り上げるテーオーロイヤルは、正にそうした存在だろう。一昨年の当レースにおいてタイトルホルダーディープボンドに次ぐ3着という実績があり、紆余曲折あってから復調を果たしたここ3戦はステイヤーズS、ダイヤモンドS、阪神大賞典という超長距離ローテを歩んでいずれも好走。ステイヤーとしては文句の付けようがない実績を引っ提げ、再度この大舞台に戻ってきた。特に前走の阪神大賞典における5馬身差圧勝はインパクトが強く、ここでも人気の一角を担うことになりそうだが、念願のG1タイトル獲得はなるのだろうか。いつも通りに各要素から掘り下げていきたい。


まず指数面だが、実績が示す通り3000mを超えるレースにおける高指数が目立つ……のだが、意外にもそこまで抜けた数字というわけではない。挑むレースがG1ということを考えると、少々物足りないレベルと言ってもいいくらいだ。

前走の阪神大賞典にしても、過去の同レースの結果と比べると真ん中くらいのレベル。近10年の間に、このレースをステップに本番も勝ったという馬は、2023年のジャスティンパレス、2018年のレインボーライン、2015年のゴールドシップと3頭いるが、彼らと比較すると数字的には遥かに下回る。実際のレースも、道中でインをぴったりと回ってきた本馬とワープスピードがワンツーを決めるという、ロスのない立ち回りが勝負を分けたレースという印象があり、圧勝という結果を素直に高評価していいのか、非常に悩むところだ。


とは言え、刻んだラップは極めて優秀。タフな距離を走れば当然ゴールに近づくにつれてラップは落ちていくものだが、本馬はラップを落とさず、それどころか最後まで加速し続けて勝った。これはまだ伸びしろがある証拠だし、本番ではさらに距離が200m延びることを考えると、かなり強力な好材料だ。少なくとも長距離適性という点においてはメンバー上位なのは間違いない。


が、本馬の最大の壁はこの”高すぎる長距離適性”にあると筆者は考えている。
過去の当レースの勝ち馬の名前を並べて見てみると、ステイヤー気質の強さを持ちながら、同時に2000~2500mでもG1級の走りを見せたことのある馬がほとんどなのだ。

指数的に見た場合、本馬は3000mより短い距離のレースでは”普通のオープン馬レベル”にまで下がってしまっており、総合力というよりは適性だけで上位に来ているという印象が強い。この点において、過去の勝ち馬や、今回上位人気を争うであろうドゥレッツァタスティエーラとは大きくイメージが異なる。3200mという距離ならば馬券圏内は十分に狙えるだろうが、”G1を勝つ”という域に至るには、何かが足りないように思えてならないのだ。


ただ、血統はその足りないピースを埋める可能性を秘めている。

本馬の半兄メイショウハリオはダートの一線級で活躍している馬だが、6歳になってかしわ記念帝王賞とG1連勝を決めているし、本馬と同じく長距離戦で活躍した近親メイショウカドマツも、最もレベルの高い走りを見せていたのは6歳のシーズンだった。4~5歳でピークを迎える血統よりも若干完成は遅い印象で、本馬も6歳の今年でブレイクを果たす可能性はあるだろう。この短期間でどれだけ総合力を押し上げられるかが鍵となる。


調教面ではこれまでと大きく変わりないメニューで、順調に調整が続けられている様子。

追い切りで良く見せるタイプの馬ではないため、分かりやすく見栄えのいい時計を刻む馬と比べると地味に映るが、これまでもそうした内容で結果を出しているだけに、大きな心配はいらないか。負担の大きそうな長距離レースで連戦してきていることもあり、平行線の状態で臨むことができれば合格点だろう。


どのレースにおいても、予想の後に馬券の買い目を組み立てることになるが、その馬が”勝つのか、勝てないか”というのはかなり重要な分かれ目。それ次第で選択する券種も大きく変わってくるからだ。文面からもお察しいただける通り、筆者は現状本馬が”勝つ”ことに対しては半信半疑だが、”好走”の可能性は高いと考える立場。

果たして全国の予想上手の皆さんが、本馬に対してどんな評価を下し、どんな馬券が売れるのか。そして、実際に本馬がどんな走りを見せるのか。長距離戦の醍醐味を十分に味わいながら、その先にある答え合わせを楽しみにしたい。

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【天皇賞・春】ディープボンドは余力十分に先着 幸英明騎手を背に悲願のGⅠ制覇を狙う 2024年4月24日(水) 12:55

3年連続2着のディープボンドは栗東CWコースで3頭併せ。2番手から、4角で中へ。直線で外アウトレンジに並びかけ、ゴール前でスッと1馬身抜け出した。内ドラゴンキッドには4馬身先着。6ハロン81秒5、ラスト1ハロン12秒0でまだ余力は残っていた。

「先週は一杯、けさは少しハミをかける感じでいい併せ馬。2週ともいい動きだし、今週は反応もよかった。乗りやすくて折り合いに心配がないのがいい」と、2週連続騎乗した幸英明騎手。悲願のGⅠ制覇を狙う。(夕刊フジ)

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【天皇賞(春)2024】勝ち馬予想の金言録「天皇賞(春)3着には順番待ちの老兵を」 2024年4月23日(火) 15:00


食べ物を食べる“順番”についての話。たとえば定食でも幕の内弁当でもなんでも良いが“自分の好きなおかず”をみなさんは「いつ」食べるだろうか?

好きなモノは最初に食べてしまう、という人もいるだろう。キリギリスを尊敬してやまない私はこのタイプだ。逆に好きなモノはとっておいて最後に楽しむ、という人もいるだろう。アリの大ファンの妹はこのタイプだ。そしてこの手の話にありがちだが、昔「一体どこのどなたに献上する?」と訊きたくなるくらい丁寧に……丁寧に渋皮を剥き、“あとでゆっくり”食そうとしていた、オレンジ色一色のみかんを、妹がトイレに行っている隙に失敬し、ペロッと一口で食べたのは何を隠そうこの私だ。人間いつ死ぬか判らぬから、楽しみは後に延ばすな、という教訓を兄として教えたつもりだ(笑)。

TVでうな重の話を放映していた。内容は聞き流していたが、興味深いナレーションを聞いた瞬間、思わず見入ってしまった。うな重のうなぎの身の配置には意味がある、というのだ。

「見た見た」という人も少なくないだろうが、うな重には「食べ方の順序」があり、左手前から右に箸を進め、右端まで行ったら左上に移り、また右に食べ進め、最後に右上の尻尾の部分を食べるのが“正しい”食べ方なのだとか。

理由は左下の身は腹側で脂が多くて柔らかく、最初に食べないときつくなるから。右に、そして上に進むほど、うなぎに含まれる脂は減り、最後の右上の尻尾の部分は最も香ばしくうなぎ通にはたまらない、とTV番組では説明していた。うなぎの食べ方の順序では、楽しみは“後から”になる。

さて、うなぎの食べ方では、お楽しみを味わう“順番”は最後だが、“順番”と言えば、競馬だ。そして今週末行われるG1天皇賞(春)は(厳密には勝ち馬予想ではないが)「順番」を含む金言で馬券を「的中」させることが可能だったりする。今週のそれを紹介するとしよう。

曰く「天皇賞(春)、3着には順番待ちの老兵を」。

たとえば、昨年このレースの3着には7歳(6番人気シルヴァーソニック)が突っ込んできたし、2020年3着には6歳(4番人気ミッキースワロー)が、そして2019年3着には7歳(8番人気パフォーマプロミス)が来た。荒れぬ天皇賞(春)で3着に入り、好配を演出するのはいつも“順番待ちの老兵”だ。

ディープボンドは昨年まで3年連続2着。レースの相性は抜群だが、今年は15着だった有馬記念、7着の阪神大賞典の内容から人気になる可能性は極めて低く、3連単3着付けで狙いやすい存在だ。

地元の病院に低圧剤(血圧を上げる薬)を処方してもらうべく、早起きして行ってみた。一番乗りで入ったが、呼ばれたのは後から来た患者が全員呼ばれたその後。聞けばこの病院、開院1時間前に受付だけ済ませてから、順番に診察してくれるシステムなのだという……。ディープボンド天皇賞(春)事前受付で、3番以内に入っていることを、切に望みたい(笑)。

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【天皇賞・春 GI血ェック】京都施行時はディープ産駒が3連覇中! サリエラが1953年以来の牝馬Vだ 2024年4月23日(火) 04:55

京都開催の2014~20、23年は馬券圏内24頭全てが父サンデーサイレンス(SS)系。また勝ち馬8頭中5頭は母の父がノーザンダンサー(ND)系だった。

ナンバーワン評価はサリエラだ。ディープインパクト産駒は2019、20年フィエールマン、23年ジャスティンパレスと京都開催の当レースで3連覇中。母の父はND系のロミタスで、このレースと相性抜群の血統構成だ。芝11ハロンの独オークスを制した母サロミナからスタミナを受け継いでおり、全姉サラキアが5歳時にエリザベス女王杯有馬記念で連続2着と成長力を備えている点も魅力。1953年レダ以来の牝馬Vが期待できる。

ディープボンドは父がSS系のキズナで、母の父はND系のキングヘイロー。3年連続2着という自身の戦歴が示すように、16ハロンに適した血統だ。

前記期間の京都施行時は、父ミスタープロスペクター系が【0・0・0・22】と〝全滅〟状態。昨年は1番人気に推されたドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーが競走中止に終わった。同産駒のドゥレッツァや、リオンディーズ産駒のテーオーロイヤルにとっては気掛かりなデータだ。

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【天皇賞・春】レース展望 2024年4月22日(月) 14:27

伝統の一戦、第169回天皇賞・春が28日、京都競馬場で行われる。淀の3200メートルを舞台に究極のスピードとスタミナを競う。今年、春の盾をつかむのは、どの馬か。

ドゥレッツァ(美浦・尾関知人厩舎、牡4歳)は昨年の菊花賞馬。前走の金鯱賞で5馬身差の2着に終わったのは、2000メートルでは距離不足だったということだろう。直線でしっかりと伸びて、ステップレースとしては悪くない内容だった。鞍上の意のままに動ける自在性は、長丁場では大きな武器になる。

テーオーロイヤル(栗東・岡田稲男厩舎、牡6歳)は阪神大賞典を圧勝。3番手追走から楽々と抜け出して5馬身差をつけ、3つ目の長距離重賞タイトルを手にした。一昨年のこのレース3着を含め、3000メートル以上では5戦【3・1・1・0】と抜群のスタミナを誇る。目下の充実ぶりで頂点まで駆け上がるか。

タスティエーラ(美浦・堀宣行厩舎、牡4歳)は1番人気に推された大阪杯で11着と思わぬ大敗。輸送後の環境の変化に戸惑って力を出し切れなかったか。昨年の菊花賞で2着と距離に不安はなく、日本ダービー馬の底力を発揮して巻き返しを狙う。

チャックネイト(美浦・堀宣行厩舎、騸6歳)は不良馬場のAJCCボッケリーニを差し返して重賞初制覇。重、不良で2戦2勝の道悪巧者。切れ味勝負では分が悪いが、時計がかかるようなら出番は十分にある。

ワープスピード(美浦・高木登厩舎、牡5歳)は近3走、3000メートル以上の重賞で4、3、2着と上位争い。前走の阪神大賞典テーオーロイヤルに突き放されたが、ステイヤーとしての資質は高く、目が離せない。

ブローザホーン(栗東・吉岡辰弥厩舎、牡5歳)は阪神大賞典で3着。道中は掛かり気味で初の3000メートルに対応しきれなかった感じだが、2走前の日経新春杯が強かった。前走でペース慣れしていれば侮れない。

サリエラ(美浦・国枝栄厩舎、牝5歳)はダイヤモンドSでテーオーロイヤルのクビ差2着。3000メートルを超えるレースは初めてだったが、好位からしぶとく伸び、しっかり対応した。鞍上に名手・武豊を迎えて戴冠を狙う。

シルヴァーソニック(栗東・池江泰寿厩舎、牡8歳)は昨年の3着馬。前走の阪神大賞典は長期休養明けだっただけに11着も仕方ない。叩き2走目で前進があるはず。近走はひと息ながら、このレースで3年連続3着のディープボンド(栗東・大久保龍志厩舎、牡7歳)もスタミナ比べになれば台頭する。

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ディープボンドの関連コラム

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月24日(日)中山11R 第68回有馬記念(3歳以上G1・芝2500m)

🏇『過去5年の成績(2018年~2022年)』は👉こちら👈
🎯12月21日(木)17時~『有馬記念公開抽選』は👉こちら👈

【登録頭数:20頭】(フルゲート:16頭)


<前走:ジャパンカップ 東京芝2400m(レース映像)> 中3週

スターズオンアース(3着 496kg(+12kg))<B>
🏇『前走の追い切り
前走は天皇賞(秋)回避明け&休み明けで、最終追い切りまでビッシリ追っていたので太め残り懸念から軽視。ただ実際にはプラス体重でもそれほど太い感じには見えず、仕上がりは良かった。この中間は前走の反動が出るのではないかと気になっていたが、1週前追い切りでは3頭併せの内で力強く先着していて疲れはなさそう。ただ右回りは前半の行きっぷりが悪くなるので、そのあたりはポイントになりそう。

ドウデュース(4着 504kg(-8kg))<A>
🏇『前走の追い切り
天皇賞(秋)ジャパンカップと秋2戦を使われてきて、前走時も良化気配を感じさせていたが、この中間の1週前追い切りでは頭の位置が低くなって首が前に出る走りに変わり、前走時からの上積みに期待できそうな気配。他にも、追い切りに入る時の一歩目がスッと流れるようにスムーズになっているように見えた。馬の出来が良くなってきたことと、武豊騎手との相性の良さがマッチした感じで、前走からのさらなる上積みに期待。

タイトルホルダー(4着 476kg(+4kg))<B>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
前走はオールカマーから間隔が空いていたこともあってか、動きこそ良く見せていたように思うが、1週前、最終追い切りと併せ馬での追い切りで叩き台という印象だった。この中間は、単走追いで好時計を出すこの馬の好調子時のパターンできており、引退レースに向けて調子を上げてきている模様。

ディープボンド(10着 494kg(-14kg))<D>
🏇『前走の追い切り
今年で3年連続の出走となり2年前には2着に好走しているが、年々追い切りの動きがズブくなっている。この中間の1週前追い切りも、若い頃に比べると走る気持ちが感じられない動きだった。


<前走:菊花賞 京都芝3000m(レース映像)> 中8週

タスティエーラ(2着 480kg(+2kg))<A>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
ダービーからの休み明けで臨んだ菊花賞だったが、入念な乗り込みで当日のパドックでもスッキリとしていて仕上がりは良かった。この中間も前走時以上の入念な乗り込みで、2週前、1週前と南Wで好時計で先着しており、あいだの日曜日にも3週連続坂路で速めの時計をマーク。かなりの上積みが窺える。

ソールオリエンス(3着 464kg(+4kg))<A>
🏇『前走の追い切り
今回は春のクラシックほどの人気にはならないと思われるが、条件も鞍上もプラス材料で思い切ったレースができそうな点も強みになる。切れる脚のある馬で仕掛けどころが難しいところはあると思うが、調教内容を見ても併せ馬で遅れることはなく、終いの時計もしっかり出ていて末脚が切れる。


<前走:エリザベス女王杯 京都芝2200m(レース映像)> 中5週

ハーパー(3着 484kg(+4kg))<B>
🏇『前走の追い切り
秋に入って馬体が大きく増えており、前走時もさらに増えていたが、パドックでは太め感はなく春からの成長分と言って良さそう。前走時は坂路での調整のみだったが、この中間は本来のCW中心の調教内容に戻っており、1週前追い切りでは同厩舎のドウデュースとの併せ馬を消化。動きはやや見劣ったもののしぶとく喰らい付いていて前走以上の動き。

ライラック(4着 442kg(-6kg))<D>
🏇『前走の追い切り
牝馬限定なら好走するが、今年の春3戦のように牡馬相手だとやや力が足りない面がある馬。この中間の追い切りでは、1週前に好時計が出ていて併走馬を突き放しているが、内ラチ沿いを走ってのもので直線の走りも前走時のほうが迫力があった印象。やや物足りない動きに見えた。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中10週

プラダリア(1着 470kg(+6kg))<B>
🏇『前走の追い切り
京都大賞典から少し間隔が空いているが、前走時のように1週前、最終追い切りと強めに追われた時は好走する馬で、1週前は気合乗りも良く終い追われてしっかり伸びて状態は良さそう。輸送はあるものの最終追い切りもCWを長めから強めに追われたほうがこの馬の好走パターンに当てはまる。最終追い切りにも注目したい。

ブローザホーン(中止 414kg(-8kg))<C> ※除外対象馬
🏇『前走の追い切り
前走(競走中止)から間隔を空けて、この中間南Wを馬なりで長め4本。かなり小柄な馬なので本数は足りているが、時計はそれほど目立たず。


<前走:アルゼンチン共和国杯 東京芝2500m(レース映像)> 中6週

ヒートオンビート(3着 476kg(-8kg))<B>
🏇『前走の追い切り
毎回パドックでは小気味良い動きで良く見せる馬。この中間もかなり乗り込まれていて、1週前追い切りではいつも通り3頭併せの内に併せて動きも前走時並みに良い。好調キープ。

ディアスティマ(13着 488kg(+4kg))<E> ※除外対象馬
🏇『前走の追い切り
休み明けの前走を一度使われたが、この中間の追い切りでは時計平凡で併走遅れが続き、調子が上がってきていない印象を受ける。


<前走:その他のレース出走馬>

スルーセブンシーズ凱旋門賞:4着 芝2400m 3ヶ月)<A>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
凱旋門賞からの休み明けだが、入念な乗り込みで2週前、1週前には南Wで好時計。1週前の動きを見ても、宝塚記念の時よりもハードに追われていて状態面はかなり良さそう。

シャフリヤール(BCターフ:3着 芝2400m 中6週)<C>
🏇『前走の追い切り
🏇『12月6日香港での追い切り
BCターフ後に、有馬記念ではなく香港ヴァーズ出走を選択している時点で、中山2500mに関して何らかの不安要素があってのこと。状態面に関しても、香港での取り消し後のバタバタや、米国遠征から約1ヶ月半ほど坂路やCWなどトレセンでの調整ができていない点もマイナス材料になる。

ウインマリリン(BCフィリー&メアターフ 芝2400m 中6週)<D>
🏇『前走の追い切り
米国から帰国後、美浦で調整されているが、1週前追い切りは舌を出して走っていて動きも重く、伸び脚平凡といった様子。

ジャスティンパレス天皇賞(秋):2着 芝2000m 468kg(-2kg) 中7週)<B>
🏇『前走の追い切り
1週前にCWで強めに追われる馬で、休み明けの前走時はモタモタした動きであまりよく見えなかった。この中間の1週前追い切りでは重め感が解消し、直線でも一気に突き放してみせた。出来は前走以上。

アイアンバローズステイヤーズS:1着 芝3600m 504kg(-10kg) 中2週)<C>
🏇『前走の追い切り
2走前の京都大賞典の時は、追い切りでもパドックでもうるさい面を見せていて集中力を欠いていたが、前走時は坂路での調教中心に変えてきたことも手伝ってか追い切りの動きもパドックも集中していた様子で、好仕上がり。この中間も坂路での調整が続けられているが、1週前追切は終いに頭が上がり気味で、前走時の仕上がりには及ばない動きだった。

ホウオウエミーズ福島記念:1着 芝2000m 450kg(±0kg) 中5週)<B>
🏇『前走の追い切り
前走時の追い切りでもかなりの動きを見せていたが、この中間の1週前追い切りでも強めに追われて伸び脚上々で、出来は引き続き良さそう。

マテンロウレオ(チャレンジC:5着 芝2000m 484kg(+14kg) 中2週)<C> ※除外対象馬
追い切りでは速い時計が出る馬だが、1週前追い切りの映像からは力みがあって押さえが効かず、走り過ぎてしまっている感じあり。

ドゥラエレーデ ※出走回避


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、タスティエーラソールオリエンスドウデューススルーセブンシーズの4頭をあげておきます。


◇今回は有馬記念編でした。
12月に入っても暖かい日が多く、例年だとキリの影響で動きがしっかり確認できないことがある有馬記念の追い切りも、今年はそんな気配もないのかななどと思っていたら1週前に一気の冷え込み。何とか冬を間に合わせたような形で、急な季節の変化に人間の体もついていかなくてはならず、体調管理には気をつけて週末の有馬記念に臨みたいところですね。人が大変なら馬も大変、気を遣うこともこれまで以上にあると思います。今年最後の大一番で余力がどれだけ残っているかも重要なレースでもありますので、例年以上に状態面のチェックはしっかり行っていきたいと思います。
過去5年の連対馬の調教内容は、「最終追い切り=馬なり」の馬が7頭とまず目立つところ。ただ、間隔を空けて臨んだ馬は最終追い切り等で強めに追ってきていた馬も多く、昨年の勝ち馬イクイノックスもほぼ馬なりの調整だったものの、1週前の日曜日だけは坂路で一杯に追われていました。1週前か最終追い切りで強めの追い切りを消化できるだけの状態にあるという点は、過去5年の連対馬に共通しているところで、今年もそのあたりは一つのポイントとなりそうです。
毎年いろいろなドラマが生まれる有馬記念。混戦模様の今年は一体どんな結末を迎えるのでしょうか。暗いニュースが多い世の中ですが、大谷選手や阪神タイガースに続き最後は競馬が盛り上げて、明るい話題を届けてもらいたいですね。

有馬記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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2023年12月17日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年12月17日号】特選重賞データ分析編(389)~2023年有馬記念
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。


最新版公開中! 本稿掲載重賞含む、その他の注目競走見解はコチラ『週末メイン「1点」分析EXTRA編』で!


<次週の特選重賞>

G1 有馬記念(グランプリ) 2023年12月24日(日) 中山芝2500m内


<ピックアップデータ>

【前走の条件がG1、かつ前走のコースが国内だった馬の、前走の着順別成績(2016年以降)】
○4着以内 [6-4-6-21](3着内率43.2%)
×5着以下 [0-2-0-43](3着内率4.4%)

 前走の条件がG1以外だった馬は2016年以降[0-0-0-22](3着内率0.0%)と3着以内なし。また、前走が国内のG1だった馬に限ると、大敗直後の馬も苦戦していました。ビッグレースで好走を果たした直後の馬に注目するべきでしょう。

主な「○」該当馬→ドウデュースハーパー
主な「×」該当馬→タイトルホルダーディープボンド


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“前年以降の、JRAの、G1のレース”において1着となった経験がある」馬は2016年以降[6-4-7-22](3着内率43.6%)
主な該当馬→タイトルホルダードウデュース

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2023年11月22日(水) 17:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック ジャパンC2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


11月26日(日)東京12R 第43回ジャパンカップ(3歳以上G1・芝2400m)
※注意※ジャパンカップは12Rです。

🏇『過去5年(2018年~2022年』は👉こちら👈


<外国馬招待馬>

イレジン(コンセイユドパリ賞:1着 芝2200m(2.17.9) 中5週)<C>
☆前々走2着(フォワ賞)の『レース映像
凱旋門賞の前哨戦・フォワ賞に出走して好成績を収めているが、セン馬のため凱旋門賞には出走できず。昨年はロイヤルオーク賞、今年はコンセイユドパリ賞に出走して共に勝利していて勢いはありそうだが、2年前のフォワ賞ではここにも出走するディープボンドに敗れており、これまでのレースを見ても持ち時計が遅く速い時計の競馬には向かない感じあり。


<前走:天皇賞(秋) 東京芝2000m(レース映像)> 中3週

イクイノックス(1着 494kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
前走の天皇賞(秋)では追い切り、パドック、レース内容と予想以上に完璧に近い内容。この中間も1週前に併せ馬で持ったまま楽に先着。日曜日にも坂路で速い時計を出していて、引き続き良い状態で最終追い切りを迎えられそう。

ダノンベルーガ(4着 500kg(-8kg))<C>
☆『前走の追い切り
この中間は1週前の木曜に追い切り1本と、昨年と比べても本数は少なく、動きを見ても併せ馬で併走相手に見劣る動きで期待していたほど良くなってこない。

ドウデュース(7着 512kg(+4kg))<A>
☆『前走の追い切り
休み明けの前走時は、パドックではフックラとまだ締まりそうな馬体。この中間もプールで毎日のように泳ぎ、1週前追い切りでは力強い動きを見せている。前走からの変わり身はあって良さそう。

エヒト(8着 462kg(-4kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックで細い感じには見えなかったが、休み明けから使われるごと馬体が減ってきていて、この中間も何とか先週金曜に1週前の時計が出せたくらいで余裕はない。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中6週

ディープボンド(3着 508kg(+6kg))<B>
☆『前走の追い切り
なかなか勝ちきれないレースが続くが、休み明けの前走は追い切りでは硬さのない走りで上々の仕上がり。この中間も前走時と同じような、坂路、坂路、CWで一杯に追われるという入念な過程を踏んできているが、1週前追い切りの動きを見ると走りが硬くやや物足りないようにも見えた。ただ1週前に良く見えた時は意外と最終追いがイマイチだったりすることがある馬なので、今回は逆に最終追い切りで硬さのないスッキリした動きなら狙いたい。

ヴェラアズール(7着 526kg(+6kg))<D>
☆『前走の追い切り
昨年は一番勢いがあった時期で、レースでも内に突っ込んでいったムーア騎手の好騎乗があっての勝利。ここ1年不振が続いているが、個人的な見解としては、胸前の筋肉が発達して前脚をかき込む走りに変わってしまっていることが影響しているのではないかと思う。胸前の筋肉が発達している割にトモの筋肉がそれと比例して成長していないぶん、前が強すぎてバランスが取れておらず、それが理由で終いの伸びが甘くなってしまい、良い頃のスピード感のある走りが近走では追い切りで見られていない。そのあたりは坂路での終いの時計にも表れていて、この点はデビューから坂路中心の追い切りだったものがここ1年はCW中心に変わっていることも影響しているのではないだろうか。今の走り方だと時計勝負の高速競馬には向かないので、合う条件に変えたほうが良さそう。

インプレス(12着 536kg(+12kg))<C>
併せ馬で遅れることがあまりない馬で、この中間は併せた相手も前走時よりも上のクラスの馬で状態面は悪くない。ただレースで前に行けなかったり、追い出されてモタれる面があったりとロスが多い点が懸念材料としてあり、このクラスになってくるとレース結果にも大きく影響してきてしまう。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中8週

タイトルホルダー(2着 472kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
休み明けのオールカマーを使われてこの中間は坂路と南Wでの調整。乗り込み量も豊富で、2週前の単走での追い切りでは良い時のものに近い動きを見せた。1週前の併せ馬は反応がイマイチに感じたが、それでも本数も乗られていて反動はなさそうなので、最終追いは単走で速い時計が出ていれば理想的。

チェスナットコート(15着 462kg(-15kg))<E>
前走のパドックを見ると、日経賞で2着に好走した頃のスラっとした感じからガッチリとしたダート馬の馬体に変わっていて、年齢的にも大きく変わる感じはない。


<前走:その他のレース出走馬>

パンサラッサ(ドバイWC:10着 ダ2000m 8ヶ月)<D>
☆『前走の追い切り
繋靭帯炎による休養からの休み明け。矢作厩舎なのでそれほど乗り込まれていないが、1週前がCWでの併せ馬で本来の調整内容ではない。動きを見ても大差先着はしているが、内外の併走相手はまともに追われておらず、追い比べの併せ馬にはなっていないので仕上がっている調教内容ではない。

リバティアイランド秋華賞:1着 芝2000m 476kg(+10kg) 中5週)<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
同じ休み明けでも桜花賞時と比べると前走の秋華賞の時にはかなり攻めた内容の調整で、+10キロでも仕上がりは良かった。休み明け2戦目は気合乗りが良くなったり、テンションが高めになる馬。前走が前述の攻めの調整内容だったことを考えると、馬体は仕上がっておりこの中間は単走で馬なりでの調整で十分。あとは最終追いで川田騎手が騎乗して反応を確かめる程度で仕上がる。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 6ヶ月半)<C>
☆『前走の追い切り
蹄の不安で天皇賞(秋)を回避。1週間休ませての仕上げ直しで1週前追い切りこそ南Wでの併せ馬だったが、日曜日にも2週連続で坂路で速い時計を出していて急仕上げ気味。

スタッドリー(ケフェウスS:2着 芝2000m 512kg(-6kg) 中9週)<D>
休み明け2戦目だが前走から中8週での出走の割に追い切りの本数が少なく、強めにも追われてもいない。1週前の動きを見ても前が上がり気味でバネがない走り。

フォワードアゲン(ケフェウスS:6着 芝2000m 426kg(±0kg) 中9週)<D>
この中間、乗り込み入念で速い時計は出ているが内めを走ったものばかり。1週前追い切りの動きを見ると、併せ馬ではないが外めを走っている他厩舎の馬にスイスイ抜かれている。

ショウナンバシット菊花賞:11着 芝3000m 492kg(+6kg) 中4週)<C>
☆『前走の追い切り
乗り込みは豊富なこの中間だが、春の調子が良かった時のような坂路での好時計が出てこない。

トラストケンシンダイヤモンド゙S:11着 芝3400m 472kg(-2kg) 9ヶ月)<E>
長期休養明けもこの中間美浦坂路での4本のみで目立つ時計も出ていない。

ウインエアフォルク(古都S:5着 芝3000m 470kg(-6kg) 中3週)<D> ※除外対象馬
前走時までは南Wで終い良いタイムもマークされていたが、この中間は内めを走って平凡な時計で上積みなし。

クリノメガミエース(兵庫クイーンC:4着 ダ1870m 482kg(-2kg) 中3週)<E> ※除外対象馬
この馬なりに前走時よりも追い切りで好タイムは出ているが、芝のレースは1回しか走ったことがなく距離も長めでの勝利が少ない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスリバティアイランドドウデュースの3頭をあげておきます。


◇今回はジャパンカップ編でした。
先日、北海道の浦河にある『軽種馬育成調教センター(BTC) 』を見学させてもらえる機会があり、渋谷区と同じくらいの広さがあるというその壮大なスケール感に圧倒されてきました(個人的にはここに夏場だけオープンする宿泊施設や、馬のアミューズメントパークつきの競馬場でも作ってしまえばいいのに……と思ってしまいました)。緑一杯の果てしなく続く芝コースに、屋内コースだけでも1000mある坂路、直線1000mのウッドチップ、600mのダートトラックコースと、雪の降る季節でも十分に調教できる施設が備わっていて、調教技術の進歩とこれだけの施設で調教されている日本の馬が強くなっているのにも納得しました。日本のトップが世界1であるということはそれ以外の馬たち全体もレベルアップしているということでもあり、どうしても強い馬がJRAに集中してしまうのは仕方がありませんが、昨今では地方競馬にも確実にレベルの上がっている馬たちが多くなってきているのも事実。これから先地方から強い馬が出てくる機会が多くなって交流レースがさらに盛り上がっていくのではと期待しています。
そんなハイレベルの日本馬トップが出走する今年のジャパンカップ。過去5年の連対馬の調教内容を調べてみたところ、1週前、最終追い切りと2週連続馬なりでの調整の馬が半分の5頭というのが目立ちました。このレースに関しては、秋華賞菊花賞天皇賞(秋)など秋の最初の目標になるレースがあり、そこを使って参戦してくる馬も多いことからこのような傾向が表れているのではないかと思います。そのことから、前走秋のG1レースを好走している場合は馬なり中心の調整タイプを、ジャパンカップを目標に使ってきているローテなら1週前か最終追い切りで強めの追い切りを行っている馬を狙ってみることをおススメします。


ジャパンカップ出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年10月5日(木) 12:05 くりーく
くりーくの中間調教チェック 毎日王冠2023 
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


10月8日(日) 東京11R 第74回毎日王冠(3歳以上G2・芝1800m)

【登録頭数:13頭】(フルゲート:18頭)


<前走:安田記念 芝1600m(レース映像)> 4ヶ月

ソングライン(1着 480kg(-8kg))<A>
休み明けになるが、この中間も2週前、1週前と併せ馬で先着。あいだの日曜日にも速い時計を出しており、前2走とほぼ同じような調整で仕上がりもかなり良さそう。
☆『前走の追い切り

シュネルマイスター(3着 490kg(±0g))<C>
南Wで速い時計の出る馬だが、この中間はこの馬としては時計が遅い。1週前追い切りの動きを見ても前脚の出が硬く、併走相手の前に出てから突き放せなかった。
☆『前走の追い切り

ウインカーネリアン(8着 510kg(海外競馬出走))<C>
この中間も併せ馬で乗られているが、追走での追い切りが多い。時計もこの馬としてはかかっていて、スピード感にも欠ける。
☆『前走の追い切り


<前走:その他のレース出走馬>

ジャスティンカフェ(エプソムC:1着 芝1800m 504kg(+4kg) 4ヶ月)<A>
休み明けのこの中間は坂路での調整。水・金と追い切られて金曜日に速い時計を出してきているが、先週の水曜も軽めの調整ながら重心の低い走りで手応えもしっかりしていた。昨年以上の好仕上がりだろう。
☆『前走の追い切り

フェーングロッテン七夕賞:14着 芝2000m 474kg(-4kg) 3ヶ月)<C>
近走同様、この中間も1週前はCWでの追い切りで同じような時計が出ている。一方、それ以前の坂路での時計がやや物足りない。
☆『前走の追い切り

エエヤン(NHKマイルC:9着 芝1600m 484kg(+2kg) 5ヶ月)<B>
春は未勝利から3連勝で重賞制覇。5ヶ月ぶりとなるこの中間は、乗り込み豊富で重賞勝ち当時と同じような好時計が何本か出ていて調子は良さそう。
☆『前走の追い切り

エルトンバローズ(ラジオNIKKEI賞:1着 芝1800m 500kg(-2kg) 3ヶ月半)<A>
1週前にCWで速い時計を出して仕上げる馬だが、この中間もCW3頭併せだったとはいえ併せ馬になる間もなく一気に併走馬2頭を置き去りにして大差先着の好内容を見せてきた。休み明けでも十分な仕上がりだろう。
☆『前走の追い切り

バビット(AJCC:8着 芝2200m 476kg(+14kg) 3ヶ月)<D>
菊花賞以降古馬のトップクラスとのレースが続き、逃げるこの馬にはマークもキツくなり楽な競馬をさせてもらえていない。今回休み明けで中間の乗り込みは多いものの、1週前に坂路で好時計が出ているだけで大きな変わり身は感じられない。
☆『前走の追い切り

バラジ新潟記念:5着 芝2000m 476kg(-6kg) 中4週)<B>
休み明けの前走を使われ、この中間はほとんどプール調教。これは脚元の疲れが残っていたが、大型馬なので体重は減らしたいという意図によるものかもしれない。1週前は南Wで追い切られ、日曜には改修されて使用できるようになった坂路で終いを伸ばす内容と、このあたりからは本来の調教内容に戻ってきている。あとは太め残りがなく疲れが取れていればといったところで、最終追い切りの動きで判断したい一頭。
☆『前走の追い切り

デュガ北九州記念:16着 芝1200m 508kg(+6kg) 中6週)<D>
短距離を使っていた馬で、前走からは中6週で迎えるが乗り込みが少なく、使ってくる感じではない。

ノースザワールド(メイS:7着 芝1800m 472kg(-6kg) 4ヶ月半)<E>
坂路で好時計の出る馬だが、休み明けのこの中間は平凡な時計。CWでの追い切りも普段は1週前のみだが、この中間は2週前にもCWで追い切られていてこちらも目立った時計ではなし。1週前追い切りでは併せたディープボンドから大きく離されていて、動きも物足りない。

アドマイヤハダル(関越S:2着 芝1800m 494kg(±0kg) 中9週)<B>
近走3戦は、500キロを切る馬体重での出走で差のない競馬が続く。この中間も2週前、1週前と併せ馬で先着と引き続き状態は良さそう。

キングストンボーイ(関越S:4着 芝1800m 490kg(+2kg) 中9週)<C>
休み休み使われている馬で、昨年も関越Sから毎日王冠というローテーションだったが、今年は長期間坂路が閉鎖されていたこともありその分プール調教が多くなっている。その影響が、良いほうに出てくる感じはない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ジャスティンカフェソングラインエルトンバローズの3頭をあげておきます。


◇今回は毎日王冠編でした。
今週から東京と京都に開催が替わり、今年の競馬も4コーナーを回って直線に向いたあたり。今週は、天皇賞(秋)ジャパンカップそしてマイルG1に向けての特に重要なステップレースである毎日王冠京都大賞典が行われます。
ここでは毎日王冠の過去5年の連対馬の調教内容についてまとめてみました。ポイントとなるのが、連対馬10頭の内9頭が関東馬ですべての馬が春競馬からの休み明けだったという点です。特に、1週前追い切りで強めに追われた馬が7頭、最終追い切りが馬なりだった馬が7頭と、前哨戦といえども3~4週前あたりの早めの段階から乗り込まれ1週前にはほぼ仕上がっている状態までもってこれていることが重要になっている印象です。そのあたりに関しては、レース後に反動が出ないようにして本番に向けてスムーズに調整していくためということも考えられると思いますので、豊富な乗り込み量と1週前ぐらいにはほぼ仕上がっている馬をここではお勧めします。
そして、くりーく予想は先週の3連単『40万馬券』、3週前の『70万馬券』と特大の高配当が短い期間のあいだに的中しています。それ以外にも8月、9月で単勝万馬券3本的中というのもありましたが、これを「偶然」と考えるか「必然」と考えるかは人それぞれ。それでも、予想する本人としては「必然」だと思われるような結果を残していけるように、これからも精進していきたいと思っています。


毎日王冠出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年6月22日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 宝塚記念2023
閲覧 1,718ビュー コメント 0 ナイス 5



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


6月25日(日)阪神11R 第64回宝塚記念(3歳以上G1・芝2200m)


【登録頭数:20頭】(フルゲート:18頭)

<休み明けでの出走>

イクイノックス(ドバイSC:1着(海外)3ヶ月)<B> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間は早めに栗東へ移動して滞在での調整。右回りでの追い切りもあるが、この馬としては力みがあり終いの伸び脚が物足りなくも見える。

ヴェラアズール(ドバイWC:13着(海外)3ヶ月)<C> <優先出走馬(ファン投票)>
海外帰りの休み明け。この中間乗り込み量は豊富も、1週前追い切りを見ると良い時のような前進気勢があまり感じられない。時計は出ているが終いの伸び脚は平凡。

ジオグリフ(ドバイWC:11着(海外)3ヶ月)<B>
この馬も早めに栗東へ移動しての調整で、CW、坂路と好時計が出ていて順調な仕上がり。1週前の動きを見ると、重め感はないがもう少し気合乗りがほしい感じ。

スルーセブンシーズ(中山牝馬S:1着、448kg(+4kg)3ヶ月半)<A>
中山牝馬Sからの休み明けで、こちらも栗東に移動しての調整。デビューから休み休み使われ、馬体も増えてきている馬だが、1週前は強めに追われて力強い動きを披露と、ここも仕上がりは良さそう。


<前走:天皇賞(春)出走馬>(中7週)

ジャスティンパレス(1着、472kg(±0kg))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間もこれまでと同じように1週前に併せ馬で強めに追われた。ただ、持ったままの併走相手に追って追って何とか先着という内容で、もともとスッと反応できる馬ではないものの今回はズブさが目立ち、重め感あり。

ディープボンド(2着、504kg(-10kg))<A> <優先出走馬(ファン投票)>
前走は10キロ減で仕上がりが良かったがパドックではかなりうるさかった。この中間は、1週前までに坂路、CWで強め3本と昨年とほぼ同様の内容だが、さらに動きが良化し前走以上のデキで臨めそう。

ブレークアップ(4着、496kg(+2kg))<C>
土曜追いの厩舎で、3週連続CWで速いタイムを計時。ただ、前走時と比べると坂路での時計が平凡。

アスクビクターモア(11着、482kg(±0kg))<A> <優先出走馬(ファン投票)>
この春3戦目となるが、この中間は南Wでの追い切りプラス2歳時以来のプール調教も取り入れられての入念な乗り込み。1週前追い切りでは前走時のような前半手控えた内容ではなく、気分良く走らせて直線もかなりハードに追うという、迷いなく思い切りの良さを感じさせるスパーリングを敢行している。


<前走:香港QE2世C出走馬>(中7週)

ダノンザキッド(5着(海外))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間は坂路での時計が平凡。CWでの追い切りの動きを見ても、前半は首が上がってしまい走る気持ちが伝わってこない。

ジェラルディーナ(6着(海外))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間は1週前に強めに追われて本来の調整内容。ただ動きを見ると、重心が高めでやや力みがある点で、良い時と比べると少々物足りない。


<前走:鳴尾記念出走馬>(中2週)

ボッケリーニ(1着、468kg(+2kg))<C>
前走時は追い切りの動きも良く好仕上がりだったが、今回はあまり実績のない中2週での出走。日曜に坂路で時計が出ているが軽めの調整で、上積みまではどうか。

モズベッロ(6着、496kg(+4kg))<B>
3年前に3着の好走実績があり、中2週のこの中間も軽めの調整ではあるものの良い時の動きに近づいてきている。近走は詰めてレースを使えていることからも、出来の良さが感じられる。

カラテ(9着、538kg(+4kg))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間も坂路での調整でガラッと良くなった感じはないが、大きな馬で力強さはあり調子落ちはなさそう。


<前走:その他のレース出走馬>

ユニコーンライオン(豪州QES:5着(海外)中10週)<D>
前走からの乗り込み量は少ない。1週前の動きを見ても、好調時のような鞍上がハミにぶら下がる感じがなく、長手綱で押しても伸びきれず重い動き。

ドゥラエレーデ日本ダービー:中止、512kg 中3週)<B> <優先出走馬(ファン投票)>
前走落馬競走中止のためここに出走してきた。中3週になるが、休み明けの前走を使われて1週前には日曜、水曜とかなり良い時計をマーク。出来自体は良さそう。

プラダリア目黒記念:5着、464kg(+4kg)中3週)<D>
休み明けの前走時は、パドックでは緩さが残っているように見せていた。この中間も坂路では速い時計が出ておらず、変わり身はあまり感じられない。

ライラック目黒記念:9着、438kg(+4kg)中3週)<B> <優先出走馬(ファン投票)>
1週前は、前走時よりも手応えに余裕が窺え、終いの動きも好反応だった。

ウインマイティーブローザホーンミクソロジーの3頭は出走回避の予定。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、アスクビクターモアディープボンドスルーセブンシーズの3頭をあげておきます。


◇今回は宝塚記念編でした。
早いものでJRA春G1も最終戦の宝塚記念を迎えることになります。今年はこのコラムで推奨した馬たち(日本ダービータスティエーラオークスハーパードゥーラ/天皇賞春:ディープボンドシルヴァーソニック......)が好成績を残していて、少しでも的中のヒントとして参考になっていたら嬉しい限りです。
このコラムで推奨した馬たちが好走するということは、1週前までにどれだけ状態を仕上げられているかが重要になっていることの表れでもあると思っています。JRAでもレースの週になれば、参考レースや調教VTRなどを提供していますが1週前追い切りの映像などは探しにいかなければなかなか見られない状況にあります。そのあたり、当コラムの役割であり価値ととらえ、これからも皆さまの参考となるよう心掛けてやっていきますので、どうぞよろしくお願いします。


宝塚記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年6月18日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年06月18日号】特選重賞データ分析編(363)~2023年宝塚記念
閲覧 2,055ビュー コメント 0 ナイス 5



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 宝塚記念 2023年06月25日(日) 阪神芝2200m内


<ピックアップデータ>

【“阪神の、G1のレース”において2着以内となった経験の有無別成績(2019年以降)】
○あり [4-2-3-7](3着内率56.3%)
×なし [0-2-1-41](3着内率6.8%)

 近年は阪神のG1で優勝を争ったことのある馬が優勢。なお“阪神の、G1のレース”において2着以内となった経験がない、かつ“同年の、中山・阪神の、出走頭数が14頭以上のレース”において“着順が4着以内、かつ4コーナー通過順が5番手以下”となった経験のない馬は2019年以降[0-0-0-34](3着内率0.0%)と苦戦していました。阪神のG1で連対を果たしたことがない馬のうち「勢いに乗っている中山・阪神向きの差し馬」とも言い難い馬は、評価を下げるべきでしょう。

主な「○」該当馬→ジェラルディーナディープボンド
主な「×」該当馬→イクイノックスヴェラアズールジオグリフボッケリーニ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「出走数が22戦以内」の馬は2019年以降[4-4-4-30](3着内率28.6%)
主な該当馬→イクイノックスジェラルディーナジオグリフディープボンド

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ディープボンドの口コミ


口コミ一覧

香港GⅠ(28日)

 はたと止まる 2024年4月25日(木) 01:31

閲覧 9ビュー コメント 0 ナイス 0


 1.メンバーは金曜日に確定も、1200m以外は日本馬が上位じゃないかねー

 2.ディープボンドには「映画007」だし、イギリスのRキングに乗ってほしかったなー、、、

 極駒eX 2024年4月24日(水) 11:03
【😀前走🔍阪神大賞典】🔍天皇賞(春)😀三浦騎手🎯念願のG1
閲覧 151ビュー コメント 0 ナイス 3

天皇賞(春) G1
4月28日(日) 京都/芝3200m 21頭
1位   ドゥレッツァ   100.9
2位   ディープボンド   100.6
3位   タスティエーラ   100.3
4位   サリエラ   100.2
5位   テーオーロイヤル   100.2😀
番外🙄

前走レース別では、🔍大阪杯、🔍日経賞、🔍阪神大賞典の三つ巴。1~3着馬延べ30頭のうち、じつに23頭を占めている。なかでも、これら3重賞の連対(2着以内)馬に絞ると好走率がぐんと上昇するので、軸馬はここから選ぶようにしたい


阪神大賞典
①😀テーオーロイヤル

②🙄ワープスピード
重賞こそ未勝利だが、スタミナの豊富さは近走が証明するところ。関東馬ながら京都のアップダウンも攻略済みで、さまざまなファクターを見直しても弱点の少ないタイプだ。高木師は「雨は駄目。傘マークも出ているようなので」と空模様を気にしつつ、「中山と違い、今の京都なら多少の雨でもそこまで悪くならないでくれるかな。競馬での器用さがほしいけど、その辺は😀三浦騎手もわかっているし、いい馬場でしっかり走れればそこそこやれても」

😀ワープスビード(牡5歳、美浦・高木登厩舎)は、現役時代にダートの短距離戦で活躍したドレフォンの産駒だが、昨年10月の古都S1着から4戦続けて芝3000メートル以上のレースに出走し、2走前のダイヤモンドSは3着、前走の阪神大賞典は2着に入っている。今回、ワープスピードには6戦ぶりに😀三浦皇成騎手が騎乗する予定だが、GⅠの天皇賞・春で重賞初制覇を遂げることができるだろう

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 競馬が大好き(複勝男 2024年4月24日(水) 01:00
天皇賞春 1
閲覧 59ビュー コメント 0 ナイス 3

天皇賞 春

4月28日 日曜日 京都競馬場 右回り Aコース
芝3200M GⅠ 4歳以上

過去10年馬券内父系 (京都開催のみ)
サンデーサイレンス系    10-9-8 登録馬 13頭
ナスルーラ系         0-1-0      0頭
ハイペリオン系        0-0-1      0頭
ノーザンダンサー系      0-0-0      4頭
ヘイルトゥリーズン系     0-0-0      2頭
ミスタープロスペクター系   0-0-0      2頭 計21頭 フルゲート18頭

過去10年別頭数(京都開催のみ)
4回 17、18頭
1回 13、14頭

過去10年人気別馬券内(京都開催のみ)
7回 2番人気
4回 1、3、4番人気
3回 6番人気
1回 5、7、8、10、11、12、13、14番人気

過去10年最高オッズ(阪神開催含む)
単勝 1150円 複勝 1470円 枠連 6650円 馬連 20160円 馬単 29950円
ワイド 7840円
3連複 57160円
3連単 242730円

このレースの傾向として(競馬ブック参考)

〇 前走
   阪神大賞典   0.4秒差以内
   日経賞     0.5差以内の2,3着
   大阪杯     前年GⅠ勝利している
   ダイヤモンドS  斤量58で連対以上
   京都記念    入着以上

〇 前年9月以降重賞連対以上
〇 芝2400M以上の重賞連対以上 
〇 重賞3回以上連対以上
〇 6歳まで 4歳は牡馬クラシックで馬券内あるが理想的最低でも入着あれば
〇 牝馬は苦戦傾向 出走自体少ないが
〇 1~4枠までの内枠

実績

GⅠ勝ち馬
      タスティエーラ ドゥレッツァ

GⅠ2着
      ディープボンド 

GⅠ3着
      シルヴァーソニック テーオーロイヤル ハピ(ダート)

GⅡ勝利  
      チャックネイト ブローザホーン 

GⅢ勝利
      ヒンドゥタイムズ マテンロウレオ

GⅡGⅢ重賞連対
      サヴォ―ナ サリエラ スカーフェイス プリュムドール ワープスピード

OPリステッド勝利
      シュヴァリエローズ メイショウブレゲ

昇級初戦
      ゴールドプリンセス スマートファントム

GⅠ入着
      メロディーレーン

3勝クラス 
      ウインエアフォルク

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コメント一覧
10:
退会ユーザー 2024年3月17日() 09:32:51
このコメントは削除されました(投稿者退会による)
9:
  HELPRO   フォロワー:2人 2023年3月19日() 16:40:06
ディープボンドは春天が狙い目。でも和田騎乗では最高でも2着まで。それが和田の与えられた運命。何より実力だったら勝負にも成らないのだから!
8:
  HELPRO   フォロワー:2人 2023年3月19日() 15:43:56
やはり和田は追えない人間。ディープボンドの好走は全て穴の好走で本気で乗せたら先に仕掛けて着を逃す逃す関の山。技術が無いから馬を追えない未熟者の典型。テイエムオペラオーは馬鹿でも勝てたと言う良い証拠!

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2024年3月17日阪神大賞典 G27着
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2024年3月17日 阪神大賞典 G2 7着
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