ダノンシャンティ(競走馬)

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写真一覧
抹消  黒鹿毛 2007年4月28日生
調教師松田国英(栗東)
馬主株式会社 ダノックス
生産者ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社
生産地日高町
戦績 8戦[3-1-1-3]
総賞金18,573万円
収得賞金3,875万円
英字表記Danon Chantilly
血統 フジキセキ
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ミルレーサー
シャンソネット
血統 ][ 産駒 ]
Mark of Esteem
Glorious Song
兄弟
市場価格2,887万円(2008セレクトセール)
前走 2011/04/03 産経大阪杯 G2
次走予定

ダノンシャンティの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
11/04/03 阪神 11 産経大阪杯 G2 芝2000 156105.754** 牡4 59.0 安藤勝己松田国英 480
(0)
1.57.9 0.133.6⑮⑮⑮⑭ヒルノダムール
11/02/13 京都 11 京都記念 G2 芝2200 12445.334** 牡4 58.0 安藤勝己松田国英 480
(-2)
2.14.4 0.534.6⑦⑦⑨⑨トゥザグローリー
10/12/26 中山 10 有馬記念 G1 芝2500 165939.5109** 牡3 55.0 F.ベリー松田国英 482
(+14)
2.33.6 1.034.3⑬⑬⑭⑬ヴィクトワールピサ
10/05/30 東京 10 東京優駿 G1 芝2400 18818----** 牡3 57.0 安藤勝己松田国英 ---- ------エイシンフラッシュ
10/05/09 東京 11 NHKマイル G1 芝1600 187132.611** 牡3 57.0 安藤勝己松田国英 468
(+2)
1.31.4 -0.233.5⑯⑯ダイワバーバリアン
10/03/27 阪神 10 毎日杯 G3 芝1800 11443.731** 牡3 56.0 安藤勝己松田国英 466
(-6)
1.49.3 -0.233.4⑤⑤ミッキードリーム
10/02/07 東京 11 共同通信杯 G3 芝1800 13334.122** 牡3 56.0 吉田豊松田国英 472
(+4)
1.48.2 0.033.5⑩⑨⑦ハンソデバンド
09/12/26 阪神 11 ラジNIK杯 G3 芝2000 153427.873** 牡2 55.0 内田博幸松田国英 468
(-2)
2.01.5 0.234.4⑤⑥⑧⑧ヴィクトワールピサ
09/11/22 京都 5 2歳新馬 芝1800 128123.121** 牡2 55.0 内田博幸松田国英 470
(--)
1.52.5 -0.134.1セイルラージ

ダノンシャンティの関連ニュース

 ダノンシャンティ(牡13、父フジキセキ)が種牡馬を引退したことが、3日までに分かった。繋養先のビッグレッドファームがホームページで発表。現役時代には2010年のNHKマイルCを当時の日本レコードで制覇。種牡馬として重賞4勝馬スマートオーディンを送り出した。来年誕生の産駒がラストクロップ。今後は1日に移動した北海道岩内町のNPO法人ホーストラスト北海道で余生をすごす。



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【毎日杯】レース展望 2017年3月21日(火) 16:04

 阪神では土曜に3歳馬の重賞・毎日杯(25日、GIII、芝1800メートル)が組まれている。クラシックの本流とはいえないような位置付け(施行時期)に思えるが、実際には1着馬のうち、2008年のディープスカイNHKマイルCとダービーを勝ち、13年のキズナもダービーを制覇。10年のダノンシャンティNHKマイルCを制するなど、すっかり出世レースとして定着した。直線の長い外回りで施行されるだけに、皐月賞への最終切符というよりも、広い東京のGIに向けた試走の場となりつつある印象だ。今年も素質豊かな若駒がそろって、目が離せない。

 新馬戦-シクラメン賞を連勝し、きさらぎ賞では2着に敗れたサトノアーサー(栗東・池江泰寿厩舎、牡)。前走は重馬場で持ち味が生きなかった面もあり、力負けとは考えられない。シクラメン賞は今回と同じ条件で、上がり3ハロン32秒7という桁違いの決め手を披露。今後のローテーションは明らかにされていないが、GI戦線に乗り込むためにも賞金の上積みは不可欠だ。中間も順調に乗り込まれており、力を出せる態勢は整っている。

 サトノアーサーの僚馬アルアイン(牡)も、シンザン記念は勝負どころで不利を受けて6着に敗れたが、巻き返しは必至。こちらは3戦全てマイルを使われてきたため、1ハロンの距離延長が鍵となるが、レースぶりからも大きなマイナスになるとは思えない。強敵が身内にいるが、新コンビ・松山弘平騎手の手綱さばきに注目が集まる。

 前記2頭と同様、ノーザンファーム生産のディープインパクト産駒として期待されるのがクリアザトラック(栗東・角居勝彦厩舎、牡)だろう。全兄カミノタサハラは弥生賞勝ち馬で、他にもボレアス、マウントシャスタベルキャニオンと全兄は軒並みオープンで結果を出してきた。前走(500万下)はハナ差の辛勝だったが、馬体に成長のあとがうかがえ、決め手も磨きがかかってきた印象。折り合いがつけば、ここでも面白い存在となる。

 未勝利戦を勝って以来、3カ月ぶりの京成杯で2着と好走したのがガンサリュート(栗東・安田隆行厩舎、牡)。輸送や距離延長を克服し、価値ある賞金上積みを果たした。阪神の1800メートル戦は未勝利で2戦してともに2着だったが、勝ち馬がリスグラシューカデナなら、悲観する必要は全くない。父ダノンシャンティに続く父子制覇が期待される。

 セントポーリア賞5着、すみれS3着と足踏みしているキセキ(栗東・角居勝彦厩舎、牡)は、祖母が桜花賞2着馬ロンドンブリッジという血統馬。まだ幼い面を残しているが、この阪神1800メートルで鮮やかな新馬勝ちを演じた実績があり、距離短縮で違う結果が望める。

 東スポ杯2歳S5着、朝日杯フューチュリティS5着、シンザン記念4着と中央入り後はもうひとつの結果が続くトラスト(栗東・中村均厩舎、牡)は、この中間もハードな調整ぶり。状態には全く不安がなく、あとはレースでスムーズに力を発揮できるかどうかにかかっている。スクリーンヒーロー産駒は一昨年にミュゼエイリアンがこのレースを勝っており、適性はありそうだ。

 他では、堅実な走りを続けるプラチナムバレット(栗東・河内洋厩舎、牡)や追い込みに徹して成績が安定してきたデュパルクカズマ(栗東・西浦勝一厩舎、牡)にも注意を払いたい。

毎日杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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【毎日杯】オーディン末脚キレキレ!父子Vで重賞2勝目 2016年3月27日() 05:00

 第63回毎日杯(26日、阪神11R、GIII、3歳オープン国際(特指)、別定、芝・外1800メートル、1着本賞金3800万円=出走10頭)1番人気スマートオーディンが直線で鮮やかに伸びて重賞2勝目をあげた。タイム1分47秒3(良)。次走は未定ながら、クラシックの有力候補に再び浮上した。4番人気で1馬身1/4差2着のアーバンキッドは賞金面で出走できるかどうか微妙だが、皐月賞(4月17日、中山、GI、芝2000メートル)が選択肢に入っている。

 ◆戸崎騎手(スマートオーディン1着) 「強いですね。(1週前)追い切りに乗せてもらってパワーがあると感じていたし、調子も良さそうだった。自信を持って乗りました」

 ◆石橋騎手(アーバンキッド2着) 「スタートは出ると思っていたので、あとは前に壁をつくって我慢できれば、と思っていました。反応良く伸びてくれたのですが…」

 ◆川田騎手(タイセイサミット3着) 「上手に走ってくれました。上がりがこれだけ速くなっても、しっかり走ってくれているし、いい内容でした」

★26日阪神11R「毎日杯」の着順&払戻金はこちら

スマートオーディン 父ダノンシャンティ、母レディアップステージ、母の父アルザオ。黒鹿毛の牡3歳。栗東・松田国英厩舎所属。北海道新冠町・スカイビーチステーブルの生産馬。馬主は大川徹氏。戦績5戦3勝。獲得賞金8419万7000円。重賞は2015年GIII東京スポーツ杯2歳Sに次いで2勝目。毎日杯は、松田国英調教師は01年クロフネ、04年キングカメハメハ、10年ダノンシャンティに次いで4勝目、戸崎圭太騎手は初勝利。馬名の意味は「冠名+北欧神話の主神」。

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【毎日杯】スマートオーディン完勝! いざGIへ 2016年3月26日() 15:45

 26日の阪神11Rで行われた第63回毎日杯(3歳オープン、GIII、芝1800メートル、10頭立て、1着賞金=3800万円)は、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気スマートオーディン(牡、栗東・松田国英厩舎)が直線で楽々と差し切って完勝。重賞2勝目を飾った。タイムは1分47秒3(良)。

 父ダノンシャンティに続く父子制覇。そしてクロフネキングカメハメハという厩舎の先輩に続く毎日杯制覇となった。前走でまさかの完敗を喫したスマートオーディンが見事な変わり身を披露。厩舎の先輩たちに続くGIへの道を力強くこじあけた。

 レースはオウケンダイヤがダッシュ良くハナを切ったものの、二の脚がついたディープエクシードがかわして先頭へ。外からアイファープリティが2番手の外につけ、オウケンダイヤと併走する。その後ろにアーバンキッドタイセイサミットが続き、人気のスマートオーディンは後方3番手を追走した。しかし、直線に向くとスマートオーディンは外から楽な手応えでみるみるうちに接近。内ラチ沿いから抜け出すアーバンキッドを楽にかわして差し切り、2度目の重賞勝ちを果たした。このレースを制した厩舎の先輩3頭はいずれも3歳春にGIを制しており、スマートオーディンにも大いに期待がかかる。1馬身1/4差の2着は4番人気アーバンキッド。さらに3/4馬身差の3着が2番人気のタイセイサミットだった。

 スマートオーディンは、父ダノンシャンティ、母レディアップステージ、母の父Alzaoという血統。北海道新冠町・スカイビーチステーブルの生産馬で、大川徹氏の所有馬。通算成績は5戦3勝。重賞はGIII東京スポーツ杯2歳S(2015年)に次いで2勝目。松田国英調教師は2001年クロフネ、04年キングカメハメハ、10年ダノンシャンティに次いで毎日杯4勝目、戸崎圭太騎手は初勝利。

 戸崎騎手は「賢いですし、折り合いが課題かと思っていましたが、うまく走れてよかったと思います。早々と重賞を勝ったように力がある馬ですし、(GIが)楽しみですね」と圧巻の内容で重賞2勝目を飾ったパートナーをたたえていた。

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【3歳500万下】断然人気レッドカーペットが快勝 2016年3月26日() 12:53

 26日の阪神6R3歳500万下(芝1200メートル)は、池添謙一騎手騎乗の1番人気レッドカーペット(牡、栗東・高野友和厩舎)が好位追走から抜け出して快勝した。タイムは1分9秒5(良)。

 バオバブが気合をつけて先手を取り、その外にファジーネーブル、さらにコパノマリーンも並びかけ、3頭がほぼ雁行状態で先行。人気のレッドカーペットはその3頭を見る4番手につけ、タイセイエクレールブンブンブラウがこれを追った。直線に向くと前の3頭をサッとかわしてレッドカーペットが先頭に立つ。馬群の中からサイタスリーレッドが鋭く伸びて迫ってきたが、これを封じてレッドカーペットが快勝。待望の2勝目を挙げてオープン入りを決めた。3/4馬身差の2着は5番人気のサイタスリーレッドで、新種牡馬ダノンシャンティ産駒のワンツーフィニッシュ。さらに1馬身1/4差の3着には、出遅れながらも直線よく伸びた4番人気のメイショウベニフジが入っている。

 レッドカーペットは、父ダノンシャンティ、母タペストリー、母の父Fusaichi Pegasusという血統。通算成績は8戦2勝となった。

 池添騎手は「馬混みでも頭を上げることなく、我慢がきいていたし、上手に競馬できました。距離短縮も良かったと思います」と会心の勝利を振り返っていた。

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【東スポ2歳S】武オーディン必然の末脚V! 2015年11月24日(火) 05:04

 第20回東京スポーツ杯2歳ステークス(23日、東京11R、GIII、2歳、オープン国際、馬齢、芝1800メートル、1着本賞金3200万円=出走11頭)武豊騎乗の4番人気スマートオーディンが、直線最後方から一気に差し切り重賞初制覇。タイム1分49秒5(良)。ダノンシャンティ産駒も初のタイトルとなった。この後は状態を見て、決められる。1番人気のロスカボスは好位を進んだものの伸び切れず8着に敗れた。

 驚異的な瞬発力が東京の長い直線で一気に爆発した。4番人気のスマートオーディンが最後方から10頭をごぼう抜き。出世レースを制して、来春のクラシック争いに名乗りを上げた。

 「想像どおり、というよりも期待どおりでしたね」

 武豊騎手はオーディンの末脚にも驚きはない様子。むしろ能力を信じていたようだ。

 スタートして後方へ待機するも、1000メートル通過62秒4の超スローペース。行きたがるのをなだめて直線に向いたが、今度は内にササる。一瞬追いにくくなったが、態勢を立て直すと、そこからは他馬が止まったかのように差し切った。上がり3ハロンは32秒9。レース史上最も速い、極限の末脚だった。

 「馬の後ろで我慢させることができたし、最後は少し内にササったけどすごい切れ味でした」

 凱旋門賞2着のナカヤマフェスタやダービー馬ディープブリランテ皐月賞イスラボニータなど、数々の活躍馬が勝ち馬に名を連ねるレース。ユタカも「かなりいい馬ですから、期待していいと思う」と、今後の活躍を確信している。

 父ダノンシャンティも管理した松田国調教師も大きな夢を感じている様子。「シャンティは(その父の)フジキセキをコピーしたような馬でしたが、オーディンは各パーツがシャンティよりも長くて、大きなストライドで走る」と比較をしたが、その父はNHKマイルCを当時の日本レコードで勝った後、ダービー出走直前の金曜日に骨折で回避。「あとは走りすぎないように、うまく調教のブレーキとアクセルの加減を私がしないとね」と、かつての無念と教訓を生かすつもりだ。

 今後は馬の状態を見て決められるが、調教師は「来年、みなさんに楽しんでいただけると思います」と、すでに気持ちは来春へ。父が果たせなかったダービー制覇へ、スマートオーディンのサクセスストーリーは始まったばかりだ。 (柴田章利)

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スマートオーディン 父ダノンシャンティ、母レディアップステージ、母の父アルザオ。鹿毛の牡2歳。栗東・松田国英厩舎所属。北海道新冠町・スカイビーチステーブルの生産馬。馬主は大川徹氏。戦績3戦2勝。獲得賞金4581万9000円。重賞初勝利。東京スポーツ杯2歳S松田国英調教師が2005年フサイチリシャール、06年フサイチホウオーに次いで3勝目、武豊騎手は02年ブルーイレヴン、03年アドマイヤビッグに次いで3勝目。馬名の由来は「冠名+北欧神話の主神」。

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ダノンシャンティの関連コラム

閲覧 3,357ビュー コメント 0 ナイス 3

京都記念は都合により書けなかったので2週振りとなります。うまカレ副代表の金沢ユウダイです。前回の東京新聞杯では、エキストラエンドを推奨し6番人気2着と好走。今週もよろしくお願いします。(東京新聞杯コラムはこちら


今週はGIフェブラリーステークスです!

このレースは大きく分けて次の2つのタイプの馬が好走しているといえるでしょう。
① 泥臭く前で粘り込むタイプ
② 後ろから差してくるタイプ(軽いダート向き)
コパノリッキートランセンドが前者に、テスタマッタサンライズバッカスなどが後者に当てはまります。

血統的にみると、①はトニービン(Hyperion5×3・5)やNureyev(Hyperion4×4)に代表されるHyperionが濃い血統。②はA.P.Indy(母がSecretariat≒Sir Gaylord1×3)やStorm Cat(母父Secretariat)に代表されるSecretariatを含む血統です。
コパノリッキートランセンドもトニービン、Nureyevを持っているので前で泥臭く粘る競馬で栄冠を掴みました。この2頭にいえることは、GIを何勝もするチャンピオン級の馬であるということ。力の違いで勝利したともいえます。一般的に東京ダートは砂が軽く、時計が速いため②血の方が適性としては高いといえます。

近年のSecretariat持ちの好走馬を列挙してみると、
インカンテーション(A.P.Indy)
ベストウォーリア(A.P.Indy)
ベルシャザール(セレクト)
ワンダーアキュート(A.P.Indy)
テスタマッタ(A.P.Indy)
カジノドライヴ(A.P.Indy)
サンライズバッカス(Storm Cat)
シーキングザダイヤ(Storm Cat)
特に昨年はA.P.Indy系の2着3着と分かりやすい結果となりました。

このあたりに注目して、各馬の見解を書いていきたいと思います。

●東京マイルはベストだが・・・
3連覇を目指すコパノリッキーは、父ゴールドアリュールの母父Nureyev、母父ティンバーカントリーの母Fall Aspen、母母父トニービンのHyperionをベースとする持続力を、中距離よりも厳しいペースになるマイルで活かしているという、スタイルとしてはダイワメジャーのようなイメージ。だから東京マイルはベストだろうし、この舞台ならそう簡単には止まらないでしょう。スタートが得意ではない馬なので、出負けして内で包まれたら~だとか、近2年よりペースが速くなりそうな点など不安材料もありますが、昨年と比べてここを狙い澄ましたローテでない(昨年は東海S1着から参戦)ということから状態面が1番気になります。昨年も同じ2枠からの競馬で出遅れながらも、持ち前のスピードを活かして砂を被らない外目2番手の競馬が出来ましたが、2年連続で昨年のように上手くいくかどうか不安でもあります。

このようにコパノリッキーは、砂を被りたくないのでハナを切るか、外目を追走したいタイプ。ですからこの枠だとハナを切る可能性が高いですし、加えてモンドクラッセ陣営もハナをきることを意識させるコメントを出していますので、息を入れて運ぶことができるかどうか。フェブラリーSに出走した3年間で最も厳しい条件が揃っているといえるでしょう。

●東京ダートなら差し切り濃厚
ノンコノユメは種牡馬Green Desertの母母でもあるCourtly Dee直仔の父トワイニングに、ハーツクライミッキーアイルMy Bupers牝系の母ノンコという組み合わせ。パワーは文句なしでしょうが、母ノンコはアグネスタキオン×母母父Lyphard、なので、同じ父を持つキャプテントゥーレダイワスカーレットのようにHyperionとLady Jurorを増幅する形にもなっているため、持続力も担保されています。軽い馬場の方が良いタイプですから、チャンピオンズカップサンビスタが勝つようなダートの質としては真逆だった中京ダートであれだけやれていれば、東京でどれほど斬れるのか、末恐ろしささえ覚えます。距離はやや短いと思いますが、コパノリッキーがいる限り前残りはないという見立てなので、差し切り濃厚とみます。

●適性がズレている
昨秋から力を付け、チャンピオンズカップでは4着と好走したロワジャルダンは、母母スキーパラダイスに父キンカメなので、スキーパラダイスはLyphardやAlibhaiの影響で、キャプテントゥーレのような前に行っての粘り強さを伝える馬で、だからロワジャルダンも小回りを捲るのがベストな走りにうつります。ハイペースだったチャンピオンズカップは、持続力があるのでずっとバテずに一定の脚を使い続けていたら4着まで来ちゃった、というトーセンジョーダンの天皇賞秋のようなレースでした。差し馬有利の流れになって、再び持ち前の持続力で好走することはあるでしょうが、捲り&粘りがベストの馬だからGIを勝つならば先行してそういう競馬をした時だろうし、今回は初めての距離でそういう競馬は出来ないだろうから勝ち切ることは無いのではないかと思います。

●東京向きの同厩2頭
石坂厩舎の2頭、ベストウォーリアは、父マジェスティックウォリアーと母父Mr.Greeleyが、Secretariat、Mr.Prospector、Broadwayなど非常に共通な血が多く、マジェスティックウォリアー≒Mr.Greeley1×2といえるようなすごい配合で、ダート馬にしては体質が柔らかく、いかにも東京でこその差し馬。モーニンサンライズバッカスと同じStorm Cat→ヘネシーの父系で、母系のCozzeneの影響もありこちらも東京向きの差し馬。しかし距離延長というのが気になります。

●東京替わり&距離短縮でパフォーマンスアップ
ホワイトフーガはDeputy Minister系×フジキセキのニックスで、母母父がMr.Prospector×SecretariatのGone West系(先述したMr.Greelyもこの系統)のZafonicです。牝系はSingspealやDevil’s Bag、ヴィルシーナダノンシャンティでお馴染の名門Ballade牝系。この牝系はスピードが魅力ですし、Ballade牝系×フジキセキダノンシャンティと同じでもあります。気性的にも距離短縮はプラスだし、馬場も軽い馬場の方が合っていると思うので久しぶりの東京ならかなりのパフォーマンスアップが見込めるのではないかと思います。高木師がコメントしているように砂を被っても平気で、馬群から抜け出す競馬が出来るのも良いですね。
・4代血統表(ホワイトフーガ


●今年も侮れない
3年前の勝ち馬で、昨年は11番人気4着だったグレープブランデーは、母父ジャッチアンジェルーチからスピードを供給されていますが、父のAllegedと母のPleasant Colonyを通じるRibotのクロスがあるのでマイル前後の厳しいペースでこそ持ち味が活きています。しかし母母がNasrullahとPrincequilloのクロス(SecretariatもNasrullah×Princequillo)なので東京向きの斬れも兼備しており、ベストの条件といえるでしょう。

●前哨戦ワンツーのアグネスデジタル産駒
前哨戦の東海Sでワンツーを決めたアグネスデジタル産駒は、Secretariat5×5を持つ広いコース向きのアスカノロマンと、いかにもダ1700が得意そうな走り方をするモンドクラッセ、タイプが全く異なります。アスカノロマンは母父が、母父Sauce Boad(Ribot系)の影響で厳しいペースでこそ持ち味が活きるタバスコキャットで臨戦過程も血統もグレープブランデーに似ています。ただ今回は先述しているようにコパノリッキーの存在が厄介になりそうです。一方モンドクラッセは、東京ダートだと条件戦でも手こずるほどで、東海Sはスローペースに落とせたのが何よりの好走の要因。ここは厳しいでしょう。

【まとめ】
GI3連覇の難しさは歴史が証明している通りで、昨年と比べて臨戦過程の不安もあることから、ベストコースとはいえコパノリッキーは3番手評価としたい。ローテーション、成長力、東京替わりと強調材料が多い4歳馬2頭ノンコノユメのと牝馬ホワイトフーガに期待したい。あとは石坂厩舎の2頭と、グレープブランデーも要注意。



【参考】
『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

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執筆者:うまカレ(MYコロシアム>最新予想にリンク)

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2011年2月12日() 07:00 【ウマニティ】
代打・大道の必勝馬券予想~京都記念(G2)~
閲覧 510ビュー コメント 0 ナイス 2

AMラジオ1242ニッポン放送の看板番組「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」の番組内で、午前7時の時報を合図にスタートする人気コーナー「勝負一発、徳さんの夢プレゼント」では、徳光さんが毎週12,000円を元手に馬券を購入し、これまでに合計25万円以上をリスナーにプレゼントしています。

このコーナーには、元巨人軍の代打の切り札として活躍した大道典嘉さんが、昨秋から「ウマニティ」にゲスト予想家として参戦すると同時に「とくモリ!」にレギュラー出演。大穴の徳光さんとの夢の馬券対決を繰り広げています!

大道さんは、元旦早々から的中を飛ばしたほか、アメリカジョッキークラブカップもズバリ本線的中させており、今週の予想にも注目が集まります。

さて、そんな代打・大道さんの今週の勝負予想は、日曜京都競馬場のメインレース「京都記念(G2)」です。

大道さんの予想は・・・、

京都記念(G2)「代打・大道」の勝負予想!============

○コメント
京都記念は◎3番ビッグウィーク、○4番ダノンシャンティ、▲12番ヒルノダムールの3頭を抜擢しました。

先週の京都は前が残るケースが頻発しましたので、ここも前に行けるビッグウィークに期待します。
ダノンシャンティはNHKマイルを勝ったG1馬に敬意を表しての対抗○。
▲は悩みましたが有力馬の中では唯一前走と同斤量56キロで走れる点で恵まれた分、ヒルノを3番手評価としました。
この3頭はいずれもジョッキーが調教をつけている点で間違いなく勝負気配でしょう。

調教師の花道を飾る意味でも今回は人気を集めすぎの感もある有馬記念3着の2番トゥザグローリー、1枠に入ってしまった追い込み馬オウケンブルースリは力を認めつつも押さえ評価まで。
他では、先行できる6番ロードオブザリング、騎手が調教をつけている8番ホワイトピグリムと11番のプロヴィナージュに注意。
過去10年牝馬は大苦戦しているレースだけに5番メイショウベルーガは無印とします。



■「代打・大道」馬券戦略=====================
◎3番ビッグウィーク、○4番ダノンシャンティ、▲12番ヒルノダムールの3頭で勝負です。3頭の3連複を本線に、3着付けで5頭を加えた3連複フォーメーションで馬券を組み立てます。


■「代打・大道」買い目=====================

☆3連複
3-4-12
(1点×2000円=合計2000円)

☆3連複フォーメーション
1着 3、4、12
2着 3、4、12
3着 1、2
(6点×各1000円=合計6000円)

☆3連複フォーメーション
1着 3、4、12
2着 3、4、12
3着 6、8、11
(9点×各200円=合計1800円)

合計=9,800円

一方、大穴予想・徳光さんの買い目は、いつもの通り3連単6頭ボックス。

☆3連単6頭ボックス
2、3、4、6、10、12
(120点×各100円)

買い目合計=12,000円



さあ、競馬に競艇なんでもOKの大穴・徳光さんの特大の一発がくるのか、はたまた野球だけでなく競馬予想でも高打率を叩き出している代打・大道がきっちりヒットを飛ばすのか!? どうぞご期待ください!

注目の一番京都記念(G2)」は、明日・日曜日15時35分の発走です!

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2010年12月20日(月) 14:00 河内一秀
河内一秀の「カツラギ的」有馬記念2010前走分析
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有馬記念と言えば1年の総決算であると共に、3歳馬と古馬の世代間の争いにも注目が集まる。今年の3歳馬は史上最強世代と言われ、既に秋の重賞重勝で結果を残しているが、ここで改めて検証してみたい。

以下は、過去10年の有馬記念における3歳最先着馬と、有馬記念以前に記録した最高指数の一覧である。

■2009年
2着 ブエナビスタ
57.0 エリザベス女王杯(3着)

■2008年
9着 フローテーション
56.0 ステイヤーズステークス(2着)

■2007年
2着 ダイワスカーレット
59.6 エリザベス女王杯(1着)

■2006年
4着 ドリームパスポート
58.3 ジャパンカップ(2着)

■2005年
2着 ディープインパクト
61.5 菊花賞(1着)

■2004年
4着 デルタブルース
58.1 ジャパンカップ(3着)

■2003年
2着 リンカーン
55.6 菊花賞(2着)

■2002年
1着 シンボリクリスエス
57.7 ジャパンカップ(3着)

■2001年
1着 マンハッタンカフェ
56.0 菊花賞(1着)

■2000年
5着 アドマイヤボス
54.2 知床特別(2着)

2000年のアドマイヤボスを除くと下記の二つのパターンに分かれる。

【パターン1】前走の菊花賞で最高指数を記録したうえで3着以内に入線したのち有馬記念に参戦。
【パターン2】前走の古馬混合戦で最高指数を記録したうえで3着以内に入線したのち有馬記念に参戦。

いずれにしても、前走で最高指数を記録し3着以内に入線している、言い換えれば伸び盛りで勢いがある馬が最先着していることが分かる。

次に、今年の出走予定馬の最高指数を見てみよう。

58.7 エイシンフラッシュ(ダービー・1着)
53.7 コスモラピュタ(500万以下・1着)
60.8 ダノンシャンティ(NHKマイルカップ・1着)
60.2 トゥザグローリー中日新聞杯・1着)
57.6 ペルーサ青葉賞・1着)
57.6 ルーラーシップ鳴尾記念・1着)
58.7 ローズキングダム(ダービー・2着)
56.7 ヴィクトワールピサ(ダービー・3着)

ダノンシャンティはダービー以来の休み明け。エイシンフラッシュコスモラピュタペルーサローズキングダムヴィクトワールピサの5頭は、前走で最高指数を記録していない。
残るのは、トゥザグローリールーラーシップの2頭だが、いずれも前走の古馬混合戦で最高指数を記録し3着以内に入線しているので、【パターン2】に該当する。しかも、60.2・57.6と高い指数した上で快勝しているので、有馬記念で十分に通用するレベルに達していると判断できる。

以上の分析により、今年の3歳馬はトゥザグローリールーラーシップを中心に、古馬と互角以上の勝負が出来ると結論づけたい。

なお、ここで述べた見解はあくまでも、カツラギ指数をベースにした前走に関する一考察であり、カツラギの最終結論では無いことをお断りしておきたい。

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2010年5月29日() 16:25 鈴木和幸
【鈴木和幸G1コラム】 ダービーの最終予想
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●第77回日本ダービーの最終決断
 
 ヴィクトワールピサが2冠馬に輝く。 

3月、弥生賞前に3冠を予感させ、1冠めの皐月賞前には、
“勝ち馬は岩田=ヴィクトワールピサをおいてほかにいない”と、
私にいわせたこの馬、皐月賞は期待通りの強さだった。

いや、期待以上といった方がいいかもしれない。

一瞬、唯一危惧していた馬群のごちゃつきに見舞われ、進路を失いかけた次の瞬間、
並ぶ間もなく最内から突き抜ける爆発力を見せてくれたからだ。
 
あの狭い内ラチすれすれに、迷わず突っ込んでいった岩田の度胸、
ひるまずこの乗り手の指示に従ったヴィクトワールの勝負根性に感服である。

激しい横一列の2着争いの中、瞬時に1馬身半抜けたこの馬は、
その着差そのままに頭抜けていた。

皐月賞に出走した馬たちはもはや敵ではない。

 
別路線、
青葉賞ペルーサ、プリンシパルS=ルーラーシップ評価がうなぎのぼりだ。

とりわけ、無敗のペルーサはヴィクトワール以上との見方も多い。

◎をペルーサに打っている方も多いようだ。

でも、私の◎はヴィクトワールピサで揺るがない。

甘く見ないでいただこう。

クラシック本流、王道を歩んでGⅠを制したこの馬の強さを。

GⅡ青葉賞の勝ち時計が、
ダービー史上にあてはめると3番めの速さだろうと、4馬身のぶっちぎりだろうと、
しょせんはトライアル、GⅡでしかない。

本流での激しい戦いのなか、培った力は、トライアル、GⅡクラスとはレベルが違う。

それが証拠に青葉賞の勝ち馬からダービー馬は出ていないだろう。

ここにGⅠとGⅡ以下との格の違いをみることができる。

 
第77回日本ダービーは、皐月賞ヴィクトワールピサが2冠馬となるための舞台。

その強敵がペルーサで、3番手以下となると五指に余る。

アリゼオ
エイシンフラッシュ
ゲシュタルト
ヒルノダムール
リルダヴァル
ルーラーシップの中での一番の魅力は、

すっかり人気を落としてしまったリルダヴァル

強行スケジュールもなんのその、戦列復帰後の最高の状態になっている。

 

NHKマイルC、ダービーの変則2冠を狙っていたダノンシャンティの取り消しは非常に残念。

いや、出走していれば勝てたかもとの思いからではなく、まったく逆である。

ずばり、1600メートルを日本レコードで走る“ベストマイラー”に、
2400メートルのダービーを勝たれてはたまらない。

そして、レコード快走のあとだけに、その反動が心配ー、
いうところの”危険な人気馬”に見ていたからである。

しかしそれはともかく、あれほどのパフォーマンスを見せてくれ、感動をくれた馬である。

ダノンシャンティの1日でも早い戦列復帰を願い、待ちたい。

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2010年5月28日(金) 11:16 鈴木和幸
【鈴木和幸G1コラム】 ダービー出走全馬解説
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●第77回日本ダービー(GⅠ)出走馬の短評

 
エイシンフラッシュ
    
順調さを欠き、ローテーションに狂いがあった皐月賞でも3着、GⅢ京成杯勝ちはダテではなかった。今回は青写真通りの攻め馬を積め、皐月賞をはるかに上回るデキに。2400メートルは若干長い気もするが、もっかの上昇をもってすれば克服可能、連がらみまである。

 
レーヴドリアン

追い込み一辺倒、ここ3戦の重賞では差を詰めるにとどまっている。この脚質は直線長い東京向きには違いないが、それだけで上位争いに加われるとは考えにくい。テンにいけないこと、後方からの競馬しかできないことが命とり、体調もここ一連と比べてとくによくなってはいない。3着争いも危うい。

 
ルーラーシップ

ひとたび加速がつけば恐るべき脚を使う。4馬身千切った、前走のプリンシパルSのように。ちなみにこのときのラスト3Fは11秒6、11秒1、11秒4のすさまじさ、他馬がついてこられなくて当たり前である。ただし、あまりにもアクションが大きく、小脚が使えず、馬ごみでは制御するのが大変。一度スピード落とすと再びスピードをあげるには時間がかかってしまう。テン乗り四位がこの内枠でどう馬群をさばいて流れに乗せるか、そこにすべてがかかっている。Vの可能性まで秘めた一頭。

 
サンディエゴシチー
   
ここ2戦が10馬身、8馬身差の大敗、巻き返すにはよほどの変わり身がないと。その変わり身は今週の追い切りを見るかぎり、さほどとは思えない。2歳時の3連勝、東スポ杯の0秒3差4着の実績、馬体のよさからやがては巻き返してくるとは思うが、今回は見送り。

 
コスモファントム

これまで4着以下がなく、ラジオNIKKEI杯でヴィクトワールとクビ差の勝負をしているのがなんとも不気味。休み明けの前走でも2着しているのでなおさらだが、難をいえば決め手に乏しく、先行前残り型、果たして東京向きかどうか。3着残りがあれば上々とみる。

 
アリゼオ

皐月賞は大外枠が不利、それにスプリングSを逃げ切ったことで、馬が前に行きたがり、横山典も苦労した乗り方に見えた。それだけに5着は底力の証明といっていい。瞬発力があってスタミナもあるこの馬には、東京2400メートルはぴったり、Vまでは厳しいが上位争いは間違いあるまい。

 
ヴィクトワールピサ

素直に皐月賞勝ちを評価しよう。あの一瞬にして内ラチ沿いから1馬身半抜け出た脚、爆発力は群を抜いている。このダービー、皐月賞組に後れを取ることはない。問題はまだ戦ったことのない、青葉賞組などの別路線の馬たちとの比較ということになるが、クラシック本流というか、王道を歩んできたヴィクトワールに一日の長を認めたい。過去に春、皐月賞とダービーの2冠馬が21頭もいるのは、それだけ皐月賞⇔ダービーの関わりが深い証拠。これに対し、青葉賞の勝ち馬はこれまで1頭もダービー馬になっていない。やっぱり、皐月賞重視が正解、最有力だ。
     
 
ローズキングダム

スプリングS皐月賞の敗走でいささかメッキがはげた感がある。そして、挫石のアクシデント、運にも見放されたといったら失礼か。もともと、ダービーより皐月賞向きと見ていただけに、2歳時の実績を考えても電光掲示板が精いっぱい。

 
ペルーサ

若葉Sでのちの皐月賞2着馬を破り、青葉賞がレース史上、3番めに速い2400メートル2分24秒3、それも4馬身のぶっちぎりだから、ヴィクトワールといえどもウカウカしてはいられない。最大の難敵、こちらに◎を打つ人も多かろう。もっといえば、今回がデビュー以来初めての本気の仕上げ、なおさらヴィクトワールにとっては脅威だが、それでも私は○まで。若葉S時のヒルノは2ヶ月の休み明けだったし、他馬にぶつけられる不利もあったから、きっちり仕上げた皐月賞のときのヒルノとは違う。破った価値を過大に考えるのは危険が伴う。青葉賞ははっきりいって相手が弱かった、あの4馬身差を額面通りに受け取ってはいけないとの考えからである。

 
トーセンアレス

ダートでしか勝っていない。芝は弥生賞も皐月賞も1秒以上も離された7、14着、これが現在のこの馬の実力。見せ場のひとつも作れまい。

 
ハンソデバンド

共同通信杯ではのちのNHKマイルCの勝ち馬ダノンシャンティを破ったほどだが、皐月賞はしんがり18着。この結果からすると、共同通信杯はスローの展開の2番手、いうところの展開の利が大きかったということに。とうてい狙えない。

 
ヒルノダムール

究極の仕上げだった皐月賞で2着死守、さすがに藤田がぞっこんの馬だけあって一級品の末脚を持っている。二度ほど窮屈になるシーンがあってのことだけに、単なる2着確保とはワケが違う。その後の馬体の回復は早く、最終追い切りもすばらしい動き。長く脚を使えるレースぶりから、もちろん東京でこそ本領発揮だろう、ヴィクトワールを脅かしてもおかしくない。

 
ゲシュタルト
    
決してスローではなかった皐月賞で2番手追走、結果は7着でも0秒5差は着順に隠れた好内容。“見どころあり”とみていたら、京都新聞杯を勝ってダービーの出走権を取ってきた。スプリングS以降、一戦ごとに力をつけている。すんなり先行したときの前残りに要警戒。

 
リルダヴァル

NHKマイルCまでのローテーションがきつく、もう上がり目はないと見ていたら、今週の追い切りはここ2戦をしのぐほどの鋭さ、迫力さえ感じさせた。そう、疲れどころかさらなる体調アップを見せつけたのだからびっくりだ。こちらが考えている以上、スマートに映る馬体とは裏腹のタフネスである。常識的には前走以上は考えにくいのだが、あまりの最終追い切りのすばらしさ、福永の「今まで乗った中で一番の躍動感があった」にほだされて、ヴィクトワールの相手一頭に考え直す。

 
メイショウウズシオ
    
前走の京都新聞杯でも先着馬が3頭もいた。今回は当時より一枚も二枚も上の馬たちがずらり、持ち前の相手なりに走る堅実さをもってしても勝負にはならない。

 
⑯シャイン

シンザン記念の2着はスローの単騎逃げに助けられただけ、本来なら勝っていなければならない。前2戦の結果をみれば、一線級に混じっての実力不足は明らか。スローで逃げられたとしても電光掲示板にも残れない。

 
トゥザグローリー

GⅠ馬トゥザヴィクトリーの仔、素質は認める。でも、現時点ではまだ520キロの体を持て余している。青葉賞で2着できたのは、3着馬の位置取りの悪さ、仕掛け遅れがあったから。夏を越してからあらためて注目したい。

 
ダノンシャンティ

1600メートルを1分31秒4の日本レコードV、それはとりもなおさず“ベストマイラー”の証だと思う。絶対能力の高さで2400メートル克服の可能性はあるが、この馬をかつてNHKマイルC→ダービーを制したキングカメハメハディープスカイと同等に考えていいのかどうか。前述の日本レコード、レース前の気負い込み、掛かり癖など、この2頭と比べると、はるかにマイラー色が濃いのがダノンだからである。個人的にはつけても△まで。

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2010年5月24日(月) 21:09 鈴木和幸
【鈴木和幸G1コラム】 ダービーの展望
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●長くこの世界に身をおいているがこんなにも震えがくるダービーは初めて!!

 第77回東京優駿・日本ダービーに震えが止まらない。

 
4月17日、翌日の皐月賞に向けて、“三冠へ乗り出す”と、
ヴィクトワールピサの原稿を書き始めた。

4月18日、思い描いた以上の強さでヴィクトワールが一冠めを制した直後には、

“これで二冠めダービーも決まり、そして、秋は三冠だ”

と、私はほとんど決めつけていた。

その心は、三冠馬になれるだけの器の大きさだ。

皐月賞、ダービー、菊花賞の3つのレースで、
もし、ヴィクトワールが取りこぼす危険があるとすれば、
それは馬群がごちゃつきやすい、
行き場をなくすなどの不利も考えておかなければならない、小回り中山の皐月賞だろう。

ヴィクトワールは、その皐月賞をあれだけの強さでクリアしてしまったのだ。

三冠、いや、一歩譲って、ダービーまでの二冠は制したも同然ではないか、である。

ヴィクトワールピサのダービー制覇、二冠達成を確信し、
このまま何事もなく、無事にダービーを迎えてほしいーと。

 
ところが、5月に入るとただならぬ馬たちが次々と出現してきた。

5月1日、ダービートライアル・青葉賞勝ちのペルーサ
5月8日、同じくプリンシパルS勝ちのルーラーシップ
5月9日、NHKマイルC勝ちのダノンシャンティである。

たとえば、ペルーサ青葉賞史上、
平成16年のハイアーゲーム(ダービー3着)に次ぐ、
2番めに速い2分24秒3の勝ちタイム、それも余裕残しの4馬身ぶっちぎり。

聞くところによると、レース前、管理する藤沢和調教師は横山典に、

「ユタカ(この時点ではヴィクトワールピサの手綱を取る予定だった武豊騎手)にプレッシャーがかかるような勝ち方をしてこい」

といっていたとか。

ユタカならずともこれだけの時計、これだけの勝ちっぷりをされたら意識せざるをえない。

むろん、プレッシャーはかかる。

ルーラーシップも2000メートルを1分59秒1でこれまた4馬身差の圧勝。

前週の古馬準オープンをしのぐ時計だっただけでも高く評価されるのに、
ラスト3Fを11秒6、11秒1、11秒4の速さでまとめたのだから驚異的。

いよいよ、母に名牝、女傑エアグルーヴをもつ超良血馬の本格化である。

そして、ダノンシャンティにいたっては、
レース、コースのレコードを飛び越えて1600メートル1分31秒4の日本新記録ときた。

 
もちろん、皐月賞ヴィクトワールピサといえども安閑とはしていられない。

前記のただならぬ3頭を加えた4頭だけのダービーでもぞくぞくするのに、
皐月賞の2~7着馬がこぞって出走、一堂に会するのである。

震えが止まらない。

クラシック本流の皐月賞組を上位に見るのか、
ダービーと同距離を重んじて青葉賞組に注目か、
はたまた、プリンシパルS、NHKマイルCをより重視するのか。

それがダービーを的中させるためのこの1週間の仕事だが、
長くこの世界にいて、こんなにもハイレベルの馬たちが覇を競うダービーは初めて。

また震えが激しくなってきた。 

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ダノンシャンティの口コミ


口コミ一覧
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【きょうは何の日?】 2010年5月9日 【ダノンシャンティ】【NHKマイルカップ】

今回の続きは【軸うまおやじ】
【ウマニティ】 競馬ブログ・ランキングTOP50
【 https://jikujikuumauma.blog.jp/ 】
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競馬【YouTube】作りましたのでよろしくお願いします。
【https://www.youtube.com/channel/UC-6TOK-P1AEykkw1ij0fSvA】
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~軸うまおやじからのお願い~

馬券の購入は20歳になってからです。20歳未満の方は競馬法第28条により勝馬投票券の購入および譲り受けることはできませんのでご注意ください。(JRAホームページより一部引用)
はじめまして、こんにちは。軸うまおやじです。

2010年5月9日はNHKマイルカップでダノンシャンティが人気に応え勝利した日です。

ダノンシャンティはデビュー前から噂された馬で、ここに来るまでは着実に結果を残しこの大舞台に挑みました。
当日は18頭中の1番の人気。
ですがレースが始まるとスタートが合わず出遅れぎみの最後方からのスタート。さらに道中も最後方のままで私、軸うまおやじも大変焦りました。
しかし第4コーナーを回り直線に差し掛かった瞬間、エンジンがかかったかのような怒涛の追い込みで他の馬を次々と追い抜き見事に優勝。さすが噂通りの良血馬ダノンシャンティ!終わってみればレコードタイムをたたき出していました。
ダノンシャンティと聞いてもうお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、、
そうです、昨日のNHKマイルカップで優勝したあのダノンスコーピオンと同じ馬主です。
ダノンシャンティ、競馬ファンとして感動をありがとう。

以上、軸まおやじの『今日は何の日?』でした。
ご覧いただきありがとうございました。次回もどうぞよろしくお願いします。  

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今回の続きは【軸うまおやじ】
【ウマニティ】 競馬ブログ・ランキングTOP50
【 https://jikujikuumauma.blog.jp/ 】
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競馬【YouTube】作りましたのでよろしくお願いします。
【https://www.youtube.com/channel/UC-6TOK-P1AEykkw1ij0fSvA】
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次回もどうぞよろしくお願いします。     

【軸うまおやじ】
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 ウマ蔵 2017年5月2日(火) 14:35
2017年京都新聞杯予想
閲覧 511ビュー コメント 2 ナイス 14

京都新聞杯(京都右外回り2200m)の予想を開始したいと思います。また過去を振り返りたいと思います。
コースレコード130.0

2016年 タイム132.6 晴良 14頭
前半1200m73.1、後半1200m59.5
前半3F36.1、後半3F34.5

1着2枠2番スマートオーディン
1番人気.戸崎騎手.栗東.池江調教師
ダノンシャンティ産駒、通過13-13-12-9
前走.毎日杯(G3)1着 阪神1800m
前々走.共同通信杯(G3)6着 東京1800m

2着7枠11番アグネスフォルテ
4番人気.松山騎手.栗東.森調教師
ハービンジャー産駒、通過2-2-2-2
前走.はなみずき賞(500万)6着 阪神2000m
前々走.大寒桜賞(500万)2着 中京2200m

3着6枠9番ロイカバード
4番人気.池添騎手.栗東.松永教師
ノーザン生産
ディープ産駒通過9-9-8-7
前走.きせらぎ賞(G3)3着 京都1800m
前々走.福寿草賞(500万)1着 京都2000m

2015年 タイム131.3 曇良 16頭
前半1200m72.0、後半1200m59.3
前半3F35.2、後半3F34.9

1着2枠4番サトノラーゼン
2番人気.川田騎手
栗東.池江調教師.里見馬主.ノーザン生産
ディープ産駒、通過5-4-5-5
前走.はなみずき賞(500万)1着 阪神2000m
前々走.ゆきやなぎ賞(500万)3着 阪神2400m

2着1枠2番ポルトドートウィーユ
1番人気.武豊騎手.栗東.高野調教師
ノーザン生産.サンデーレーシング馬主
ディープ産駒、通過9-9-8-7
前走.若葉S(OP)4着 阪神2000m
前々走.きせらぎ賞(G3)2着 京都1800m

3着8枠15番アルバートドック
6番人気.藤岡康騎手.栗東.須貝教師
社台白老生産.G1レーシング馬主
ディープ産駒、通過10-10-10-10
前走.毎日杯(G3)4着 阪神1800m
前々走.ゆきやなぎ賞(500万)1着 阪神2400m

2014年 タイム131.0 晴良 18頭
前半1200m70.2、後半1200m60.8
前半3F34.1、後半3F36.2

1着2枠3番ハギノハイブリッド
3番人気.秋山騎手.栗東.松田調教師.社台生産
タニノギムレット産駒、通過10-11-10-9
前走.新緑賞(500万)1着 東京2300m
前々走.大寒桜賞(500万)2着 中京2200m

2着6枠11番サウンズオズアース
8番人気.浜中騎手.栗東.藤岡調教師
社台生産.吉田総帥
ネオユニーヴァース産駒、通過10-9-9-7
前走.はなみずき賞(500万)1着 阪神2000m
前々走.若葉S(OP)3着 阪神2000m

3着3枠5番ガリバルディ
5番人気.福永騎手.栗東.藤原教師
社台生産.社台レースホース
ディープ産駒、通過16-15-17-14
前走.500万(500万) 2着 阪神1600m
前々走.共同通信杯(G3)12着 東京1800m

2013年 タイム132.3 曇良 16頭
前半1200m71.5、後半1200m60.8
前半3F34.9、後半3F35.9

1着3枠5番キズナ
1番人気.武豊騎手.栗東.佐々木調教師
ノースヒルズ生産
ディープ産駒、通過16-16-15-13
前走.毎日杯(G3)1着 阪神1800m
前々走.弥生賞(G2)5着 中山2000m

2着4枠8番ペプチドアマゾン
9番人気.藤原康騎手.栗東.木原調教師
アグネスタキオン産駒、通過3-3-3-3
前走.あずさ賞(500万)1着 京都2400m
前々走.アザレア賞(500万)5着阪神2400m

3着6枠12番ジャイアントリープ
11番人気.北村友騎手.栗東.村山教師
ノーザン生産.キャロット馬主
ネオユニーヴァース産駒、通過10-10-10-5
前走.山吹賞(500万)2着 中山2000m
前々走.3歳未勝利1着 京都2000m

まとめ
・ペース読み
2016年はスローペース
2015年はミドルペース
2014年はハイペース
2013年はハイペース
ペース読み必須だが人気薄の先行馬が穴を開ける傾向!
あとは差し馬で後半3F速い上がりを使える馬です。
これは京都コースの特性だと思います。
・産駒
ディープ産駒得意!
去年はハービンジャー産駒も2着にきている。
過去4年の間、ネオユニーヴァース産駒も3着以内に2頭きている。
(2017年の出走馬にネオユニーヴァース産駒はいない)
・枠
3年連続2枠がきている。
次いで3.6.7枠がいいと思います。
・前走
毎日杯が相性いいと思います。
次いで共同通信杯、きせらぎ賞
福永寿草特別、はなみずき賞
ゆきやなぎ賞、大寒桜賞、若葉S
・調教師
2016.2015年1着 2年連続池江調教師
・騎手
武豊騎手、藤岡康騎手 過去4年で2回馬券内

この上記のまとめを踏まえて気になる馬火曜日ver
・インヴェクタ
ハービンジャー産駒
前走若葉S
脚色 差し馬
速い上がり使える

・ガンサリュート(出走すれば)
ダノンシャンティ産駒
前走毎日杯
脚色 差し馬
ペースが流れればという条件付き

・サトノクロニクル
池江調教師、里見馬主
好位で速い上がりが使える

・サトノリュウガ
ハービンジャー産駒
里見馬主
前走福寿草
脚色 中段待機

・プラチナバレット
前走はなみずき賞、毎日杯、福寿草
脚色 先行馬

先行馬
・ウィンベラシアス
過去4走から1番前で競馬してるのでこの馬がペースを握りそう。

ちょっと注目
×ミッキースワロー
差し馬速い上がりを使える

あとは枠と調教を踏まえて土曜日組み立てます。
ちなみに豆情報ですが、2015.2016はU指数上位馬から馬券内にきているようなので参考にしてみてください。

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 ムーンシュタイナー 2016年10月4日(火) 22:34
【一口馬主】 シルクホースクラブ1歳募集 No.51-65
閲覧 722ビュー コメント 0 ナイス 5

シルクホースクラブの1歳募集馬の評価まとめ

各5段階(A~E)

血統・・・・・牝系、繁殖実績、配合を評価
馬体・・・・・静止写真で8項目を点数化して合計点を評価
動き・・・・・動画で7項目を点数化して合計点をで評価
育成・・・・・生産、厩舎の実績と相性を評価

総合評価・・・上記4つの項目を加味して15段階で評価(A+~Eー)
回収期待・・・総額に対する回収期待値(5段階)


No.51 レーヴドスカーの15 メス 1月31日生
    4,000万円 オルフェーヴル 高野友和厩舎

血統 A
馬体 C
動き B
育成 A

総合評価  B
回収期待  B

サンデー系ともキンカメ系とも相性良い抜群の繁殖牝馬。
オルフェ―ブルともアウトブリードでもクズは出さないはず。
体質面で不安があるのと高齢のため実が入るかどうか。
体は予想よりよく、大きさも標準程度あり、後駆特に飛節は
パワーがありそう。ただし、管囲は細め。
1月生まれなので、この骨格を維持できれば、
さほどリスクは無いと見ます。
動きは想定外に前の出がよく柔軟。これなら期待できますね。


No.52 ディアアドマイヤの15 牡 5月13日生
    2,500万円 ルーラーシップ 藤岡健一厩舎

血統 C
馬体 C
動き B
育成 B

総合評価  C-
回収期待  C

母父サンデーでニジンスキーのクロス。母母の能力がどうか。
母の産駒は悪く言うと締まりのない馬が多い印象で、
父ルーラーシップでアウトブリードだと動きが緩くなりそうな印象。
馬体は測り間違い?と思わせるような胸囲の無さ。
見た目はそこまで見えないのですが薄いのは確かかも。
5月生まれだし、前後の可動域は広く動きはいいので、
これからパワーが付けばよくなるとは思いますが、
配合的には不安ですね。


No.53 トゥハーモニーの15 牡 5月12日生
    4,000万円 ロードカナロア 安田隆行厩舎

血統 C
馬体 C
動き B
育成 B

総合評価  C-
回収期待  D

母父サンデー、ストームバードの4×4で父母と母母でクロス。
配合の意図は明快で、厩舎含めて短距離志向。
馬体は5月生まれもあってまだ成長途上でもバランスは良い。
動きも力強さがあり、馬のキャラがわかりやすくて好感。


No.54 アフリカンピアノの15 メス 5月7日生
    1,800万円 ロードカナロア 西村真幸厩舎

血統 C
馬体 D
動き B
育成 C

総合評価  D
回収期待  D

ノーザンダンサー2本はで微妙な血統構成の母。
サンデー系ともつけにくいし、キンカメ系とも相性がどうか、
という印象があります。
馬体は5月生まれもあり小さいです。管囲もないので、
このまま小さいままだとするとパワーは欲しいところ。
胸囲はサイズの割にあるので、あとは肉がついてほしい。
前の出が良くセンスはありそう。


No.55 ミュージカルウェイの15 牡 2月12日生
    7,000万円 エンパイアメーカー 池江泰寿厩舎

血統 C
馬体 A
動き B
育成 A

総合評価  C-
回収期待  E

ミッキークイーンの下だが、父ディープはアウトブリードで
産駒はバラつく配合。父エンパイアメーカーだとミスプロ4×4
で安定するし父の産駒を走らせようとすると有効なクロス。
馬体は大きくパワフル。胸も深く、脚元さえ無事ならという馬体。
動きも力強く、出来はよい。
この配合でどういう馬になるかは興味ありますね。
順当に行けばダートでしょうが、どの時期から動けるか。


No.56 ベッラレイアの15 メス 2月28日生
    2,500万円 エンパイアメーカー 平田修厩舎

血統 C
馬体 C
動き C
育成 B

総合評価  D
回収期待  D

父はニジンスキーとの相性が良く、アウトサイダーな血が
多い母とも相性が良い。
馬体は管囲が細いのが難点。動きも前の出が悪い。
両親の産駒とも仕上げが難しいので、リスクは大きいです。


No.57 ローザミスティカの15 牡 4月11日生
    2,500万円 ハービンジャー 斎藤崇志厩舎

血統 C
馬体 C
動き C
育成 C

総合評価  D+
回収期待  D

母はノーザンダンサー1本で母母がロゼカラー。
配合はきれいで良いです。
馬体は標準で可もなく不可もなく。
動きは柔らかく緩くで時間がかかりそう。
もう少し様子見できれば。パンとすれば面白いかも。


No.58 ウインフロレゾンの15 メス 1月28日生
   1,500万円 クロフネ 高橋義忠厩舎

血統 B
馬体 C
動き B
育成 C

総合評価  C-
回収期待  C

クロフネとフジキセキ、トニービンはニックス。
堅実な母系と代々重ねられた配合は魅力的。
馬体は初仔なのでやや小さめですが、トモがしっかりしています。
動きも後駆を中心にパワーがあります。逆に前駆は成長が必要。
この馬はかなりお買い得な感じがします。


No.59 フラーテイシャスミスの15 メス 4月26日生
    3,000万円 ゴールドアリュール 石坂正厩舎

血統 B
馬体 C
動き C
育成 B

総合評価  D+
回収期待  D

ゴールドアリュールにミスプロ+ロベルトで申し分ない配合。
ただし、牝馬。なのでクラブ募集馬なんでしょうけど残念です。
馬体は標準。馬格に対して管囲が少し不安になるかも。
動きは硬いですね…。


No.60 ラッドルチェンドの15 メス 4月3日生
    2,000万円 ダノンシャンティ 須貝尚介厩舎

血統 B
馬体 B
動き B
育成 A

総合評価  C
回収期待  C

配合はダノンシャンティのヘイロークロスを緩和しつつ
ノーザンダンサーとミスプロを入れる形。
ダンジグ、ストームキャット、ヌレイエフとノーザンダンサーの
経由する血も良く、母母ラヴズオンリミーで面白い。
馬体は腹回りに余裕があり、食いに困らなそうだし、
胸囲もある。管囲だけ不安はあるが、骨格的には許容範囲か。
動きは前が出にくいが後ろは伸びてパワーもあるタイプ。
もう少し様子見したいが良い馬。価格的にも魅力。


No.61 バシマーの15 牡 5月15日生
    1,500万円 トーセンホマレボシ 奥村豊厩舎

血統 C
馬体 C
動き C
育成 C

総合評価  D
回収期待  D

バーグクレアの4×3が特徴のインブリード。
主要血脈ではない血でここを強めてもどうか。
父ディープ産駒の重要な血ではないことは確か。
馬体は管囲が細いリスクあり。
動きは5月生まれで幼さが出ている。


No.62 モンヴェールの15 メス 5月3日生
    2,800万円 ヘニーヒューズ 池添学厩舎

血統 C
馬体 D
動き B
育成 C

総合評価  D+
回収期待  D

アウトブリードで母母の影響が強くなれば面白い配合。
馬体は管囲の細さはあるが、あとはどの程度大きくなるか。
動きは伸びが抜群で運動神経の良さが感じられる。
それでこの値付けなのでしょうか。
出来は良いですが脚にリスクはあり、芝ダ中間タイプで
どちらか特化できないと中途半端なタイプの可能性はあります。


No.63 ロゼカラーの15 牡 3月3日生
    1,500万円 ワークフォース 吉村圭司厩舎

血統 B
馬体 D
動き C
育成 C

総合評価  D+
回収期待  D

母22歳の時の仔。高齢馬の仔ですが、飛節はしっかりしているし
全体的にパワーがありそう。
配合は悪くなく、重いワークフォースに中距離向きのスピードを
いれつつ、パワーで全体をまとめる感じ。
動きはまだ前が窮屈ですが、成長して解消できれば。後駆は良い。


No.64 セットプレイの15 メス 2月10日生
    2,000万円 Congrats 佐々木昌三厩舎

血統 D
馬体 D
動き E
育成 B

総合評価  E
回収期待  E

全体に薄っすら相似配合ですが、散漫でまとまりのない配合。
意図が見えにくい配合で、米血ばかりで一本調子イメージ。
その割に馬体は薄くパワーが無さそう。
動きはもっと酷く、のっそりこじんまり。パワーも感じません。
良いところが見当たらなくこれ以上コメントできないですね。


No.65 マザーロシアの15 メス 3月23日生
    2,200万円 Ghostzapper 松永幹夫厩舎

血統 C
馬体 B
動き D
育成 B

総合評価 Dー
回収期待 E

これも米血でまとめた配合ですが、ほぼアウトブリードで
色々な産駒が出そう。
馬体は大きく、しっかりしていて胸が深いです。
動きはのっそり前が窮屈で、時間がかかりそう。
これもちょっと残念な外国産馬ですね。

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コメント一覧
2:
退会ユーザー 2010年5月9日() 16:53:23
このコメントは削除されました(投稿者退会による)
1:
  hironish   フォロワー:3人 2010年2月26日(金) 00:11:56
2/7は直線するどい脚を魅せるもわずかに届かず。しかし能力は一番。

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2011年4月3日産経大阪杯 G24着
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