トーセンカンビーナ(競走馬)

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トーセンカンビーナ
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トーセンカンビーナ
写真一覧
抹消  鹿毛 2016年2月7日生
調教師加藤征弘(美浦)
馬主島川 隆哉
生産者社台ファーム
生産地千歳市
戦績25戦[4-4-2-15]
総賞金12,161万円
収得賞金3,750万円
英字表記Tosen Cambina
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
カンビーナ
血統 ][ 産駒 ]
Hawk Wing
Await
兄弟 ファルコニアカーロバンビーナ
市場価格2億4,840万円(2016セレクトセール)
前走 2023/04/30 天皇賞(春) G1
次走予定

トーセンカンビーナの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/04/30 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 1748482.61715** 牡7 58.0 岩田望来加藤征弘 478
(-8)
3.26.7 10.644.8⑮⑮⑬⑮ジャスティンパレス
23/02/18 東京 11 ダイヤモンド G3 芝3400 1671435.3108** 牡7 56.0 江田照男加藤征弘 486
(+14)
3.30.8 1.736.6⑯⑯⑯⑮ミクソロジー
22/05/01 阪神 11 天皇賞(春) G1 芝3200 18510146.71810** 牡6 58.0 藤岡康太加藤征弘 472
(-2)
3.19.4 3.237.8⑰⑰⑰⑭タイトルホルダー
22/03/20 阪神 11 阪神大賞典 G2 芝3000 134432.177** 牡6 56.0 石川裕紀加藤征弘 474
(-2)
3.06.0 1.035.1⑫⑪⑫⑪ディープボンド
22/02/19 東京 11 ダイヤモンド G3 芝3400 144612.653** 牡6 55.0 石川裕紀加藤征弘 476
(+2)
3.30.6 0.534.6⑬⑬⑪⑪テーオーロイヤル
21/12/04 中山 11 ステイヤーズ G2 芝3600 13685.524** 牡5 56.0 横山武史加藤征弘 474
(+2)
3.48.0 0.435.2⑤④⑥⑥ディバインフォース
21/11/07 東京 11 アルゼンチン G2 芝2500 15814133.7157** 牡5 55.0 石川裕紀加藤征弘 472
(-2)
2.33.1 0.733.9⑬⑬⑬⑪オーソリティ
21/09/05 札幌 11 丹頂S OP 芝2600 107819.468** 牡5 55.0 泉谷楓真加藤征弘 474
(+14)
2.45.0 0.735.9⑧⑦⑧⑧カウディーリョ
20/11/08 東京 11 アルゼンチン G2 芝2500 183632.41214** 牡4 55.0 M.デムー加藤征弘 460
(-2)
2.33.5 1.935.3⑱⑱⑱⑱オーソリティ
20/10/18 東京 11 オクトーバー (L) 芝2000 168166.1312** 牡4 57.0 内田博幸加藤征弘 462
(-2)
2.01.4 1.936.3⑪⑪⑬テリトーリアル
20/06/28 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 181183.8118** 牡4 58.0 浜中俊角居勝彦 464
(+6)
2.16.4 2.938.2⑯⑯⑮⑮クロノジェネシス
20/05/03 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 143319.875** 牡4 58.0 藤岡康太角居勝彦 458
(+4)
3.17.2 0.735.3⑭⑭⑦⑧フィエールマン
20/03/22 阪神 11 阪神大賞典 G2 芝3000 104415.452** 牡4 55.0 藤岡康太角居勝彦 454
(-4)
3.03.3 0.335.8⑩⑩⑩⑦ユーキャンスマイル
20/02/15 京都 10 松籟S 3勝クラス 芝2400 12794.211** 牡4 55.0 藤岡康太角居勝彦 458
(0)
2.28.3 -0.134.8⑦⑦⑥⑧ヴィッセン
19/12/08 阪神 9 オリオンS 3勝クラス 芝2400 137103.925** 牡3 54.0 藤岡康太角居勝彦 458
(+2)
2.27.0 0.433.3⑬⑬⑫⑫バレリオ
19/11/09 京都 12 3歳以上2勝クラス 芝2200 10442.411** 牡3 55.0 藤岡康太角居勝彦 456
(+8)
2.13.8 -0.134.0⑩⑩⑩⑤スズカロング
19/09/16 阪神 8 3歳以上1勝クラス 芝1800 9441.711** 牡3 54.0 藤岡康太角居勝彦 448
(-8)
1.47.2 -0.132.9⑨⑨ピノクル
19/08/17 札幌 10 富良野特別 1勝クラス 芝2000 127105.832** 牡3 54.0 藤岡康太角居勝彦 456
(+8)
2.01.1 0.736.0⑩⑩⑨⑥ハーメティキスト
19/04/27 東京 11 青葉賞 G2 芝2400 164713.8716** 牡3 56.0 藤岡佑介角居勝彦 448
(-6)
2.27.2 2.236.0⑯⑯⑯⑮リオンリオン
19/03/03 阪神 8 アルメリア賞 500万下 芝1800 7553.732** 牡3 56.0 藤岡佑介角居勝彦 454
(+4)
1.47.7 0.233.6⑦⑥ランスオブプラーナ

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タイトルホルダージャスティンパレスアスクビクターモアボルドグフーシュ
実績上位の馬達が、至極順調に本番に臨んできたという印象が強かった今年の天皇賞・春。阪神から新装京都に舞台が変わり、傾向の変化に注目する声も多かったが、正直なところ筆者は、人気上位馬とその他の馬の間には、多少の適性差では埋まらないだけの能力差があるように感じていた。

しかし蓋を開けてみれば、この中で馬券に絡んだのは勝ったジャスティンパレスのみ。タイトルホルダーはアクシデントによる競走中止なので仕方がないが、アスクビクターモアボルドグフーシュが見せ場らしい見せ場すら作れなかったというのは、今後を考える上で非常に悩ましい結果だったように思う。

完璧な立ち回りでの横綱相撲を演じたジャスティンパレスは、休み明けの阪神大賞典で大きく馬体を増やし、今回もそのままの身体で出走してきたように、文字通り”身が入った”感がある。
菊花賞で先着を許したアスクビクターモアボルドグフーシュとの手応えの差を見ても、この路線においては世代の中で完全に抜け出したと言えそうだ。

しかしながら、3000m超の長距離路線というのはひとまずここがゴール。この後は宝塚記念天皇賞・秋ジャパンカップ等、中距離路線へ挑戦する可能性が高いはず。そしてその路線には、現役最上位に君臨するイクイノックスドウデュースらが待ち構える。

皐月賞〜ダービーに至る春クラシック路線の中では脇役的な存在でしかなかった本馬だが、大きく成長した今、どれだけ差が縮まっているのか非常に興味深いところ。本質的には本馬も中距離がベストのように感じるのだが、走りのインパクトという点ではまだ大きな差があるように映るだけに、真価が問われるのはこれからということになりそうだ。

2着に突っ込んだのは、長距離路線の門番的存在となったディープボンド
いつも勝負所で鞍上の手が動き、かなりズブい面を見せる馬が、今回は強く追われる感じもなく、自然と早め先頭に立つ形。これまでで最もスマートな好走であったように思う。

馬体が絞れて出来が上がっていたのは勿論のこと、出走馬がそれぞれに勝ちに行くタフな流れも本馬にとってはプラスだったか。昨年に比べて力が落ちているように感じていたが、長距離ではまだまだ侮れない存在であり続けそう。

3着のシルヴァーソニックと4着のブレークアップは、気楽な人気で上手に乗られ、現状のベストパフォーマンスを発揮。それでも1、2着馬には離されたように、G1で勝ち負けとなるとやはり厳しい。 どちらもステイヤーとしての資質は確かなので、適性や相手関係を選んでレースを使っていけば安定勢力になれるはず。

評価が難しいのは、上位人気を裏切る格好となったボルドグフーシュアスクビクターモア

ボルドグフーシュは今年の2戦とも伸びては来るが失速する、という内容で、3歳時に見せていた”エンジンが掛かるとどこまでも伸びる感”が薄れているのは気がかり。レースぶりや菊花賞の好走からステイヤーのイメージを持たれていたものの、血統構成はあまりスタミナ的な要素がなく、3000m超の距離は本質的に長い可能性が考えられる。

アスクビクターモアの方は、ボルドグフーシュよりはスタミナを備えた血統構成ではあるものの、こちらは調教でもレースでも前進気勢が強くなっているように感じる。
タフな流れだった菊花賞を2番手から押し切ったことで、ステイヤーというイメージが非常に強くなったが、気性面を踏まえるとこちらも2000m前後がベストなのではないだろうか。

この2頭に関しては、今後のレース選択と走り次第でイメージが大きく変わる可能性があるだろう。

残念ながら競争を中止してしまったタイトルホルダーは右前肢跛行ということで、重篤な症状ではなかったことに安堵。単勝1倍台の人気馬の走りを止めるのは大きな決断だったはずだが、横山和生騎手の判断には拍手を送りたい。復帰が叶った際にはまたその取捨に関して悩まされることになりそうだが、まずはじっくりと立て直して欲しい。

同じく競走を中止したアフリカンゴールドと、故障を発生しながらも走り切ったトーセンカンビーナも、生死に直結する症状でなかったのは幸い。どのレースにも言えることだが、人馬ともに無事にレースを終えて欲しいと切に願う。


○霧(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。

霧プロの最新予想ページはこちら
※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。

【回収率予報ニュース! 2023/4/30(日)版】天皇賞(春)、スイートピーSほか 2023年4月30日() 09:00

皆さん、こんにちは。ウマニティ編集部です。本日は【回収率予報ニュース!2023/4/30(日)版】をお届けします。

登場してもらうのは、22年のプロ予想家デビュー以来活躍中の回収率予報官プロ。その名の通り、回収率を予測(予報)するという予想スタイルの中枢を担う「予測回収率」にまつわる「危険馬」「穴馬」の紹介を当欄では行っていただきます。


≪2023/4/30(日) 買ってはいけない 天皇賞(春)、スイートピーSほか≫

「買ってはいけない」とは・・・予測回収率が低く、文字通り馬券購入の際には避けることをおすすめする馬。
なお、予測回収率が高い馬は「プロ予想MAX」提供予想の「一言コメント」および「コメント」欄に記載しています。

メインレースの単勝の予測回収率が低い馬です。
馬券購入の際には避けることをおすすめします。
(2022年実績:894件中/1着24件/払戻31,950円/回収率36%)

■ 新潟 11R  芝1600m 4歳上オープン 15:20 谷川岳ステークス
 ④ 60% 42.8倍(13) プルパレイ
 ⑭ 60% 11.9倍(7) フラーズダルム

■ 東京 11R  芝1800m 3歳オープン 15:30 スイートピーS
 ⑧ 60% 18.3倍(8) メランポジューム
 ⑫ 50% 15.7倍(7) セリオーソ

■ 京都 11R  芝3200m 4歳上オープン 15:40 G1 天皇賞(春)
 ④ 50% 113.0倍(11) メロディーレーン
 ⑧ 60% 286.3倍(17) トーセンカンビーナ
 ⑨ 60% 67.6倍(9) ヒュミドール
 ⑭ 60% 62.3倍(8) マテンロウレオ
 ⑮ 50% 162.5倍(14) エンドロール
 ⑯ 50% 18.0倍(5) シルヴァーソニック
 ⑰ 50% 119.9倍(13) アフリカンゴールド

・買ってはいけない 各レースの人気馬

各レースの出走馬で、単勝オッズ6.0以下かつ予測回収率60%以下の一覧です。
(2022年実績:705件中/1着113件/払戻41,300円/回収率59%)

新潟 02R ⑨ 60% 4.9倍(2) マイネルラッシュ
京都 04R ⑥ 60% 3.4倍(2) スマートヴィーヴル
新潟 07R ③ 60% 5.9倍(3) ミラビリス
東京 09R ④ 60% 5.0倍(3) ストキャスティーク

※表は左から、レース、馬番、予測回収率、単勝オッズ、人気順、馬名です。
※オッズはデータ作成の前日夜時点のものです。
※オッズや人気順が変わっても予測回収率は変わりません。
※回収率予報の説明や使い方はこちら
 https://note.com/hrrf


≪2023/4/30(日) 単勝万馬券を狙え≫

対象レースの単勝の予測回収率90%以上の出走馬で最もオッズの高い馬です。
単勝以外の券種でも、この馬を絡めるとオトクですよ。
(2022年7月30日札幌11R、1着フォーワードアゲン/単勝払戻13,420円)

京都 11R ⑩ 90% 177.2倍(15) サンレイポケット

※表は左から、レース、馬番、予測回収率、単勝オッズ、人気順、馬名です。
※オッズはデータ作成時点のものです。
※オッズや人気順が変わっても予測回収率は変わりません。
※回収率予報の説明や使い方はこちら
 https://note.com/hrrf

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【天皇賞・春】前走後の談話 2023年4月30日() 04:50

ジャスティンパレス「大人になってパワーアップしている。メンタルも落ち着いてきた」(ルメール騎手=阪神大賞典1着)

ディープモンスター「内に閉じ込められてしまった。盛り返しているだけにもったいなかったです」(団野騎手=金鯱賞5着)

タイトルホルダー「スタートの1歩目をあの反応で出てくれたので、何も心配することなく、どれだけ離してくれるかなという競馬だった」(横山和騎手=日経賞1着)

メロディーレーン「皆さんが思っている以上に強心臓なので、しっかりしています」(今村騎手=阪神大賞典11着)

アイアンバローズ「抑えすぎて馬が気分を害してしまった」(岩田望騎手=阪神大賞典7着)

アスクビクターモア「きょうは平常心ではなかった」(田辺騎手=日経賞9着)

ディープボンド「馬場が乾いて上がりが速い競馬になり、持ち味が生きなかった」(和田竜騎手=阪神大賞典5着)

トーセンカンビーナ「後方から進めて最後はちょろちょろと脚を使ってくれた」(江田照騎手=ダイヤモンドS8着)

ヒュミドール「いつもよりいい位置で脚がためられた」(田辺騎手=ダイヤモンドS2着)

サンレイポケット「勝ち馬を見ながら運べたし、最後まで食らいついていました」(坂井騎手=阪神大賞典6着)

ディアスティマ「前回よりも今回の方がむきにならず、最後までリズム良く走れていた」(北村友騎手=日経賞3着)

ブレークアップ「最後もしっかりと伸びていますし、力のあるところを見せてくれたと思います」(松山騎手=阪神大賞典3着)

ボルドグフーシュ「とてもいい内容で走れましたし、いい前哨戦になったと思います」(川田騎手=阪神大賞典2着)

マテンロウレオ「負けただけ。最高の競馬にはなった」(横山典騎手=大阪杯4着)

エンドロール「暖かい時期も合っているのだと思います」(永野騎手=安房特別1着)

シルヴァーソニック「日本の競馬はトップクオリティー。それを示すことができてよかった」(レーン騎手=レッドシーターフH1着)

アフリカンゴールド「長丁場の方が良さそうです」(国分恭騎手=阪神大賞典4着)

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【重賞データ分析】天皇賞(春)2023 6項目チェックで絞られた有力候補は、タイトルホルダー、ジャスティンパレス、ディープボンドの3頭 2023年4月29日() 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!天皇賞(春)・データ分析 をお届けします!


【馬齢】
2013年以降(2021~2022年は阪神で施行)の1~3着馬延べ30頭の馬齢をみると、4歳から8歳までの間で収まっている。ただし、4歳の2着連対圏入りは、前走でも2着以内に入っていた馬だけ。7~8歳の連対(2着以内)は、過去の天皇賞(春)で好走(3着以内)経験があった馬に限られる。その点には注意したい。

(減点対象馬)
メロディーレーン ⑥アスクビクターモア ⑧トーセンカンビーナ ⑨ヒュミドール ⑩サンレイポケット ⑭マテンロウレオ ⑯シルヴァーソニック ⑰アフリカンゴールド

【性別】
2013年以降(過去10年)の性別成績は、牡・せん馬【10.10.9.128】、牝馬【0.0.1.9】。グレード制が導入された1984年まで遡っても後者の2着連対圏入りは皆無。牝馬は連対(2着以内)候補から外したほうが無難だろう。

(減点対象馬)
メロディーレーン

【前走クラス】
2013年以降の3着以内馬延べ30頭のうち、28頭は前走でG1またはG2に出走していた。例外の2頭は、ともに前走G3 1着馬。前走G3敗退馬や、非重賞からの参戦馬は評価を下げたほうがよさそうだ。

(減点対象馬)
トーセンカンビーナ ⑨ヒュミドール ⑮エンドロール

【前走着順】
2013年以降の1~2着馬延べ20頭中16頭が前走3着以内。残りの4頭は、みな過去の天皇賞(春)で3着以内に入った経験があった。順調な馬、ならびに当レースでの好走(3着以内)歴を持つ馬を重視すべきレースといえる。

(減点対象馬)
ディープモンスター ④メロディーレーン ⑤アイアンバローズ ⑥アスクビクターモア ⑧トーセンカンビーナ ⑩サンレイポケット ⑭マテンロウレオ ⑰アフリカンゴールド

【重賞実績】
2013年以降の3着以内馬延べ30頭は、いずれも芝重賞での連対(2着以内)経験があった。芝重賞の最高着順が3着以下にとどまっている馬や、天皇賞(春)が芝重賞初挑戦という馬の過信は禁物だ。

(減点対象馬)
ディープモンスター ④メロディーレーン ⑪ディアスティマ ⑮エンドロール

【父系】
2013年以降の1~2着馬延べ20頭中19頭が父サンデーサイレンス系。例外の1頭は菊花賞ウイナーだった。長距離G1未勝利馬を連対(2着以内)候補として狙うなら、サンデーサイレンス系種牡馬の産駒を優先したい。

(減点対象馬)
サンレイポケット ⑫ブレークアップ ⑬ボルドグフーシュ


【データ予想からの注目馬】
上記6項目で減点がないのは、①ジャスティンパレス、③タイトルホルダー、⑦ディープボンドの3頭

本命候補の筆頭には、③タイトルホルダーを推す。2013年以降、菊花賞ウイナーは【7.0.1.4】と活躍。また、前年の天皇賞(春)優勝馬は【3.0.0.0】という、素晴らしい成績を収めている。連軸に最もふさわしい存在と判断したい。

同年の阪神大賞典勝ち馬は、過去10年【2.2.2.3】。それに該当する、①ジャスティンパレスを次位評価。ここ2年続けて当レースで2着を確保している、⑦ディープボンドもぞんざいには扱えないだろう。

<注目馬>
タイトルホルダー ①ジャスティンパレス ⑦ディープボンド

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【ROBOTIPの勝率予測】天皇賞(春)2023 3200m×直線平坦で血統指数が弾き出したのは......ジャスティンパレス首位不動の結論 2023年4月29日() 12:00


こんにちは!ウマニティのROBOTIP開発プロジェクトメンバーの孫権です。
本日は30(日)に行われるG1天皇賞(春)を予想していきたいと思います。

まず、孫権のROBOTIP設定は「血統」の能力指数を100%重視しています。レース条件に応じて、必要な場合には他の能力指数(競走馬・騎手・調教師・馬主・生産者)を配合しますが、基本的には「血統」指数オンリーで展開します。
そして、適性については、血統の「距離適性」「トラック適性」「周回方向適性」「G前の坂の有無適性」を配合します。
以上が、私孫権のROBOTIP設定の基本方針です。


今週は、芝右回り3200m(直線平坦)のセッティングということで、「距離適性」50%、「G前の坂の有無適性」50%の配合でアジャストさせ、ここに調教評価補正をONとして臨みます。
これによって弾き出された勝率予測は以下の通りです。


孫権ROBOTIPが弾き出した天皇賞(春)全馬の勝率
(順位・馬番・馬名・勝率)

1 ①ジャスティンパレス   12.39%
2 ⑥アスクビクターモア   8.83%
3 ③タイトルホルダー    7.96%
4 ④メロディーレーン    7.90%
5 ⑦ディープボンド     7.69%
6 ⑤アイアンバローズ    7.07%
7 ⑬ボルドグフーシュ    6.57%
8 ⑨ヒュミドール      6.18%

9 ⑧トーセンカンビーナ    4.86%
10 ⑯シルヴァーソニック   4.80%
11 ②ディープモンスター   4.73%
12 ⑪ディアスティマ     4.41%
13 ⑰アフリカンゴールド   4.12%
14 ⑭マテンロウレオ     4.04%
15 ⑫ブレークアップ     3.35%
16 ⑮エンドロール      3.27%
17 ⑩サンレイポケット    1.82%


ROBOTIPの基本的な考え方として、平均勝率(17頭立ての場合は5.88%)を上回る馬のみを馬券対象にしますので、今回の天皇賞(春)では上位8頭までが馬券の対象ということに。
勝率の差で隊列を組むと以下の並びになります。

 ①>>⑥③④⑦⑤⑬⑨


ジャスティンパレスが、そこそこの差をつけている代わりに、2位以下がどんぐりの背比べ状態。2位→3位間に若干開きはあるものの、かといって「上位2頭で勝負!」とするのは躊躇してしまうレベルの溝、という図式に。
しかも、その2頭を含め人気上位もきっちり馬券対象含まれているということで、買い目構築に関しても少々難解な回となりました。
ここは、まず①ジャスティンパレスが勝ち切るシーンだけを狙い、かつ2、3着には⑥アスクビクターモアが来てくれれば万々歳、とした戦術で臨みたいと思います。
今回は、以下の3連単、単勝計13点(10,000円)で臨むこととします。
まあ、さすがに直前でも単3倍は切ってこないでしょう――基本的にはそれだけを見つめつつの戦いということで。


【孫権の天皇賞(春)勝負馬券】

3連単フォーメーション
①→⑥→③④⑤⑦⑨⑬
6点×400円=2,400円
①→③④⑤⑦⑨⑬→⑥
6点×300円=1,800円

単勝

1点×5800円=5,800円


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ROBOTIPは自分の競馬予想理論に従って6つの能力指数(競走馬・騎手・血統・調教師・馬主・生産者)と、5つの適性(距離・トラック・馬場状態・周回方向・G前の坂)を自由に配合して出走馬の勝率を予測するロボットです。
ROBOTIPはウマニティに会員登録(無料)すると無料でご利用頂けます。
⇒詳しくはこちらへ!
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【天皇賞・春】金曜日の陣営 2023年4月28日(金) 21:45

❶枠①番ジャスティンパレス

阪神大賞典を快勝した4歳牡馬は、栗東角馬場で体を動かしてから軽快に登坂。池水助手は「この中間は順調に、負荷をかけて乗り込めました。体が増えていて、成長を感じますね。今回は最内枠を引けたのでいいスタートを切って、いいポジションを取れれば」と意気込みを話した。

❶枠②番ディープモンスター

「折り合いはポイントになりますが、調教では我慢が利いていました。枠もいいと思います」(兼武助手)

❷枠③番タイトルホルダー

昨年の覇者は初の京都競馬場の確認と、ゴールデンウイーク渋滞を避けるため、早めの現地入り。午後0時55分に到着した。栗田調教師は「輸送は阪神で何度も経験しているので気になりません」と泰然自若だ。

❷枠④番メロディーレーン

「いつもと同じメニューで来た。いい枠を引けたので、積極的に運んでスタミナを生かしたいね」(森田師)

❸枠⑤番アイアンバローズ

「いい意味で変わりなくいい感じですね。スタートを決めていい位置で競馬してほしいと思う」(上村助手)

❸枠⑥番アスクビクターモア

昨年の菊花賞馬は美浦の坂路を4ハロン70秒3で気分良く駆け上がった。高木助手は「トップ級の馬で、大きな変化はいりません。菊花賞でも言いましたが、一点の曇りもない状態です」と自信満々だったが、雨予報には「降らないのが理想」と話した。

❹枠⑦番ディープボンド

「ひと叩きしてガラッと変わって、馬がやる気になっている。得意の京都で期待したいです」(谷口助手)

❹枠⑧番トーセンカンビーナ

「坂路とプールで調整。久しぶり感はあるが、前走よりはいい。うまく流れに乗れれば」(菅原助手)

❺枠⑨番ヒュミドール

「栗東トレセンの逍遥馬道で1時間半じっくり運動。輸送翌日だが、いい負荷がかかった」(小手川師)

❺枠⑩番サンレイポケット

「変わりなく来ています。8歳でも衰えを感じない。状態はいいので、自分の競馬ができれば」(高橋忠師)

❻枠⑪番ディアスティマ

「元気でその中でリラックスしています。普段のしぐさや歩きを見ていても、いい雰囲気です」(高野師)

❻枠⑫番ブレークアップ

「落ち着いていて、カイ食いもいい。調教の動きや立ち振る舞いを見てもGⅠでも見劣りません」(吉岡師)

❼枠⑬番ボルドグフーシュ

阪神大賞典2着からの巻き返しを図るスクリーンヒーロー産駒は、栗東坂路を軽やかなフットワークで駆け上がった。宮本調教師は「普通のメニューをこなして、雰囲気はいいですよ。いい体つきになってきたと思います」とうなずいた。

❼枠⑭番マテンロウレオ

「最近はずっと充実している。距離はやってみないと分かりませんが、体調の上積みはあります」(昆助手)

❽枠⑮番エンドロール

「順調そのもの。すごく毛づやがいいし、カイバも食べている。厩舎でやれることはやりました」(青木師)

❽枠⑯番シルヴァーソニック

「元気が良さそう。奥手の血統で成長している。レーン騎手がどのように乗ってくれるか楽しみ」(兼武助手)

❽枠⑰番アフリカンゴールド

「状態は最近では一番いいんじゃないかな。大外の枠が当たったし、あとは行くだけですね」(西園正師)

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トーセンカンビーナの関連コラム

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


4月30日(日)京都11R 第167回天皇賞(春)(4歳以上G1・芝3200m)



【登録頭数:17頭】(フルゲート:18頭)


<前走:阪神大賞典出走馬>(中5週)

ジャスティンパレス(1着、472kg(+16kg))<B><優先出走馬>
前走のパドックでは落ち着きがなく小走りになることが多かったものの、太め感はなく馬体が増えている割に仕上がりは良かった。この中間、1週前に併せ馬で強めに追われて先着しているが終いの伸びが今ひとつ物足りず、もうひと絞りできたほうが良さそう。

ボルドグフーシュ(2着、500kg(+2kg))<A>
休み明けの前走は、追い切りもパドックでの状態も悪い感じはしなかったが、思ったほど伸びきれなかった。この中間は、2週連続強めに追われて仕上げてきている感が窺え、前走時からの上積み期待は十分。

ブレークアップ(3着、494kg(-10kg))<C>
転厩初戦の前走だったが、追い切りでは好時計も出ていて3着に好走。この中間も乗り込み豊富ではあるが、土曜の併せ馬では遅れていて前走時と比べるとやや物足りないところあり。

アフリカンゴールド(4着、468kg(±0kg))<B>
単騎で気分良く逃げるとしぶとい馬。出来に関しても、2週連続併せ馬で先着していて良好。

ディープボンド(5着、514kg(+10kg))<A>
改装前の京都では、京都新聞杯1着に菊花賞4着と好走実績あり。前走のパドックではお腹の辺りに余裕があり、見た目で分かるほど太め残りの状態だった。前走を使われての上積みがありそうで、切れる感じの馬ではないが力強い動きを見せており変わり身が感じられる。

サンレイポケット(6着、478kg(-4kg))<B>
ここ3戦ともに差のない競馬をしているが、なかなか勝ちきれないところあり。この中間も2週前、1週前と併せて先着。出来自体は悪くないが、もう少し気合が入ってくればといったところ。

アイアンバローズ(7着、512kg(+2kg))<B>
大きな馬で前走のパドックでは緩さが窺え、仕上がり不足という印象だった。この中間、CWでビッシリと追われ動きも良く、速い時計もマークしてきていて上積みが期待できそう。

メロディーレーン(11着、358kg(±0kg))<E>
かなり小柄な牝馬でこの中間も坂路で追われているが、その坂路時計を見るに良くなった感じはない。




<前走:日経賞出走馬>(中4週)

タイトルホルダー(1着、478kg(+2kg))<A><優先出走馬>
休み明けの前走時もしっかりと乗り込まれて仕上がりは良かったが、この中間も乗り込み量豊富に、1週前追い切りでは強めに追われ好時計をマークと順調。輸送もあるので最終追い切りは単走馬なりで十分。

ディアスティマ(3着、492kg(+6kg))<D>
重賞で好走した前2走とも、1週前の坂路では好時計が出ていた馬。この中間は、1週前の坂路時計は平凡で、動きも終い伸びきれず物足りない内容。

アスクビクターモア(9着、482kg(+6kg))<A>
休み明けの前走時は追い切りでは好時計が出ていて出来は良かったが、テンションが高く落ち着きがなかった。この中間も南Wで好時計が出ていて出来は良さそうで、あとは落ち着いていれば。




<前走:その他のレース出走馬>

シルヴァーソニック(レッドシーターフH:1着(海外)中8週)<A>
昨年は落馬競走中止もカラ馬で2位入線。今年は重賞を連勝しての参戦で、海外からの帰国初戦となる。この中間もしっかり乗り込まれていて、1週前追い切りでは手応え抜群にスッと反応して、力強く先着。どちらかというと追い切りではズブさを見せてきた馬だが、追い切りでの動きも良くなり、昨年以上の出来で迎える。

マテンロウレオ大阪杯:4着、476kg(±0kg)中3週)<D>
追い切りでは終い伸びきれないところを見せることもしばしばだが、それでも調子の良い時には直線に向くまでは手応え抜群で回ってくる馬。それが今回1週前追い切りでは、手応えも芳しくない上に、伸びきれていない。1週前の坂路も軽めで、好調時の状態にはない。

ヒュミドールダイヤモンドS:2着、468kg(+4kg)中9週)<B>
長距離輸送がある時には、早めの移動か1週前に強めに追われて仕上げる馬。この中間も1週前の水曜、日曜と強めに追われていて、さらにプール調教も長期休み明け時並みに多く取り入れており、乗り込み量は豊富。

トーセンカンビーナダイヤモンドS:8着、486kg(+14kg)中9週)<C>
改装前の京都芝コースでは3戦2勝で、敗れた春の天皇賞でも5着と相性抜群の馬。ただ関東に転厩後は成績自体が物足りず、この中間も坂路とプールを併用して乗り込まれているが時計は平凡。年齢的にも変わり身がある感じでもない。

エンドロール(安房特別:1着、466kg(-2kg)中3週)<E>
条件馬で関西圏での競馬も中京のみで3戦して勝鞍なし。この中間1週前の動きも首が高めで、力強さに欠ける。

ディープモンスター金鯱賞:5着、460kg(-4kg)中6週)<C>
近走は休み休み使われてきていた馬だが、今回は休み明け3戦目で中間乗り込み豊富にきている。2週前、1週前には併せ馬で一杯に追われ、好時計をマークして先着をはたした。ただ、1週前の動きを見ると重さが残る印象で......。


※このコラムからの推奨馬は、シルヴァーソニックボルドグフーシュタイトルホルダーアスクビクターモアディープボンドの5頭をあげておきます。



◇今回は天皇賞(春)編でした。
リニューアルされた京都競馬場での最初のG1レースとなる春の天皇賞。京都開催での過去5年(2016年~2020年)について、過去の連対馬の調教内容を調べてみました。
その結果、関東馬3頭と関西馬7頭では傾向に違いがあり、関東馬に関しては最終追い切りを馬なりで追い切られていた馬が2頭、関西馬に関しては最終追い切りを強め・一杯に追われていた馬が5頭と、長距離輸送の有無を反映してか、最終追い切りの内容に関しては東西で違いがハッキリと表れる結果に。ただし、1週前追い切りに関しては、連対馬10頭中7頭が強め・一杯に追われており、東西関係なく1週前にはビシッと追って8割から9割の仕上げにもってこれていることが重要になりそうです。
追い切られたコースについては、関東馬3頭はすべて南W、関西馬に関しては1週前=CWの馬が7頭中6頭、最終追い切り=坂路という馬が7頭中5頭と、CW→坂路の調教過程で臨んだ馬が多く連対していて、このあたりも予想の参考にしていただけたらと思います。

天皇賞(春)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。





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2022年4月28日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 天皇賞(春)2022 
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


5月1日(日) 阪神11R 第165回天皇賞(春)(4歳以上G1・芝3200m)


【登録頭数:18頭】(フルゲート:18頭)


<前走:ダイヤモンドS出走馬>(中9週)
テーオーロイヤル(1着、456kg(±0kg))<A>
この中間も前走時と同様に、2週前、1週前と菱田騎手騎乗でCWを長めから好時計。動きを見ても終い重心が低くなり、前に伸びる感じで好調をキープしている。

ヴァルコス(4着、518kg(+8kg))<D>
菊花賞まではCW、DPコース、坂路と友道厩舎らしい調教内容だったが、その後3戦坂路のみでの調整に変わり、この中間も坂路のみでの調整。時計も特に目立つところはなく、1週前追い切りではまだ重さを感じる動きだった。

メロディーレーン(13着、346kg(-6kg))<E>
小柄な牝馬で毎回話題にはなるが、この中間も良好と言える時計は出ておらず、併せ馬でも遅れていて出来に不安あり。




<前走:阪神大賞典出走馬>(中5週)
ディープボンド(1着、510kg(+8kg))<B>【優先出走馬】
前走時のパドックではうるさい面を見せていた。この中間も乗り込み豊富で、2週前が坂路、1週前がCWで追われて前2走とほぼ同じ調整内容。1週前追い切りでは計測不能で時計は確認できないながらも、映像からは力強い走りで上積みが十分伝わってきている。

アイアンバローズ(2着、498kg(-2kg))<B>
この中間もCW中心に長めから好時計が出ている。1週前追い切りでは、前走時同様にでかなり行きたがる面を見せていて、動き自体は悪くないが、気性的に悪い面が出なければ......という印象。

シルヴァーソニック(3着、448kg(+2kg))<C>
近走差のない競馬が続いているが、勝ち切れていない。この中間もCWでは速い時計が出ているものの坂路では終いが甘くなっていて、そのあたりがレースで勝ちきれないところなのかもしれない。

マカオンドール(4着、492kg(±0kg))<A>
前走時はCW中心の調整だったが、この中間は連勝した時と同じ坂路中心の調整で好時計マークと、出来は前走以上。

ユーキャンスマイル(5着、514kg(+2kg))<B>
前走も悪くないレース内容だったが、この中間はコースと坂路を併用し、特に坂路での時計の良化が窺える。休み明けを一度使われたことでの上積み期待が見込める。

トーセンカンビーナ(7着、506kg(-2kg))<D>
この中間も特に良くなった感じはなく、大きな変化はなさそう。




<前走:日経賞出走馬>(中4週)
タイトルホルダー(1着、476kg(±0kg))<A>【優先出走馬】
今回は関西への輸送があるため、1週前に併せ馬でビッシリ追って先着。追えば速い時計の出る馬だが、それでもこれだけ強めに追えている時点で仕上りに問題はなさそう。

ヒートオンビート(3着、480kg(±0kg))<D>
もともと首が上がって重心が高い走りになるところがある馬。1週前追い切りでは持ったままの併走相手に遅れていて、前走時より物足りない動きだった。

クレッシェンドラヴ(4着、506kg(+2kg))<B>
前走時とこの中間と併せ馬での遅れがなくなり速い時計も出ていて状態は上向き。

ハヤヤッコ(5着、484kg(-14kg))<C>
1週前追い切りは左回で行われているが、5勝のうち4勝している左回りでの走りにしては動きが物足りなかった。右回りも芝も問題ないとは思うが、状態面での不安が残る。

ディバインフォース(11着、464kg(±0kg))<C>
追い切りでは速い時計が出る馬でスピード感はあるが、長距離戦を使われている馬の割には力強さがない走りで。




<前走:その他のレース出走馬>
マイネルファンロン(AJCC:2着、490kg(+4kg)3ヶ月半)<A>
休み明けも、この中間南Wで好時計を連発。1週前の動きを見ても回転の速い走りで勢いあり。

タガノディアマンテ京都記念:2着、484kg(+4kg))<B>
休み明けの2走前から坂路のみでの調整に変えてきているが、この中間は乗り込み本数の割に好時計が少ないか。

ハーツイストワール(早春S:1着、490kg(+2kg)3ヶ月)<B>
下のクラスの馬で休み明けで迎えるが、南Wで好時計が出ていて1週前は持ったままで楽に前に出て追われてさらに伸びてと、状態面は問題なさそう。あとは相手が一気に強くなることと、関西への輸送をクリアできれば。

ロバートソンキー(御堂筋S:1着、482kg(+16kg))<B>
間隔を空けて使ってきた馬で、馬体重の増減が大きいところがあるタイプ。前走時は調教では強めに何本も追われていて、さらに関西への輸送もありながら馬体が大きく増えていた。パドックでも胸前からお腹のあたりに余裕があり、馬体が絞り切れていなかった印象。この中間も追い切りでは速い時計が出ていて、上積みも期待できそう。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、テーオーロイヤルタイトルホルダーマカオンドールマイネルファンロンの4頭をあげておきます。



◇今回は、天皇賞(春)編でした。
長距離レースは、騎手の腕が大きく左右するといわれています。
春の天皇賞を初めて観た(TV観戦)のが、スーパークリークが勝った第101回天皇賞(春)でした。前年秋の激闘から復帰し、前走の大阪杯をキッチリ勝ってこのレースに臨んできたスーパークリーク。昨年の覇者で有馬記念で負かされているライバルのイナリワンには、何としてでも勝ってもらいたいと応援にも力が入りました。レースは武豊騎手の落ち着いた騎乗で直線迫りくるイナリワンを退けての勝利。今考えてみると、競馬をしっかり観るようになってまだ半年ほどの当時は、馬が強いという思いのほうが強かったように思いますが、この時の武豊騎手の騎乗はかなり凄いものでした。これだけの人気馬で、二十歳そこそこの若い騎手ができる乗り方ではありません。それだけ馬の強さを誰よりも分かっていて、コントロールも自在にできるだけの自信(前年はイナリワンで内をピッタリ走り、この年は外々を走っているだけでも)と、何といってもジャパンカップ有馬記念とこの馬で勝てなかった悔しさと経験が、ここに繋がったのではないかと思います。加えて、前年はライバルのイナリワンでこのレースを勝っていますが、同馬はかなり乗り難しく、一方で昨年のようなレースをされてしまうと最も怖い馬だということを、武豊騎手自身が誰よりも良く把握していたからこその、相手の動きを見ながらのあのポジション取り。天才武豊ここにあり!! と言える、好きなレース(騎乗)のひとつです。
今年のメンバーを見渡すと、人気になる馬が前でレースをすることになりそうで、他の騎手がどのタイミングでどう仕掛けるか。ここが非常に見どころで、乗り役の手腕が結果を左右するこれぞ長距離戦、というレースが今から楽しみです。



天皇賞(春)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2020年6月28日() 07:00 覆面ドクター・英
宝塚記念・2020
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昔は、ここがG1初勝利となることの多い、先行馬のレースだった宝塚記念。最近はやたらと牝馬が来るようにもなってきました。私個人としては、牡牝混合のG1でマイルまでならいざ知らず、なかなか中距離以上だと牝馬に本命を打ちづらかったのですが、最近はもう牡牝関係なく強ければ本命を打つように切り替えました。

上半期の締めのG1、しかもグランプリは何としても当てたいものですが、馬券的には結構悩ましいメンバーです。




<全頭診断>

1番人気想定 サートゥルナーリア:4連勝でホープフルS皐月賞のG1ふたつ勝ったあたりでは、どれだけ強くなるんだろうと思わせつつ、断然1番人気の1.6倍で臨んだダービーで4着に負け、秋の天皇賞6着と残念な結果。その後は有馬記念で2着と距離は保つことも示しつつ、金鯱賞は貫禄勝ちで左回り不安を払拭した。本来、古馬の牡馬を引っ張っていく立場の馬なのだが、倒した相手がいかにも弱くて、サトノソルタスダイワキャグニーギベオンラストドラフトとG2とは言ってもかなり層の薄い感じ(ダイワキャグニーは先週の道悪で前で粘ってエプソムCを勝ったが)で、1番人気で買える馬かというと微妙か。

2番人気想定 ラッキーライラック阪神JFを勝ち、1番人気で臨んだ桜花賞アーモンドアイに敗れてからはメンタル的にまいったのか、しばらく不振気味だったが昨秋から復活傾向。エリザベス女王杯を勝ち、香港でも2着、大阪杯も勝ち、しかも馬体を増やしつつ更に強くなってきた。成長力を示していて、ここも非常に楽しみ。

3番人気想定 クロノジェネシス:たまに大物を出すバゴ産駒で、昨秋の秋華賞を勝ち、今年は京都記念勝ち、大阪杯2着と充実している。ただ前走もラッキーライラックには完敗で、ここで逆転は難しいのでは。

4番人気想定 ブラストワンピース:ドタドタした感じの巨漢馬で、強さを見せたり、凡走したりと扱いの難しい馬。能力は高いのだが、大外を引いてしまった今回は、立ち回り下手だけに妙味薄いか。

5番人気想定 グローリーヴェイズ:香港でも期待通り勝ってくれたステイヤーだが、距離不足と思われて人気を落としそうなここは、レース上手だけに楽しみ。

6番人気想定 キセキ:昨年の2着馬だが、その後は不振気味で気難しさが増してきている。敢えてここで買う必要は無いのでは。

7番人気想定 ワグネリアン大阪杯5着と期待ほど走ってくれなかったが、福永騎手はもっと長い距離がいいと、世間の評価とら逆の発言をしている。ただそう器用な感じでなく、東京で瞬発力を生かすのが合っているタイプなので、内回りで好走するかというと違うのでは。

8番人気想定 スティッフェリオ:前走の春の天皇賞で11番人気2着と激走した。私自身は期待していて11番人気というのが意外だったが、今回は北村友騎手がクロノジェネシスに乗るため幸騎手への乗り替わりで、その点はマイナスか。ただ、正直そう難しいタイプでなさそうで、この人気なら楽しみ。

9番人気想定 カデナ:3年前の弥生賞馬が前々走の小倉大賞典で激走して、期待していた大阪杯でも11番人気ながら4着と好走した。引き続き調教では元気で、充実期間はまだ持続している様子で、それなりに期待できそう。ただ、前走4着は正直勝負がついたあたりでの差しで、激走は難しいか。



10番人気以下想定

ダンビュライト:去勢後に約半年間休んで臨んだ前走の天皇賞春は、楽に先行できそうで期待したがイマイチ。鉄砲駆けするが叩いても上向かないタイプで、今回はあまり期待できないか。

トーセンカンビーナ阪神大賞典2着、春の天皇賞でも5着とだんだん強くなってきている。京都のほうがより良いのかもしれないが、距離はこのくらいが良さそうで、人気ほど差は無いのでは。

モズベッロ:今年は、日経新春杯勝ち、日経賞2着と充実していて、春の天皇賞はディープブリランテ産駒には距離が長く、しかも掛かっていた。巻き返しがあって不思議ない。

ペルシアンナイト:だんだんマイルでのスピード勝負がきつくなってきており、衰えもあるが、ハービンジャー産駒らしくこのくらいの距離で、もうひと花咲かせる激走というのはあるかも。

メイショウテンゲン:数少ない本格的ステイヤーだけに、ダイヤモンドS(2着)と阪神大賞典(3着)に比べ軽いスピードを問われる春の天皇賞では着順を落とした。距離は少し足りないがスタミナを問われる流れになったら出番も。

レッドジェニアル:昨年の京都新聞杯勝ちの後は着順こそ冴えないものの大阪杯鳴尾記念とそう負けておらず、人気以上にやれるタイプでは。

トーセンスーリヤ:前走は10番人気でG3新潟大賞典を制したが、まだここでは厳しそう。

アフリカンゴールド:昨秋のアルゼンチン共和国杯(3着)頃までは頑張っていたのだが、今年は3戦ともに二桁着順であり、激変は期待できなさそう。

アドマイヤアルバ:もう1年以上、ここ8戦中7戦で二桁着順のスランプ状態で、この大一番では期待薄。


<まとめ>
有力:ラッキーライラックサートゥルナーリアクロノジェネシス

ヒモに:グローリーヴェイズスティッフェリオ

穴で:レッドジェニアルモズベッロ

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2020年6月25日(木) 14:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 2020宝塚記念
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


6月28日(日) 第61回 宝塚記念(3歳以上G1・芝2200m)


ラッキーライラック [動きB時計A] 3ヶ月
この中間も2週前、1週前とCWを長めから好時計が出ている。順調に調整されていて、引き続き調子は良さそう。

サートゥルナーリア [動きA時計A] 3ヶ月半
5月下旬からトレセンで速い時計を出し始め、乗り込み量は豊富。1週前追い切りではルメール騎手が騎乗し、迫力満点の力強い走りを披露。この時点でも、かなり良い仕上がり。

クロノジェネシス [動きB時計A] 3ヶ月
この中間もCWを長めから乗り込まれていて、1週前追い切りでは北村友騎手騎乗で力強く伸びた。前走時と同じような動きで状態は良さそう。

キセキ [動きA時計B] 中7週
この中間は日曜日の追い切りを、2回CWに変えてきているが坂路とCWで入念な乗り込み。1週前追い切りを見るとコーナーリングがスムーズで、直線の伸び脚も良く、動きに関しては前走時よりも良い印象。

ワグネリアン [動きB時計A] 3ヶ月
これまで、中間に芝コースやDPコースで追われることもあったが、この中間は追い日はCW一本でそれ以外の日は坂路と、調教内容がしっかり固まってきた感じ。それだけ馬がしっかりしてきたとみて良さそうで、動きに関しても気合いが乗って調子は良さそう。

ブラストワンピース [動きB時計A] 3ヶ月
この中間も牧場で調整されて、トレセンでは2週前、1週前と南Wで速い時計を出している。動きを見ると、左回りでの追い切りでいつもと比べると迫力に欠ける印象だが、時計はしっかり出ていて仕上りは良さそう。

スティッフェリオ [動きB時計A] 中7週
この中間も坂路で乗り込まれて1週前はCWで併せ馬と、前走時とほぼ同じ調教内容。ただこの中間のほうが速い時計が出ていていて、引き続き好状態だろう。

グローリーヴェイズ [動きB時計A] 7ヶ月
ドバイ遠征もレースが中止となり、7ヶ月ぶりのレースとなる。この中間は、2週前、1週前とレーン騎手騎乗で追い切られて遅れもなく体はできている感じ。これまでで一番間隔が空いている点はマイナスになりそうだが。

ペルシアンナイト [動き映像なし時計D] 中2週
久しぶりの中2週での競馬で、1週前は軽めの調整。近走は間隔を空けて使ってきていた馬で、今回の中2週ローテがプラスになるような感じはない。

ダンビュライト [動きB時計C] 中7週
この中間は2週前、1週前と併せて先着を果たすも終いの時計は掛かっている。動きは悪くないが、走りやすそうな馬場でこの時計は物足りない。

モズベッロ [動きC時計B] 中7週
前走時の最終追い切りでは、使い詰めでの疲れがあるような動きに映った馬。今回は、中7週と間隔が空いているが、1週前の動きを見るとまだ重たい印象でガラッと良くなった感じはない。

カデナ [動き映像なし時計C] 3ヶ月
この中間も坂路で乗り込まれて2週前、1週前と速い時計を出している。映像がなく動きは判断できないが、終いを要していて、小倉大賞典時の好時計までは至らず。大きな上積みはなさそう。

トーセンスーリヤ [動きC時計B] 中6週
連勝中と勢いがあり、追い切りでも速い時計の出る馬。それでも、1週前の動きを見ると力みがあり特に凄く良い動きという印象は受けない。

トーセンカンビーナ [動き映像なし時計B] 中7週
天皇賞(春)からの中7週で、この中間も入念な乗り込みと引き続き状態は良さそう。人気は落ちそうだが出来は悪くない。

メイショウテンゲン [動き映像なし時計B] 中7週
この中間は、中7週と間隔が空いている割に1週前までは馬なりでの追い切りのみで、強めに追われていない点が気がかり。

アフリカンゴールド [動きE時計D] 中3週
目黒記念から中3週で、この中間に速い時計を出したのは1週前のCWのみ。動きも硬く前に伸びない感じで、あまり良い動きには見えなかった。

レッドジェニアル [動きB時計B] 中2週
鳴尾記念からの中2週と間隔が詰まっているが、1週前に速い時計を出せており状態は良さそう。ここ2戦は無観客でパドックでも落ち着きがあり、今回も力を出せる環境は整っている感じ。

アドマイヤアルバ [動きA時計B] 中6週
乗り込み豊富で1週前追い切りの動きを見ても、併走相手を楽に突き放し出来自体は良さそう。近走の成績を見ると大きなことは言えないが、京都新聞杯ではステイフーリッシュの2着、グローリーヴェイズには先着している馬なので、キッカケを掴めばもっと走っても良さそうだが。



☆コラムからの推奨馬は、サートゥルナーリアキセキワグネリアンスティッフェリオの4頭と、穴でレッドジェニアルアドマイヤアルバの2頭を挙げておきます。


◇今回は宝塚記念編でした。
2020年の競馬も半年が過ぎようとしていますが、今年は無観客での競馬が3ヶ月も続いていて、これまでにない不思議な感覚で時間が過ぎてきた感じがします。移動制限が解除されて地方競馬の一部の場外馬券発売場では発売も再開されてきていますが、競馬場に観客を入れての開催はいつになるのか、まだ先が見えない部分もあります。
それでも、ここ3ヶ月、競馬関係者、そして競馬ファンが一丸となって努力してきたことで、競馬が無事に開催されてきたわけですから、きっとこの先も、皆で協力して競馬を盛り上げていけると思います。今後は検温だったり、マスク着用でないと競馬場には入場できなくなるのかもしれませんが、だいぶ近づいてきたその日までもう少し我慢して、テレビやラジオの前で競馬を楽しみましょう。

それでは次回、函館2歳S(予定)編でお会いしましょう。


宝塚記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2020年5月1日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】随所に「父譲り」を感じさせる横山武騎手の大活躍は必然
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先週は東西でG1に続くトライアルレースが行われた。

マイラーズカップは断然人気を集めたインディチャンプが隙のない競馬で勝利。4コーナー〜直線入り口でただ一頭手応えが違っており、あとは抜け出すだけという完勝だった。もっとも、本番の安田記念に向けてという意味では枠順もポイントになりそう。

というのもインディチャンプは不思議な馬で、デビュー以来ほとんどで内枠を引いており、とりわけ近走の枠運は凄いものがある。直近10走の馬番を古い方から順に並べてみると…

1→3→2→3→5→4→5→2→1→1

以上の通り、すべて内枠を引けているのである。折り合いに課題があり前で壁を作りたい同馬にとっては願ったり叶ったり。”運も実力のうち”とはよく言うが、果たしてこの幸運を本番の安田記念においても掴めるかどうか、枠順発表日となる当週金曜日が今から楽しみである。


〜注目の若手騎手が重賞初制覇!

東のフローラステークスでは、ウインマリリンが内から抜け出しオークスの切符を手にした。鞍上の横山武史騎手は重賞初制覇。もっとも、同騎手の重賞制覇はもともと時間の問題でもあった。

先日出版した『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』において、横山武史騎手について以下のように書いている。

「見た目は勝ち星が伸びている若手騎手でも、中身を見ると勢いに任せて勝っているだけというケースもあるのですが、横山武騎手の場合は今後への伸びしろも感じさせる内容で勝っているのがポイント。恐らく前途は明るいのではないのでしょうか。現状は平場が中心ですが、例えばローカル2000m重賞や中距離のハンデ戦などで一撃がありそうな予感がします」

結果としては、ローカルでもハンデ戦でもない2000m重賞を制したので少し予想とズレた面もあるが、いずれにしても父譲りのイン突きや、突発的な逃げなど、随所にらしさを見せてくれている。同騎手の良さは昨年の函館記念でのアーバンキッドでの騎乗(結果は9着)や、年明けのマイネルハニーで挑んだ中山金杯などでも光っており、先週の10・11・12Rの3連勝も含め活躍は必然といえる。土曜のマイネルレンカで見せたような”若気の至り”的な騎乗もあるが、今後もマークしておくべき若手騎手で、とりわけ芝中距離重賞ではイマジネーション豊かな騎乗がみられるので注目したい。


天皇賞(春)展望

さて、今週は天皇賞(春)。連覇を目指すフィエールマンが一応の主役だろうが、豪華とは言えない中でも伏兵勢もまずまず揃い楽しみな一戦になりそうだ。

その中で期待は藤岡康太騎手騎乗のディープインパクト産駒・トーセンカンビーナ。前走の阪神大賞典では長く脚を使ってラストまでしぶとく伸びて来ており、京都外回りに替わるのもプラスだろう。藤岡康太騎手といえば最近はスワーヴアラミスなどで積極策での活躍も見られるが、本来は脚を溜めるのが上手いジョッキー。トーセンカンビーナとは手が合っており、前走からさらに前進があっても驚けない。

もう一頭挙げるならば、ディープブリランテ産駒のモズベッロ日経新春杯は相手に恵まれた面もあるが、前走の内容を見ても馬自身も力をつけてきている。最内枠から上手く脚を溜めて運べればチャンスもあるはずだ。

昨年の天皇賞(春)フィエールマングローリーヴェイズ菊花賞ワールドプレミアサトノルークスと、「終わってみればディープ産駒で決まる」というのも京都外回り重賞あるあるなので、ディープインパクト系を含む産駒たちには注目したい。

今年はゴールデンウィークならぬステイホームウィークで多くの競馬ファンは家にいることになりそう。もっとも、馬券的には”ステイ”よりも”ディープ”とみているが、果たして—。


※重賞の結論は、『TAROの競馬』にて無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2020年4月30日(木) 14:45 くりーく
くりーくの中間調教チェック 2020天皇賞(春)
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


5月3日(日) 京都11R 第161回天皇賞(春)(4歳以上G1・芝3200m)

【登録頭数:16頭】(フルゲート:18頭)


【優先出走馬】

ミッキースワロー(B)中4週
この中間も2週前、1週前と南Wで時計を出していて、いつもよりも外を回って追い切られている。1週前追い切りでは、終い強めに追われると前にグッと伸びる感じがあって、前走時のような馬体が起きてしまう走りと比べると見た目はかなり良い。あとは関西への輸送があるので、大きく馬体が減らなければ。

ユーキャンスマイル(A)中5週
休み明けの前走時の調教は、重苦しい印象の動きで評価を下げたが、前走を一度使われて良化した印象。この中間、1週前追い切りは併せ馬で遅れたものの前脚の捌きが良くなり、走りに柔らかさが感じられる。前走以上の良い状態で出走できそう。


【以下、賞金上位馬】

フィエールマン(A)4ヶ月半
今年は有馬記念からの休み明けでの参戦となるが、この中間はこれまでのような3頭併せでの追い切りがなく、トレセンでの追い切り本数も多くなっていて、調整方法の変化を感じる内容。ただ、今年は左回りでの追い切りとなった1週前追い切り内容を見ると、昨年のような勢いのある動きを見せている。有馬記念時の追い切りでの動きと比べれば、断然今回のほうが良い動きに見える。

キセキ(C)中5週
この中間は久しぶりにジョッキー騎乗で2週前、1週前と追い切られて、休み明けの前走時と比べると多少良くなった感あり。ただ、2年前の秋のような前に伸びる感じの走りはまだ見られず。

スティッフェリオ(D)中4週
この中間はこれまで一度も追い切られたことのない、(軽めの調整はあるが)CWでの1週前追い切りを敢行。坂路の馬場があまり良くないからという理由のようではあるものの、負荷をかけるなら悪い馬場のほうが良さそうに感じるのだが……。同厩舎のダンビュライトはいつも通り坂路で追い切られているので、なぜこの馬だけという疑念がやはり残る。ここまで28戦してきてここで調教方法を変える必要はあるのか? 他に理由があるのかもしれないが、何にせよここで調教内容を変えることはプラスにはならないと個人的には思うのだが。

モズベッロ(C)中4週
これまでゆったりとしたローテーションで使われてきている馬で、デビューから長期の休養がない中での臨戦。前走時点で、の追い切りの動きからは疲れが出てきているように感じていて、実際に1週前追い切りも馬場状態の違いはあるにしても時計が掛かっていた。最終追い切りで2走前のような動きが見られれば、京都コースは成績が良いだけに期待したいところだが。

エタリオウ(A)中4週
この中間は中3週で、2週前、1週前と3頭併せで一杯に追われて好時計で先着。映像がないので動きは分からないが、時計的に見て近走の中では最も充実した調教内容と感じる。

ダンビュライト(B)5ヶ月半
ジャパンカップからの休み明けで、この中間は2週前がサンライズノヴァ、1週前がインディチャンプとG1馬相手に併せ馬で追い切られている。時計もしっかり出ており、順調な仕上がり。休み明けでの好走がある馬で、この内容なら期待が持てそう。

トーセンカンビーナ(A)中5週
角居厩舎王道の調教方法で調整されている馬で、この中間もCWを併せ馬で追い切られて順調そのものといった感じ。大き過ぎない馬体でいかにも京都が向きそうなディープ産駒といった走りをする点も含め、前走の阪神でのレース以上の走りというのも期待できそう。

ミライヘノツバサ(B)中9週
京都でのレースでは実績はないが、この中間も乗り込み量は豊富で前走以上に調教内容は良い。1週前追い切りでも併走馬を突き放し先着と、引き続き良い状態をキープできている感じ。

メイショウテンゲン(A)中5週
昨秋はまだ物足りない面があったが、近走は使われる毎に調教の動きも良くなっていてこの中間も2週前、1週目と強めに追われて順調な内容を見せている。1週前追い切りでは、追い出されると終いでグッと伸びて動きも前走以上。

シルヴァンシャー(F)7ヶ月
この中間も前走同様の長期休養明け。好走した前走時はCWで追い切られていたが、この中間は坂路での調整で、1週前追い切りの動きを見ても明らかに重たい動き。CWでの追い切りがない時点で、仕上りに不安があると思ったほうが良い。

ハッピーグリン(E)4ヶ月
近走は長距離、中距離、マイル戦と使われていて、どこの路線が向いているのか試しているというよりはどの路線でも頭打ちといった感じ。この中間の調教内容を見ても、これまで坂路で調整されてきていた馬がCW、DPコースと変えてきていて、いろいろと迷いが感じられる。

メロディーレーン(E)中4週
基本的に小柄な牝馬は、距離に関係なく好走する例は少ない。特にこの馬は小柄と言われる馬よりもさらに50キロ以上小さく、これだけの成績を残していることが奇跡的といって良い。話題にはなるが、現実は調教では特に目立つ時計も出せておらず、今回56キロとこれまでで最も重い斤量を背負わなくてはならず、負担はかなりかかると思う。



◇今回は天皇賞(春)編でした。
私が競馬を観るようになった頃に活躍していたオグリキャップスーパークリークイナリワンの3強たち。揃って引退し、入れ替わるかのように現れたのがメジロマックイーンでした。私にとってスーパークリークは競馬の世界に導いてくれた馬であり、メジロマックイーンは競馬を教わった馬。この2頭がいなかったら30年近く競馬を観続けることはなかったのではないかと思います。
そんなメジロマックイーンも、春の天皇賞には3度出走して、それぞれの年にドラマがありました。最初に挑戦した年は親子3代の天皇賞制覇、2年目がトウカイテイオーとの対決を制し連覇達成、骨折から復活しての3連覇目前まで迫るもライスシャワーに敗れた3年目――と、春の天皇賞だけでこれだけのドラマがあった馬は、他にそうそういないのではないかと思います。古馬になってからは常に主役であり続けた馬で、そんな名馬を20歳前の時期にオンタイムで観られたことは自分にとって大きな財産となっています。
今は過去の映像などが手に入りやすい時代でもあります。緊急事態宣言で外出できないこの時期に、過去の名馬や皆さんが競馬を始めるキッカケとなった好きな馬の映像など見返して観るのもの良いのではないでしょうか。

それでは次回、オークス編でお会いしましょう。


天皇賞(春)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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トーセンカンビーナの口コミ


口コミ一覧
閲覧 204ビュー コメント 2 ナイス 23

先週の日曜のメインから天皇賞(春)を回顧。
勝ったのは、ジャスティンパレスでした。
スタートは、五分のスタートでした。道中は中団を追走。
勝負所でもペースを上げて直線へ。
直線では、上がり三ハロン最速の脚で差し切りました。
2馬身半差の快勝でした。
直線に入ったところで、前を射程に捉える位置まで進出。
この時点でほぼ勝ち確でした。
長距離GⅠを勝ち、今後は、中距離戦でイクイノックス、ドウデュースなどの一線級との対戦も楽しみですね。


さて、今日の本題に入りたいと思います。今回は今年の天皇賞(春)について。
今年の天皇賞(春)は久々の京都での開催でした。
その中で、圧倒的人気のタイトルホルダー、アフリカンゴールドと前に行った馬が
完走できず、競走中止という厳しい流れを物語るレースでした。
幸いにも大きなケガでなかったのは何よりでした。
また、レース後には、トーセンカンビーナも故障していたとのことで、こちらの方が心配ですが・・・・。
さて、もし、タイトルホルダーが完走していたら、どうだったか。
それでもジャスティンパレスが勝ったかなと思っています。
私の予想の段階でもタイトルホルダーは、無印でした。ただ、雑感の中では注目馬でしたが・・・。(^^;
京都の長距離戦は、スローの上がり勝負になるのではないかと思っていたので
タイトルホルダーが捕まるイメージしかありませんでした。

最後に、NHKマイルカップについて。現時点での私の注目ダノンタッチダウンはですね。
前走の皐月賞は、18着でした。
前走は、道中で好位追走から直線で失速して18着でした。
休み明けでしかも初の2000Mだったことと馬場の悪化で
レース途中で走るのを止めたとのこと。
週末も雨予報で馬場悪化が心配ですが、
実績のあるマイルに距離短縮して、本来の走りになるのか注目したいですね。
併せて、道中の位置取りも注目したいですね。
そういう意味で、鞍上の川田騎手の手綱さばきにも注目したいですね。

 競馬戦略研究所所長 2023年5月2日(火) 07:09
重賞回顧 天皇賞春
閲覧 108ビュー コメント 0 ナイス 3

2023年04月30日 京都 11R 天皇賞(春)(G1)
◎:1枠 1番 ジャスティンパレス

◯:7枠 13番 ボルドグフーシュ
△:1枠 2番 ディープモンスター
△:3枠 6番 アスクビクターモア
△:7枠 14番 マテンロウレオ
-----------------------------------
馬券  :単勝 430円的中!
購入金額:3,000円
馬/組番:◎
◎ (1)
3,000円
-----------------------------------
馬券  :単勝
購入金額:3,000円
馬/組番:◯
◯ (13)
3,000円
-----------------------------------
馬券  :馬単
買い方 :1着ながし(マルチ)
購入金額:8,000円
1着:◎(1)
相手:◯, △(13, 2, 6, 14)
各1,000円(合計 8,000円)
-----------------------------------
馬券  :3連単
買い方 :ボックス
購入金額:6,000円
馬/組番:60組
◎, ◯, △(1, 13, 2, 6, 14)
各100円(合計 6,000円)



競争中止する馬も出る、残念なレースでしたが、レースとしてはダントツ人気のタイトルホルダーに簡単には勝たせまいと、騎手も陣営も練りに練った作戦だけに誰も悪くはないと思います。その中で次元の違うレースで優勝したのは所長◎のジャスティンパレス。中団で脚を溜めると2週目の3角から進出開始。4角を過ぎる当たりの脚色では、勝ちが確定していました。3角捲りで最速の上りは、馬とヤネを褒めるしかありません。これで中距離に軸となる馬が出てきた感じです。宝塚記念を使うか分かりませんが、是非、国内でがんばって欲しいものです。

 2着にはスタミナ勝負に持ち込んだディープボンド。勝てはしませんでしたが3年連続2着と能力は確か。どこかでG1を取らせてあげたい馬です。

 3着はルメール騎手を見て同じ位置から捲ったシルバーソニック。7歳馬で健闘しましたし、レーン騎手もこの馬の持ち味は出せたと思います。

 競争中止のタイトルホルダーは跛行、アフリカンゴールドは心房細動で競走馬として致命傷ではなかったようで一安心です。

トーセンカンビーナは左前浅屈腱炎不全断裂で時間を要しそうですが無事に復帰して欲しいものです。

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 RinKoRin 2023年5月1日(月) 14:48
タイトルホルダー
閲覧 211ビュー コメント 2 ナイス 12

競争中止には本当にビックリしました…その場に居ただけに…
(実は、秘かに応援してました)
アフリカンゴールドも…
トーセンカンビーナは、頑張って走り切ったけども…ですね…
ひとつのレースで3頭も故障、病気って…。
淀の坂って過酷なんだと書いてありました…知らなかった…
とにかく、少しでも早く元気になってほしいです…
お大事に…
他のお馬さんも怪我とか無いといいなぁ…
競走馬って…

それにしても、
あくまでも個人的に思ったんですが、
タイトルホルダーの略称をタイホっていうのは、なんだかなぁ…と
タイホルとかでいいのでは…?

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2023年4月30日天皇賞(春) G115着
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2023年2月18日 ダイヤモンドS G3 8着
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