ラブリーアモン(競走馬)

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写真一覧
抹消  青毛 2013年3月20日生
調教師谷原義明(美浦)
馬主平岡 茂樹
生産者平岡牧場
生産地むかわ町
戦績25戦[1-5-4-15]
総賞金3,744万円
収得賞金200万円
英字表記Lovely Amont
血統 ソングオブウインド
血統 ][ 産駒 ]
エルコンドルパサー
メモリアルサマー
ミスアモン
血統 ][ 産駒 ]
メジロライアン
クリアモン
兄弟 イーグルアモンベリンダアン
市場価格
前走 2018/10/06 3歳以上500万下
次走予定

ラブリーアモンの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
18/10/06 東京 12 3歳以上500万下 芝1800 1371121.388** 牝5 55.0 津村明秀谷原義明 496
(+8)
1.48.1 1.135.0⑨⑨⑧アモーレミオ
18/08/26 新潟 6 3歳以上500万下 芝2000 1571316.876** 牝5 55.0 津村明秀谷原義明 488
(-2)
1.59.7 0.634.5⑫⑪マルーンエンブレム
18/04/22 東京 7 4歳以上500万下 芝2000 152310.4511** 牝5 55.0 北村宏司谷原義明 490
(+6)
2.01.4 0.734.0⑦⑧⑬ハギノアレス
18/03/25 中京 7 4歳以上500万下 芝2000 18354.934** 牝5 55.0 北村宏司谷原義明 484
(-6)
2.02.7 0.735.6⑦⑦⑥⑥レイリオン
18/01/28 中京 10 西尾特別 500万下 芝2000 12334.123** 牝5 55.0 丸山元気谷原義明 490
(+2)
2.03.3 0.034.6⑨⑩⑩⑩レイズアベール
17/10/29 新潟 10 松浜特別 500万下 芝1800 11113.113** 牝4 55.0 吉田隼人谷原義明 488
(+2)
1.48.6 0.635.5④④ワンダープチュック
17/10/15 新潟 10 粟島特別 500万下 芝1800 14694.222** 牝4 55.0 吉田隼人谷原義明 486
(-2)
1.46.0 0.333.8⑫⑪エイシンティンクル
17/08/27 新潟 7 3歳以上500万下 芝2000 186114.622** 牝4 55.0 吉田隼人谷原義明 488
(+8)
2.00.5 0.033.2⑧⑨フェイズベロシティ
17/08/12 新潟 9 糸魚川特別 500万下 芝2000 1181112.262** 牝4 55.0 北村宏司谷原義明 480
(+2)
1.59.8 0.233.8⑦⑦ユニゾンデライト
17/05/21 東京 7 4歳以上500万下 芝2000 15476.0311** 牝4 55.0 内田博幸谷原義明 478
(-4)
2.00.9 1.434.9⑬⑬⑫ミュートロギア
17/04/08 福島 12 桑折特別 500万下 芝2000 167146.033** 牝4 55.0 丸山元気谷原義明 482
(+2)
1.59.6 0.234.5⑮⑮⑭⑪アイスコールド
17/03/11 中京 7 4歳以上500万下 芝2000 1681618.062** 牝4 55.0 田辺裕信谷原義明 480
(-6)
2.01.0 0.034.8⑫⑬⑨⑨ダンツペレット
17/01/28 東京 12 4歳以上500万下 芝1600 166117.849** 牝4 54.0 北村宏司谷原義明 486
(+4)
1.35.0 1.434.4⑩⑨ムーンクエイク
16/12/24 中山 12 3歳以上500万下 芝1600 16244.729** 牝3 54.0 北村宏司谷原義明 482
(+6)
1.36.0 0.637.1⑪⑪⑨サンクロワ
16/12/03 中京 7 3歳以上500万下 芝1600 165108.244** 牝3 52△ 木幡初也谷原義明 476
(+14)
1.34.0 0.434.2⑬⑩⑩アースコレクション
16/08/14 新潟 7 3歳以上500万下 芝1800 167136.736** 牝3 49▲ 木幡巧也谷原義明 462
(-10)
1.47.6 0.133.3ベアインマインド
16/05/01 東京 11 スイートピー OP 芝1800 188168.0410** 牝3 54.0 田辺裕信谷原義明 472
(0)
1.48.6 0.533.5⑭⑭⑭ジェラシー
16/03/21 中山 11 フラワーC G3 芝1800 16119.557** 牝3 54.0 武士沢友谷原義明 472
(-4)
1.49.6 0.335.1⑫⑩⑩⑨エンジェルフェイス
16/02/13 東京 11 クイーンC G3 芝1600 1671435.084** 牝3 54.0 武士沢友谷原義明 476
(-2)
1.33.6 1.134.6⑫⑬メジャーエンブレム
16/01/11 中山 11 フェアリーS G3 芝1600 1651011.986** 牝3 54.0 武士沢友谷原義明 478
(+10)
1.35.0 0.734.4⑭⑭⑬ビービーバーレル

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ラブリーアモンの関連ニュース

【スイートピー】うまやの話

2016年5月1日() 05:05

〔1〕フロムマイハート・久保田助手「脚をためて運べれば」

〔2〕コルコバード・木村哲師「今週のけいこも目いっぱい攻めた。オークスの権利を」

〔3〕クリノサンスーシ・大根田裕師「連闘でも疲れはなさそう」

〔4〕ギモーヴ池添学師「中山より東京向き。あとは輸送をクリアしてくれれば」

〔5〕カジノブギ・猿橋助手「順調。輸送も問題ないタイプ。前進はあると思う」

〔6〕アオイサンシャイン・土谷助手「今回はさらに体が絞れてくるはず。いい状態で臨めそう」

〔7〕カマクラ・戸田博師「力を付けているし、左にモタれる面も解消しつつある」

〔8〕ウインクルサルーテ・喜多助手「オープン特別といっても、ほとんどが1勝馬。何とか権利を取りたい」

〔9〕ジェラシー・菊沢徳師「東京は好材料。力は十分通用する」

〔10〕フェイズベロシティ萩原清師「東京はレースしやすいはず。展開が向けば、前走のようなことはない」

〔11〕リルティングインク・高野友師「東京は実績を残しているし、距離延長もプラス」

〔12〕アグネスフェアリー・影山助手「体は大幅に増えていると思うが、太くはない。能力はある」

〔13〕サクレディーヴァ村山明師「直線の長い東京コースは合いそう」

〔14〕シンシアズブレス・杉山晴師「テンションの高さが課題だが、将来性を感じさせる馬」

〔15〕ラインセイラ・水野貴師「好仕上がりだし、芝でも走れる馬。展開ひとつで善戦が可能では」

〔16〕ラブリーアモン・谷原助手「ここ3走はスムーズさを欠いた。スムーズならもっとやれていいはず」

〔17〕スマートアリシア・鹿戸雄師「前走は出遅れてしまい、突っ張るような走りになった。うまく流れに乗れれば、もっとやれていい」

〔18〕ソロフライト・竹内正師「現状ではオープンだと荷が重い印象」

【フラワーC】レースを終えて…関係者談話2016年3月22日(火) 05:05

 ◆秋山騎手(ウインクルサルーテ3着) 「最後はいい伸びを見せてくれたが、(2着以内で)賞金を加算したかっただけに残念。これぐらいは走れる馬だよ」

 ◆シュタルケ騎手(ギモーヴ4着) 「1800メートルの流れでは脚がたまるところがなかった。2000メートル以上の馬だね」

 ◆蛯名騎手(エテルナミノル5着) 「初芝でもスムーズに競馬できた。最後は(直線の)坂で止まったけど、キャリアも浅いし、これからよくなるよ」

 ◆池添騎手(アオイサンシャイン6着) 「逃げ馬の後ろでいい感じで進めた。これから力をつけてくれば…」

 ◆武士沢騎手(ラブリーアモン7着) 「内枠で遅い流れでは仕方ない。最後はよく詰めている」

 ◆岩田騎手(ルフォール8着) 「どんな競馬でもできると思って、型にはめずに競馬したのが裏目に出た」

 ◆武豊騎手(ラルク10着) 「スムーズなレースはできたが、能力を出し切れていない」

 ◆戸崎騎手(フェイズベロシティ11着) 「前残りの展開で、後ろからの競馬ではきつかった」

 ◆内田騎手(ヴィブロス12着) 「思った以上にペースが上がらなかった」

 ◆江田照騎手(フジマサアクトレス13着) 「折り合い重視でリラックスして走らせた。もう少し伸びてもよさそうだったが、距離なのかな」

 ◆鮫島良騎手(ゴッドカリビアン14着) 「馬場が思った以上に重くて、いつもの行きっぷりではなかった」

 ◆柴田大騎手(ペルソナリテ15着) 「4コーナーで外に張られた」

 ◆黛騎手(カジノクイーン16着) 「外枠で終始、外を回らされた」

★21日中山11R「フラワーカップ」の着順&払戻金はこちら

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【フラワーC】うまやの話2016年3月21日(月) 05:03

〔1〕ラブリーアモン・谷原助手「距離延長はプラス。あとはもう少し流れに乗って競馬ができれば」

〔2〕フェイズベロシティ萩原清師「いい素質がある馬。好レースを期待」

〔3〕ゲッカコウ・高橋博師「前走は自分から動きやすい外枠でレースがしやすかった。同じように運べるかが鍵になりそう」

〔4〕アオイサンシャイン・土谷助手「上積みは大。中山も合うはず。重賞でも力は足りると思う」

〔5〕ギモーヴ池添学師「仕上がりは上々。輸送、環境の変化にも対応して力を発揮してほしい」

〔6〕ヴィブロス・友道康師「千八で勝っている馬だし、当日そう体が減っていなければ、勝負になると思う」

〔7〕ラルク・松永幹師「周りを気にする面があるようなので、ブリンカー着用」

〔8〕ルフォール・渡邉助手「デキは変らずいい。1ハロン延長もプラス」

〔9〕エンジェルフェイス・田代助手「素質はある。初の長距離輸送だが、今後のためにもクリアしてほしい」

〔10〕ウインクルサルーテ・喜多助手「距離短縮、牝馬限定戦でどこまで…」

〔11〕エテルナミノル・飯村助手「芝も大丈夫だと思う。心肺機能の高い馬。ここでもいい走りを期待」

〔12〕ペルソナリテ相沢郁師「状態はいいし、落ち着きもある。うまく脚をためれば、千八も問題ない」

〔13〕アオイプリンセス・大久保龍師「前走は気難しい面が出たのかな。動きはいいし、見直したい」

〔14〕カジノクイーン・中野栄師「決め手勝負になると分が悪い。緩い馬場で少しでも時計がかかってほしい」

〔15〕ゴッドカリビアン・角田晃師「距離延長はプラス。長くいい脚を使える持ち味を生かせる展開になれば」

〔16〕フジマサアクトレス・菊川正師「ペースが流れて折り合えれば通用していい」

フラワーCの出馬表はこちら

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【フラワーS】夕刊フジ・調教チェッカーズ 2016年3月20日() 11:40

 日曜日に新聞を出すのは超イレギュラー。ここはスタッフみんなで円陣を組んで…、あっ、声出し禁止でしたね。

 1番手はラブリーアモン

 攻め駆けするタイプとあって、今回も向正面からツル首にしてすごい気合乗り。それでも鞍上とのコンタクトに問題はなく、3頭併せの直線でも引っ張り切りの手応えでしっかり伸びてきた。動きの躍動感も目を引き、好調キープ。

 ゴッドカリビアンはひと息入れてパワーアップなったか、坂路4F51秒8を馬なりであっさりとマーク。走りに横ブレもなく、脚力はなかなかのもの。

 エンジェルフェイスは3歳新馬相手の併せ馬。1馬身先着は当然だが、走りのタッチが軽く、なるほど良血馬といった雰囲気。ややテンションが高めだけに、長距離輸送の克服がポイントになりそうだ。

(夕刊フジ

フラワーCの出馬表はこちら

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【フラワーC】厩舎の話2016年3月18日(金) 05:03

 ◆アオイサンシャイン・土谷助手 「重めだった前走でも勝ち、今回はさらにいい状態」

 ◆アオイプリンセス・大久保師 「力を出し切れれば」

 ◆ヴィブロス・友道師 「距離が延びるのはいい」

 ◆エンジェルフェイス・田代助手 「中2週でも元気。あとは長距離輸送の克服」

 ◆カジノクイーン・中野師 「具合はいいし、芝も問題ない」

 ◆ギモーヴ池添学師 「相手なりに走れる能力もあります」

 ◆ゲッカコウ・高橋博師 「中2週で速い時計はいらない。操縦性が高くコースは問題ない」

 ◆ゴッドカリビアン・白坂助手 「攻めは今までで一番ぐらいの好時計」

 ◆フジマサアクトレス・江田照騎手 「背中がよくて、いい走り」

 ◆ペルソナリテ・相沢師 「前走は相手も悪く、参考外。中山の千八も問題ない」

 ◆ラブリーアモン・谷原師 「ここ1本に絞ってやってきた。最近の2戦は不利が…」

 ◆ラルク・松永幹師 「ゆったりと運べる距離の方がよさそう」

 ◆ルフォール・渡邉助手 「休み明けを使って動きや反応は良くなっている」

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【フラワーカップ】特別登録馬2016年3月13日() 17:30

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ラブリーアモンの関連コラム

閲覧 1,632ビュー コメント 0 ナイス 5

●悔いのない◎
先週の中央競馬は、土曜中京が田んぼ馬場に。
そのおかげもあり久しぶりに◎アグネスヒーローという、血統予想らしい血統予想がドカンとハマりました。
ぼくは普段馬券は購入しなくて、コラムも書かせていただいているウマニティで仮想購入をして楽しんでいます。
だから今年購入したレースは、自身のあったフェアリーS(◎ラブリーアモン...)と、現地観戦したオークスとダービーだけです。

しかし、七夕賞はダービーの◎リオンディーズに次いで、今年2番目に自信があったので買ってみたのです...。七夕賞血統考察コラムはこちら

クリールカイザー
アルバートドック
ダコール
◎-○▲のワイドをなかなか厚めに...です(^^;)

まぁ結果はご存知の通りなのですが、まるで先週のジョルジュサンク×田辺騎手を見ているような、クリールカイザー×田辺騎手でした。流れが厳しかったですが、でもああいうレースを見せてくれれば外れても後悔はありませんよねぇ。言っていること、主張してきたことは間違っていなかったということなのでそれで良いです。
アルバートドックはHyperionの血が濃いので、ディープ産駒にしては持続力に富むタイプで、将来的にはハーツクライのようにジャスタウェイのようにリトルアマポーラのようにワンアンドオンリーのようにある程度前で競馬ができるようになり、大きいところを取るかもしれない、と書いてきて、だんだんと現実味を帯びてきました。
オリオンザジャパンは内田騎手のプチゴールドシップ皐月賞騎乗(芦毛ですし)の好騎乗がありましたが、クロフネ×サンデーサイレンスで、1/4にあたる母母パーシャンブルーがトニービン×ノーザンテースト(クリアアンバー)でHyperion凝縮。6歳になってのこの成長はこのHyperionの影響といえるでしょう。
広いコース向きの走りなのですが、広いコースの方が瞬発力勝負になり易いというのが競馬の面白いところですね。
4着マイネルラクリマもチーフベアハート×サンデーサイレンスで、母母パイナップルスターはニホンピロウイナー×ノーザンテーストでHyperion6・5×6・5・5と凝縮されています。この「終わりそうで終わらない」競走成績はやはりHyperion、ノーザンテースト影響でしょう(2回目)。
考えて見れば5着クリールカイザーも母父はサッカーボーイですからノーザンテースト持ちでもありますね。

展望コラムでは以下のように書きました。

===(以下、展望コラムより引用)============================
ジャスタウェイ的成長の可能性を秘める
ディープ産駒×戸崎騎手、先週のゼーヴィントと被るアルバートドックはディープ産駒でも母がHyperionが濃い馬で、瞬発力よりも持続力に富んだ馬。だからある程度の位置から粘り込む競馬が出来れば、さらに持ち味が活きるはずで、同じくHyperion的なスタミナに富んだハーツクライジャスタウェイワンアンドオンリーリトルアマポーラも前で受けれるようになって大成しました。前走エプソムCも18頭中11番手からの競馬、以前よりは前目で競馬が出来るようになってきていますし、厩舎の先輩ジャスタウェイ的な大成をする馬かもしれません。

●軽いスピードで平坦が合う
ダコールは母アジアンミーティアが種牡馬Unbridled’s Songの全妹で、アジアンミーティアは父Unbridledと母Trolley Song(Caro×ナスキロ)の柔らかさを併せ持った馬。とはいえ、軽いスピードが出た走りで平坦コースは合っています。この枠なら・・・あとは斤量との戦い。
=============================================

●Hyperion豊富の名繁殖
プロキオンSも、望田先生も以前から指摘されていましたが、タガノトネールにはもう1400は短い。母タガノレヴェントンは、ブラックタイドとの間でタガノエスプレッソを産んだ名繁殖で、キングカメハメハ×トニービン(Hyperion5×3・5)×Nureyev(Hyperion4×4)でNureyev4×3、さらに3代母Likely ExchangeまでもがHyperion5・5×4・4というHyperion凝縮っぷり。南部杯、そして良馬場のフェブラリーあたりで狙ってみたい馬になっています。成長力たっぷりの血ですからタガノスプレッソももう1つや2つ重賞を取るんじゃないかとみています。

リーチザクラウン×欧血
少し前後しますが、オリオンザジャパンに関連していうと、米血が濃い種牡馬クロフネは、母からHyperion的な欧血を取り込むことで成功しています。それはきっと好調な新種牡馬リーチザクラウンにもいえるのではないかと推測できます。
リーチザクラウンは母母クラシッククラウンがChief's Crownの半妹という良血馬で、スペシャルウィーク×Seattle Slew×Mr.Prospector×Secretariatという米血の塊。競走馬としては欧血を取り込めなかったため、先行しても重厚な粘りが効きませんでしたが、このように「競走馬として完璧でなかったこと」が種牡馬としてはプラスに働くのです。
これは決して種牡馬として優遇されたスタートを切ったとはいえない、ステイゴールドにもいえたことで、望田先生はステイゴールドについて以下のように書かれています。
430キロ足らずの牡馬でPrincely Giftの非力さも受け継いで、全勝ち鞍が東京と平坦コース、小さくて非力なのが唯一の弱点で競走馬としてはチャンピオンにはなれなかったけれど、種牡馬としてはこの唯一の弱点を補うことで(補足:ノーザンテーストのクロスなど)チャンピオンを何頭も出したのは周知のとおり。完全無欠のチャンピオンではないからこそ、完全無欠のチャンピオンを出せるのだという、そんなことも教えてくれた馬でした
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f2ee786e8959abe85b4847f68a199f38

ちなみにリーチザクラウン産駒中央初勝利となったニシノアップルパイは母がアンバーシャダイ×トウショウボーイでノーザンテーストとトウショウボーイを通じるHyperion6・5×5・6、さらに3代母セリナトウショウはPharos5・5×6・5、Swynford7×6・5、その母ビバドンナがDonatello4×2など、リーチザクラウンの父の内包するセントクレスピンの血を増幅する配合をしています。(簡単にいえば重要な欧血が豊富)この馬が出世頭になるのではないかと見込んでいます。

先週の競馬でいえば、函館で圧倒的人気に応え2戦目で勝ちあがったエスケークラウンは、ニシノアップルパイほど欧血凝縮ではありませんが母父がアサティス、さらにAureole≒Alycidon6×7の3/4同血クロスも持っています。

また、福島芝1200m新馬戦を快勝したニシノオウカンのスピードは、マルゼンスキー≒Caerleon4×2の影響と考えられます。

とはいえ、2歳の夏で好調の要因は、米血らしい一本調子の気性を伝えているからだ、ともいえ、欧血を取り込んでいないと短距離で頭打ちになる馬も出てくるでしょう。リーチザクラウン産駒は全頭チェックしていますが、ぼくの中で最も良いなと思ったのはニシノアップルパイです。

●当然のように重馬場で
日曜の中京では1Rでゴールドケープが11番人気3着、2Rでスイフトアタックが10番人気2着と穴を空けたワークフォース産駒ですが、これは重馬場がプラスに働いたとしか言いようがありません。
Nureyev≒Sadler’s Wells4×2、パワーとスタミナに偏重している血統で、日本の種牡馬の中ではナカヤマフェスタと並んで「田んぼ馬場なら黙って買い」種牡馬だと思いますが、この2頭は2010年の田んぼ馬場凱旋門賞で死闘を繰り広げた2頭でした。この2頭が日本で種牡馬をやっているというのがもったいないというかなんというか…(^^;)

アグネスタキオンのダート化
ジャパンダートダービーはディープスカイ産駒のキョウエイギアが優勝しました。
ディープスカイ産駒の配合についてはまたの機会としますが、全日本2歳優駿のサウンドスカイと合わせてこの世代のダート路線を席巻。ダート種牡馬としての地位を確立していくでしょう。
少し視点を広げてみれば、同じアグネスタキオンの後継であったアドマイヤオーラクロスクリーガーを、母父としてもノンコノユメを輩出しました。アグネスタキオンの牝系を考えれば何ら驚きません。
それでもディープスカイは先述リーチザクラウン牝祖がMiss Carmieで同じ。母アビがその牝祖Miss Carmie4×3の牝馬クロスを持ち、Key to the Mintも内包していますからこちらの影響もあるでしょう。


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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

【うまカレBlog】http://umacollege.blog.fc2.com
【Twitter】https://twitter.com/umacolle
【Facebook】https://ja-jp.facebook.com/umacolle

金沢ユウダイ
【Twitter】https://twitter.com/derby6_1
【ブログ】http://derby6-1.hatenablog.com/


執筆者:うまカレ(MYコロシアム>最新予想にリンク)

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2016年3月21日(月) 14:00 凄馬プロジェクトチーム
第171回『凄馬出馬表分析&馬券検討』~フラワーカップ G3
閲覧 1,169ビュー コメント 0 ナイス 4

みなさんこんにちは!

本日は中山11R「フラワーカップ G3」の『凄馬出馬表』を分析したいと思います。

今回も「U指数」だけでなく、U指数のポイントに【調教評価】、【厩舎評価】、【斤量補正】を数値化し加算減算しU指数を補正することで「総合ポイント」を算出しました。
★「U指数」について詳しくはこちらをご覧ください→U指数についてページ

U指数1.0ポイントは約1馬身差にあたるので、これを目安に以下のような重み付けをしました。
【調教評価】は競馬エイトの調教評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「5」・・・「-1.0ポイント」
「6」・・・「±0.0ポイント」
「7」・・・「+1.0ポイント」
「8」・・・「+2.0ポイント」
【厩舎評価】は競馬エイトの厩舎コメントの評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「△」・・・「-1.0ポイント」
「○」・・・「±0.0ポイント」
「◎」・・・「+1.0ポイント」
【斤量補正】は1.0kg=「0.5ポイント」として以下の基準体重との差分に乗算しました。
「牡馬」・・・「57.0kg」
「牝馬」・・・「55.0kg」


上記の補正を行った『凄馬出馬表』(画像)をご覧ください。






第1グループ(橙)は、ペルソナリテから1.0ポイント差(約1馬身差)内のラルクゲッカコウウインクルサルーテまで4頭。
第2グループ(黄)は、ラブリーアモンから1.0ポイント差(約1馬身差)内のルフォールエンジェルフェイスまで3頭。
第3グループ(薄黄)は、ゴッドカリビアンから同差内のヴィブロスフジマサアクトレスまでの3頭となっていて、以下は第4G(灰)となっています。

当初から1勝馬中心の混戦メンバーと言われていた通り、この凄馬出馬表にも上位にはほとんど大きな開きが見られない3歳牝馬同士による争い。13位までが約5ポイント差ということで、この時期の3歳馬であればこのあたりの差は十分にひっくり返せるものと思って、上昇余地に目を向けたほうが良さそうです。

今回の中心はその上昇余地に期待して◎アオイサンシャインとしたいと思います。今回唯一の「調教」「厩舎」評価W加点であること、前走+26キロでの楽勝といったあたりに上昇余地を見出したいと考えての本命です。
○は人気サイドですが、エンジェルフェイス。このレース自体「前走1着かつ当日単勝5倍未満」というシンプルな条件で絞るだけで、過去20年連続で好走していてトータルの複勝率も90%近いことからも期待。無難ですが軸としてどちらが向くかと言えばやはりこちらの方が上といった印象。
以下、▲ウインクルサルーテ、☆ラルク、△ギモーヴゲッカコウルフォールとします。
今回の私の馬券は◎の単複勝負の予定ですが、当コラム買い目としては◎の単勝と◎からの馬連&3連複としたいと思います。


【単勝】

4(1点)

【馬連流し】
◎=印
4=3,5,7,8,9,10(6点)

【3複流し】

◎=印=印
4=3,5,7,8,9,10=3,5,7,8,9,10(15点)


計22点

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2016年3月21日(月) 13:00 競馬プロ予想MAX
「プロ予想MAX四天王の決断!」/フラワーカップ G3(河内一秀プロ)
閲覧 1,028ビュー コメント 0 ナイス 3

今週は変則の3日間開催ですので、当コーナーは例外的に2日連続のお披露目となります。登場してもらうのは、的中率日本一との呼び声高い予想ソフト『カツラギ』の開発者にして、ウマニティ公認プロきってのヒットメーカーとして知られる河内一秀さんです。本日は「過酷な抽選をくぐり抜けた1勝馬が中心の大混戦。成長力と適性がポイント」と分析したフラワーCの見解を聞かせてもらいました。

本命は⑨エンジェルフェイス。「デビュー2戦はハイレベルかつ、未勝利勝ちの前走では重賞レベルの指数をマーク。血統的に晩成なので本格化は来年以降だろうが、1勝馬中心のメンバーであれば成長力でクリアできる」と太鼓判を押してくれました。
対抗は「距離延長+良馬場と条件が一変する」⑦ラルク。単穴は③ゲッカコウ。以下、⑧ルフォール、①ラブリーアモンの順に押さえ、馬券は馬連流し⑨→①③⑦⑧で勝負です。

本レース以外の河内プロの予想は、ウマニティのプロ予想MAXでご確認ください!

(ウマニティ編集長・岡田大)


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2016年2月13日() 14:00 凄馬プロジェクトチーム
第159回『凄馬出馬表分析&馬券検討』~デイリー杯クイーンカップ GIII
閲覧 1,157ビュー コメント 0 ナイス 1

みなさんこんにちは!

本日は東京11R「クイーンカップ GIII」の『凄馬出馬表』を分析したいと思います。

今回も「U指数」だけでなく、U指数のポイントに【調教評価】、【厩舎評価】、【斤量補正】を数値化し加算減算しU指数を補正することで「総合ポイント」を算出しました。


U指数1.0ポイントは約1馬身差にあたるので、これを目安に以下のような重み付けをしました。
【調教評価】は競馬エイトの調教評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「5」・・・「-1.0ポイント」
「6」・・・「±0.0ポイント」
「7」・・・「+1.0ポイント」
「8」・・・「+2.0ポイント」
【厩舎評価】は競馬エイトの厩舎コメントの評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「△」・・・「-1.0ポイント」
「○」・・・「±0.0ポイント」
「◎」・・・「+1.0ポイント」
【斤量補正】は1.0kg=「0.5ポイント」として以下の基準体重との差分に乗算しました。
「牡馬」・・・「57.0kg」
「牝馬」・・・「55.0kg」


上記の補正を行った『凄馬出馬表』(画像)をご覧ください。





第1グループ(橙)は、メジャーエンブレム1頭。
第2グループ(黄)は、ペルソナリテから1.0ポイント差(約1馬身差)内のソロフライトビービーバーレルまで3頭。
第3グループ(薄黄)は、エクラミレネールから同差内のダイワドレッサーまで2頭となっていて、以下は第4G(灰)となっています。

メジャーエンブレムが5.2ポイントと2位以下に大差をつけ、他にも第3G→第4G間に1.1ポイント、その下にも1.0ポイント、2.2ポイント、1.0ポイント等々、各所に1.0ポイント以上の溝が点在している構図となっています。
しかし、いつも言っているようにまだまだキャリアの浅い3歳牝馬同士の闘い。一気に指数を跳ね上げる可能性には注意したほうが良さそうです。

今回、一応の本命は◎メジャーエンブレムで仕方ないかなという印象。先週まで同様の馬場なら脚質的にも有利で、好枠を引いて、ということで馬券内1議席はこの馬で堅いと見ています。
以下、中間絶好で更なる上昇が見込め先行力武器の○ビービーバーレル、2走前葉牡丹賞高評価でこちらも馬場の恩恵がありそうな▲ダイワドレッサーと、唯一の関西馬☆サプルマインドを上位に取り、今回の私の馬券は◎=○▲からの3連複としたいと思います。
相手△にはペルソナリテラブリーアモンルフォールフロンテアクイーンナックビーナスを選びます。


【3複フォーメーション】
◎=○▲☆=印
6=7,11,13=2,5,7,8,11,13,14,16(18点)


ちょっと気になるのは先行勢が揃った上に、先週の競馬で植え付けられた明らかな内先行有利馬場の印象...。もしかして、Hペース→ズブズブ決着なんてオチがあったりして。

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2016年1月11日(月) 14:00 凄馬プロジェクトチーム
第153回『凄馬出馬表分析&馬券検討』~フェアリーステークス GIII
閲覧 1,256ビュー コメント 0 ナイス 3

みなさんこんにちは!

本日は中山11R「フェアリーステークス GIII」の『凄馬出馬表』を分析したいと思います。

今回も「U指数」だけでなく、U指数のポイントに【調教評価】、【厩舎評価】、【斤量補正】を数値化し加算減算しU指数を補正することで「総合ポイント」を算出しました。


U指数1.0ポイントは約1馬身差にあたるので、これを目安に以下のような重み付けをしました。
【調教評価】は競馬エイトの調教評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「5」・・・「-1.0ポイント」
「6」・・・「±0.0ポイント」
「7」・・・「+1.0ポイント」
「8」・・・「+2.0ポイント」
【厩舎評価】は競馬エイトの厩舎コメントの評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「△」・・・「-1.0ポイント」
「○」・・・「±0.0ポイント」
「◎」・・・「+1.0ポイント」
【斤量補正】は1.0kg=「0.5ポイント」として以下の基準体重との差分に乗算しました。
「牡馬」・・・「57.0kg」
「牝馬」・・・「55.0kg」


上記の補正を行った『凄馬出馬表』(画像)をご覧ください。





第1グループ(橙)は、ラシーム1頭。
第2グループ(黄)は、ビービーバーレルから1.0ポイント差(約1馬身差)内のフジマサアクトレスダイワダッチェスシーブリーズラブまで4頭。
第3グループ(薄黄)は、ラブリーアモン1頭となっていて、以下は第4G(灰)となっています。

この凄馬出馬表からは、ラシームビービーバーレル間の1.6ポイントとラブリーアモンクードラパン間の1.1ポイントが上位間では目立つ配置。ただ、いつも言うように戦績の少ない競走馬同士の闘いとなる3歳重賞ですのであまり鵜呑みにするのも危険かもしれませんね。

実際、抜けた総合トップ・ラシームといい、その下ビービーバーレルフジマサアクトレスダイワダッチェスまではこのレースにおけるある傾向(下記参照)からは危険な上位馬として浮かび上がります。(もちろん、人気妙味があるので逆に狙うのも“逆張り”作戦としては正しいのでしょうが…^^;)ビービーバーレルは下の傾向には当てはまっていませんでしたね。ですが初志貫徹、予想は変えずこのままでいきます。14:25追記

<レース傾向>
・芝1600m以上での優勝経験が無い馬はやはり不利で、馬券内率5%程度(近10年)
・前走から距離延長かつ芝1600m以上で優勝経験が無い馬の連対はなし(09年以降)

という訳で、上から見ていって上記不利データに該当しないシーブリーズラブラブリーアモンの2頭を中心視したいと思います。
迷いどころですが迷ったら少しでも人気の無いほうをということで◎ラブリーアモン、○シーブリーズラブとしたいと思います。
今回の私の馬券は、恐らく◎ラブリーアモンの単複勝負(直前までオッズを見て決めたいと思います)が、当コラムでは◎○からの馬連フォーメーションとしたいと思います。
一応他に印は▲ルミナスティアラ、☆コパノマリーン、△にたくさん(^_^;)とします。


【馬連フォーメーション】
◎○=印
10,11=2,3,4,6,7,9,10,11,12,13,15,16(21点)

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2016年1月10日() 09:30 みんなの競馬コラム
【フェアリーステークス】血統考察 byうまカレ
閲覧 4,546ビュー コメント 0 ナイス 3

コラムを開いていただいた皆さん、はじめまして!学生団体「うまカレ」で副代表をやっている金沢ユウダイと申します。「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

【うまカレBlog】http://umacollege.blog.fc2.com
【Twitter】https://twitter.com/umacolle
【Facebook】https://ja-jp.facebook.com/umacolle

金沢ユウダイ
Twitter  https://twitter.com/derby6_1
ブログ http://derby6-1.hatenablog.com/


さて月曜日にはフェアリーステークスが行われます。3歳牝馬による争い、そしてトリッキーな中山マイルコースということで毎年のように荒れるこのレース。私は血統が大好きなので、簡単に全頭の血統配合をまとめてみます。「とにかく来る馬を教えろ!」という方は1番下の【まとめ】だけ読んでみてください(^^;)



ボーアムルーズ
ダイワチャームは芝1400m~1800mで3勝を挙げた。Vice Regentらが入るからパワーが優っていて、新馬戦では加速力の違いで抜け出した。中山も合うだろうが能力が足りるかどうか。

ポロス
バトルプラン×マヤノトップガンの字面通りのダート馬の筋肉で、芝の重賞では手が出ない。

コパノマリーン
キタサンブラックコパノリッキーらと同じヤナガワ牧場の生産馬で、母ヴォークリンデはダ1200mで1勝を挙げた。父のHaloクロスを継続する形でHalo4・5×4、母母父もウォーニングだし、母系の奥にはMy Busherというパワー血脈もあり父のように中山向きの機動力があるタイプで舞台は抜群に合う。

ダイワドレッサー
母リバティープリントは芝1200mで新馬勝ち、続くダ1200mの呉竹賞も制した。母母エアリバティージャングルポケットと同じトニービン×Nureyevという配合で、Hyperionの血が濃い。父ネオユニヴァースの母ポインテッドパスもHyperionが濃い配合だから、血統表の半分がHyperionが凝縮されていることになる。Hyperionは持続力が武器だが、その持続力はダイワメジャークラレント、直近の例だとダイワリベラルがマイルに短縮して勝利したように短い距離で活かされることが多い。本馬は母父がフォーティナイナー系スウェプトオーヴァーボードなのでパワーが優って肩が立ったピッチ走法で走るからコーナリングも巧いはずだし、前走の葉牡丹賞は前が詰まってほとんど追えずの競馬で参考外。思えば昨年も距離短縮のノットフォーマルローデッドで決まり、今年の距離短縮馬(芝限定)はこの馬のみだ。

ダイワダッチェス
母ファルネーゼはダ1200m~1400mで3勝を挙げた。母母ユーキャンドゥイットはMr.Prospector≒Native Royalty2×2(Raise a NativeとNasrullahが共通)という強いクロスを持ちアメリカのGIIIを2勝した。本質はダート短距離血統というべきだが、3代母→母母→母とNasrullahを継続して取り組んでいるから芝のスピード決着に対応できているのだろう。とはいえパワーが優りピッチ走法で走る馬だから中山替わりはプラスだ。

ビービーバーレル
父パイロは中央ではシゲルカガワディなど短距離馬もいるが、他にもエンキンドルブルーボサノヴァや地方で活躍しているパーティメーカーなどがおり、Pulpit×Wild Againらしく持続力のある中距離血統。本馬がパイロ×Silver Hawkの字面以上にスピードがあるのは4代母のFlaming Page≒Dinner Partner2×2(Menow、Bull Dog、Blue Larkspurが共通)というクロスの影響のように思える。このスピードをパイロ×Silver Hawkで持続させているというイメージだ。母父の代表産駒であるグラスワンダーを彷彿とさせるような掻き込み走法だから中山は合うはずで、ここを狙い澄ましたローテションにも好感が持てる。

ラシーム
母は最近アンビシャスを輩出したカーニバルソングの姉で、父がブラックタイドだからアンビシャスとは3/4同血(父ブラックタイドディープインパクト、母母カルニオラが共通)ということになる。母父がCaerleonだからか、筋肉量は豊富で同じ母父を持つダノンシャークのような外回り向きのマイラーのように思える。前走はドーヴァー→アーバンキットというハイレベルな1戦の6着は好内容といえ、人気以上に実力のある馬だとは思うが先述したように外回りが合うタイプだろう。

フジマサアクトレス
ステファニーチャンは1200m時代のフェアリーSで3着、報知杯4歳牝馬特別で2着、4歳の夏にOPのバーデンバーデンカップを制するなど活躍した。血統的にも魅力があり、Nothern Dancer3×3、Buckpasser4×3、Nasrullah5×5という父母相似配合をしている。新潟2歳S2着のツクバホクトオーが代表産駒だが、他にも地方6勝馬なども輩出しており優秀な繁殖牝馬といえる。前走の京王杯はスローペースを追い込んでの9着で内容的には評価できるが、父母ともに流れるフランス血統の影響か、どちらかというとストライドで走るので外回り向きで中山替わりはどうか。

レッドシルヴィ
母父Highest Honorはその父KenmareがNasrullah4×4、母がRiverman×Sir GaylordとNasrullah血脈を強く持っているのでレーヴドスカーの産駒に代表されるように斬れ味が魅力。本馬もヴィクトワールピサ産駒にしては体質が柔らかいが、前走のようにマイルだとやや置いて行かれて俊敏な反応が出来ないのがどうか。

ラブリーアモン
遡ればライスシャワーと同じユートピア牧場の牝系で、3代母クリヤングがNearctic≒Hell’s Fury2×3の3/4同血クロス、そこにバイアモンを配された母母クリアモンはNearctic5×4・6、更にメジロライアンを配された母ミスアモンはNothern Dancer=ノーザンネイティヴ4×3という興味深い配合をしている。父ソングオブウインドは血統好きなら誰もが唸る「あの」エルコンドルパサー産駒で、牝系は社台の名門ファンシミン、母父はメジロライアンという実に日本らしい血統だ。血統だけでなく、前走は2着ウムブルフがいなければ3着馬を6馬身離した圧勝で、現にウムブルフは次走未勝利戦を楽勝している。エルコンドルパサーらしいピッチ走法だから中山替わりは歓迎で、これといった先行馬がいなければ逃げても良い。ちなみに昨年もエルコンドルパサーの仔、ヴァーミリアン産駒のノットフォーマルが逃げ切っている。穴ならこれだろう。

シーブリーズラブ
フルーキーの半妹。母サンデースマイルⅡはBuckpasserの母として有名なBusandaで、父カジノドライヴはStriking=Busher=Mr. Busher7・7×5だから、Striking=Busher=Mr. Busher≒Busanda8・8・6×6とLa Troienne+War Admiral血脈を4本持つことになる。体質はサンデーサイレンスが入ることなどにより柔らかいが、やはり肩が立った強烈なピッチ走法で東京の未勝利を加速力の違いで勝ち上がってきた。中山替わりは歓迎だが、内枠で脚を貯めて一瞬の脚で抜け出したいタイプなのでこの枠はマイナスだろう。

リセエンヌ
母父Monsunを1/4異系に使っているが、母母がIn The Wingsなど重厚な血脈が続き、全兄サトノダイレンサほどではないが、やはりエンジンの掛かりが遅いタイプ。こういうタイプでもローデッドのように能力があれば来れるが果たしでどこまで。緩いストライドで走るから、このコースでも外枠は歓迎だろう。

クードラパン
グランシルクの3/4妹で、叔父にブレイクランアウトがいる血統。母母キューはNothern Dancer4×4、Bold Ruler4×4、Prince John5×5など相似配合になっていて切れを伝える繁殖といえる。本馬の場合は母父に重厚なDynaformerが入るため、体質は柔らかいが、追ってもストライドが伸びず、どこの競馬場でも器用に走れるタイプ。とはいえ外回りでディープ産駒と瞬発力勝負では厳しいから中山替わりはプラス。内枠が欲しかった。

アルジャンテ
ナイキフェイバーは芝1200mで2勝を挙げたスプリンター。産駒はPromised Landのクロスになるから筋肉量は多いものの、3/4兄ナイフリッジのように柔らかく外回りで斬れる馬になりやすい。距離延長は問題なく、柔らかく斬れるから外枠も歓迎で、騎手も含め昨年のローデッドのようなイメージだ。

ルミナスティアラ
ルミナスウォリアーの全妹だが、兄より脚が短くピッチ走法で走るから距離短縮は歓迎。ただこの枠だと手が出ない。

ハマヒルガオ
テンダリーヴォイスの半妹で、その姉は昨年のフェアリーSで3着。姉のようにディープインパクト×キングカメハメハだとAlzao≒ラストタイクーンというニアリークロスになるので、ダニムアンドルビーに代表されるように斬れが増幅される。本馬は母母ブロードアピールクロフネだから姉以上にパワー型。芝の重賞で勝ち負けとなるともう少し柔らかさがほしいところだ。


【まとめ】
陸上の短距離選手とマラソン選手を見れば分かるように、パワー型の方が瞬間的な加速力に優れます。トリッキーな中山コース、特に1600mとなればそんな瞬間的な脚を使えるタイプを選びたいですが、重賞レベルになってくると一定の持続力も問われます。その中で今回穴として推したいのはラブリーアモン。父父エルコンドルパサーらしいピッチ走法で器用さもあり、ユートピア牧場の牝系にメジロライアンと配され持続力もあるタイプです。フェアリーステークスノットフォーマル(父ヴァーミリアン)、ニシノアカツキ(父オペラハウス)、ウキヨノカゼ(父オンファイア)のように地味目の血統が好走するレースでもあります。

ビービーバーレルは母父Silver Hawkの代表産駒グラスワンダーを彷彿とさせる掻き込み走法で走るため中山は間違いなく合うタイプ、ダイワダッチェスシーブリーズラブもピッチ走法で走るので中山は問題ありません。

今回のディープインパクト産駒2頭(リセエンヌアルジャンテ)は、緩いストライド(一歩が大きい)で走るので、教科書的な「内で脚を貯めて抜け出す」という競馬には向きません。エンジンの掛かりが遅いので、距離ロスがあったとしても、昨年のローデッドのように外から惰性を付けて上がっていく形がベストです。2頭の外枠はプラスでしょう。

最後に大穴でダイワドレッサーラシームを挙げておきます。

【参考】
日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html



執筆者:うまカレ(MYコロシアム>最新予想にリンク)

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2018年10月6日3歳以上500万下8着
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2018年8月26日 3歳以上500万下 6着
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