ウムブルフ(競走馬)

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ウムブルフ
ウムブルフ
写真一覧
抹消  青鹿毛 2013年1月25日生
調教師堀宣行(美浦)
馬主有限会社 社台レースホース
生産者(有)社台コーポレーション白老ファーム
生産地白老町
戦績14戦[4-3-0-7]
総賞金6,184万円
収得賞金1,200万円
英字表記Umbruch
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
ウミラージ
血統 ][ 産駒 ]
Monsun
Ungarin
兄弟 ヴォルケンクラッツウルラーレ
市場価格
前走 2018/01/08 迎春ステークス
次走予定

ウムブルフの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
18/01/08 中山 10 迎春S 1600万下 芝2200 9222.922** 牡5 57.0 石橋脩堀宣行 490
(+20)
2.17.2 0.334.9④④ノーブルマーズ
17/10/21 京都 10 古都S 1600万下 芝2400 9775.127** 牡4 57.5 浜中俊堀宣行 470
(-2)
2.33.7 0.736.6⑥⑥⑥トミケンスラーヴァ
17/05/28 東京 12 目黒記念 G2 芝2500 18476.829** 牡4 55.0 M.デムー堀宣行 472
(+2)
2.31.7 0.835.4⑥⑥④⑤フェイムゲーム
17/04/08 中山 10 湾岸S 1600万下 芝2200 9554.931** 牡4 57.0 A.シュタ堀宣行 470
(-4)
2.14.5 -0.236.6⑦⑧⑦⑥ワールドレーヴ
17/03/11 中山 10 サンシャイン 1600万下 芝2500 10773.627** 牡4 55.0 A.シュタ堀宣行 474
(+14)
2.36.1 0.735.9⑤⑤④④シュペルミエール
16/10/23 京都 11 菊花賞 G1 芝3000 1851026.11012** 牡3 57.0 浜中俊堀宣行 460
(+2)
3.04.9 1.635.9⑥⑤サトノダイヤモンド
16/08/20 札幌 11 札幌日刊S杯 1000万下 芝2600 138122.511** 牡3 53.0 J.モレイ堀宣行 458
(-6)
2.43.2 -0.835.8⑦⑨⑦ステイブラビッシモ
16/05/28 東京 5 3歳500万下 芝2400 10113.011** 牡3 56.0 T.ベリー堀宣行 464
(0)
2.25.0 -0.234.4④⑥⑤④ダノンアローダ
16/04/17 中山 11 皐月賞 G1 芝2000 1847306.41610** 牡3 57.0 柴山雄一堀宣行 464
(-4)
1.59.6 1.735.7⑩⑪⑫⑬ディーマジェスティ
16/04/02 中山 9 山吹賞 500万下 芝2200 9335.036** 牡3 56.0 A.シュタ堀宣行 468
(-6)
2.16.8 0.734.9④④ミライヘノツバサ
16/01/17 中山 11 京成杯 G3 芝2000 15224.115** 牡3 56.0 F.ベリー堀宣行 474
(0)
2.01.9 0.534.9⑦⑦⑥⑦プロフェット
15/12/05 中山 3 2歳未勝利 芝2000 188181.311** 牡2 55.0 R.ムーア堀宣行 474
(-4)
2.02.9 -0.734.8④⑤⑥④ラチェット
15/11/14 東京 2 2歳未勝利 芝1600 147111.412** 牡2 55.0 R.ムーア堀宣行 478
(+16)
1.35.5 0.234.4④④ラブリーアモン
15/10/11 東京 5 2歳新馬 芝2000 13562.412** 牡2 55.0 C.ルメー堀宣行 462
(--)
2.04.6 0.133.8クィーンズベスト

ウムブルフの関連ニュース

 近親ウンガロは伊GIミラノ大賞(芝2400メートル)など欧州GI4勝。半兄ウムブルフ(父ディープインパクト)は芝中~長距離で4勝を挙げている。11月下旬から乗り込み、20日はWコース5ハロン69秒5-13秒7(G前仕掛け)で内の僚馬に併入。「体はウムブルフよりひと回り小さいけど、均整の取れた好馬体。こちらは切れ味がありそうなタイプで、暮れの中山の馬場も合いそう」と森助手も期待を寄せる。

【ホープフルS】ルーカス迫力満点の動き 2017年12月21日(木) 13:10

 東スポ杯2歳Sで2着だった’15年度代表馬モーリスの全弟ルーカスは、美浦Wコース馬なりで5F71秒1-55秒1-40秒2-13秒7。外サトノメサイア(古馬1000万下)にクビ、内ウムブルフ(古馬1600万下)に半馬身先着した。時計こそ控えめだが、ゴール前でグッと沈んだフットワークは迫力満点だった。

 「実戦では乗ったことがないから分からないけど、調教ではコントロールが利いて、いい感じだった」と、新コンビのM・デムーロ騎手は好感触を得ていた。(夕刊フジ)

ホープフルSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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【目黒記念】8番人気フェイム重賞5勝目! 2017年5月29日(月) 05:01

 第131回目黒記念(28日、東京12R、GII、4歳上オープン国際、ハンデ、芝2500メートル、1着本賞金5700万円=出走18頭)目黒記念もルメールだ!! 中団を進んだ8番人気フェイムゲームが直線で外から鋭く伸び、内から先に抜け出した1番人気ヴォルシェーブをゴール寸前で捕らえて優勝。3カ月半の休み明けながら、2015年2月のダイヤモンドS以来2年3カ月ぶりの重賞5勝目を飾った。タイム2分30秒9(良)。ルメール騎手は昨年のホープフルSレイデオロ)、有馬記念サトノダイヤモンド)に次ぐ2度目の一日重賞2勝となった。騎手の一日での重賞2勝は4人による6度目。

 ◆ルメール騎手(フェイムゲーム1着) 「速いペースでスタミナも問われるレースとなり、展開も向いた。最後は内の馬(ヴォルシェーブ)をかわす自信があった。1日に2つの重賞を勝ててうれしい」

 ◆戸崎騎手(ヴォルシェーブ2着) 「直線で少し窮屈になったが、前があいてからはしっかり伸びてくれた」

 ◆川田騎手(ハッピーモーメント3着) 「7歳馬ですが、最後まで目いっぱい頑張った3着だと思います」

 ◆福永騎手(クリプトグラム4着) 「少し気負ってあと100メートルで止まったけど、1年ぶりのレースでよく頑張っている」

 ◆M・デムーロ騎手(ウムブルフ9着) 「切れる脚がないぶん、時計のかかる馬場の方がよかった」

★28日東京12R「目黒記念」の着順&払戻金はこちら

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【目黒記念】厩舎の話2017年5月26日(金) 05:01

 ◆アルター・古賀慎師 「いい追い切り。ハンデも手ごろで楽しみ」

 ◆ヴォルシェーブ・友道師 「前走は着差以上の強い勝ち方。好勝負」

 ◆ウムブルフ・森助手 「状態はいい意味での平行線。渋った馬場は苦にしないので、他馬が気にするようならプラス」

 ◆カフジプリンス・甲斐助手 「体が締まってきた。反応は上々」

 ◆クリプトグラム・藤原英師 「順調に調教ができている。あとは1年ぶりがどうかだけ」

 ◆サラトガスピリット・友道師 「相手なりに走るので、ここも期待」

 ◆トルークマクト・尾関師 「動きは良かったし、展開がはまれば…」

 ◆ハッピーモーメント・辻野助手 「今回はもう少しやれていい」

 ◆ヒットザターゲット・清生助手 「けいこは動かないタイプ」

 ◆フェイムゲーム・永楽助手 「きっちりできている。ベストの条件」

 ◆マイネルサージュ・鹿戸師 「ここを目標に仕上がりはいい。脚をためる競馬でどこまで」

 ◆メイショウカドマツ・藤岡師 「動きは上々。叩いて良くなった」

 ◆モンドインテロ・内田騎手 「動きが良く、状態は上向き」

 ◆ラニ・松永幹師 「動きは良かった。久々の芝がどうかだが、長めの距離は大丈夫」

 ◆ワンアンドオンリー・橋口師 「調教ではブリンカー効果があった」

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【目黒記念】レース展望 2017年5月22日(月) 19:21

 日本ダービーと同日の東京12Rで実施されることが恒例となった伝統のハンデGII、第131回目黒記念(28日、芝2500メートル)。昨年の2着馬マリアライトは、続く宝塚記念ドゥラメンテをはじめとする強豪牡馬を蹴散らし、11年ぶり3頭目の牝馬制覇を果たした。サマーグランプリの前哨戦として重要なレースだ。

 前年覇者のクリプトグラム(栗東・藤原英昭厩舎、牡5歳)はそれ以来1年ぶりの出走となる。左前のトウ骨遠位端骨折で休養を余儀なくされ、調教でのアクシデントや熱発などもあって復帰がここまで延びた。それでも栗東での17日の1週前追い切りではCWコースでステファノスと併せて一杯に追われ、6ハロン80秒0、3ハロン37秒1-11秒8の好時計をマーク。今週のひと追いで十分な仕上がりにもっていけそうだ。「ずっと乗り込んでいるので状態はいい。あとは久々なので実戦勘がどうかだけ」と荻野調教助手も動きには合格点を与えている。前年より2キロ重い56キロのハンデを克服できるかがポイントになる。

 前走のメトロポリタンSでオープン初勝利を挙げて勢いに乗っているのがヴォルシェーブ(栗東・友道康夫厩舎、牡6歳)だ。重賞未勝利とはいえ、3着に入った昨秋のアルゼンチン共和国杯ではシュヴァルグランアルバートと僅差の勝負をしてGIIレベルの能力は示している。当時より1.5キロ重い56.5キロのハンデが鍵だが、東京で【3・1・1・0】、2400~2500メートルで【3・1・2・1】という好成績からも東京芝2500メートルはベストといえる舞台で、元大リーガーの佐々木主浩オーナーの所有馬から新たな重賞馬が誕生するかもしれない。

 モンドインテロ(美浦・手塚貴久厩舎、牡5歳)は重賞で【0・0・2・4】だが、昨年のステイヤーズS、今年の日経新春杯でともに3着と、GIIに手が届くところまできている。ハンデは昨秋のアルゼンチン共和国杯(4着)と同じ56.5キロで、ヴォルシェーブとの比較では優位に立っているといえるかもしれない。前走の大阪杯で初めてGIを経験したことでひと皮向ければ、最後のもうひと押しが利くはずだ。

 実績ではメンバー唯一のGIホースで、3年前のダービー馬ワンアンドオンリー(栗東・橋口慎介厩舎、牡6歳)がトップ。2014年の神戸新聞杯を最後に勝ち星から見放されているが、2400~2500メートルのレースでは着順は悪くても、大きくは負けていない。ここ2戦の阪神大賞典(7着)、天皇賞・春(11着)は距離が長すぎた。トップハンデタイの58キロでも、適距離なら目が離せない。

 もう1頭の58キロが重賞4勝のフェイムゲーム(美浦・宗像義忠厩舎、セン7歳)。昨夏に去勢してから成績がひと息だが、そろそろ走れる状態に戻ってくる頃。東京芝2500メートルは14年にアルゼンチン共和国杯を勝った舞台。2週連続GI制覇と絶好調モードのルメール騎手と新コンビを組む点も注目される。

 3番目に重い57.5キロが一昨年の覇者ヒットザターゲット(栗東・加藤敬二厩舎、牡9歳)。重賞4勝は5番人気、6番人気、11番人気、11番人気と意外性のある馬だ。目黒記念は15年以外にも13年4着、16年3着と好走しているように、時期も舞台もぴったりなのだろう。ここ3戦連続2桁着順で人気落ち必至だが、侮れない存在だ。

 今回のメンバーで最も気になるのはラニ(栗東・松永幹夫厩舎、牡4歳)=56キロ=かもしれない。ダートを主戦場にUAEダービー制覇、ベルモントS3着など世界でも知られる存在になった馬が、デビュー戦(4着)以来となる芝レース挑戦だ。2走前のドバイワールドC8着後、ムーア騎手は「重賞を勝てる力はある。2400メートル以上あった方がいい」と言っていた。母ヘヴンリーロマンスが2005年の秋の天皇賞馬で、芝適性を備えていても不思議はない。

 前走で1600万下を勝ち上がったアルター(美浦・古賀慎明厩舎、セン5歳)=55キロ、ウムブルフ(美浦・堀宣行厩舎、牡4歳)=55キロ、サラトガスピリット(栗東・友道康夫厩舎、牡5歳)=54キロ=や、日経新春杯5着、ダイヤモンドS3着と重賞で掲示板に載っているカフジプリンス(栗東・矢作芳人厩舎、牡4歳)=55キロ、つかみどころがないが、13年の優勝馬ムスカテール(栗東・友道康夫厩舎、牡9歳)=56キロ=も上位争いは可能だ。

 ホームストレッチの坂下からのスタートで2度の坂越えが要求されるタフな東京芝2500メートル。名物のハンデ重賞を制するのはどの馬か-。

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【目黒記念】特別登録馬2017年5月21日() 17:30

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ウムブルフの関連コラム

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先週は23(日)に京都競馬場でG1菊花賞が行われました。それでは、いつものようにレース結果と競馬予想の達人・ウマニティプロ予想家陣のスマッシュヒットを振り返っていきたいと思います。
 
G1菊花賞サトノダイヤモンドが2.3倍で1番人気、続いてディーマジェスティが3.2倍と2強オッズを形成しました。

 注目のスタートは大外・ジュンヴァルカンが1頭出遅れますが、その他各馬はまずまずの出。内からジョルジュサンクが先手を主張しますが、ミライヘノツバササトノエトワールの2頭が気合いをつけてこれを交わして激しい先頭争い、他馬を大きく引き離して1週目のホームストレッチに入ります。
 
 先頭はミライヘノツバサでリードは2馬身、2番手にサトノエトワール、そこから大きく間があいてアグネスフォルテジョルジュサンクエアスピネルウムブルフサトノダイヤモンドマウントロブソンと先行集団を形成。中団にはカフジプリンスミッキーロケットレッドエルディストシュペルミエールディーマジェスティが追走。後方からはレインボーラインコスモジャーベプロディガルサンジュンヴァルカンと続いて最後方にイモータルの態勢。
 
 ミライヘノツバサが刻んだペースは前半の1000m通過が59秒9(参考)の平均的な流れ。淡々とした流れの中、向こう正面・上り坂に入るとシュペルミエールが仕掛け気味にポジションを押し上げ、これに併せてプロディガルサンコスモジャーベも仕掛けてレースが動き出します。下り坂に差し掛かると各馬が一気にペースアップ!ミライヘノツバサが先頭で直線コースへ差し掛かります。残り300m、先頭を行くミライヘノツバサが粘るところをサトノダイヤモンドが抜群の手応えで並びかけると一気に先頭、後続を突き放します!残り100m、内を突いてエアスピネル、外からディーマジェスティレインボーラインが懸命に追い込んできますが、サトノダイヤモンドは完全にセーフティリード!早め先頭で押し切る圧巻の内容で嬉しいG1初制覇を飾りました!勝ちタイムは3分3秒3(良)。2馬身半差の2着にレインボーライン、そこからハナ差の3着にエアスピネルが入っています。

公認プロ予想家では霧プロら8名が的中しています。

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☆☆☆注目プロ →霧プロ
勝負レースに選んだ23(日)京都11R菊花賞で『NHKマイルC~札幌記念に掛けてのレースレベル上昇は凄い。札幌記念時のような馬場で差し込めるのはスタミナの証明だし、東京や京都の高速マイルにも対応しているように、軽い馬場への適応力も持ち合わせている。』と狙った◎レインボーラインを本命に抜擢!○サトノダイヤモンドとの馬連35.1倍を1500円、3連複155.5倍を400円的中させ、12万2850円を払い戻しました!この他にもコンスタントに的中を重ね、週末トータル回収率128%、収支プラス9万140円をマークしています。

☆☆☆注目プロ →西野圭吾プロ
勝負レースに指定した22(土)東京12Rで『1200mでは流れに乗れない。前走は残り1F推定11秒台、脚余している。東京コースなら力出し切れる』と狙った◎ノーモアゲームヨシオの馬連を1500円仕留め、7万1550円を払い戻し!この他にも新潟12R(4万800円)、23(日)東京11R(10万6920円)と勝負レースを次々と仕留め、週末トータル回収率156%、収支プラス11万770円をマークしています。

☆☆☆注目プロ →夢月プロ
勝負レースに指定した22(土)東京12Rで『砂を被ると良くないタイプで前走はリラックスして走ることが出来なかった。近走は忙しい競馬やスタミナが持たない距離ばかりで走っておりやっと好条件と言った所だろう。』と狙い撃ちした◎ヨシオの単勝を仕留め、8万8000円の払い戻し!同じく勝負レースの23(日)京都7Rでも◎サーティグランドマイネルラックの大本線的中で9万8850円を払い戻し!週末トータル回収率132%、収支プラス9万8000円をマークしています。

☆☆☆注目プロ →KOMプロ
22(土)東京7R(◎ニシノオタケビ)、京都6R(◎アドマイヤウイング)、新潟9R(◎ナンヨーファミユ)、23(日)新潟6R(◎タガノヴィッター)、京都7R(◎マイネルラック)と先週は勝負レースを5レース的中させるなど絶好調!週末トータル回収率125%、収支プラス7万8150円をマークしています。

他には、スガダイプロ(122%)、はははふほほほプロ(114%)、kmプロ(109%)が回収率100%超の活躍を見せています。


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2016年10月23日() 13:00 競馬プロ予想MAX
「プロ予想MAX四天王の決断!」/菊花賞 G1(サラマッポプロ)
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 本日はクラシック最後の一冠・菊花賞が行われます。この大一番を予想してくれるのは、馬体と走法から競走馬のベストの適性を見抜く“神の相馬眼”を持った、ウマニティ公認プロ予想家のサラマッポさんです。先週は土日ともに大幅プラス。さらには、ヴィブロスに◎で秋華賞も的中させた絶好調男の結論に注目しましょう。
 本命は⑥ディーマジェスティ。「腹袋が大きく、母父ブライアンズタイムの影響を強く感じる。馬体の特徴通りにスタミナが豊富で、距離延長はむしろ歓迎。重心が前にある走法ゆえに京都の下り坂は上手いはずで、下り坂を利用したロングスパートを繰り出せば他馬をねじ伏せられる」と力強く語ってくれました。対抗は「胸が深く、スタミナ豊富。瞬発力はないので、ロングスパート勝負に持ち込めれば面白い」①カフジプリンス。単穴は⑩ウムブルフ。馬券は単勝⑥、馬連ボックス①⑥⑩で勝負します。本レース以外のサラマッポプロの予想は、ウマニティのプロ予想MAX でご確認ください!

(ウマニティ編集長・岡田大)

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プロ予想MAX四天王の決断!」とは・・・ウマニティが日曜のサンケイスポーツ競馬面にてお届けする連載コラムで、プロ予想MAX最強プロ予想家陣の中でも売上ランキング(前月の月間予想売上)で頂点に君臨する四天王の中から毎週1名の予想家が登場し、重賞予想を掲載しています。
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2016年10月21日(金) 10:30 みんなの競馬コラム
【菊花賞】血統考察 byうまカレ
閲覧 3,749ビュー コメント 0 ナイス 2

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
今週はいよいよクラシック最終戦、菊花賞です。
個人的に1番好きなレースです。

●日本らしい競馬の巧さが問われる
近年の、菊花賞と天皇賞(春)という京都の長距離GIの特徴は、「巧く乗った馬が好走する」ということです。長距離なのだから騎手の腕が問われるのは当たり前ですが、特に近年は顕著で、先行した馬・差してくる馬でも道中は内ラチ沿いか、内ラチから2列目を通っていた馬ばかりが好走します。

●外差しが効いたレース
2012年の菊花賞と、2015年の天皇賞(春)はスカイディグニティユウキソルジャーフェイムゲームといった外差しが台頭しましたが、これは無尽蔵のスタミナを誇るゴールドシップが「捲り切った」からであって、基本的にはキタサンブラックリアルスティールリアファルトーホウジャッカルフェノーメノサウンズオブアースゴールドアクタータガノグランパカレンミロティックシュヴァルグランタンタアレグリアラストインパクトネオブラックダイヤタニノエポレットホッコーブレーヴも、みんな先行しているか、先述したような道中の位置取りから巧く直線で馬群を縫ってきたり、外に出してきたりしています。

つまり、そういう競馬ができる騎手、そういう競馬ができる馬が好走しやすいということです。このような点も踏まえて各馬について考察していきたいと思います。


ディーマジェスティ
母母シンコウエルメスは英愛ダービーとキングジョージを制したジェネラスの全妹(つまりマイラーズC勝ちオースミタイクーンの半妹)で、遡ればジャパンカップも来日しオープン特別時代の富士Sを「ワープ」で勝利した「鉄の女」Triptychや凱旋門賞連覇のTreve、フリオーソらと同じMargarethenを牝祖とする牝系。ディーマジェスティの母エルメスティアラの他にエリザベス女王杯3着、ステイヤーズS2着などがあるエルノヴァを産んだ。「スタミナ&パワー」といった牝系で、ディーの馬体がムキムキなのも頷ける。
春との大きな違いは、順調に調整が進んでいることで、陣営が言うように間違いなく生涯最高のデキでパドックに出てくるだろう。特筆すべきはダービーでの、『これほど「パワー」と「スタミナ」に富んでいるタイプが、エイシンフラッシュのダービーのような瞬発力勝負で、マカヒキサトノダイヤモンドに肉薄した』という事実で、あの時点で、競馬ファンがよくする「この世代でどの馬が1番強いのか」という議論で、「総合力ではディーがNo.1」という評価に落ち着いた。また、先述したように器用さが求められる菊花賞において最大のウィークポイントは、ズブさがあることだと思っていたが、セントライト記念を見る限り大丈夫そうだし、今思えばあのスローのダービーで反応し切っていたからそういうことなのだ。
距離延長は全く問題ないし、エイシンフラッシュのダービーに近い上がり勝負だった今年のダービーよりは流れも向くはず。そして、フェノーメノでの春天連覇の他にも、カレンミロティックトーセンラータンタアレグリアサウンズオブアースを京都長丁場のGIで好走させている蛯名騎手というのは心強い(おそらく京都の長距離では横山典弘騎手と並び現役No.1だろう)。

サトノダイヤモンド
配合的な点からサトノダイヤモンドについて簡単に説明すると、Halo≒Sir Ivor3・5×5・4でサザンヘイローを通じるHaloのクロスはマカヒキと同じで、母のNorthern Dancer4×4やLureやLogicalといった血からパワーを取り込み、父の瞬発力の根源であるHalo≒Sir Ivorを継続させた、マカヒキシンハライトのような「父再生産型」の配合系。完歩も大きいが、母のパワーが強いからやや地面に叩きつけるような走法をしている。
Halo≒Sir Ivorを継続しているから完歩は大きくてもドゥラメンテリオンディーズのようなあからさまなストライド走法と比較すれば内回りでもマイナスにならないため皐月賞でも好走できた。その皐月賞きさらぎ賞から直行というローテーションに加え、池江調教師は先行有利な馬場状態だったため、ルメール騎手に「好位の5~7番手くらいの先頭から5馬身差くらいを追走してくれ」と指示を出したという。向こう正面でルメール騎手が追っつけ、ハイペースに付いていったのは、その「先頭から5馬身差くらいを追走してくれ」という指示を守っていたから。これを抜きにしても直線での不利がなければ2着マカヒキとの差はさらに縮まっていたであろう強い負け方。ダービーも落鉄と外にヨレたことが響き、ダービー馬になっていてもおかしくなかった。
ただ馬体をみてもだんだんと母のパワーが発現してきているようで、距離延長はプラスとは言えないが、昨年も明らかに距離が長かったリアルスティールが好走しているように、同世代が相手だから極端に外々を走らされたり大きな不利を受けない限りはスタミナ切れで垂れるということはないだろう。それ以上に心配なのは、昨年のリアファルや今年の桜花賞でのメジャーエンブレムのように、大舞台だと後手に回ることが多いルメール騎手で、折り合い懸念があるサトノダイヤモンドならばなおさらその心配をせざるを得ない。

ミッキーロケット
Nureyev4×4、ラストタイクーン≒Caerleon3×3、Mill Reef≒Riverman5×5という相似配合系で、La Troiennneの血も豊富だからパワーも兼備だが、前走をみると、Mill Reefをクロス、ニアリークロスしたキンカメ産駒(ローズキングダムタガノグランパ)のように外回り向きの斬れ味に富んだタイプだろう。前走は、サトノダイヤモンドの池江師がコメントしているように、何度やっても勝つことはなかったと思うが、レッドエルディスト級程度に力を付けたことは示した。ただ、直線平坦の京都替わりは良いものの穴人気は必至だし、距離不安もある。鞍上もこういう末脚に長けたタイプが合うわけでもないからヒモまで。

レッドエルディスト
マイニングとNever bendを通じるLa Troiennneクロスで肩が立ったピッチ走法だが、Darshaanやクリスタルパレスといった仏血が多い「持続斬れ」のタイプ。春より前で競馬ができるようになっており、これは腰がパンとしてきたからだろう。ダービーでも目先の好走にとらわれずに自分の競馬を崩さなかったことがプラスに出ているし、こういう育成の仕方は四位騎手らしい。距離延長はプラスで、まだ筋力が付き切っていないから直線が平坦というのも良さそう。良くも悪くも自分の形は崩さないだろうから勝ち切るイメージは湧かないが、馬券圏内に好走するイメージは強く湧く。

エアスピネル
この牝系らしい小刻みなピッチ走法だから、中距離ならば武器はコーナリングで他馬との差を広げたいクチ。皐月賞は完成度の高さとそのコーナリングの巧さでの4着、見せ場十分の4着だったダービーはスローペースの恩恵があった。しかし、パワーや距離適性というのは時とともに発現してくるものだから、夏を超えてさらに距離適性は縮むだろうし、3000mのこの枠(7枠13番)ではさすがに手が出せない。

カフジプリンス
 レース振りからも分かるようにワンペースな馬で、トニービンやRobertoのスタミナが伝わっているようだ。ただ走法はRobertoや母のBlue Eyed Momo≒Busanda6×5のWar AdmiralとLa Troiennneパワーの影響が強い掻き込んだ走りをしている。距離延長◎且つ最内枠だから買いたくなる気持ちも分かるが、あえて懸念材料を並べてみたい。まずは、走法的に下り坂が下手そうなことだろう。次にハーツクライ産駒はトニービンの影響により後躯で走るから、直線に坂がない京都で後躯のパワーを使えない天皇賞(春)ではカレンミロティックシュヴァルグランフェイムゲームらが勝ち切れていない (もちろん、だから2.3着候補というのもあるのだが)。ハーツクライ産駒でいうことでもう1点挙げると、そもそも菊花賞に出走したのがウインバリアシオンワンアンドオンリーだけで、基本的にハーツのトニービン譲りの成長力というのはシュヴァルグランジャスタウェイアドマイヤラクティも、古馬になってからこそだから、菊で勝負になるには春クラシックで勝負になっているほどの完成度の高さがないと厳しいのではないかとも思っている。ちょっと今回に関しては、分かり易過ぎる狙いだから逆に怖いのだ。

レインボーライン
細かい配合は、下記のブログで記事にしたが、ノーザンテースト≒Vice Regent4×4・5で、母系に名血Alycidonも入るので、「ノーザンテースト増幅」というステイゴールド産駒の絶対的なポイントを押さえている配合。ブログで書いたようにそのほかの部分も素晴らしいから、夏を越えて神戸新聞杯で◎を打ちたいとずっと思ってきた。そんな馬が、早熟性とスピードが求められる3歳春のマイル重賞を制するあたりに大物の相を感じる。前走の札幌記念は明らかに1頭抜けた末脚を使ったし、これはいよいよGI級へと進化した可能性がある。
http://derby6-1.hatenablog.com/entry/2016/10/21/235419

シュペルミエール
 母母がラフォルジュルネアーデントシャルールなどを産んだ優秀なグレイトフィーヴァーで、仏血過多だから、牝馬ならシャルールのようにメリハリのある脚を使うタイプになるが、牡馬だとアーデントのようにダラーとした脚を使うタイプになり易い。また、ステイゴールドは、Princely Gift的な柔らかさも伝えるから、カフジプリンス欄で先述したようにトニービンを内包するハーツクライとは異なり、ゴールドシップフェイムゲームのように京都の長丁場で勝ち切ることができる。鞍上も昨年キタサンブラックで神騎乗をみせた北村宏騎手で枠順も昨年と同じ。面白い1頭。

ウムブルフは、母系に異系(Monsun)が入るから独特の柔らかさを持ち、京成杯皐月賞に出走したが本質的には広いコースでこその馬だ。鞍上も馬群を割ったり、ラチ添いが巧い浜中騎手だしナシではない。

イモータルは、マンハッタンカフェ×Acatenangoという独血を含む馬同士の組み合わせで興味深い配合。調教の動きもいつも良いが、なんといっても気性面がネック。

コスモジャーベもスタミナは十分で、ソングオブウインドとの父子制覇ならば大快挙だが、それには内枠が必要だった。

サトノエトワールは承知の通り速い上りが使えない馬だが、シュペルミエール同様母系が仏血で、こういうタイプはレーヴドリアンレプランシュのように京都外回りは合っているので、カレンミロティック的早仕掛けでアッと言わせ…さすがに厳しいか。

アグネスフォルテはAureole≒Alycidon7×7譲りの気性の難しさがあるから揉まれ弱いが、それは京都新聞杯のような粘りと表裏一体のもの。アグネスタキオンを輩出したイコマエイカン→アグネスレディーのアグネス牝系でそのタキオンを管理した長浜調教師最後の菊。単勝を握りしめたい気持ちだ。

プロディガルサンリアルスティールとは違いディープ×Storm Catらしい柔らかさが残るから距離は持ちそうで、3歳時のサトノアラジン(直線で詰まらなければ面白かった)くらい走れそうな気がしてたが8枠では厳しい。

ジュンヴァルカンはミルコ騎手の先行が怖いが、配合的にHyperionが入るトニービンと同質の斬れ方だから京都よりは直線に坂がある阪神・東京でこそだろう。


【まとめ】
ディーマジェスティサトノダイヤモンド
2列目筆頭・・・レッドエルディスト
穴・・・レインボーラインウムブルフ
爆穴・・・アグネスフォルテ


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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

【うまカレBlog】http://umacollege.blog.fc2.com
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2016年10月20日(木) 11:10 覆面ドクター・英
【覆面ドクター・英のG1プレ診断】~2016菊花賞~
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今週末はいよいよ三冠目の菊花賞が行われます。長距離レースが年々軽視されつつある流れにはありますが、今年は距離適性を重視し菊をパスして秋天へという流れがなく、海外遠征で不在のマカヒキ以外はいいメンバーが揃い、楽しみな一戦となりました。昔はわりと力通りの決着も多く、ときどき「ステイヤーの血が騒いだ!」と穴馬が走る程度でしたが、長距離が敬遠される時代だけあって、最近は力通りには決まらないことも。馬券的にもけっこう荒れてくれるレースですので、今年はより楽しみです。菊花賞は古馬開放案も囁かれるなど賛否両論ありますが、私自身は三冠目までは同世代で戦うのを見たいと思っています。


■2016秋シーズン 『競馬プロ予想MAX』presents連載コラムについて詳しくはこちら
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7807


まずは、このレースのポイント・見どころを整理していきましょう。

前評判では2強ということになっています。大器と言われつつまだ無冠のダービー2着馬のサトノダイヤモンドが3つめでようやく戴冠となるのか。ディーマジェスティが母系のスタミナを活かして二冠馬となるのか。

前哨戦でサトノダイヤモンドより一瞬前に出たミッキーロケットは、夏に使っていた強味で接戦に持ち込めただけなのか。それとも、今度は負かすだけ力をつけてきたのか。レッドエルディスト神戸新聞杯は3着止まりでしたが、青葉賞でも2着にきており、ダービーも後方からジリジリ伸びてきてコンマ8秒差の9着。果たして、距離延長でさらに良さが出てくるのか。

秋華賞では良血馬が大舞台で潜在能力を爆発させ1着・3着に来ました。同様に、遅れてきた良血・大物のプロディガルサンウムブルフが大駆けを見せるのか。

血統的にはディープインパクト産駒は菊に向かないと思われがちですが、今回はスローから軽いスピードを見せる瞬発力勝負型(サトノダイヤモンドプロディガルサンマウントロブソン)と、厳しい流れになって良さが出るスタミナ型(ディーマジェスティウムブルフ)の二段構えできており、どちらの流れにも対応可能な層の厚い布陣です。今年は、いよいよディープ産駒が菊花賞を制覇すると思います。

では各馬の診断を。

サトノダイヤモンドが1番人気になりそうです。個人的にもすごく期待してきましたし、ディープの後継種牡馬としても活躍が望まれる1頭ですが・・・

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2016年4月30日() 13:30 みんなの競馬コラム
【天皇賞(春)】血統考察 byうまカレ
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学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。先週のフローラS、1番手に取り上げたビッシュは5着。敗れはしましたが、「ディープインパクト×Acatenango」には今後もぜひ注目してみてください!前回のコラムはこちら→http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7116

さて、今週は芝3200mの天皇賞(春)
個人的に、この天皇賞と菊花賞、2つの長距離GIは馬券的には難解なものの、考察する面白さ、騎手の駆け引きなど非常に好きなGIです。

昨年はゴールドシップ横山典弘騎手が、「向こう正面で押し上げ、一度ペースを落とし、直線へ向く」という、まるでインターバルトレーニングのようなスタミナ色の濃いレース質に変えました。最内枠からこの競馬をやってのけたこの騎乗は「伝説」となり何十年後も語り続けられることでしょう。2着フェイムゲームも「絶対に外に出さず馬群を割ってやるんだ」という北村宏騎手の執念の騎乗でしたし、3着カレンミロティックも京都の下り坂で自身の持久力を最大限に活かし切る、蛯名騎手の見事な騎乗。やっぱり「長距離は騎手」巧く乗れた人馬が好走するのです。
どの人馬が巧く乗れるのかを、枠順、馬の特性、騎手のタイプから考察する。これが長距離GIの醍醐味だと思います。しかし、フェイムゲームカレンミロティックのように、同じ能力値と推測するのであれば、昨年の天皇賞や、近走で「巧く乗れた」馬よりも、「巧く乗れなかった」馬の方の評価を上げる方が投資する側としては賢明でしょう。この辺りも考慮しながら考察していきたいと思います。


●距離は問題ないが、厳しいレースに
有馬記念を制し、58キロを背負った日経賞でも貫禄勝ちを収めた主役ゴールドアクターは、3代母までに欧州的なスタミナがギュッと凝縮されていおり、母父キョウワアリシバはAlydarの代表産駒Alyshebaの仔で、朝日CC3着などがあります。スクリーンヒーロー×Alydar系という字面以上に馬体に柔らかみがあり、スタミナを感じさせるのは、このAlydar系のなかでもスタミナに寄ったAlysheba→キョウワアリシバと、スタミナが凝縮された母系の影響と考えられます。この馬のストロングポイントは、競馬の巧さ。そのストロイングポイントを活かすために、この枠(どこかで内に入れる可能性はあるにしても)はマイナスですし、どちらかというと日経賞のように内回りでジワッと捲る競馬が合っているタイプ。内のポケットに入って全てが完璧にいった有馬記念のように巧くいくかというと、そうはいかない可能性の方が高いと思います。オッズを考慮してもここは狙いにくいです。

ハーツクライ産駒らしい成長曲線
阪神大賞典を圧勝してきたシュヴァルグランは、ジャスタウェイマジックタイムのように、2・3歳時に「これは大物か⁉」というパフォーマンスをみせてから少々伸び悩み、古馬になって本格化というハーツクライ産駒らしい成長曲線を描いてきました。ヴィクトリアマイルを連覇した半姉ヴィルシーナの他にも、ダノンシャンティや種牡馬Devil’s Bagといったスピードが魅力の名門Ballade牝系。母のクロスを継続して自身はHalo≒Red God3×4・5・5、軟質なスピードを増幅させているので、体質は柔らかめで母父Machiavellianという字面以上に距離が持ちます。母系にメジロのスタミナ血脈が入るモーリス然り、母父サクラバクシンオーキタサンブラック然り、母からスタミナ(≒持続力)を取り込んでいるからこそ一流マイラーが生まれ、母からスピード(によって前受けできる)を取り込んでいるからスタミナを活かすことができます。シュヴァルグランも、父のスタミナを母のスピードによって活かしているといえるでしょう。牝系の裏付けはありますし、ここはジャスタウェイのような新星誕生に期待しても良いのではないでしょうか。

●どっちつかずで勝ち切るのは至難の業
菊花賞有馬記念2着のサウンズオブアースネオユニヴァースに、Hyperionの持続力、Alibhaiのパワーを伝えるDixieland Bandが母父。しかしその奥の母母父が非常に軟質なSecretariat。もっとDixieland Band的な血や、硬派なスピード血脈を取り入れていれば、有馬記念をひと捲りで勝ってしまうような馬が生まれていると思うのですが、京都大賞典のような瞬発力勝負でも好走可能、神戸新聞杯のような持続戦でも好走可能で、どっちつかずのタイプ。昨年の天皇賞は外枠で厳しい競馬になってしまい9着。今回も同じ外枠ですが、「どこかで内に入れることができた」など巧くいく方の可能性に賭けてみても面白そうです。しかし軸としてはおすすめできません。

●絶好枠でも嫌いたい
キタサンブラックは、500キロを超える大型馬で、母父はサクラバクシンオーですが、体質は非常に柔らかく、「フワッと」先行するスピードがあります。これはサクラユタカオーやジャッジアンジェルーチの影響が大きいと考えられ、サクラユタカオーはPrincely Giftを通じるNasrullah3×4を持ち、その仔サクラバクシンオーも母系に入ればこの軟質な体質を伝えます。キタサンブラック菊花賞を制していますが決してステイヤーではなく、体質の柔らかさや、大きなフットワークによる燃費の良さで距離を持たせ、器用さを武器にしたレース巧者の中距離馬というべきでしょう。好走する能力を持っていたこと、そしてスローペースになりやすい日本競馬において自分でレースを作れるレースセンスは評価すべきですが、セントライト記念と有馬記念大阪杯は展開が絶好、そして菊花賞北村宏司騎手の好騎乗でした。今回は持久力を活かすため、早めの仕掛けをしてくるであろうカレンミロティックサトノノブレスという存在もいますし、絶好枠でも持久力勝負になる=「今回は巧くいかない」ことが予想されるので嫌いたいです。

●間違いなく手が合う
昨年のステイヤーズSを圧勝したアルバートは、ラブリーデイでGI馬を初めて輩出したペルースポート牝系で、母母アンデスレディーがノーザンテースト×ガーサントですので非常に底力があります。近3走は中山の内回りを走りましたが、ウムブルフに似た走法で(例えが分かりにくい(笑))広いコースでこそ活きる末脚といえます。そして、ルメール騎手はお手馬にメジャーエンブレムリアファルといった先行馬が多いですが、差し馬を乗りこなすのが非常に巧い騎手で、ウオッカを絶妙に先行させたJC、ベルシャザールの計ったような差し切りをもう1度思い出すべきでしょう。待ちに待った外回り、そして間違いなく手が合うルメール騎手とのコンビ、脚を余した前走は非常に良い負け方で、ここは巻き返しがあるでしょう。

●持久戦になれば力は通用
アドマイヤデウスは3代父ティンバーカントリーの母Fall Aspen、母父トニービン、自身の母母アドマイヤラピスがHyperionの濃い馬で、一定のペースで走ることができる持続力に長けています。しかし、ティンバーカントリーは父Woodmanらの影響で強靭なパワーも伝えます。だからアドマイヤデウスは四肢が太く、内回りコースを捲り切って持ち前の持続力で粘り続けた日経賞がベストの形、昨冬に京都外回りの日経新春杯を上がり最速で制したのは能力のなせる業といえます。持久力ではメンバーの中でもトップクラスですし、大外枠だった昨年と一転して今年は内枠、岩田騎手らしい積極的な騎乗で持続戦となれば能力は間違いなく通用します。

●潜在能力は1番
トーホウジャッカルは5代母Cequillo、母父Unbridled’s Song、父スペシャルウィークの母父マルゼンスキーにより、大局的に見るとPrincequilloとThe Tetrarchを増幅させているため体質は非常に柔らかく、半姉トーホウアマポーラと違い距離が持ちます。この体質の柔らかさから、明らかに広いコース向きで、それを考慮すると昨年の宝塚記念4着は相当なパフォーマンス、地力の成せる業です。潜在能力はメンバー中トップと言ってもよいと思っていますから状態さえ戻っていれば復活の可能性は十分あるでしょう。

●「巧く乗れて」どこまで・・・
タンタアレグリアはMr.Prospectorクロスの影響で柔らかさがあり、京都の長丁場は合っているはずです。この馬を知り尽くし、京都の長丁場は抜群に巧い蛯名騎手が完璧に乗ってどこまでやれるか。フェイムゲームも昨年のような持久戦になってほしいところ、カレンミロティックも昨年のような競馬が出来るかどうかでしょう。特にフェイムとカレンの2頭は、先述したように「昨年巧く乗れた」2頭ですから、今年は「巧く乗れない」方に賭けてみたいです。

【まとめ】
広いコース向きの差し馬で、日経賞で良い負け方、2戦続けての騎乗で間違いなく手が合うルメール騎手と手が合い、ラブリーデイで初GI制覇を成し遂げた牝系の勢いもある、アルバートの一発に期待したい。人気どころでは斤量増は気になるが、ハーツクライ産駒らしい成長曲線を描いてきたシュヴァルグランが1番手。菊花賞トーホウジャッカルの復活は十分考えられるし、昨年「巧くいかなかった」アドマイヤデウスも力は間違いなく通用。京都の長丁場が抜群に巧いタンタアレグリアと、昨年「巧くいかなかった」サウンズオブアースまで。キタサンブラックゴールドアクターは上述した通り嫌ってみたい。


【参考】
日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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2016年4月20日(水) 16:30 競馬プロ予想MAX
先週の回顧~(4/16~4/17)☆まんでがんプロが皐月賞▲◎×で21万超払い戻し!
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先週は、17(日)に中山競馬場でG1皐月賞が行われました。それでは、いつものようにレース結果と競馬予想の達人・ウマニティプロ予想家陣のスマッシュヒットを振り返っていきたいと思います。
 
G1皐月賞の1番人気はサトノダイヤモンドで2.7倍、2番人気がリオンディーズで2.8倍、続いて3番人気マカヒキ3.7倍とここまでが10倍を切る形で上位人気を形成しました。

注目のスタートはリスペクトアースが先手を奪って第1コーナーへ入ります。先頭はリスペクトアースでリードは1馬身、その外2番手に押して早めの競馬を選択したリオンディーズ、その後ろからアドマイヤモラールマウントロブソンジョルジュサンクエアスピネルと続いて先行集団を形成。そこから2、3馬身ほど間があいて中団からはアドマイヤダイオウドレッドノータスサトノダイヤモンドロードクエストウムブルフナムラシングンと追走。後方からはディーマジェスティプロフェットマカヒキミライヘノツバサミッキーロケットと続いて最後方にトーアライジンの態勢。
 
リスペクトアースリオンディーズが競る形で前半の1000m通過は58秒4(参考)のハイペース。第3コーナー過ぎにリスペクトアースが一杯となって後退するとリオンディーズが先頭に変わって直線コースへ差し掛かります。
 
先頭はリオンディーズでリードは2馬身、2番手グループには内からマウントロブソンエアスピネル、馬場の真ん中からはサトノダイヤモンド、大外からはナムラシングンが前を追います。残り200mを通過、ここでエアスピネルサトノダイヤモンドが並走する形でリオンディーズに迫るとさらに外からはディーマジェスティ、人気の一角、マカヒキも大外からグングン差をつめてきます。残り100mを通過、火花散るリオンディーズエアスピネルサトノダイヤモンドの激しい叩き合いをディーマジェスティが一気の脚で並ぶ間もなく交わすとゴール前、猛追を見せたマカヒキの追撃も封じ込んで優勝!人気馬をまとめて撫で切る豪快な競馬で初G1制覇を飾りました!
 
勝ちタイムは1分57秒9(良)。そこから1馬身1/4差の2着にマカヒキ、そこから1馬身1/4差の3着にサトノダイヤモンドが入っています。
 
公認プロ予想家では☆まんでがんプロ他3名が的中しています。
 
 
☆☆☆注目プロ →☆まんでがんプロ
勝負レースに選んだ17(日)中山11R皐月賞G1で『朝日杯の1・2着馬を力で捻じ伏せた。一瞬で抜き去った脚力差は この短い期間では逆転できまい。』と◎マカヒキを本命に抜擢!『ここ数年は共同通信杯からの直行組が目立つ。』とディーマジェスティも▲に評価し、3連単703.9倍を300円的中!21万1170円を払い戻しました!週末トータル回収率115%、収支プラス11万70円をマークしています。
 
 
☆☆☆注目プロ →dream1002プロ
17(日)阪神10Rで◎サウンドバーニングから3連単勝負!3着に単勝66.1倍のブレイヴリーが入り、23万3040円を払い戻しました!勝負レースに指定した同日の阪神9Rでも◎○▲のパーフェクト予想を披露し、4万2300円を払い戻し!週末トータル回収率344%、収支プラス19万5340円を払い戻しています。
 
 
☆☆☆注目プロ →くりーく
推奨した5つの勝負レースを的中させたくりーくプロ。中でも17(日)阪神4Rでは『休養明けの前走が好調教叩かれてさらに上積みあり』と狙った◎パーシーズベストから馬単171.4倍、馬連134.4倍、ワイド30.4倍を的中させ、4万7080円を払い戻しました。週末トータル回収率170%の好成績を収めています。
 
 
☆☆☆注目プロ →スガダイプロ
17(日)中山4Rで◎△△の印で単勝3.9倍、馬連161.1倍、3連複258.9倍を仕留め、5万3700円を払い戻しました!この他にも中山3Rで馬連146倍を仕留めるなど的中を重ね、週末トータル回収率108%をマークしています。
 
 
※全レースの結果速報はこちら

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2018年1月8日迎春ステークス2着
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2018年1月8日 迎春ステークス 2着
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