デアリングハート(競走馬)

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写真一覧
抹消  栃栗毛 2002年3月9日生
調教師藤原英昭(栗東)
馬主有限会社 社台レースホース
生産者社台ファーム
生産地千歳市
戦績26戦[4-4-4-14]
総賞金25,836万円
収得賞金8,020万円
英字表記Daring Heart
血統 サンデーサイレンス
血統 ][ 産駒 ]
Halo
Wishing Well
デアリングダンジグ
血統 ][ 産駒 ]
Danzig
Impetuous Gal
兄弟 ピットファイタースマートカイザー
市場価格
前走 2008/02/24 フェブラリーS G1
次走予定

デアリングハートの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
08/02/24 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 1671436.9107** 牝6 55.0 藤田伸二藤原英昭 424
(+7)
1.36.5 1.237.3ヴァーミリアン
08/01/16 大井 11 TCK女王盃 G3 ダ1800 14--------2** 牝6 57.0 藤田伸二藤原英昭 417
(--)
1.54.3 0.2----ラピッドオレンジ
07/12/05 船橋 10 クイーン賞 G3 ダ1800 14--------3** 牝5 56.0 藤田伸二藤原英昭 422
(--)
1.52.5 0.9----ホワイトメロディー
07/11/11 京都 11 エリザベス杯 G1 芝2200 141122.0812** 牝5 56.0 藤田伸二藤原英昭 424
(-4)
2.13.0 1.134.9ダイワスカーレット
07/10/14 東京 11 府中牝馬S G3 芝1800 16487.841** 牝5 55.0 藤田伸二藤原英昭 428
(-8)
1.45.4 -0.333.9④④④アサヒライジング
07/08/12 札幌 9 クイーンS G3 芝1800 127107.147** 牝5 56.0 藤田伸二藤原英昭 436
(+8)
1.47.2 0.534.9④⑤⑤アサヒライジング
07/06/10 東京 11 エプソムC G3 芝1800 186126.539** 牝5 55.0 藤田伸二藤原英昭 428
(-4)
1.49.2 0.936.4エイシンデピュティ
07/05/13 東京 11 ヴィクトリア G1 芝1600 1881632.683** 牝5 55.0 藤田伸二藤原英昭 432
(-2)
1.32.6 0.133.4⑥⑥コイウタ
07/04/01 中山 11 ダービー卿T G3 芝1600 154711.666** 牝5 55.0 藤田伸二藤原英昭 434
(+6)
1.33.7 0.635.8ピカレスクコート
06/11/19 京都 11 マイルCS G1 芝1600 1881827.4713** 牝4 55.0 藤田伸二藤原英昭 428
(+4)
1.33.9 1.235.7⑦⑧ダイワメジャー
06/10/15 東京 11 府中牝馬S G3 芝1800 18234.821** 牝4 55.0 後藤浩輝藤原英昭 424
(0)
1.47.5 -0.033.9サンレイジャスパー
06/08/13 札幌 9 クイーンS G3 芝1800 14695.131** 牝4 55.0 藤田伸二藤原英昭 424
(+2)
1.46.7 -0.335.9⑥⑤④ヤマニンシュクル
06/06/11 東京 11 エプソムC G3 芝1800 182327.2104** 牝4 55.0 藤田伸二藤原英昭 422
(0)
1.49.5 0.336.9トップガンジョー
06/05/14 東京 11 ヴィクトリア G1 芝1600 1871582.9116** 牝4 55.0 藤田伸二藤原英昭 422
(-2)
1.34.6 0.634.5④④ダンスインザムード
06/04/08 阪神 11 阪神牝馬S G2 芝1400 123328.4712** 牝4 55.0 M.デムー藤原英昭 424
(+16)
1.23.3 2.138.3ラインクラフト
05/10/29 京都 11 毎日スワンS G2 芝1400 18247.3315** 牝3 53.0 松永幹夫藤原英昭 408
(-8)
1.22.8 1.336.8⑦⑤コスモサンビーム
05/10/16 京都 11 秋華賞 G1 芝2000 184820.6312** 牝3 55.0 後藤浩輝藤原英昭 416
(-8)
2.01.1 1.936.4⑦⑦⑨⑤エアメサイア
05/08/14 札幌 9 クイーンS G3 芝1800 14572.914** 牝3 52.0 後藤浩輝藤原英昭 424
(+2)
1.47.2 0.535.6レクレドール
05/05/08 東京 11 NHKマイル G1 芝1600 1871336.6102** 牝3 55.0 後藤浩輝藤原英昭 422
(+4)
1.33.9 0.333.8⑥④ラインクラフト
05/04/10 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 185920.0103** 牝3 55.0 M.デムー藤原英昭 418
(+2)
1.33.6 0.135.0ラインクラフト

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デアリングハートの関連ニュース

12月13日(水)の美浦トレセンでは、2歳馬4頭がゲート試験に合格。デビューへの関門を突破した。

ヴィーリヤ(母エメンタールベルン、牝、辻哲)

カールマジ(母フォワードカール、牝、小西一)

サベージラヴ(母ピンクドッグウッド、牝、伊藤圭)

デアリングハートの2021(牝、黒岩陽)=母はクイーンSなどGⅢ3勝

デアリングハートの関連コラム

閲覧 2,779ビュー コメント 0 ナイス 3

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。

今週は凱旋門賞の考察も書いているので、よろしければご覧ください。


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大本命ビッグアーサーの、33秒1-34秒5という後傾ラップで逃げ切ったセントウルSは、まさに生粋のスプリンターであることを思い知らされた内容でした。

スプリンターズSだけに言えることではありませんが、1200mのレースは、マイルGI2勝のストレイトガール、京王杯スプリングCを制し、安田記念でも好走歴があるサクラゴスペルのワンツーだった昨年のように、スローペースになると、生粋のスプリンターではない、1400m~1600mを得意とする馬が走りやすくなります。

ビッグアーサーの母シヤボナは、Kingmambo産駒のNureyev≒Sadler’s Wells3×2で、Kingmamboのパワーを増幅させる配合。条件戦を走っている時は緩さが残っていましたが、パワーというのは時間と比例して発現してくるものだから、「筋肉の鎧」という言葉が似合う、ものすごい馬体へと成長しました。福永騎手の強気のコメントは、1200質のレースにして、生粋のスプリンターであるという自信の表れでしょう。セントウルSの競馬を見せられて、鞍上から1200質のレースにすると推測できるコメントがあるならば、逆らう気にはなれないのですが、最内枠はマイナスなはずです。これで多少は他馬が一矢報いる可能性が高くなったといえるでしょう。

スプリンターではありませんが、マイラーについての望田潤氏の考察で、以下のようなものがあります。太字にした「数完歩のダッシュの違い」というのは、ビッグアーサーモーリスといった短距離のチャンピオンにみてとれます。そしてやはり、モーリスなんかは3歳時には2200m(京都新聞杯)で差してきたような馬ですから、当然ですがパワーというのは時とともに発現してくる。

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(内回りコースだった桜花賞シーザリオは)スタートそのものはよかったものの、2角までのダッシュでマイラーのラインクラフトデアリングハートに少し見劣ったために、外からデアリングハートに斜めに寄ってこられたときにズルッと後退

「ミルコ!ミルコ!ミルコ~!と叫んだけど前に入ってきやがった…」

福永祐一の代打で手綱をとった吉田稔が悔やんでも悔やみきれない2角の入り、あそこが明暗を分けたレースで、そこからはラインクラフトの後を追うように完ぺきに捌いて、内回りの短い直線を猛然と差してきましたがクビ差届かなかったところがゴールでした

今にして思えば、トリッキーなおむすびコースのマイル戦における数完歩のダッシュの違い、これこそがマイラーと中距離馬の違いというべきで、ラインクラフトは勝つべくして勝ったし、シーザリオは負けるべくして負けたというべきかもしれない

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この「パワーの発現」という点では、シュウジの須貝師が、「今が成長期」というコメントを出しています。これは、「今まさにパワーが発現してきている」ということを想起させますし、この発現してきたスプリンター的なパワーを感じたからこそ、モレイラ騎手は前走福永騎手と同じように「逃げ」の手を打ったのかもしれません。ビッグアーサーと同じ母父Kingmamboで、母カストリアはRobertoを持つのでGold Digger(Mr.Prospectorの母)≒Bramalea(Robertoの母)3×4となり、Kingmamboのパワーを増幅している点も同じです。もしかすると、ビッグアーサーシュウジとスプリント王の系譜は継承されるのではないか、そんなことも思わせる血統的な繋がりでもあります。

サクラバクシンオーは、父サクラユタカオーもNasrullah3×4の軟質な中距離馬で、こういう軟質なスピードというものは、次代には緩さとして伝わることもあります。そのため、サクラバクシンオー産駒は、サクラバクシンオーの持つ血の中で最も硬派な血であるノーザンテーストを増幅した配合で活躍しました。ベルカントは、ノーザンテースト≒Vice Regent3×4(Northern Dancer、Victorianaが共通)と、母系に入るAlycidonによってノーザンテーストを増幅し、Alydarによってサクラバクシンオーの母母クリアアンバーの米血も増幅することに成功しています。女王になってもおかしくない配合で、だからこそ、勢いがありながら自分の競馬ができなかった昨年のスプリンターズSが悔やまれます。しかし、ラチを頼りたいベルカントにとって再度の内枠は好条件。血統面、そして昨年のレース振りから、◎を打ってあげたい馬です…。

ミッキーアイルは、ディープインパクト産駒で、「らしい」体質の柔らかさがあるので、どうしてもスプリンターとは思えません。「高松宮記念では2年連続で好走しているではないか」という指摘もあろうとは思いますが、中京1200mと中山1200mでは、断然中山1200mの方がスプリンターらしいパワーが要求されるわけで、1400質な流れだった昨年でも4着。中山1200mでの、ビッグアーサーの作る流れでは好走するのは難しいと考えます。

このことは、ブランボヌールサトノルパンウリウリにも言えることです。
特にブランボヌールは、ディープインパクト×サクラバクシンオーの、いわば「柔×柔」という組み合わせ。やはり1400ベストでスプリンターには映らないし、好走するなら昨年のような展開になる必要があるでしょう。ただ一点気になるのは、調教後馬体重が前走時から比較して+18キロの456キロということ。これはNHKマイルカップ時と比較すると+40キロであり、もしかするとこちらの想像以上のパワーの発現があるのかもしれません。

レッドファルクスは、レガシーオブストレングス(代表産駒スティンガー)牝系で、この牝系は、スティンガーサトノギャラントや、アンズチャンなど、スローペースに強い馬が多いよなぁというイメージを持っています。だから、CBC賞の勝ち方も「らしいなぁ」と思ったわけです。果たしてこういう斬れが、スプリンターズSで活きるかどうか、正直なところよく分かりません。

ダンスディレクターは、父アルデバランⅡのパワーも受け継いでいますが、走りに関しては、母母スカラシップの父トニービン××母母父テスコボーイによる、ナスペリオン(NasrullahとHyperion)によるトニービンらしい斬れのように映ります。だから生粋のスプリンターというよりは1400m&急坂&長い直線向き(中京1400m)で、中山1200mは、急坂があるという点ではプラスではあります。こういう重厚な斬れというのは、トライアルよりも大舞台でこそなので気になります。

レッツゴードンキは、Kingmambo≒ジェイドロバリー2×3(Mr.Prospector、Specialが共通)という強力なニアリークロスが生んだGI馬ですが、当然それらしいパワーはあるものの、サンデーサイレンスが入るからか生粋のパワースプリンターには見えず、スプリンターズSならば昨年のような流れになった方が差し込みやすいでしょう。が、その昨年のような流れにはなるとは思えず、今回は厳しいかなという評価。

土曜の雨予報で気になるのは、やはりスノードラゴンティーハーフ
スノードラゴンは、時計対応面でも脚質面でも時計が掛かるに越したことはないですが、スプリント王に本気を出させた前走の競馬が脚質面ではプラスに働きそうで、雨が残れば▲くらいまで評価を上げてみたい馬。
ティーハーフの前走は前が詰まってしまい参考外。Green Desertが強いスプリンターなので、時計の掛かる馬場でスムーズに馬群を割ってくることが出来れば能力は通用するものがあると思います。

【まとめ】
ビッグアーサーには逆らえないが、最内枠は怖い。
シュウジは今まさにスプリンターになってきている。
ベルカントには◎を打ってあげたい(笑)
・ディープ産駒は軽視したいが、ブランボヌールの馬体重増はもしかするとスプリンター的なパワーの発現なのかもしれない。
ダンスディレクタースノードラゴンティーハーフは馬場などを見て最終判断をしたい馬たち。
レッツゴードンキは今年は差し込みにくそう。


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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

【うまカレBlog】http://umacollege.blog.fc2.com
【Twitter】https://twitter.com/umacolle
【Facebook】https://ja-jp.facebook.com/umacolle

金沢ユウダイ
【Twitter】https://twitter.com/derby6_1
【ブログ】http://derby6-1.hatenablog.com/


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2016年8月22日(月) 13:00 みんなの競馬コラム
【札幌記念他】先週の結果などふり返り byうまカレ
閲覧 1,512ビュー コメント 0 ナイス 5

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
先週の競馬を見てのふり返り、考えたこと等をまとめます。


札幌記念は堀厩舎のワンツーで、勝ったのはネオリアリズムの方でした。
ネオリアリズムの、母系からパワーを受け継いで、上手く言語化できませんが、前脚が伸びない走法は、まさに内回りでこそ活きるもので、望田先生のいう「父中長距離馬×母父スプリンターorマイラー」の配合系らしいものだと思っています。「フワッとした捲り」とも言えるのかなぁ、ドゥラメンテの走りを「フワッと」とは表現できないけれど、キタサンブラックネオリアリズムの走りは「フワッと」感あるじゃないですか?斤量増でも評価していたのは、前走の函館記念でもそうでしたが、重賞の流れでも掛かる、脚力と気力があるということで、それでいて人気が落ちるのであれば、外枠替わりでも狙いは立てられました。折り合ったのには道悪も影響しているんでしょうが本来ルメール騎手は、こういった馬をなだめるのが抜群に巧い…。

モーリスが出るときにいつも思うのは、望田先生のマイラーについての考察です。

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(内回りコースだった桜花賞シーザリオは)スタートそのものはよかったものの、2角までのダッシュでマイラーのラインクラフトデアリングハートに少し見劣ったために、外からデアリングハートに斜めに寄ってこられたときにズルッと後退

「ミルコ!ミルコ!ミルコ~!と叫んだけど前に入ってきやがった…」

福永祐一の代打で手綱をとった吉田稔が悔やんでも悔やみきれない2角の入り、あそこが明暗を分けたレースで、そこからはラインクラフトの後を追うように完ぺきに捌いて、内回りの短い直線を猛然と差してきましたがクビ差届かなかったところがゴールでした

今にして思えば、あのトリッキーなおむすびコースのマイル戦における数完歩のダッシュの違い、これこそがマイラーと中距離馬の違いというべきで、ラインクラフトは勝つべくして勝ったし、シーザリオは負けるべくして負けたというべきかもしれない

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視覚的、感覚的なものですがタイキシャトルダイワメジャーを知らない僕からすると、モーリスの走りを見ていると、「あぁ、トーセンラーヴィルシーナはマイラーではないな」ということを思い知らされます。
だからモーリスも、能力でGIIならばこなすかもしれないけれど、史上最高レベルに層の厚い現在の日本競馬で、天皇賞(秋)制覇、すなわち良く言われている「中距離制圧」というのは難しいのではないかと思っています。それでも、個人的に今日の走りを見て、天皇賞で無印にはできないなと感じました。

レインボーラインは、シンザン記念時からかなり注目していた馬で、「神戸新聞杯で◎を打ちたい」と思ってきました。ノーザンテースト≒Vice Regent4×4・5(Northern DancerとVictorianaが共通)とAlycidonでノーザンテーストを増幅しているのがポイントでしょう。今日は+10キロ、なかなか父産駒らしい成長をみせていますし、菊でも要警戒。

ヌーヴォレコルトは走ってはいるんですが、牡馬相手への限界をみたような気もしますね~。重い馬場がダメなことはないのでしょうが、古馬牡馬相手となると分が悪いのかもしれません。BCフィリー&メアターフは枠順と相手関係次第でしょう。

ヤマカツエースは、Kingmambo≒Ameriflora2×2ですから、一気に母父(グラスワンダー)のように、宝塚・有馬で勝負になる馬になるかなとも思っていましたが、現状はこのあたりが限界かというところ(十分なんですけどね)。

ダービーフィズはジャンポケ×マンカフェ(=マンハッタンフィズ)で今日みたいな我慢比べには強いですから、これくらいは走ってきて当然、ロジチャリスは出遅れてしまいましたが、想像以上にダメジャ×ロックオブジブラルタルという字面以上に綺麗なフォームで走る馬で、これはやっぱりBlushing Groomの影響なんでしょうかね、意外と東京の方が合うのかも。


北九州記念は、バクシンテイオーベルカントサクラバクシンオー産駒のワンツーでした。小倉1200mはサクラバクシンオー産駒が強いことで有名ですが、その原因はやはり父サクラユタカオー、曾祖父Princely Giftではないかと思います。サクラユタカオーはNasrullah3×4で、母系に入るととしては柔らかさ≒怠慢さを伝えることがあり、Princely Giftは前脚主導の走りをするので下り坂が得意であると考えられています。これは、下り坂のある京都外回りの長丁場、菊花賞天皇賞(春)でPrincely Giftを持つステイゴールドサッカーボーイが強く、ハーツクライが勝ち切れないということとも無関係ではないでしょう…と色々考える結果となりました。


●名繁殖イソノスワロー
土曜新潟1Rでは、ハーツクライ産駒のハートオブスワローが2戦目で初勝利を挙げました。母イソノスワローは、オークスイソノルーブルの娘で非常に優秀な繁殖牝馬です。イソノルーブルのナスキロ(NasrullahとPrincequillo)とFlaming Page≒Tom Foolを、デヒアの母Sister Dotで増幅させていることがポイントでしょう。ナスキロとTom Foolというのはどちらも非常に日本向きの血です。マイネルラヴを付けてもトラストワンを、アドマイヤマックスを付けてもモンストールを、スウェプトオーヴァーヴォードを付けてもラーストチカを、そしてハーツクライを付けてもハートオブスワローを輩出するのですから本当に素晴らしいです。オークス路線に乗ってきてもおかしくないのではと思っています。

●名牝系のマンカフェ×Storm Cat
土曜札幌5R(芝1500m)を制したのはマンハッタンカフェ産駒のレッドアンシェルでした。レッドジゼルレッドアルティスタの弟で、母スタイルリスティックはNathaniel(キングジョージ)=Great Heavens(愛オークス)の妹という良血馬。マンハッタンカフェ×Storm CatでRibot系のクロス(Tom Rolfe6×5)というのはショウナンマイティと同じ。前脚の可動域の小さいフォーム(今回は道悪だったために走法を変えていただけかもしれない)はRibotの影響に因るものと考えられます。ヒルノマテーラのようなイメージで、内回りでの一変を狙いたいタイプです。良馬場での走りを見てみないと何とも言えない感じではあります。

●重厚なディープ牡馬
日曜札幌5R(芝1800m)の新馬を制したのはディープインパクト産駒のディープウォーリアでした。Busted4×6・4という重厚な配合で、ディープ産駒の2歳でも気にしていた1頭。こういう欧血ベースの重厚な配合は牡馬の方が結果が出やすいのでしょう。母父デザートキングは1997年の愛2冠馬で、これも母系に流れるBusted→Bustinoの重厚なスピードで距離をこなしたのだろうと思われますが、デインヒル×Nureyevという配合で、こういうノーザンダンサー系のパワーを取り込むのはディープ産駒の必須条件。走りを見ても重厚で、クラシックは厳しいとは思いますが、長い目で見ていきたい馬です。

●ハービンジャーとしてはまずまずの配合
日曜小倉5R(芝1800m)を制したのはハービンジャー産駒のペルシアンナイトガーネットチャームファシーノオリエントワークスの半弟で、叔父にゴールドアリュールゴールスキーがいるニキーヤから広がる追分Fの牝系。ハービンジャー産駒は、Le FabuleuxかShareef Dancerをいじった配合で活躍馬が出ていますが、本馬は後者。ニキーヤの母、つまり本馬の3代母がNorthern Dancerとナスキロ(NasrullahとPrincequillo)とSickleを持っているので、ここがShareef Dancerと脈絡します。また、Flower Bowl≒Aureole6・7×7(HyperionとDonatelloとSon-in-Law)という底力のある重要血脈を継続交配しているのも魅力です。




【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

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【Twitter】https://twitter.com/derby6_1
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デアリングハートの口コミ


口コミ一覧
閲覧 309ビュー コメント 0 ナイス 8

松山騎手おめでとうございます❣️以上

と言いたいところですが、しっかりと反省しておきます。

勝ち時計が2分24秒4とここ数年のレベルからすると少し遅め。最初の1000mが1分を切っていたことからすると、その後が緩んだのだろうか。

◯クラヴァシュドールは位置取りとしては良い感じだと思ったが、レース映像を見ていると、2着にきたウインマリリンの方が実に楽に走っているように見える。

◯クラヴァシュドールの母父はジャイアンツコーズウェイだが、マイル以下の短い距離の方が良いのか?2着、3着が多いし、気性的に勝負根性みたいなものが足りないのかもしれない。

ウインマリリンは、息子の騎乗停止から父親への乗り替わりで気になってはいたが、抑えるまでには至らず。GⅠでは横山典弘騎手はまだまだ存在感がある。

▲リアアメリアの最後の脚は勝ったデアリングハートに引けを取らない位の力強い足取りだった。軽い芝の長めの距離では期待できそう。POGのランク的にももう少し上位に入って欲しかった。

1 ◎デアリングハート
2 ウインマリリン
3 ウインマイティ
4 ▲リアアメリア
5 マジックキャッスル

 銀色のサムライ 2015年7月15日(水) 20:26
2歳勝ち上がり通信簿(7/11,12)
閲覧 286ビュー コメント 2 ナイス 12

先週の2歳戦は、
新馬戦が9鞍、未勝利戦が6鞍行われました。
早速、勝ち上がった馬たちの裁定をしていきます。


【7月11日】

(新馬 函館芝1200m)

●メジャータイフーン<評価:C>
(父・ダイワメジャー、母・マザイ、母父・Fasliyev)

好位のイン追走から、直線で力強い末脚を使って新馬勝ち。
ダイワメジャー産駒の好調はまだまだ続いていきそう。
1200mオンリー、という印象は無いので、少しばかり距離が伸びても対応可能だと思います。

(新馬 函館ダ1000m)

●ペイシャオトメ<評価:D>
(父・ファスリエフ、母・コイセヨオトメ、母父・フジキセキ)

逃げた馬の直後につける競馬で、4角で逃げ馬を競り落とし、後続の追撃も凌ぎ切りました。
お母さんは芝馬だったんですが、ペイシャオトメはダート馬のようです。
管理する竹内正洋調教師は、これが開業後初勝利でした。

(新馬 中京芝1600m)

●アドマイヤリード<評価:A>
(父・ステイゴールド、母・ベルアリュール2、母父・Numerous)

セレクトセール2013の当歳セールで、近藤利一オーナーに4600万円(税抜)で落札された馬です。
前半600mを39.9秒で通過、という超スローペースの中、極端に折り合いを欠く事なく、
直線で内にモタれる場面がありながら差し切りました。
398kgで、小柄すぎるのがネックではありますが、タフな中京で評判馬たちに土をつけたのは◎。

(新馬 中京ダ1400m)

●ゴブレット<評価:D>
(父・ホワイトマズル、母・カクテル、母父・Mose Welcome)

スタートで大きく出遅れたんですが、レースの上がり600mが39.5秒、
と、上がりが掛かる展開も味方しての差し切り勝ち。

(新馬 福島芝1200m)

●キャプテンペリー<評価:D>
(父・クロフネ、母・メイグレイス、母父・ネオユニヴァース)

お母さんは未出走。産駒3頭目で待望の勝ち上がり。
逃げ争いに加わらず、好位で控える競馬で、脚質にも幅がありそうなタイプ。
1400mでもこなせる馬だと思います。

(未勝利 函館芝1200m)

●メジェルダ<評価:B>
(父・ディープインパクト、母・メリュジーヌ、母父・フレンチデピュティ)

勝ち時計1分10秒2は、これまでの2歳限定戦の中では2番目に速い時計です。
レース自体も楽だったので、大きなダメージは無いでしょうし、
中1週での函館2歳S参戦となっても問題は皆無だと思います。
新馬戦から+2kgの馬体重だったのも好感を持てます。

(未勝利 中京芝1200m)

●メイショウベニフジ<評価:D>
(父・タイキシャトル、母・ミスティックライト、母父・Machiavellian)

道中は、好位の外めで脚を溜め、残り300mで先頭。
最後は脚が上がったのか、2着馬に詰め寄られましたが、なんとか踏ん張って勝ち上がり。
2010年の天皇賞・春3着があるメイショウドンタクの半妹です。


【7月12日】

(新馬 函館芝1800m)

●グローリーミスト<評価:C>
(父・ワークフォース、母・ミスティフォレスト、母父・ジャングルポケット)

新種牡馬・ワークフォースに、近親にグランプリボスがいる血統。
少頭数だったので、前半600m通過が39.7秒、という超スローペースになり、
勝ち時計が1分56秒0、と遅めになりましたが、楽にハナを奪っての逃げ切り勝ち。
瞬発力勝負だと分が悪い印象がありますけど、立ち回りの上手さでカバーできる部分もあると思います。

(新馬 中京芝1400m)

●タガノミルキー<評価:C>
(父・タガノゲルニカ、母・タガノプレジール、母父・スウェプトオーヴァーボード)

栗東CWでの最終追い切りで、1200m:79.6秒、ラスト200m:12.7秒、
という猛時計を記録。追い切りの時計通りに走ってきました。
4角で騎手の手応えが悪くなって、そこから下がるか、と思いきや、ジワジワ脚を伸ばしました。

(新馬 福島芝1800m)

●ルノートル<評価:B>
(父・ダノンシャンティ、母・ロイヤルマリー、母父・Monsun)

大外枠から中団外めの位置を確保。折り合いもすんなりつきました。
4角で前に追い上げる時の加速力は凄かったです。
小回りコースだったら2000mでも大丈夫、という印象を持っています。

(新馬 福島芝1200m)

●コマノドリーム<評価:D>
(父・スウェプトオーヴァーボード、母・コマノラミア、母父・スペシャルウィーク)

スタート後、行き脚がつかず後方から。3~4角で一気に前に進出。
直線でもスピードが減退する事なく、江田照騎手の左ムチ連打に応えて差し切りました。
レース序盤に置いていかれたのが今後の課題になります。

(未勝利 函館芝1200m)

●スズカバーディー<評価:D>
(父・スズカフェニックス、母・バイブレイションズ、母父・キングカメハメハ)

新馬戦は道悪が不利になって4着でしたが、
良馬場で行われた今回、力強い末脚を披露して見事1着。
相手にも恵まれた印象があります。

(未勝利 中京芝1600m)

●デアリングエッジ<評価:C>
(父・キングカメハメハ、母・デアリングハート、母父・サンデーサイレンス)

重賞3勝馬で、NHKマイルカップ2着、桜花賞3着、があるデアリングハートの2番目の産駒。
派手さは無いんですが、先行脚質で器用さがある印象。
お母さんは古馬になってから強くなっていったので、長い目で見ていきたい馬です。

(未勝利 福島ダ1150m)

●ノーフォロワー<評価:D>
(父・パーソナルラッシュ、母・モエレサンタマリア、母父・ゴールドヘイロー)

新馬戦(東京ダ1400m)から、距離短縮とコース替わり、
という好条件が揃った中でのレースできっちり勝ち切りました。
馬群の中からの競馬になると「?」なので、今後も外枠を引ければ、という条件つきになりそう。

(未勝利 福島芝1200m)

●ブランデーグラス<評価:D>
(父・オレハマッテルゼ、母・ズブロッカ、母父・アグネスデジタル)

ハナを奪って、マイペースで逃げられたのが勝てた最大の要因でしょうが、
前走から+8kgで出走、距離短縮・コース替わりも味方しての勝利でした。
母母がタニノシスターで、近親にウオッカがいる血統です。



セレクトセールの直前に行われた先週の2歳戦。
セレクトセール出身のアドマイヤリードが見事勝ち上がり、A評価をつけました。
ロードクエスト以来となるA評価。
新潟2歳Sを目指すとの事で、次走がとても楽しみです。

B評価には、メジェルダとルノートルの2頭を抜擢。
メジェルダは函館2歳Sでも本命級の扱いをすべき馬だと思います。

ルノートルはダノンシャンティ産駒のJRA初勝利となりました。
また、ワークフォース産駒もJRA初勝利。
新種牡馬2頭が同じ週に初勝利を挙げました。
今後もどんどん勝っていってもらいたいです。

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 河内一秀 2007年6月13日(水) 03:07
エプソムカップ回顧
閲覧 262ビュー コメント 0 ナイス 0

 言い訳するわけではないけれど、デアリングハートの凡走以外は予想通り。

 流れとしては、中盤で完全にペースが緩み早めにペースが上がるという、長く足を使うことが要求される流れ。道悪の影響もあってか消耗戦気味になったため、軽いレースが得意なフレンチデピュティ産駒3頭の持続タイプと瞬発タイプの差が出にくくなったが、最後は持続タイプの2頭が瞬発タイプの3着馬を競り負かすという競馬。

 上位3頭の中では、瞬発タイプには厳しい流れの中で最後まで食い下がったサイレントプライドの能力を評価しておきたいところ。瞬発力を活かせる流れになれば、このクラスはじきに勝てる。

 デアリングハートは、流れは向いたし過去の戦績からは特に道悪が苦手というわけでもなく正直敗因が分からない。ただ、競馬とは常にこういうもので、敗因のはっきりしない敗戦に意味を求めるよりも、その馬が能力を発揮できる条件を追求するべき。そういう意味では、この敗戦によって人気を下げるようであれば、次走以降狙い目がやってくるかもしれない。

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