ローエングリン(競走馬)

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写真一覧
抹消  栗毛 1999年6月8日生
調教師伊藤正徳(美浦)
馬主有限会社 社台レースホース
生産者社台ファーム
生産地千歳市
戦績48戦[10-5-6-27]
総賞金57,423万円
収得賞金12,235万円
英字表記Lohengrin
血統 Singspiel
血統 ][ 産駒 ]
In The Wings
Glorious Song
カーリング
血統 ][ 産駒 ]
Garde Royale
Corraleja
兄弟 エキストラエンドリベルタス
市場価格
前走 2007/11/18 マイルチャンピオンS G1
次走予定

ローエングリンの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
07/11/18 京都 11 マイルCS G1 芝1600 183579.81618** 牡8 57.0 武幸四郎伊藤正徳 484
(-6)
1.38.0 5.339.7ダイワメジャー
07/10/27 京都 11 毎日スワンS G2 芝1400 1881854.41513** 牡8 58.0 武幸四郎伊藤正徳 490
(-4)
1.22.1 1.435.2⑭⑬スーパーホーネット
07/09/30 中山 11 スプリンタS G1 芝1200 1661249.6136** 牡8 57.0 四位洋文伊藤正徳 494
(+8)
1.09.8 0.436.2⑥⑧アストンマーチャン
07/06/24 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 18818119.41518** 牡8 58.0 後藤浩輝伊藤正徳 486
(-6)
2.20.6 8.245.1アドマイヤムーン
07/04/14 阪神 11 マイラーズC G2 芝1600 153510.6712** 牡8 58.0 後藤浩輝伊藤正徳 492
(-4)
1.33.8 1.634.9コンゴウリキシオー
07/02/25 中山 11 中山記念 G2 芝1800 161217.061** 牡8 58.0 後藤浩輝伊藤正徳 496
(+4)
1.47.2 -0.236.0エアシェイディ
06/12/09 阪神 11 鳴尾記念 G3 芝1800 1761214.464** 牡7 59.0 田中勝春伊藤正徳 492
(-2)
1.47.6 0.734.2サクラメガワンダー
06/10/29 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 173534.51110** 牡7 58.0 柴田善臣伊藤正徳 494
(0)
2.00.0 1.236.0④④④ダイワメジャー
06/10/08 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 1671316.793** 牡7 57.0 田中勝春伊藤正徳 494
(0)
1.45.7 0.234.4⑦⑦⑤ダイワメジャー
06/09/10 中山 11 京成杯AH G3 芝1600 16117.734** 牡7 58.0 田中勝春伊藤正徳 494
(+2)
1.32.3 0.334.3⑫⑭⑮ステキシンスケクン
06/08/06 新潟 11 関屋記念 G3 芝1600 184835.2124** 牡7 59.0 田中勝春伊藤正徳 492
(+4)
1.32.9 0.432.9⑬⑬カンファーベスト
06/06/04 東京 11 安田記念 G1 芝1600 1859132.51718** 牡7 58.0 四位洋文伊藤正徳 488
(-4)
1.35.5 2.937.3ブリッシュラック
06/05/13 東京 11 京王杯SC G2 芝1400 144533.797** 牡7 57.0 四位洋文伊藤正徳 492
(+4)
1.22.6 0.835.1オレハマッテルゼ
06/04/15 阪神 11 マイラーズC G2 芝1600 1181013.258** 牡7 58.0 四位洋文伊藤正徳 488
(-10)
1.37.2 1.035.9ダイワメジャー
06/02/26 阪神 11 阪急杯 G3 芝1400 151111.755** 牡7 58.0 四位洋文伊藤正徳 498
(+2)
1.23.2 0.736.9ブルーショットガン
05/12/24 中京 11 CBC賞 G2 芝1200 1681614.4614** 牡6 58.0 武幸四郎伊藤正徳 496
(+6)
1.09.8 1.136.0④④シンボリグラン
05/11/20 京都 11 マイルCS G1 芝1600 182451.2917** 牡6 57.0 横山典弘伊藤正徳 490
(0)
1.34.3 2.237.2ハットトリック
05/06/05 東京 11 安田記念 G1 芝1600 183617.3917** 牡6 58.0 後藤浩輝伊藤正徳 490
(-2)
1.34.1 1.836.7アサクサデンエン
05/04/16 阪神 11 マイラーズC G2 芝1600 16596.031** 牡6 57.0 横山典弘伊藤正徳 492
(-4)
1.33.5 -0.034.2プリサイスマシーン
05/01/23 京都 11 平安S G3 ダ1800 16126.4314** 牡6 58.0 安藤勝己伊藤正徳 496
(+8)
1.52.1 1.838.4ヒシアトラス

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ローエングリンの関連ニュース

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はフィリーズレビュー2024・血統予想をお届けします!


牝馬限定戦ながら前傾ラップのタフな展開になることが多く、トニービンやSeattle SlewといったNasrullah系特有の持久力が活きやすい。勝ち馬では2016年ソルヴェイグ、2019年ノーワン、2020年エーポス、2023年シングザットソングの4頭がトニービンを、2009年ワンカラット、2010年サウンドバリアー、2012年アイムユアーズ、2014年ベルカント、2022年サブライムアンセム、2023年シングザットソングの6頭がSeattle Slewの血を引いていた。

ほか、Sadler's Wells&Fairy King全兄弟の血脈も好走馬の多くに見られ、直系ではファルブラヴ産駒の2009年1着ワンカラット、2011年2着スピードリッパー、2012年1着アイムユアーズローエングリン産駒の2017年1着カラクレナイが挙げられる。また、2021年の勝ち馬シゲルピンクルビーにおいては、父系と母系の両方でSadler's Wellsの血を引く意欲的な配合であったことも気にとめておきたい。

コラソンビートは、父スワーヴリチャード×母ルシェルドール(母の父オルフェーヴル)。本馬は父系祖父ハーツクライを介してトニービンの血脈を持つが、同馬の直系は19年1着ノーワン、20年1着エーポス、23年3着ジューンオレンジと好走が目立ち、そのうち2頭は二桁人気馬であったことも特筆できる。本馬自身、芝1400mは京王杯2歳Sをレコード勝ちするなど2戦2勝と得意とするところであり、実績面からもぞんざいには扱えない。

バウンシーステップは、父モーリス×母バウンシーチューン(母の父ステイゴールド)。同産駒は21年シゲルピンクルビーが8番人気で勝利するほか、昨年もムーンプローブが7番人気2着と人気薄の健闘ぶりが目に留まる。必然的に父系でSadler's Wellsの血を引くことも強調しやすく、今後も動向を注視していく意義がありそうだ。本馬においては2代母の父がトニービンであることも評価に値し、1400mで底を見せていない戦歴も申し分ない。

シカゴスティングは、父ロゴタイプ×母マルチスクリーン(母の父スクリーンヒーロー)。同産駒は初出走となるものの、父系祖父ローエングリンの産駒からは17年の勝ち馬カラクレナイが出た。一方、母の父がグラスワンダー系種牡馬であることも興味深く、13年1着メイショウマンボなど、母が同系統となる馬は4頭が出走してすべて掲示板内に好走している。前走はG1でも見せ場じゅうぶんの5着であり、決してフロック視できないだろう。


【血統予想からの注目馬】
コラソンビート ③バウンシーステップ ⑥シカゴスティング

【血統アナリシス】新潟記念2021 父または母の父にキングカメハメハの血を引く馬が3連覇中 2021年9月4日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は新潟記念2021・血統予想をお届けします!


昨年、キングカメハメハ産駒の2番人気ブラヴァスが勝利したことで、同産駒は19年のユーキャンスマイルに続くかたちで連覇を達成。また、直近2年はジナンボー(母の父キングカメハメハ)が2年連続で2着、18年にもブラストワンピース(母の父キングカメハメハ)が勝利しており、近年はキングカメハメハの血を引く馬の躍進ぶりが目に留まる。

ほか、過去の勝ち馬には13年コスモネモシン(母の父Singspiel)、14年マーティンボロ(2代母Morn of Song)、17年タツゴウゲキ(母の父Singspiel)、20年ブラヴァス(4代母Morn of Song)とGlorious Songの血脈を持つ馬が多いことも特徴と言えるだろう。

ラインベックは、父ディープインパクト×母アパパネ(母の父キングカメハメハ)。母は世代限定の牝馬G1を総なめにした名牝で、11年ヴィクトリアマイルでは女傑ブエナビスタを下して古馬G1制覇も達成。なお、本馬の全兄ジナンボー新潟記念で2年連続2着となっており、19年がクビ差、20年がアタマ差、どちらも勝ち馬とはタイム差のない惜敗だった。近年の傾向からキングカメハメハを代表する産駒の子供であることを強調しやすく、全兄の雪辱を果たせるかにも注目したい。

トーセンスーリヤは、父ローエングリン×母トーセンガラシャ(母の父デュランダル)。好相性を示すSingspiel直仔のローエングリン産駒で、Haloを重ねる配合は17年の勝ち馬タツゴウゲキを彷彿とさせるものがある。本馬は20年新潟大賞典を10番人気で制した実績もあり、得手不得手、リピーターの出やすいコースで適性を示していることは強みとなるだろう。また、母系は夏場に調子を上げやすいところがあるので、サマー2000シリーズ優勝のチャンスも十二分に感じさせる。

クラヴェルは、父エピファネイア×母ディアデラマドレ(母の父キングカメハメハ)。ドレッドノータスの姪にあたる血統で、母は牝馬限定中距離重賞3勝の実績を持つ。近親の成績を鑑みると古馬になってから本格化を果たすところがあり、本馬においてもマーメイドS・2着、中京記念・3着と近走の充実ぶりには目を見張るものがある。また、本馬はデアリングタクトを筆頭に好成績を残す母の父キングカメハメハエピファネイア産駒。ハンデも据え置きの52kgであれば、牡馬混合重賞でも引き続き注意が必要だろう。


【血統予想からの注目馬】
ラインベック ⑰トーセンスーリヤ ⑬クラヴェル

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【血統アナリシス】中山記念2021 ステイゴールド系やSadler's Wells系はリピーターとしても活躍 2021年2月22日(月) 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は中山記念2021・血統予想をお届けします!


昨年はディープインパクト産駒の1番人気ダノンキングリーが危なげない走りで快勝。同産駒は延べ17頭目の出走で中山記念初制覇となったが、3着以内に好走した5頭すべてが4歳馬という点で共通しており、同レースで好走実績のあったアンビシャスリアルスティールリアルインパクトも5歳時には人気を裏切る結果となっていた。

一方で、リピーターとして奮闘するのがステイゴールド系やSadler's Wells系。ステイゴールド系は直仔ウインブライトが18・19年と2連覇を達成するほか、オルフェーヴル産駒のラッキーライラックも19・20年と2年連続で2着に好走。Sadler's Wells系はローエングリン(03年1着、04年3着、07年1着)とロゴタイプ(14年3着、15年2着、17年3着)父仔が顕著な活躍を見せている。

トーセンスーリヤは、父ローエングリン×母トーセンガラシャ(母の父デュランダル)。父ローエングリンは中山巧者として活躍し、中山記念においても2勝3着1回と安定した成績を残していた。本馬も中山芝1800mでは「2-1-1-1-1-0」と掲示板を外しておらず、器用に立ち回れるレースセンスが持ち味となっている。Sadler's Wellsの直系は昨年もソウルスターリングが6番人気3着と好走しており、人気の盲点になるのであれば穴馬として一考したい。

ケイデンスコールは、父ロードカナロア×母インダクティ(母の父ハーツクライ)。近親にステイゴールドがいるダイナサツシユに遡る牝系で、本馬は伯父バランスオブゲームが05・06年と中山記念を連覇した実績を持つ(03年もローエングリンの2着)。母の父ハーツクライも父として14年ジャスタウェイ、15年ヌーヴォレコルトと2頭の勝ち馬を出しているため、母系の血統背景を踏まえれば引き続き侮れない存在となりそうだ。

バビットは、父ナカヤマフェスタ×母アートリョウコ(母の父タイキシャトル)。本馬は近年好相性を示しているステイゴールドの直系となるが、20年ラジオNIKKEI賞を制するなど芝1800mでは「2-1-0-0」と連を外していない距離適性も光る。中山競馬場は父ナカヤマフェスタと父仔制覇を果たした20年朝日杯セントライト記念勝ちの実績があり、今回も古馬を相手にハナを切る自分の競馬に徹してどこまでやれるかだろう。


【血統予想からの注目馬】
トーセンスーリヤ ケイデンスコール バビット

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【血統アナリシス】シルクロードS2020 一変あっても驚けない舞台巧者の7歳馬!堅実駆けのローエングリン牝駒にも魅力あり! 2020年2月1日() 14:00

日曜日に行われるシルクロードSの出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。


レッドアンシェル
マンハッタンカフェを父に持ち、叔父に”キングジョージ”の勝ち馬、叔母に愛オークス馬を擁する重厚な構成ではあるが、母の父ストームキャットが重さを中和。距離の融通が利く、持久力タイプと推察される。軽さを欠くぶん、タフなコンディションのほうがベター。速い上がりを求められると確度は落ちる。勝ち切るには、ソフトな馬場の出現、あるいは自身から早めに動いて後続の脚を封じることが不可欠といえよう。

カラクレナイ
祖母のレッドチリペッパーは重賞2勝のほかNHKマイルCでも3着と活躍。祖母を基点とするファミリーの重賞勝ち馬こそ本馬だけだが、総じて堅実に走っている。ローエングリン産駒の当該コース成績も優秀で、相応の舞台適性を備えているものと判断できる。欧州ノーザンダンサー系の父の影響ゆえに瞬発力勝負では分が悪い反面、タフな競馬質では滅法強い。上がりを要する展開と化せば、首位争いに絡んでくる可能性はある。

モズスーパーフレア
父はBCスプリントの勝ち馬で、母父はダンチヒ系のスピードタイプ。加えて、レイズアネイティヴのクロス、ボールドルーラーの多重クロスを内包しており、ガチガチの米国系快速仕様とみていいだろう。それゆえ、速力で押し切れるコースがベスト。直線平坦のコース形態は悪くないはずだ。反面、一本調子なところがあり、スムーズさを欠くとモロいのも事実。すんなり運べれば、という条件付きの狙いとなる。

ティーハーフ
半兄のラッキーナインをはじめ、母父、祖母など、母系に短距離G1馬が多数並ぶスプリント一族。本馬自身、京都芝1200mで4勝、昨年の当レースでは3着好走しているように舞台適性は高い。ただし、父のストーミングホームはミスプロ系のなかでも中距離指向がやや高く、短距離重賞で水準以上の時計を求められると今ひとつ。加齢に伴う能力減退も加味すると、積極的には手が出ない。

ダイシンバルカン
マイネルラヴ×デヘア(ヴァイスリージェント系)の肌にサクラバクシンオーを重ねた速力特化型の構成。額面どおり、直線平坦の短距離戦でスピードを活かしたいタイプだろう。その点、京都芝1200m自体は合いそうだが、同舞台の近2走の成績は尻すぼみ。ここで好走するには相当の恩恵がないと厳しい。前回より斤量が軽くなるぶん、着順は上げてくるかもしれないが、馬券圏内には届かないのではないか。

エイティーンガール
父のヨハネスブルグは当該コースと相性が良いストームバード系。祖母はG2勝ち馬、3代母の全姉にシャダイアイバーがいる牝系についても筋が通っている。一族にはエアジハードなど古馬になってから本格化を迎えるタイプが多く、本馬もまだまだ成長余地を残しているものと思われる。父産駒の傾向から冬場の時計を要する馬場はプラスに作用するはず。斤量差を活かすことができれば、浮上の場面があってもおかしくはない。

ラブカンプー
父系祖父のサクラバクシンオーは当レースにおける活躍血脈のひとつ。父のショウナンカンプ高松宮記念の勝ち馬にして、産駒の当該コースにおけるパフォーマンスも上々。そのうえ、母父のマイネルラヴはスプリントG1馬。構成はメンバー上位の存在と判断できる。とはいえ、牝馬は一旦調子を落とすと、立て直しが非常に難しい。大敗続きの現状を踏まえると、評価を上げるまでには至らない。

アウィルアウェイ
昨年の安田記念マイルCSを制したインディチャンプを半兄に持ち、叔父にはリアルインパクトネオリアリズムなどを擁する、ポテンシャルの高い牝系の出自。本馬の場合は短距離指向の濃い祖母トキオリアリティーの影響が強く、ベストは1400m近辺と推測される。それゆえ、芝1200mなら適度に時計を要する馬場がベスト。今の京都芝コースはフィットする可能性もある。軽くは扱えない存在だ。

ラヴィングアンサー
ダイワメジャー×ロックオブジブラルタルという組み合わせ。母方がノーザンダンサー血脈でガチガチに固められており、スピードの持続力を活かしたいクチ。4~5走前の連勝時のように、前半をゆったり構えて、中盤以降から徐々にギアを上げて行くかたちがベストと推察される。視点を変えると、1200m+相手強化の重賞で自分の競馬ができるかどうかは甚だ疑問。評価は下げざるを得ない。

ペイシャフェリシタ
半姉のペイシャフェリスはオープン特別を2勝。一族には重賞4勝を挙げたエアエミネムがいる。父と母父から、やや中距離指向が強い配合に思えるが、母の仔はスピード型が多く、本馬も1400m前後が合うタイプに出た様子。ただ、母方の欧州色が濃いため、力を要する馬場がベスト。その点、野芝の状態が悪く、洋芝優位となっている今の京都コースはプラスに働く可能性もある。不気味さが漂う1頭だ。

ディープダイバー
母父のレイヴンズパスは、父として昨年のスプリンターズS勝ち馬タワーオブロンドンを輩出。力を要する馬場状態を加味すると、祖母の父にサドラーズウェルズを配している点も悪くない。その一方で、祖母から広がるファミリーに国内重賞級の存在は見受けられず、ここに入ると活力の面で物足りない印象。ブラックタイド産駒の当該コース成績も、可もなく不可もなしといった塩梅で、条件面の上積みは見込めそうにない。一変は厳しいだろう。

ジョイフル
祖母のレリッシュザソートはサドラーズウェルズの直仔にして英オークス3着馬。そこへスピードとパワーに優れたストリートクライ、身体能力の高いキングズベストを重ねており、馬力と持続力に秀でたタイプであるのは間違いない。近走は異なる競馬場で安定した末脚を繰り出しているように、ここへきて充実期を迎えている可能性もある。これまでのレースぶりから、気性面のコントロールが課題になりそうだが、そのあたりがクリアできるようなら、面白い存在といえよう。

ディアンドル
ルーラーシップ×スペシャルウィークという、持久力に優れた馬同士の掛け合わせ。本馬が1200mで良績を残しているのは、短距離指向が強い母ならびに祖母の持つスピードがあってこそのものだろう。とはいえ、軽い芝の高速決着では分が悪い。その点、冬場の適度に時計を要する馬場は大歓迎だ。無理なく好位をとれるようであれば、チャンスはおおいにある。

セイウンコウセイ
ダート指向の強い母父のカポウティと、内包しているミスプロのクロスが強く反映されているせいか、やや単調な面があり、決め手勝負は不向き。その点、外回り1400m→内回り1200mのコース替わりは好転材料と化す可能性が高い。もとより、シルクロードSでは過去2着2回と高いレース適性を示している。馬力型ゆえに今の力を要する馬場状態も好材料。ガラリ一変があっても驚けない。

ナランフレグ
半兄に京王杯SC3着などOPクラスで活躍したインプレスウィナーがおり、さかのぼると3代母の半兄にホウヨウボーイの名が見られる由緒ある牝系の出自。その反面、今世紀に入ってから近い親族の重賞勝ち馬はゼロ。ここに入ると活力的に見劣る印象は否めない。ゴールドアリュール×ブライアンズタイムというダート色の濃い配合ゆえ、パワーを求められる今の京都コースは合いそうだが、突き抜けまではどうか。連下の押さえまで、という評価が妥当とみる。

ハッピーアワー
祖母はヨハネスブルグの半妹、一族にはテイルオブザキャットやプルピットが名を連ねる筋が通った牝系だ。その牝系にディープインパクトとハービンジャーを重ねているのだから、相応のポテンシャルを潜在させた馬であることは間違いない。近い親族に重賞級がいない点はネックだが、本馬自身すでに重賞を制し、G1でも奮戦している。ハンデG3ならば大きな差はないものと考えたい。展開次第で上位進出の目はある。

ビップライブリー
父はスピードの持続力に優れたダイワメジャー。母は近年のシルクロードSで活躍顕著なフォーティナイナー系と、額面上の構成については不足がない。ダノンヨーヨーを半兄に擁し、叔父にナリタトップロード、近親にマツリダゴッホらが名を連ねる牝系も上質だ。その一方、相手強化で巻き返しが効きづらい父産駒の特徴を鑑みると、OP特別6着→G3の臨戦過程は懸念材料。昨年も8着に敗れており、大望まではどうか。

ダイメイプリンセス
父のキングヘイローは産駒として、2009年のスプリンターズS勝ち馬ローレルゲレイロを輩出。当レースでもBMSとして、2016年の2着馬を送り出している。エルグランセニョールなど数多くの活躍馬を送り出した牝系についても申し分がない。反面、本馬の良績が夏場に集中している点は気がかり。同じローテで臨んだ昨年は6着敗退。年齢をひとつ重ねた今回、それを超える結果を望むのは酷かもしれない。



ウマニティ重賞攻略チーム

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ローエングリンの半弟エキストラエンドが引退、種牡馬入り 2017年1月11日(水) 17:26

 2014年の京都金杯・GIIIの勝ち馬エキストラエンド(牡8歳、栗東・角居勝彦厩舎、父ディープインパクト、母カーリング、母の父ガルドロワイヤル)が1月11日(水)付でJRAの競走馬登録を抹消した。今後は北海道千歳市の社台ファームで種牡馬になる予定。

 エキストラエンドは通算成績38戦6勝。獲得賞金は2億4638万5000円。昨年暮れのチャレンジC・GIII(18着)がラストランになった。

エキストラエンドの競走成績はこちら

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【2歳戦結果】ペイドメルヴェイユ、新馬戦V2016年7月24日() 05:01

 【福島】5R新馬(牝馬、芝1800メートル)=ペイドメルヴェイユ(美・藤沢和、父ローエングリン

 ◆杉原騎手 「操縦性が良く、道中は余裕をもって走れたし、前があいてからもいい脚を使ってくれた」

 6R新馬(芝1200メートル)=ナリノメジャー(美・上原、牝、父ダイワメジャー

 ◆田辺騎手 「現状では千二が良かったのかもしれませんが、力をつけたら、もう少し距離があった方が競馬がしやすいと思う」

 *次走は未定。阪神JFが目標

 【中京】5R新馬(芝1400メートル)=ヴゼットジョリー(栗・中内田、牝、父ローエングリン

 ◆川田騎手 「軽い芝がいいタイプですが、きょうの荒れた馬場もこなしてくれました」

 1R未勝利(芝1600メートル)=ラヴィングアンサー(栗・石坂、牡、父ダイワメジャー

 ◆福永騎手 「抜け出してから物見がひどくて…。それ以外は言うことがないので、その点が解消してくれば上でもやれそう」

 【函館】1R未勝利(芝1800メートル)=サトノアリシア(栗・平田、牝、父ハービンジャー)

 ◆池添騎手 「直線で(他馬に)迷惑をかけましたが、目いっぱいに追ったわけではなく、強かった」

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桜花賞2017

2017年4月2日() 14:55

覆面ドクター・英

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いよいよ桜花賞です。やはりクラシックは格別ですね。大阪杯終わったら当たった人も外れた人も切り替えて、一週間桜花賞の事をたっぷり考えて楽しみましょう。今年は牝馬のレベルがかなり高い(牡馬は低い)とされていて、持ったままの3連勝を飾った大物ファンディーナは牡馬相手の皐月賞へと矛先を向けましたが、フランケル産駒の2騎を含め楽しみなメンバーが揃いました。それでは恒例の全頭診断です。

1番人気想定 ソウルスターリング:注目のフランケル産駒で、暮れのG1勝ち含む無傷の4連勝でチューリップ賞でも強さ見せつけリスグラシューに完勝してきた。2歳女王としてファンディーナと決着つけるまで、こんなところでは負けられない。最有力の一頭。

2番人気想定 アドマイヤミヤビ:どんどん強さを増しての3連勝でクイーンCも完勝してきた。ハーツクライの繁殖牝馬レベル高かった世代の一頭で距離延びてもよく今年のクラシック戦線で主役級の一頭。

3番人気想定 リスグラシュー:私自身それほど高評価していなかったのだが阪神JFでも「負けて強し」的な事を言われ世間的には高評価されていたが、チューリップ賞での完敗をみても馬体も小さく、成長それほどでもなく危険な人気馬では。一戦だけではまだ評価さほど下がらないだろうから消して妙味か。

4番人気想定 ミスエルテ:期待のフランケル産駒のもう一方だが牡馬相手の朝日杯にぶつけるも、気難しさを出して4着とイマイチな結果。ポテンシャル高く巻き返しておかしくないのだろうが「気難しい馬と川田騎手」という組み合わせはダメそうで思い切って消しもありかとも思うが一応大人の対応でヒモに。

5番人気想定 レーヌミノル:フィリーズRでは1400でも距離長いというようなハイペース追いかけて大斜行しての早め先頭で差されるという最悪騎乗で浜中騎手から池添騎手へのスイッチとなったが阪神マイルで末脚比べとは違った適性の馬で、本番より前哨戦に全力投球だったのに取りこぼした状況で、ここは消し。

6番人気想定 ヴゼットジョリーローエングリンの評価が上がって繁殖牝馬いい馬が揃った世代で新潟2歳Sの覇者でもあるが、成長いまひとつのようで、ここでは足りない。

その他の馬

アエロリット:3戦連続2着でここ2戦は重賞での2着と勝ち切れないまでも強い馬に食らいついていける一頭でヒモには入れたい。

アロンザモナ:血統的には距離もっておかしくないのだろうが伸び負けた前走からもここでは足りなく先々ダート戦線で活躍するタイプか。

カラクレナイ:フィリーズRはミルコの好騎乗もありずばっと差し切って3連勝を飾ったがレースレベル自体が高くなく、田辺騎手×ローエングリン産駒というのは一発ありそうな組み合わせではあるがここでは苦しいのでは。

カリビアンゴールド:新馬勝ちの後に3戦まずい騎乗などで足踏みしていたがシュタルケ騎手で鋭い末脚繰り出した前走。ダーレー軍団の馬は母系がかなりしっかりした馬で、育成自体は社台軍団ほどでないので少し遅れて上昇してくる事あり、ヒモに加えたい穴で期待の一頭。

カワキタエンカ:チューリップ賞で5着に負けた後に低レベルな500万下を逃げ切り勝ちをしてきたが力が足りない。

ゴールドケープ:フィリーズRでは、最後方から末脚伸ばして3着したがワークフォース産駒は全般にスピードが足りなすぎる。

サロニカ:エルフィンSは、逃げの嫌いな福永騎手での逃げ切りだったが低レベルなレースで、力が足りない。

ショーウェイ:11月のファンタジーSではミスエルテ相手に人気薄で、よく逃げ粘ったがこのレースは逃げ粘りタイプは向かないしスケール的にも厳しい。

ジューヌエコール:デイリー杯2歳Sの覇者だがその後の成長いまひとつで、前走は浜中騎手の斜行の被害のせいだとまだ人気になるようなら消して妙味。

スズカゼディープブリランテ産駒の得意な1400Mで今後出番あるのでは。ここでは要らない。

ディアドラ:ハービンジャー産駒らしく末脚甘くて相手が強くても弱くても惜敗するのだが、ローカル2000Mくらいで今後出番では。ここは要らない。

ハローユニコーン:未勝利を1800Mで勝っているように距離延びて良さもっと出てくるのかもしれないが、ここでは力不足。

フェルトベルク:デビュー戦を勝っただけで以後さっぱりで賞金的にはじかれるのだろうが要らない。

ベルカプリ:人気薄で逃げて最後差し返す粘りでオープンに上がってきたがフィリーズRで惨敗しており、ノーチャンスだろう。

ミスパンテール:夏の札幌以来のチューリップ賞でいきなり2着して権利ゲットした、チューリップ賞ではメンバー最速の末脚を見せていて遅れてきた大物の可能性有る馬で更なる上積みもありそう。ヒモには是非入れたい一頭。

ライジングリーズン:4戦3勝と素晴らしい成績だが、さすが岡田さんの馬、というようなレース選択が絶妙で弱い相手にきっちり結果出してきたが、ここで通用する力は無い。


<まとめ>
有力~ソウルスターリングアドマイヤミヤビ

ヒモ~ミスパンテールアエロリットカリビアンゴールド(穴で期待)、ミスエルテ

人気で評価下げたい重賞勝ち馬~リスグラシューレーヌミノルヴゼットジョリーライジングリーズン


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2016年8月30日(火) 11:50 みんなの競馬コラム
【新潟2歳ステークス他】先週の結果などふり返り byうまカレ
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学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
先週の競馬を見て、考えたことをまとめます。

新潟2歳ステークスは、ローエングリン産駒のヴゼットジョリーが優勝。自信があったレースで個人的に馬券も獲らせていただきました。レース考察コラムの【まとめ】には以下のように書いていました。

・人気どころで推したいのは、キャスパリーグヴゼットジョリー
・人気ほど信頼が置けないのは、モーヴサファイアサンライズソア

勝ったヴゼットジョリーは、新馬から「ただものではない」と注目していた馬。このコラムでも取り上げたほどでした。

===(以下、展望コラムより引用)============================

中京新馬(芝1400m)を制したヴゼットジョリーは、スウェプトとの間でベルルミエールを産んだ名繁殖フレンチビキニの仔で、Halo≒Red God4×3・6、そして母系に入るBlushing Groomの影響か、なかなかしなやかな走りをしますし、ただ者でない気もします。母母フェンジーは非常にハイインロー(HyperionとSon-in-Law)が豊富ですから、アースライズ(激流だったオークス4着、秋華賞5着)のように、厳しいペースになればいつでも好走するようなタイプになりそうです。
=============================================


●持続力が武器
さらにポイントとなるのは、ローエングリンもフレンチビキニも仏血を多く含んでいるということではないかと思うのです。ローエングリンの母カーリングと、ヴゼットジョリーの母母フェンジーによって、薄くですがSicambre、Wild Risk、Djebelの仏血のクロスが出来ます(Court Martialも共通)。これによって、牝馬に良く見られる、仏オークスやヴェルメイユ賞を制したカーリングの「仏血独特の斬れ」を引き出すことにも成功しているのではないでしょうか。薄い相似配合ともいえるかもしれません。父の持つ仏血をクロスしている馬といえば、最近だとジュエラーが代表的です。こんなことを書いてからパドック映像を見ると、あの独特の柔らかさはジュエラーに似ているなぁと思ってしまいますね。
レースに関していえば、馬群からスッと抜け出すHaloらしさも一応はみせているし、「スピードの持続力」というコメントが福永騎手から出たのはフレンチビキニの仔らしいです。持続力が武器の中距離馬だと思っていますので、「アースライズ的激流オークス4着」イメージでいきます。

オーバースペックは、福島での加速が、一般的に「大箱向き」と言われている馬のそれには見えなかったので、まず新潟2歳なら好勝負。本来向かう予定であった札幌2歳でも好勝負だろうと思いますが。京成杯あたりでクルーガーソールインパクト的な好走はないですかね〜。
イブキは、ルーラーシップ産駒らしいストライドで走る馬だからマイルと内枠が嫌でしたが、変態田辺騎手の先行だけが怖いなと思っていたらそういう競馬。これは百日草特別馬筆頭でしょう。
逆にアピールバイオはキンカメにRobertoのラブリーデイ的ピッチ走法なのできんもくせい特別or葉牡丹賞候補筆頭。
キャスパリーグはパドックを見ても、やっぱり「しなやかさ」を感じられず、ディープ×嵐猫でもレジェンドキャットの仔はこれが限界なのかな〜と思いました。
左にかなりモタれながらも12番人気6着と好走したマイネルパラディは、スクリーンヒーロー×Green Desertでも、母ロワージがHabitat経由のSir Gaylord4×3で、らしいストライドで走っています。3/4Northern Dancer、1/4非Northern Dancerという配合系でもありますね。新潟外回りも合っていますし、最も合っているのは京都外回りでしょう。
サンライズソアは外回りで切れるタイプではありませんから、この過剰人気なら嫌いたかったし、これはひいらぎ賞や万両賞、千両賞あたりが狙い目かな〜と。
モーヴサファイアは、Shareef Dancer≒Chief's Crown4×4にデインヒル増幅、素質ならばNo.1、ただこの条件替わりで勝ち切ってしまったら、それこそ化け物だと思いましたが8着なら十分でしょう。牝馬だとやっぱり忘れな草賞に出ることになるのかなぁ。

●スプリンターズSでは?
スプリンターズSの前哨戦であるキーンランドカップは、3歳牝馬ディープインパクト産駒のブランボヌールが優勝。ディープインパクト産駒で、母系に入ると柔らかさを伝える母父サクラバクシンオー、母母アジアンミーティアはUnbridled’s Songの全妹で、これはMr.Prospectorの母Gold DiggerのNasrullahとCount Fleetを増幅した配合だからこちらも柔らかい(ディープ×Unbridled’s Songのダノンプラチナを見れば一目瞭然)。マイル〜中距離の大物を輩出しまくる、お化け種牡馬ディープインパクトが、スプリントGIでも人気馬を送り出している(ミッキーアイルウリウリ)というのもとんでもないことなのですが、ブランボヌールもやっぱりスプリントGIを勝つ力強さ、パワーはない1400型に思えてなりません。

それならばシュウジの方を狙いたいです。
シュウジは、キンシャサノキセキというより、母カストリアのNashua≒Nantallah4×7・5のパワーが強く(この母は父ハーツクライでもツルマルレオンを産んでいますし)、こういったタイプの方が急坂ありの中山1200GIでは狙いやすいですね。ただ、まだ緩さを感じるのでGI奪取は4歳な気がしますが…。

ヴァナヘイム完勝
今週はこの馬に触れないわけにいかないでしょう。新馬戦を持ったままで楽勝した超良血ヴァナヘイムについてです。
書くまでもありませんが、母グルヴェイグディープインパクト×エアグルーヴという日本競馬の至宝ともいえる超良血で、マーメイドSを制覇。その年のエリザベス女王杯を走ることなく引退しました。
キングカメハメハエアグルーヴの相性の良さは、ドゥラメンテルーラーシップが出ていることで証明されています。そして、その根拠は、Hornbeam≒パロクサイドのニアリークロスになるということ。中京記念の展望で、以下のように書いています。

===(以下、展望コラムより引用)============================


東京のGIを勝ちまくったトニービン直仔の斬れは、母父Hornbeam(Nasrullah×Hyperion)の、Nasrullahの広いコース向きの柔らかい体質と、Hyerionの持続力に起因します。トニービンはHyperion5×3・5でもあるので、母系に入ると粘着力を伝え、切れ味が削がれる馬もいます。
しかし、キングカメハメハの母母父Blakeneyの母父がHornbeamなので、トニービン持ちの牝馬と交配すると、Hornbeamのクロスができ、トニービン直仔らしい馬(長い直線で持続性ある末脚が武器な馬)が生まれやすいのです。
その最たる例が、ドゥラメンテルーラーシップであり、彼らの場合はHornbeamのクロスのほかに、エアグルーヴの牝祖パロクサイドもNasrullahとHyperionを持っているというのがポイントでした…というのが望田先生に教わった最初のこと。

=============================================


グルヴェイグは、キングカメハメハエアグルーヴとの間にディープインパクトが入ることで、ラストタイクーン≒Alzao3×4(Northern Dancer、ナスキロ、Tom Fool≒Atticaなどが共通)という、もう一つ斬れ味を引き出す仕掛けができます。ちなみに、「キングカメハメハ×ディープインパクト」の出走はヴァナヘイムで2頭目、しかし「ディープインパクト×キングカメハメハ」は、7頭中5頭が勝ち上がっており、その顔触れもデニムアンドルビーグリュイエールテンダリーヴォイスキロハナ、ヤマノフェアリーなどなかなかのもの。また、エアグルーヴはHornbeam≒パロクサイド3×3でもありますが、トニービン×ノーザンテーストとHyperionが濃いので、ラストタイクーン≒Alzaoという柔らかさを引き出す仕掛けのを下支えするパワーとしても活きてくるでしょう。エアグルーヴディープインパクトキングカメハメハの良いところばかりを引き出した好配合です。
まぁもう走りを見ても1頭だけ別格の美しさ、しなやかさを感じますよね。


【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)


「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

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金沢ユウダイ
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【ブログ】http://derby6-1.hatenablog.com/

執筆者:うまカレ(MYコロシアム>最新予想にリンク)

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2016年7月25日(月) 18:52 ター坊
【中京記念他】先週の結果などふり返り byうまカレ
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学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。

中京記念

●Sir Gaylord≒Secretariatを持つディープ産駒
中京記念を制したガリバルディは福永騎手の好騎乗ももちろんですが、血統的にマクロな視点でみれば、ナスキロ血脈の中でも特に柔らかい、Somethingroyalの仔、ディープインパクトが持つSir GaylordとGone Westが持つSecretariatをクロスした配合で、こういうタイプは緩さが抜けるまで時間が掛かりますからクラシック戦線で能力が開花することは少ないです。同じく母がGone Westを持つティルナノーグも、クラシックを嘱望されましたが、「坂のない」という点で緩さがそれほどマイナスにならない、京都1800の白百合S上がり最速4着と、次走新潟の信濃川特別がベストパフォーマンスでした。それでもガリバルディ京都新聞杯3着馬ですし、都大路は伸びないを外目を走り、米子Sは道悪、それを考慮すれば拾わなければなりませんか…。といっても単勝は11.7倍ですから、人気薄というわけではないんだなぁ(^^;)

●完璧に乗った小牧騎手
2着ピークトラムは馬群を嫌う気性があるので、「スタート→出していって外目3番手」という小牧騎手の完璧な騎乗。これは乗り続けていたからできることです。小牧騎手は他にもヒットザターゲットダコールなど、お手馬ではしっかり結果を出すので好きな騎手の1人です。

中京記念の「キンカメとトニービン」
荒れた内を通って0.3秒差6着だったタガノエトワールは、内容的には馬券圏内と同レベルでしょう。展望コラムにも書きましたが、このレースで穴をあけ続けたミッキードリームと15/16同血、母系にトニービンを持つキングカメハメハ産駒で、やはり「直線の長いコースのマイル~1800」がベストコースでしょう。今後も中京記念は「トニービン持ちのキングカメハメハ産駒」に注意しましょう。

カレンケカリーナとUnbridled’s Song
同じ牝馬で0.4秒差7着だったカレンケカリーナも今後注目したい1頭。紫苑Sを制したアカンサスの3/4妹で、母父Unbridled’s SongはMr.ProspectorにCaro、そして母母もナスキロ血脈なので、この血を持つ馬はトーホウジャッカルダノンプラチナバンドワゴンなど、非常に柔らかな体質を持ちます。この3頭は注視すれば、「柔らかいなぁ、コーナーで加速するのが難しそうだなぁ」と思えるはずです(だからトーホウジャッカルは完調でJCに出てきてください)。カレンケカリーナの母センスオブハートは、母系にFleet Nasrullahも持つので、Mr.Prospector的な柔らかさをさらに増幅していますし、ケカリーナ自身はPromised Landのクロスも持ちます。このクロスはルージュバックウインバリアシオンなど切れ味を引き出すクロスでもあります。ケカリーナも外回り向きで、中山のターコイズSや福島牝馬などでは大敗しましたが、東京の府中牝馬では0.4秒差8着、今年も府中牝馬や愛知杯などで待ちましょう


【函館2歳ステークス】

●日本向きの配合だったレヴァンテライオン
函館2歳Sを制したレヴァンテライオンは、昨年の米三冠馬American Pharoahを輩出したPioneerof the Nileの産駒。その父はエンパイアメーカーです。Pioneerof the Nileの母母父Key to the KingdomはBold Ruler×Princequilloというボルキロ血脈で、日本的な柔らかさを引き出すにはこころ攻めるのが得策なはずで、レヴァンテライオンには母系にDynaformerなど重厚な血もありますが、3代母父のStar SpangledがRound Table×Bold Rulerというボルキロ血脈、さらにBlue LarkspurまでKey to the Kingdomと共通です(つまりKey to the Kingdom≒Star Spangled4×4)。母はRed God≒Sir Ivor5×4でもありますし、日本の芝の重賞を勝つのも納得がいきます。この馬のストロングポイントはレースセンスと、折り合いに不安がないということでしょう。

●将来性高いバリンジャー
出遅れ→大外追込6着と、幼さを露呈しながらも素質を感じさせたバリンジャーは、ステイゴールド産駒らしいというよりも、ステイゴールドらしいしなやかさがあります。しかし母父Storm Catでノーザンテースト≒Storm Bird4×3、3代母Knitted GlovesにはHyperionとDonatello、さらに大きく見ればHyperionとSwynfordの組み合わせを複数持ち、これはノーザンテーストの配合のキーであるLady Angela(ノーザンテーストはLady Angela4×2)を増幅しているので、成長力、底力は担保されています。将来的にはもう少し長い距離で大成する馬とみていますが果たして。

【新馬戦】

●社台Fのローエングリン産駒
社台Fのローエングリン産駒といえば、ロゴタイプがその筆頭でしょう。そのロゴタイプが活躍の後、種付けされたのが現2歳世代。土曜は福島でも中京でもローエングリン産駒が制しました。
中京新馬(芝1400m)を制したヴゼットジョリーは、スウェプトとの間でベルルミエールを産んだ名繁殖フレンチビキニの仔で、Halo≒Red God4×3・6、そして母系に入るBlushing Groomの影響か、なかなかしなやかな走りをしますし、ただ者でない気もします。母母フェンジーは非常にハイインロー(HyperionとSon-in-Law)が豊富ですから、アースライズ(激流だったオークス4着、秋華賞5着)のように、厳しいペースになればいつでも好走するようなタイプになりそうです。
福島(芝1800m)のペイドメルヴェイユはヴゼットと同じ母父サンデーなのですが、母母がホワイトウォーターアフェア(ヴィクトワールピサの母)で、これはMachiavellian持ちですからHalo4×3・5。さらに面白いのは、ホワイトウォーターアフェアの母Much Too Riskyの仏血(ヴィミー、Prince Rose、Djebel)がカーリングと脈絡することで、ピサ産駒のジュエラーも、アジュールローズもMuch Too Riskyの仏血を増幅していましたから、似たようなデザイン。こういう切れは牝馬の方が伝わりやすいです。

●ハイレベルな1戦
日曜中京の新馬(芝1600m)の1,2着馬はハイレベルだと思います。
勝ったクライムメジャーは、個人的にPOGでも持っていますが、サトノノブレスの3/4弟で、ベガで有名なアンティックヴァリュー牝系なので、Halo≒Moonscape(Nasrullah≒Royal ChergerとTom Fool)3×5で母父がトニービン。Haloのニアリークロス且つ母父が中長距離の本格派(本馬はトニービン)というのはコパノリチャードメジャーエンブレムなどと同じダイワメジャー産駒の走るパターンで、母系に入るAlibhaiもノーザンテーストを増幅しています。ダイワメジャー産駒は前で受けて粘る競馬が身上ですが、新馬戦でこういう勝ち方(あっさり差し切り)をするのは重賞級である証でしょう。
2着アドマイヤミヤビグランアルマダの4/3弟で、母がレディスキッパーは名繁殖への道を駆け上がっています。母のクロフネ×デインヒルという組み合わせによる筋力補強は、晩成のハーツクライにとってこの筋力補強はプラス。しかしこの筋力だけではダート馬になってしまうので、3代母ウインドインハーヘアを通じるHalo≒Sir Ivor3×6の柔らかさも必要なのです。本来は中距離でこそのタイプでしょう。ヌーヴォレコルトだって2歳の頃はマイルを走っていましたから、心配ないです。

●明らかに能力が抜けていた勝ち方
日曜福島の新馬(芝2000m)を制したのはルーラーシップ産駒のキングズラッシュルーラーシップはHornbeam≒パロクサイドを持つので、トニービン直仔らしい直線の長いコース向きの産駒を輩出します。キングズラッシュは3代母がナスキロのクロス、そこにサンデー→シンボリクリスエスですから大箱向きで、この勝利は能力の違い。目指せゆりかもめ賞、青葉賞タイプでしょう。

【その他】

●歴史的コンデュイット馬場
僕はコンデュイット産駒を日本一応援しているという自負がありますが(ちょうど彼が来日したJCくらいに競馬にハマッたので…)、日曜日ほど彼の産駒が輝いた日はないでしょう。

福島1R ダイイチターミナル 1着
福島2R マイネルラプティス 2着
福島5R シンデン 4着
福島7R マイネルビッグバン 1着
  シンキングダンサー 2着
福島9R マイネヴァリエンテ2着

道悪過ぎても良く無い種牡馬ですから、程よい差し馬場だったのでしょう。

この種牡馬 すごいと君が言ったから 7月24日は コンデュイット記念日

アイルランドで元気にしてるかな…


【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
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金沢ユウダイ
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2010年2月23日(火) 23:44 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第5話中山記念(謎解き編)~
閲覧 732ビュー コメント 0 ナイス 1

中山記念」と書いて「一見(いちげん)さんお断り」と読みます。
中山記念とはそんなレースです。

近年ではバランスオブゲームカンパニーローエングリンが3度も馬券になっていてとにかく常連さんが上位に来やすいレースといえます。
これは「中山芝18コース」「開催時期」「別定GⅡ」という3つが大きな要因となっていると思われます。
簡単に言えば「GⅡなんだけど王道からは若干外れているレース」だからです。

今年の登録メンバーを見てみると「いつもの常連さんがいない」メンバー構成。
07年の中山記念で3着に入ったダンスインザモアが唯一の存在か。
ならばこの馬を軸に・・・という考えもあるが私はこのテーマでやってみる。

「未来の常連さんを探せ」


【常連になるための資格1】

05年 36.7-34.3-35.5 =1.46.5 △1▼2△2 平坦戦
06年 37.1-36.2-35.6 =1.48.9 ▼4▼4△4 平坦戦 重
07年 36.6-34.6-36.0 =1.47.2 ±0▼3△15 平坦戦
08年 36.1-35.9-35.3 =1.47.3 ▼1▼7△1 瞬発戦
09年 37.7-36.4-35.1 =1.49.2 ▼2▼7△5 瞬発戦 稍重

近2年は瞬発戦になっているが基本は平坦戦のこのレース。
勝ち馬のラップギア適性(レース出走時)を列挙してみると

05年 バランスオブゲーム 瞬2 平5 消1
06年 バランスオブゲーム 瞬2 平6 消1
07年 ローエングリン    瞬5 平7 消1
08年 カンパニー      瞬3 平5 消1
09年 カンパニー      瞬4 平6 消1

となっていて平坦適性は必須でしょう。

【常連になるための資格2】

注目すべきは勝ち馬の脚質。
04年にサクラプジデントがレコードで圧勝しているがこのレースは差しての勝利でした。
しかし、その翌年から昨年までの5年は4角3番手以内の馬が勝利しています。
つまり「先行力」が重要。
ちなみにこれは勝ち馬ということに関してのもので2着3着馬であれば追い込み馬も多く来ています。
開幕週のレースというのがポイントか。

【常連になるための資格3】

先行力が重要ということは前走の距離に偏りがあるはず。

同距離 1-1-0-12 勝率7.1%
延長  4-3-2-16 勝率16.0%
短縮  0-1-3-24 勝率0.0%

短縮組の出走頭数が最多にも関わらず連対したのは昨年のドリームジャーニーのみとなっています。
中山の中距離コースということでAJCCとリンクするのではないかと思われやすいですがマイルCSや東京新聞杯などのマイル経由の方がベターだと言えます。
マイルCSは約3ヶ月振りのレースになるのですがそれでも好走率が高いというのは「格」も重要かもしれません。
逆に言えば「格」があれば休養明けでも通用するレースということでしょう。

前走は同距離か今回延長

【常連になるための資格4】

上記に出てきた「格」。
これも実は重要項目の一つです。
何故か?
それは別定GⅡだからです。

前走クラス
1600万下 0-0-0-3 勝率0.0%
オープン 1-1-1-24 勝率3.7%
GⅢ   4-6-5-51 勝率6.1%
GⅡ   2-1-2-16 勝率9.5%
GⅠ   3-2-1-4 勝率30.0%

と格が重要ということが結果に表れています。
重賞実績はあった方がベターでしょう。

【常連になるための資格5】

常連が多いレースなのでどうしても偏りが生じますが血統的にも考察してみます。
(過去10年)

ミラクルアドマイヤ 2-1-0-1
フサイチコンコルド 2-1-0-0
シングスピール 2-0-1-0
サンデーサイレンス 1-3-4-35
キングマンボ 1-1-0-0
トウカイテイオー 1-0-0-2
トロメオ 1-0-0-1

「サンデー系が不振」というのがこのレースの特徴でしょう。
平坦戦になりやすく瞬発力ではなく持続的な能力が求められるということ。
王道から若干外れている一番の要因かもしれません。
勝ちやすい血統というのはあまり偏りが見えませんが一つだけあるのがこちらのデータ。

母父
ノーザンテースト 2-3-2-12 勝率10.5% 連対率26.3

母父ノーザンテースト産駒の好走率が高いです。
これはもちろん持続力ですね。


【まとめ】
「未来の常連さん」に最も近い存在はキングストレイル
・・・が、8歳で長期休養明けなのが不安。

他の候補では
サニーサンデー (前走距離がマイナス)
シャドウゲイト (前走距離がマイナス)
ショウワモダン (重賞実績がマイナス)
ドリームサンデー (中山コースがどうか)
モエレビクトリー (重賞実績がマイナス)

未来の常連さんというだけあって若手に常連さんになって欲しいが、はたしてこの中にいるのでしょうか?


(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

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ローエングリンの口コミ


口コミ一覧
閲覧 163ビュー コメント 0 ナイス 4

浦和記念とジャパンカップを比べるとどうなるか?

浦和記念の1番に、ディープスカイがいる。

ディープスカイは、JCで2着の成績を残している。

2番には、ロゴタイプがいる。

ロゴタイプは、父にローエングリンを持ち、そのローエングリンの父は、
シングスピールになる。

シングスピールは、JCを勝っている。

浦和記念の5番には、ディープインパクトがいる。

ディープインパクトは、JCを勝っている。

これらのことから、

JCを考えると?

1着は、イクイノックス、

2着は、リバティアイランド、

3着は、5番もしくは、5枠の馬。

当たり前的ですが、この考えが正しいなら、当たると思う。

嫌なのは、JCの6番にローズキングダムがいることかな?

ローズキングダムは、3歳でJCを勝っています。

3枠、もしくは、3番を考えなさいと言うことかな?

2-1-5なら、これまた、当たり前すぎる?

 覆面ドクター・英 2021年12月9日(木) 20:57
覆面ドクター英の阪神JF・2021
閲覧 843ビュー コメント 0 ナイス 16

まずはチャンピオンズCの回顧から。ソダシから行きましたが、ピンかパーか的な初ダート挑戦だったのでしょうがないのですが、やはり沈んでしまいました。体調悪くなさそうですが、なんか闘争心が前ほどは無くて、あとはフェブラリーS使って、春から繁殖入りでいいんじゃないでしょうか。

それでは、阪神JFの話題へ。今年は突き抜けた感じの大物感のある馬が特に居ないので、馬券的には面白いと思います。父親の顔ぶれを見てもロードカナロア、ドゥラメンテ、シルバーステート、ミッキーアイルなど時代が変わってきたなあと感じます。

それでは恒例の全頭診断へ。

<全頭診断>
1番人気想定 ウォーターナビレラ:3戦3勝で前走ファンタジーS勝ち。武豊騎手と武幸四郎調教師の兄弟タッグなのも、シルバーステート産駒なのも面白いが、正直そうスケール感は感じず、完成の早いタイプでG1の舞台では連勝延ばせないのでは。当然それなりに走るだろうが。調教はきっちり動けている。

2番人気想定 サークルオブライフ:3戦2勝で前走はアルテミスSを7番人気ながら勝ってきた。ただレースレベル的にはそうでもなかった感じも・・。国枝厩舎らしくG1に向けての調教の動きは抜群で、これまた好走はするだろう。

3番人気想定 ステルナティーア:新馬勝ちの次にサウジアラビアRCでは牡馬のこの世代のトップクラスのコマンドラインと半馬身差の2着と好走。鞍上も、きっちりルメール騎手を確保してきたようにノーザンF的に、かなり評価しているのだろう(ステルヴィオの全妹)。当然かなり有力。

4番人気想定 ベルクレスタ:ごまかしの効きにくいコースの東京マイルのアルテミスSで前走2着だったように実力あり。須貝厩舎も本番に向けての仕上げぬかりなし。松山騎手も早めにスパーンと抜け出すの得意。

5番人気想定 ナミュール:新馬、赤松賞と2連勝での参戦。前走は出遅れながらもメンバーレベル高めに揃いやすい赤松賞だがきっちり差し切り能力の高さ見せた。前走の三浦騎手からCデムーロ騎手に代わるのも、かなりの好材料で、勝ち負けに加われる。調教も終い鋭く、間隔やや詰まっているが調子落ち無し。

6番人気想定 ナムラクレア:夏の小倉で未勝利勝ちの身ながらフェニックス賞と小倉2歳Sを連勝した。ともに1200Mだった。ただ前走のファンタジーSは2着ながらも1400Mより、やはり1200M向きを示す内容はいかにもスピード型のミッキーアイル産駒らしく要らないのでは。

7番人気想定 ラブリイユアアイズ:夏の札幌で新馬、クローバー賞と連勝して、秋は京王杯2歳Sで3着と好走。ロゴタイプ産駒だけに人気になりにくそうで、妙味あり。ローエングリンやキングヘイローは競走馬としては成績イマイチだったが世界的良血馬でもあったので、キングヘイローの血が結構活躍を生んでいるが、ローエングリンも同様に活躍につながる血では。

8番人気想定 アネゴハダ:ダートで新馬勝ち、小倉2歳Sで3着、ファンタジーS5着とそれなりに走っているが、G1の芝マイル向きには思えない。

9番人気想定 サク:11月末の新馬戦を内を突く、幸騎手の好騎乗で8番人気ながら勝ったが、まだここでどうこう言う感じでない。

10番人気以下想定
パーソナルハイ:矢作厩舎のディープインパクト産駒だが、この2戦は逃げて未勝利勝ち、1勝クラスで2着と結果を出しはじめた。1口150万×40口のG1レーシングの馬で能力は高そうで、それなりに上位に粘れても良い。

キミワクイーン:3戦2勝だが2勝ともに1400Mで、ロードカナロア産駒のよくいる短距離タイプで、ここ向きではない。

ダークペイジ:2戦2勝馬だが、小倉の新馬勝ちと阪神1400Mのりんどう賞とやや地味目な2連勝。母系が重いので、短距離をワンペースで行って、粘りこむタイプか。阪神JF
向きではない。

ナムラリコリス:夏の函館で未勝利勝ちと函館2歳Sを連勝してきた。ジョーカプチーノ産駒だけに様々な条件でも走れそうだが、トップクラスとのマイル戦は、あまり向かないのでは。

シークルーズ:11月20日に新馬戦を勝ったがゆるいペースを流れに乗って勝ち切るセンスの良さは見せたが、間隔詰まっており、その短期間で厳しいペースや瞬発力比べにいきなり対応するのは難しいだろう。

トーホウラビアン:すでに5戦を使っており、前走は1勝クラスで3着と、それなりだがG1で激走というタイプでない。

タナザウィング:10月3日の新馬戦をきっちり勝って以来となる。初戦は先行からすっと抜け出す好内容だったが、2戦目でいきなりG1で勝ち負けというほどではないか。

ヒノクニ:九州産馬だけに未勝利勝ちの無いまま一応オープンの九州産馬限定のひまわり賞を勝った。前走初ダートの交流重賞エーデルワイス賞は惨敗したが、芝ダートの問題でなく能力足りない感じ。

スタティスティクス:ハーツクライ×エーピーインディ系牝馬で血統良いのだが、夏2戦は勝ちあがれず11月20日にようやく未勝利勝ちで、1口70万円×40口の社台RHの馬だけに間隔詰まるここは無理に使ってこないのでは。

<まとめ>
有力:ナミュール、ステルナティーア

ヒモに:ラブリイユアアイズ、ベルクレスタ、サークルオブライフ、ウォーターナビレラ

穴で:パーソナルハイ

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 まるたん 2020年8月21日(金) 22:18
札幌記念サイン馬券
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伊藤正徳元調教師がお亡くなりになられました。ローエングリン産駒の札幌巧者トーセンスーリヤが激走してローエングリンの鞍上だった典さんも激走な予感。馬連、ワイド①→③

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