アルアイン(競走馬)

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写真一覧
抹消  鹿毛 2014年5月1日生
調教師池江泰寿(栗東)
馬主有限会社 サンデーレーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績20戦[5-3-2-10]
総賞金51,170万円
収得賞金12,425万円
英字表記Al Ain
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
ドバイマジェスティ
血統 ][ 産駒 ]
Essence of Dubai
Great Majesty
兄弟 シャフリヤールダノンマジェスティ
市場価格
前走 2019/12/22 有馬記念 G1
次走予定

アルアインの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
19/12/22 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 16713160.61511** 牡5 57.0 松山弘平池江泰寿 526
(0)
2.32.8 2.338.0④④リスグラシュー
19/11/17 京都 11 マイルCS G1 芝1600 1751015.5516** 牡5 57.0 R.ムーア池江泰寿B 526
(+10)
1.34.9 1.935.4⑩⑩インディチャンプ
19/10/27 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 1681667.9914** 牡5 58.0 北村友一池江泰寿B 516
(-4)
1.58.7 2.536.1⑨⑥⑦アーモンドアイ
19/06/23 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 12448.454** 牡5 58.0 北村友一池江泰寿B 520
(-4)
2.11.9 1.136.1リスグラシュー
19/03/31 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 143322.291** 牡5 57.0 北村友一池江泰寿B 524
(-4)
2.01.0 -0.035.2④④キセキ
19/03/10 中京 11 金鯱賞 G2 芝2000 137106.835** 牡5 57.0 柴山雄一池江泰寿B 528
(+8)
2.01.0 0.935.0⑤⑤ダノンプレミアム
18/11/18 京都 11 マイルCS G1 芝1600 18236.643** 牡4 57.0 川田将雅池江泰寿 520
(+8)
1.33.5 0.234.5ステルヴィオ
18/10/28 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 135712.754** 牡4 58.0 北村友一池江泰寿 512
(-6)
1.57.2 0.434.5レイデオロ
18/09/23 中山 11 オールカマー G2 芝2200 12115.032** 牡4 57.0 北村友一池江泰寿 518
(+2)
2.11.2 0.034.9レイデオロ
18/04/29 香港 8 QE2世C G1 芝2000 8--------5** 牡4 57.0 C.デムー池江泰寿 516
(--)
2.01.2 1.0----パキスタンスター
18/04/01 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 16483.623** 牡4 57.0 川田将雅池江泰寿 516
(-6)
1.58.4 0.234.0⑤⑤⑤⑤スワーヴリチャード
18/02/11 京都 11 京都記念 G2 芝2200 108106.632** 牡4 57.0 川田将雅池江泰寿 522
(+2)
2.16.5 0.236.2⑤⑤⑥④クリンチャー
17/10/22 京都 11 菊花賞 G1 芝3000 188164.927** 牡3 57.0 C.ルメー池江泰寿 520
(-6)
3.19.7 0.840.6⑨⑩⑦キセキ
17/09/18 中山 11 セントライト G2 芝2200 15471.712** 牡3 56.0 C.ルメー池江泰寿 526
(+10)
2.13.0 0.333.8⑤⑤⑤④ミッキースワロー
17/05/28 東京 10 東京優駿 G1 芝2400 18476.345** 牡3 57.0 松山弘平池江泰寿 516
(-2)
2.27.2 0.333.7⑤⑤レイデオロ
17/04/16 中山 11 皐月賞 G1 芝2000 1861122.491** 牡3 57.0 松山弘平池江泰寿 518
(-2)
1.57.8 -0.034.2④⑤⑤ペルシアンナイト
17/03/25 阪神 11 毎日杯 G3 芝1800 8337.721** 牡3 56.0 松山弘平池江泰寿 520
(+6)
1.46.5 -0.134.3サトノアーサー
17/01/08 京都 11 シンザン記念 G3 芝1600 15473.626** 牡3 56.0 V.シュミ池江泰寿 514
(-4)
1.38.4 0.838.2⑤⑤キョウヘイ
16/12/23 阪神 9 千両賞 500万下 芝1600 15352.211** 牡2 55.0 V.シュミ池江泰寿 518
(0)
1.36.5 -0.235.1⑥⑦キョウヘイ
16/10/29 京都 5 2歳新馬 芝1600 13682.311** 牡2 55.0 R.ムーア池江泰寿 518
(--)
1.34.9 -0.135.1⑨⑨キラービューティ

アルアインの関連ニュース

★牝馬が勝てば76年ぶり3頭目 スワーヴリチャード産駒レガレイラが参戦

ホープフルSの覇者レガレイラ(牝、美浦・木村哲也厩舎)には、76年ぶりの牝馬による皐月賞制覇がかかる。現在と競走体系が大きく異なる1930~50年代には、牝馬が皐月賞に参戦するケースはたびたび見られたが、グレード制を導入した1984年以降で皐月賞に挑戦した牝馬は3頭だけで、91年ダンスダンスダンスの5着が最高成績となっている。牝馬が皐月賞を勝てば、47年トキツカゼ、48年ヒデヒカリに続く3頭目となるが、レガレイラは歴史的な勝利を挙げることができるか。

レガレイラは新種牡馬スワーヴリチャードの産駒で、同産駒は皐月賞京成杯2着のアーバンシック(牡、美浦・武井亮厩舎)も出走する予定となっている。スワーヴリチャードは現役時代、皐月賞では6着に敗れたが、初年度産駒が父の雪辱を果たして皐月賞馬に輝くことができるだろうか。

★牡馬を破ってホープフルSを制覇 今年初戦を迎えるレガレイラ

レガレイラ(牝、美浦・木村哲也厩舎)は、デビューから牡牝混合戦に出走を続けており、新馬戦(函館)1着→アイビーS3着→ホープフルS1着という成績を残している。レガレイラ皐月賞が今年初戦で、ホープフルSから中107日での出走となるが、前走に続いて牡馬を破ってGIを制すことができるだろうか。なお、GIに昇格した2017年以降のホープフルS勝ち馬では、19年サートゥルナーリア、20年コントレイル皐月賞を制している。

今年の皐月賞には、朝日杯FS勝ち馬のジャンタルマンタル(牡、栗東・高野友和厩舎)も出走を予定している。ホープフルSが17年にGIへ昇格して以降、皐月賞朝日杯FSホープフルSの勝ち馬が揃って出走したケースは3回あり、対戦成績ではホープフルS勝ち馬が2勝1敗で勝ち越しているが、今回はどちらが先着するだろうか。

★4戦3勝、2着1回で連対率100% JRA賞最優秀2歳牡馬ジャンタルマンタル

ジャンタルマンタル(牡、栗東・高野友和厩舎)は、昨年の10月8日に京都で新馬戦を勝ち上がると、デイリー杯2歳S朝日杯FSと連勝を伸ぼし、3戦3勝の成績でJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞した。同馬は今年初戦となった共同通信杯で2着に敗れてデビュー4戦目にして初黒星を喫したが、皐月賞でGI2勝目を挙げることができるだろうか。Vなら、最優秀2歳牡馬の勝利は2020年コントレイル以来4年ぶり8頭目となる。

★父子3代制覇なるか アルアイン産駒のコスモキュランダ

弥生賞ディープインパクト記念の覇者コスモキュランダ(牡、美浦・加藤士津八厩舎)は、2017年の皐月賞アルアインの初年度産駒だ。同馬の祖父にあたるディープインパクトも05年に皐月賞を制しており、コスモキュランダが勝てば父子3代皐月賞制覇となるが、祖父、父に続いて皐月賞を制すことができるだろうか。勝てば、弥生賞ディープインパクト記念勝ち馬の皐月賞制覇は10年ヴィクトワールピサ以来14年ぶり12頭目となる。

なお、12年の皐月賞ゴールドシップ産駒のメイショウタバル(牡、栗東・石橋守厩舎)、14年の皐月賞イスラボニータ産駒のルカランフィースト(牡、美浦・鹿戸雄一厩舎)、15年の皐月賞ドゥラメンテ産駒のミスタージーティー(牡、栗東・矢作芳人厩舎)も今年の皐月賞に登録しており、父に続く皐月賞制覇を目指す。

★マル外初の制覇に挑むシンエンペラー 初騎乗の坂井瑠星騎手とのコンビで参戦

昨年のホープフルS2着馬で、今年初戦の弥生賞ディープインパクト記念でも2着に入ったシンエンペラー(牡、栗東・矢作芳人厩舎)は、父Siyouni、母Starlet’s Sisterという血統の仏国産馬で、2020年の凱旋門賞馬Sottsassの全弟にあたる。外国産馬が皐月賞に出走できるようになったのは2002年からで、これまでの最高成績は14年アジアエクスプレス、20年ダーリントンホールの6着だが、シンエンペラーはマル外初の皐月賞制覇を遂げることができるだろうか。なお、同馬はデビューから毎回騎手が乗り替わっており、今回は皐月賞初騎乗となる坂井瑠星騎手とのコンビで出走する予定となっている。

★芝2000メートル戦で2戦連続の好走 若駒Sを制したサンライズジパング

サンライズジパング(牡、栗東・音無秀孝厩舎)は、昨年のホープフルSで3着に入り、今年初戦となった若駒Sを勝って芝2000メートル戦で2戦続けて好走している。若駒Sの勝ち馬は皐月賞で4勝、2着5回、3着1回(勝率.182、3着以内率.455)と好成績を挙げているが、サンライズジパングも好走することができるだろうか。同馬にはJRA・GI初制覇がかかる菅原明良騎手が騎乗する予定となっている。

サンライズジパングを管理する音無秀孝調教師は来春に定年を迎えるため、今年が最後のクラシック挑戦となる(ウォーターリヒトを管理する河内洋調教師、シリウスコルトを管理する宗像義忠調教師も来春に定年を迎える)。音無師はJRA・GIで14勝を挙げており、2007年にはヴィクトリー皐月賞を制しているが、最後の挑戦で2勝目を挙げることができるだろうか。

【大阪杯の注目点】昨年のダービー馬タスティエーラが今年初出走! ソールオリエンスと5回目の対戦へ 2024年3月26日(火) 12:00

★昨年の日本ダービー馬が今年初出走 タスティエーラ松山弘平騎手とのコンビで参戦

昨年の日本ダービー馬で、JRA賞最優秀3歳牡馬を受賞したタスティエーラ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)は、有馬記念6着以来の出走となる。GIに昇格した2017年以降の大阪杯では、同年初出走となった馬は3勝を挙げており、昨年は前年の香港C(香港)7着以来の出走となったジャックドールが1着、前年の秋華賞3着以来の出走となったスターズオンアースが2着に入っている。今回、タスティエーラには松山弘平騎手が騎乗する予定だが、4歳初戦を勝利で飾ることができるだろうか。

タスティエーラと5回目の対戦 約1年ぶりの勝利を目指すソールオリエンス

ソールオリエンス(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎)は、昨年の皐月賞を制した後は連敗が続いており、今年初戦の中山記念では4着に敗れている。同馬はGI昇格初年度の2017年に大阪杯を制したキタサンブラックの産駒で、同レースの父子制覇がかかるが、約1年ぶりの勝利を挙げることができるか。今回、ソールオリエンスには3戦ぶりに横山武史騎手が騎乗する予定となっている。また、大阪杯にはソールオリエンスと同世代の日本ダービータスティエーラ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)も出走を予定しており、今回が通算5回目の対戦となる。なお、過去4回の対戦成績を見ると、初対戦となった皐月賞ソールオリエンスが先着して以降は3戦連続でタスティエーラが先着している。また、ソールオリエンスを所有する(有)社台レースホースは、今年のJRA重賞で3勝を挙げており、馬主の24年JRA重賞勝利数でトップとなっている(※3月25日現在)。社台RHの所有馬が大阪杯を勝てば、04年ネオユニヴァース以来20年ぶりとなるが、GI昇格後初めて大阪杯を制することができるだろうか。

★2019年は2年前の皐月賞アルアインがV 北村宏司騎手との新コンビで復活目指すジオグリフ

ジオグリフ(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎)が、大阪杯で2022年皐月賞以来の勝利を目指す。同馬は皐月賞イクイノックスドウデュースなどを破りGI初制覇を遂げたが、その後は勝利から遠ざかっており現在9連敗中だ。ジオグリフは前走の中山記念では3着に入ったが、約2年ぶりの勝利を大阪杯で挙げることができるだろうか。ちなみに、19年の大阪杯では、2年前の皐月賞馬で、同レース以降10連敗と勝利から遠ざかっていたアルアインが復活の勝利を挙げている。

ジオグリフにはテン乗りとなる北村宏司騎手が騎乗する予定となっており、北村宏騎手は2017年のGI昇格以降初の大阪杯参戦となる。なお、木村哲也調教師の開業以来、最も多く管理馬に騎乗しているのが北村宏騎手で、これまでに重賞2勝を含むJRA通算408戦56勝(勝率.137、連対率.238)という成績を残している(※3月25日現在)。

★昨年のダービー4着以来のGI挑戦 京都記念2着のベラジオオペラ

ベラジオオペラ(牡4歳、栗東・上村洋行厩舎)は、昨年の日本ダービー4着以来のGI挑戦となる。同馬はダービー以降、チャレンジC1着、京都記念2着という成績を残しているが、大阪杯で初のGIタイトルを手にすることができるだろうか。なお、大阪杯に前年のダービー4着馬が出走すればGIに昇格した2017年以降では初めてのケースとなるが、GI昇格以前の1989年にはヤエノムテキが勝利を挙げている。

ベラジオオペラを管理する上村洋行調教師には、開業6年目でGI初制覇がかかる。上村師は開業以来毎年JRAでの勝利数を伸ばしており、昨年はリーディング7位の40勝を挙げ、今年も11勝を挙げて3月25日現在のJRA調教師リーディングで9位となっているが、調教師として初のビッグタイトルを獲得することができるだろうか。

★約1年7カ月の休養から3戦目で復活V ステラヴェローチェが久々のGI挑戦

3月25日現在、今年の古馬芝中・長距離重賞(芝2000メートル以上の平地重賞)勝ち馬の年齢を見ると、6歳馬が最多タイの4勝を挙げている。大阪杯に登録している6歳馬はステラヴェローチェ(牡、栗東・須貝尚介厩舎)1頭だけだが、このレースでも好走することができるだろうか。なお、6歳馬が大阪杯を勝てばGI昇格以前の2010年テイエムアンコール以来14年ぶりとなる。

ステラヴェローチェは21年に皐月賞3着、日本ダービー3着、菊花賞4着とクラシックで善戦したが、22年のドバイシーマクラシック(UAE)9着以降長期の休養に入った。約1年7カ月の休養から復帰後は富士S7着、武蔵野S16着を経て前走の大阪城Sで復活の勝利を挙げている。ステラヴェローチェのGI出走は22年ドバイシーマクラシック以来約2年ぶりで、国内外合わせて7回目の挑戦となるが、GI初制覇を遂げることができるだろうか。なお、同馬を管理する須貝尚介調教師はJRA重賞で通算49勝を挙げており、節目の50勝目まであと1勝となっている(※3月25日現在)。

★前走で芝2000メートル戦の重賞を制覇 リカンカブール&ミッキーゴージャス

大阪杯に登録している20頭の芝2000メートルでの成績を見ると、リカンカブール(牡5歳、栗東・田中克典厩舎)が登録馬中最多の5勝を挙げており、ミッキーゴージャス(牝4歳、栗東・安田翔伍厩舎)が4勝で続いている。リカンカブールは中山金杯、ミッキーゴージャス愛知杯と前走で芝2000メートル戦の重賞を制しているが、好成績を挙げている距離でGIタイトルも手にすることができるだろうか。リカンカブールにはJRA・GI初制覇がかかる津村明秀騎手、ミッキーゴージャスにはミルコ・デムーロ騎手が騎乗予定だ。また、リカンカブールを管理する田中克典調教師、ミッキーゴージャスを管理する安田翔伍調教師はいずれも大阪杯を勝てばJRA・GI初制覇となる。

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【弥生賞ディープインパクト記念】皐月賞切符つかんだ!6番人気コスモキュランダがV M・デムーロ騎手は18年連続JRA重賞制覇 2024年3月4日(月) 07:01

ミルコ・デムーロ(45)=栗・フリー=騎乗で6番人気のコスモキュランダが3コーナー手前から進出し、直線で早めに先頭に立って押し切った。勝ちタイム1分59秒8(良)。鞍上は2007年から18年連続でのJRA重賞制覇。2着シンエンペラー、3着シリウスコルトまでが、皐月賞(4月14日、中山、GⅠ、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。デビュー2連勝で臨んだ1番人気トロヴァトーレは6着、2番人気ダノンエアズロックは7着に終わった。




鞍上のファインプレーで、並みいる良血馬をねじ伏せた。6番人気の伏兵コスモキュランダが早め先頭から押し切り、重賞初制覇。初コンビのミルコ・デムーロ騎手は何度も相棒の首筋をなで、検量室前に戻ると両手でガッツポーズ。18年連続となるJRA重賞Vの喜びをかみしめた。

「本当にうれしいです。返し馬から印象がすごく良かったです。いい馬ですね。これからも楽しみです」

勝利を導いたのは向こう正面での判断だ。「ペースが少し遅いかなと思いましたし、前残りの馬場だったので動いたほうがいい」と後方からポジションを押し上げ、3コーナーでは一気に2番手へ。直線では急坂をものともせず力強く抜け出し、外から猛追したシンエンペラーに1馬身1/4差をつけてゴールした。

加藤士調教師は「ジョッキーが馬の特徴をつかんで、すごく上手に乗ってくれました。まだ緩さがありますが、使うたびにシャープになって、段々と大人になっていますし、成長が著しいですね」と笑顔を見せた。同厩&同じビッグレッドファーム生産で京王杯2歳S優勝のコラソンビートは、今週のフィリーズレビューに出走予定。開業6年目の今春は、牡牝の二枚看板でクラシック戦線に挑む。

アルアインに産駒のJRA重賞初制覇を届けた孝行息子は、7年前に父が制した皐月賞に向かう。トレーナーは「筋が通った血統なので、今回走れてもおかしくないと思っていました。次もうまく力を出し切ってくれれば」とさらなる大舞台での活躍に期待を込めた。

キャリア7戦目での優勝は2004年コスモバルクと並び、過去20年で最多。昨年6月のデビュー戦(東京芝1600メートル)では4秒6差の最下位と大敗したものの、一戦ごとに上昇してきた。確かな経験値と成長力を武器に、クラシック取りを狙う。(三浦凪沙)

コスモキュランダ 父アルアイン、母サザンスピード、母の父サザンイメージ、黒鹿毛の牡3歳。美浦・加藤士津八厩舎所属。北海道新冠町・ビッグレッドファームの生産馬。馬主は㈲ビッグレッドファーム。戦績7戦2勝。獲得賞金6641万4000円。重賞は初勝利。弥生賞ディープインパクト記念はミルコ・デムーロ騎手、加藤士津八調教師ともに初勝利。馬名は「冠名+オーストラリア北東部の熱帯雨林。世界遺産」。

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ディープインパクト産駒がJRA通算2750勝 父サンデーサイレンスを上回る偉業達成 2023年10月8日() 14:03

8日の京都競馬4R(障害オープン)で、ディープインパクトを父に持つロックユー(騸5歳、栗東・中内田充正厩舎)が1着となり、ディープインパクト産駒はJRA通算2750勝に到達。その父であるサンデーサイレンスの産駒が挙げた2749勝を上回り、単独での歴代最多勝記録を樹立した。

ディープインパクトは2005年に無敗でクラシック3冠を制するなど、計7つのGIを勝利。引退して種牡馬となってからも次々と活躍馬を送り出し、海外から多くの繁殖牝馬が集まるなど大人気となった。2750勝はあくまでもJRAのみの数字であり、海外でも日本馬による数々の大レース勝利や、オーギュストロダンによる今年の英ダービー制覇など多くのGI勝ちがある。ディープ自身は19年にこの世を去ったが、まだJRAには150頭以上の現役産駒が在籍。更新不可能といわれた父サンデーサイレンスを超えて、記録はまだまだ伸びていきそうだ。

ディープインパクトを生産したノーザンファーム・吉田勝己代表「(メモリアルは)障害で勝ちましたね。本当にすごい馬です。まだまだ(これから)です」

◆社台スタリオンステーション・徳武英介場長「サンデーサイレンスの記録は同じ系統の種牡馬がいない中でのものですが、ディープインパクトのそれは同じサンデー系のライバル種牡馬がひしめく中でのもので、しかも抜きん出ていますからね。内国産種牡馬の時代を作った馬といっても過言ではないですし、素晴らしい記録。まさに偉業だと思います」

ディープインパクト 父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア、母の父アルザオ。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、オーナーは金子真人ホールディングス(株)。現役時は栗東・池江泰郎厩舎に在籍し、通算14戦12勝(うちGI・7勝)の戦績を残した。

ディープインパクト産駒のJRA平地GI勝ち★

大阪杯アルアインレイパパレ、ポタジェ

桜花賞マルセリーナジェンティルドンナアユサンハープスター、グランアレグリア

皐月賞ディーマジェスティアルアイン、コントレイル

天皇賞・春フィエールマン(2回)、ワールドプレミア、ジャスティンパレス

NHKマイルC…ミッキーアイル、ケイアイノーテック

ヴィクトリアマイルヴィルシーナ(2回)、ジュールポレール、グランアレグリア

オークスジェンティルドンナミッキークイーンシンハライト、ラヴズオンリーユー

日本ダービーディープブリランテキズナマカヒキワグネリアンロジャーバローズコントレイル、シャフリヤール

安田記念リアルインパクトサトノアラジングランアレグリア、ダノンキングリー

宝塚記念…マリアライト

スプリンターズS…グランアレグリア

秋華賞ジェンティルドンナショウナンパンドラミッキークイーンヴィブロス、アカイトリノムスメ

菊花賞サトノダイヤモンドフィエールマンワールドプレミアコントレイル、アスクビクターモア

天皇賞・秋…スピルバーグ

エリザベス女王杯ラキシス、マリアライト

マイルチャンピオンシップトーセンラーダノンシャークミッキーアイルグランアレグリア(2回)

ジャパンCジェンティルドンナ(2回)、ショウナンパンドラ、コントレイル

阪神ジュベナイルフィリーズ…ジョワドヴィーヴル、ショウナンアデラ、ダノンファンタジー

朝日杯フューチュリティS…ダノンプラチナサトノアレス、ダノンプレミアム

有馬記念ジェンティルドンナ、サトノダイヤモンド

ホープフルSコントレイル、キラーアビリティ

※JBCレディスクラシック…アンジュデジール

(JBCレディスクラシックは京都で開催されたJpnI)

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ディープインパクトの産駒JRA通算勝利数がサンデーサイレンスに並ぶ 2023年10月1日() 16:33

種牡馬ディープインパクトの産駒によるJRA勝利数が、その父サンデーサイレンスに並んだ。1日の阪神11R・ポートアイランドSでドーブネ(栗東・武幸四郎厩舎、牡4歳)が勝利。ディープインパクト産駒によるJRA通算2749勝目となり、偉大な父に肩を並べた。

ディープインパクトは2005年に無敗でクラシック3冠を制し、その後もタイトルを積み重ねて計7つのGIを勝利。種牡馬としては海外からも多くの繁殖牝馬が集まるなど大人気となった。産駒のJRA初勝利は2010年6月26日福島の新馬戦を制したサイレントソニック。そこから父子無敗3冠を成し遂げたコントレイルなど数多くのビッグレース覇者を送り出し、ついに〝日本競馬の歴史を変えた〟といわれるサンデーサイレンスの記録に並んだ。

ディープインパクトは19年にこの世を去っているが、まだJRAには150頭以上の現役産駒が在籍中。すぐにも父の記録を塗り替え、不滅の大記録を打ち立てることになりそうだ。

ディープインパクト 父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア、母の父アルザオ。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、オーナーは金子真人ホールディングス(株)。現役時は栗東・池江泰郎厩舎に在籍し、通算14戦12勝(うちGI・7勝)の戦績を残した。

ディープインパクト産駒のJRA平地GI勝ち

大阪杯アルアインレイパパレ、ポタジェ

桜花賞マルセリーナジェンティルドンナアユサンハープスター、グランアレグリア

皐月賞ディーマジェスティアルアイン、コントレイル

天皇賞・春フィエールマン(2回)、ワールドプレミア、ジャスティンパレス

NHKマイルC…ミッキーアイル、ケイアイノーテック

ヴィクトリアマイルヴィルシーナ(2回)、ジュールポレール、グランアレグリア

オークスジェンティルドンナミッキークイーンシンハライト、ラヴズオンリーユー

ダービー…ディープブリランテキズナマカヒキワグネリアンロジャーバローズコントレイル、シャフリヤール

安田記念リアルインパクトサトノアラジングランアレグリア、ダノンキングリー

宝塚記念…マリアライト

スプリンターズS…グランアレグリア

秋華賞ジェンティルドンナショウナンパンドラミッキークイーンヴィブロス、アカイトリノムスメ

菊花賞サトノダイヤモンドフィエールマンワールドプレミアコントレイル、アスクビクターモア

天皇賞・秋…スピルバーグ

エリザベス女王杯ラキシス、マリアライト

マイルチャンピオンシップトーセンラーダノンシャークミッキーアイルグランアレグリア(2回)

ジャパンCジェンティルドンナ(2回)、ショウナンパンドラ、コントレイル

阪神ジュベナイルフィリーズ…ジョワドヴィーヴル、ショウナンアデラ、ダノンファンタジー

朝日杯フューチュリティS…ダノンプラチナサトノアレス、ダノンプレミアム

有馬記念ジェンティルドンナ、サトノダイヤモンド

ホープフルSコントレイル、キラーアビリティ

JBCレディスクラシック…アンジュデジール

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【若駒ピカイチ】テリオスルルは時計以上のインパクトを残す会心の逃走V 2023年9月5日(火) 04:47

テリオスルル(3日、新潟新馬、芝1800メートル)=美浦・田島俊明厩舎、牝、父アルアイン、母ギエム、母の父メダーリアドーロ

《戦評》五分のスタートから二の脚がついて無理なく先頭へ。1000メートル通過62秒9のマイペースに持ち込むと、直線でも脚いろは衰えず、最後は流す余裕すら見せて逃げ切った。走破時計の1分49秒6は目立たないが、時計以上のインパクトを残す内容。

《血統》祖母オーサムフェザーは米GⅠ・2勝を含む11戦10勝の名牝。半兄ショウナンバシット(父シルバーステート)が今年の若葉Sを制し、皐月賞でも5着と健闘したように血統面のスケールは申し分ない。本来は父アルアイン同様、究極の上がり勝負よりも小回りの持久戦で本領を発揮するタイプだろう。

《将来性》「乗り役の指示に従って、物見をせず最後までしっかり走ってくれました」と田島俊明調教師。センスの良さが際立ち、現時点での完成度はかなりのものだ。レースぶりを見るかぎり、控えても競馬はできそう。中距離路線での活躍が見込める。

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 今週末から2回福島・3回中京・2回函館に開催が切り替わって、本格的な“夏競馬”のシーズンがスタートします。
 今年6月の3回東京・3回阪神・1回函館では、計29レースの2歳戦が施行されました。当然のことではありますが、これはすなわち、29頭の2歳馬が既に勝ち上がりを果たしているということ。今後の入札にもいろいろな意味で影響してくるはずです。
 現時点で強調しておきたいのはノーザンファーム生産馬の圧倒ぶり。優勝馬29頭のうち13頭を占めていたうえ、勝率は29.5%に、3着内率は61.4%に達しています。ちなみに、単勝回収率は151%、複勝回収率は127%。世間の見立てをさらに上回るほどの高確率で馬券に絡んでいるわけですから、例年以上に重視するべきなのかもしれません。
 種牡馬別成績を見ると、勝利数(4勝)、3着内数(9回)ともにモーリスが単独トップでした。早熟というイメージは薄い血統ですが、今週以降も引き続きマークしておくべきでしょう。

 今回は、まだ仮想オーナー枠に余裕があるプレイヤーの参考にしていただくべく、デビューが近そうな未出走馬の中から、注目すべき馬を挙げてみたいと思います。
 本稿の収録対象としたのは、6月28日時点におけるJRA-VANのデータで確認することができた「6月28日時点で入厩している未出走の2歳馬」「東西のトレーニング・センターにおいて過去1か月(5月30日から6月28日まで)の期間中に坂路・ウッドチップで調教を行った未出走の2歳馬」です。この条件に従って抽出した2歳馬876頭の中から、各ファクターの該当馬をピックアップしました。それぞれの一覧には重複もありますがご了承ください。

 まずは「2023/06/07 00:00更新」分の「注目POG馬ランキング」で100位以内だった該当馬をご覧いただきましょう。末尾に付記したのは「注目POG馬ランキング」の順位、並び順は父名順→母名順としています。

フランクエフェクト(牡 父Frankel/母カーミングエフェクト 木村哲也厩舎) ※42位
ジーティーパワー(牡 父Frankel/母コールバック 矢作芳人厩舎) ※35位
アウェイキング(牡 父Kingman/母Waldjagd 矢作芳人厩舎) ※53位
インビジブルセルフ(牡 父エピファネイア/母アウェイク 池江泰寿厩舎) ※24位
アルセナール(牝 父エピファネイア/母サンブルエミューズ 木村哲也厩舎) ※21位
クイーンズウォーク(牝 父キズナ/母ウェイヴェルアベニュー 中内田充正厩舎) ※20位
シャンパンポップ(牡 父キズナ/母シャンパンルーム 武幸四郎厩舎) ※89位
ウインマクシマム(牡 父キタサンブラック/母コスモアクセス 畠山吉宏厩舎) ※83位
ウールデュボヌール(牡 父キタサンブラック/母サンクボヌール 須貝尚介厩舎) ※15位
シャドフ(牝 父スワーヴリチャード/母シャンブルドット 庄野靖志厩舎) ※59位
エヴァンスウィート(牝 父スワーヴリチャード/母ハルーワスウィート 友道康夫厩舎) ※40位
レガレイラ(牝 父スワーヴリチャード/母ロカ 木村哲也厩舎) ※23位
コンドライト(牡 父ドゥラメンテ/母アエロリット 菊沢隆徳厩舎) ※9位
エリザベスバローズ(牝 父ドゥラメンテ/母イスパニダ 杉山晴紀厩舎) ※8位
クラッチプレイヤー(牡 父ドゥラメンテ/母ヴァシリカ 国枝栄厩舎) ※97位
ドゥマイシング(牡 父ドゥラメンテ/母フォースタークルック 矢作芳人厩舎) ※2位
インクルージョン(牡 父ハーツクライ/母インクルードベティ 厩舎) ※41位
モスクロッサー(牡 父ハーツクライ/母クリスプ 国枝栄厩舎) ※74位
ファーヴェント(牡 父ハーツクライ/母トータルヒート 藤原英昭厩舎) ※61位
チェレスタ(牝 父ハービンジャー/母カリンバ 松下武士厩舎) ※85位
ソウルアンドジャズ(牡 父ブリックスアンドモルタル/母ナスノシベリウス 武井亮厩舎) ※58位
カルパ(牡 父モーリス/母ブチコ 須貝尚介厩舎) ※34位
ソニックライン(牡 父リアルインパクト/母ルミナスパレード 木村哲也厩舎) ※39位
ローザサンリヴァル(牡 父ルーラーシップ/母ローザブランカ 高野友和厩舎) ※32位
レイデラルース(牡 父レイデオロ/母カンデラ 手塚貴久厩舎) ※51位
トロヴァトーレ(牡 父レイデオロ/母シャルマント 鹿戸雄一厩舎) ※65位
ラケダイモーン(牡 父レイデオロ/母ラルケット 須貝尚介厩舎) ※12位
マテンロウゴールド(牡 父レイデオロ/母ルールブリタニア 中内田充正厩舎) ※7位
オーデンヴァルト(牝 父ロードカナロア/母グリューネワルト 林徹厩舎) ※72位
バロン(牝 父ロードカナロア/母マイミスリリー 手塚貴久厩舎) ※92位

 当時の注目POG馬ランキングで2位だったドゥマイシング(フォースタークルックの2021)は、一部報道によると7月9日の中京5R(2歳新馬・芝2000m)でデビューする予定となっている模様。2022年のセレクトセールで2億2000万円の高値がついた馬ですし、今後の入札でも激しい争奪戦が繰り広げられそうです。

 本稿の冒頭で取り上げたノーザンファーム生産馬で、なおかつ2023年JRAリーディングトレーナーランキング(着度数順。6月28日時点)30位以内の厩舎に所属している馬は下記の通り。
 
フランクエフェクト(牡 父Frankel/母カーミングエフェクト 木村哲也厩舎) ※42位
ジーティーパワー(牡 父Frankel/母コールバック 矢作芳人厩舎) ※35位
ルージュスタニング(牝 父Into Mischief/母ボインビューティー 友道康夫厩舎)
エラトー(牝 父Saxon Warrior/母エライヤ 上村洋行厩舎)
オルデラン(牡 父アルアイン/母アーマイン 寺島良厩舎)
アルヒジュル(牡 父アルアイン/母スカーレットリング 斉藤崇史厩舎)
ピストンボーイ(牡 父イスラボニータ/母エルフィンコーブ 池添学厩舎)
インビジブルセルフ(牡 父エピファネイア/母アウェイク 池江泰寿厩舎) ※24位
エリカリーシャン(牝 父エピファネイア/母ガラアフェアー 国枝栄厩舎)
アルセナール(牝 父エピファネイア/母サンブルエミューズ 木村哲也厩舎) ※21位
ジュンゴールド(牡 父エピファネイア/母ジュントップヒトミ 友道康夫厩舎)
ラファガフレイバー(牡 父カレンブラックヒル/母カリズマティックゴールド 久保田貴士厩舎)
クイーンズウォーク(牝 父キズナ/母ウェイヴェルアベニュー 中内田充正厩舎) ※20位
シャンパンポップ(牡 父キズナ/母シャンパンルーム 武幸四郎厩舎) ※89位
ディアアリーチェ(牝 父キズナ/母ティロレスカ 武幸四郎厩舎)
アキミューミュー(牝 父サトノクラウン/母アイスドール 安田隆行厩舎)
ルージュセレスト(牝 父シュヴァルグラン/母ギエナー 池江泰寿厩舎)
ヒシグランディヴァ(牝 父シュヴァルグラン/母ラリズ 友道康夫厩舎)
エヴァンスウィート(牝 父スワーヴリチャード/母ハルーワスウィート 友道康夫厩舎) ※40位
レガレイラ(牝 父スワーヴリチャード/母ロカ 木村哲也厩舎) ※23位
エリザベスバローズ(牝 父ドゥラメンテ/母イスパニダ 杉山晴紀厩舎) ※8位
クラッチプレイヤー(牡 父ドゥラメンテ/母ヴァシリカ 国枝栄厩舎) ※97位
ドゥマイシング(牡 父ドゥラメンテ/母フォースタークルック 矢作芳人厩舎) ※2位
ガイアメンテ(牡 父ドゥラメンテ/母ミュージカルロマンス 須貝尚介厩舎)
オレンジダンサー(牝 父ドレフォン/母イェーガーオレンジ 高野友和厩舎)
シークレットキー(牡 父ドレフォン/母キープシークレット 杉山晴紀厩舎)
ドレス(牝 父ドレフォン/母ハイヒール 清水久詞厩舎)
ルシフェル(牝 父ハーツクライ/母アルアリングスター 斉藤崇史厩舎)
モスクロッサー(牡 父ハーツクライ/母クリスプ 国枝栄厩舎) ※74位
サンブノワ(牡 父ブリックスアンドモルタル/母サンティール 斉藤崇史厩舎)
デビルシズカチャン(牝 父ベストウォーリア/母シシリアンブリーズ 武幸四郎厩舎)
ベランジェール(牝 父モーリス/母キャリコ 木村哲也厩舎)
シャトーディフ(牝 父モーリス/母ジューヌエコール 木村哲也厩舎)
カルパ(牡 父モーリス/母ブチコ 須貝尚介厩舎) ※34位
ソニックライン(牡 父リアルインパクト/母ルミナスパレード 木村哲也厩舎) ※39位
オウバイトウリ(牝 父リアルスティール/母スターズアンドクラウズ 武幸四郎厩舎)
ローザサンリヴァル(牡 父ルーラーシップ/母ローザブランカ 高野友和厩舎) ※32位
シンハナーダ(牡 父レイデオロ/母シンハディーパ 国枝栄厩舎)
ラケダイモーン(牡 父レイデオロ/母ラルケット 須貝尚介厩舎) ※12位
マテンロウゴールド(牡 父レイデオロ/母ルールブリタニア 中内田充正厩舎) ※7位
リルト(牝 父ロードカナロア/母バウンスシャッセ 安田隆行厩舎)

 今年のリーディングトレーナーランキングで首位となっている中内田充正厩舎のクイーンズウォーク(ウェイヴェルアベニューの2021)は、既にゲート試験で合格を果たし、現在はノーザンファームしがらきで調整中とのこと。デビューはもう少し先になるかもしれませんが、引き続き動向をチェックしておきましょう。

 本稿の冒頭で取り上げたモーリス産駒は下記の通り。

キャプテンシー(牡 父モーリス/母アドマイヤリード 松永幹夫厩舎)
ヘルモーズ(牡 父モーリス/母ヴェルザンディ 小林真也厩舎)
マツシマ(牡 父モーリス/母エストレチャダ 尾形和幸厩舎)
ハットルグリムス(牡 父モーリス/母エルノルテ 宮田敬介厩舎)
ベランジェール(牝 父モーリス/母キャリコ 木村哲也厩舎)
イーストオブエデン(牝 父モーリス/母クッカーニャ 菊沢隆徳厩舎)
ピコサン(牡 父モーリス/母シーイズチャンプ 上原佑紀厩舎)
テイエムリステット(牡 父モーリス/母シーズアウーマン 木原一良厩舎)
ディーガレジェンド(牡 父モーリス/母ジプシーハイウェイ 藤原英昭厩舎)
シャトーディフ(牝 父モーリス/母ジューヌエコール 木村哲也厩舎)
ローレルロイズ(牡 父モーリス/母ジョディーズロマン 北出成人厩舎)
バウンシーステップ(牝 父モーリス/母バウンシーチューン 高橋亮厩舎)
ヒラボクヒーロー(牡 父モーリス/母ヒラボクキャロル 大竹正博厩舎)
トラウムライゼ(牡 父モーリス/母ファイナルドリーム 池江泰寿厩舎)
カルパ(牡 父モーリス/母ブチコ 須貝尚介厩舎) ※34位
ボーモンド(牡 父モーリス/母ボージェスト)
ダノンマッキンリー(牡 父モーリス/母ホームカミングクイーン 藤原英昭厩舎)
カリーシ(牝 父モーリス/母ラクアミ 武井亮厩舎)
レーヴジーニアル(牡 父モーリス/母レッドリヴェール 松永幹夫厩舎)
ゲルタ(牡 父モーリス/母ロイヤルバラード 奥村豊厩舎)

 ソダシの半弟として注目を集めているカルパ(ブチコの2021)は、一部報道によると7月9日の函館5R(2歳新馬・芝1800m)でデビューする予定となっている模様。個人的にも高く評価している馬なので、初陣を楽しみに待ちたいと思います。


■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』において「データ分析」のコーナーを担当しているほか、JRAのレーシングプログラム、TCKホームページ、グリーンチャンネル、ニコニコチャンネルなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『ウルトラ回収率 2023-2024』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)など。2023年03月28日には最新刊『血統&ジョッキー偏差値2023-2024 ~儲かる種牡馬・騎手ランキング~』(ガイドワークス)をリリース。


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2019年12月18日(水) 21:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 2019有馬記念
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はAA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月22日(日) 中山11R 第64回 有馬記念(3歳以上G1・芝2500m)

【登録頭数:19頭】(フルゲート:16頭)


【ファン投票上位馬】

アーモンドアイ<B>(中7週)
これまでのアーモンドアイなら熱発があった時点で大事を取って放牧に出して来年に備えるというイメージがあったが、今回は何か様子が違う。熱発と言っても普段どれぐらいの体温の差があるのかは関係者にしか分からないが1日休んですぐに乗り出している時点で大したことではないと言える。それよりも有馬記念にファン投票1位で出走させることができる喜びが国枝調教師からのコメントに表れているので、最初から香港Cではなく有馬記念を使いたかったのかもしれない。
<1週前追い切り>
南W併せ馬の内。力強い走りで好時計で先着。気になるところはやや重心が高めな感じに見えた点。

リスグラシュー<C>(中7週)
海外遠征帰りということで宝塚記念の前と同じような状況。調教内容もその時とほぼ同じ内容で、動きに関しては抜群に良い感じには見えない。ただ引退レースということで、ビッシリ仕上げてきてはいる感じあり。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。一杯に追われて好時計で先着も、終いで体が起き気味で宝塚記念の1週前のように前に伸びる感じがなかった。

キセキ<C>(中10週)
海外遠征後のレースとなるが1ヶ月前の早い時期から時計を出し始めていて、乗り込み量はかなり多く勢いはある。昨年のジャパンカップ時のような調教の動きになってくれば理想的だが。
<2週前追い切り>
CW単走。首が上がり気味で終いの伸び脚が甘く、力強さがない。
<1週前追い切り>
CW単走。勢いよく直線に向いてくるが、ここでも重心が上がってしまうため前に伸びきれず。

サートゥルナーリア<AA>(中7週)
本馬も早い段階から有馬記念出走を表明して1ヶ月前からトレセンで調整されてきた馬。2週前の段階でかなり良い動きで、1週前にはこの秋初めての併せ馬。スミヨン騎手騎乗で折り合いもつき、1週前段階でほぼ仕上がっている感じに映り、状態だけならこれまでで一番。
<2週前追い切り>
CW単走。フラフラしたところはあるが、走りに勢いがあり力強い伸び脚。
<1週前追い切り>
CW3頭併せの内。スミヨン騎手騎乗で折り合いもついて、終い持ったまま楽に突き放す。

フィエールマン<D>(中10週)
凱旋門賞帰りのレース。もともと間隔を空けて使ってきている馬で1週前は強めに追われるが、今回はこの馬としては控えめな内容になっている。まだ疲れが少し残っているのかもしれない。
<2週前追い切り>
南W3頭併せの中。押さえたまま直線に向くと楽に先着。海外帰りを感じさせない動き。
<1週前追い切り>
南W併せ馬の内。今週も折り合い重視の控えめな追い切りで、併走相手の手応えと比べると物足りない走り。

ワールドプレミア<D>(中8週)
菊花賞時の調教ではかなり良い動きに見えたが、この中間は早めに乗り込んでいる割に2週前、1週前と動きはモタモタ。正直、物足りない動きだったし、うるさいところのある馬で関東への長距離輸送も初めてで、克服しなくてはならないところが多いとの印象。
<2週前追い切り>
CW併せの外。追われて最後何とか先着。動きに力強さはない。
<1週前追い切り>
CW3頭併せの内。ジョッキー騎乗で直線追われるも伸び脚イマイチで伸びきれず。

スワーヴリチャード<AA>(中3週)
この中間も坂路での調整。ジャパンカップから中3週となるが坂路での動きを見ると前走時よりも良いくらいで、叩き3戦目でさらに上積みがありそう。
<2週前追い切り>
坂路単走。レース後からそれほど間もないので軽めの調整も、気分よく軽快な走り。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。まだ多少右にモタれる面を見せるが楽に併走相手を置き去りにして、動きは前走時以上。ジョッキーとの呼吸、折り合い面も抜群に良い。

レイデオロ<E>(中3週)
映像なし。前走後短期放牧に出て期限ギリギリにトレセンへ戻ってきた。これまでゆったりとした間隔で使われてきた馬で、1週前に速い時計を出せていない時点で状態が良いとは思えない。

アルアイン<B>(中4週)
この秋は2戦とも追い切りの動きが物足りなかったが、この中間1週前追い切りでは終いしっかりと伸びており、ここ2戦よりは動きが良かった。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。終いしっかり伸びて先着。

シュヴァルグラン<D>(中3週)
昨年は◎にしたくらい1週前追い切りの動きが良かった馬。今年は、併走相手が違うので単純比較はできないとはいえ、走りに迫力がなく物足りない。
<2週前追い切り>
坂路単走。軽めの調整も力強さがない。
<1週前追い切り>
CW併せの内。有馬記念に出走するエタリオウと併せて突き放される。


【以下、賞金上位馬】

アエロリット<A>(中7週)
この秋2戦とも競馬場で馬を見たが、パドックではかなり良く見せて状態も良かったと思う。今回、中7週と間隔に余裕もあり、調教の動きからも好調子そのままといった感じ。
<2週前追い切り>
南W単走。控えめな内容も動きに力強さあり。
<1週前追い切り>
南W単走。折り合いもついてリラックスした走り。力強さもあって好調キープ。

クロコスミア<D>(中5週)
この馬も早めに参戦表明した馬だが、坂路で乗り込まれている割に時計は物足りない。
<1週前追い切り>
坂路単走。勢いよく駆け上がってきた割に終いは息切れした感じ。

スティッフェリオ<C>(中7週)
この中間も坂路での調整。時計的にはいつもとそれほど変わらないが、ガラッと良くなってきたという印象もない。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。素軽い動きも力強さに欠ける走りでもうひと伸びほしい。

ヴェロックス<C>(中8週)
この中間は2週前、1週前と強めに追われて乗り込み量は豊富。走りを見ると首が高く、全身を使った走りではない点が気になる。
<2週前追い切り>
CW単走。ゆったりした走りも、首が上がるシーンを見せていてやや物足りない走り。
<1週前追い切り>
CW3頭併せの内。直線で追われると一気に突き放すが、首を使わない走りでやや硬さあり。

エタリオウ<B>(中3週)
この中間も疲れなしといった感触で、1週前追い切りの動きがかなり良く、変わり身がありそう。
<1週前追い切り>
CW併せの外。手応えに余裕があり前走時からの変り身が感じられる動き。


【以下、除外対象】

スカーレットカラー<D>(中5週)
映像なし。CWでは時計の出る馬だが、1週前追い切りでは終いの時計が掛かっており、ちょっと物足りない。

クレッシェンドラヴ<B>(中5週)
乗り込み豊富。2週前に強め、1週前に馬なりで先着と順調な調整内容。
<1週前追い切り>
南W併せの内。ゆったりとした走りで力強さがあり、前走のようなセカセカした感じがないのは良い。

ヴァイスブリッツ<B>(3ヶ月)
休み明けも坂路、南Wでかなり良い時計が出ていて仕上りは良さそう。
<1週前追い切り>
南W併せの外。楽な手応えで余裕の先着。時計も優秀で自己条件なら好勝負。



◇今回は有馬記念編でした。
JRAのCMに『夢の第11レース』という作品があります。



https://weekendmemories.jp/last1haron.html

過去の名馬たちが同じレースに出走していたら、どんなレースになっていたのだろうかという内容。
これを見て、思わず私は『アーモンドアイVSエネイブル』を思い描いてしまいました。走っている時代が違えば当然、対決することはなく想像するしかありませんが、同じ時代に走っているのに対決が実現しないというのは競馬ファンにとっては悲しいこと。結果が分からないからこそ夢が膨らむという見方もできますが、今考えられる最高の対決も来年ならまだ可能なので、ぜひヨーロッパと日本で観てみたいものです。この2頭が同じレースで走るようなことがあれば、世界中が注目する夢の対決となるでしょう。
そして、いよいよ今週末となった有馬記念。ご存知、ファン投票によって出走馬の順番が決まるレースです。投票用紙には『あなたが第64回有馬記念に出走させたいと思うJRA所属の現役競走馬(3歳以上)を1~10頭まで選んで投票して下さい』と書かれています。近年は2週前に行われる香港国際競走に向かう馬も多く、ファン投票上位馬(1位から10位のうち8頭が出走予定)がこれだけ揃うのは珍しいのではないかと思います。
日本の競馬は競馬ファンの馬券の売り上げで成り立っています。香港カップに出走する予定で有馬記念は回避予定だったアーモンドアイに10万9885票というたくさんの人たちが投票して1位獲得するほど、日本の競馬ファンはこの馬に有馬記念で走ってほしいと願っていたのです。
理由はどうであれ、アーモンドアイが出走することになって今年の有馬記念は多くの競馬ファンにとっての『夢の第11レース』となりそうです。そのアーモンドアイが期待に応えるのか、それとも他の馬が跳ね返すのか、いずれにせよどの馬が勝っても今年12.22の中山第11レースは記憶に残るレースとなりそうです。皆さんも競馬場、ウインズ、テレビなどいろんな場所で有馬記念を楽しんでください。

それでは次回ホープフルS編(予定)でお会いしましょう。

有馬記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論はレース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2019年12月18日(水) 16:00 覆面ドクター・英
有馬記念・2019
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まずは先週の回顧から。久々の帯封ゲットに、ウマニティ予想では4895%と大爆発で、このコラムで「有力とした2頭」のワンツー+「穴で一番手グランレイ」が3着で、3連単9万馬券、3連複3.8万の高配当となりました。的中のポイントとしては、3強(オッズ的には1強扱いでしたが)の一角だった10着レッドベルジュールが、「いかにもマイルは忙しく、前走デイリー杯2歳Sで内を突く競馬で上手く行き過ぎていたので事実上は2強」、ハミを替えて未勝利戦ながら4馬身差の楽勝をしてきたグランレイが、「血統的にもルーラーシップ×ファルブラヴ×フジキセキとスケール負けしない配合であることから3着ならありか」、というあたりだったでしょうか(ちなみに、接戦で4着だった初芝の9番人気タガノビューティーも「兄弟は芝でも走る」ということで、当コラム穴での2番手推奨馬)。香港みたいに4連単がもしあったらすごかったなあ、とも思うのですが、まあ欲張り過ぎない方がいいですよね(実馬券では欲をかいて、本命◎タイセイビジョンからの馬券の資金配分をより高めて買っていた、なんてのはナイショということで(笑))

では、話を有馬記念に移して。今年は香港を回避したアーモンドアイの出走が一番のポイントでしょう。寄稿させてもらった「競馬の天才」特集記事の執筆時点ではアーモンドアイは香港遠征予定だったのですが、出走してくるということで俄然、当然有力。この馬の取捨が馬券的中の焦点となりそうです。深読みすると、体調だけでなく香港の政情不安定(香港競馬は時折中止もありました)も、他の海外馬同様に回避の一因になっていたという可能性はあるんじゃないでしょうか(繁殖にまわってからは、産駒が出来の善し悪しに関わらず毎年1億円くらいにはなりそうですし)。余談ですが、香港のほうは"覆面禁止法”があるので今のキャラは良くないのかもしれません。当たると随分饒舌だなあ、と言われそうなので、本題に。


<全頭診断>
1番人気想定 アーモンドアイ:この馬にとっての中山2500mは、デビュー以来、安田記念ほどではないがあまり向かない条件だと思う。思うが、正直体調に関しては回避時点からあまり問題ないんじゃないかと思っているし、前走を見ても「最も強い馬に、最内を通ってください」という忖度競馬で、敢えて厳しくマークしてくる騎手というのもいないだろう(外から蓋程度ならまだしも、前をカットしたりぶつけたりしてしまうと人気度合いからしばらくネット上で叩かれそう)し......。

2番人気想定 リスグラシュー:私自身とは非常に相性の悪い馬で、これで引退してくれると思うと正直ほっと胸をなでおろしている(笑) 若いうちは、末脚にはいいものあるが、不器用でやや人気先行くらいに思っていたのだが、ハーツクライ産駒らしい成長力で本当に強くなってしまい、牡馬相手でも国内でも海外でもG1を勝つ馬となってしまった。春のグランプリ馬であり普通は本命視される立場でもあるのだろうが、歴史的名牝レベルとなってしまった今は、海外帰りでそう厳しく仕上げる必要もないのでは?とみたい(「恥ずかしくない」程度のそこそこ好走でOKではないだろうか。さすがに、タイキシャトルのように、春より結局20kg増えちゃいましたというデブデブで出てはこないだろうが)。

3番人気想定 サートゥルナーリア:ホープフルSと皐月賞のG1・2勝の中山巧者の可能性も高い一頭だが、ダービーで4着、秋の天皇賞ではアーモンドアイを負かしに行って6着と敗れ、そんなに強くないのかなあと評価を下げつつある。確かに牡馬はそう強くない世代で、成長力の問題か気性の問題か、緊張が途切れると極端に走らなくなる傾向のこの一族のせいか。

4番人気想定 ワールドプレミア:故障もあり大成しなかったワールドエースの下だけあり、能力は確かだが気性的に幼く、活躍は来年かなあと思っていた馬だが菊花賞武豊騎手の神騎乗で勝ってしまった。ただ中山だとあれは難しく、やはり本格的な活躍は来年と思われる。うまく立ち回って、そこそこ上位進出も可能かといった位置づけ。

5番人気想定 フィエールマン凱旋門賞は12着と惨敗したが、正直全然向かない条件なのによく連れていくなあ、と思って見ていた(母がフランス馬とかの問題でなく、父ディープインパクトらしい高速馬場の申し子のような馬で、凱旋門賞と適性が真逆)。その前は差しにくいコースの札幌記念と、2戦ともに使い分けの影響もあるのか適性外条件での敗戦で評価を落としており、正直秋の天皇賞とJCを使うのが良かったと思っている1頭。勝ってしまった春の天皇賞よりは、中山2500mのここはこの馬にとってはまだ乗りやすいか。海外遠征使れというのもさほど無さそうで、凱旋門賞惨敗で萎んだとかいろいろ聞こえてくるが、先述の通りあれは完全ノーカウントでいいのでは。AJCCを今年初戦で使ったのもいくら使い分けとはいえ、毎度差しにくい不向きな正直センスの無いレース選択なのだが、最後に有馬記念で頑張って「(あそこで経験してたことや、不運な使われ方や諸々あったけど)良かったね~」という一年になるのでは。

6番人気想定 スワーヴリチャード:やんちゃさが無くなり正直もう終わったかと思っていたが、JCでは得意の左回りだけあって久々の勝利。ただ中山はここまで悲惨な成績(避けて通ってきたが3回とも馬券外)で、前走JCの影響でそこそこ人気を背負いそうなここは要らないか(ただ、またマーフィー騎手が乗ってくると、右回りだろうが急坂だろうか直線が短かろうが乗りこなしてしまうのかも)。

7番人気想定 キセキ:勢いのあった昨年でもこのレースで2番人気で5着だった。菊花賞を勝ってしまったが、本質的にステイヤーではなく中距離のスピードレースくらいのほうがいいタイプなのだろう。前に行けるだけにそこそこやれそうでもあるが、調教を見ると海外遠征の疲れもあるかといった具合。週末の雨予報は、昔から「雨のキングマンボ」という格言(?)があるように父父父キングマンボがプラスに働くかもだが。

8番人気想定 ヴェロックス皐月賞2着、ダービー3着で、ライバルの抜けた菊花賞で1番人気3着と、人気を裏切り株を下げた。ただ当コラムでも3冠のうちで最も向かないと人気ほど評価していなかった距離が長すぎる菊花賞敗戦はノーカウントで良いし、ここは巻き返す絶好の舞台だろう(年明け初戦に選びそうな2200mのAJCCなどは更にピッタリな印象だが)。

9番人気想定 レイデオロ:昨年の有馬記念2着までは非常に強かったが、今年は1番人気3回と2番人気1回ながら、6着、5着、4着、11着とボロボロの結果。気持ちが切れてしまっていそうで、正直この秋の2戦は余分で、価値を下げてしまった感じ。キングカメハメハの後継で母系もディープインパクトの母とも近く、種牡馬入りしたらサンデー牝馬にもたくさんつけられるしまた快進撃が続いていくだろう。

10番人気以下想定
アエロリットリスグラシュー同様、これまた私自身とは非常に相性の悪い馬で(牡馬混合戦での強豪牝馬の扱いがやはり昔と違って互角に近くなってきていて、難しい時代になった)、終わったかと思わせつつしぶとく東京なら走り続ける。ダートで厳しいペースで逃げて好成績おさめたテイエムジンソクの近親だけに、厳しいペースで粘るのは得意なのだろう。ただ、中山のこの距離はちょっと違うのでは。

エタリオウ:「最強の1勝馬」などと言われていたが、シルバーコレクターと呼ばれていた父ステイゴールドからみるとスケール感がかなり小さい(ステイゴールド自身が負けていた当時は非常に強敵の多い時代で、サイレンススズカエルコンドルパサーグラスワンダースペシャルウィークテイエムオペラオーアグネスデジタルジャングルポケットなど、かなりの一流馬ばかり)。馬体重の増減が激しかったり、深いブリンカーに替えてみたりと、気力・体力ともに安定せずで、ここも期待薄。

シュヴァルグラン:引退を延ばして現役続行してきたが、なぜか向くであろうオーストラリアの長距離レースを使わず、ドバイやイギリスに行ったり、もうスピード的に厳しいJCを今年は使ってみたり(香港の2400mならまだやれたはず)と、チグハグ続きの一年だった。昨年3着だったこのレースも、今年はボウマン騎手でもないし厳しいのでは。

クロコスミア:3年連続今年もエリザベス女王杯2着と、6歳秋でもまだまだ元気なところをアピールしたが、前走は絶妙ペース逃げでの藤岡佑騎手のかなりの好騎乗でのものであり、再度神騎乗というのは難しいだろう。

アルアイン:中山の中距離は得意だが常に善戦するタイプが崩れだすと脆い。この2戦が14着と16着というように気持ちが途切れた中で、いつもよりかなり長い2500mは、距離通り長く感じるのでは。

スカーレットカラー:府中牝馬S勝ちで期待したエリザベス女王杯は7着と快進撃は止まった。手ごたえの割に全然伸びなかったようでマイル前後が良さそう。初の2500mは適性が高くなさそう。

スティッフェリオオールカマー勝ちもあり、中山適性自体は高そうだが、アエロリットキセキのいるここは楽逃げ不可で、好走は難しそう。

クレッシェンドラヴ福島記念勝ちのあるステイゴールド産駒で、これまで福島での好走が多く、似た感じのある中山競馬場の適性自体はありそうなのだが、G3をやっと勝っただけに実力的にまだ足りないか。

ヴァイスブリッツ:1勝クラス辛勝直後で、実力が足りない。


<まとめ>
有力:アーモンドアイフィエールマン

ヒモに:ヴェロックスキセキワールドプレミア

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2019年11月14日(木) 14:20 覆面ドクター・英
マイルCS・2019
閲覧 2,958ビュー コメント 0 ナイス 10

エリザベス女王杯は、ある程度予測してはいましたが、乗り替わったスミヨン騎手がラッキーライラックの能力をしっかり引き出して、最内をついて突き抜け、圧勝という結果でした。スノーフェアリーでムーア騎手に二度やられたように、何で内を掬うのが有利な京都で最内ズコーンとやられるのかなあ?と正直思ってしまいますが、それをきっちりやってのけるのが世界トップレベルの騎手たちということなんでしょうね。父オルフェーヴルの評価が下がっている状況下、ラッキーライラックの頑張りは親孝行だし、凱旋門賞オルフェーヴルで勝ち切れなかったスミヨン騎手も嬉しそうでしたね。


それでは恒例の全頭診断へ

<全頭診断>
1番人気想定 ダノンプレミアム安田記念は脚元がゴトゴトしての最下位に終わり、その後休み明けの天皇賞・秋の走りを見てからここで狙おうと思っていたのですが......。秋初戦からいきなり走っちゃいましたね。ただ、得意のマイルで、調教の動きからも順調で当然最有力。

2番人気想定 ダノンキングリー皐月賞3着、ダービーで2着、秋初戦の毎日王冠では複数の古馬G1馬相手に最後方からずばっと差し切り勝ちと、斤量差は減るがまだまだ伸び盛り。昔は、高額な良血馬を次々落札するも、不発弾ばかりつかまされてきた印象(笑)のダノン軍団だが、最近は好成績の馬が多くなり、同馬主同士での争いも更に増えていくのだろう。

3番人気想定 インディチャンプ安田記念を制した春のマイル王は、毎日王冠をそれなりの3着と叩いての参戦。安田記念は色々うまく行き過ぎての戴冠(要は福永騎手の好騎乗)でもあり、実力上位グループに居るがそう突き抜けた強さではない。

4番人気想定 アルアイン:大外だったり、速い時計での決着だったり向かない材料はあったにせよ、物足りない秋の天皇賞14着。昨年のこのレースは惜しい3着だったが、ちょっと力が落ちてきている印象で、堅実だった馬が崩れ出すとなかなか立ち直らないもの

5番人気想定 ダイアトニック:前哨戦のスワンSで1番人気に応えて鋭く差し切ったが、1400mベストな感があり、引き続きスミヨン騎手の騎乗で人気になりそうなだけに悩ましいところ。

6番人気想定 ペルシアンナイト:昨年のこのレースでの2着以降は馬券圏内無しで、ピークを過ぎており、今回は相手が特に弱くないので引き続き買わない予定(というか、衰えたと指摘して私自身も買わずにここまで来れている以上、恐らく引退までもう買わない)。

7番人気想定 レイエンダ新潟記念を使ったのは正直イマイチかと思ったが、母父シンボリクリスエスだけに叩いて上昇するロベルト系というあたりを意識してのローテなのかもしれない。また、前走レース後のスミヨン騎手はもう1Fあった方がいいというコメント出しているが、この数十年、何でもマイラーに作ってくる感のある藤沢和厩舎だけに、ここら辺りがストライクゾーンで、激走あるかも。

8番人気想定 モズアスコット:昨年は連闘で安田記念を制覇したり、1番人気でマイルCS惨敗したりと激動の一年。明け5歳となった今年正直パッとしない状況で、調子を崩したフランケル産駒は狙いにくいというのが定説となってしまっているところも、この馬に関してはあり。ただ、前走のスワンSは瞬発力負けであり、今回瞬発力頼りでない鞍上・和田騎手に乗り替わってくるようなので、やれる可能性は十分ある。

9番人気想定 プリモシーン:鋭い末脚で活躍してきたが、秋初戦の府中牝馬Sで1番人気でブービー15着と大凡走。過去最高馬体重もあったが、闘争心が失せ、もう繁殖入りしたい心境なのでは。これまでの実績から、ガラリ一変ももちろんあっておかしくないのだが、牝馬の不可解な負け方の後というのは、巻き返しをあまり期待できないもの。

10番人気以下想定
マイスタイル:田中勝騎手と函館記念を楽逃げで制し、距離短縮のスワンSでも3着と好走した。ただG1でこの騎手を買おうとは全く思わない。私が競馬を始めた30年前くらいは、岡部ラインの「乗れる若手」だったのだが(笑)

グァンチャーレ:オープン特別が主戦場で長く活躍してきていて、たまに重賞で2着や3着に来るキャラ。前走は不利があったとはいえ、G1では要らない。

カテドラル:3歳馬でアーリントンC2着、NHKマイルC3着とこの世代のマイル路線では、頑張っているのだが、相手に恵まれた感もあり、激走はあまり期待できない。

クリノガウディー:朝日杯FSでアドマイヤマーズの2着、今夏の中京記念でも2着とそれなりの力はあるようだが、安定感が無く凡走も多い。ただ調教の動きは良く、いい波が来ているのかもしれない。

レッドオルガ:母エリモピクシーだけに春のヴィクトリアマイルでは血統から3番人気となったが11着と惨敗し、まあそんなものかなと思ったら、秋になり富士S3着とやはり東京マイルが向く血統であることを示した。ただ、京都マイル向きかというとそうでもないのでは。

フィアーノロマーノ:春はダービー卿CT勝ちの巨漢馬。瞬発力は劣るが、京都で内枠でも引いて先行できたらしぶといかも。

エメラルファイト:3歳馬で春には10番人気でスプリングSを勝ってしまったが、ダービー12着、秋になり富士S7着と、まだこれから強くなっていく馬で現時点では厳しいのでは

タイムトリップ:古馬になってからはオープン実績ゼロで、距離ももっと短いほうが良い。


<まとめ>
有力:ダノンプレミアムダノンキングリーレイエンダ

ヒモに:インディチャンプモズアスコットダイアトニック

穴で:クリノガウディーフィアーノロマーノ

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2019年11月10日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2019年11月10日号】特選重賞データ分析編(176)~2019年マイルチャンピオンシップ~
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 マイルチャンピオンシップ 2019年11月17日(日) 京都芝1600m外


<ピックアップデータ>

【“同年、かつJRA、かつG1・G2、かつ出走頭数が16頭以上のレース”において5着以内となった経験の有無別成績(2013年以降)】
○あり [6-5-5-39](複勝率29.1%)
×なし [0-1-1-50](複勝率3.8%)

 年明け以降の戦績を素直に評価したい一戦。少頭数やG3・オープン特別のレースを主戦場としてきた馬は苦戦しています。なお“同年、かつJRA、かつG1のレース”において5着以内となった経験がある馬は2013年以降[6-4-3-27](複勝率32.5%)とより堅実です。

主な「○」該当馬→ダノンキングリーダノンプレミアムプリモシーン
主な「×」該当馬→アルアインペルシアンナイトレイエンダ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走の出走頭数が13頭以上」だった馬は2013年以降[6-5-6-75](複勝率18.5%)
主な該当馬→ダノンプレミアムプリモシーン

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2019年10月25日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】注目の2強対決! 天皇賞(秋)の展望&馬券の買い方を考える
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菊花賞武豊騎手のワールドプレミアが勝利。

実は予想段階で過去のレースを振り返った際に、1996年のダンスインザダークもさることながら、2000年のエアシャカールの騎乗を見て、改めて淀の長丁場における武豊は上手いなぁと感心していたのである。

最終的にワールドプレミアは4番手評価に留めたが、スタートから少し促して位置を取り、道中はリラックスして好位追走、4角で各馬が動き出して行った際もまだじっと脚を溜め、直線鮮やかに弾ける。京都の3000mはこう乗れ、という教科書のような騎乗ぶりに改めて唸らされた。

2着福永騎手も同様に、ちょうど3年前のレインボーラインのようなコース取りで淀の3000mを乗り切った。そういえば2007年だったか、春の天皇賞でメイショウサムソンの2着に好走したエリモエクスパイアという馬も福永騎手騎乗だったことを思い出す。大舞台はすっかり外国人騎手が席巻するのにも見慣れてしまったが、京都の長丁場になるとJRAジョッキーの当たりの柔らかさが生きて来る。


~注目の2強はともに有力

さて、今週末は天皇賞(秋)サートゥルナーリアが参戦を表明してくれたおかげで、アーモンドアイとの対決という、この秋G1屈指の好カードが実現した。

アーモンドアイ安田記念で3着に敗れて以来の1戦。安田記念ではスタートで後手を踏んだ上にゴチャつく苦しいスタート。道中は久々のマイル戦もあってかやや置かれ気味だったが、それでも直線は鋭く伸びて上位に迫った。3着とはいえ、文字通り負けて強しと言える内容だ。

負けて強し―。

競馬においてはこの言葉には少々警戒しなくてはいけない。ある意味、不器用で大外を回すしかない馬は、毎度毎度負けて強しのように見えてしまいがちだからである。

だが、アーモンドアイの場合は本来器用な競馬もできる馬である。だからこそ、素直に負けて強しということで良いだろう。東京2000mの方がレースはしやすいはずだし、改めて主役級の評価をしたい。

一方、3歳サートゥルナーリア神戸新聞杯から菊花賞スキップしてコチラに回ってきた。ダービーではレーン騎手初騎乗の上にスタートで後手を踏み、さらに4角では少々強引な押し上げ。結果的に道中でのロスが響き直線は伸び切れなかったが、それでも展開を考えればこちらも負けて強しと言える内容だった。

秋初戦の神戸新聞杯は弾けるような行きっぷりで完勝。ダービーの反省も踏まえて今回は気性面へのケアも念入りのようで、同じ轍を踏む可能性は低いとみる。素直に有力として良いだろう。


~予想と同時に買い方も重要な一戦

本来であれば2強危うし、と書いた方が読者の方の引きは良いのだろうが、センセーショナリズムに走って本来の能力評価を誤っていては元も子もない。今回に関して言えば2強といわれる2頭はどちらも素直に有力視して良いと考えている。何でもかんでも疑うことや捻ることが正解ではない。

しかし、1997年の”バブル&エア対決”が実現した、エアグルーヴバブルガムフェローのワンツー。

2000年、”2度あることは3度ある”のテイエムオペラオーメイショウドトウのワンツー、これらの時代と異なることがある。

それは、馬単、そして、3連複&3連単の存在だ。そう、今は2強が有力でもあと一頭を探すことで、十分儲けに繋げることができる。

1997年であれば、断然人気は2着に敗れたバブルガムフェローの方だったから、馬単ならばそれなりに儲けることが可能だっただろうし、2000年は3着に中穴のトゥナンテが突っ込んできたことで、3連系の馬券はそこそこついただろう。

今回は恐らくダノンプレミアムワグネリアンあたりが2強に次ぐ人気となりそうだが、この2頭ならばワグネリアンを有力視したい。大阪杯札幌記念はいずれも道中で行きたがるしぐさを見せており、今回アエロリットの参戦でペースが引き締まりそうなのは大きなプラス材料だろう。もともと東京コースが得意なタイプであり、過去2度の同舞台では、東スポ杯2歳Sを圧勝、さらにダービー制覇といずれも好内容のレースを見せている。

その他の馬の中では、前述のアエロリット他、スワーヴリチャードアルアインあたりが支持されそうだが、どの馬も一長一短という印象。

アエロリットは2000mになると不安の方が大きく、恐らくベストは1800m以下だろう。

スワーヴリチャードは馬場、枠など条件が揃った宝塚記念で3着止まり。当時は本命にして期待したが、正直物足りない内容だった。

アルアイン大阪杯皐月賞以来久々のG1制覇を成し遂げたが、展開や枠順など、コチラもすべてがハマった印象が強い。どちらかといえば切れ味よりも持久力型で、東京コースへの適性も疑問だ。

以上のことからも、2強以外は案外混戦模様だ。馬券を買うならば、3連複で2強+伏兵。あるいは3連単で2強→2強⇔伏兵、のような買い方も面白いかもしれない。現代競馬は予想も大事だが、それを生かせるかどうかは買い方次第。

予想という”素材”を生かすためにも、良い買い方という”調理方法”を意識して臨みたい一戦だ。個人的に結構自信があるので、当たっても外れても、その顛末はまた次週のコラムでお伝えしたい。

天皇賞(秋)の結論は、『TAROの競馬』にて無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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アルアインの口コミ


口コミ一覧

皐月の狙い目(^^)

 ヒゲなべ 2024年4月11日(木) 16:34

閲覧 104ビュー コメント 0 ナイス 8

ディープを父に持つキズナ3頭とアルアイン1頭

13ジャスティンミラノ戸崎⋯キズナ⋯ディープ

12コスモキュランダモレイラ⋯アルアイン⋯ディープ

11ホウオウプロザンゲ⋯キズナ⋯ディープ

1サンライズアース⋯キズナ⋯ディープ

大穴を狙って、頑張りましょう♪

 藤沢雄二 2023年6月3日() 13:11
ウマニティPOGの指名馬ラインナップ①
閲覧 231ビュー コメント 0 ナイス 7

今シーズンのウマニティPOGの指名馬を紹介していきます。
まずはエース級の期待をかける牡馬2頭と牝馬1頭を。
なお母馬名の前の丸数字は、私が参加しているオークス週にドラフトが行われるPOGの指名順位で
ウマニティPOGでの落札額の大きい順ではありません。

①アウェイクの2021(牡・栗東/池江)
父:エピファネイア
母の父:ディープインパクト
馬名:(インビジブルセルフ)
生産:ノーザンF
馬主:金子真人HD
落札額:11億PP


②ドバイマジェスティの2021(牡・栗東/藤原英)
父:ドゥラメンテ
母の父:Essence of Dubai
馬名:(シャハザマーン)
生産:ノーザンF
馬主:サンデーレーシング
落札額:20億PP


結果的にG2ワールドの落札額上位のワンツーを決めることになった2頭をまとめてご紹介。
件のドラフトはリスト提出式なので、どの馬をどの順位に並べるかを考えるのが一つのポイントになります。
そのリスト上の順位は
1.アウェイク
2.アエロリット
3.ドバイマジェスティ
という並びにしておりました。

本音を言えば、ドバイマジェスティよりもアエロリットの方が欲しかったのです。
ではアエロリットをなぜ1位で書かなかったかというと
「アエロリットの現役時はそのPOGでの指名者がいなかった。なおかつアウェイクは私の指名馬だった。」
これに尽きます。

このPOG、2007-2008シーズンからやっているのでソコソコの歴史を重ねています。
ここ数年は参加者の顔触れも固まってきましたが、そうなると「〇〇さんの血統」というのもあるワケですよ。
それを考えると、自身で指名していたアウェイクの方を上に書くのが筋なのかな~と考えてアウェイクの方を上に書いたところ、アエロリットを1位で書いたヤツがいたということです。

アウェイクもドバイマジェスティも複数の参加者がリストに書いていたのですが、指名順上位で無抽選で獲得しました。
ただアエロリットを1位に書いていた場合はアウェイクは2位で抽選でしたし、アエロリットもアウェイクも抽選勝ちしていた場合は、今度はドバイマジェスティが3位で抽選になっていたので、獲得できていたかどうかは定かではありません。
まあアエロリットを1位で書いた時に抽選負けしたのと同じ形になったということです。

さてアウェイクの指名理由ですが、単に母馬を指名していたからというわけではありません。
エピファネイア×アウェイクというキャロット血統がセレクトセールに登場して落札者が金子さんだったというのが大きいですね。
金子さんの2歳馬の預託先では須貝厩舎の4頭というのが目立ちますけど、その須貝勢の中でも注目を集めているラルケットよりも高額のこの馬が、池江厩舎というのがポイントかと思います。

近年の池江厩舎×金子真人HDの活躍馬は古馬になってから開花のパターンが多いのですが、高い確率でオープンまで出世しているように安定したタッグです。ただ、セレクトセールの落札馬が池江厩舎に入るのはしばらくなかったように記憶しています。
なので「満を持して」という感じが強く、ここが強調材料。


一方のドバイマジェスティは言わずとしれた血統馬。
皐月賞馬アルアイン、ダービー馬シャフリヤールの半弟だけにクラシックを目指してほしいのは言うまでもありません。
先のリストで3位に置いたのは「この順位で獲得できればラッキー」という側面は否めませんが、バットに当たりさえすれば長打コースは間違いないですからね。

近年のPOGでは夏の早期デビューがトレンドではありますけど、3歳世代を見るとソールオリエンスもタスティエーラもデビューは11月の東京でしたので、秋デビュー組の復権ムードもあります。
実際、アルアインもシャフリヤールも秋の京都デビューから出世していったので、この血統は秋始動の方が良さそうですね。

G2ワールドの落札額で10億PP超えたのは、私が落札したこの2頭だけでしたw
さすがに大きく振りかぶっちゃったな~という感はありますが、ちらほらと億超えの入札を過去に連発していたプレイヤーが散見されていたのでドラ1のアウェイクと入札数が一、二を争っていたドバイマジェスティは本気を出しちゃいました。


③ラシンティランテの2021(牝・美浦/国枝)
父:エピファネイア
母の父:アグネスタキオン
馬名:(ミッキーアプローズ)
生産:ノーザンF
馬主:野田みづき
落札額:7000万PP


牝馬で最も期待しているのがラシンティランテの仔の予定馬名ミッキーアプローズ。
母のラシンティランテをPOGで指名しており、その母はPOG期間内は札幌の新馬戦と京都の白菊賞で2勝しました。ただ、4回挑戦した重賞は全て掲示板外で思ったほどポイントが伸びなかった思い出があります。
その母の5番仔が牝馬の名門・国枝厩舎というのなら飛びつかないわけにはいきません。

5月上旬にはゲート試験に合格して、一時は開幕週の東京1600mの牝馬限定戦を目標という話もあったのですが、5月中に競走馬登録が完了しなかった為に流れてしまいました。
でもそのまま美浦で調教は続けているので、どこか悪いということでもなさそうです。

まあゲート試験合格→競走馬登録完了というのが普通の流れなので、訝しがる声があるのも納得ですが、実は前述のアウェイクも4月中にゲート試験に合格しているのにまだ競走馬登録が完了しておりません。
どちらも大所帯の個人馬主さんなのでなんらかの事情はあるのでしょうが、馬のコンディションには問題はないようなのであまり気にしていません。

そういう経緯からか、G2ワールドでは単独指名になりました。
なんかちょっと意外な感じです。
いいんですか?牝馬路線、全部持っていっちゃいますよw
(今のうちなら、大きいことは言える)

それはさておき、開幕週の牝馬限定戦の出走予定馬の想定を見ていると、国枝厩舎及び野田みづき氏からの騎乗依頼がありそうな騎手がほぼ埋まっていましたからね。
東京の2週目を使わないのであれば、新潟まで待ってほしいですね。
語弊はあるかもしれませんが、特にノーザンの生産馬が福島を使うメリットはないですし、JRA10場では明らかに格下の競馬場なので期待の高い馬ほど新馬戦では使ってほしくない。

いや馬券的には面白い競馬場ですよ、福島は。
でもね年間の重賞はハンデ戦3つ+牝馬限定のGⅢで、サマースプリントシリーズのレースは組まれないし、障害のオープン特別もありません。
要するに「弱者救済」が目的のような競馬場なので、下級条件ほど自分が応援する馬はできることなら使ってほしくない。
そう考えているのもあって、福島の予想をする時は
「この馬、なんで福島を使うのだろう?」と考えることはよくありますし、また福島を使ってきた馬を軽視することも多々あります。

話は逸れましたが、ハマればキレ味は一級品の素材と踏んでいます。
まずは暮れの阪神に駒を進められたらいいですね。
(※追記:10日の1600mを菅原明良騎手で予定しているみたいです)

その②に続きます。

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 エスプレッソ 2023年4月2日() 04:26
大阪杯 血統とデータから
閲覧 312ビュー コメント 0 ナイス 6

今年の大阪杯も超大物は参戦せずそこそこのメンバーが揃って波乱含みか?と思っています。

◎ ⑨ ジャックドール
◯ ⑫ キラーアビリティ
▲ ⑭ ヒシイグアス
△ ⑬ ダノンザキッド
△ ② マリアエレーナ
× ⑪ スターズオンアース
× ⑯ ノースザワールド


◎ジャックドール
昨年の天皇賞はパンサラッサが逃げる展開で、最後に切れる脚があるわけでも無いのに追いかけることもせず4着でしたが、今回は単騎逃げで平均より少し速い自分のペースで逃げる展開に持ち込めるので、このメンバーなら勝ち切る事も可能かと思っています。

ただ過去10年G2時代も含め父系か母父系にサンデーを持たない馬で連対したのはクロノジェネシス1頭のみで、残り19頭は父か母父がサンデー系と圧倒的な結果が出ています。


◯キラーアビリティ
大阪杯でのディープインパクト産駒は過去10年で6勝、G1昇格後6年を見ても3勝と傾向は変わらず、過去10年で9連対とズバ抜けた成績を残しています。母母父はAPインディで、2019の優勝馬アルアインに近い配合で一発あってもいいと思います。

ただアルアイン程コース適性があるとも思えないんですが。


▲ヒシイグアス
昨年大阪杯4着、昨年の宝塚記念2着とコース適性があるこの馬が単穴候補、6歳以上の馬に良績が無いというデータは有りますが、今まで早熟のディープインパクト産駒が強すぎて6歳以上の馬に良績が無いだけだとすると、この馬の実績なら勝ち切ってもおかしくないと思います。

ただ関東馬に良績が無いのが不安です。


△ダノンザキッド
阪神成績は1、1、1、0 と以外に阪神得意で、ある程度前に行けるこの馬ですが人気無く妙味があると思います。

ただ過去の阪神成績は全て外回りですが!それに母父はこのレースで良績の無いダンチヒの系統で…


△マリアエレーナ
内枠から楽に2番手あたりに付けられそうなメンバーで、展開は向きそうで実力を出せる今回なら前残りで馬券にはなりそうかと思います。

ただ父ノーザンダンサー系は2018にペルシアンナイトが2着に来ただけとあまり相性は良くなりのですが、この馬の父はヴァイスリージェント系のクロフネで、母父としては最強なのと母父はディープインパクトで父と母父が逆なら最強の血統です。


×スターズオンアース
消極的に抑えます。
過去10年ミスプロ系は2019にキセキが2着に連対しただけで3着にはちょこちょこ顔を出す程度なので抑えまでです。
しかも今回も後方からの競馬になりそうでルメールじゃなければ消しでした。


×ノースザワールド
格下で実績も無いのですが、血統だけ見ればこの馬が今回一番合っていると思います。
父ディープインパクト母父はヴァイスリージェントに次いで良績を残しているストームキャットの系統で、大系統ではレースで2番目に向いている配合です。それだけですが意外に前にも行けるので大穴かと思います。


ジェラルディーナは消します。
距離延長で成績を伸ばしたこの馬はスピード負けする気がするので消します。
血統的にも父ロベルト系×母父サンデー系は(反対も含め)過去10年連対例が無くこの馬には1枠も向いていない気がします。

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アルアインの掲示板

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コメント一覧
3:
  TERAMAGAZINE   フォロワー:68人 2019年10月24日(木) 16:54:36
第160回天皇賞・秋

社台の共同馬主クラブ(「キャロットF」「シルクR」「サンデーR」)同士の対決!vs金子真人HD(個人名義)

ロードカナロア産駒の最強馬同士対決!vsディープインパクト産駒ダービー馬同士の対決!

いずれにせよ
全て、ノーザンファーム生産馬の闘い!!
2:
  おうまタイム   フォロワー:0人 2018年11月18日() 14:48:47
マイルCS複勝3000円
1:
退会ユーザー 2017年3月28日(火) 18:57:02
このコメントは削除されました(投稿者退会による)

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2019年12月22日有馬記念 G111着
厩舎の
自信
厩舎の
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アルアインの取材メモ VIP

2019年12月22日 有馬記念 G1 11着
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