2021年11月25日(木) 12:08
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~兵庫ジュニアグランプリ2021~
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全日本2歳優駿の前哨戦となる兵庫ジュニアグランプリ。2歳最初のGⅢ・エーデルワイス賞は、過去10年で過去10年で地方馬が7勝2着7回と優勢。次のGⅢ・JBC2歳優駿は地方馬が1着4回、2着は6回とほぼ五分五分(2012年~2021年終了現在)。しかし、3度目の兵庫ジュニアグランプリとなると、過去10年で地方馬が1着が1回2着1回と中央馬との逆転現象が起こる。
なぜ、このタイミングで逆転現象が起こるのかというと、JRAでは秋になるとダートの1勝クラスが行われるようになり、中央勢もある程度のキャリアを積むことが出来るからだ。キャリアを何戦も積んで大きな上積みが見込めない地方馬と、キャリアの浅い時点で2勝した中央馬の対戦図式になれば、後者に軍配が上がることがほとんど。競走馬はデビューしてから5戦目くらいまではレースに慣れて、大きな上昇を見せるからだろう。
実際に過去10年の中央の優勝馬を見ても、2011年こそ前走2勝クラスで2着のゴーイングパワーが勝利しているが、同馬はこのレースが初ダートだった馬。それ以外は全て2勝馬が制している。2着馬もほぼ2勝馬で、1勝馬で2着だったのは、2017年のアスターソードと2020年のレディバグのみ。ただし、2017年は中央のダート2勝馬がこのレースの優勝馬ハヤブサマカオーの1頭しか出走していなかった年だった。
遡れば2008年に1戦1勝馬のアースリヴィングが2着したことがあるが、同馬は新馬戦で9馬身(1.5秒差)の圧勝を収めていた馬。2020年の2着馬はレディバグも1戦1勝馬で、新馬戦で5馬身差(0.8秒差)の圧勝を収めており、1勝馬でも初ダートや新馬戦を圧勝した馬ならば連対する場合もあるが、基本的には2勝馬が有力ということ。
ゴーイングパワーのように今回が初ダートの馬が優勝する場合もあるが、これは走らせてみなければわからない面もあるのも否めない。実際に2016年にアズールムーンが「フットワークがダート向き」などと評価され、1番人気に支持されたが、5着に敗れたこともあることを考えると、本命候補には向かないだろう。
また、前走ダートの1勝クラスで2着だった馬もこのレースでは不振で、過去10年では3着が精一杯という状況下。このタイプはそれなりに人気になるが、点数を絞りたければ消してしまうのもひとつの手段かもしれない。
本命候補にはやっぱり、前走1勝クラスの勝ち馬がお薦め。その中でも最有力なのは、オキザリス賞やなでしこ賞など、前走ダ1400mの特別戦を勝利している馬だ。その成績はオキザリス賞が東京ダ1400m戦として2013年度に復活して以降、なでしこ賞が京都ダ1400m戦として2014年度に復活して以降、【4・3・1・0】と複勝率100%だ。
1着の該当馬は、2015年のサウンドスカイ、2017年のハヤブサマカオー、2018年のデルマルーヴル、2019年のテイエムサウスダン。2着の該当馬は、2016年のハングリーベン、2018年のオルトグラフ、2019年のメイショウテンスイ。3着の該当馬は、2020年のゼンノアンジュだ。
また、このレースは比較的本命サイドで決着していることが多いが、前走1勝クラスを勝利した馬がこのレースで敗れることによって、高配当が発生している。特に2014年は、キャプテンシップの凡走によって、馬複3万2290円(3連単60万3300円)の大波乱となった。前走500万下の勝ち馬が信頼するに足りないようであれば、いっそ波乱に賭けてみるのも悪くない。
中央の2勝馬が凡走した場合にはいくらでも荒れようがあるが、そういう場合には地方馬がよく穴を開けているのがポイント。キャプテンシップが凡走した2014年のワン、ツーを決めたのも浦和のジャジャウマナラシ(7番人気)と門別のオヤコダカ(6番人気)だった。
また、芝のレースで2勝のアズールムーンが凡走した2016年も、勝ったのは門別のロードジュレップ(6番人気)。これらの共通項は、地方のオープン以上のレースで連対実績があることと、前走で3角2番手以内の勝ちに行くレースをしていること。そういう地方馬の一発には注意しよう。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・前走、オキザリス賞かなでしこ賞を勝利した馬。
●穴馬候補
・地方のオープン以上のレースで連対実績がある馬。
(前走で3角2番手以内が条件)
●2着以内は消し
・前走で中央の未勝利戦に出走か1勝クラスで2着以下だった1勝馬(今回が初ダートの馬を除く) |
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2020年12月1日(火) 15:39
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~兵庫ジュニアグランプリ2020~
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全日本2歳優駿の前哨戦となる兵庫ジュニアグランプリ。2歳最初のGⅢ・エーデルワイス賞は、過去10年で地方馬が6勝2着8回と優勢。次のGⅢ・北海道2歳優駿は地方馬は1着4回、2着4回と中央馬とほぼ五分五分(2011年~2019年終了現在)。しかし、3度目の兵庫ジュニアグランプリとなると、過去10年で地方馬が1勝2着3回と中央馬との逆転現象が起こる。
なぜ、このタイミングで逆転現象が起こるのかというと、JRAでは秋になるとダートの1勝クラスが行われるようになり、中央勢もある程度のキャリアを積むことが出来るからだ。キャリアを何戦も積んで大きな上積みが見込めない地方馬と、キャリアの浅い時点で2勝した中央馬の対戦図式になれば、後者に軍配が上がることがほとんど。競走馬はデビューしてから5戦目くらいまではレースに慣れて、大きな上昇を見せるものだからだ。
実際に過去10年の中央の優勝馬を見ても、2011年こそ前走2勝クラスで2着のゴーイングパワーが勝利しているが、同馬はこのレースが初ダートだった馬。それ以外は全て2勝馬が制している。2着馬もほぼ2勝馬で、1勝馬で2着だったのは、2017年のアスターソードのみ。ただし、2017年は中央のダート2勝馬がこのレースの優勝馬ハヤブサマカオーの1頭しか出走していなかった年だ。
遡れば2008年に1戦1勝馬のアースリヴィングが2着したことがあるが、同馬は新馬戦で9馬身(1.5秒)差の圧勝を収めていた馬。つまり、1勝馬でも初ダートや新馬戦を圧勝した馬ならば勝つ場合もあるが、基本的には2勝馬が有力ということ。
しかし、今回が初ダートの馬は、ゴーイングパワーのように優勝する場合もあるが、走らせてみなければわからない面もあるのは否めない。2016年にアズールムーンが「フットワークがダート向き」などと言われ、1番人気に支持されたが、5着に敗れたこともあるだけに、本命候補にはお薦めしない。
また、前走ダートの1勝クラスで2着だった馬もこのレースでは不振で、過去10年では3着が精一杯という状況下。このタイプはそれなりに人気になるが、点数を絞りたければ消してしまうのもひとつの手段かもしれない。
本命候補にはやっぱり、前走1勝クラスの勝ち馬がお薦め。その中でも最有力なのは、オキザリス賞やなでしこ賞など、前走ダ1400mの特別戦を勝利している馬だ。その成績はオキザリス賞が東京ダ1400m戦として2013年度に復活して以降、なでしこ賞が京都ダ1400m戦として2014年度に復活して以降、【4・3・0・0】と連対率100%だ。
1着の該当馬は、2015年のサウンドスカイ、2017年のハヤブサマカオー、2018年のデルマルーヴル、2019年のテイエムサウスダン 。2着の該当馬は、2016年のハングリーベン、2018年のオルトグラフ、2019年のメイショウテンスイだ。
他では、前走の北海道2歳優駿(現JBC2歳優駿)で3着以内も有力。北海道2歳優駿の上位馬は、全日本2歳優駿に直行することが多いが、ここに出走してくれば十分に信頼が出来る。過去10年の該当馬は、2010年の2着馬カネマサコンコルドのみだが、遡れば2009年のラブミーチャン、2007年の優勝馬ディアヤマトもこのレースを優勝している。また、前記該当馬は全て地方馬で、中央馬で該当する馬はゼロだった。
また、このレースは比較的本命サイドで決着していることが多いが、前走1勝クラスを勝利した馬がこのレースで敗れることによって、高配当が発生している。特に2014年は、キャプテンシップの凡走によって、馬複3万2290円(3連単60万3300円)の大波乱となった。前走500万下の勝ち馬が信頼するに足りないようであれば、いっそ波乱に賭けてみるのも悪くない。
中央の2勝馬が凡走した場合にはいくらでも荒れようがあるが、そういう場合には地方馬がよく穴を開けているのがポイント。キャプテンシップが凡走した2014年のワン、ツーを決めたのも浦和のジャジャウマナラシ(7番人気)と門別のオヤコダカ(6番人気)だった。
また、芝のレースで2勝のアズールムーンが凡走した2016年も、勝ったのは門別のロードジュレップ(6番人気)。これらの共通項は、地方のオープン以上のレースで連対実績があることと、前走で4コーナー先頭の勝ちに行くレースをしていること。そういう地方馬の一発には注意しよう。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・前走、オキザリス賞かなでしこ賞を勝利した馬。
・前走の北海道2歳優駿(現JBC2歳優駿)で3着以内だった馬。
●穴馬候補
・地方のオープン以上のレースで連対実績がある馬。
(前走で4コーナー先頭の勝ちに行くレースをしていることが条件)
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2019年11月26日(火) 15:40
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~兵庫ジュニアグランプリ2019~
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全日本2歳優駿の前哨戦となる兵庫ジュニアグランプリ。2歳最初のG3・エーデルワイス賞は、過去10年で地方馬が6勝2着9回と優勢。次のG3・北海道2歳優駿も地方馬が4勝着6回と中央馬とほぼ五分。(2010年~2019年終了現在) しかし、3度目の兵庫ジュニアグランプリとなると、過去10年で地方馬が2勝2着3回と中央馬との逆転現象が起こります。
なぜ、このタイミングで逆転現象が起こるのかというと、JRAでは秋になるとダートの500万下が行われるようになり、中央勢もある程度のキャリアを積むことが出来るからです。キャリアを何戦も積んで大きな上積みが見込めない地方馬と、キャリアの浅い時点で2勝した中央馬の対戦図式になれば、後者に軍配が上がることがほとんど。競走馬はデビューしてから5戦目くらいまではレースに慣れて大きな上昇を見せるものだからです。
実際に過去10年の中央の優勝馬を見ても、2011年こそ初ダートのゴーイングパワーが勝利していますが、それ以外は全て2勝馬です。また、地方勢で勝利した2009年ラブミーチャンも、デビュー3戦目で中央に遠征しての500万下勝ちの実績がありました。2着馬もほぼ2勝馬で、1勝馬で連対したのは2017年のアスターソードのみ。
ただし、2017年は中央のダート2勝馬がこのレースの優勝馬ハヤブサマカオーしか出走していなかった年。また、アースリヴィングは新馬戦で9馬身(1.5秒差)の圧勝を飾った馬でした。つまり、初ダートや新馬戦を圧勝した馬が勝つことも稀にありますが、基本的には2勝馬が有力ということ。
一方、前走の500万下で2着と惜敗した馬の活躍はイマイチで、過去10年では3着が精一杯という状況。このタイプはそれなりに人気になりますから、点数を絞りたければそういうタイプを消してしまうのもアリでしょう。
また、今回が初ダートの馬は、ゴーイングパワーのように優勝する場合もありますが、走らせてみなければわからない面もあるのは否めません。2016年にアズールムーンが「フットワークがダート向き」などと言われ、1番人気に支持されましたが、結果はドボンの5着でした。このタイプも穴馬ならばともかく、本命馬にはお薦めしません。
さらに新馬戦で圧勝した馬も滅多に出走してくることがありませんから、本命馬にはやっぱり前走500万下の勝ち馬を据えるのがお薦めです。その中でも最有力なのは、オキザリス賞やなでしこ賞など、前走ダ1400mの特別戦を勝利している馬です。その成績は過去はオキザリス賞が東京ダ1400m戦として復活した2013年度以降、【3・2・0・0】。1着の該当馬は、2015年のサウンドスカイ、2017年のハヤブサマカオー、2018年のデルマルーヴル。2着の該当馬は、2016年のハングリーベン、2018年のオルトグラフです。
他では、前走の北海道2歳優駿で3着以内だった馬も有力。北海道2歳優駿の上位馬は、全日本2歳優駿に直行することが多いですが、ここに出走してくれば十分に信頼が出来ます。過去10年のこのレースでの成績は、【1・1・0・0】。該当の1着馬は2009年のラブミーチャン、2着馬は2010年のカネマサコンコルドですが、遡れば2007年の優勝馬ディアヤマトも、北海道2歳優駿の3着馬でした。
また、このレースは比較的本命サイドで決着しているレースですが、前走500万下を勝利した馬がこのレースで敗れることによって、高配当が発生しています。特に2014年は、キャプテンシップの凡走によって、馬複3万2290円(3連単60万3300円)の大波乱となりました。前走500万下の勝ち馬が信頼するに足りないようであれば、いっそ波乱に賭けてみるのもひとつの手段かもしれません。
中央の2勝馬が凡走した場合にはいくらでも荒れようがありますが、そういう場合には地方馬がよく穴を開けているのがポイント。キャプテンシップが凡走した2014年のワン、ツーを決めたのも浦和のジャジャウマナラシ(7番人気)と門別のオヤコダカ(6番人気)でした。また、芝のレースで2勝のアズールムーンが凡走した2016年も、勝ったのは門別のロードジュレップ(6番人気)。これらの共通項は、地元のオープン以上のレースで連対実績があることと、前走で4コーナー先頭の勝ちに行くレースをしていること。そういう地方馬の一発には注意しましょう。
まとめるとこうなります!
●本命候補
・前走500万下勝ちの馬。
(特にオキザリス賞、なでしこ賞の勝ち馬が有力)
・前走の北海道2歳優駿で3着以内だった馬。
●穴馬候補
・オープン以上のレースで連対実績がある地方馬。
(前走で4コーナー先頭の勝ちに行くレースをしていることが条件)
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2018年11月27日(火) 17:00
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~兵庫ジュニアグランプリ2018~
閲覧 1,232ビュー コメント 0 ナイス 9
今週のダートグレードは、全日本2歳優駿の前哨戦、兵庫ジュニアグランプリ。2歳最初のG3・エーデルワイス賞は、過去10年で地方馬が6勝2着9回と優勢。次のG3・北海道2歳優駿も地方馬が5勝2着6回と中央馬とほぼ五分五分。(2009年~2018年終了現在) しかし、3度目の兵庫ジュニアグランプリとなると、過去10年で地方馬が2勝2着3回と中央馬との逆転現象が起こります。
なぜ、このタイミングで逆転現象が起こるのかというと、JRAでは秋になるとダートの500万下が行われるようになり、中央勢もある程度のキャリアを積むことが出来るからです。キャリアを何戦も積んで大きな上積みが見込めない地方馬と、キャリアの浅い時点で2勝した中央馬の対戦図式になれば、後者に軍配が上がることがほとんど。競走馬はデビューしてから5戦目くらいまではレースに慣れて大きな上昇を見せるものだからです。
実際に過去10年の中央の優勝馬を見ても、2011年こそ初ダートのゴーイングパワーが勝利していますが、それ以外は全て2勝馬です。また、地方勢で勝利した2009年ラブミーチャンも、デビュー3戦目で中央に遠征しての500万下勝ちの実績がありました。2着馬もほぼ2勝馬で、1勝馬で連対したのは2008年のアースリヴィングと昨年のアスターソードのみ。
昨年は中央の2勝馬がこのレースの優勝馬ハヤブサマカオーしか出走していなかった年。また、アースリヴィングは新馬戦で9馬身(1.5秒差)の圧勝を飾った馬でした。つまり、初ダートや新馬戦を圧勝した馬が勝つことも稀にありますが、基本的には2勝馬が有力ということ。
一方、前走の500万下で2着と惜敗した馬の活躍はイマイチで、過去10年では3着が精一杯という状況。このタイプはそれなりに人気になりますから、点数を絞りたければそういうタイプを消してしまうのもアリでしょう。
また、今回が初ダートの馬は、ゴーイングパワーのように優勝する場合もありますが、走らせてみなければわからない面もあるのは否めません。一昨年にアズールムーンが「フットワークがダート向き」などと言われ、1番人気に支持されましたが、結果はドボンの5着でした。このタイプも穴馬ならばともかく、本命馬にはお薦めしません。
さらに新馬戦で圧勝した馬も滅多に出走してくることがありませんから、本命馬にはやっぱり前走500万下の勝ち馬を据えるのがお薦めです。その中でも最有力なのは、2014年より京都ダ1400m戦として復活した、なでしこ賞の勝ち馬です。2015年以降は、なでしこ賞の勝ち馬がこのレースで連対しています。(2014年は不出走)
しかし、それ以上に有力なのは、前走の北海道2歳優駿で3着以内だった馬です。北海道2歳優駿の上位馬は、全日本2歳優駿に直行することが多いのですが、ここに出走してくれば十分に信頼が出来ます。過去10年のこのレースでの成績は、【1・1・0・0】。該当の1着馬は2009年のラブミーチャン、2着馬は2010年のカネマサコンコルドですが、遡れば2007年の優勝馬ディアヤマトも、北海道2歳優駿の3着馬でした。
また、このレースは比較的本命サイドで決着しているレースですが、前走500万下を勝利した馬がこのレースで敗れることによって、高配当が発生しています。特に2014年は、キャプテンシップの凡走によって、馬複3万2290円(3連単60万3300円)の大波乱となりました。前走500万下の勝ち馬が信頼するに足りないようであれば、いっそ波乱に賭けてみるのもひとつの手段かもしれません。
中央のダート2勝馬が凡走した場合にはいくらでも荒れようがありますが、そういう場合には地方馬がよく穴を開けているのがポイント。その場合の地方馬は、2014年にワン、ツーを決めたジャジャウマナラシやオヤコダカ、一昨年のロードジュレップのように地元の重賞で連対実績がある馬ばかりです。最低でもその条件を満たしていないと、このレースでは連対できていないようです。
まとめるとこうなります!
●本命候補
・前走の北海道2歳優駿で3着以内だった馬。
・前走の500万下の勝ち馬。(なでしこ賞の勝ち馬が有力)
●穴馬候補
・地方馬限定重賞で連対実績のある馬。
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2017年11月20日(月) 17:20
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~兵庫ジュニアグランプリ2017~
閲覧 1,655ビュー コメント 0 ナイス 10
今週のダートグレードは、全日本2歳優駿の前哨戦、兵庫ジュニアグランプリ。2歳最初のG3・エーデルワイス賞は、過去10年で地方馬が5勝2着10回と優勢。次のG3・北海道2歳優駿も地方馬が4勝2着4回と中央馬とほぼ五分五分。(2008 年~2017年終了現在) しかし、3度目の兵庫ジュニアグランプリとなると、過去10年で地方馬が3勝2着3回と中央馬との逆転現象が起こります。
なぜ、このタイミングで逆転現象が起こるのかというと、JRAでは秋になるとダートの500万下が行われるようになり、中央勢もある程度のキャリアを積むことが出来るからです。キャリアを何戦も積んで大きな上積みが見込めない地方馬と、キャリアの浅い時点で2勝した中央馬の対戦図式になれば、後者に軍配が上がることがほとんど。競走馬はデビューしてから5戦目くらいまではレースに慣れて大きな上昇を見せるものだからです。
実際に過去10年の中央の勝ち馬を見ても、2011年こそ初ダートのゴーイングパワーが勝利していますが、それ以外は全て2勝馬です。また、地方勢で勝利した2009年ラブミーチャンも、デビュー3戦目で中央に遠征しての500万下勝ちの実績がありました。2着馬もほぼ2勝馬で、1勝馬で連対した唯一の馬は、新馬戦で9馬身(1.5秒差)の圧勝を飾った2008年のアースリヴィングのみ。
つまり、過去10年でこれまでに2勝を上げているか、今回が初ダートの馬か、前走の新馬戦で圧勝した馬のみしか連対していないのです。前走の500万下で2着と惜敗した馬はそれなりに人気になりますが、過去10年では3着が精一杯という状況。点数を絞りたければそういうタイプを消してしまうのもアリでしょう。
また、今回が初ダートとなる馬は走らせてみなければわからないとこともある上に、昨年1番人気に推されたアズールムーン(結果5着)のように過剰人気になることもしばしば。また、新馬戦で圧勝した馬も滅多に出走してくることがありませんから、本命馬は前走る前走500万下勝ちかダートグレードで上位の実績がある馬から選ぶのが基本でしょう。
特に前走の北海道2歳優駿で3着以内だった馬は、このレースの過去10年で【2・1・0・0】とかなり信頼できます。該当の1着馬は2007年のディアヤマト、2009年のラブミーチャン、2着馬は2010年のカネマサコンコルドです。ただし、前走500万下の勝ち馬は、2014年に断然1番人気に支持されたキャプテンシップのように無敗馬でも平気で馬群に沈んでいることがあります。それまでのレース内容や臨戦過程をしっかりと吟味する必要はあるでしょう。
キャプテンシップは前走のヤマボウシ賞を勝ったあと、体調面に不安が生じて、当初予定していた北海道2歳優駿をスキップした後の、体調面が不安視された一戦でした。それ以外でも前走500万下勝ちの2009年ナリタスプリング、2012年のアーズゼウス、2013年のスザク、そして昨年のネコワールドがこのレースで4着、3着、6着、6着に凡退しています。
また、このレースは、比較的本命サイドで決着しているレースですが、前走500万下を勝利した馬がこのレースで敗れることによて、高配当が発生しています。特に2014年は、キャプテンシップの凡走によって、馬複3万2290円(3連単60万3300円)の大波乱となりました。前走500万下の勝ち馬が信頼に足りないようであれば、いっそ波乱に賭けてみるのもひとつの手段かもしれません。
中央のダート2勝馬が凡走した場合にはいくらでも荒れようがあるのですが、そういう場合には地方馬がよく穴を開けているのがポイント。その場合の地方馬は、2014年にワン、ツーを決めたジャジャウマナラシやオヤコダカ、昨年のロードジュレップのように地元の重賞で連対実績がある馬ばかりです。最低でもその条件を満たしていないと、このレースでは連対できていません。
まとめるとこうなります!
●本命候補
・前走の北海道2歳優駿で3着以内だった馬。
・前走の500万下の勝ち馬。
●穴馬候補
・地方馬限定重賞で連対実績のある馬。
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