ヒルノダムール(競走馬)

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写真一覧
抹消  鹿毛 2007年5月20日生
調教師昆貢(栗東)
馬主蛭川 正文
生産者橋本牧場
生産地新ひだか町
戦績21戦[4-6-3-8]
総賞金39,560万円
収得賞金7,685万円
英字表記Hiruno d'Amour
血統 マンハッタンカフェ
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
サトルチェンジ
シェアエレガンス
血統 ][ 産駒 ]
ラムタラ
メアリーリノア
兄弟 ファーガソンヒルノリヴァプール
市場価格
前走 2012/08/19 札幌記念 G2
次走予定

ヒルノダムールの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
12/08/19 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 14335.023** 牡5 57.0 藤田伸二昆貢 472
(-4)
1.58.9 0.235.1⑦⑤④④フミノイマージン
12/04/29 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 1871523.3511** 牡5 58.0 藤田伸二昆貢 476
(-2)
3.15.6 1.834.0⑮⑭⑭⑭ビートブラック
12/03/18 阪神 11 阪神大賞典 G2 芝3000 12229.524** 牡5 58.0 藤田伸二昆貢 478
(-4)
3.12.5 0.737.7⑧⑧⑥⑤ギュスターヴクライ
12/02/12 京都 11 京都記念 G2 芝2200 9894.533** 牡5 58.0 藤田伸二昆貢 482
(+16)
2.12.9 0.535.0⑦⑧⑧⑦トレイルブレイザー
11/12/25 中山 10 有馬記念 G1 芝2500 143330.486** 牡4 57.0 藤田伸二昆貢 466
(--)
2.36.4 0.433.7⑥⑦⑧⑧オルフェーヴル
11/10/02 フラ 6 凱旋門賞 G1 芝2400 16--------10** 牡4 59.5 藤田伸二昆貢 --0000 ------DANEDREAM
11/09/11 フラ 2 フォワ賞 G2 芝2400 4--------2** 牡4 58.0 藤田伸二昆貢 --0000 ------SARAFINA
11/05/01 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 181216.971** 牡4 58.0 藤田伸二昆貢 474
(0)
3.20.6 -0.135.3⑨⑧⑦⑥エイシンフラッシュ
11/04/03 阪神 11 産経大阪杯 G2 芝2000 15583.711** 牡4 57.0 藤田伸二昆貢 474
(-2)
1.57.8 -0.034.4⑧⑦⑦⑥ダークシャドウ
11/02/13 京都 11 京都記念 G2 芝2200 128123.923** 牡4 56.0 藤田伸二昆貢 476
(+2)
2.14.2 0.334.7⑤⑤⑥④トゥザグローリー
11/01/16 京都 11 日経新春杯 G2 芝2400 137115.532** 牡4 56.0 藤田伸二昆貢 474
(0)
2.24.9 0.334.4⑧⑧⑧⑥ルーラーシップ
10/12/04 阪神 11 鳴尾記念 G3 芝1800 127103.612** 牡3 55.0 藤田伸二昆貢 474
(0)
1.45.0 0.133.5⑧⑦ルーラーシップ
10/10/24 京都 11 菊花賞 G1 芝3000 18116.137** 牡3 57.0 藤田伸二昆貢 474
(+4)
3.06.5 0.434.0⑧⑧⑩⑪ビッグウィーク
10/08/22 札幌 9 札幌記念 G2 芝2000 16485.524** 牡3 54.0 藤田伸二昆貢 470
(+8)
1.59.9 0.535.6⑦⑧⑧⑩アーネストリー
10/05/30 東京 10 東京優駿 G1 芝2400 186128.839** 牡3 57.0 藤田伸二昆貢 462
(+6)
2.27.5 0.633.3⑩⑪⑫⑪エイシンフラッシュ
10/04/18 中山 11 皐月賞 G1 芝2000 1881610.762** 牡3 57.0 藤田伸二昆貢 456
(-10)
2.01.0 0.235.0⑭⑮⑮⑫ヴィクトワールピサ
10/03/20 阪神 11 若葉S OP 芝2000 10661.312** 牡3 56.0 藤田伸二昆貢 466
(+6)
2.00.0 0.135.9⑤⑤⑤④ペルーサ
10/01/23 京都 10 若駒S OP 芝2000 10553.421** 牡3 56.0 藤田伸二昆貢 460
(-2)
2.02.0 -0.233.1⑦⑥⑧⑤ルーラーシップ
09/12/26 阪神 11 ラジNIK杯 G3 芝2000 15118.134** 牡2 55.0 藤田伸二昆貢 462
(-2)
2.01.5 0.234.3⑨⑨⑧⑩ヴィクトワールピサ
09/11/29 京都 5 2歳未勝利 芝1800 18121.611** 牡2 55.0 藤田伸二昆貢 464
(+6)
1.47.9 -0.535.3⑦④カネトシパサージュ

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週末に行われる中央重賞の過去の優勝馬をピックアップして回顧し、競馬の長い歴史の狭間できらめいた馬を紹介する「中央重賞懐古的回顧」。第46回は2010年のシンザン記念優勝馬ガルボを取り上げる。


高知のガルボマンボが大晦日の当地の大一番にて天下を取り話題沸騰のさなか、当連載に父親のガルボが登場である。ガルボと言えば個人的に思い出されるフレーズが一つある。

ガルボは冬に強くて夏に弱い。何故ならチョコレート菓子のガルボは夏は溶けてしまうから」

2010年代前半に彼が活躍していた頃、そんな根拠が不確かな風評が確かにあった。一種の競馬小話のようなものだし、真剣に取り合うのは無駄なことかも知れないが、そもそもお菓子のガルボの綴りは「Galbo」なのに対して馬のガルボは「Garbo」と表記する。日本人的には同じ発音だが、欧米人にしてみれば異なるのだ。

それはともかく、馬の方のガルボはいかにもSS直系らしい真っ黒な馬体と堂々たる流星を誇るグッドルッキングホースであった。3歳時にシンザン記念を勝った際には関東馬初の快挙としてちょっとした話題になったし、古馬になってからもマイル戦線の名脇役として随所で存在感を示し続けた。清水英克厩舎の看板ホースとして長らく光り輝いた彼は、種牡馬としても産駒は少ないながら健闘している。本当に大した馬である。

そんな種牡馬ガルボの特徴とは何か。芝ダートを問わずに活躍馬がいて、得意距離に関しても多種多様。そもそも同期の天皇賞馬ヒルノダムールに似通った血統の外貌からすれば本人がマイル前後を得意としていたのは不思議そのものだったが、現役時のイメージで見ると火傷しそうだ。先日の高知県知事賞にてガルボマンボを2400mの距離を理由に蹴った人は確実にいたはず。とりあえず「ガルボ産駒は意外と距離が持つ傾向にある」というのは声を大にして言いたいところである。

シンザン記念東京新聞杯などの勝利によって形作られた「ガルボ=冬馬伝説」も、7歳夏に函館スプリントSをひょいと勝ったことで崩れ去った。マンハッタンカフェ産駒のスプリント重賞勝ちはジョーカプチーノが制した2011年のシルクロードS以来の出来事だったのだが、考えてみればこの2頭も血統が似通っている。ヒルノダムールからジョーカプチーノ、あるいはグレープブランデーと、種牡馬マンハッタンカフェは多彩な資質を産駒に遺伝させた稀有な存在だったんだと今では思う。そう考えてみると、様々なタイプを送り出しているガルボは父の正当後継と言えなくもないか…?

比較的新しいお菓子というイメージがどことなくあったガルボは1996年発売開始という。お菓子のガルボが広末涼子が宣伝していた当初よりもサイズを小型化されてブランドとして生き残ったように、本格派マンハッタンカフェの産駒であるガルボはマイル以下に特化する形で現役時代を生き抜き、種牡馬入りを果たした。これは時代の流れに沿った生き残り戦略と言えなくもないだろう。種牡馬として万能を誇ったマンハッタンカフェだが、後継の境遇は決して恵まれているとは言えない。そのスケールは徐々に“小型化”されて、他の種牡馬がカバーしきれない分野で稼ぎつつ生き残る運命にあるのだろうか。

ガルボ
牡 青毛 2007年生
マンハッタンカフェ 母ヤマトダマシイ 母父ジェネラス
競走成績:中央42戦5勝
主な勝ち鞍:東京新聞杯 ダービー卿CT シンザン記念 函館スプリントS

(文:古橋うなぎ)

ヒルノダムールが引退、種牡馬に 2012年11月21日(水) 18:18

 2011年天皇賞(春)等を制したヒルノダムール(栗東・昆、牡5歳、父マンハッタンカフェ)が21日付で競走馬登録を抹消された。

 通算成績21戦4勝(うち海外2戦0勝)。獲得賞金=JRA3億9560万9000円(付加賞含む)、海外310万7300円。今後は、北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となる予定。

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ヒルノダムール屈腱炎で引退、種牡馬入りへ 2012年9月27日(木) 05:01

 昨春の天皇賞を制したヒルノダムール(栗・昆、牡5、父マンハッタンカフェ)が26日、右前浅屈腱炎を発症したため、引退することが決まった。同馬は札幌記念3着後、来週10月8日の京都大賞典からジャパンC有馬記念のGI2戦を予定していた。

 管理する昆調教師は「オーナーと相談した結果、引退して種牡馬入りする方向です。症状的(9カ月以上の休養を要するとの診断)に休ませれば、また競馬に使えるようになるけれど、昨年の凱旋門賞(10着)などでしんどい競馬をしてきた負担もあったと思う。種牡馬として成功してほしい。産駒を手がけることになれば頑張りたい」と語った。

 けい養先は未定。通算成績は21戦4勝(うち海外2戦未勝利)で、重賞勝ちは2011年のGI天皇賞・春、GII産経大阪杯。獲得賞金は3億9560万9000円。

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ヒルノダムール屈腱炎、全治9カ月以上 2012年9月26日(水) 13:46

 JRAは26日、11年の天皇賞・春を制したヒルノダムール(牡5歳、栗東・昆貢厩舎)が、右前浅屈腱炎を発症したと発表した。今後9カ月以上の休養を要する見込み。

 今秋は有力馬の故障が相次いでおり、GI5勝アパパネや今年のダービー3着馬トーセンホマレボシが屈腱炎により引退。19日には秋のGI戦線の有力馬に数えられていたウインバリアシオンが屈腱炎を発症したばかりだった。

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【札幌記念】まくり炸裂!フミノイマージン快勝 2012年8月19日() 15:35

 第48回札幌記念(19日、札幌11R、GII、3歳上オープン、芝2000メートル、1着賞金6500万円=出走14頭)太宰啓介騎手騎乗の4番人気フミノイマージン(牝6歳、栗東・本田優厩舎)が4角でのまくりから直線抜け出して快勝。勝ちタイム1分58秒7(良)。

 1/2馬身差の2着には1番人気ダークシャドウ、さらに3/4馬身差の3着には2番人気ヒルノダムールが入った。

 フミノイマージンはスタート直後から後方に控え、ダークシャドウは3番手につけた。2年ぶりの出走となるダービー馬ロジユニヴァースは最後方を追走。3コーナー過ぎからフミノイマージンが外めからまくりをかけて先団に取りつき、ダークシャドウも4コーナーで逃げ馬を交わして先頭に立った。

 直線に入ってもフミノイマージンが勢いそのままに力強いフットワークを繰り出して残り150mで抜け出すと、その後も脚色は衰えることなく粘るダークシャドウを振り切った。天皇賞馬ヒルノダムールも好位からしぶとさを見せ3着と見せ場を作ったが、ロジユニヴァースは13着から大差引き離された最下位に終わった。

 フミノイマージンの手綱を取った太宰騎手は「(道中の位置取りは)ゲート次第で後ろでも真ん中でもいいと思っていた。GI馬がいる中で自分からまくって勝つんだから本当に強い」とレースぶりを絶賛。「スムーズに走れたら本当に強いので(今後も)楽しみです」と秋に向け更なる飛躍を期待した。

 フミノイマージンは父マンハッタンカフェ、母シンコウイマージン、母の父Dixieland Bandという血統。通算成績26戦8勝。重賞は11年福島牝馬S(GIII)、マーメイドS(GIII)、愛知杯(GIII)に続く4勝目。太宰啓介騎手、本田優調教師はともに初の同レース制覇。

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【札幌記念】最新ナマ情報2012年8月19日() 05:04

 木曜に函館から札幌競馬場に移動した(4)ダークシャドウは、厩舎地区で運動の前日調整。ドバイ遠征以来、4カ月半ぶりの実戦でも太め感はなく、落ち着きもあっていい雰囲気だ。「札幌までの輸送を無事にクリアして、金、土と運動をしました。久々でも態勢は整ったと思いますし、秋に向けて弾みをつけたいですね」と高橋智調教助手は上々の感触を口にした。

 昨春の天皇賞馬(3)ヒルノダムールは、札幌のダートコースを軽快なキャンターで2周。連覇を狙った前走の天皇賞・春で11着に大敗した後は、心身ともに放牧でリセットされ、直前の雰囲気は悪くない。札幌でヒルノダムールの調教をつけている武英騎手は「これだけじっくり休ませたのは初めてだし、何とか間に合った感じ。きょうはダート2周を緩めずにやったし、あとは気持ち次第だね」と感触を伝えた。

 牝馬重賞3勝の実績馬で、函館競馬場で調整していた(5)フミノイマージンはレース前日の午後4時ごろ、札幌競馬場に到着。「輸送慣れしているので落ち着いていますね。追い切り後もいい雰囲気できています。メンバーは強くなるけれど、後ろから自分の競馬をするだけ。あとは不利を受けずに運んでくれれば」と中井調教助手。近走は消化不良のレースが続いているが、スムーズなら牡馬相手でも好勝負できる決め手を持っている。

 (9)ヒットザターゲットは前走の宝塚記念で11着に敗れたものの、今春は福島民報杯(OP)、GIII新潟大賞典を連勝と地力アップが著しい。札幌で角馬場調整を行ったレース前日も、落ち着きがあっていい雰囲気だ。「金曜の(函館からの)輸送の後も順調。兄弟はみな古馬になってから活躍したし、この馬も年齢を重ねて良くなっているんじゃないでしょうか。力が必要な洋芝も向いているし、レースは楽しみ」と清生調教助手は成長する愛馬の姿に目を細めた。

 函館記念で積極的なレースを展開して3着に粘った(11)ミッキーパンプキンは札幌で角馬場調整。今井調教助手は「ずっと使っている馬だから体は仕上がっている。大きく変わったところはないが、カイバ食いは戻っているし、順調です。前走は舌を縛った効果があったし、今回もどれだけやれるか楽しみ」と、前走同様の好走を願っていた。

 3歳牡馬(13)フジマサエンペラーは、プリンシパルS8着後の放牧で、ずいぶんと体質が強くなった。「今はハードな調教にも耐えられるようになった」と菊川調教師。レース前日も札幌ダートでラストをサッと伸ばし、「放牧先でも札幌を目標に乗り込んできたし、状態は春よりもいいよ。相手は強いけど、ここでどんな競馬ができるか」とトレーナーは話していた。

 函館記念6着の(14)マイネルスターリーは札幌の角馬場でじっくり調整し、翌日のレースに備えた。ほどよく気合が乗っており、5勝を挙げている得意の札幌芝コースでのGIIに向けて、態勢は万全だ。藤原調教助手は「年齢を感じさせないくらい元気。中間はゲート練習をしてきたし、大外枠なのでしっかりスタートを切れれば。前々で競馬ができれば崩れない」と、一昨年のGIII函館記念以来の重賞制覇に意欲を燃やしていた。

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第345話 「大阪杯


11年 35.8-46.7-35.3 =1.57.8 ▼3△5△ 4 平坦戦
12年 39.1-51.1-35.3 =2.05.5 ▼4▼7△10 瞬発戦 稍重
13年 36.7-48.6-33.7 =1.59.0 ▼3▼4△ 6 平坦戦
14年 36.6-47.4-36.3 =2.00.3 ▼2△9± 0 平坦戦
15年 36.6-49.2-37.1 =2.02.9 ▼1▼1△ 7 平坦戦 不良

来年の大阪杯はGⅠに昇格するかもしれないとのこと。
GⅠにするのはいいですが単純にGⅡ→GⅠの変更はどうなんでしょう?
宝塚記念は阪神芝2200mコース、大阪杯も阪神内回りで200mの距離差があるだけです。
どうせなら外回りの1800mコースか2400mコースに変更すれば他のGⅠレースと差別化出来る気がします。
但し、2400mにすると春天に向けてのステップレースである阪神大賞典日経賞のメンバーがスカスカになってしまいそうなので1800mがベストな落しどころかなと思います。
大阪杯安田記念ヴィクトリアM)→宝塚記念のローテが組めるのではないでしょうか。
しかし大阪杯は現状GⅠ馬などが叩きレースで使うケースが多いですが叩きレースがGⅠになってしまうと大阪杯のステップレースが必要になって来てレーシングプログラムをもっと整備しないといけない気がします。
個人的な意見として単純に春天と同じ日に京都芝1800mコースにGⅠを新設すれば綺麗にまとまる気がしますがどうかな?
秋天よりもかなりのメンバーが集まると思います。
但し、春天のメンバーがショボくなるかも…。

さて本題に戻ります。
(稍重ではありますが)テンの3Fが39.1秒という古馬GⅡ戦とは思えないほど超スローだった12年は瞬発戦でしたが以外の年は平坦戦となっています。
中盤があまり緩まないレース展開で流石にGⅠ馬が集うレベルの高い古馬GⅡ戦といえます。
では過去5年のラップギアを見てみましょう。

1着馬
ヒルノダムール   【瞬3平4消0】
ショウナンマイティ 【瞬4平1消0】
オルフェーヴル   【瞬7平5消0】
キズナ       【瞬2平3消0】
ラキシス      【瞬7平0消0】
2着馬
ダークシャドウ   【瞬4平0消0】
フェデラリスト   【瞬2平2消1】
ショウナンマイティ 【瞬6平1消0】
トウカイパラダイス 【瞬8平3消0】
キズナ       【瞬2平4消0】

平坦戦適性が高く、平坦戦だっGⅠを勝利したヒルノダムールオルフェーヴルキズナがこのレースも勝利しています。
一方、ショウナンマイティラキシスといった平坦戦実績のあまりなかった馬も勝利しています。
但し、この2頭は平坦戦だったレースそのものの出走回数があまりない馬だったのも要因の一つです。
基本的には平坦戦適性が高いGⅠ馬は有力でしょう。
人気馬が好走しやすいレースですが6番人気以下の馬でも出番がない訳ではありません。
過去5年では4頭の馬が馬券になっています。
ショウナンマイティ(1着)近2走、2着→2着
エアソミュール(3着)近2走、3着→3着
ダークシャドウ(2着)近2走、2着→1着
14年2着だったトウカイパラダイス以外の3頭は近2戦連続で好走していた好調馬でした。

今年の登録馬で平坦戦適性の高いGⅠ馬は
イスラボニータラブリーデイ
の2頭です。
イスラボニータは平坦戦だった皐月賞を勝利、ラブリーデイは平坦戦だった秋天を勝利しています。
キタサンブラックショウナンパンドラヌーヴォレコルトのGⅠ馬も平坦戦も対応可能だとは思いますがどちらかといえば瞬発戦の方が実績を残している馬です。
そして近走好調馬は
アンビシャスキタサンブラックショウナンパンドラタッチングスピーチヌーヴォレコルト
の5頭です。
上記に挙げた7頭は人気馬ばかりか…。

ここはタッチングスピーチに期待します。
ラップギアは【瞬1平3消0】でスローの瞬発戦では分が悪いが上りの掛かる平坦戦では確実に差して来るでしょう。
週末雨なら更に前進。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
タッチングスピーチラブリーデイショウナンパンドラ

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。


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2012年8月20日(月) 19:00 【ウマニティ】
先週の回顧~佐藤洋一郎プロが18(土)小倉4Rで3連単47万馬券的中のホームラン!
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先週は、19(日)に夏競馬最大の注目重賞G2札幌記念が札幌競馬場で、G3北九州記念が小倉競馬場でそれぞれ行われました。G2札幌記念は、ダークシャドウが断然の1番人気に推され、2番人気ヒルノダムール、3番人気ヒットザターゲットが続く構図。レースは、3番手追走のダークシャドウが直線を向いて早めに先頭に立つ展開を、道中後方3番手辺りを進んだ4番人気フミノイマージンが3、4角で大外を捲るように進出し、ダークシャドウの抜け出した直後に外から差し切ってV。重賞4勝目を飾りました。2番人気のヒルノダムールが馬群を割ってジリジリと脚を伸ばして3着を確保しています。
公認プロ予想家の中では、スガダイプロ霧プロサラマッポプロが的中予想を披露しています。
一方のG3北九州記念。1番人気はエーシンヒットマンで単勝4.5倍、以下エーシンヴァーゴウジュエルオブナイルヘニーハウンドエーシンダックマンエピセアロームまでが10倍を切るオッズと大混戦模様の中、スタートを迎えました。前半3F32.2秒の軽快なラップを刻んだエーシンダックマンが直線を向いても先頭をキープしていたところへ、残り150mを切って外から後続が殺到。馬群を割ってまず抜け出したのは12番人気の伏兵シゲルスダチ。しかし後方から大外を豪快に伸びたスギノエンデバーがゴール直前で鮮やかに差し切って優勝。これまで全3勝を挙げて大得意の小倉で、嬉しい初重賞制覇を飾りました。3着には、これまた4角最後方から大外を回ったエピセアロームが強烈な末脚を繰り出して入っています。公認プロ予想家の中では、サラマッポプロが的中予想を披露しています。
他にも先週は、佐藤洋一郎プロきいいろプロ河内一秀プロMK.YOSHIプロ3連複プリンセスプロが活躍を見せています。

☆☆☆注目プロ → 佐藤洋一郎プロ
18(土)小倉4Rは◎スズカドンドン(単勝76.1倍)の読みが見事にはまり、3連単47万6760円のホームラン!さらに札幌12Rでも◎フィルハーマジック(単勝40.3倍)からの3連単的中で11万5270円馬券ゲットと絶好調!この日一日だけで計74万2620円の払い戻しをマークしました。土日トータルでは回収率126%、収支19万2720円のプラスをマークしています。

☆☆☆注目プロ → スガダイプロ
19(日)札幌記念は、◎○▲のパーフェクト予想で単勝・馬連・3連複を総獲り!計8万50円払い戻しを記録しました。土日トータルでは回収率136%、収支6万1580円のプラスをマークしています。

☆☆☆注目プロ → 河内一秀プロ
19(日)小倉5Rは◎▲△の予想で単勝&3連複を的中!計19万3130円払い戻しの会心のヒットとなりました。土日トータルでは回収率114%、収支4万6430円のプラスをマークしています。

☆☆☆注目プロ → 霧プロ
19(日)札幌記念は、3連複2600円分の的中で3万2500円の払い戻しに成功。土日トータルでは回収率104%をマークしています。

☆☆☆注目プロ → きいいろプロ
18(土)小倉8Rは単勝62.7倍のベクトルを◎本命に指名し単勝を的中!18万8100円のスマッシュヒットとなりました。

☆☆☆注目プロ → サラマッポプロ
19(日)札幌記念は、◎ヒルノダムールからフミノイマージンへのワイドを的中。続く北九州記念は、◎エピセアロームの複勝をゲット、さらに天の川Sも的中と日曜3場メイン全てで的中をマークしました。

☆☆☆注目プロ → MK.YOSHIプロ
19(日)新潟9Rは◎ラパージュ、○ショウナンラムジを軸に3連単200円分を的中!12万200円の払い戻しを記録しています。


※全レースの結果速報はこちら


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「ユータ」

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2012年4月23日(月) 00:00 河内一秀
河内一秀の「カツラギ的」天皇賞(春)2012前走分析
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天皇賞(春)の前哨戦は主に阪神大賞典日経賞大阪杯の3レース。
それでは、天皇賞(春)の過去5年の優勝馬と、各前哨戦のカツラギ指数を一覧してみよう。

■2011年 ヒルノダムール大阪杯1着)
57.8 ヒルノダムール大阪杯1着)
57.2 ナムラクレセント阪神大賞典1着)
56.9 トゥザグローリー日経賞1着)

■2010年 ジャガーメイル京都記念2着)
57.2 ジャガーメイル京都記念2着)
56.7 テイエムアンコール大阪杯1着)
55.9 トウカイトリック阪神大賞典1着)
55.5 マイネルキッツ日経賞1着)

■2009年 マイネルキッツ日経賞2着)
58.2 ドリームジャーニー大阪杯1着)
57.0 アルナスライン日経賞1着)
56.7 マイネルキッツ日経賞2着)
55.1 アサクサキングス阪神大賞典1着)

■2008年 アドマイヤジュピタ阪神大賞典1着)
58.7 アドマイヤジュピタ阪神大賞典1着)
57.2 アサクサキングス大阪杯3着)
55.0 アドマイヤモナーク日経賞3着)

■2007年 メイショウサムソン大阪杯1着)
57.9 アイポッパー阪神大賞典1着)
57.0 ネヴァブション日経賞1着)
57.1 メイショウサムソン大阪杯1着)

前哨戦のレベルが低かった2010年を除くと、2007年以降の優勝馬は前哨戦で2着以内に入線し56.7以上の指数を記録していることがわかる。

それでは、今年の各前哨戦の指数を一覧してみよう。

57.7 ギュスターヴクライ阪神大賞典1着)
57.4 オルフェーヴル阪神大賞典2着)
55.1 ウインバリアシオン日経賞2着)

今年は水準以上の指数を記録している前哨戦が阪神大賞典だけで、例年と比較してかなりレベルの低いメンバー構成となっている。

それでは、別路線組の有力馬をピックアップしてみよう。

56.3 ユニバーサルバンク(大阪-ハンブルクカップ1着)
54.6 トウカイパラダイス(名古屋城ステークス1着)

別路線からの出走は以上の二組だが、いずれも阪神大賞典組を脅かすレベルにはない。

よって、今年の天皇賞(春)阪神大賞典組のギュスターヴクライオルフェーヴルの争いになる可能性が高いが、前走のレース内容を考慮するとオルフェーヴルの独壇場であると結論づけたい。

なお、ここで述べた見解はあくまでも、カツラギ指数をベースにした前走に関する一考察であり、カツラギの最終結論では無いことをお断りしておきたい。

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2012年2月8日(水) 19:00 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第172話京都記念(謎解き編)~
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第172話 「京都記念

07年 38.6-63.0-35.6 =2.17.2 ▼4▼2△12 平坦戦 稍重
08年 36.7-61.6-35.3 =2.13.6 ▼4△6△2 平坦戦
09年 36.1-62.5-36.0 =2.14.6 ▼3▼5△13 瞬発戦
10年 36.5-63.5-34.4 =2.14.4 ▼2▼3▼1 平坦戦
11年 37.1-62.0-34.8 =2.13.9 ±0▼8△4 瞬発戦

開催時期とメンバー、そして出走頭数からして前半からハイペースになりにくいレース。
今年も登録の段階で11頭と少頭数になりおまけに逃げ馬不在というメンバーで前半スローは必至でしょう。
前半スローになりやすいとはいえ過去大きな加速が生じていないのはラスト4Fのロングスパート戦になるからです。
少頭数でスローとはいえ流石に古馬GⅡ戦なのでちんたら流して直線だけの競馬という可能性は低いと思います。

長い直線、ロングスパート戦、(前半スロー予想なので)先行>差し

という3点を重視すれば勝ち馬が見えてくるのではないかと思います。

今年の場合は適性というよりもウインバリアシオンダークシャドウトーセンラーヒルノダムールの4頭にどう順番を付けるのか?というのがポイントかなと思います。
また3連系の馬券ではゲシュタルトトレイルブレイザーの2頭が上記4頭に食い込むことが出来るかどうかという感じでしょう。

ウインバリアシオン
前半スローで後半ロングスパート戦というと前走のJCがそんな展開でした。
ダービー&菊花賞の2着馬なので適性的には問題はないはず。
追い込み一辺倒であれば不安とも思えますがJCで見せた様にマクリも出来る脚があって全く動けない馬ではありません、勝ち負け可能な馬。

ダークシャドウ
能力的にはメンバー中最上位ではないでしょうか。
(エンジンはGⅠクラスということ)
地脚が長けているのでスローよりはハイペース歓迎のクチですが極上の斬れも兼備しているのでGⅡGⅢレベルでも問題なし。まぁ、強いの一言です。
やっぱり怖いのは(スローペースによる)前の食い残し。
長く脚が続くタイプではないので騎手の追い出しタイミングは非常に重要。
ウインバリアシオンが早めに動いて一緒に行けば早めに脚が上がる不安もある。

トーセンラー
ロングスパート戦での実績はありませんがきさらぎ賞なんかを見ても長くいい脚が使えてる印象で特に問題ないと思います。
菊花賞ではウインバリアシオンに0.3秒遅れましたが3000mはちょっと長いのではと思っていたので距離短縮はプラス材料。
京都外回りは得意舞台で(対ウインバリアシオンで考えると)巻き返しは可能とみます。
4頭の中で一番前で競馬出来そうなのもプラスでしょう。

ヒルノダムール
昨年は3着でしたがその後春天を勝利と舞台適性は十分です。
上の3頭と違うのはローテ、ヒルノダムール前走有馬記念後の2走目ですがその他の馬は休養明け初戦となっています。
その辺り若干のアドバンテージがあるかもしれません(馬の状態で言ってしまえば海外遠征のダメージが完全に抜けているのか?という不安もありますが)
力関係でも昨年の大阪杯ではダークシャドウに勝っているので問題ないはず。

ゲシュタルトはここでは格負け、トレイルブレイザーはJCでウインバリアシオンに先着しましたが枠順と展開に助けられた感あり。


「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
トーセンラーヒルノダムールウインバリアシオン

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

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2011年4月27日(水) 19:00 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第111話天皇賞・春(謎解き編)~
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第111話 「天皇賞・春」

06年 36.2-61.5-62.2-33.5 =3.13.4 ▼3△2△1 平坦戦
07年 36.9-59.8-62.6-34.8 =3.14.1 ▼6△1△10 瞬発戦
08年 36.8-61.1-61.9-35.3 =3.15.1 ▼5△2△10 瞬発戦
09年 36.4-60.6-62.3-35.1 =3.14.4 △1▼5△7 瞬発戦
10年 37.2-61.1-63.2-34.2 =3.15.7 ▼5△1△1 瞬発戦

昨年は全体的にスローの流れになったため勝利したジャガーメイルの上がりが33.7秒となりました。
近年の傾向からは少しずれて底力はそれほど問われず瞬発力重視というレース内容でした。
それでも春天の基本的な考えは変わっておらず昨年書いた謎解き編はそのまま使えると思っています。→こちら
今年は補足的な事を書こうと思います。

データ的に今年のメンバーで有力馬を絞り込んでみようと思います。
【前走】
前走GⅡ戦(阪神大賞典日経賞大阪杯京都記念)で上がり2位以内の馬、というのがかなりの良績を納めています。
5-2-3-14 勝率20.8% 連対率29.2% 複勝率41.7%

これに該当しないで馬券になった馬は
エリモエクスパイアメイショウサムソンアサクサキングスアルナスラインメイショウドンタク
の5頭。
エリモエクスパイアは前走こそ展開に泣いての敗戦だったがその前の2走は上がり2位をマークしていた
メイショウサムソンアサクサキングスはGⅠ馬
アルナスラインは上がり3位で日経賞の勝ち馬
とそれなりに理由がありデータ的に想定外なのはメイショウドンタクだけ。
しかし、メイショウドンタクは3着といっても2着馬から5馬身離されてのものでやはりレアケース扱いでいいと思います。

今年の登録メンバーで前走GⅡで上がり2位以内の馬は
トゥザグローリーペルーサモンテクリスエスメイショウベルーガ
の4頭で上記の様な次点の馬は
エイシンフラッシュナムラクレセントコスモメドウヒルノダムールマイネルキッツローズキングダム
の6頭です(次点まで含めると上位人気馬がほとんどになってしまいますが・・・)

【血統】
瞬発力は重要と言いながら実は近年はサンデーはそれほど良い成績ではありません。
06年のディープインパクトが勝利した年は1、2、3着をサンデーサイレンス産駒が独占しましたが、以降の4年間は非サンデーの馬の方が成績が良い傾向となっています。
(07年以降は3着以内の馬はサンデー系の馬5頭、非サンデー系の馬7頭)
上記の10頭を仕分けしてみます。

(父か母父がサンデー系)
トゥザグローリーペルーサナムラクレセントヒルノダムールローズキングダム

(父も母父も非サンデー系)
モンテクリスエスメイショウベルーガエイシンフラッシュコスモメドウマイネルキッツ

今年は昨年同様スローが予想されるのでサンデー系に重きを置くべきかと思われます。

【前走ラップギア】
春天はロングスパート戦になりやすい傾向にあるので前走は平坦戦を経験した馬の方が成績が優秀となっています。


瞬発戦 1-3-5-27 勝率 2.8% 連対率11.1% 複勝率25.0%
平坦戦 4-2-0-24 勝率13.3% 連対率20.0% 複勝率20.0%
消耗戦 0-0-0-16 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 0.0%

今年は京都記念日経賞が瞬発戦、大阪杯阪神大賞典が平坦戦となっています。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ナムラクレセントペルーサトゥザグローリー
ナムラクレセントの覚醒に期待したい


(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

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2011年4月25日(月) 14:00 河内一秀
河内一秀の「カツラギ的」天皇賞(春)2011前走分析
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天皇賞(春)の前哨戦は主に阪神大賞典日経賞大阪杯の3レース。
それでは、天皇賞(春)の過去5年の優勝馬と、各前哨戦のカツラギ指数を一覧してみよう。

■2010年 ジャガーメイル京都記念2着)
57.6 ジャガーメイル京都記念2着)
57.1 テイエムアンコール大阪杯1着)
56.2 トウカイトリック阪神大賞典1着)
55.7 マイネルキッツ日経賞1着)

■2009年 マイネルキッツ日経賞2着)
58.8 ドリームジャーニー大阪杯1着)
57.7 アルナスライン日経賞1着)
57.3 マイネルキッツ日経賞2着)
55.6 アサクサキングス阪神大賞典1着)

■2008年 アドマイヤジュピタ阪神大賞典1着)
59.4 アドマイヤジュピタ阪神大賞典1着)
57.2 アサクサキングス大阪杯3着)
54.8 アドマイヤモナーク日経賞3着)

■2007年 メイショウサムソン大阪杯1着)
58.0 アイポッパー阪神大賞典1着)
57.6 ネヴァブション日経賞1着)
57.5 メイショウサムソン大阪杯1着)

■2006年 ディープインパクト阪神大賞典1着)
58.2 マッキーマックス大阪杯2着)
57.6 ディープインパクト阪神大賞典1着)
57.6 リンカーン日経賞1着)

前哨戦のレベルが低かった昨年を除くと、2006年以降の優勝馬は前哨戦で2着以内に入線し57.3以上の指数を記録していることがわかる。

それでは、今年の各前哨戦の指数を一覧してみよう。

58.5 ヒルノダムール大阪杯1着)
58.0 ナムラクレセント阪神大賞典1着)
57.4 トゥザグローリー日経賞1着)
55.4 コスモメドウ阪神大賞典2着)
55.1 ペルーサ日経賞2着)

今年はいずれの前哨戦も水準以上の指数を記録していて、別路線組の付け入る隙は無いと考えられる。

よって、今年の天皇賞(春)は各前哨戦の優勝馬であるヒルノダムールナムラクレセントトゥザグローリーの3頭を中心とした争いになると結論づけたい。

なお、ここで述べた見解はあくまでも、カツラギ指数をベースにした前走に関する一考察であり、カツラギの最終結論では無いことをお断りしておきたい。

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ヒルノダムールの口コミ


口コミ一覧
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 今年の天皇賞(春)は、昨年の菊花賞馬『タイトルホルダー』と昨年の天皇賞(春)2着馬『ディープボンド』が、これまでの実績から、他の出走馬の追随を許さず、どちらかが勝つのではないかと思われているようです。

 ちなみに、『ディープボンド』は菊花賞で4着になっていますので、3歳時点では『タイトルホルダー』の方が実績上位と言えるのですが、その後の成長により菊花賞馬と互角に戦える力を付けて天皇賞(春)で2着になったと捉えれば、この2頭の能力に差がないと推測することができます。

 確かに、天皇賞(春)における『菊花賞馬』は10年間で6勝を挙げていて、実績から菊花賞馬の『タイトルホルダー』に分があると思いたくなるのですが、両馬の力関係を正しく判断するため、菊花賞と天皇賞(春)の関連をもっと詳しく分析してみたいと思います。

 まず、過去10年間で6勝の内訳をみると、フィエールマンとキタサンブラックが2連覇していますので、実質は、菊花賞馬10頭中4頭が勝利していることになり、天皇賞(春)で4-0-1-3 不出走2、という成績では勝つ見込みが五分五分ということになり、菊花賞馬の成績が優秀と言えるか、微妙な感じがします。

 昨年の菊花賞馬『タイトルホルダー』が今年の天皇賞(春)で勝利することができるか、過去10年間で菊花賞馬が翌年春に『天皇賞(春)』を勝った例を確かめると、2連覇したフィエールマンとキタサンブラックの2頭だけです。

 残りの2頭は、菊花賞の翌々年に勝利したワールドプレミアと、3年後の『天皇賞(春)』を勝ったゴールドシップでした。

 更に遡って、菊花賞馬が翌年春に『天皇賞(春)』を勝つパターンを探し出すと2006年のディープインパクト、2003年のヒシミラクル、2002年のマンハッタンカフェの3頭が見つかります。

 即ち、極論すると『タイトルホルダー』が『ディープインパクト級』でなければ、4歳で初出走する『天皇賞(春)』では勝てないことになります。

 別の言い方をすると、過去22年間で7頭の菊花賞馬しか『天皇賞(春)』を勝つことができないこと(勝率31.8%:5頭の不出走馬を除くと勝率41.2%)が『タイトルホルダー』に対する不安材料になります。


 それでは、昨年の『天皇賞(春)』2着馬が連続で連対する可能性への期待は、『タイトルホルダー』に対する不安に勝るのでしょうか。

 これまで述べてきたことの根拠にしている『菊花賞馬が翌年春の天皇賞(春)を勝つことが如何に容易でないか』が分かるデータを示して、同じデータから2年連続で連対する可能性について検討してみたいと思います。

【菊花賞馬の天皇賞(春)への出走状況と成績】
実施年  菊花賞優勝馬   翌年天皇賞(春)  翌々年天皇賞(春)  3年後天皇賞(春)
2021年 タイトルホルダー  
2020年 コントレイル    2021年不出走
2019年 ワールドプレミア  2020年不出走   2021年1着
2018年※フィエールマン   2019年1着    2020年1着
2017年 キセキ       2018年不出走   2019年不出走   2020年6着
2016年 サトノダイヤモンド 2017年3着    
2015年※キタサンブラック  2016年1着    2017年1着
2014年 トーホウジャッカル 2015年不出走   2016年5着
2013年 エピファネイア   2014年不出走
2012年 ゴールドシップ   2013年5着    2014年7着   2015年1着
2011年 オルフェーヴル   2012年11着
2010年 ビッグウィーク   2011年不出走
2009年 スリーロールス   2010年不出走
2008年 オウケンブルースリ 2009年不出走   2010年不出走  2011年10着
2007年 アサクサキングス  2008年3着    2009年9着
2006年 ソングオブウインド 2007年不出走
2005年※ディープインパクト 2006年1着
2004年 デルタブルース   2005年不出走   2006年10着   2007年12着  2008年不出走  2006年10着
2003年 ザッツザプレンティ 2004年16着    2005年10着
2002年※ヒシミラクル    2003年1着    2004年不出走   2005年16着
2001年※マンハッタンカフェ 2002年1着    2003年不出走
2000年 エアシャカール   2001年8着


 上記のデータで分かるように『過去22年間で7頭の菊花賞馬しか「天皇賞(春)」を勝つことができない』ということになります。

 そして、この7頭の内『菊花賞馬が翌年春の天皇賞(春)を勝つパターン』に絞ると※印のついた5頭のみということになります。

 過去10年間に限定すると昨年の菊花賞馬が勝つ確率は20.0%(2頭/10頭)。過去22年間に広げれば22.7%(5頭/22頭)と推測することができます。


 そこで、菊花賞馬以外にどのような馬たちが『天皇賞(春)』で勝利して来たかが分かるように、先程のデータに『天皇賞(春)』の勝馬のデータを重ね合わせてみます。


【天皇賞(春)の勝馬+菊花賞馬の天皇賞(春)への出走状況と成績】

天皇賞(春)優勝馬 菊花賞  実施年  菊花賞優勝馬   翌年天皇賞(春)  翌々年天皇賞(春)  3年後天皇賞(春)
ワールドプレミア 1着   2021年 タイトルホルダー  
フィエールマン  1着   2020年 コントレイル    2021年不出走
フィエールマン  1着   2019年 ワールドプレミア  2020年不出走   2021年1着
レインボーライン 2着   2018年 フィエールマン   2019年1着    2020年1着
キタサンブラック 1着   2017年 キセキ       2018年不出走   2019年不出走   2020年6着
キタサンブラック 1着   2016年 サトノダイヤモンド 2017年3着    
ゴールドシップ  1着   2015年 キタサンブラック  2016年1着    2017年1着
フェノーメノ   不出走  2014年 トーホウジャッカル 2015年不出走   2016年5着
フェノーメノ   不出走  2013年 エピファネイア   2014年不出走
ビートブラック  3着   2012年 ゴールドシップ   2013年5着    2014年7着   2015年1着
ヒルノダムール  7着   2011年 オルフェーヴル   2012年11着

 2連勝したフィエールマンとキタサンブラックに加え、ワールドプレミアの勝ち星の3勝分は『菊花賞馬が翌々年春の天皇賞(春)を勝ったパターン』であり、ゴールドシップは『菊花賞馬が3年後の天皇賞(春)を勝ったパターン』になります。これらを合わせると菊花賞馬が計6勝となり、菊花賞馬の強さが際立つのは確かです。

 上記のデータで示したように、『春の天皇賞(春)』で菊花賞馬が勝てなかった年でも、菊花賞2着のレインボーラインや同3着のビートブラック、そして同7着のヒルノダムールが勝利していますので、菊花賞出走馬の優勢な状況は揺るぎのないものに感じられます。

 菊花賞の出走経験がない『天皇賞(春)』の勝馬は唯一、フェノーメノだけで、2連勝しています。菊花賞の出走経験がない場合は、3歳重賞実績があり、クラシックレース(皐月賞またはダービー)で勝ち負けできるだけの実力を発揮していなければ『天皇賞(春)』で勝ちきることができないことを示しているようです。

 その意味で、昨年の『ディープボンド』は、ほんの少し力が足りなかったために『菊花賞馬』になれず、『天皇賞(春)』でも1年先輩の『菊花賞馬』ワールドプレミアの2着に敗れてしまったのかもしれません。

 しかし、凱旋門賞を度外視すれば、その後はG2・G1で2勝2着1回の成績で、昨年以上の実績を引っ提げて、このレースに臨んで来ると思われます。

 『ディープボンド』が昨年の『有馬記念』で『エフフォーリア』の2着になっていることがそのように考える根拠になっています。

 ご存じの通り、『エフフォーリア』は『タイトルホルダー』を『皐月賞』と『ダービー』で2戦連続で下しており、この馬を物差しにして比較するなら、現在の『ディープボンド』ならば、1年後輩の『菊花賞馬 タイトルホルダー』にも、歴代の『菊花賞馬』にも遜色のない能力を持っていると推測することができます。

 『有馬記念』で同様に2着になり、その翌年の『天皇賞(春)』で2連勝した『キタサンブラック』級の力を『ディープボンド』が身につけるまで成長していれば、2年連続で連対または雪辱を果たして初のG1タイトルを獲得できるかもしれません。

 実は、『菊花賞馬』として『天皇賞(春)』で2連勝した『フィエールマン』も、『ディープボンド』と同様に凱旋門賞から『有馬記念』を経由して、翌年の『天皇賞(春)』で2連覇を果たしているのですが、有馬記念の成績では2着と4着で『ディープボンド』の方が上位の成績であることも、データ上は期待させる材料になっています。


 これまで、2強と思われる『タイトルホルダー』と『ディープボンド』について、菊花賞の成績と天皇賞(春)の成績の関連で検討してきましたので、これからは、どんな臨戦過程で『天皇賞(春)』に参戦してきた馬たちが上位に入賞してきたのかを調べてみたいと思います。

 ちなみに、『タイトルホルダー』は前走がG2日経賞1着で年明け2戦目の出走。『ディープボンド』は前走がG2阪神大賞典1着で、年明け3戦目の出走になります。

 『天皇賞(春)』はJRAにおける最長距離のG1レースですから、年明け初戦ではなかなか最大限に能力を発揮し難いと考えられます。

 ですから、4月下旬の約5カ月間に何戦するか、どのレースを選ぶのかによって、どんな成績を残しているかをデータから拾い出してみます。

 その際、昨年の日記に書いた以下の観点を再度確かめておきたいと思います。


『日経新春杯の1~3着までの馬たちが天皇賞(春)に目標を定めるとしたら、直行するのでなく次走に日経賞G2を経由してきた場合、過去11年間で最多の9頭が天皇賞(春) に出走し、2-1-2-4となかなか優秀な成績を収めています。今年(2021年)は日経新春杯から日経賞を経由して天皇賞(春)に参戦してくる馬がいないので来年(2022年)以降の参考にしたいものです。』


 それでは、前哨戦とみられる年明けのG2レース別の成績を確認にてみます。昨年は、『日経新春杯』『AJCC』『日経賞着』の3レースに絞って成績を調べていましたが、昨年の天皇賞(春)では『阪神大賞典1着』から参戦してきた『ディープボンド』が2着になり、今年も出走しますので『阪神大賞典』を加えて4つのG2レースについて検討してみます。

【同じシーズンにおけるG1での成績 2011年~2021年 過去11年】
① 日経新春杯からG1への参戦  2頭 (0-1-0-1)
   天皇賞(春)2着 グローリーヴェイズ 2019年  日経新春杯1着
   大阪杯  9着 アドマイヤビルゴ  2021年  日経新春杯10着

 【日経新春杯1着~3着馬のG1への参戦】 22頭 (1-1-0-20)
   天皇賞(春)1着 ヒルノダムール   2011年  日経新春杯2着 →大阪杯1着
   天皇賞(春)2着 グローリーヴェイズ 2019年  日経新春杯1着 天皇賞に直行
   大阪杯  9着 アドマイヤビルゴ  2021年  日経新春杯10着 大阪杯に直行

② AJCCからG1への参戦  1頭  (1-0-0-0)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年  AJCC2着

 【AJCC1着~3着馬のG1への参戦】 19頭  (2-3-0-14)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年 AJCC2着  天皇賞に直行
   天皇賞(春)4着 アリストテレス   2021年 AJCC1着 →阪神大賞典7着
   天皇賞(春)5着 ウインマリリン   2021年 AJCC6着 →日経賞1着
   QE2世C1着 ルーラーシップ   2012年 AJCC1着 →日経賞3着
   宝塚記念 2着 ルーラーシップ   2012年 AJCC1着 →日経賞3着
   宝塚記念 2着 ダノンバラード   2013年 AJCC1着 →日経賞7着
   宝塚記念 8着 モズベッロ     2021年 AJCC5着 →京都記念8着→大阪杯2着
   大阪杯  2着 モズベッロ     2021年 AJCC5着 →京都記念8着

③ 日経賞からG1への参戦   38頭 (5-2-4- 27)
   天皇賞(春)1着 ワールドプレミア  2021年  日経賞3着
   天皇賞(春)1着 フェノーメノ    2014年  日経賞5着
   天皇賞(春)1着 フェノーメノ    2013年  日経賞1着
   天皇賞(春)2着 スティッフェリオ  2020年  日経賞3着
   天皇賞(春)2着 ウインバリアシオン 2014年  日経賞1着
   天皇賞(春)3着 カレンブーケドール 2021年  日経賞2着
   天皇賞(春)3着 ミッキースワロー  2012年  日経賞1着
   天皇賞(春)3着 ホッコーブレーヴ  2014年  日経賞2着
   天皇賞(春)3着 ウインバリアシオン 2012年  日経賞2着
   天皇賞(春)5着 ウインマリリン   2021年  日経賞1着
   天皇賞(春)13着 オセアグレート   2021年  日経賞6着
   天皇賞(春)17着 ジャコマル      2021年  日経賞5着
   宝塚記念 1着 マリアライト     2016年  日経賞着
   QE2世C1着 ルーラーシップ    2012年  日経賞着

④ 阪神大賞典からG1への参戦   64頭 (3-3-5-53)
   天皇賞(春)1着 レインボーライン  2018年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)1着 ゴールドシップ   2015年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)1着 ビートブラック   2012年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)2着 ディープボンド   2021年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)2着 シュヴァルグラン  2017年 阪神大賞典2着
   天皇賞(春)2着 カレンミロティック 2016年 阪神大賞典6着
   天皇賞(春)3着 クリンチャー    2018年 阪神大賞典3着
   天皇賞(春)3着 サトノダイヤモンド 2017年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)3着 シュヴァルグラン  2016年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)3着 カレンミロティック 2015年 阪神大賞典4着
   天皇賞(春)3着 ナムラクレセント  2011年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)4着 アリストテレス   2021年 阪神大賞典7着
   天皇賞(春)4着 ユーキャンスマイル 2020年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)5着 トーセンカーナビ  2020年 阪神大賞典2着
   天皇賞(春)6着 キセキ       2020年 阪神大賞典7着
   天皇賞(春)7着 ユーキャンスマイル 2021年 阪神大賞典2着
   天皇賞(春)8着 メイショウテンゲン 2020年 阪神大賞典3着
   天皇賞(春)9着 ナムラドノバン   2021年 阪神大賞典3着
   天皇賞(春)11着 メロディーレーン   2020年 阪神大賞典5着
   天皇賞(春)12着 ゴースト       2021年 阪神大賞典中止
   天皇賞(春)14着 メイショウテンゲン  2021年 阪神大賞典6着
   天皇賞(春)16着 シロニイ       2021年 阪神大賞典4着


4つのG2レースの出走実数に対するG1上位入賞率は下記の通りになります。

      勝率  連対率 複勝率 
日経新春杯 4.5%  9.1%  9.1%   (1-1-0-20)
AJCC  10.5%  26.3%  26.3%   (2-3-0-14)
日経賞   13.2%  18.4%  28.9%   (5-2-4- 27)
阪神大賞典 4.7%  9.4%  17.2%   (3-3-5-53)

『日経新春杯』と『AJCC』については『天皇賞(春)』に直行するケースは少数派で、もう1戦G2を挟むのが常套手段になっていることが分かります。また、この2つのレースに出走後は『天皇賞(春)』ではなく、他のG1に向かうケースが散見されます。

 これに対して、『日経賞』と『阪神大賞典』の出走馬は、レース間隔の関係で『天皇賞(春)』に直行するのが主流で、目標が『天皇賞(春)』であることが明確になっています。


 このように4つ前哨戦は、それぞれの実施時期や距離の違いによって様々な選択の仕方があると思われますが、総合すると、4つのG2から直行した馬たちだけで9勝-2着6回-3着9回となり、着度数で考えると勝率81.8%であることは重く受け止めなければなりません。

 ですから、年明けのG2を1戦か2戦した出走馬を中心に本命候補を選ぶとすれば、これまでの『天皇賞(春)』の上位入賞馬がどのような臨戦過程で出走しているか、菊花賞に出走の有無と絡めながら過去のデータを調べ、今年の出走馬から本命候補を見つけるための選択に活かしたいと思います。



最初に、2011年の成績だけ詳しく示してみます。


【2021年天皇賞(春)におけるG2からの出走馬の成績】
 成績(着順)   馬名        前走G2着順  G2全体の成績 前々走(着順)
天皇賞(春)1着 ワールドプレミア  ←日経賞 3着  (5-2-4-27) ←有馬記念5着
天皇賞(春)2着 ディープボンド   ←阪神大賞典1着 (3-3-5-53) ←中山金杯14着
天皇賞(春)3着 カレンブーケドール ←日経賞 2着  (5-2-4-27) ←有馬記念5着
天皇賞(春)4着 アリストテレス   ←AJCC1着  (2-3-0-14) ←菊花賞2着
天皇賞(春)5着 ウインマリリン   ←日経賞 1着  (5-2-4-27) ←AJCC6着
天皇賞(春)13着 オセアグレート   ←日経賞 6着  (5-2-4-27) ←有馬記念15着
天皇賞(春)17着 ジャコマル      ←日経賞 5着  (5-2-4-27) ←ダイヤモンド7着

 昨年は1着から3着までの前走が全て前哨戦とみられるG2だけで占められています。掲示板に載った5頭まで広げても、やはり前哨戦の3つのG2だけで決まったレースになりました。(昨年は『日経新春杯』からの直行馬はいませんでした。)

 昨年の天皇賞(春)の4つの前哨戦では『日経賞』が優勢であり、次に『AJCC』であることも窺われます。とは言いながら、なぜか『日経賞1着馬』が、前走となった『AJCC』で6着、天皇賞(春)でも5着に敗退しているのがなんとも皮肉な結果であったと思います。

 全体の傾向を捉えることができたとしても、前走(前々走)の着順通りに決まらないことを踏まえながら、過去11年間の成績を見ていきましょう。

 ○レース全体のデータに示してあるのは

実施年度  優勝タイム   参考にする 前年の菊花賞優勝タイム 優勝馬名

菊花賞に出走経験のある全出走馬の成績  ※牝馬の場合は秋華賞の出走経験も含む

 天皇賞(春)が年明け初戦の成績  2戦目の馬の成績 3戦目の馬の成績 4戦目以上の馬の成績

菊花賞に出走経験のない全出走馬の成績  ※牝馬の場合は秋華賞の未経験も含む
 天皇賞(春)が年明け初戦の成績  2戦目の馬の成績 3戦目の馬の成績 4戦目以上の馬の成績


 ○1~3着馬のデータに示してあるのは

馬名 菊花賞前の重賞成績(菊花賞前の全成績)菊花賞出走の有無と着順 前々走→前走→天皇賞(春)着順
  G1(菊花賞以降~天皇賞(春)前の全G1の成績) レース名と着順
  G2(菊花賞以降~天皇賞(春)前の全G2の成績) レース名と着順
     ※天皇賞(春)で2回以上の場合は、その年の天皇賞(春)前までの全G1・2の成績



【過去11年間の天皇賞(春)の成績 2011年~2021年】

2021年  3分14秒7   ※参考 2020年菊花賞 3分05秒5 コントレイル
菊花賞・秋華賞 あり1-1-1-6
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目1-0-1-1 3戦目0-1-0-3 4戦目以上0-0-0-2
菊花賞・秋華賞 なし0-0-0-8
  年明け初戦0-0-0-1 2戦目0-0-0-3 3戦目0-0-0-1 4戦目以上0-0-0-3

ワールドプレミア 神戸新聞杯3着(2-1-2-0)菊花賞1着 有馬記念5着→日経賞3着→天皇賞(春)1着
  G1(0-0-1-2) 菊花賞1着、有馬記念3着、ジャパンC6着、有馬記念5着
  G2(0-0-1-0) 日経賞3着

ディープボンド 京都新聞杯1着(2-1-1-4)菊花賞4着 中山金杯14着→阪神大賞典1着→天皇賞(春)2着 
  G1(0-0-0-1) 菊花賞4着
  G2(1-0-0-0) 阪神大賞典1着

カレンブーケドール オークス2着(2-2-2-1)秋華賞2着 有馬記念5着→日経賞2着→天皇賞(春)3着  
  G1(0-2-0-2)  秋華賞2着、ジャパンC2着・4着、有馬記念5着
  G2(0-3-0-0) 京都記念2着、オールカマー2着、日経賞2着

アリストテレス       (3-4-0-1) 菊花賞2着 AJCC1着→阪神大賞典7着→天皇賞(春)4着 
  G1(0-1-0-0)  菊花賞2着
  G2(1-0-0-1)  AJCC1着、阪神大賞典7着

ウインマリリン  フローラS1着、オークス2着(3-1-0-1) 秋華賞15着 天皇賞(春)5着 
         AJCC6着→日経賞1着→天皇賞(春)5着
  G1(0-0-0-2)  秋華賞15着、エリザベス女王杯4着
  G2(1-0-0-1) AJCC6着、日経賞 1着


2020年  3分16秒5  ※参考 2019年菊花賞 3分06秒0 ワールドプレミア
菊花賞・秋華賞 あり1-1-1-7
  年明け初戦1-0-0-1 2戦目0-0-0-3 3戦目0-1-1-3 4戦目以上0-0-0-0
菊花賞・秋華賞 なし0-0-0-4
  年明け初戦0-0-0-1 2戦目0-0-0-1 3戦目0-0-0-2 4戦目以上0-0-0-0


フィエールマン ラジオNIKKEI2着 (2-1-0-0) 菊花賞1着 凱旋門賞12着→有馬記念4着→天皇賞(春)1着
  G1(2-0-0-2) 菊花賞1着、天皇賞(春)1着、凱旋門賞12着、有馬記念4着
  G2(0-0-0-0) 

スティッフェリオ     (2-2-1-4) 菊花賞14着 AJCC8着→日経賞3着→天皇賞(春)2着
  G1(0-0-0-5) 菊花賞14着、大阪杯7着、宝塚記念7着、天皇賞秋12着、有馬記念13着
  G2(1-0-1-2) 札幌記念5着、オールカマー1着、AJCC8着、日経賞3着

ミッキースワロー セントライト1着 (3-0-1-2) 菊花賞6着 AJCC4着→日経賞1着→天皇賞(春)3着
  G1(0-0-0-4)菊花賞6着、大阪杯5着、ジャパンC5着、有馬記念11着、
  G2(1-2-0-2)AJCC2着、札幌記念13着、オールカマー2着、AJCC4着、日経賞1着



2019年  3分15秒0  ※参考 2018年菊花賞 3分06秒1 フィエールマン
菊花賞・秋華賞 あり1-1-0-5
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目1-1-0-2 3戦目0-0-0-2 4戦目以上0-0-0-1
菊花賞・秋華賞 なし0-0-1-5
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-0-1-2 3戦目0-0-0-2 4戦目以上0-0-0-1

フィエールマン ラジオNIKKEI2着 (2-1-0-0) 菊花賞1着 菊花賞1着→AJCC2着→天皇賞(春)1着
  G1(0-0-0-0) 菊花賞1着
  G2(0-1-0-0) AJCC2着

グローリーヴェイズ きさらぎ賞2着(2-2-0-1) 菊花賞5着 菊花賞5着→日経新春杯1着→天皇賞(春)2着
  G1(0-0-0-0) 菊花賞5着
  G2(1-0-0-0) 日経新春杯1着

パフォーマプロミス 3歳時2戦全勝(2-0-0-0) 菊花賞なし 有馬記念14着→京都記念4着→天皇賞(春)3着
  G1(0-0-0-0) 宝塚記念9着、有馬記念14着
  G2(0-0-0-0) 日経新春杯1着、目黒記念3着、京都記念4着


2018年  3分16秒2  ※参考 2017菊花賞 3分18秒9 キセキ 不良
菊花賞・秋華賞 あり1-0-1-3
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目1-0-0-2 3戦目0-0-1-1 4戦目以上0-0-0-0
菊花賞・秋華賞 なし0-1-0-10
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-1-0-3 3戦目0-0-0-2 4戦目以上0-0-0-5

レインボーライン アーリントン1着、NHKマイル3着、札幌記念3着 (3-2-3-4) 菊花賞2着 
         天皇賞秋3着→有馬記念8着→阪神大賞典1着→天皇賞(春)1着
  G1(0-1-1-5)菊花賞2着、ジャパンC6着・6着、天皇賞春12着、宝塚記念5着、
           天皇賞秋3着、有馬記念8着 
  G2(1-0-0-1) 日経賞4着、阪神大賞典1着

シュヴァルグラン 京都2歳S3着 (3-2-2-3) 菊花賞なし 有馬記念3着→大阪杯13着→天皇賞(春)2着
  G1(1-1-3-4) 天皇賞(春)3着、宝塚記念9着、ジャパンC3着、有馬記念6着、
            天皇賞(春)2着、宝塚記念8着、ジャパンC1着、有馬記念3着、
大阪杯13着
  G2(2-2-1-0) 日経新春杯2着、阪神大賞典1着、アルゼンチン1着、阪神大賞典2着、
            京都大賞典3着

クリンチャー     (2-0-0-4) 菊花賞2着 京都記念1着→阪神大賞典3着→天皇賞(春)3着
  G1(0-1-0-0) 菊花賞2着
  G2(1-0-1-0) 京都記念1着、阪神大賞典3着


2017年  3分12秒5  ※参考 2016年菊花賞 3分03秒3 サトノダイヤモンド
菊花賞・秋華賞 あり1-0-1-6
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目1-0-1-3 3戦目0-0-0-2 4戦目以上0-0-0-1
菊花賞・秋華賞 なし0-1-0-8
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-1-0-6 3戦目0-0-0-1 4戦目以上0-0-0-1

キタサンブラック スプリングS1着、皐月賞3着、セントライト1着  (4-0-1-1) 菊花賞1着
         有馬記念2着→大阪杯1着→天皇賞(春)1着
  G1(4-1-2-0)菊花賞1着、有馬記念3着、天皇賞春1着、宝塚記念3着、ジャパンC1着、
           有馬記念2着、大阪杯1着
  G2(1-1-0-0)大阪杯2着、京都大賞典1着

シュヴァルグラン 京都2歳S3着 (3-2-2-3) 菊花賞なし 有馬記念6着→阪神大賞典2着→天皇賞(春)2着
  G1(0-0-2-2) 天皇賞(春)3着、宝塚記念9着、ジャパンC3着、有馬記念6着
  G2(2-2-0-0) 日経新春杯2着、阪神大賞典1着、アルゼンチン1着、阪神大賞典2着

サトノダイヤモンド きさらぎ賞1着、皐月賞3着、ダービー2着、神戸新聞杯1着 (4-1-1-0)
           菊花賞1着  有馬記念1着→阪神大賞典1着→天皇賞(春)3着
  G1(2-0-0-0) 菊花賞1着、有馬記念1着
  G2(1-0-0-0) 阪神大賞典1着


2016年  3分15秒3  ※参考 2015年菊花賞 3分03秒9 キタサンブラック
菊花賞・秋華賞 あり1-0-0-5
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目1-0-0-3 3戦目0-0-0-2 4戦目以上0-0-0-0
菊花賞・秋華賞 なし0-1-1-10
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-1-0-4 3戦目0-0-1-4 4戦目以上0-0-0-2


キタサンブラック スプリングS1着、皐月賞3着、セントライト1着 (4-0-1-1) 菊花賞1着 
         天皇賞(春)1着  有馬記念3着→大阪杯2着→天皇賞(春)1着
  G1(1-0-1-0) 菊花賞1着、有馬記念3着
  G2(0-1-0-0) 大阪杯2着

カレンミロティック   (2-0-0-6) 菊花賞なし ジャパンC15着→阪神大賞典6着→天皇賞(春)2着
  G1(0-1-1-5) 有馬記念6着、宝塚記念2着、香港ヴァース5着、天皇賞(春)3着、
            宝塚記念13着、天皇賞秋13着、ジャパンC15着、
  G2(1-0-1-4) 金鯱賞1着、中山記念14着、大阪杯4着、阪神大賞典4着、
            京都大賞典3着、阪神大賞典6着

シュヴァルグラン  京都2歳S3着 (3-2-2-3) 菊花賞なし
          日経新春杯2着→阪神大賞典1着→天皇賞(春)3着
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-0-0-0) 日経新春杯2着、阪神大賞典1着


2015年  3分14秒7  ※参考 2014年菊花賞 3分01秒0 トーホウジャッカル
菊花賞・秋華賞 あり1-0-0-5
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目1-0-0-4 3戦目0-0-0-1 4戦目以上0-0-0-0
菊花賞・秋華賞 なし0-1-1-9
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-0-1-2 3戦目0-1-0-6 4戦目以上0-0-0-1


ゴールドシップ  札幌2歳S2着、皐月賞1着、神戸新聞杯1着 (5-2-0-1) 菊花賞1着
         AJCC7着→阪神大賞典1着→天皇賞(春)1着
  G1(0-0-0-0) 菊花賞1着、有馬記念1着、天皇賞(春)5着、宝塚記念1着、
            ジャパンC15着、有馬記念3着、天皇賞(春)7着、宝塚記念1着、
            凱旋門賞14着、有馬記念3着
  G2(0-0-0-0) 阪神大賞典1着、京都大賞典15着、阪神大賞典1着、札幌記念2着、
            AJCC7着、阪神大賞典1着

フェイムゲーム  京成杯1着(2-0-0-4) 菊花賞なし AJCC12着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)2着
  G1(0-0-0-2) 天皇賞(春)6着、宝塚記念6着
  G2(1-0-1-2) AJCC3着、オールカマー6着、アルゼンチン1着、AJCC12着

カレンミロティック  (2-0-0-6) 菊花賞なし 香港ヴァース5着→阪神大賞典4着→天皇賞(春)3着
  G1(0-1-0-2) 有馬記念6着、宝塚記念2着、香港ヴァース5着
  G2(1-0-0-3) 金鯱賞1着、中山記念14着、大阪杯4着、阪神大賞典4着


2014年  3分15秒1  ※参考 2013年菊花賞 3分05秒2 エピファネイア 不良
菊花賞・秋華賞 あり0-1-0-3
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-1-0-1 3戦目0-0-0-1 4戦目以上0-0-0-1
菊花賞・秋華賞 なし1-0-1-12
  年明け初戦0-0-0-1 2戦目1-0-1-4 3戦目0-0-0-5 4戦目以上0-0-0-2


フェノーメノ 青葉賞1着、ダービー2着、セントライト1着 (4-1-0-2) 菊花賞なし 天皇賞(春)1着
       宝塚記念4着→日経賞5着→天皇賞(春)1着
  G1(1-1-0-2) 天皇賞秋2着、ジャパンC5着、天皇賞(春)1着、宝塚記念4着、
  G2(1-0-0-1) 日経賞1着、日経賞5着

ウインバリアシオン青葉賞1着、ダービー2着、神戸新聞杯2着(3-2-0-3) 菊花賞2着 天皇賞(春)2着
         有馬記念2着→日経賞1着→天皇賞(春)2着
  G1(0-2-1-2) 菊花賞2着、ジャパンC5着、天皇賞(春)3着、宝塚記念4着、
            有馬記念2着
  G2(1-1-1-1) 京都記念6着、日経賞2着、金鯱賞3着、日経賞1着

ホッコーブレーヴ    (1-2-2-4) 菊花賞なし ジャパンC12着→日経賞2着→天皇賞(春)3着
  G1(0-0-0-1) ジャパンC12着
  G2(0-1-0-1) アルゼンチン5着、日経賞2着


2013年  3分14秒2  ※参考 2012年菊花賞 3分02秒9 ゴールドシップ
菊花賞・秋華賞 あり0-1-0-3
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-1-0-2 3戦目0-0-0-0 4戦目以上0-0-0-1
菊花賞・秋華賞 なし1-0-1-12
  年明け初戦0-0-1-0 2戦目1-0-0-1 3戦目0-0-0-9 4戦目以上0-0-0-2

フェノーメノ 青葉賞1着、ダービー2着、セントライト1着 (4-1-0-2) 菊花賞なし 天皇賞(春)1着
       ジャパンC5着→日経賞1着→天皇賞(春)1着
  G1(0-1-0-1) 天皇賞秋2着、ジャパンC5着
  G2(1-0-0-0) 日経賞1着

トーセンラー きさらぎ賞1着、セントライト2着(2-1-2-2) 菊花賞3着 天皇賞(春)2着
       新潟記念7着→京都記念1着→天皇賞(春)2着
  G1(0-0-0-0) 菊花賞3着
  G2(0-0-0-0) 京都記念4着、日経賞10着、京都記念1着

レッドカドー     (0-0-0-0) 菊花賞なし ジャパンC8着→天皇賞(春)3着
  G1(0-0-0-1) ジャパンC8着
  G2(0-0-0-0) 


2012年  3分13秒8  ※参考 2011年菊花賞 3分02秒8 オルフェーヴル
菊花賞・秋華賞 あり1-0-1-6
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-0-0-4 3戦目0-0-1-2 4戦目以上1-0-0-0
菊花賞・秋華賞 なし0-1-0-9
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-1-0-2 3戦目0-0-0-4 4戦目以上0-0-0-3


ビートブラック   (3-3-2-6) 菊花賞3着 ダイヤモンドS6着→阪神大賞典10着→天皇賞(春)1着
  G1(0-0-1-2) 菊花賞3着、天皇賞(春)7着、宝塚記念11着
  G2(0-1-0-5) 日経新春杯10着、京都大賞典2着、アルゼンチン5着、
            ステイヤーズS11着、日経新春杯4着、阪神大賞典10着

トーセンジョーダン 共同通信杯2着(3-2-0-1) 菊花賞なし 有馬記念5着→大阪杯3着→天皇賞(春)2着
  G1(1-1-0-3) 有馬記念5着、宝塚記念9着、天皇賞秋1着、ジャパンC2着、
            有馬記念5着
  G2(3-0-1-0) アルゼンチン1着、AJCC1着、阪神大賞典取消、札幌記念1着、
            大阪杯3着

ウインバリアシオン青葉賞1着、ダービー2着、神戸新聞杯2着(3-2-0-3) 菊花賞2着 天皇賞(春)3着
         京都記念6着→日経賞2着→天皇賞(春)3着
  G1(0-1-0-1) 菊花賞2着、ジャパンC5着
  G2(0-1-0-1) 京都記念6着、日経賞2着


2011年  3分秒  ※参考 2010年菊花賞 3分06秒1 ビッグウィーク
菊花賞・秋華賞 あり1-0-1-5
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-0-0-1 3戦目0-0-1-2 4戦目以上1-0-0-2
菊花賞・秋華賞 なし0-1-0-9
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-1-0-3 3戦目0-0-0-5 4戦目以上0-0-0-1


ヒルノダムール  皐月賞2着 (2-3-0-3) 菊花賞7着 京都記念3着→大阪杯1着→天皇賞(春)1着
  G1(0-0-0-1) 菊花賞7着
  G2(1-1-1-0) 日経新春杯2着、京都記念3着、大阪杯1着

エイシンフラッシュ 京成杯1着、ダービー1着、神戸新聞杯2着(4-1-2-1) 菊花賞なし
          天皇賞(春)2着  有馬記念7着→大阪杯3着→天皇賞(春)2着
  G1(0-0-0-2) ジャパンC8着、有馬記念7着
  G2(0-0-1-0) 大阪杯3着

ナムラクレセント  (3-0-1-4) 菊花賞3着 日経新春杯4着→阪神大賞典1着→天皇賞(春)3着
  G1(0-0-1-2) 菊花賞3着、天皇賞(春)4着、宝塚記念9着
  G2(1-0-1-4) 阪神大賞典3着、毎日王冠4着、日経賞8着、金鯱賞8着、
            日経新春杯4着、阪神大賞典1着


 過去11年間の上位入賞馬の傾向を総合すると次のようにまとめられます。

2011年~2021年
菊花賞・秋華賞 あり9-5-6-54
  年明け初戦1-0-0-1 2戦目6-3-2-26 3戦目0-2-4-19 4戦目以上2-0-0-8
菊花賞・秋華賞 なし2-6-5-96
  年明け初戦0-0-1-3 2戦目2-5-3-31 3戦目0-1-1-41 4戦目以上0-0-0-21


 過去11年間の上位入賞馬の傾向と前哨戦となるG2の傾向のデータを踏まえ、本命候補を絞るための視点を次の8点にしたいと思います。

(1) 菊花賞出走経験のある中から本命候補を選ぶ  9-5-6-54
(2) 年明け2戦目(前哨戦のG2で1戦)の上位入賞馬に本命候補を絞り込む 6-3-2-26
(3) 前走が『日経賞』の場合は、1~3着馬から。前年秋のG1実績があれば掲示板5着前後まで広げて選択する。
(4) 前走が『阪神大賞典』の場合は、1着馬から。年明け3戦目(前哨戦のG2で1戦または2戦)の上位入賞馬も可。
(5) 菊花賞出走経験がない場合は、前年秋のG1上位入賞経験か、年明けのG1大阪杯1着からなら対抗扱い。
(6) 菊花賞1~6着の実績があり、G1で3回以上掲示板に載っていれば連下以上の評価
(7) 菊花賞の経験がなくても、G2を1勝以上で複勝圏を外していなければ穴馬候補に。
(8) 菊花賞の経験がなくても、G1で2回以上の掲示板があれば連下以上の評価


 では、『タイトルホルダー』と『ディープボンド』を脅かす可能性がある馬を探しながら最終予想をしたいと思います。


×1.アイアンバローズ  (2-2-1-4) 菊花賞なし ステイヤーズS2着→阪神大賞典2着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-2-0-2) 京都大賞典12着、アルゼンチン共和国杯6着、ステイヤーズS2着、
            阪神大賞典2着

 2.ハーツイストワール  (1-2-0-0) 菊花賞なし ウエルカムS2着→早春S1着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-0-0-0) 

 3.ディバインフォース  (2-1-0-5) 菊花賞4着 ステイヤーズS1着→日経賞11着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-2) 菊花賞4着、天皇賞(春)15着
  G2(1-0-0-1) ステイヤーズS1着、日経賞11着

△4.ユーキャンスマイル  (3-2-0-2) 菊花賞3着 有馬記念9着→阪神大賞典5着→天皇賞(春)
  G1(0-0-1-10) 菊花賞3着、天皇賞春5・4・7着、天皇賞秋4・9着、
            ジャパンC5・12・12着、有馬記念11・9着
  G2(1-1-0-3) 阪神大賞典1着、アルゼンチン4着、阪神大賞典2着、札幌記念6着、
            阪神大賞典5着

△5.マカオンドール 京都2歳3着、京都新聞3着(2-3-4-4) 菊花賞なし
           万葉S1着→阪神大賞典4着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-0-0-1) 阪神大賞典4着

 6.メロディーレーン (2-0-2-8) 菊花賞5着 有馬記念15着→ダイヤモンドS13着 天皇賞(春)
  G1(0-0-0-5)  菊花賞5着、 天皇賞(春)11着、天皇賞(春)11着、宝塚記念11着、
            有馬記念15着
  G2(0-0-0-0) 日経新春杯9着、阪神大賞典5着

△7.テーオーロイヤル   (4-0-1-3) 菊花賞なし 尼崎S1着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-0-0-0) 

△8.クレッシェンドラヴ  (1-1-1-5)→ 菊花賞なし AJCC7着→日経賞4着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-3) ジャパンC13着、有馬記念8着、大阪杯11着
  G2(0-0-0-4) オールカマー5着・4着、AJCC7着、日経賞4着

△9.ヒートオンビート   (3-3-1-3) 菊花賞なし 中山金杯3着→日経賞3着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-1-1-1) 目黒記念2着、京都大賞典8着、日経賞3着

×10.トーセンカーナビ  (3-3-1-3) 菊花賞なし ダイヤモンドS3着→阪神大賞典7着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-2) 天皇賞(春)5着、宝塚記念8着
  G2(0-1-0-4) 阪神大賞典2着、アルゼンチン14着・7着、ステイヤーズS4着、
            阪神大賞典7着

△11.マイネルファンロン スプリングS3着(3-2-3-2) 菊花賞なし 中日新聞杯17着→AJCC2着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-0-0-0) 毎日王冠10着、金鯱賞8着、毎日王冠12着、AJCC2着

 12.ハヤヤッコ  レパードS1着(3-2-1-3) 菊花賞なし 東海S14着→日経賞5着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-0-0-3) 東海S6着、東海S14着、日経賞5着

×13.ロバートソンキー 神戸新聞杯3着 (1-1-1-1) 菊花賞6着 
            長久手特別1着→御堂筋S3着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-1) 菊花賞6着
  G2(0-0-0-0) 

 14.ヴァルコス  青葉賞2着(2-2-0-4)→ 菊花賞8着 
          ステイヤーズS8着→ダイヤモンドS4着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-1) 菊花賞8着
  G2(0-0-0-1) ステイヤーズS8着

▲15.タガノディアマンテ きさらぎ賞2着(1-1-1-6) 菊花賞7着 
             AJCC9着→京都記念2着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-1) 菊花賞7着
  G2(0-1-0-1) ステイヤーズS2着、AJCC9着、京都記念2着


○16.タイトルホルダー 弥生賞1着(2-2-0-3)→ 菊花賞1着 
            有馬記念5着→日経賞1着→天皇賞(春)
  G1(1-0-0-1) 菊花賞1着、有馬記念5着
  G2(1-0-0-0) 日経賞1着

△17.シルバーソニック  (3-3-0-0)→菊花賞なし 万葉S3着→阪神大賞典3着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-0-2-0) ステイヤーズS3着、阪神大賞典3着

◎18.ディープボンド 京都新聞杯1着 (2-1-1-4)菊花賞4着
           有馬記念2着→阪神大賞典1着→天皇賞(春) 
  G1(0-2-0-2) 菊花賞4着、天皇賞(春)2着、凱旋門賞14着、有馬記念2着  
  G2(3-0-0-0) 阪神大賞典1着、フォワ賞1着、阪神大賞典1着


 予想方針で挙げた8つの視点にピッタリ当てはまる有力候補は、今年の出走馬にはいなかったので『タイトルホルダー』と『ディープボンド』の2強を脅かす馬はいない・・・と言いたいところですが。

 『タイトルホルダー』と『ディープボンド』は、現時点ではどちらもディープインパクト級とも、キタサンブラック級とも言い難いので、8つの視点を若干緩めに修正して印を付けてみました。


 データを信じるか信じないかは自分次第!

これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。

 ビター ティー 2022年1月22日() 19:35
AJCCも4歳馬が勝てるのか?予想してみます。
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 今週は東で行われる今年最初のG2「AJCC」。このレースは先週行われた『日経新春杯』と比較してどのようなレースなのか。

 昨年の日記では次のように書かせていただきました。

『古馬になった4歳馬にとって、G1に挑戦するだけの成長力が備わったかを確かめるためのレースが『日経新春杯』だとするなら、『AJCC』はある程度G1でも通用するだけの力があると考えられる4歳馬が腕試しをするためのレースの役割(位置付け)になっていると言えます。』

言い換えれば、4歳馬にとって
『日経新春杯』はG1の挑戦権を獲るため登竜門。力試しのG2レース。
『AJCC』は、すでにG2やG1を経験した5歳以上の馬たちと力関係を図る、腕試しのG2レース。

 AJCCに出走する馬たちの方がG1の壁が若干低い(能力が高い)ように感じられます。

 その根拠として示したデータは以下の通りでした。

①過去10年間、AJCC で複勝圏に入った30頭の内14頭が春のG1レース(6月まで)に出走しています。

②過去10年間、日経新春杯で複勝圏に入った30頭の内22頭が春のG1レース(6月まで)に出走しています。

日経新春杯の30頭の内22頭がG1に出走したのに比べ、

上半期のG1に出走した頭数はAJCCの出走馬の方が少ないですが、G1の成績で比較すると

 日経新春杯(G1:1-1-1-19 内4歳馬:1-1-1-9)
   天皇賞(春)1着 ヒルノダムール   2011年
   天皇賞(春)2着 グローリーヴェイス 2019年
   天皇賞(春)3着 シュヴァルグラン  2016年

   勝率 4.5% 連対率 9.1% 複勝率13.6%
 ( 勝率 8.3% 連対率16.7% 複勝率25.0% 4歳馬 )

  AJCC (G1:2-2-0-11 内4歳馬:1-0-0-7)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年
   QE2世C1着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ダノンバラード   2013年

   勝率13.3% 連対率26.7% 複勝率26.7%
 ( 勝率 12.5% 連対率12.5% 複勝率12.5% 4歳馬 )

G1における勝率は3.0倍、連対率で2.9倍、複勝率で2.0倍と、AJCC組が日経新春杯組を圧倒しています。
(4歳馬に限れば1.5倍、連対率で0.7倍、複勝率で0.5倍と、逆に日経新春杯組がリードしています。)


 これに2021年分を加えると

【2021年日経新春杯の上位入賞馬のG1出走状況】
1着 ショウリュウイクゾ →次走 阪神大賞典  G2 10着→G1不出走 登録抹消 5歳
2着 ミスマンマミーア  →次走 ダイヤモンドS G3 10着→宝塚記念6着(4戦目)→登録抹消 6歳
3着 クラージュゲリエ  →次走 中山記念   G2 9着→登録抹消 5歳

 日経新春杯(G1:1-1-1-20 内4歳馬:1-1-1-9)
   天皇賞(春)1着 ヒルノダムール   2011年
   天皇賞(春)2着 グローリーヴェイス 2019年
   天皇賞(春)3着 シュヴァルグラン  2017年

   勝率 4.3% 連対率 8.7% 複勝率13.0%
 ( 勝率 8.3% 連対率16.7% 複勝率25.0% 4歳馬 )

【2021年AJCCの上位入賞馬のG1出走状況】
1着 アリストテレス  →天皇賞(春)4着、宝塚記念9着
2着 ヴェルトライゼンデ→長期休養中(1年)
3着 ラストドラフト  →上半期G1不出走、※天皇賞(秋)8着

  AJCC (G1:2-2-0-12 内4歳馬:1-0-0-8)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年
   QE2世C1着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ダノンバラード   2013年

   勝率12.5% 連対率25.0% 複勝率25.0%
 ( 勝率 11.1% 連対率11.1% 複勝率11.1% 4歳馬 )

G1における勝率は2.9倍、連対率で2.9倍、複勝率で1.9倍と、やはりAJCC組の成績が上回っています。
(4歳馬に限れば1.3倍、連対率で0.7倍、複勝率で0.4倍と、日経新春杯組のG1成績優位は変わりません。)


 AJCCがどのようなレースなのか、日経新春杯と比較しながらG1との関連を分析してきましたが、それはレース後のことであって、ここでは予想の中核ではないないものの、全く無視するわけにはいかないものとして捉えつつ、有力馬の選択取捨に移りたいと思います。

 出走馬を次のように3つに分類してみます。
①G1の前哨戦・ステップとして出走してくる実力馬
(G1出走経験馬、G2連対馬、クラシック実績のある4歳馬)

②G2タイトルの獲得を目標に出走してくるとみられる能力の向上・成長が認められる能力馬
(G3の勝馬でG2上位入賞経験馬、3歳G2・G3で連対経験のある4歳馬)

③G2上位入賞を狙っているとみられるG2初出走馬
(G3ウイナーか重賞で連対経験のある馬、重賞未出走の無敗馬)

①5歳以上

 ポタジェ      天皇賞(秋)6着←毎日王冠G23着←新潟大賞典2着←金鯱賞G23着

 キングオブコージ  中日新聞杯5着←オールカマー9着←京都大賞典3着←目黒記念G21着

 ダンビュライト   京都記念9着←京都記念3着←京都大賞典2着←京都記念1着
           ←AJCC6着←AJCC1着

 ラストドラフト   中日新聞杯9着←天皇賞(秋)8着←毎日王冠13着←日経賞8着
           ←AJCC3着←AJCC3着
 
①4歳馬
 オーソクレース   菊花賞2着←セントライトG23着←ホープフルS2着


②5歳以上
 マイネルファンロン 中日新聞杯17着、毎日王冠G212着←新潟記念G31着

②4歳馬
 アサマノイタズラ  有馬記念16着←菊花賞9着←セントライトG21着

③5歳以上
 アンティシペイト  アルゼンチン共和国杯8着←3勝クラス1着

 クレッシェンドラヴ 七夕賞14着←大阪杯11着、福島記念1着、七夕賞1着

 ボッケリーニ    中日新聞杯4着、小倉大賞典2着←中日新聞杯1着

③4歳馬

④その他

5歳以上
 キャッスルトップ  地方馬

 エヒト       オープン昇級初挑戦、格上挑戦チャレンジCG39着

 ソッサスブレイ   AJCC13着、オールカマー12着

 スマイル      オープン昇級初挑戦


①~③に分類されなかった出走馬は、G2では力不足として穴馬としても残せません。また、①~③についても目標とするレースとしての仕上げの本気度を推測して印を打つことになりますが、次の2点について重要視したいと思います。


Ⅰ.リピーターの扱い

 このレースが、G1でタイトル争いができる能力があるか、実力を確かめるレースとして各陣営が出走させているG2だと考えれば、再度出走してくるのは、連覇を狙うリピーターというより、年齢による能力の低下の懸念を払拭できるか確かめたい馬であり、上位入賞した翌年以降このレースで成績が上がる馬は『日経新春杯』と同じく珍しいようです。

 リピーター?的な馬の成績を示してみるとそのことがよく分かると思います。

2021年
 ラストドラフト  3着→3着
 ステイフーリッシュ2着→4着
 ジェネラーレウーノ11着→17着

2018年
 ダンビュライト  1着→6着 
 ミッキースワロー 2着→4着 
 マイネルミラノ  3着→10着 

2017年
 ミライヘノツバサ 3着→10着 

2016年
 ディサイファ   5着→1着→不出走→6着 
 ショウナンバッハ 3着→8着→8着→7着 

2015年
 クリールカイザー 1着→12着 

2014年
 フェイムゲーム  3着→12着 

2013年
 ダノンバラード  1着→12着 

2012年
 ゲシュタルト   3着→9着 

2011年 
 ネヴブション   1着→1着→3着→(7着) 

 こんな感じで、ネヴブションのように連覇したのは例外中の例外。一度上位入賞した馬は複勝圏外に敗れるリピーターばかりで、着順が上がるのは1/13頭(7.7%)、同着以上になった延べ回数でも3/19回(15.8%)というように厳しい結果を示しています。

 今年は、2021年3着と16着及び不出走だった次の3頭が出走登録しています。
ラストドラフト  3着→3着 
ステイフーリッシュ2着→4着→不出走
ソッサスブレイ  16着

 この3頭を思い切って予想から外すのもいいかもしれません。


Ⅱ.4歳馬 VS 古馬
今年の4歳馬は、5歳以上の馬たちを上回る成績を残せるのでしょうか。

【2020年までの10年間】
1着馬について

4歳馬1勝(ダンビュライト)、5歳馬5勝、6歳馬3勝、7歳馬1勝(ディサイファ)・・・と、5歳以上馬がほぼ完勝しています。


2着馬について

4歳馬4頭、5歳馬1頭、6歳馬1頭、7歳馬2頭、8歳馬2頭。2着にフォーカスすると、4歳馬が一番多く連対しています。

【2021年の結果】
1着 アリストテレス  →天皇賞(春)4着、宝塚記念9着 4歳
2着 ヴェルトライゼンデ→長期休養中(1年)       4歳
3着 ラストドラフト  →上半期G1不出走、※天皇賞(秋)8着 5歳

 昨年は、4歳馬のワンツーフィニッシュで、5歳馬が3着。4歳馬が巻き返しました。

4歳馬2勝(ダンビュライト、アリストテレス)、5歳馬5勝、6歳馬3勝、7歳馬1勝(ディサイファ)

連対数で見ると(2010年~2021年 11年間)
4歳馬7頭、5歳馬6頭、6歳馬4頭、7歳馬3頭、8歳馬2頭

昨年の4歳馬は無敗の三冠馬コントレイルが飛び抜けて強く、他の4歳馬は評価がイマイチだったにもかかわらず、4歳馬のワンツーフィニッシュでした。

 今年の4歳馬は、早くから古馬混合戦で勝利を挙げるなど世代全体のレベルが高いと評価されています。ではこのレースに出走を予定している4歳馬は、昨年出走した4歳馬と比較して能力(成績)は高いのでしょうか。

【2021年の出走4歳馬】
1着 アリストテレス   ←菊花賞2着←2・1勝クラス2連勝
2着 ヴェルトライゼンデ ←菊花賞7着←神戸新聞杯2着←ダービー3着←皐月賞8着、ホープフルS2着
6着 ウインマリリン   ←エリザベス女王杯4着←秋華賞15着←オークス2着
11着 サトノフラッグ   ←菊花賞3着←セントライト2着←ダービー11着←皐月賞5着

【2022年の出走4歳馬】
?着 オーソクレース  ←菊花賞2着←セントライト3着←ホープフルS2着
?着 アサマノイタズラ ←有馬記念16着←菊花賞9着←セントライト1着←皐月賞16着

 オーソクレースについては、昨年1着アリストテレス及び2着ヴェルトライゼンデと同等または同等以上の成績を残しています。(菊花賞2着・ホープフルS2着)

 アサマノイタズラについては、菊花賞9着では若干見劣りそうですが、セントライト記念ではオーソクレースに先着し、勝利している事実は無視できません。

 では、この成績が現4歳世代の中ではどのような位置に当たるかも分析してみたいと思います。これまで古馬との対戦で勝利(先着)した現4歳世代の実力馬たちと比較してみます。

 比較の対象は、次の3頭です。

エフフォーリア 有馬記念1着←天皇賞(秋)1着←ダービー2着←皐月賞1着
(有馬記念516kg(+10kg)←皐月賞504kg(-12kg)←新馬戦516kg)

ヨーホーレイク 日経新春杯1着←ダービー7着←皐月賞5着←ホープフルS3着
(日経新春杯508kg(+4kg)←皐月賞504kg(+12kg)←新馬戦492kg)

ステラヴェローチェ 日経新春杯2着←有馬記念4着←菊花賞4着←神戸新聞杯1着←ダービー3着
         ←皐月賞3着←朝日FS2着
(日経新春杯498kg(-2kg)←皐月賞500kg(+12kg)←新馬戦488kg)

 以下の5レースで、出走を予定している2頭と上記3頭を比較することで評価してみたいと思います。


【有馬記念】
1着 エフフォーリア  3歳
2着(ディープボンド  4歳 菊花賞4着、ダービー5着、皐月賞10着)
3着(クロノジェネシス 5歳)
4着 ステラヴェローチェ3歳
5着(タイトルホルダー 3歳 菊花賞1着、セントライト13着、ダービー6着、皐月賞2着)
16着 アサマノイタズラ 3歳

 アサマノイタズラは、スタートからゴールまで終始最後方。レース後にジョッキーが「反応がなかった。・・・何もなければいいですね。」とコメントする不可解な負け方でした。

 後日、気管支に炎症があったことが原因とみられ、今回は度外視できると考えたい。


【菊花賞】
1着(タイトルホルダー  菊花賞1着、セントライト13着、ダービー6着、皐月賞2着)
2着 オーソクレース
3着(ディヴァインラヴ  1・2勝クラス2連勝)
4着 ステラヴェローチェ 日経新春杯2着←有馬記念4着←菊花賞4着←神戸新聞杯1着
             ←ダービー3着
5着(ディープモンスター ダービー16着、皐月賞7着)
9着 アサマノイタズラ 

 オーソクレースは、2勝馬ながらG1で2着2回なら、能力は世代トップクラスを証明したことになり、4歳ではG2勝利に近いポジションを得たと言える。

 アサマノイタズラは、最後方からスムーズなレースができなかったものの、上がり3ハロンは最も速い末脚を見せた。展開が向けばG2で上位争いは可能だと思う。



【セントライト記念】
1着 アサマノイタズラ  有馬記念16着←菊花賞9着←セントライト1着←皐月賞16着
2着(ソーヴァリアント  チャレンジC1着←セントライト2着←1・2勝クラス2連勝)
3着 オーソクレース   菊花賞2着←セントライト3着←ホープフルS2着
4着(カレンルシェルブル 長良川特別1着←セントライト4着←1勝クラス1着)
5着(ヴィクティファルス 菊花賞13着←セントライト5着←ダービー14着←皐月賞9着
             ←スプリングS1着)
13着(タイトルホルダー  菊花賞1着、セントライト13着、ダービー6着、皐月賞2着
             ←ホープフルS4着)

 アサマノイタズラは、中団やや後方の、この馬にとっては好位置から最速の末脚を駆使してオーソクレースに先着した事実は、能力の高さと認めたい。AJCCと同舞台での勝利であることも評価したい。

 オーソクレースは、9カ月休養後の3歳初戦のG2で3着なら、実力馬として成長してきたことが窺われる。


【皐月賞】
1着 エフフォーリア   有馬記念1着←天皇賞(秋)1着←ダービー2着←皐月賞1着
2着(タイトルホルダー  菊花賞1着、セントライト13着、ダービー6着、皐月賞2着)
3着 ステラヴェローチェ 日経新春杯2着←有馬記念4着←菊花賞4着←神戸新聞杯1着
             ←ダービー3着
4着(アドマイヤハダル  ダービー17着←皐月賞4着←1勝クラス・若葉S1着 2連勝)
5着 ヨーホーレイク   日経新春杯1着←ダービー7着←皐月賞5着←ホープフルS3着
16着 アサマノイタズラ  有馬記念16着←菊花賞9着←セントライト1着←皐月賞16着

 アサマノイタズラは、スタート直後によろけて他馬と接触。外枠から脚を使い好位5番手の位置を確保します。ところが、ダノンザキッドに向こう正面で2度も馬体をぶつけられ、第3コーナーから第4コーナーにかけて、ずっと外側を回らされることになります。

 最終コーナーから直線を向く直前、追い出しをかけようとした瞬間、先にヨーホーレイクが強引にダノンザキッドとアサマノイタズラの間に割り込み、またも体をぶつけられると、アサマノイタズラは更に外側にはじかれてしまいます。

それで、嫌気が差したのか手応えがなくなり、鞭が入っても伸びずに16着に沈みました。着順だけ見ると力不足の結果と思いますが、あれだけの不利を受けなければもっと戦えたかもしれないとパトロールビデオを見て情状酌量の余地を感じさせられました。


【ホープフルS】
1着(ダノンザキッド   マイルCS 3着←富士S4着←皐月賞15着←ホープフルS1着
             ←東スポ2歳S1着)
2着 オーソクレース   菊花賞2着←セントライト3着←ホープフルS2着←アイビーS1着
3着 ヨーホーレイク   日経新春杯1着←ダービー7着←皐月賞5着←ホープフルS3着
             ←紫菊賞1着
4着(タイトルホルダー  菊花賞1着、セントライト13着、ダービー6着、皐月賞2着
             ←ホープフルS4着)
5着(シュヴァリエローズ 皐月賞11着←若葉S2着←ホープフルS5着←萩S1着)

 オーソクレースは、その後のG1またはG2で勝ち負けする実力馬たちと戦い、2歳G1で連対したことでその能力を示した。その後、9カ月の休養に入り、勝ち星をあげられないまま既に2戦を終了した。

 古馬となって、G1に出走する前にG2のタイトルを奪取し、是が非でも賞金を加算したいはずである。そうすれば、G1に余裕を持って出走できので、かなり仕上げてAJCCに出走してくると予想される。


 以上、5つのレースについて検討してみた結果、体調万全で出走が叶えば、2頭ともこのレースの有力馬として扱いたい。



 さて、いよいよ出走馬の取捨の検討に入ります。まず、出走する14頭を年齢別に分類します。


【AJCC出走予定馬】
4歳:2頭
 アサマノイタズラ 有馬記念16着←菊花賞9着←セントライト1着←皐月賞16着
 オーソクレース  菊花賞2着←セントライト3着←ホープフルS2着

 ※地方馬参戦するキャッスルトップは、予想の対象から外します。


5歳:3頭
 アンティシペイト アルゼンチン共和国杯8着 中山1-2-0-1 全4-5-0-4
 エヒト      3勝クラス1着 G2初挑戦、G3チャレンジC9着格上挑戦
 ポタジェ     天皇賞(秋)6着、G2毎日王冠3着・金鯱賞3着、G3新潟大賞典2着


6歳:4頭
 キングオブコージ 中日新聞杯5着、G2目黒記念1着・京都大賞典3着・オールカマー9着
 スマイル     3勝クラス1着 中山4-1-1-1 重賞初挑戦
 ボッケリーニ   中日新聞杯3着、G2初挑戦、
          G3中日新聞杯1着・3着・小倉大賞典2着・新潟大賞典5着・中京記念6着
ラストドラフト   中日新聞杯9着、G1天皇賞(秋)8着、G3中日新聞杯2・9着 3歳G31着
          G2AJCC3・3着・金鯱賞5着・アルゼンチン杯2着・日経賞8着・毎日王冠13着


7歳:1頭
 マイネルファンロン中日新聞杯17着、G2毎日王冠10・12着・金鯱賞8着
          G3新潟記念1着を始め、G3を9戦して2・16・12・14・15・14・1・8・17着


8歳:3頭
 クレッシェンドラヴ七夕賞14着、G1大阪杯11着・有馬記念8着・ジャパンC13着
          G2オールカマー4・5着、G314・七夕賞1・7・福島記念1・2着
 ソッサスブレイ  ディセンバーS3着、G2オールカマー12着・AJCC16着→?着
          G3関屋記念13着
 ダンビュライト  名古屋GP3着、G1宝塚記念9着・天皇賞(春)9着・ジャパンC14着・大阪杯9着
          G2AJCC1着→6着→不出走→?着


2010年から2021年の11年間の1着馬を年齢別に見てみると

1着馬については、4歳馬2勝(ダンビュライト、アリストテレス)、5歳馬5勝、6歳馬3勝、7歳馬1勝(ディサイファ)・・・と、4歳VS 5歳以上馬で比較すると、4歳馬は不利に見えます。


 では、AJCCにおける2着馬についてはどうなのでしょう。

 4歳馬5頭、5歳馬1頭、6歳馬1頭、7歳馬2頭、8歳馬2頭

2着にフォーカスすると、4歳馬が一番多く連対しています。これを1着馬と合わせた連対馬(22頭)で比較すると

 4歳馬7(2+5)頭、5歳馬6(5+1)頭、6歳馬4(3+1)頭、7歳馬3(1+2)頭、8歳馬2(0+2)頭

 4歳馬が勝ち負け(1着か2着)に絡む可能性が高いという観点で予想し、印を付けたいと思います。


【AJCC最終予想】

△1.キングオブコージ 中日新聞杯5着、G2目黒記念1着・京都大賞典3着・オールカマー9着
▲2.アサマノイタズラ 有馬記念16着←菊花賞9着←セントライト1着←皐月賞16着
 3.キャッスルトップ   地方馬
 4.クレッシェンドラヴ七夕賞14着、G111・8着・13着G24・5着、G32-1-0-2
 5.エヒト      3勝クラス1着 G2初挑戦、G3チャレンジC9着格上挑戦
○6.ポタジェ     天皇賞(秋)6着、G2毎日王冠3着・金鯱賞3着、G3新潟大賞典2着
△7.ダンビュライト 名古屋GP3着、G19・9着・14・9着、AJCC1着→6着→不出走→?着
△8.アンティシペイト アルゼンチン共和国杯8着 中山1-2-0-1 全4-5-0-4
注9.ボッケリーニ   中日新聞杯3着、G2初挑戦、G3 1着・3着・2着・5着・6着
×10.ラストドラフト  中日新聞杯9着、G1天皇賞(秋)8着、
            G2AJCC3・3着・アルゼンチン杯2着
◎11.オーソクレース  菊花賞2着←セントライト3着←ホープフルS2着
 12.ソッサスブレイ  ディセンバーS3着、G2オールカマー12着・AJCC16着→?着
注13.スマイル     3勝クラス1着 中山4-1-1-1 重賞初挑戦
 14.マイネルファンロン 中日新聞杯17着、G210・12・8着、G3 1-1-0-7


 データを信じるか信じないかは自分次第!

これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。




※ 参考資料


【過去10年間の1着~3着馬のその後の上半期出走状況】
2021年
○アリストテレス  1着→天皇賞(春)4着、宝塚記念9着
△ヴェルトライゼンデ2着→長期休養中(1年)
 ラストドラフト  3着→上半期G1不出走、※天皇賞(秋)8着

2020年
 ブラストワンピース1着→大阪杯7着・宝塚記念16着
 ステイフーリッシュ2着→京都記念3着→大阪杯9着
 ラストドラフト  3着→金鯱賞5着→休養G1不出走

2019年
 シャケトラ    1着→阪神大賞典1着→(G1故障不出走)
 フィエールマン  2着→天皇賞(春)1着 (G1:3-1-1-0)
 メートルダール  3着→金鯱賞13着→G1不出走

2018年
 ダンビュライト  1着→大阪杯G1 6着・QEC7着・宝塚記念5着
 ミッキースワロー 2着→大阪杯G1 5着
 マイネルミラノ  3着→エプソムカップ11着→G1不出走

2017年
 タンタアレグリア 1着→休養
 ゼーヴィント   2着→七夕賞1着 G1不出走
 ミライヘノツバサ 3着→日経賞2着→G1不出走

2016年
 ディサイファ   1着→日経賞5着→安田記念6着
 スーパームーン  2着→目黒記念7着→G1不出走
 ショウナンバッハ 3着→京都記念14着・中日新聞杯11着→G1不出走

2015年
 クリールカイザー 1着→日経賞10着→天皇賞(春)16着
 ミトラ      2着→中日新聞杯5着→G1不出走
 エアソミュール  3着→大阪杯3着・鳴尾記念4着→G1不出走

2014年
 ヴェルデグリーン 1着→中山記念5着→宝塚記念12着(引退)
 サクラアルディート2着→日経賞11着→G1不出走
 フェイムゲーム  3着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)6着

2013年
 ダノンバラード  1着→中山記念6着・日経賞7着・鳴尾記念3着→宝塚記念2着 
 トランスワープ  2着→日経賞11着→休養
 アドマイヤラクティ3着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)4着

2012年
 ルーラーシップ  1着→日経賞3着→QEC1着→宝塚記念2着
 ナカヤマナイト  2着→大阪杯G2 5着・鳴尾記念4着→宝塚記念8着
 ゲシュタルト   3着→京都記念9着→休養

2011年
 トーセンジョーダン1着→阪神大賞典 取り消し→宝塚記念9着
 ミヤビランベリ  2着→ダイヤモンドカップ12着・日経賞9着→引退
 ネヴブション   3着→中山金杯12着→休養


  AJCC (G1:2-2-0-11 内3歳馬:1-0-0-7)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年
   QE2世C1着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ダノンバラード   2013年

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 ビター ティー 2021年2月12日(金) 14:26
年明けの緒戦(始動戦)の馬か? 否か? それが問題の京都記念
閲覧 331ビュー コメント 0 ナイス 10

今週は、G1級の有力馬たちが年明けの緒戦(始動戦)にすることが多いと言われるG2「京都記念」です。

 果たして、今年の勝馬はすでに年明け1戦を挟んだ馬なのか。緒戦として京都記念を選んだ馬なのか・検討してみたいと思います。

 まず、このレースに今年出走を予定している馬たちをこの視点で分類してみましょう。

1.ハッピーグリン   前走 天皇賞(春)     G1 13着 今年初戦
2.ステイフーリッシュ 前走 AJCC      G2  4着 今年2戦目
3.ベストアプローチ  前走 AJCC      G2 12着 今年2戦目
4.ラヴズオンリーユー 前走 有馬記念      G1 10着 今年初戦
5.ダンスディライト  前走 オリオンS  3勝クラス  1着 今年初戦
6.レイエンダ     ポルックスS       OP 13着 今年2戦目
7.ワグネリアン    前走 宝塚記念      G1 13着 今年初戦
8.モズベッロ     前走 AJCC      G2  5着 今年2戦目
9.ダンビュライト   前走 京都大賞典     G2  7着 今年初戦
10.ジナンボー     前走 天皇賞(秋)      G1  7着 今年初戦
11.サトノルークス   前走 アルゼンチン共和国杯G2 13着 今年初戦
 
      今年初戦組 7頭 VS 今年2戦目組 5頭


過去10年間は、それぞれの組の頭数とレース結果・上位入賞(1~3着)はどうだったのか

2020年 今年初戦組 6頭 VS 今年2戦目組 4頭
    1着 クロノジェネシス  今年初戦 前走 エリザベス女王杯G1 5着
    2着 カレンブーケドール 今年初戦 前走 ジャパンカップ G1 4着
    3着 ステイフーリッシュ 今年2戦目前走 AJCC    G2 2着

2019年 今年初戦組 4頭 VS 今年2戦目組 10頭
    1着 ダンビュライト   今年2戦目前走 AJCC    G2 6着
    2着 ステイフーリッシュ 今年2戦目前走 中山金杯    G3 2着
    3着 マカヒキ      今年初戦 前走 有馬記念    G1 10着

2018年 今年初戦組 7頭 VS 今年2戦目組 3頭
    1着 クリンチャー    今年初戦 前走 菊花賞     G1 2着
    2着 アルアイン     今年初戦 前走 菊花賞     G1 7着
    3着 レイデオロ     今年初戦 前走 ジャパンカップ G1 2着

2017年 今年初戦組 3頭 VS 今年2戦目組 7頭
    1着 サトノクラウン   今年初戦 前走 香港ヴァース  G1 1着
    2着 スマートレイアー  今年初戦 前走 香港ヴァース  G1 5着
    3着 マカヒキ      今年初戦 前走 凱旋門賞    G1 14着

2016年 今年初戦組 9頭 VS 今年2戦目組 6頭
    1着 サトノクラウン    今年初戦 前走 天皇賞(秋)  G1 17着
    2着 タッチングスピーチ  今年初戦 前走 エリザベス女王杯G13着
    3着 アドマイヤデウス   今年初戦 前走 有馬記念   G1 7着

2015年 今年初戦組 4頭 VS 今年2戦目組 7頭
    1着 ラブリーデイ     今年2戦目前走 中山金杯   G3 1着
    2着 スズカデヴィアス   今年2戦目前走 AJCC   G2 6着 
    3着 キズナ        今年初戦 前走 天皇賞(春)  G1 4着

2014年 今年初戦組 8頭 VS 今年2戦目組 4頭
    1着 デスペラード     今年初戦 前走 有馬記念   G1 7着
    2着 トーセンラー     今年初戦 前走 マイルCS  G1 1着
    3着 アンコイルド     今年初戦 前走 ジャパンカップG1 8着

2013年 今年初戦組 7頭 VS 今年2戦目組 4頭
    1着 トーセンラー     今年初戦 前走 新潟記念   G3 7着
    2着 ベールドインパクト  今年初戦 前走 ディセンバーSG3 1着
    3着 ショウナンマイティ  今年初戦 前走 宝塚記念   G1 3着

2012年 今年初戦組 5頭 VS 今年2戦目組 4頭
    1着 トレイルブレイザー  今年初戦 前走 香港ヴァース G1 6着
    2着 ダークシャドウ    今年初戦 前走 天皇賞(秋)  G1 2着
    3着 ヒルノダムール    今年初戦 前走 有馬記念   G1 6着

2011年 今年初戦組 9頭 VS 今年2戦目組 3頭
    1着 トゥザグローリー   今年初戦 前走 有馬記念   G1 3着
    2着 メイショウベルーガ  今年初戦 前走 有馬記念   G1 12着
    3着 ヒルノダムール    今年2戦目前走 日経新春杯  G2 2着

10年間 今年初戦組 62頭 VS 今年2戦目組 52頭
       8-8-8-38        2-2-2-46

 やはり、その年の緒戦に選んだ出走馬の方が圧倒的に実績を挙げていることが分かります。更に、レースのグレード別で分類すると・・・

1着馬の前走 G1 7頭、G2 1頭、G3 2頭
2着馬の前走 G1 7頭、G2 1頭、G3 2頭
3着馬の前走 G1 8頭、G2 2頭、G3 0頭

 数少ない「今年2戦目組で上位に優勝した馬」に限れば


1着馬の前走 G1 0頭、G2 1頭、G3 1頭
2着馬の前走 G1 0頭、G2 1頭、G3 1頭
3着馬の前走 G1 0頭、G2 2頭、G3 0頭

 やはり、このレースを今年の始動戦に選んだ馬から本命候補を選びたいですね。もちろん、前走G1に限るので次の4頭が候補として残ります。

1.ハッピーグリン   前走 天皇賞(春)     G1 13着 今年初戦
4.ラヴズオンリーユー 前走 有馬記念      G1 10着 今年初戦
7.ワグネリアン    前走 宝塚記念      G1 13着 今年初戦
10.ジナンボー     前走 天皇賞(秋)      G1  7着 今年初戦


 この4頭から2頭を本命候補に選ぶことになります。場合によってはこの中の3頭を上位候補に選んで「重い印」を打つことも「あり」です。

 その理由が分かりますか?過去10年間のレース結果を示したところで、なんとなく気付いた(感じた)方もいたのではないかと思います。

それは、次の2つの共通点が不思議なことに10年間続いていて、レースの結果が3つのパターンに限られているということです。

 1.連対馬が2頭とも同じ参戦過程である
   A.1着が今年初戦なら、2着も今年初戦で、しかも、ほとんどがG1から直行で出走している。

   B.1着が今年2戦目なら、2着も今年2戦目で、しかも、前走がG2かG3から出走している。

 2.出走馬の「今年初戦」と「今年2戦目」の頭数を比較して、多い参戦過程で1・2フィニッシュ

   A.「今年初戦」の出走が多い年は、1・2着が「今年初戦」の馬で決まる。
     7年で7回全て1・2着独占(その内5回は1~3着独占)

   B.「今年2戦目」出走が多い年は、1・2着が「今年2戦目」の馬で決まる。
     3年で2回、1・2着独占(2017年は「今年初戦」組が1~3着独占)

   ※ 10年間で1回だけ例外的な結果(3頭しか出走していない「今年初戦」組で上位独占)


【レース結果のパターン】A.「今年初戦」馬  B.「今年2戦目」馬
① 1着A、 2着A、 3着A
② 1着A、 2着A、 3着B
③ 1着B、 2着B、 3着A

 1着と2着が異なる参戦過程になったことは、この10年間に1度もありません。また、「今年2戦目」が3着まで独占したこともありませんでした。

 3着の前走は、G1かG2のみで、G3は1度も3着になったことがありません。


 いかがでしょう、10年間のデータからは、このような結論になるわけですが・・・

 これまでもデータからの2択で、Aは90%の確率で、Bが10%の確率なので、「Aを選択する」と日記に書いたときに、その選択が外れたことが何度もありました。

 あるパターンに気付くと、そのパターンから外れる結果になることがよくあります。ということもあり、データの範囲内で予想すると「今年2戦目」組は3着候補だけに限定して1頭に絞ることになるのですが・・・

 いわゆる「逆張り」を考えておくことも必要かもしれません。

 では、「今年2年目」組から対抗候補を選ぶとすれば、何を根拠にするべきか。前走G2かG3は必要条件になると思います。このことを踏まえて候補を選考するならば、『AJCCの予想に関わる日記』で書いた

「AJCCの連対馬としてG1でタイトル争いに加わるのは、※印のついた懸念のあるデータの馬を思い切ってヒモまで評価を落としてみると・・・」

 にこだわりたいと思います。ここで書いた『懸念』というのは「AJCCは本当の目標ではなく体調を整えるための叩き台として出走すると考えられるので、今回は本命候補にはできないのでは・・・」という懸念です。

 では、以前の日記で※印を付けた馬とAJCCでの結果を示してみます。

8.ラストドラフト    AJCC3着※ アルゼンチン共和国杯2着 → 結果 3着
10.モズベッロ      日経新春杯1着※ 宝塚記念3着      → 結果 5着
12.ステイフーリッシュ  AJCC2着※              → 結果 4着

 ヒモ候補まで評価を下げたことは大正解でした。この3頭から次の2頭が参戦してきます。


  2.ステイフーリッシュ 前走 AJCC      G2  4着 今年2戦目
  8.モズベッロ     前走 AJCC      G2  5着 今年2戦目

 どちらも最終目標はG1タイトルの獲得なのでしょうが、この春のG1を本気度100%で狙っているか否かによって京都記念G2の仕上げ具合が変わると思われます。


ステイフーリッシュは、京都記念3着から昨年春に大阪杯G1に挑戦し9着に敗れています。
                                1.0秒差

モッズベッロは、昨年春に天皇賞(春)7着、宝塚記念3着、有馬記念15着とG1に3度挑戦しています。
                  0.9秒差    1.8秒差    3.2秒差


 ステイフーリッシュは、3年前の4歳時に京都新聞杯1着で2勝目を挙げG2タイトルを手にしていますが、その後2年7カ月間未勝利の善戦マンなので、今回は100%の仕上げで久々のG2勝ちを狙っているように思われます。おそらく3着の可能性の方が高いと考えられますが、▲または△に評価したいと思います。

 モッズベッロは、宝塚記念3着の実績はあるものの、G1における1着馬との着差は小さくはありません。G2ならば勝ち負けの能力(昨年日経新春杯G2 1着、日経賞、G2 2着)を持っています。現実的には、こちらもG2勝ちを狙っているように思われます。G1獲りを二の次に考え、メイチの仕上げで出走してくるなら勝ち負けを争うことになるでしょうが、G1獲りに未練を残しているならおそらく3着の可能性の方が高いと考えられ▲または△に評価になると思います。、


 これまでの10年間同様、1・2着が同じ参戦過程の2頭で決まるのか、異なる参戦過程の2頭で決まるのかをよく考えて印を打ってみたいと思います。


◎ 4.ラヴズオンリーユー 前走 有馬記念      G1 10着 今年初戦
○10.ジナンボー     前走 天皇賞(秋)      G1  7着 今年初戦
▲ 2.ステイフーリッシュ 前走 AJCC      G2  4着 今年2戦目
△ 8.モズベッロ     前走 AJCC      G2  5着 今年2戦目
△ 7.ワグネリアン    前走 宝塚記念      G1 13着 今年初戦
△ 1.ハッピーグリン   前走 天皇賞(春)     G1 13着 今年初戦


 データを信じるか信じないかは自分次第!

これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。

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コメント一覧
3:
  hironish   フォロワー:3人 2010年2月5日(金) 01:05:21
1/23は素質馬ルーラーに快勝。前走がフロックでないところを見せる。
2:
  hironish   フォロワー:3人 2010年1月3日() 15:26:18
11/29はスムーズな展開での勝利。
1:
  hironish   フォロワー:3人 2009年12月31日(木) 17:43:48
11/14は相手が悪かった。好調教馬で次走確勝級。

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2012年8月19日札幌記念 G23着
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2012年8月19日 札幌記念 G2 3着
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