タガノトネール(競走馬)

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タガノトネール
タガノトネール
写真一覧
抹消  鹿毛 2010年5月12日生
調教師鮫島一歩(栗東)
馬主八木 良司
生産者有限会社新冠タガノファーム
生産地新冠町
戦績38戦[8-7-4-19]
総賞金18,416万円
収得賞金7,860万円
英字表記Tagano Tonnerre
血統 ケイムホーム
血統 ][ 産駒 ]
Gone West
Nice Assay
タガノレヴェントン
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
フィバリッシュ
兄弟 タガノエスプレッソタガノディアマンテ
市場価格
前走 2016/11/12 東京中日S杯武蔵野S G3
次走予定

タガノトネールの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
16/11/12 東京 11 武蔵野S G3 ダ1600 1661136.681** セ6 56.0 田辺裕信鮫島一歩 498
(+6)
1.33.8 -0.235.5ゴールドドリーム
16/08/18 佐賀 10 サマーチャン G3 ダ1400 12--------3** セ6 57.5 川田将雅鮫島一歩 492
(--)
1.26.5 0.8----グレイスフルリープ
16/07/10 中京 11 プロキオンS G3 ダ1400 1571311.0611** セ6 57.0 松若風馬鮫島一歩 492
(-7)
1.23.7 1.638.1ノボバカラ
16/05/03 名古 11 かきつばた記 G3 ダ1400 10--------4** セ6 55.0 川田将雅鮫島一歩 499
(--)
1.27.8 0.8----ノボバカラ
16/02/21 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 1671340.096** セ6 57.0 柴田大知鮫島一歩 496
(0)
1.34.5 0.536.0モーニン
16/01/31 東京 11 根岸S G3 ダ1400 16595.024** セ6 57.0 田辺裕信鮫島一歩 496
(-2)
1.22.6 0.636.1モーニン
15/11/14 東京 11 武蔵野S G3 ダ1600 1481320.452** セ5 57.0 戸崎圭太鮫島一歩 498
(+3)
1.34.7 0.036.4ノンコノユメ
15/10/12 盛岡 11 MCS南部杯 G1 ダ1600 15--------2** セ5 57.0 藤岡康太鮫島一歩 495
(--)
1.37.1 0.3----ベストウォーリア
15/09/23 浦和 11 オーバルスプ G3 ダ1400 12--------3** セ5 55.0 川田将雅鮫島一歩 498
(--)
1.26.8 0.5----レーザーバレット
15/08/18 佐賀 9 サマーチャン G3 ダ1400 12--------1** セ5 56.0 川田将雅鮫島一歩 506
(--)
1.26.2 -0.5----タガノジンガロ
15/07/12 中京 11 プロキオンS G3 ダ1400 162418.074** セ5 56.0 秋山真一鮫島一歩 498
(-4)
1.22.9 0.436.1ベストウォーリア
15/06/20 阪神 11 天保山S OP ダ1400 15599.041** セ5 56.0 川田将雅鮫島一歩 502
(+12)
1.22.3 -0.336.4キクノストーム
15/04/19 中山 10 京葉S OP ダ1200 163529.0915** セ5 55.0 菱田裕二鮫島一歩 490
(-12)
1.12.1 1.737.6⑩⑪レーザーバレット
15/02/22 京都 10 河原町S 1600万下 ダ1400 166123.011** セ5 57.0 菱田裕二鮫島一歩 502
(+2)
1.23.8 -0.237.1カーティスバローズ
15/01/11 京都 10 羅生門S 1600万下 ダ1400 16484.332** セ5 57.0 福永祐一鮫島一歩 500
(+2)
1.24.0 0.336.2ワンダーコロアール
14/12/14 阪神 12 御影S 1600万下 ダ1400 15356.742** セ4 57.0 松山弘平鮫島一歩 498
(+12)
1.23.4 0.136.7ローブデソワ
14/11/22 東京 11 銀嶺S 1600万下 ダ1400 1651012.672** セ4 57.0 柴田大知鮫島一歩 486
(-4)
1.23.8 0.635.8ヒメサクラ
14/10/19 京都 12 藤森S 1600万下 ダ1200 16353.726** セ4 56.0 柴田大知鮫島一歩 490
(-2)
1.11.5 0.336.1⑩⑩カフェシュプリーム
14/09/14 新潟 10 上越S 1600万下 ダ1200 158156.222** セ4 55.0 柴田大知鮫島一歩 492
(+12)
1.10.6 0.136.4④④モグモグパクパク
14/08/23 新潟 10 岩室温泉特別 1000万下 ダ1200 156108.241** セ4 57.0 柴田大知鮫島一歩 480
(-2)
1.10.4 -0.136.7キンシザイル

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東京ダート1600mで施行される別定G3。

一応、チャンピオンズCの前哨戦にあたり、1着馬に優先出走権が与えられる。ただ、過去10年武蔵野S組は、本番で【1-2-0-24】。

出走馬を見ると、中京ダート1800mに比べ、明らかに東京ダート1600m向きの馬が多く、今年もG1前哨戦の意味を成すかは微妙なところ。

ただ、なかなか骨っぽく、楽しみな組み合わせなのは間違いない。データは過去10年分を使用する。

逃げた馬の成績は【1-0-1-8】。内訳は2016年8番人気1着タガノトネール、2022年7番人気3着バスラットレオン

昨年のバスラットレオンは、前半3ハロンを35秒8で入った。35秒台の年は2度あり、もう1年の2017年が35秒1だから、かなり恵まれたペースだったとわかる。

タガノトネールの2016年は前半3ハロン34秒5も、脚抜きのいい前有利のコンディション。こちらは馬場に恵まれた。

一方、3着以内の30頭中18頭は上がり3位以内、上がり最速馬の複勝率75%と、直線の長い東京らしく、速い上がりを使える馬が順当に強い。中団から後方に構えた馬が、全10勝中8勝を挙げている。

また、同じ舞台のG1、冬場の乾燥したダートで施行されるフェブラリーSより、速い時計での決着になりやすい点にもポイント。

東京ダート1600mのスタートは、2コーナー奥のポケット。

スタートから150mほどは芝。ダートと芝の境が斜めなので、外枠の馬は30mほど長く芝を走る。逃げたい馬は、この部分でスピードに乗りたい。

3コーナーまでは640mと長いが、上級条件になるほどペースは緩みにくく、コーナリングは下りながらで息を入れにくい。

501mの直線では当然瞬発力を求められるが、はじめ良し・中良し・しまい良しと総合力を問われるコース。

逃げ馬に注目すると、直近3走以内で逃げた馬が5頭いる。逃げたさいのテン1ハロンのラップを並べてみる。

ケイアイシェルビー
東京ダート1600m(不良) 12秒4

タイセイサムソン
東京ダート1600m(重) 12秒5

ヘリオス
東京ダート1400m(良) 12秒5

ペースセッティング
阪神芝1600m(良) 12秒1

メイショウウズマサ
東京ダート1600m(良) 12秒4

ペースセッティングの12秒1は2走前の芝、初ダートの前走は好位抜け出しで4馬身差の快勝。逃げずに勝てたのも収穫だった。

そのほか大きな差はなく、鞍上の思惑ひとつになりそう。

ただ、重馬場とはいえ、東京ダートマイルに1分33秒8の走破時計をもつタイセイサムソンは逃げたいだろうし、この組み合わせで楽なペースになる率は低い。

東京は金曜に一雨の予報があり、馬場の読みづらさは厄介だが、差しに向く展開とみたい。

タガノビューティー。ワンターンの左回りはベスト舞台で、今年5月にはかしわ記念でメイショウハリオの0秒1差2着。前走のマイルCS南部杯4着は、勝ち馬にこそ大差も、2着で次走JBCスプリントを勝つイグナイターとは0秒2差ならまだ健在。

雨が降るときつくなるので、レース時の馬場には注意したいが、良馬場で流れるなら期待したい。

馬券は◎の単複。


(文・垣本大樹)

【血統アナリシス】フェブラリーS 老け込むにはまだ早いゴールドアリュール産駒!ノーマークにはできないパイロ×クロフネ配合馬!2019年2月16日() 16:30

日曜日に行われるフェブラリーSの出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。


クインズサターン
パイロ×クロフネの配合馬。一見すると地味な構成に思えるが、3代母にマイルCS勝ち馬のシンコウラブリイを擁する一本筋の通った牝系の出自。血統背景的にはG1で通用してもおかしくはない。父が属するボールドルーラー系は当レースと相性が良いうえに、プルピットを経由しているエーピーインディ系という点は、2012年の優勝馬テスタマッタと同じ。ノーマークにはできない存在だ。

ユラノト
母はヴィクトリアマイル勝ち馬のコイウタ。近親をみても芝寄りの馬が多く、本馬の本質は芝向きなのかもしれない。そのあたりを鑑みると、芝スタートの東京ダート1600mはプラスに作用する可能性もある。半面、キングカメハメハ産駒のフェブラリーSにおける成績が芳しくない点は気がかり。ホッコータルマエベルシャザールといった活躍馬はいるものの、人気を超えるパフォーマンスで複勝圏内入りを果たした馬はゼロ。相性を悪さを考えると、連下候補の域は出ない。

ゴールドドリーム
3代母の弟に種牡馬として活躍したニューメラス、ジェイドロバリーがいる良血馬。能力の高さで中距離や小回りもカバーできるが、本来はマイルレンジで長くいい脚を使うかたちがベター。一昨年優勝、昨年2着というように、舞台適性は文句なし。同じゴールドアリュール産駒のエスポワールシチーコパノリッキーが長らく第一線で活躍したことを思えば、6歳である本馬が老け込むにはまだ早い。好勝負可能とみる。

メイショウウタゲ
父のプリサイスエンドは当レースと相性が良い米国ミスプロ系。母父であるフジキセキは、父として2006年の優勝馬カネヒキリを輩出している。額面上の血統構成だけなら、ここで通用してもおかしくない。ただ、突出したファクターに欠けるのも事実で、中央重賞ではひと押し足りない印象。爆発力がある父の父エンドスウィープの血脈が活性化するようであれば活路を見出せるかもしれないが……。その気配が窺えない現状では見込みが薄い。

サクセスエナジー
叔母にフィリーズレビューを制したサクセスビューティを持ち、一族には2009年のフェブラリーS優勝馬であるサクセスブロッケンや、東京ダービーの勝ち馬マカニビスティーがいる血筋。その点を踏まえると、ここで通用してもおかしくないのだが、本馬は父であるキンシャサノキセキが強く出ているせいか、スプリント色が濃い印象。サンデーサイレンス系×欧州ナスルーラ系配合馬の当レースにおけるパフォーマンスも芳しくなく、好走は期待しづらい。

インティ
牝系をさかのぼると、米G1勝ち馬のカララファエラや、その仔であるバーナーディーニがいるものの、近い親族にG1ウイナーはゼロ。父であるケイムホームの産駒からもG1馬は出ておらず、活力という面では頼りない印象。だが、父は武蔵野Sをレコードで制したタガノトネールを輩出している。本馬はタガノトネールと同様のミスプロ系×ミスプロ系配合馬。ミスプロ3×4のインブリードを内包している点も酷似する。速力勝負ならば、ここでも見劣りしない。

サンライズノヴァ
ダートトップリーディングのゴールドアリュールと米2冠馬サンダーガルチの組み合わせ。父×米国血統の活躍が顕著なフェブラリーSの傾向に則した好配合と言えよう。叔父のサンライズバッカスは2009年の当レース勝ち馬。ゴールドアリュール×ミスプロ系の配合、かつ母方にリアルシャダイを内包している点は、2015年の優勝馬であるコパノリッキーを想像させる。血統面で大きなマイナス要素は見当たらず、変わり身あっても不思議はない。

モーニン
父であるヘニーヒューズの産駒は当該コースで及第点の成績。母父が属する米国ミスプロ系もフェブラリーSで合格点以上のパフォーマンスを示している。そもそも本馬自身、3年前に当レースを制しているのだから、相応の適性を備えていることは間違いない。ただ、成績を振り返ればわかるように、ベストディスタンスは1400mの印象。ゆえに、マイル戦でタフさを問われる競馬になるとパンチが足りない。勝ち負けに加わるには、馬場や展開など何らかの助けが欲しいところだ。

ワンダーリーデル
父はフェブラリーSでマズマズのパフォーマンスを見せている米国ノーザンダンサー系で、母は底力に長けたロベルト系×リファール系配合馬。加えて、ロベルトのインブリードも内包しているのだから、相応のポテンシャルを秘めた馬であることは間違いない。一方で、気性的に距離の融通が利かない点は心配材料。相手が揃うG1となればなおさらだ。近走の安定感は認めても、掲示板争いまでが精一杯ではないか。

サンライズソア
シンボリクリスエス×スペシャルウィークという、やや重厚な組み合わせ。そのうえ、母母父は持久力に優れたホワイトマズル。ゆえに、本馬が備えている持続力はかなりのものだ。半面、速い上がりの決め手比べになると今ひとつ。一族の活躍馬をみても堅実な一方、勝ち味に遅いタイプが多い。今回の舞台で争覇圏に食い込むには、一定以上の持久力を求められる競馬、あるいは早めに動いて我慢比べに持ち込むことが必須と言えよう。

コパノキッキング
父のスプリングアットラストは、現役時にダート9Fの米G1を制覇、産駒としてもダート8.5Fの米G1馬を輩出している。また、祖母の半兄には仏G1 2勝のクリエイターがいるように、血統背景的には距離の融通が利いても不思議はない。半兄のモエレジーニアスは函館2歳S優勝馬だが、一気に3ハロンの距離延長となった札幌2歳Sでも3着に健闘している。ゆえに、本馬が距離を克服できる可能性はゼロではない。軽んじて扱えない1頭だ。

ノボバカラ
母父のヴァイスリージェント系、母母父のダンチヒ系は当舞台および当レースと比較的相性が良い、スピードとパワーを兼備したノーザンダンサー系。一方で、父のアドマイヤオーラは中央4場における重賞勝ち馬を輩出しておらず、ここに入ると強調材料に欠ける感。勝負強い父母父ニジンスキーの血脈や、母系から受け継いだ持続力とパワーを活かしたいところだが、本馬より適性上位の馬が多数並ぶ今回はプラス要素に乏しい印象を受ける。劣勢は否めないだろう。

ノンコノユメ
トワイニング×アグネスタキオンという、スピードとパワーに優れたタイプ同士の組み合わせ。近い親族をみると、スピードもしくは切れ味に特化した軽い競馬を得意とするタイプが多い。本馬も同様で、スピードを末脚に凝縮したかのような仕様になっている。昨年の優勝を含め2度の連対を果たしている舞台巧者だが、典型的な展開次第のタイプゆえにストライクゾーンは極めて狭い。上位争いに加わるには、持ち味を最大限に活かせる速い上がりの決め手比べになってほしいところだ。

オメガパフューム
父は短距離色の強いスウェプトオーヴァーボード。だが、母母父のリアルシャダイが効いているのか、本馬は中距離でも対応可能のタイプに仕上がっている。母方の影響が濃いため、切れる脚というよりは長く脚を使えるのが特徴。その点を踏まえると、東京の長い直線は歓迎のクチだ。フォーティナイナー系×サンデーサイレンス系の組み合わせは、昨年の勝ち馬ノンコノユメと同じ。本領発揮のシーンがあってもおかしくない。



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タガノトネール安楽死…前哨戦レコードVも調教中に骨折 2016年12月1日(木) 05:01

 チャンピオンズCに出走予定だったタガノトネール(栗・鮫島、せん6)が30日、調教中に右第3中手骨開放骨折を発症し、安楽死の措置がとられた。

 この日、最終追い切りを予定していた同馬は、栗東トレセンの坂路を4ハロン51秒9で上がってまもなく放馬。そのまま厩舎地域まで駆けていった際に負傷し、回復が難しいと判断された。

 2012年12月にデビューし、通算38戦8勝。重賞は15年の交流GIIIサマーチャンピオン、今年の武蔵野Sの2勝を挙げた。前走の武蔵野Sをレコード勝ちしてチャンピオンズCの優先出走権を獲得していたが、大一番を目前に不慮の死を遂げた。

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武蔵野S勝ち馬タガノトネールが安楽死 2016年11月30日(水) 12:25

 今年のGIII武蔵野S勝ち馬で、今週のチャンピオンズCに出走を予定していたタガノトネール(栗東・鮫島一歩厩舎、セン6歳)が、右第3中手骨開放骨折のため予後不良と診断され、安楽死となった。

 同馬はレースに向けた追い切りを終えた後に放馬。厩舎地区を暴走した際に負傷。治療をしても回復する見込みはなく、大一番を前に悲運の死を遂げた。通算成績は38戦8勝。重賞は昨年の交流GIIIサマーチャンピオンと今年の武蔵野Sの2勝。

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【武蔵野S】伏兵トネール、なんとコースレコードV 2016年11月13日() 05:06

 第21回武蔵野ステークス(12日、東京11R、GIII、3歳上オープン国際(指)、別定、ダ1600メートル、1着本賞金3800万円、1着馬にチャンピオンズカップの優先出走権 =出走16頭)2番手を進んだ8番人気の伏兵タガノトネールが、早め先頭から押し切って重賞2勝目を飾った。タイム1分33秒8(重)はコースレコード。1馬身1/4差の2着に2番人気ゴールドドリーム、さらに1馬身半差の3着に6番人気カフジテイクが入り、1番人気モーニンは7着に敗れた。

 伏兵が驚きのレコードVだ。タガノトネールが8番人気の低評価を覆して、堂々と押し切った。

 「上がりが切れる馬ではないから、早めに動き出した。思ったとおり粘りきってくれた」

 持ち味を生かし切り、田辺騎手はしてやったりだ。2番手に付け、3コーナーで早くも先頭に並びかける。直線手前でアクセルを踏んで後続を突き放すと、セーフティーリードを保って後続の追撃を封じた。

 「外からスムーズに自分のレースができた。ジョッキーも馬のことをよく研究してくれていた」

 鞍上の好リードに鮫島調教師もニンマリ。「去年は2着。この時期は状態がいい」とデキの良さも快走につながった。

 勝ちタイム1分33秒8は同じく重馬場だった今年のフェブラリーSの記録をコンマ2秒更新するコースレコード。また、2002年のコース改修前も含め、東京ダートマイルの1分33秒台はGI2勝馬クロフネ(01年武蔵野S=1分33秒3、良)しかいない。その脚力は、まさにGI級だ。

 これまでダートでの勝ち星は1400メートルまでだったが、マイルでこの快走。「レコードは立派」と田辺騎手も相棒をたたえる。次走は未定だが、チャンピオンズCに出てくれば楽しみな存在になりそうだ。 (千葉智春)

 ◆Mデムーロ騎手(ゴールドドリーム2着) 「モーニンをマークしていたが、その後ろでゴチャついた。直線も前が狭くなったりしたぶん、届かなかったが、能力は高い」=チャンピオンズCへ

 ◆津村騎手(カフジテイク3着) 「この馬の競馬をした。最後はすごくいい脚を使っていたし、この時計(レコード)でよく来ている」

 ◆寺島師(キングズガード4着) 「少し出していったので、掛かるまではいかなかったが、少しハミをかんでいた。そのぶん、追い出してから内にモタれていた」

 ◆黛騎手(ドリームキラリ5着) 「ハナに行けたし、少し促しながら進んだ。かわされてからもやめずに走っている」

 ◆戸崎騎手(モーニン7着) 「3コーナーで(他馬に)ぶつけられ、4コーナーで速くなったときに置かれた」

★12日東京11R「武蔵野ステークス」の着順&払戻金はこちら レース後談話も掲載

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【武蔵野S】タガノトネールが昨年2着の雪辱!レコードV 2016年11月12日() 15:36

 11月12日の東京11Rで行われた第21回武蔵野ステークス(3歳以上オープン、GIII、ダート1600メートル、別定、16頭立て、1着賞金=3800万円)は、田辺裕信騎手騎乗の8番人気タガノトネール(セン6歳、栗東・鮫島一歩厩舎)が、好スタートから2番手で終始手応え良くレースを進め、直線では早めにスパート。セーフティーリードを保って押し切り、レコードで完勝。昨年ハナ差2着の雪辱を果たすとともに、チャンピオンズC(12月4日、中京、GI、ダート1800メートル)への優先出走権を獲得した。タイムは1分33秒8(重)。

 1馬身1/4差の2着には中団のやや後ろから差し脚を伸ばした3歳馬ゴールドドリーム(2番人気)、さらに1馬身1/2遅れた3着には、出遅れて最後方を進んだカフジテイク(6番人気)が差を詰めてきた。

 武蔵野Sを勝ったタガノトネールは、父ケイムホーム、母タガノレヴェントン、母の父キングカメハメハという血統で、半弟タガノエスプレッソ(父ブラックタイド)はデイリー杯2歳S・GIIの勝ち馬。北海道新冠町・(有)新冠タガノファームの生産馬で、馬主は八木良司氏。通算成績は38戦8勝。重賞は2015年サマーチャンピオン・交流GIIIに次いで2勝目。武蔵野Sは、鮫島一歩調教師、田辺裕信騎手ともに初勝利。

 ◆田辺裕信騎手「逃げも考えていたけど、主張する馬もいるし、柔軟に対応。上がりが切れる馬ではないから、早めに動き出した。思ったとおり粘り切ってくれたね。時計が出やすい馬場ではあったけど、レコードは立派」

★12日東京11R「武蔵野ステークス」の着順&払戻金はこちら

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 イルチャンピオンシップ南部杯は、あのメイセイオペラを送り出した岩手最大のレース。JBCスプリントJBCクラシックの前哨戦だが、さすがマイルのG1レースだけあって、同年のフェブラリーS上位馬やかしわ記念の上位馬が集う。対戦図式は、休養明けの実績馬vs上がり馬。しかし、上がり馬はほとんど通用していないというのが実情だ。

 上がり馬よりも実績馬のこのレースは、イルチャンピオンシップ南部杯と同じマイルG1である、同年のかしわ記念の連対馬が活躍している。その成績は過去10年で【4・2・2・2】。1着の該当馬は、2012年のエスポワールシチー(同馬は2009年も1着、2010年は2着)、2015年のベストウォーリア 、2016年、2017年のコパノリッキー。2着の該当馬は、2013年のホッコータルマエ、2018年のゴールドドリーム。3着の該当馬は、2013年のワンダーアキュート、2019年のゴールドドリームだ。

 4着以下は2018年のオールブラッシュ(5着)とワイドファラオ(7着)の2頭。しかし、前記の連対馬6頭が前走でも連対しているのに対して、オールブラッシュとワイドファラオは前走で連対を外しているという共通項があった。そこで同年のかしわ記念で連対かつ、前走でも連対という条件を加えると、過去10年の成績は【4・2・0・0】と複勝率100%まで信頼度が高まった。

 さらに同年のプロキオンSの連対馬も有力で、その成績は過去10年で【2・2・4・3】と立派なもの。1着の該当馬は、2014年、2015年のベストウォーリア 。2着の該当馬は、2011年のダノンカモン、2019年のアルクトス。3着の該当馬は、2011年のシルクフォーチュン、2012年のアドマイヤロイヤル、2013年のセイクリムズン、2017年のキングズガード。4着以下は、2013年のアドマイヤロイヤル(5着)と2017年のカフジテイク(4着)、2020年のサンライズノヴァ(4着)。

 2013年のアドマイヤロイヤル、2017年のカフジテイクは、2021年サンライズノヴァプロキオンSで3角12番手以下と、差して好走した馬。つまり、展開に恵まれての連対だっただけに、3角11番手以内というのを条件に加えると、その成績は【2・1・3・0】とデーダ上は完璧。また、このデータに漏れたびは2011年の2着馬ダノンカモンと同年の3着馬シルクフォーチュンだが、この2頭はプロキオンS後にもう一戦していた。プロキオンS連対後に、もう一戦している馬も信頼できるだろう。

 このようにこのレースは近走マイル以下の距離を使われている馬の活躍が目立つが、穴馬は前走で中距離のダートグレードに出走していた馬だ。昨年6番人気でこのレースを優勝したアルクトスは、前走でエルムSに出走し、6着だった馬。遡って、2010年に4番人気で優勝したオーロマイスターも前走でエルムSに出走し、2着だった馬。

 さらにこの年は、前走で日本テレビ盃に出走して8着だったグランシュヴァリエが11番人気で3着と好走したことで、3連単131万越えの大波乱になっている。他にも2012年に前走の日本テレビ盃で9着だったダイショウジェットが6番人気で2着と好走しており、前走で距離1700m以上に出走していた馬が、ここで穴メーカーになっていると言える。

 さらに穴パターンを挙げると、何と言っても過去10年で唯一の馬複で万馬券決着の立役者となった2017年の2着馬ノボバカラでしょう。ノボバカラはダートグレードで3勝の実績があったものの、古馬になってからはスプリント路線を主体に使われ、さらに近走の芝のレースで大敗していたために7番人気と人気薄だった。しかし、芝のスピード競馬に慣れていることで、このレースでは単騎の逃げて2着に粘っている。

 他にもエスポワールシチーが過去に2度の逃げ切り勝ちを決め、2014年のポアゾンブラックや2015年タガノトネールも逃げて2着に粘っている。エスポワールシチーはそもそも実績馬だが、ポアゾンブラック、タガノトネールはそれほど人気のない伏兵馬。ノボバカラを含めて、それらの伏兵馬には前走で1400m戦以下を使われている共通項があった。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・同年のかしわ記念で連対かつ、前走でも連対している馬。
 ・同年のプロキオンSの連対馬。
  (プロキオンSで3角11番手以内かプロキオンSからもう一戦していることが条件)

 ●穴馬候補
 ・前走で距離1700m以上のダートグレードに出走していた馬。
  (連対圏内を狙うのであれば、同年のダートグレードで連対実績があることが条件)
 ・今回で逃げる可能性が高い馬。
  (前走で1400m以下に出走していた馬が人気の盲点になりがち)


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2020年10月11日() 10:00 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~マイルチャンピオンシップ南部杯2020~
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 マイルチャンピオンシップ南部杯は、あのメイセイオペラを送り出した岩手最大のレース。JBCスプリントJBCクラシックの前哨戦ですが、さすがマイルのG1レースだけあって、同年のフェブラリーS上位馬やかしわ記念の上位馬が集います。対戦図式は、休養明けの実績馬vs上がり馬。しかし、上がり馬はほとんど通用していないというのが実情です。

 上がり馬よりも実績馬のこのレースは、マイルチャンピオンシップ南部杯と同じマイルG1であるかしわ記念の連対馬がもっとも活躍しています。その成績は過去10年で【5・3・2・1】。1着の該当馬は、2010年、2012年のエスポワールシチー(同馬は2009年のこのレースでも1着)、2015年のベストウォーリア 、2016-2017年にコパノリッキー

 2着の該当馬は、2010年のエスポワールシチー、2013年のホッコータルマエ、2018年のゴールドドリーム。3着の該当馬は、2013年のワンダーアキュート、2019年のゴールドドリームです。唯一の4着以下が昨年のオールブラッシュ(5着)ですが、同馬はハナへ行くなど、揉まれない競馬をしないと能力を発揮できないタイプのうえに、前走の帝王賞で2.0秒も敗れていました。

 さらに同年のプロキオンSの連対馬も有力で、その成績は過去10年で【2・2・4・2】と立派なもの。1着の該当馬は、2014-2015年のベストウォーリア 。2着の該当馬は、2011年のダノンカモン、2019年のアルクトス。3着の該当馬は、2011年のシルクフォーチュン、2012年のアドマイヤロイヤル、2013年のセイクリムズン、2017年のキングズガード。4着以下は、2013年のアドマイヤロイヤル(5着)と2017年のカフジテイク(4着)でした。

 2013年のアドマイヤロイヤルと2017年のカフジテイクは、プロキオンSで3コーナー12番手と差した馬。つまり、展開に恵まれての連対だっただけに、3コーナー11番手以内というのを条件に付けると、その成績は【2・2・2・0】と、デーダ上は完璧。またこのデータに漏れた2011年のシルクフォーチュンは、プロキオンS後にもう一戦しており、そこでは3コーナー11番手でした。他に2011年のダノンカモンプロキオンSからもう一戦しており、プロキオンSから直行でなかった馬も別途で信用できるでしょう。

 このようにこのレースは近走1400m-1600m戦を使われている馬の活躍が目立ちますが、穴馬は前走で中距離のダートグレードに出走していた馬です。2010年に4番人気で優勝したオーロマイスターは、前走エルムSの2着馬。この年は大本命馬のエスポワールシチーが2着入線しましたが、馬複2020円も配当がつきました。さらにこの年は、11番人気のグランシュヴァリエが3着入線したこともあり、3連単131万円超えの超高配当が出現しています。ちなみにこのグランシュヴァリエも、前走で日本テレビ盃に出走し、9着に敗れた馬です。

 中距離路線は、マイル路線よりもレベルが高いことが多いため、前記した現象が度々起こります。2012年に2着と好走したダイショウジェットも前走・日本テレビ盃に出走して4着だった馬。同年のかきつばた記念で2着の実績がありましたが、前走と前々走が不振で、ここでは6番人気と人気がありませんでした。

 さらに穴パターンを挙げると、何と言っても過去10年で唯一の馬複で万馬券決着の立役者となったノボバカラでしょう。ノボバカラはダートグレードで3勝の実績があったものの、古馬になってからはスプリント路線を主体に使われ、さらに近走の芝のレースで大敗していたために7番人気と人気薄でした。しかし、芝のスピード競馬に慣れていることで、このレースでは単騎で逃げて2着粘りました。

 他にもエルポワールシチーが過去に2度の逃げ切り勝ちを決め、2014年のポアゾンブラックや2015年タガノトネールも逃げて2着に粘っています。エルポワールシチーはそもそも実績馬でしたが、ポアゾンブラック、タガノトネールはそれほど人気のない伏兵馬。ノボバカラを含めて、それらの伏兵馬には前走で1400m戦以下を使われている共通項がありました。


 まとめるとこうなります!

 ●本命候補
 ・同年のかしわ記念の連対馬。
  (前走で2.0秒以上、大敗していた馬を除く)
 ・同年のプロキオンSの連対馬。
  (プロキオンSからもう一戦しているか、3コーナー11番手以内が条件)

 ●穴馬候補
 ・前走で中距離のダートグレードに出走していた馬。
  (連対圏内を狙うのであれば、同年のダートグレードで連対実績があることが条件)
 ・今回で逃げる可能性が高い馬。
  (前走で1400m以下に出走していた馬が人気の盲点になりがち)

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2020年8月11日(火) 16:14 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~サマーチャンピオン2020~
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 お盆に行われる交流重賞の第二弾は、佐賀のダ1400mのハンデ戦で行われるサマーチャンピオン。この時期はクラスターカップサマーチャンピオン、さらに翌週には中央でNST賞(新潟ダ1200m)と、オープン馬が出走できるレースが多数。しかし、秋のJBCスプリントを目指す実績馬は、ハンデを背負わされることを嫌って、クラスターカップに出走することが大半。こちらはメンバーが手薄になりがちです。

 重賞ウイナーが出走してくることが少ないこのレースでは、近2走以内に中央のダ1400mのオープン特別かリステッド競走を勝利している馬が有力。中央のオープン特別、リステッド競走は、地方で行われるG3と同等か、もしくはそれ以上にレベルの高い場合もあり、能力面で見劣りません。実際にそれらの過去10年のこのレースでの成績は【3・1・1・0】と優秀。1着の該当馬は、2010年のセレスハント、2014年のエーシンビートロン、2016年のグレイスフルリープ。2着の該当馬は、2011年のトーホウドルチェ。3着の該当馬は、2015年のレーザーバレットです。

 次いで信頼できるのは、近2走以内に1400mのダートグレードで連対している馬。それらの過去10年のこのレースでの成績は、【0・1・1・1】で、唯一の4着以下だったのは、2010年のスーニ(4着)です。しかし、同馬はハンデ59kgを背負っていました。2017年にハンデ55kgのタムロミラクルは2着と好走し、2015年にハンデ56.5kgのレーザーバレットが3着と好走していることから、ハンデ59kg以下なら信頼してもいいでしょう。

 さらに前走プロキオンSを逃げ、先行した馬も有力。前走プロキオンSで3コーナー5番手以内だった馬のこのレースでの成績は、過去10年で【2・2・1・3】。1着の該当馬は、2012年のテイクアベット、2015年のタガノトネール。2着の該当馬は、2013年のガンジス、2016年のワンダーコロアール。3着の該当馬は、2016年のタガノトネールです。

 プロキオンSが阪神で行われていた頃は、プロキオンSの連対馬が、ここでも活躍する図式でしたが、中京で行われるようになってからは、下位着順からの巻き返しが目立ちます。2016年のタガノトネールプロキオンS11着大敗から、巻き返しての3着でした。これは中京ダ1400mは、芝スタートで直線が長く、超オーバーペースが発生しやすいからでしょう。

 一方、前走のプロキオンSで3コーナー5番手以内でレースを運びながらも4着以下に敗れた2012年のトシキャンディ、2014年のガンジス、2018年のエイシンヴァラーの3頭。しかし、この3頭にはプロキオンSが休養明けという共通項がありました。トシキャンディガンジスは休養明けで1着、3着と好走後、エイシンヴァラーは12着大敗後でした。トシキャンディガンジスはニ走ボケ、エイシンヴァラーは本調子になかったものですが、いずれにせよ、休養明け2戦目で過大評価するのは危険でしょう。

 また、穴パターンは、やっぱり地方馬の一発。このレースの過去10年で5番人気で連対したのは、全て地方馬。また、連対した4頭中3頭は、過去1年以内のダートグレードで4着以内の実績がありました。さらに3着の地方馬も4頭中3頭がそれに該当。唯一、該当しなかった連対馬は2018年のエイシンバランサーですが、同馬は兵庫へ移籍して2戦目の馬でした。


 まとめるとこうなります!

 ●本命候補
 ・近2走以内に中央のダ1400mのオープン特別、もしくはリステッド競走を勝利している馬。
 ・近2走以内に1400mのダートグレードで連対実績のある馬。
 ・前走のプロキオンSで3コーナー5番手以内の馬。
  (プロキオンSが休養明けだった馬を除く)

 ●穴馬候補
 ・過去1年以内のダートグレードで4着以内の実績がある地方馬。

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2019年8月13日(火) 16:00 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~サマーチャンピオン2019~
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 お盆に行われる交流重賞の第2弾は、佐賀のダ1400mのハンデ戦で行われるサマーチャンピオン。この時期は交流重賞のクラスターカップサマーチャンピオン、さらに翌週には中央でNST賞(新潟ダ1200m)と、オープン馬が出走できるレースが多数。しかし、秋のJBCスプリントを目指す実績馬は、ハンデを背負わされることを嫌って、クラスターカップに出走することが多く、こちらはメンバーが手薄になりがちです。

 しかし、ハンデ戦ながら、過去10年の連対馬20頭中18頭が斤量55kg以上の馬という成績。ハンデ54㎏以下で連対したのは、2014年のピッチシフター(斤量52㎏)と2017年のラインシュナイダー(斤量54Kg)のみ。基本的には斤量55kg以上の実績馬が優勢と言えます。

 その中でも本命馬として信頼できるのは、近2走以内に中央のダ1400mのオープン勝ちの実績がある馬。中央のオープンは、地方で行われるG3と同等か、もしくはそれ以上にレベルの高い場合もあるので、能力面で見劣りません。実際に過去10年のこのレースでの成績は、【3・1・1・0】と優秀。1着の該当馬は、2010年セレスハント、2014年のエーシンビートロン、2016年のグレイスフルリープ。2着の該当馬は、2011年トーホウドルチェ、3着の該当馬は、2015年のレーザーバレットです。

 次いで信頼できるのは、前走プロキオンSを逃げ、先行した馬です。前走プロキオンSで3コーナー5番手以内だった馬のこのレースでの成績は、過去10年で【2・3・1・3】。1着の該当馬は、2012年のテイクアベット、2015年のタガノトネール。2着の該当馬は、2009年のランザローテ、2013年のガンジス、2016年のワンダーコロアール。3着の該当馬は、2016年のタガノトネールです。

 プロキオンSが阪神で行われていた頃は、プロキオンSの連対馬が、ここでも活躍する図式でしたが、中京で行われるようになってからは、下位着順からの巻き返しが目立ちます。2016年のタガノトネールプロキオンS11着大敗から、巻き返しての3着でした。これは中京ダ1400mは、芝スタートで直線が長く、超オーバーペースが発生しやすいからでしょう。

 一方、プロキオンSで3コーナー5番手以内でレースを運びながらも4着以下に敗れた2012年のトシキャンディ、2014年のガンジス、昨年のエイシンヴァラーは、プロキオンSが休養明けという共通項がありました。エイシンヴァラーはプロキオンSで2.3秒差の12着といくら何でも負け過ぎていた感はありますが、基本的に休養明けのプロキオンSで好走した馬は狙わないほうがいいでしょう。

 また、穴パターンは、やっぱり地方馬の一発。このレースの過去10年で5番人気で連対したのは、全て地方馬。また、連対した4頭中3頭は、過去1年以内の交流重賞で4着以内の実績がありました。また、3着の地方馬も4頭中3頭がそれに該当。唯一、該当しなかった連対馬は昨年のエイシンバランサーですが、同馬は兵庫へ移籍して2戦目の馬でした。


 まとめるとこうなります!

 ●本命候補
 ・近2走以内に中央のダ1400mのオープンを勝利している馬。
 ・前走のプロキオンSで3コーナー5番手以内の馬。
  (プロキオンSが休養明けで3着以内だった馬を除く)

 ●穴馬候補
 ・過去1年以内の交流重賞で4着以内の実績がある地方馬。

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2018年8月13日(月) 10:05 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~サマーチャンピオン2018~
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 待ちに待ったサマーバケーション、お盆に行われる今年の交流重賞の第1弾は、佐賀2大レースのひとつサマーチャンピオン。2月の佐賀記念は中距離戦ですが、こちらは短距離戦、ダ1400mが舞台です。しかし、この時期は、番組編成をミスっているのではないかというほど、中央所属の短距離オープン馬が出走できるレースが集中しています。サマーチャンピオンの前後日にダ1200mのクラスターC、そして翌週には中央のNST賞(新潟ダ1200m)が施行されるといった具合。

 この番組編成により、馬券にも弊害が……。というのは、昨年1~3番人気が上位を独占したように、とにかく荒れない傾向。過去10年では、2014年と2015年こそ5番人気の地方馬ピッチシフターやタガノジンガロが2着入線しましたが、それ以外は1~4番人気馬が連対しています。これは中央所属の短距離オープン馬の勢力が3分割され、各レースにライバルが少なくなることが理由でしょう。

 また、このレースはハンデ戦なのに、過去10年の連対馬20頭中、斤量55㎏以上。ハンデ54㎏以下で2着入線したのは、2014年のピッチシフター(斤量52㎏)のみ。2008年には初ダートの3歳馬ダンツキッスイもハンデ54kgで2着入線したこともありましたが、ピッチシフターは前走勝ちの勢いばかりではなく、同年のかきつばた記念で4着の実績があった馬。基本的に勢いがあっても、ハンデが軽いだけでは通用していません。

 とにかくガチガチな傾向のレースですが、本命馬として信頼できるのは、前走プロキオンSを逃げ、先行した馬です。前走プロキオンSで3コーナー5番手以内だった馬のこのレースでの成績は、過去10年で【2・3・1・2】。1着の該当馬は、2012年のテイクアベット、2015年のタガノトネール。2着の該当馬は、2009年のランザローテ、2013年のガンジス、2016年のワンダーコロアール。3着の該当馬は、2016年のタガノトネール

 プロキオンSが阪神で行われていた頃は、プロキオンSの連対馬が、ここでも活躍する図式でしたが、中京で行われるようになってからは、下位着順からの巻き返しが目立ちます。2016年のタガノトネールプロキオンS11着大敗から、巻き返しての3着でした。これは中京ダ1400mは、芝スタートで直線が長く、超オーバーペースが発生しやすいからでしょう。

 よって、下位着順でも積極的に狙えます。むしろ、厳しい流れを逃げ、先行して結果を出した馬のほうが、ここでドボンしています。2012年のプロキオンSを優勝したトシキャンディは、このレースで7着凡退。また、2014年のプロキオンSの3着馬ガンジスも、ここで1番人気に支持されましたが、4着に凡退しました。

 トシキャンディガンジスがなぜやらかしたのかというと、休養明けで消耗度の高いレースをしたためです。消耗度の高いレースで激走したことによって、このレースではニ走ボケを起こしたのです。中京で行われるプロキオンSはペースが厳しいがゆえに、そこで激走するとダメージが強く出ます。もともとダートグレードで何勝もしている超実績馬ならばともかく、プロキオンSが初重賞制覇だったり、それまでダートグレードを何戦かして勝てなかったような馬は、プロキオンSで無理した証拠。疑ってかかって正解のパターンが多いでしょう。

 次に有力なのは、近2走以内に中央のダ1400mのオープン勝ちの実績がある馬。中央のオープンは、地方で行われるG3と同等か、もしくはそれ以上にレベルの高い場合もあるので、能力面で見劣りません。過去10年のこのレースでの成績は、【3・1・1・0】と優秀なのです。1着の該当馬は、2010年セレスハント、2014年のエーシンビートロン、2016年のグレイスフルリープ。2着の該当馬は、2011年トーホウドルチェ。3着の該当馬は、2015年のレーザーバレット

 ちなみに、前走ダ1200mのオープンの勝ち馬だった2014年のタイセイファントムは、休養明けのぶんで距離が長くなったぶんもあるでしょうが、このレースで5着に敗れました。勝ったオープンがダ1200mだからと言って通用しないこともないでしょうが、折り合ってのレースがしやすいぶん、前走ダ1400m組やダ1400mの中央のオープン勝ち馬がより有利ではあるでしょう。

 最後にあまり荒れないこのレースの穴馬の傾向を挙げるとすれば、やっぱり地方馬の一発。このレースの過去10年で5番人気で連対したのは、前記したようにともに地方馬でした。また、連対した2頭には、ともに過去1年以内の交流重賞で4着以内の実績がありました。また、3着の地方馬も4頭中3頭がそれに該当。唯一、該当しなかったのは、2010年のマンオブパーサーですが、同馬はG1時代のダービーグランプリを制した馬でした。もともと中央の実績馬が、地方へ移籍し、相手弱化の短い距離を使われたことで、再び開花したパターンでした。


 まとめるとこうなります!

 ●本命候補
 ・前走のプロキオンSで3コーナー5番手以内の馬。
 (前走が休養明けで3着以内だった馬を除く)
 ・近2走以内に中央のダ1400mのオープンを勝っている馬。

 ●穴馬候補
 ・過去1年以内の交流重賞で4着以内の実績がある地方馬。

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2017年9月19日(火) 15:40 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~テレ玉杯オーバルスプリント2017年~
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 2011年にダートグレードとして生まれ変わり、今年で早7年目のオーバルスプリント。オーバルスプリントは、かつて12月に南関東限定の重賞(S2)として行われていましたが、格上げに伴って9月に移行。2010年までさきたま杯(当時は、G3)がこの時期に行われていたために、変更当初は紛らわしいと感じていましたが、最近は、すっかりとお馴染みになりました。

 ところで、みなさん、このオーバルスプリントには、「1番人気は勝てない」というジンクスがあるのは、ご存知でしょうか? 昨年もオーバルスプリントと全く同じコース、浦和ダ1400mのさきたま杯(G2)を逃げ切り勝ちしたソルテが1番人気に支持されましたが、結果は2着でした。一昨年も、1番人気のタガノトネールが3着。2014年にはエーシンビートロンが2着入線しているものの、他の1番人気馬は全て4着以下に敗れています。

 歴史の浅いダートグレードとは言え、配当が堅めの傾向の交流重賞で、これほど1番人気が勝てないのも珍しいこと。ここまで続くからには、何かしらの理由があるのでしょう。そこでどのようなタイプが1番人気に支持されてきたのかを分析すると、ひとつの共通項がありました。どの馬も前走ダ1400mの交流重賞で連対していることです。

 2011年のナイキマドリードは、前走さきたま杯で1着、2012年のダイショウジェットは、前走かきつばた記念で2着、2013年のガンジスは、前走サマーチャンピオンで2着、2014年のエーシンビートロンは、前走サマーチャンピオンで1着、2015年のタガノトネールは、前走サマーチャンピオンで1着。そして昨年のソルテも前走さきたま杯を優勝して、このレースでは取りこぼしています。

 ウウーンッ! 競走馬は長い距離を使われるとスピードを喪失するものだから、負けるべくして負けているかもぉ~。このレースの舞台、浦和ダ1400mは最初の1コーナーまでの距離が約280mと短いため、最初のコーナリングを利してロスなくレースが運べる1-2番手の馬が有利なコース。また、最後の直線は、約220mと短いため差し、追い込み馬は、早仕掛けして行かないと簡単には届きません。つまり、先行力がある馬のほうが有利なレースだからこそ、前走ダ1400m戦、それも後方でレースを進めて結果を出したタイプは、前に行くことが出来ないために凡退しているのです。

 逆に5番人気以下で連対した馬に注目すると、前走でダ1200mを使われてスピードを補充しているという共通項がありました。昨年、5番人気で勝利したレーザーバレットは、前年のこのレースを含めてダ1400mの交流重賞で2勝を挙げたダ1400m巧者ですが、前走でJRAのNST賞を使われて6着凡退からの巻き返しV。

 また、一昨年の2着馬ルベーゼドランジェも前走ダ1200mのクラスターC・10着から巻き返しています。ルベーゼドランジェは逃げなければ持ち味が生きない馬でしたが、テンがそこまで速いわけではなく、ダ1200mでは相手次第でハナを主張できないことがありました。しかし、前走で強豪相手のダ1200m戦に出走し、ダ1400mのこのレースで内枠を引き当てたことで、ハナダッシュに成功して結果を出すことが出来ました。

 つまり、前走でダ1400m戦に出走していた馬よりも、前走でダ1200m戦を使われている馬のほうが有利であること。実際に、前走8月の後半に行われる新潟ダ1200mのオープン(2012年までBSN賞、2013年以降NST賞)に出走していた馬のこのレースでの成績は、過去7年でなんと驚きの【3・0・0・0】。該当馬は、前記したレーザーバレットと、2012年アースサウンド、2014年のキョウエイアシュラです。前走でJRAのダ1200mのオープンに出走していた馬は、着順に関係なく狙ったほうがいいでしょう。どの馬も4着以下から巻き返しです。

 あとは、前走の交流重賞で3コーナー3番手以内だった馬も、過去7年で【0・4・0・0】と有力。該当馬は前記したエーシンビートロン、ソルテ。さらに2011年にトーホウドルチェ、2013年にタイセイレジェンドが連対。前走でダ1400m戦よりもダ1200m戦を使われているほうが良いし、着順よりもテンの3Fや通過順位こだわって予想を組み立てるといいでしょう。

 一方で、2013年の勝ち馬セイントメモリー(4番人気)や2012年の2着馬トーセンアレス(7番人気)のように、前走ダ1600m戦を使われている馬が、活躍しているのも確か。昨年7番人気で3着入線したレガルスイも前走ダ1600m戦に出走していた馬たちです。

 前走でダ1200m戦でスピードを補充した馬が優勢でありながら、前走ダ1600以上戦を使われている馬がしばしば穴を開けているというのは、一見、矛盾しているように感じるかもしれません。しかし、それは単にスプリント路線を使われている馬たちよりも、マイル以上を使われている馬たちのほうが強いからです。

 日本は中距離路線馬が番強く、そこで落ちこぼれた馬がマイル、スプリントと距離を短くしていく国。これはあたりまえの現象です。トーセンアレスは前走・東京ダ2100mのブリリアントSで3着の実績がありながら、このレースでは7番人気まで人気を落としました。東京ダ2100mなど番組も少なく、かなりの激戦区なのに、そこで3着だった馬をノーマークにするのは、G1レースの3着馬をこのレースで無印にするようなもの。それくらいレベルに差が生じているのです。

 確かに前走中距離戦から、いきなりスプリント戦に出走してくる馬は滅多にいません。しかし、前走マイル戦から出走してくる馬ならば時々います。その場合は、セイントメモリーのようにマイル戦で逃げて結果を出して来た馬を狙う方が、より好ましいでしょう。


 まとめるとこうなります!

 ●本命候補
 ・前走、8月の後半に行われる新潟ダ1200mのオープン(現在は、NST賞)に出走していた馬。
 ・前走、交流重賞で3コーナー3番手以内でレースをしていた馬。

 ●穴馬候補
 前走、ダ1600m以上のレースに出走していた馬。


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 予想の長期休養明けから今週の根岸Sで3戦目(今年3週目の予想)。そろそろ走り頃(本線で的中)の臨戦過程のはずですね!?

 フェブラリーSの前哨戦といわれる根岸S(1着馬に優先出走権)はどのくらいフェブラリーSと結びついているのかを過去のレースデータから分析してみたいと思います。

【次走フェブラリーS】
フェブラリーS1着:4頭
2020年
1着 モズアスコット  マイルCS14着→当該レース→フェブラリーS1着
2018年
1着 ノンコノユメ   チャンピオン9着→当該レース→フェブラリーS1着
2016年
1着 モーニン      武蔵野S  3着→当該レース→フェブラリーS1着
2012年
3着 テスタマッタ    東京大賞典 3着→当該レース→フェブラリーS1着

フェブラリーS2着:2頭
2017年
2着 ベストウォーリア JBCスプリント2着→当該レース→フェブラリーS2着
2012年
1着 シルクフォーチュン ギャラクシー3着→当該レース→フェブラリーS2着

フェブラリーS3着:3頭
2021年
2着 ワンダーリーデル 武蔵野S2着  →当該レース→フェブラリーS3着
2019年
2着 ユノライト    ギャラクシーS2着→当該レース→フェブラリーS3着
2017年
1着 カフジテイク   チャンピオン4着→当該レース→フェブラリーS3着

フェブラリーS4着:9頭
2021年
1着 レッドルゼル   カペラS2着  →当該レース→フェブラリーS4着
2020年
8着 ワンダーリーデル→4着
2018年
2着 サンライズノヴァ 師走S   2着→当該レース→フェブラリーS4着
2017年
3着 エイシンバッケン ファイナルS2着→当該レース→フェブラリーS4着
2015年
10着 グレープブランデー →4着
2014年
2着 ノーザンリバー  カペラS1着→当該レース→フェブラリーS4着
2013年
3着 セイクリムズン   兵庫GT5着  →当該レース→フェブラリーS4着
2012年
5着 ダノンカモン →4着
2011年
2着 ダノンカモン   大和S 1着→当該レース→フェブラリーS4着


フェブラリーS5着:2頭
2019年
1着 コパノキッキング カペラS1着   →当該レース→フェブラリーS5着
2014年
4着 ブライトライン  →5着


フェブラリーS6着以下:37頭
2021年
 4着 アルクトス    →9着
 6着 ヤマニンアンプリメ→10着
 8着 ヘリオス     →16着
 11着 スマートダンディー→12着
 12着 サクセスエナジー →15着
2020年
 5着 ワイドファラオ→12着
 11着 ミッキーワイルド→16着
2019年
 3着 クイーンズサターン師走S3着    →当該レース→フェブラリーS11着
 5着 ワンダーリーデル  →9着
 6着 ノボバカラ     →12着
 8着 サンライズノヴァ  →7着
2018年
 15着 メイショウウタゲ  →14着
 6着 キングズガード   →6着
2017年
 4着 キングズガード   →11着
 5着 ニシケンモノノフ →5着
 7着 ブライトライン  →10着
2016年
 3着 グレープブランデー チャンピオン8着→当該レース→フェブラリーS11着
 4着 タガノトネール →6着
 8着 マルカフリート   7・8着→不・14着
2015年
 2着 ワイドバッハ    チャンピオン6着→当該レース→フェブラリーS6着
 3着 アドマイヤロイヤル 武蔵野S  14着→当該レース→フェブラリーS12着
 4着 キョウワダッフィー →13着
 13着 サトノタイガー   →16着
 16着 シルクフォーチュン →15着
2014年
 1着 ゴールスキー   武蔵野S4着→当該レース→フェブラリーS10着
 3着 シルクフォーチュンカペラS3着→当該レース→フェブラリーS15着
 5着 アドマイヤロイヤル→14着
 8着 ドリームバレンチノ→9着
 9着 ダノンカモン   →7着
2013年
 2着 ガンジス      ギャラクシー1着→当該レース→フェブラリーS10着
 6着 テスタマッタ   →7着
 9着 ダノンカモン   →8着
 11着 タイセイレジェンド→14着
2012年
 2着 トウショウカズン  大和S   1着→当該レース→フェブラリーS13着
 6着 セイクリムズン→15着
 14着 エーシントップ→16着
2011年
 1着 セイクリムズン  カペラS1着→当該レース→フェブラリーS14着
 3着 ダイショウジェット師走S 9着→当該レース→フェブラリーS11着


 根岸Sの次走にフェブラリーSを選んだのは、2011年~2021年の11年間で延べ57頭。これは根岸S全出走馬の32.9%(57/173頭)にあたり、フェブラリーS出走を視野に出走してくるのは、それ以上の割合を占めていると考えられます。

 フェブラリーSに出走させる意欲で臨む陣営が多く、中には優先出走権をねらって出走してくる馬も多く、トライアルの要素も含んだレースとして、根岸SはフェブラリーSと結びつきが強いG3と言えます。

出走数(57頭)に対するフェブラリーSにおける成績は、

  4勝、2着2頭、3着3頭、4着9頭、5着2頭、6着以下37頭

上記のような内訳になっていますので

 勝率 7.0% 連対率10.5% 複勝率15.8% となります。

視点を変えて、11年間で 4勝、2着2頭、3着3頭 なら

 勝率36.4% 連対率27.3% 複勝率27.3% となります。


 今週のレースは根岸Sなので、フェブラリーSとの関連の分析はこの辺で止めておきますが、根岸Sに出走させる各陣営がフェブラリーSにも出走させようと考えていることを頭の片隅に置いておきたいものです。


 次に、根岸Sの出走馬の中で、リピーターをどのように扱うべきか、分析してみます。先週のAJCCではリピーターの3頭は予想通り1頭も馬券に絡むことができませんでしたので、根岸Sでもしっかり分析しておきましょう。


 過去11年間(2011年~2021年)にリピーターとして根岸Sで複勝圏内に入賞したのは次の延べ8頭です。

1着:1頭(再掲)
2011年
 1着 セイクリムズン57kg 霜月S 1着→カペラS  1着→フェブラリーS14着
 7着 セイクリムズン55kg 1600万下1着→ジャニュアリ3着→ポラリスS4着

                       根岸Sの成績→同年のフェブラリーS成績
 
                    リピーター:7・1着→不・14着

2着:2頭
2021年 (馬   名)     前々走     前 走      次 走
 2着 ワンダーリーデル56kg 南部杯  5着→武蔵野S  2着→フェブラリーS3着
 8着 ワンダーリーデル57kg 武蔵野S 1着→チャンピオン2着→フェブラリーS4着
 5着 ワンダーリーデル56kg AリーフS 3着→ジャニュアリ3着→フェブラリーS9着

                     根岸Sの成績→同年のフェブラリーS成績
                リピーター:5・8・2着→9・4・3着

2020年
2着 コパノキッキング58kg JBCスプリント2着→カペラS 1着→東京スプリント5着
1着 コパノキッキング56kg  AリーフS  1着→カペラS 1着→フェブラリーS5着

                      根岸Sの成績→同年のフェブラリーS成績
                   リピーター:1・2着→5着・不出走

3着:5頭
2018年
3着 カフジテイク57kg武蔵野S5着→チャンピオン7着→ながつきS5着
1着 カフジテイク56kg武蔵野S3着→チャンピオン4着→フェブラリーS3着
                   リピーター:1・3着

2016年
 3着 グレープブランデー58kg 武蔵野S5着→チャンピオン8着→フェブラリーS11着
 10着 グレープブランデー58kg 武蔵野S3着→チャンピオン9着→フェブラリーS4着
                  リピーター:10・3着→4・11着

2015年
 3着 アドマイヤロイヤル56kg 南部杯G1 3着→武蔵野S  14着→フェブラリーS12着
 5着 アドマイヤロイヤル57kg 南部杯G1 5着→武蔵野S  2着→フェブラリーS14着
                  リピーター:5・3 →14・12着

2014年
 3着 シルクフォーチュン56kg武蔵野S11着→カペラS3着→フェブラリーS15着
 不出走シルクフォーチュン  (武蔵野S11着→カペラS1着)→フェブラリーS5着
 1着 シルクフォーチュン57kg武蔵野S9着→ギャラクシー3着→フェブラリーS2着
                  リピーター:1・不・3着→2・5・15着

2013年
 3着 セイクリムズン58kgカペラS9着 →兵庫GT5着→フェブラリーS4着
 6着 セイクリムズン57kgカペラS5着 →兵庫GT2着→フェブラリーS15着
 1着 セイクリムズン57kg霜月S1着  →カペラS1着→フェブラリーS14着
 7着 セイクリムズン55kg1600万下1着 →ジャニュアリ3着→ポラリスS4着
                  リピーター:7・1・6・3着  →不・14・15・4着

 リピーターとして出走した延べ頭数が56頭で全体の32.4%(56/173)であり、リピーターが全体の約1/3を占めている出走数の割合からみれば、10頭前後が複勝圏内に入らなければなりません。
それよりは若干少ないものの8頭というのは比較的健闘しているといえます。

 また、11年間で8頭のリピーターがどのように入賞しているか、その分布をよくみると

  1着:1頭 2着:2頭 3着:5頭 合計:8頭 が複勝圏内に1頭ずつ8年にわたって入っています。

複数のリピーターが同時に複勝圏に入ったことがないことを覚えておいた方がいいかもしれません。

 特にリピーターは3着になる確率が11年間で5頭(45.4%)と飛び抜けているので、リピーターの中から3着候補を見つけることがキーポイントになるかもしれません。



【根岸Sにおけるリピーターの成績 2011年~2021年】

2021年 (馬   名)     前々走     前 走      次 走
 2着 ワンダーリーデル56kg 南部杯  5着→武蔵野S  2着→フェブラリーS3着
 8着 ワンダーリーデル57kg 武蔵野S 1着→チャンピオン2着→フェブラリーS4着
 5着 ワンダーリーデル56kg AリーフS3着→ジャニュアリ 3着→フェブラリーS9着
                    リピーター:5・8・2着→9・4・3着

【4着以下のリピーター】根岸S成績 → 同年のフェブラリーS成績
 5着 ブルベアイリーデ 9・5着
 6着 ヤマニンアンプリメ7・不・6着→ 不・不・10着

2020年
 2着 コパノキッキング58kg JBCスプリント2着→カペラS 1着→東京スプリント5着
 1着 コパノキッキング56kg  AリーフS  1着→カペラS 1着→フェブラリーS5着
                      リピーター:1・2着→5着・不出走
【4着以下のリピーター】根岸S成績 → 同年のフェブラリーS成績
 7着 ノボバカラ   16・10・6・7着→ 不・13・12着・不出走
 8着 ワンダーリーデル5・8着   →9・4着
 10着 カフジテイク  1・3・不・10着→3着・不・不・不


2019年
1~3着のリピーター該当馬なし

【4着以下のリピーター】根岸S成績  → 同年のフェブラリーS成績
 4着 モーニン    1・不・不・4着→1・12・不・4着
 6着 ノボバカラ   16・10・6着  →不・13・12着
 8着 サンライズノヴァ2・8着   →4・7着
 12着 ラブバレット  10・9・12着


2018年
3着 カフジテイク57kg武蔵野S5着→チャンピオン7着→ながつきS5着
1着 カフジテイク56kg武蔵野S3着→チャンピオン4着→フェブラリーS3着
                 リピーター:1・3着

【4着以下のリピーター】根岸S成績  → 同年のフェブラリーS成績
 6着 キングズガード 4・6着   →11・6着
 7着 モンドグラッセ 6・7着
 9着 ラブバレット  10・9着
 10着 ノボバカラ   16・10着   →不・13着


2017年
1~3着のリピーター該当馬なし

【4着以下のリピーター】根岸S成績  → 同年のフェブラリーS成績
7着 ブライトライン  4・不・不・7着→5・不・不・10着
 9着 キョウエイアシュラ11・9着
 13着 グレープブランデー10・3・13着→4・11・不出走
 14着 タールタン    2・14着


2016年
 3着 グレープブランデー58kg 武蔵野S5着→チャンピオン8着→フェブラリーS11着
 10着 グレープブランデー58kg 武蔵野S3着→チャンピオン9着→フェブラリーS4着
                      リピーター:10・3着→4・11着

【4着以下のリピーター】根岸S成績  → 同年のフェブラリーS成績
 7着 レーザーバレット 6・7着
 8着 マルカフリート  7・8着
 9着 アドマイヤサガス 10・不・9着
 11着 キョウエイアシュラ9・11着
 12着 アドマイヤロイヤル5・3・12着 →14・12着・不出走
 13着 サトノタイガー  13・13着  →16着・不出走


2015年
 3着 アドマイヤロイヤル56kg 南部杯G1 3着→武蔵野S  14着→フェブラリーS12着
 5着 アドマイヤロイヤル57kg 南部杯G1 5着→武蔵野S  2着→フェブラリーS14着
                       リピーター:5・3 →14・12着

【4着以下のリピーター】根岸S成績  → 同年のフェブラリーS成績
 4着 ゴールスキー   1・4着  →10着・不出走
 11着 ジョーメテオ   6・11着
 16着 シルクフォーチュン3・不・16着 →2・15・15着


2014年
 3着 シルクフォーチュン56kg武蔵野S11着→カペラS3着→フェブラリーS15着
 不出走シルクフォーチュン  (武蔵野S11着→カペラS1着)→フェブラリーS5着
 1着 シルクフォーチュン57kg武蔵野S9着→ギャラクシー3着→フェブラリーS2着
                   リピーター:1・不・3着→2・5・15着

【4着以下のリピーター】根岸S成績  → 同年のフェブラリーS成績
 7着 テスタマッタ 3・6・7着   →1・7・不出走
 9着 ダノンカモン 5・9・9着   →4・8・7着
 12着 セイクリムズン2・1・6・3・12着→4・14・15・4着・不出走
 13着 セレスハント 14・不・10・不・13着
 15着 ティアップワイルド5・9・不・15着


2013年
 3着 セイクリムズン58kgカペラS9着 →兵庫GT5着→フェブラリーS4着
 6着 セイクリムズン57kgカペラS5着 →兵庫GT2着→フェブラリーS15着
 1着 セイクリムズン57kg霜月S1着  →カペラS1着→フェブラリーS14着
 7着 セイクリムズン55kg1600万下1着 →ジャニュアリ3着→ポラリスS4着
                 リピーター:7・1・6・3着→不・14・15・4着

【4着以下のリピーター】根岸S成績  → 同年のフェブラリーS成績
 6着 テスタマッタ   3・6着   →1・7着
 8着 ケイアイテンジン 13・不・不・8着→4着・不・不・不出走
 9着 ダノンカモン   5・9着   →4・8着
 11着 タイセイレジェンド4・11着  →不・14着
 12着 ダイショウジェット3・11・12着 →11・不・不出走
 13着 ヒラボクワイルド 12・13着  →11・不出走


2012年
1~3着のリピーター該当馬なし

【4着以下のリピーター】根岸S成績  → 同年のフェブラリーS成績
 5着 ダノンカモン   2・5着 →4着・14着
 6着 セイクリムズン  2・1・6着→4・14・15着
 9着 ティアップワイルド5・9着
 10着 セレスハント   14・不・10着
 11着 ダイショウジェット3・11着 →11着・不出走
 12着 ヒラボクワイルド 12着   →11着


2011年
 1着 セイクリムズン57kg 霜月S 1着→カペラS  1着→フェブラリーS14着
 7着 セイクリムズン55kg 1600万下1着→ジャニュアリ3着→ポラリスS4着
                   リピーター:7・1着→不・14着

【4着以下のリピーター】根岸S成績  → 同年のフェブラリーS成績
6着 ワンダーポデリオ 5・6着
 9着 ビクトリーテツニー6・8・9着
 12着 ダイワディライト 12・12着
 15着 アグネスジェダイ 13・不・不・不・不・15着
 16着 スリーアベニュー 11・不・16着

 リピーターとして11年間で8回上位入賞を果たしていますが、下記に示したように、前回の出走と比較して斤量の増減は不問にしてもいいようです。

 ワンダーリーデル  57kg →56kg 斤量減で 8着→2着
 コパノキッキング  56kg →58kg 斤量増で 1着→2着
 カフジテイク    56kg →57kg 斤量増で 1着→3着
 グレープブランデー 58kg →58kg 同斤量で 10着→3着
 アドマイヤロイヤル 57kg →56kg 斤量減で 5着→3着
 シルクフォーチュン 57kg →56kg 斤量減で 1着→不出走→3着
 セイクリムズン   57kg →58kg 斤量増で 6着→3着
 セイクリムズン   55kg →57kg 斤量増で 7着→1着

 むしろ、臨戦過程(特に前走と前々走)に注目して能力や調子を見極め、前回と遜色ないか、伸びしろがあるかを取捨選択するかの判断材料にするべきだと思います。

 その際、忘れてはならないことがあります。リピーターの成績は、最近の2年間では連続2着ですが、11年前に唯一1着になったセイクリムズンを除き、3着が5回であり、リピーターは3着になる確率が高いということです。

 さらに、リピーターの年齢別の成績(傾向)も把握しておきたいものです。

【年齢別成績 全体・リピーター 2011年~2021年】
  4歳 2勝 2着2回(当然のことながらリピーターがいるわけありませんが、参考のため)
  5歳 4勝 2着4回(リピーター:1勝 2着1回 3着0回)
  6歳 4勝 2着2回(リピーター:0勝 2着0回 3着1回)
  7歳 1勝 2着1回(リピーター:0勝 2着0回 3着1回)
  8歳 0勝 2着2回(リピーター:0勝 2着1回 3着3回)


 今年のリピーターの出走馬は、次の4頭です。

年齢  馬   名    斤量   前々走       前 走         次 走
5歳  テイエムサウスダン57kg 武蔵野SG39着  兵庫GT G3 1着   
      2021:根岸S13着55kg 霜月S(OP) 3着   すばるS(L)1着    黒船賞G31着

6歳  ヘリオス     56kg グリーンCC(L)1着 霜月S(OP)1着   
     2021:根岸S8着56kg 室町S(OP)7着   霜月S(OP)1着     フェブラリーS 16着

7歳  タイムフライヤー  56kg スワンSG2 14着 霜月S(OP)9着     
2021年:根岸S3着57kg 武蔵野S 5着  チャンピオンG1 8着 かしわ記念G 9着

8歳  サクセスエナジー  58kg 東京盃1着      JBCスプリント7着    
    2021:根岸S12着  57kg JBCスプリント10着  兵庫GT 1着    フェブラリーS 15着


 この中から、2021年の出走当時と比べて能力が向上または維持しているか、近走の成績と臨戦過程を考慮して、昨年以上の成績を残せそうなリピーターを選んで印を打ちたいと思います。

 確率として、リピーターは3着候補として選びたいと思います。リピーターの上位入賞は実績から複数にはならないので1頭まで。根岸Sに初出走する馬たちと比較して同等以上と認められない場合は、連下以下の印も打たないのが予想の基本姿勢になります。


 では、今年の全出走馬を年齢別に並べてみます。

2022年
4歳
 出走馬なし

2022年 (馬  名)斤量   前々走       前 走      重賞成績(最格上レース)
5歳:4頭
 オーロラテソーロ 56kg 大阪スポーツ10着 りんくうS(OP)1着  ユニコーンS 12着
 スリーグランド  56kg 武蔵野SG35着  すばるS(L)3着    黒船賞G32着、
 タガノビューティー56kg 武蔵野SG36着  ギャラクシー(OP)3着 朝日杯FS4着
 テイエムサウスダン57kg 武蔵野SG39着  兵庫GT G3 1着   黒船賞G31着
   2021:根岸S13着55kg 霜月S(OP) 3着  すばるS(L)1着    昇竜S(OP)1着

6歳:4頭
 オメガレインボー 56kg 武蔵野SG33着  カペラSG33着    エルムSG32着
 ジャスティン   57kg クラスターCG34着セントウルG2(芝)16着 カペラSG31着
 トップウイナー  56kg 福島民友(L)13着  日経新春杯G2(芝)16着 プロキオンSG32着
 ヘリオス     56kg グリーンCC(L)1着 霜月S(OP)1着   
  2021:根岸S8着56kg 室町S(OP)7着   霜月S(OP)1着     フェブラリーS16着

7歳:5頭
 エアアルマス   57kg AリーフS(OP)9着 りんくうS(OP)3着   東海SG21着
 ジャスパープリンス56kg エニフS(L)1着   BCDマイル8着    国内重賞初挑戦
 ソリストサンダー 57kg 南部杯G1 3着   武蔵野S1着     かしわ記念G1 2着
 タイムフライヤー  56kg スワンSG2 14着  霜月S(OP)9着      エルムSG3 8着
  2021年:根岸S3着57kg 武蔵野S 5着   チャンピオンG1 8着   エルムSG3 1着
 モジアナフレイバー 56kg  JBCスプリント4着 ゴールドカップ(OP)2着  フェブラリーS6着

←東京大賞典3・9・9着
 レピアーウィット  57kg ポルックスS(OP)9着 師走S(L)6着     マーチSG33・1着

8歳:2頭
 サクセスエナジー  58kg 東京盃1着      JBCスプリント7着   フェブラリーS8・不・15着
  2021:根岸S12着  57kg JBCスプリント10着 兵庫GT 1着      霜月S(OP)1着
 リアンヴェリテ   56kg 武蔵野S12着 シリウスS15着 G3 10・4・15・13・7・5着

 同じ年齢同士の馬で比較して、リピーターの能力が初出走する馬たちと遜色ないかどうかを判断して印を打ちたいと思います。


5歳:4頭
  オーロラテソーロ 56kg 大阪スポーツ10着 りんくうS(OP)1着  ユニコーンS 12着
 △スリーグランド  56kg 武蔵野SG35着  すばるS(L)3着    黒船賞G32着、
 ×タガノビューティー56kg 武蔵野SG36着  ギャラクシー(OP)3着 朝日杯FS4着
 ×テイエムサウスダン57kg 武蔵野SG39着  兵庫GT G3 1着   黒船賞G31着 2021:根岸S13着
 

6歳:4頭
 ▲オメガレインボー 56kg 武蔵野SG33着  カペラSG33着    エルムSG32着
 △ジャスティン   57kg クラスターCG34着セントウルG2(芝)16着 カペラSG31着
  トップウイナー  56kg 福島民友(L)13着  日経新春杯G2(芝)16着 プロキオンSG32着
 ○ヘリオス     56kg グリーンCC(L)1着 霜月S(OP)1着   2021:根岸S8着

7歳:5頭
  エアアルマス   57kg AリーフS(OP)9着 りんくうS(OP)3着   東海SG21着
  ジャスパープリンス56kg エニフS(L)1着   BCDマイル8着     国内重賞初挑戦
 ◎ソリストサンダー 57kg 南部杯G1 3着   武蔵野S1着       かしわ記念G1 2着
  タイムフライヤー  56kg スワンSG2 14着  霜月S(OP)9着   エルムSG3 8着 2021年:根岸S3着
 ×モジアナフレイバー 56kg  JBCスプリント4着 ゴールドカップ(OP)2着 フェブラリーS6着
  レピアーウィット  57kg ポルックスS(OP)9着 師走S(L)6着    マーチSG33・1着

8歳:2頭
 △サクセスエナジー  58kg 東京盃1着   JBCスプリント7着 フェブラリーS8・不・15着 2021:根岸S12着
  リアンヴェリテ   56kg 武蔵野S12着 シリウスS15着 G3 10・4・15・13・7・5着

 年齢別に比較するとリピーター4頭中3頭に○△×の印がついてしまいました。ここから1頭だけに絞るとすると6歳のヘリオスを残すことになります。その理由は、レースの格にとらわれず、近走で連勝した馬が上位に入着することが根岸Sでは散見されるからです。

 改めて予想をまとめると、

 1. オーロラテソーロ 56kg 大阪スポーツ10着 りんくうS(OP)1着  ユニコーンS 12着
 2. レピアーウィット  57kg ポルックスS(OP)9着 師走S(L)6着  マーチSG33・1着
 3.×モジアナフレイバー 56kg  JBCスプリント4着 ゴールドカップ(OP)2着  フェブラリーS6着
 4.△スリーグランド  56kg 武蔵野SG35着  すばるS(L)3着    黒船賞G32着、
 5.▲オメガレインボー 56kg 武蔵野SG33着  カペラSG33着    エルムSG32着
 6.△ジャスティン   57kg クラスターCG34着セントウルG2(芝)16着 カペラSG31着
 7.○ヘリオス     56kg グリーンCC(L)1着 霜月S(OP)1着   2021:根岸S8着
 8.×タガノビューティー56kg 武蔵野SG36着  ギャラクシー(OP)3着 朝日杯FS4着
 9.◎ソリストサンダー 57kg 南部杯G1 3着   武蔵野S1着       かしわ記念G1 2着
 10. リアンヴェリテ   56kg 武蔵野S12着 シリウスS15着 G3 10・4・15・13・7・5着
 11.×テイエムサウスダン57kg 武蔵野SG39着 兵庫GT G3 1着 黒船賞G31着 2021:根岸S13着
 12. タイムフライヤー  56kg スワンSG2 14着  霜月S(OP)9着 エルムSG3 8着 2021年:根岸S3着
 13.△サクセスエナジー  58kg 東京盃1着  JBCスプリント7着 フェブラリーS8・不・15着 2021:根岸S12着
 14. トップウイナー  56kg 福島民友(L)13着  日経新春杯G2(芝)16着 プロキオンSG32着
 15.ジャスパープリンス56kg エニフS(L)1着   BCDマイル8着     国内重賞初挑戦
 16.エアアルマス   57kg AリーフS(OP)9着 りんくうS(OP)3着   東海SG21着
 

 データを信じるか信じないかは自分次第!

これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。




※ 参考資料

【根岸Sの成績 2011年~2021年】

2021年:16頭
1着 レッドルゼル   カペラS2着  →当該レース→フェブラリーS4着
2着 ワンダーリーデル 武蔵野S2着  →当該レース→フェブラリーS3着
リピーター:5・8・2着→9・4・3着
 3着 タイムフライヤー チャンピオン8着→当該レース→かしわ記念9着

 他のリピーター
 5着 ブルベアイリーデ 9・5着
 6着 ヤマニンアンプリメ7・不・6着→不・不・10着

 他の次走フェブラリーS
 4着 アルクトス    →9着
 6着 ヤマニンアンプリメ→10着
 8着 ヘリオス     →16着
 11着 スマートダンディー→12着
 12着 サクセスエナジー →15着

2020年:16頭
1着 モズアスコット  マイルCS14着→当該レース→フェブラリーS1着
2着 コパノキッキング カペラS 1着→当該レース→東京S5着
リピーター:1・2着  →5着・不出走
 3着 スマートアヴァロンすばるS  3着→当該レース→プロキオンS11着

 他のリピーター
 7着 ノボバカラ   16・10・6・7着→ 不・13・12着・不出走
 8着 ワンダーリーデル5・8着   →9・4着
10着 カフジテイク  1・3・不・10着→3着・不・不・不

 他の次走フェブラリーS
 5着 ワイドファラオ→12着
8着 ワンダーリーデル→4着
 11着 ミッキーワイルド→16着

2019年:16頭
1着 コパノキッキング カペラS1着   →当該レース→フェブラリーS5着
2着 ユノライト    ギャラクシーS2着→当該レース→フェブラリーS3着
 3着 クイーンズサターン師走S3着    →当該レース→フェブラリーS11着

 他のリピーター
 4着 モーニン    1・不・不・4着→1・12・不・4着
6着 ノボバカラ   16・10・6着 → 不・13・12着
8着 サンライズノヴァ2・8着  →4・7着
 12着 ラブバレット  10・9・12着

 他の次走フェブラリーS
 5着 ワンダーリーデル  →9着
6着 ノボバカラ     →12着
 8着 サンライズノヴァ  →7着

2018年:13頭
1着 ノンコノユメ   チャンピオン9着→当該レース→フェブラリーS1着
2着 サンライズノヴァ 師走S   2着→当該レース→フェブラリーS4着
3着 カフジテイク   チャンピオン7着→当該レース→ながつきS5着
リピーター:1・3着

 他のリピーター
 6着 キングズガード 4・6着→11・6着
 7着 モンドグラッセ 6・7着
 9着 ラブバレット  10・9着
 10着 ノボバカラ   16・10着→ 不・13着

 他の次走フェブラリーS
 15着 メイショウウタゲ  →14着
 6着 キングズガード   →6着

2017年:16頭
1着 カフジテイク   チャンピオン4着→当該レース→フェブラリーS3着
2着 ベストウォーリア JBCスプリント2着→当該レース→フェブラリーS2着
 3着 エイシンバッケン ファイナルS  2着→当該レース→フェブラリーS4着

 他のリピーター
 7着 ブライトライン   4・不・不・7着→5・不・不・10着
 9着 キョウエイアシュラ 11・9着
 13着 グレープブランデー 10・3・13着→4・11・不出走
 14着 タールタン     2・14着

 他の次走フェブラリーS
 4着 キングズガード   →11着
5着 ニシケンモノノフ →5着
 7着 ブライトライン  →10着
 13着 グレープブランデー→10・3・13着→→4・11・不出走

2016年:16頭
1着 モーニン      武蔵野S  3着→当該レース→フェブラリーS1着
2着 タールタン     ファイナルS1着→当該レース→黒船賞3着
 3着 グレープブランデー チャンピオン8着→当該レース→フェブラリーS11着
リピーター:10・3着→→4・11着
 他のリピーター
 7着 レーザーバレット  6・7着
 8着 マルカフリート   7・8着
 9着 アドマイヤサガス  10・不・9着
11着 キョウエイアシュラ 9・11着
 12着 アドマイヤロイヤル 5・3・12着 →14・12着・不出走
 13着 サトノタイガー   13・13着   →16着・不出走

 他の次走フェブラリーS
 4着 タガノトネール →6着
 8着 マルカフリート   7・8着→不・14着
 12着 アドマイヤロイヤル 5・3・12着 →14・12着・不出走
13着 サトノタイガー   13・13着   →16着・不出走

2015年:16頭
1着 エアハリファ    武蔵野S  2着→当該レース→プロキオンS 14着
2着 ワイドバッハ    チャンピオン6着→当該レース→フェブラリーS6着
 3着 アドマイヤロイヤル 武蔵野S  14着→当該レース→フェブラリーS12着
                リピーター:5・3 →14・12着
 他のリピーター
 4着 ゴールスキー    1・4着   →10着・不出走
 11着 ジョーメテオ    6・11着
 16着 シルクフォーチュン 3・不・16着   →2・15・15着

 他の次走フェブラリーS
 4着 キョウワダッフィー →13着
 10着 グレープブランデー →4着
13着 サトノタイガー   →16着
 16着 シルクフォーチュン →15着

2014年:16頭
1着 ゴールスキー   武蔵野S4着→当該レース→フェブラリーS10着
2着 ノーザンリバー  カペラS1着→当該レース→フェブラリーS4着
 3着 シルクフォーチュンカペラS3着→当該レース→フェブラリーS15着
              リピーター:1・不・3着→2・5・15着

 他のリピーター
 7着 テスタマッタ    3・6・7着   →1・7・不出走
 9着 ダノンカモン    5・9・9着   →4・8・7着
 12着 セイクリムズン   2・1・6・3・12着 →4・14・15・4着・不出走
13着 セレスハント    14・不・10・不・13着
 15着 ティアップワイルド 5・9・不・15着

 他の次走フェブラリーS
 4着 ブライトライン  →5着
 5着 アドマイヤロイヤル→14着
 8着 ドリームバレンチノ→9着
 9着 ダノンカモン   →7着

2013年:16頭
1着 メイショウマシュウ ギャラクシー3着→当該レース→(休養10カ月)武蔵野S12着
2着 ガンジス      ギャラクシー1着→当該レース→フェブラリーS10着
 3着 セイクリムズン   兵庫GT5着  →当該レース→フェブラリーS4着
                 リピーター:7・1・6・3着  →不・14・15・4着
 他のリピーター
 6着 テスタマッタ    3・6着   →1・7着
8着 ケイアイテンジン  13・不・不・8着→4着・不・不・不出走
 9着 ダノンカモン    5・9着   →4・8着
 11着 タイセイレジェンド 4・11着  →不・14着
 12着 ダイショウジェット 3・11・12着 →11・不・不出走
 13着 ヒラボクワイルド  12・13着  →11・不出走
 他の次走フェブラリーS
 6着 テスタマッタ   →7着
 9着 ダノンカモン   →8着
 11着 タイセイレジェンド→14着
 

2012年:16頭
1着 シルクフォーチュン ギャラクシー3着→当該レース→フェブラリーS2着
2着 トウショウカズン  大和S   1着→当該レース→フェブラリーS13着
 3着 テスタマッタ    東京大賞典 3着→当該レース→フェブラリーS1着

 他のリピーター
 5着 ダノンカモン  2・5着 →4着・14着
6着 セイクリムズン 2・1・6着 →4・14・15着
9着 ティアップワイルド 5・9着
10着 セレスハント    14・不・10着
11着 ダイショウジェット 3・11着 →11着・不出走
12着 ヒラボクワイルド  12着  →11着

 他の次走フェブラリーS
 5着 ダノンカモン →4着
 6着 セイクリムズン→15着
 14着 エーシントップ→16着

2011年:16頭
1着 セイクリムズン  カペラS1着→当該レース→フェブラリーS14着
             リピーター:2・1着 →4・14着
2着 ダノンカモン   大和S 1着→当該レース→フェブラリーS4着
 3着 ダイショウジェット師走S 9着→当該レース→フェブラリーS11着

 他のリピーター
 6着 ワンダーポデリオ  5・6着
 9着 ビクトリーテツニー 6・8・9着
 12着 ダイワディライト  12・12着
 15着 アグネスジェダイ  13・不・不・不・不・15着
 16着 スリーアベニュー  11・不・16着

 他の次走フェブラリーS
  該当馬なし

 グリーンセンスセラ 2017年2月22日(水) 03:36
惜しまれる「あの馬」 
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ゴールドドリームが勝ったからこそ惜しまれる「あの馬」の他界。昨年「史上最強馬」クロフネの領域に迫った名馬の可能性─ Gambling Journal ギャンブルジャーナル /2017年02月21日 15時00分00秒 http://biz-journal.jp/gj/2017/02/post_2639.html

 19日に東京競馬場で開催されたフェブラリーS(G1)は、前日に亡くなった種牡馬ゴールドアリュールを父に持つゴールドドリームが、まるでその背中を押されたかのように接戦を制して優勝。

 競馬ならではのドラマチックな結末に感動したファンも多いだろうが、だからこそ「あの馬」の雄姿を見たかった。

 昨年11月の武蔵野S(G3)。フェブラリーSと同じ東京ダートのマイル戦で、ゴールドドリームに1馬身以上の差をつけて完勝した馬がいる。そのわずか半月後に調教中の事故で他界したタガノトネールだ。

 南部杯(G1)2着など、もともとダートマイラーとして高い素質を秘めていたタガノトネール。この日も果敢にハナを奪いに行くと1000m通過が58.3秒という、芝並みのペースでぶっ飛ばしていく。

 本来であれば、明らかなハイペース。だが、最後の直線に入ってもタガノトネールの脚色は衰えず、そのまま押し切った。2着のゴールドドリーム、3着のカフジテイクは知っての通り、先日のフェブラリーSの1着馬と3着馬だ。

 この日の東京ダートは異常に速い時計の出る状況だったが、勝ちタイムの1:33.8は当然レコード。ちなみに今年のフェブラリーSの1:35.1よりも1秒以上速く、武蔵野Sの歴史としては、コース改修前に日本のダート史上最強馬クロフネが叩き出した1.33.3に次ぐ記録でもある。

 競馬ファンの間では、今でも「伝説」として語り継がれている2001年の武蔵野S。

 同年のNHKマイルC(G1)を制していたクロフネは当初、同週に開催される天皇賞・秋(G1)を目指していたのだが、急遽アグネスデジタルが出走を決めた影響で除外の憂き目に遭った。

 そこでクロフネ陣営は、以前から「機会があれば使いたい」と考えていたダートへクロフネを投入。天皇賞・秋前日の武蔵野Sに出走したクロフネは初ダートにもかかわらず、後続に9馬身差をつけてレコード勝ちした。

 ちなみにこの勝ち時計1.33.3は、同年のマイルCS(G1)とわずか0.1秒しか違わない。如何に「異常な時計」であるのかは、説明するまでもないだろう。

 後にアグネスデジタルが天皇賞・秋を勝ったこともあって「奇跡的な偶然」が重なった日本競馬史上・最強のダートホース誕生の瞬間だった。

 後にクロフネは続くジャパンCダート(現チャンピオンズC)も、やはり従来のレコードを大きく更新するタイムで7馬身差の圧勝劇を飾っている。だが、誰もが「その力を世界に示してほしい」と願っていたところで、右前脚に屈腱炎を発症し引退。その強さは「伝説」と化した。

 主戦を務めた武豊騎手は、2011年にヴィクトワールピサが勝つまで「ドバイワールドカップ制覇に一番近かったのはクロフネ」と語っている。

 タガノトネールの"ラストラン"はそんな「伝説級の怪物」に迫った、歴史にも記憶にも残るパフォーマンスだった。ちなみに武蔵野Sを1分33秒台で駆け抜けたのは、クロフネとこの馬だけだ。

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 グリーンセンスセラ 2017年2月18日() 17:46
 オタク界の「競馬女王」も頭を抱える!?  
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オタク界の「競馬女王」も頭を抱える!? 混迷するフェブラリーSを桃井はるこはどう見る?━
Business Journal ギャンブルジャーナル / 2017年2月18日 14時0分 http://biz-journal.jp/gj/2017/02/post_2606.html

今週末には、今年はじめてのG1・フェブラリーSが開催される。前哨戦となる根岸Sは福永祐一騎手が騎乗していたカフジテイクが快勝。G1制覇に向け、はずみをつけた。だが、鞍上の福永騎手は故障のため、騎乗不可になってしまう。さらに、有力馬の1頭としてあげられていたサウンドトゥルーも、騎乗が予定されていたとされる大野拓弥騎手が騎乗停止処分になるなど、開催前からかつてないほど混乱した様相を見せている。
 誰もが予想することに頭を抱えているだろうフェブラリーS。その開催を目前に控えた今週頭に、編集部はアイドル・桃井はるこさんにインタビューを決行!! これまでも競馬ファンをうならせるほどの知識とあふれ出る競馬愛を語ってくれた桃井さん。彼女はフェブラリーSをどのように見ているのだろうか?
――今年最初のG1となるフェブラリーSが今週末開始されますね。ところで、桃井さんは年始めにされることはありますか?
桃井はるこ(以下、桃井):毎年やめようと思いつつも、秋葉原に家電系や洋服などの福袋を買いに行っています。私は今年、ふたつ購入しました。福袋と言いつつも、中になにが入っているのかはわかっているんですけどね(笑)。
 そのひとつに入っていたBluetoothで使えるスピーカーがほしかったんですよ。お風呂の中で半身浴をしながら、防水加工を施したタブレットPCで競馬のレース動画やさまざまなサイトを見ているんです。だけど防水にするとスピーカーが塞がれてしまい、音が聞き取りづらくなるんですよ。それを補うためにBluetoothのスピーカーです! ものすごい低音で聞こえます!!
――お風呂の中でも競馬を忘れないとは、さすがですね。さてフェブラリーSの話題に入りたいと思いますが、このレースの思い出などありますか?
桃井:初めて生で観戦したのが、コパノリッキーが勝利した14年のフェブラリーSだったんです。そのとき、コパノリッキーの単勝オッズは272.1。骨折明け2戦目で、そのレースでは一番人気がなかったんですよね。そんな馬が勝ってしまったので、レース場が異様な空気に包まれたことを覚えています。想像では、G1のゴール後は、『うわぁぁぁあああ』『うぉぉおおおおお』などといった怒号が飛び交うと思っていたんですけど、そうではなくドヨドヨとざわめいていたんです。競馬は、本当になにが起こるのかわからないということをまざまざと見せつけられましたね。
 あと覚えているのは、駅のホームでの親子連れのやりとりですね。競馬場に行くための電車を待っているとき、ホームのベンチに子どもを膝の上に乗せた父子連れがいたんですよ。そしたら、お父さんが競馬新聞を子どもに見せながら、『どの騎手が来ると思う?』なんて話しかけていたんです。
 すると子どもが『この人~』ってコパノリッキーに騎乗する田辺裕信騎手を指差したんです。そしたら、『この人が乗る馬は一番人気ないんだよ。来るわけないんだよ』って父親が言って『だから、他の馬に乗る人を選んで』と他の人を選ぶように促したんです。でも子どもは頑なに『これ~』って田辺騎手を指差し続けた......。お父さんはずっと『これは勝ち目ないからさ~』なんて言い続けていたんですけど、結果がわかったときにお父さんはどんな気持ちになったのかなぁって。


――レース後、お父さんが肩を落としている姿が目に浮かびます。桃井さんにとってもフェブラリーSは非常に思い出深いレースなんですね。
桃井:私は地方競馬、ダートのレースが好きなんです。フェブラリーSは地方所属の馬、外国の馬がいないのはちょっとさびしいですが、それでもダートのG1はワクワクします。あとホッコータルマエが引退したので、同馬が不在の競馬界でこの後ダートをどの馬が引っ張ることになるのか、最強馬はどれだという意味合いを持つ点も興味深いです!!
――また今回は、そのホッコータルマエに匹敵する実力を持つアウォーディー、アポロケンタッキーも出走を見送っています。
桃井:そうなんですよね。だからこそ、大混戦が予想されます! 
――そんな中、桃井さんはどこに注目して応援する馬を決めているのでしょう?
桃井:私的には今回、過去同じコースで健闘した馬、コース実績を重視しました。なので、昨年の武蔵野Sを参考にしています。
――タガノトネールがコースレコード(勝ちタイム1分33秒8/重)を記録し、勝ったレースですね。
桃井:このレースは非常にレベルが高く、出走していた馬たちはかなり強いと思うんです。タガノトネールが感動的な逃げ切り勝ちを決めたので、『フェブラリーSに出てきたら本命にしよう』と考えていたんですが、調教中の事故で予後不良になってしまいました......。残念です。
――武蔵野Sを経てフェブラリーSに登録されている馬は、カフジテイク、キングズガード、ゴールドドリーム、ソルティコメント、ブライトライン、そしてモーニンなどですね。
桃井:私の推しはキングズガードです。重賞経験が足りないだけで、これまで掲示板を外すことも少ない。カフジテイクの前評判が高いですが、武蔵野S4着のキングズガードも遜色ない実力を持っているのではないかと考えています。それこそ、もう私の中では確勝ではないだろうかと。同馬の騎乗が予定されている藤岡佑介騎手がG1初制覇するかもしれませんよ!? キングズガードはあまり新聞でも言及されていないので、こういう馬こそ応援していきたいです!
 フェブラリーSは過去10年の傾向を見ると比較的若い馬が勝っているんです。昨年が4歳4歳5歳、15年が5歳5歳5歳、14年は4歳のコパノリッキーが勝利しました。あまりベテランは勝利していないんです。そういう意味ではキングズガードは6歳なので若干の不安がありますが、3着以内は堅いのではないのでしょうか?
 あと、ゴールドドリームですね。前走のチャンピオンズCでは出遅れて二桁着順に終わりましたが、あのときとはレース場も違うので大丈夫だと思います。父馬は現役時代にダートで活躍したゴールドアリュールですし、フェブラリーSの登録馬の中では一番いい血統なのではないでしょうか。武蔵野Sでも善戦して2着でしたし、今回も頑張ってくれるのではないでしょうか。


――これらの他に抑えておきたいという馬はいますか?
桃井:この2頭に加えるならば、ホワイトフーガですかね。本当に地方競馬では超強いんですよ。短距離なので、フェブラリーSの距離は厳しいかもしれませんが、昨年のTCK女王盃競走(G3/1800m)で勝っていますから、面白いと思いますよ。
 でも心配なのは、ホワイトフーガは直線が長くないレースのほうがあっているかもしれないんです。昨年のフェブラリーSも10着だったし。直線が長い大井競馬場でも勝ってはいるんですけど......。私が女性ということもありますが、盛り上げるためにも牝馬に頑張ってもらいたいんですけどねぇ。
 さらに加えるならば、ノンコノユメ、コパノリッキーかなぁ。ノンコノユメはせん馬になる前、サウンドトゥルーよりも先着することが多かったんです。せん馬になってからはいまいちパッとしませんが、そろそろ復調してくれるのではないかと。コパノリッキーは実績重視で、ですね。武豊さんも騎乗しますし、侮れない存在だと思いますよ!
――これまでお気に入りの馬をあげてもらいましたが、その中にサウンドトゥルーとカフジテイクがありませんでしたね。この2頭の不安要素はなんでしょうか?
桃井:やっぱり乗り替わりですよねぇ。カフジテイクの福永騎手は安定しているので、軸にするには最適の人なんですよ。福永騎手ならば3着内にも入ってくれそうで、勝ち負けにも絡みそうだったんですが......。でも、乗り替わりする津村明秀騎手はカフジテイクの騎乗経験もあるので、頑張ってくれるのではないかと思っています。
 サウンドトゥルーは昨年、芝スタートのレースが苦手だったんですよね。そこがネックになるのではないかと。大野騎手の大胆な手綱さばきが見られないのは本当に残念です。誰が乗るのか注目したいです。それにしても、本当に大混戦ですよね!
――拮抗していると思います。絶対的に強い馬が不在ですからね。
桃井:14年のコパノリッキーもそうなんですけど、フェブラリーSはあまり注目されていない馬が勝つことも多いと思うんですよ。
 今現在、アニメでは『けものフレンズ』という作品が流行っています。でも、この作品は公開されるまではあまり注目されてはいなかったと思うんです。だけども公開や否や、他の作品を突き放して今クールの話題を独占しています。つまり、無印だった作品がここまでトップを取っているわけですよ。アニメも競馬も何が来るかわからないですよ!
――なるほど。ありがとうございました!


『AKIBA'S TRIP』という作品に『メイドのモモ』役で出演させてもらっています。主人公たちが正体不明の敵と戦うのですが、その舞台が秋葉原。しかも、現実にある店舗が全面協力していて、劇中には本物の秋葉原の街が出てきます。しかも、毎回"秋葉原っぽいテーマ"がひとつ出るんですよ。例えば、『自作パソコン』や『アイドル』、『無線』とかですね。あとこのアニメはEDテーマを10組のアーティストがそれぞれ歌うんです。いつ誰が歌うかはわからないんですが、そこに私も参加しています。まだ、私の曲は登場していませんのでこれから放送されますよ。作詞作曲もしておりますので、よろしくお願いします。
 あと、3月からアニマックスで放送される『アニカル部!』という番組にも出演します。「アニメカルチャーの素晴らしさを発信していく部活動!」がコンセプトで、私は顧問の先生のポジションです。共演者は、足立梨花さんと加藤諒さん。加藤さんがすごく可愛らしいんですよ。足立さんもすごいアニメがお好きなようで、毎回の収録が楽しくできています。日曜夜に放送されるので、競馬を楽しんだ後にご鑑賞ください!
 さらに、3月には『anison USA SKYLINK』という米国で行われるアニソンのイベントに出演します。海外挑戦です! サンタアニタ競馬場の近くではないんですけど、ラスベガスに行きます。この近くには色んなレースを楽しみながら簡単な食事も楽しめるスポットもあるんですよ。仕事のついでとして行ってみたいです!
(構成=編集部)
■桃井はるこ
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2016年11月12日東京中日S杯武蔵野S G31着
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2016年11月12日 東京中日S杯武蔵野S G3 1着
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