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約6年に渡る「プロ」から入れ替え戦で脱落してしまいましたが、地方プロと香港プロで地味に頑張っています。続けてきたG1コラムも、ここでより気楽な立場で続けたいと思います(コラム開始当初の短期間は、みんなでコラムやってみようというギャラ有り企画でしたが、その後ノーギャラ企画となり、コラム書いているのは最終的に二人となってしまいましたが、書くことにより、責任感が増し、きちんと下調べやJRAレーシングビュアー見直したりするので、自分の成長にもつながります。そこら辺は私の先輩の著書である「インプット大全」「アウトプット大全」ともにベストセラーになっているので読んでみてください)
それでは、レースの話へ。今年はサウジCにチャンピオンズC勝ちのチュウワウィザードが遠征で不在となり、王者クリソベリルも故障で居ないため、近年ではおそらく最低レベルの出走馬となりました(笑)ただ馬券的には混戦で妙味たっぷりで面白いレースになりそうです。
<全頭診断>
1番人気想定 カフェファラオ:6戦4勝だが、負けた2戦が交流G1のジャパンダートダービーとG1のチャンピオンズCという戦績。一応古馬を倒したと言えるシリウスSは、かなり相手が弱かった。昨年6月には同舞台のユニコーンSを5馬身差圧勝しているが、この時も相手が弱く、父がエンパイアメーカー系のアメリカンファラオだけに、もまれ弱さや気難しさがついてまわる。ただ今年はかなり相手に恵まれたので得意な、「弱い相手には勝つ」という得意パターンとなるのかもしれないが・・。もまれると終わる、あてにならない1番人気馬。
2番人気想定 レッドルゼル:秋以降すでに3戦使っており、前々走でカペラSで2着、前走の根岸Sも1番人気に応えて勝ち切った。ただ1200~1400Mばかり使ってきてマイル経験も無く、前走使ってきた段階で、根岸Sへ全力投球でフェブラリーSはオマケかな、と思っていただけに、妙味無し(調教師自身も東京マイルは1400Mまでとは別物と発言している)。ロードカナロア×フレンチデピュティ牝馬という血統面より安田隆厩舎なのが短距離志向を強めているのでは。
3番人気想定 アルクトス:一昨年あたりがピークだった馬だが昨秋の南部杯(フェブラリーSに直結しやすいと言われてはいるが)を勝ち復活をアピールした。ただ南部杯は一昨年も2着しており、昨年のこのレースでは9着止まりで単に南部杯だけが条件向くのかも。しかも南部杯の前後のレースでは大した走りでなく、そこそこやれてよい馬だがこの人気では正直買いたくないタイプ。6歳馬で間隔の詰まる根岸Sを使ったのは、根岸Sにより力入っていたからでは。上がり目なしと判断。
4番人気想定 サンライズノヴァ:南部杯勝ち、武蔵野Sも2勝と若い頃だとどちらかというと1400M向きだったが今ならマイルも良いのかもしれない。前走のチャンピオンズCは以前からマイルがギリギリでそれより距離延びたら途端に成績落ちる馬だったのでノーカウントでいいのでは。7歳馬だけに高齢馬ダメというデータあるレースだが今年はレベル低いので長く我慢していたら、強い馬が海外に向かったり故障したり、層が薄くなってやっと順番が来たという戴冠あるのでは。ただ追い込みに不向きなスローにならないようインティらに速いペースで引っ張ってもらいたいところ。
5番人気想定 オーヴェルニュ:3連勝の上り馬。前走は東海Sで、インティを競り落としてG2勝ちをかざった。川田騎手のコメントに「先を考えるより今回勝ちに行く競馬をした」、とあるようにハイペースを早めに仕掛けた厳しい競馬になったがスマートファルコン産駒でタフなようで、案外平気だったようで状態下がってきた感じなく、楽しみ。
6番人気想定 インティ:一昨年は7連勝でこのレースまでぶち抜いて勝ってみせたが、その後、だんだん低迷するようになり昨年はこのレースで14着大敗。昨年末のチャンピオンズCで3着と復活印象付ける激走だったが、流れなど色々向いた面があってのもので、前走は逃げているところをオーヴェルニュに早めに来られて潰されて12着大敗。以前ほどの粘り無く、妙味無し。
7番人気想定 ワンダーリーデル:同舞台の武蔵野Sで一昨年勝ち、昨年は4着と好走。前走の根岸Sでは、鞍上のせいもあって10番人気だったが(田中勝騎手)、鋭く伸びて2着まで追い込んできた。横山典騎手に戻るここは魅力ある馬。
8番人気想定 ワイドファラオ:3歳時はNZTで芝の重賞勝ち、ユニコーンS逃げ切ってダートでも重賞勝ちと活躍したが早熟傾向が強かったのか以降はパッとせず。昨年5月のかしわ記念勝ちは福永騎手の好騎乗によるところ大きく、楽逃げも叶わないここは好走確率低い。
9番人気想定 ソリストサンダー:昨年夏の北海道シリーズで函館と札幌で2勝をあげてオープン入りしてオープン特別である福島でここにも出てくるオーヴェルニュの3着、武蔵野Sでは11番人気ながら2着と激走、年明けての小倉の門司Sでオープン勝ちをおさめ、ここに向かってきた。上級馬をほぼ出さない、重賞勝ちゼロのトビーズコーナー産駒の出世頭の馬だが父よりは地方で11勝の母の影響が大きそう。ヒモにはいいのでは。
10番人気以下想定
タガノビューティー:2/14のバレンタインSを使っただけに連闘は無いのでは。そのバレンタインSも1番人気で後方に居て完全に差し遅れの3馬身差2着。表面上は石橋脩騎手が手が合っているように見えるかもしれないが、今後の事を考えると好位からの競馬教えていた松山騎手に戻す方がいいのでは。
エアアルマス:一昨年は芝で準オープンまで上がってきたがエーピーインディ系のマジェスティックウォリアー×エンパイアメーカー牝馬といういかにもダート向き血統だけあり、ダートに矛先かえると、準オープン、オープンのリステッド勝ち、オープン特別勝ちで武蔵野Sで1番人気に推されるまできたが結果11着と大敗した。その際は左回りが良くないのかも、とのこと。昨年は1月の東海S勝ちの後、10か月あいたみやこSで4着、チャンピオンズCでは10着だったがハナをきっての1.1秒差で能力まだそう落ちていないよう。前走それなりにやれたことから、左回りが全くダメなわけでなさそうでヒモには楽しみ。
エアスピネル:元々は芝マイルの強豪だったが、一昨年は函館記念たった一走で13着惨敗、昨年はすべてダートを使っての4戦で重賞でも2着、3着したようにもうちょっと若い時期にダート転向していたら結構活躍したのかもしれないが、芝スタートの東京マイルのダートなら今でもそこそこやれるのかも。穴で期待。
ミューチャリー:交流重賞で馬券にならないまでも掲示板に載るのは立派だがここでの激走は期待薄か。
ヘリオス:オルフェーヴル産駒らしく新馬戦はとりこぼしたが、2戦目に芝2000Mの未勝利戦を勝った。その後は低迷するもダート短距離を使うようになり昨年は1勝クラス、2勝クラス、3勝クラス、オープン勝ちと4勝した。年明けて根岸Sでは8着だったが
0.6秒差と着差ほど負けておらず、スタミナもあると思われ上昇ありそう。鞍上も北村宏騎手のままだと買いたくないがMデムーロ騎手になりそうで、穴で楽しみ。
デュードヴァン:新馬、1勝クラスと連勝してオープン入りして芝のアーリントンCで芝適性無く惨敗、青竜Sを勝ったがユニコーンSではここで人気のカフェファラオの2着、1番人気のレパードS4着と敗れる。秋も武蔵S14着惨敗、師走Sと年明けての東海Sでは4着と掲示板に載るも馬券にならない地味な走り。ただ、着実に上向いてきており、ゆったりした成長力考えるとカフェファラオともそう差が無いところまできているのかも。
ワークアンドラブ:中央で2歳時に4戦目までに2勝をあげたが、その後は低迷して、ホッカイドウ競馬に行き立ち直り、その後は南関東で頑張って、昨年11月のサンタアニタトロフィーを勝って臨んだ東京大賞典では10着だった。交流重賞では要注意のコパさんの所有馬だが、さすがにここでは厳しい。
サクセスエナジー:交流重賞を中心に長く頑張っているが1400Mがベストでマイルだと実績無く、この年齢でピークは過ぎており厳しい。
スマートダンディー:オープン特別やリステッド競走までは実績あるのだが重賞になるとさっぱりで、ここでの激走は期待薄。
タイサイ:昨年12月にようやくオープン入りを果たしたが前走のオープン特別で12番人気8着の成績が示すようにここでは厳しい。
ロードグラディオ:ちょうど1年前にオープン入りしたが以降7戦して一度も馬券にならず要らない。
ハイランドピーク:北海道シリーズ限定での活躍をする馬でピーク過ぎた感のある現状だけにここでの激走は厳しいのでは。
サザンヴィグラス:昨年5月にオープン入りするも、オープンの壁にあたっている感じで前走中山1200Mのオープン特別で10番人気2着と激走したが1400Mまでの実績でここでの激走は無さそう。
ヤマニンアンプリメ:一昨年がピークで交流重賞で活躍したがピーク過ぎた感じもあり、距離も1200~1400Mがいい馬でここは厳しい条件。
<まとめ>
有力:サンライズノヴァ、オーヴェルニュ
ヒモに:ワンダーリーデル、ソリストサンダー
穴で:エアアルマス、エアスピネル、ヘリオス、デュードヴァン
危険な人気馬(当然来てもおかしくないのだが・・):カフェファラオ、レッドルゼル、アルクトス |
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