ジャングルポケット(競走馬)

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ジャングルポケット
写真一覧
抹消  鹿毛 1998年5月7日生
調教師渡辺栄(栗東)
馬主吉田 勝己
生産者ノーザンファーム
生産地早来町
戦績13戦[5-3-2-3]
総賞金70,425万円
収得賞金14,350万円
英字表記Jungle Pocket
血統 トニービン
血統 ][ 産駒 ]
Kampala
Severn Bridge
ダンスチャーマー
血統 ][ 産駒 ]
Nureyev
Skillful Joy
兄弟 カサノバダンディコマチエクスプレス
市場価格
前走 2002/12/22 有馬記念 G1
次走予定

ジャングルポケットの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
02/12/22 中山 9 有馬記念 G1 芝2500 14694.537** 牡4 57.0 藤田伸二渡辺栄 476
(-2)
2.33.9 1.335.9⑧⑧⑥④シンボリクリスエス
02/11/24 中山 10 ジャパンC G1 芝2200 165104.235** 牡4 57.0 武豊渡辺栄 478
(+4)
2.12.5 0.335.3⑯⑮⑮⑬ファルブラヴ
02/04/28 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 11673.532** 牡4 58.0 武豊渡辺栄 474
(-4)
3.19.5 0.034.0⑦⑦⑦⑦マンハッタンカフェ
02/03/17 阪神 11 阪神大賞典 G2 芝3000 9882.222** 牡4 58.0 小牧太渡辺栄 478
(+8)
3.08.2 0.334.6⑤⑤④④ナリタトップロード
01/11/25 東京 10 ジャパンC G1 芝2400 15464.221** 牡3 55.0 O.ペリエ渡辺栄 470
(0)
2.23.8 -0.034.9⑩⑨⑪⑩テイエムオペラオー
01/10/21 京都 11 菊花賞 G1 芝3000 157132.314** 牡3 57.0 角田晃一渡辺栄 470
(0)
3.07.6 0.434.2⑦⑧⑨⑨マンハッタンカフェ
01/08/19 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 9771.313** 牡3 54.0 角田晃一渡辺栄 470
(0)
2.00.5 0.434.6⑦⑥⑤エアエミネム
01/05/27 東京 9 東京優駿 G1 芝2400 188182.311** 牡3 57.0 角田晃一渡辺栄 470
(-4)
2.27.0 -0.235.6⑪⑪⑬⑩ダンツフレーム
01/04/15 中山 11 皐月賞 G1 芝2000 18113.723** 牡3 57.0 角田晃一渡辺栄 474
(0)
2.00.6 0.335.3⑭⑬⑩⑦アグネスタキオン
01/02/04 東京 11 共同通信杯 G3 芝1800 12681.411** 牡3 56.0 角田晃一渡辺栄 474
(+8)
1.47.9 -0.334.8⑤⑤プレジオ
00/12/23 阪神 11 ラジたん3S G3 芝2000 12444.832** 牡2 54.0 角田晃一渡辺栄 466
(0)
2.01.2 0.434.5④⑤⑤⑥アグネスタキオン
00/09/23 札幌 11 札幌3歳S G3 芝1800 13579.251** 牡2 53.0 千田輝彦渡辺栄 466
(+10)
1.49.6 -0.235.8⑤④④⑤タガノテイオー
00/09/02 札幌 5 2歳新馬 芝1800 8669.851** 牡2 53.0 千田輝彦渡辺栄 456
(--)
1.52.0 -0.135.9タガノテイオー

ジャングルポケットの関連ニュース

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はエルムS2023・血統予想をお届けします!


昨年はヘニーヒューズ産駒の9番人気フルデプスリーダーが勝ち、2着にも同産駒の6番人気ウェルドーンが入線する小波乱。ヘニーヒューズはStorm Cat直系の種牡馬となるが、同系統に属する馬では17年3着&18年2着とリピート好走したドリームキラリ(父Giant's Causeway)も挙げられる。

ほか、古くは03年1着アドマイヤドン、06年3着オーガストバイオ、10年1着クリールパッションと母の父にトニービンを配された馬が上位を賑わせていた。近年においてもトニービンの血脈は有力で、19年1着モズアトラクション(父ジャングルポケット)、20年1着タイムフライヤー(父ハーツクライ)、21年1着スワーヴアラミス(父ハーツクライ)、22年1着フルデプスリーダー(母の父ジャングルポケット)と別場所での施行を含めて同血脈を保持する馬が目下4連覇中でもある。今年は該当馬が不在となるが、傾向として来年以降も気に留めておきたい。

セキフウは、父ヘニーヒューズ×母シヤボナ(母の父Kingmambo)。昨年、同産駒は出走した2頭が揃って好走しているが、9番人気、6番人気と人気薄同士でのワンツー決着でもあった。なお、2着ウェルドーンに騎乗していたのが、本馬の手綱を取る武豊騎手であることも心強い。以前は当てにしづらいところがあったものの、年齢を重ねるごとに気性面も成長。もとより右回りは全3勝を挙げる巧者であり、重賞の21年兵庫ジュニアGPも含まれる。

ワールドタキオンは、父アジアエクスプレス×母アナコンダ(母の父フサイチコンコルド)。父系祖父ヘニーヒューズは昨年の1・2着馬を出すなど、種牡馬として「1-1-0-0」と底を見せていない。父はその後継種牡馬となるだけに、やはりエルムSでの動向を注視せざるを得ないだろう。なお、本馬においては02年の勝ち馬プリエミネンスの父と母の父を入れ替えたような「父フサイチコンコルド×母の父アフリート」という母の配合も興味深いところ。

ペイシャエスは、父エスポワールシチー×母リサプシュケ(母の父ワイルドラッシュ)。母の父は種牡馬として04&05年パーソナルラッシュ、10年クリールパッションと延べ3頭の勝ち馬を出し、エルムSでJRA重賞初制覇を飾るほか、同レース初の2連覇を達成するなど好相性を示した。一方、父も12年エルムSで59kgの斤量を背負いながら勝ち馬からクビ差の2着に好走。本馬も59kgの斤量は焦点となるが、血統面では軽視できない存在だ。


【血統予想からの注目馬】
セキフウ ④ワールドタキオン ①ペイシャエス

【中央重賞懐古的回顧】2007年共同通信杯 イケてないダービー1番人気? フサイチホウオーの理想と妄想と虚像 2023年2月6日(月) 15:00


週末に行われる中央重賞の過去の優勝馬をピックアップして回顧し、競馬の長い歴史の狭間できらめいた馬を紹介する「中央重賞懐古的回顧」。第56回は2007年の共同通信杯優勝馬フサイチホウオーを取り上げる。


ウオッカが制した2007年の日本ダービーの1番人気と言えばフサイチホウオーである。後世には「イケてないダービー1番人気馬」という文脈で語られがちな彼だが、3歳春の期待感は絶大なものがあった。

私的な話。筆者の知人に国内外の競馬にとても詳しい方がいらっしゃったのだが、その方は「何故日本ダービーフサイチホウオーが圧倒的1番人気に推されたのか」というようなことを常々仰っていた。私はその要因について思案し、箇条書きで私見を述べた。概要はこうだ

①父親の2001年の日本ダービージャングルポケットをなぞるローテーションを辿り、その父を上回る成績を残していたこと

②当時はジャングルポケットの種牡馬としての傾向や評価がまだ固まっておらず、自身と同様に府中を得意とする産駒を生み出すだろうと考えられていたこと

③3着に終わった皐月賞の負け方が絶妙であり、東京開催のダービーへ向けて伸びしろを感じさせたこと

④主戦の安藤勝己騎手が「ホウオーにはもう1つ上のギアがある」と発言しており、僅差負けの皐月賞以上の内容が期待されたこと(言うなればブラックタイド現象)

⑤行った行った決着の皐月賞を制したヴィクトリーをはじめとして、この世代の牡馬は層が薄いとみられていたこと(消去法的判断)

桜花賞で敗れた上でダービーに参戦したウオッカの存在について、当時は府中巧者というイメージもなく、ビワハイジなど牝馬参戦の歴史に照らし合わせて軽く扱う向きが識者の中でも大勢だったこと

これら計6点をずらずらと知人に説いたのだが、どうも説得力に欠けたのか納得してもらえなかったようであった。その知人とは現在親交がないため、考えを変えたかどうかは不明である。

2007年の共同通信杯の内容は、フサイチホウオーに対する競馬ファンの“幻想”を強化するのに一役買った。初顔合わせのディープインパクトの半弟ニュービギニングの他、朝日杯FS4着馬フライングアップルや船橋の大物フリオーソといった多彩な面々を向こうに回しながら、伸びやかな末脚でダイレクトキャッチ以下をクビ差抑え込んだレースぶりは着差以上の強さを誇示したと言って良かった。後から考えるとフサイチホウオーには時計面の裏付けがなく、重賞3連勝における着差という意味でも物足りなかったのだが、逆に言えば未完成であるが故に日本ダービーでの伸びしろを見込んだファンは多かったのだと思う。

1995年の皐月賞におけるダイタクテイオーは有名だし、最近だと2021年の菊花賞レッドジェネシス辺りもそうだが、後々振り返ると「?」と思うような1番人気馬というのは今も昔も一定数存在する。しかしリアルタイムで考えれば、それらにも消去法なり血統的裏付けなり人的背景なりオカルトなりといった理由付けがなされているものだ。そして競馬ファンが100人いれば100通りの“競馬私史”がある。私はこれらの思いを大切にしつつ、浅学な自分が考える日本競馬の私史を綴っていく次第である。

フサイチホウオー
牡 鹿毛 2004年生
ジャングルポケット 母アドマイヤサンデー 母父サンデーサイレンス
競走成績:中央11戦4勝
主な勝ち鞍:共同通信杯 ラジオNIKKEI杯2歳S 東スポ杯2歳S

(文:古橋うなぎ)

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【乗り替わり勝負度チェック!】天皇賞(秋)2022 まったくの未知ゆえに英国の若手ホープをあえて狙う! 2022年10月29日() 12:00

当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2019年以降の結果をもとに集計


編集部(以下、編) さぁ、今週は天皇賞(秋)です。今年も豪華メンバーが揃いました。

新良(以下、新) 勝負になりそうな3歳馬も多いですしね。レースを見るのが本当に楽しみです。

編 もちろん、馬券も当てるに越したことはないわけですが、ちょっと困ったことになってしまいましたね(苦笑)。

新 そうなんですよ。さて、どうしたものかと(苦笑)。

編 15頭中12頭が継続騎乗で、乗り替わりは3頭しかいません。どうしましょう? 予想のしようがないのであれば、別のレースを取り上げますか?

新 いや、天皇賞(秋)でいきます。その3頭のなかに、面白い乗り替わりがありますので。

編 そうなんですね。それは楽しみです。カデナ三浦皇成騎手、レッドガラン横山和生騎手は「面白い」という感じではありませんので、ひょっとして……。

新 そう、その「ひょっとして」です。残る1頭、大野拓弥騎手からマーカンド騎手に乗り替わる⑬アブレイズに注目します。

編 今回が初来日となるイギリスの若手ジョッキーですね。本国でかなりの実績を残しているようですが、やっぱりすごい騎手なんでしょうか?

新 日本の競馬にフィットするかどうかはわかりません。でも、相当なポテンシャルを秘めていることは確かですので、日本でさらに化ける可能性はあるとみています。

編 新良さんの期待度は大きいわけですね。

新 毎年のようにG1を勝っていますし、昨年はマーフィー騎手とリーディングを争ったくらいですからね。日本でいえば、川田、ルメールまではいかずとも、福永、戸崎クラスの実力はある。そんな見立てでいいと思います。

編 そのたとえを聞いて、一気に大物感が増しました(笑)。

新 謎が多すぎるのでみなさん判断に迷っていると思いますが、この乗り替わりは超の付く鞍上強化かもしれないんです。

編 新良さんのおっしゃりたいことはよくわかります。

新 これがワンペースの短距離戦なら様子を見たいところですが、直線の長い芝の中距離戦ですからね。ペース配分、位置取り、仕掛けのタイミングなどがカギになりますので、腕のあるところをしっかり見せてくれるでしょう。欧州のトップジョッキーですので、道中でしっかり折り合って末脚にかけるという、アブレイズ向きのレース運びは得意なはずです。

編 なるほど。説得力がありますね。鞍上の可能性が無限大であることはわかりました。ただやはり、馬の力が足りるかどうかが……。

新 真っ向勝負では、実績馬には敵わないでしょう。でも、条件さえ揃えばワンチャンスが生まれるのではないかと期待しています。

編 その条件とはなんでしょう?

新 この馬の戦績を振り返ると、スローよりもハイペースでタフな展開のほうが向くことがわかります。しかも、牝馬限定戦よりも牡馬相手のレースのほうが力を発揮できるのか、これまで2戦2勝なんですよね。ずっと牝馬限定戦を中心に使われてきましたが、牡馬相手でタフな展開になるレースがベストの条件かもしれないんですよ。

編 今回は牡馬相手で、しかも前が速くなりそうなメンバー構成です。

新 そうなんですよね。レコード更新も期待できるメンバーで、流れによっては上位人気が総崩れになる可能性もあります。それは虫が良すぎるかもしれませんが、アブレイズが上位に食い込める余地はゼロではないはずなんです。

編 なんだか、ワクワクしてきました。

新 天皇賞(秋)池江泰寿厩舎で外国人騎手といえば、ピンナ騎手で勝った2011年のトーセンジョーダンが思い出されます。トーセンジョーダンの父はジャングルポケットで、アブレイズの母父はジャングルポケット。なにやら因縁めいたものも感じますよね。

編 来たらとんでもないことになりますよ。

新 少額でもいいので、買い目に加えておくべきです。夢を見ましょう!


★その他の注目乗り替わり★
東京8R ⑤シルブロン津村明秀→ルメール)
阪神12R ⑬タイミングナウ藤岡康太武豊
東京12R ②クインズレモン菅原明良松山弘平


【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
かつてはどこにでもいる競馬ファンの1人だったが、データベースソフト【TARGET】との出合いを経て、眠っていた馬券師としての素質が開花。騎手・種牡馬にウマニティU指数を組み合わせた独自のデータ活用術を考案し、常勝スタイルを確立させる。2015年秋にメディアデビュー。雑誌、WEBを中心に精力的に予想家活動を行っている。著書に『毎日コツコツ勝ち逃げリーマン馬券術』(ベストセラーズ)、『ジョッキー未来予測2019』(秀和システム)。

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【血統アナリシス】函館記念2022 ステイゴールドに所縁ある馬が活躍、ディープインパクトやキングカメハメハは苦戦 2022年7月16日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は函館記念2022・血統予想をお届けします!


昨年は競り合う前2頭から離れた3番手を進んだローエングリン産駒の2番人気トーセンスーリヤが後続に3馬身差を付けて快勝。Sadler's Wellsの直系は17年ルミナスウォリアー(父メイショウサムソン)以来の勝利となるが、同系統には00年1着&01年2着と2年連続14番人気でリピート好走したクラフトマンシップ(父フレンチグローリー)なども挙げられる。

近年はステイゴールドに所縁ある馬が存在感を示しており、直仔では19年にマイネルファンロンステイフーリッシュが2・3着、16年にマイネルミラノツクバアズマオーが1・3着と揃って好走。直近2年はオルフェーヴル産駒のバイオスパークが20年3番人気、21年12番人気で3着に好走するほか、昨年は同産駒ディアマンミノルも11番人気4着と健闘している。なお、17年に14番人気2着と激走したタマモベストプレイステイゴールドと3代母ロイヤルサツシユが共通する間柄にあった。一方、ディープインパクトキングカメハメハといった日本競馬を牽引してきた種牡馬の産駒が勝ちあぐねていることも興味深く、今後は後継種牡馬の動向にも注目していきたい。

サンレイポケットは、父ジャングルポケット×母アドマイヤパンチ(母の父ワイルドラッシュ)。08年トーセンキャプテン、15年ダービーフィズ、と今回出走するメンバーの中では唯一産駒が複数回勝利しているジャングルポケット。なお、本馬においては近親アドマイヤフジも07年4着、1番人気に応えられなかったとはいえ、勝ち馬から0秒3差で入線している。時計を要する馬場を得意とするので、初めての洋芝でも適性を示す可能性は高そうだ。

スカーフェイスは、父ハーツクライ×母スプリングサンダー(母の父クロフネ)。伯父に05年天皇賞(春)を勝ったスズカマンボがいる血統で、近親には00年函館記念で3着に好走したエアギャングスターなども挙げられる。また、昨年こそ好走馬を出せなかったが、19年マイスタイル、20年アドマイヤジャスタ、と近年でハーツクライの直系が2連覇していたことも強調できるだろう。タフな持続力勝負は歓迎なので、差し脚が活きる展開になれば。

マイネルウィルトスは、父スクリーンヒーロー×母マイネボヌール(母の父ロージズインメイ)。近親にコスモプラチナがいる血統で、2代母コスモフォーチュンは06年北九州記念の勝ち馬。春から夏にかけて良績の集まるファミリーでもあり、本馬も21年札幌記念4着などの実績を持つ。また、タフな馬場にも滅法強く、不良として行われた昨年の福島民報杯では後続に大差を付ける圧巻の走りを披露。週末の雨量次第では要注意の一頭となるだろう。


【血統予想からの注目馬】
サンレイポケット ⑧スカーフェイス ⑤マイネルウィルトス

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【血統アナリシス】ジャパンカップ2021 最多タイとなる3勝を挙げるディープインパクト、トニービンの血を引く古豪も奮闘 2021年11月27日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はジャパンカップ2021・血統予想をお届けします!


東京優駿日本ダービー)の勝ち馬4頭が会することでも話題となっている今年のジャパンカップ。いずれもディープインパクト産駒となるが、同種牡馬は「3-4-2-20」という成績を残しており、12・13年にはジェンティルドンナが史上初となる2連覇を達成してみせた。なお、種牡馬としての3勝はサンデーサイレンスと並ぶ最多勝タイ記録でもある。

また、ジャパンカップはトニービンの血を引く古豪も気を吐いており、ハーツクライ産駒が17年シュヴァルグラン、19年スワーヴリチャードと別馬で2勝。ジャングルポケット産駒も11年3着ジャガーメイル(14番人気)、13年3着トーセンジョーダン(11番人気)が二桁人気で健闘している。ほか、08年スクリーンヒーロー(父グラスワンダー)、09年ウオッカ(父タニノギムレット)、14年エピファネイア(父シンボリクリスエス)といったRobertoの直系も底力を発揮してきたように、大一番でこそ強さを見せる血脈にも気を配りたい。

コントレイルは、父ディープインパクト×母ロードクロサイト(母の父Unbridled's Song)。昨年は史上初となる無敗で父子三冠の偉業を達成し、ジャパンカップでも2着と好走。今年は2戦して道悪、半年ぶりの実戦とベストパフォーマンスを発揮できないなかでも善戦しているだけに、引退レースで渾身の仕上げとあれば上位争い必至だろう。なお、同じ母の父となるスワーヴリチャードは18年3着、19年1着とリピーターとして活躍している。

サンレイポケットは、父ジャングルポケット×母アドマイヤパンチ(母の父ワイルドラッシュ)。父は3歳時に東京優駿日本ダービー)、ジャパンカップと東京芝2400mのG1を2勝。種牡馬としてはジャパンカップで勝ち馬こそ出せていないものの、先述のとおりジャガーメイルトーセンジョーダンが二桁人気で3着以内に好走して存在感を示している。本馬は05年4着リンカーンや09年4着コンデュイットが出たファミリーでもあり、再度の大駆けがあっても驚けない。

オーソリティは、父オルフェーヴル×母ロザリンド(母の父シンボリクリスエス)。東京はいずれも芝2400m以上の重賞に出走して「3-1-0-0」、2着となった21年ダイヤモンドSにおいても勝ち馬との着差はクビ差で、当該競馬場での長距離戦は最も得意とするところ。また、本馬は14年ジャパンカップで後続に4馬身差をつける完勝劇を披露したエピファネイアの甥でもあるので、伯父同様に飛躍の4歳秋となっても何ら不思議ない魅力を感じさせる。


【血統予想からの注目馬】
コントレイル ⑫サンレイポケット ⑦オーソリティ

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【ジャパンC】4世代のダービー馬が競演!外国馬3頭も参戦する国際決戦の注目点はこちら!! 2021年11月23日(火) 12:41

★今年は海外からGI馬3頭が参戦予定 日本勢は4世代のダービー馬含む18頭が登録

 11月28日、東京競馬場ではジャパンCが実施される。同レースは1981年に日本初の国際レースとして創設され、今年で41回目を迎える。今回のジャパンCには、マカヒキ(牡8歳、栗東・友道康夫厩舎)、ワグネリアン(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)、コントレイル(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)、シャフリヤール(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎)の日本ダービー勝ち馬4頭など、日本馬はGI馬6頭を含む18頭が登録。海外からはアイルランドのジャパン(牡5歳、A・オブライエン厩舎)、ブルーム(牡5歳、A・オブライエン厩舎)、フランスのグランドグローリー(牝5歳、G・ビエトリーニ厩舎)と3頭のGI勝ち馬が参戦する予定。ジャパンCでは2006年から日本馬が15連勝中だが、今年はどのような結果になるだろうか。

★無敗での3冠制覇後は2、3、2着 コントレイルは昨年2着の雪辱なるか

 昨年、史上8頭目の2冠馬となったコントレイル(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)が、ジャパンCに登録している。同馬はデビューから7連勝で3冠を制したが、その後はジャパンC2着、大阪杯3着、天皇賞・秋2着と白星から遠ざかっている。コントレイルは今回のジャパンCがラストランとなり、レース後には東京競馬場のパドックで引退式が実施される予定だが、昨年2着の雪辱を果たし、有終の美を飾ることができるだろうか。なお、同馬の獲得賞金は8億9147万2000円で、1着賞金3億円のジャパンCを勝てば、現在10位のゼンノロブロイ(11億1560万8000円)を抜き、JRA獲得賞金で歴代トップ10入りを果たす。

★今年は海外GIで3勝をマーク 初制覇を目指す矢作芳人調教師

 コントレイル(牡4歳)を管理する矢作芳人調教師には、ジャパンC初制覇がかかる。同調教師は今年、ラヴズオンリーユーでクイーンエリザベスII世C、ブリーダーズCフィリー&メアターフ、マルシュロレーヌブリーダーズCディスタフを制しており、海外GIで3勝を挙げている。矢作調教師は今年、JRA・GIでの勝利はないが、ジャパンCを制して日本でもGIタイトルを手にすることができるだろうか。なお、コントレイルに騎乗予定の福永祐一騎手にもジャパンC初制覇がかかるが、同騎手は今年のJRA・GIで3勝、2着1回、3着5回という成績で、3着以内率.529という高い数字をマークしている。

★史上初!4世代の日本ダービー馬が激突 マカヒキワグネリアンコントレイル、シャフリヤール

 今年のジャパンCには、2016年のダービー馬マカヒキ(牡8歳、栗東・友道康夫厩舎)、2018年のダービー馬ワグネリアン(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)、2020年のダービー馬コントレイル(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)、今年のダービー馬シャフリヤール(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎)と4世代のダービー馬が出走する予定。4世代のダービー馬が同一レースに出走すれば史上初のことになるが、どの馬が最先着するだろうか。ちなみに、ジャパンCでの3世代のダービー馬による対決は2008年、2017年、2019年の3回あるが、いずれも一番年下のダービー馬が最先着している。

 なお、マカヒキが勝てば、ジャパンC史上初の8歳馬による優勝となる。マカヒキは前走の京都大賞典で約5年1力月ぶりの勝利を挙げたが、2016年ダービー以来のGI制覇を遂げることができるだろうか。Vなら、グレード制が導入された1984年以降で最長間隔のJRA・GI制覇(勝利間隔:5年5力月29日)となる。

★3歳馬はダービー馬とオークス馬が参戦 シャフリヤール&ユーバーレーベン

 今年のジャパンCに出走する3歳馬はダービー馬シャフリヤール(牡、栗東・藤原英昭厩舎)、オークスユーバーレーベン(牝、美浦・手塚貴久厩舎)の2頭。3歳馬のジャパンC制覇はこれまでに7回あり、2018年アーモンドアイ以来3年ぶり8頭目の勝利がかかるが、シャフリヤールユーバーレーベンは歴戦の古馬を破ることができるだろうか。シャフリヤールには川田将雅騎手、ユーバーレーベンにはM・デムーロ騎手が騎乗する予定。なお、通算成績5戦3勝のシャフリヤールが勝てば、エルコンドルパサー(1998年)、アーモンドアイ(2018年)のジャパンC最少キャリア勝利記録(キャリア6戦)を更新する。

★史上2人目の連覇を狙うC・ルメール騎手 アルゼンチン共和国杯を制したオーソリティに騎乗予定

 アルゼンチン共和国杯を制したオーソリティ(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)には、ジャパンC連覇がかかるC・ルメール騎手が騎乗する予定。ルメール騎手は2009年にウオッカ、2018、2020年にアーモンドアイジャパンCを制しており、今年も勝てば歴代最多タイのジャパンC4勝目となる。オーソリティは東京で4戦3勝、2着1回という成績を挙げているが、ルメール騎手は今年もジャパンCを制すことができるだろうか。オーソリティが勝てば、同騎手は2011・12年の岩田康誠騎手以来、史上2人目のジャパンC連覇、オーソリティの馬主である(有)シルクレーシングも(有)サンデーレーシング(2010~13年に4連覇)以来、史上2例目のジャパンC連覇となる。

★6年連続の参戦となる友道康夫調教師 金子真人ホールディングス(株)の所有馬3頭を登録

 友道康夫調教師は、今年のジャパンCに2016年のダービー馬マカヒキ(牡8歳)、2018年のダービー馬ワグネリアン(牡6歳)、GI初制覇を目指すユーキャンスマイル(牡6歳)の3頭を登録している。友道調教師は、ジャパンCで歴代3位タイの出走回数(13回)を記録しており、2016年から毎年ジャパンCに管理馬を出走させているが、6年連続の参戦となる今回、2017年シュヴァルグラン以来のジャパンC2勝目を挙げることができるだろうか。なお、マカヒキワグネリアンユーキャンスマイルはいずれも金子真人ホールディングス(株)の所有馬で、3頭はいずれも父・母ともに金子真人ホールディングス(株)が所有(金子真人氏名義も含む)していた同馬主にとって所縁の血統。

★4勝目がかかるディープインパクト産駒 ジャングルポケットエピファネイアの産駒も登録

 今年のジャパンCに出走予定のディープインパクト産駒は、コントレイル(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)、シャフリヤール(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎)、マカヒキ(牡8歳、栗東・友道康夫厩舎)、ワグネリアン(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)のダービー馬4頭。ディープインパクトは2006年のジャパンCを制しているが、今年出走する産駒は父に続きジャパンCのタイトルを手にすることができるだろうか。なお、ディープインパクト産駒はジャパンCで歴代最多タイの3勝を挙げており、今回勝利を挙げれば単独トップの4勝目となる。

 なお、天皇賞・秋4着のサンレイポケット(牡6歳、栗東・高橋義忠厩舎)は2001年の優勝馬ジャングルポケット産駒、京都大賞典2着のアリストテレス(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)は2014年の優勝馬エピファネイア産駒で、この2頭にもジャパンC父子制覇がかかる。

★16年ぶりの勝利を目指す外国馬 アイルランドからはブルーム、ジャパンが参戦

 2005年のアルカセット(イギリス)以来、16年ぶりの勝利を目指す外国馬は、アイルランドからブルーム(牡5歳、A・オブライエン厩舎)、ジャパン(牡5歳、A・オブライエン厩舎)、フランスからグランドグローリー(牝5歳、G・ビエトリーニ厩舎)が参戦する。

 ブルームは2歳時からGIに挑戦してきたが、今年のサンクルー大賞でGI6度目の出走にして初勝利を挙げた。同馬は2走前の凱旋門賞では日本の武豊騎手とコンビを組み11着となり、前走のブリーダーズCターフでは2着に好走している。また、ジャパンは2019年の英インターナショナルS勝ち馬で、今年はオーモンドS、メルドSと重賞2勝を挙げ、前走のブリーダーズCターフでは4着に入っている。ブルームにはR・ムーア騎手、ジャパンには武豊騎手が騎乗する予定だが、アイルランド所属馬としては1983年のスタネーラ以来、38年ぶりのジャパンC制覇を遂げることができるだろうか。

★左回りの競馬場では連対率100% フランスから参戦のグランドグローリー

 フランスから参戦するグランドグローリー(牝5歳、G・ビエトリーニ厩舎)は、今年の成績が6戦2勝、2着2回、3着1回で、8月のジャンロマネ賞ではGI初制覇、前走のオペラ賞でも2着と好走している。同馬は左回りの競馬場では通算5戦2勝、2着3回で連対率100%を記録しているが、東京のターフでどのような走りを見せてくれるだろうか。Vなら、フランス所属馬の勝利は1987年のルグロリュー以来34年ぶり2頭目、海外から参戦した牝馬の勝利は1989年のホーリックス(ニュージーランド)以来32年ぶり4頭目となる。

 グランドグローリーにはジャンロマネ賞で同馬をGI勝利に導いたC・デムーロ騎手が騎乗する予定。同騎手はJRA通算146勝、JRA・GIでは3勝を挙げており、今回は2018年12月28日以来のJRA参戦となる。C・デムーロ騎手の兄M・デムーロ騎手はスクリーンヒーローに騎乗して2008年のジャパンCを制しているが、同レース初の兄弟制覇を遂げることができるだろうか。なお、M・デムーロ騎手は今年のジャパンCではユーバーレーベン(牝3歳、美浦・手塚貴久厩舎)に騎乗する予定。

ジャパンCの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載★【ジャパンC】レース展望はこちら

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先週の宝塚記念は、マリアライトが史上3頭目の牝馬による宝塚記念制覇を達成。1番人気のドゥラメンテは強さをみせましたが、ゴール後に故障を発生し引退…。彼は左手前が得意な馬で、1度も「直線の長い右回り」での走りをみれずにターフを去ることになったのが心残りです。

今週から夏競馬が本格化。
福島の開幕を飾るのは、3歳・ハンデ戦・フルゲートの1戦となったラジオNIKKEI賞。非常に考察し甲斐があるレースです。

開幕週の小回り1800mですから、当然のように先行力や枠の恩恵といったものが大きく結果に影響します。そのあたりも含めて、有力馬を中心にみていきましょう。


●大外枠とハンデをどうみるか
白百合Sを制しトップハンデとなったブラックスピネルは、アロンダイトやクリソプレーズ(マリアライトリアファルらの母)を送り出す3代母キャサリーンパーの牝系。父タニノギムレット、母父アグネスデジタルだから、血統表を4分割したとき、父父、父母、母父、母母と全てにRibotの血を持つことが特徴(Ribot5・6×6・5)。パワーや底力に秀でているから、緩急ある流れになりやすい小回り1800mという条件は京都外回りよりは合っているはず。そんな中、京都新聞杯で4着、白百合Sを勝ち切っているのだからここでは力は頭半分くらい抜けているといえ、ハンデと大外枠をどう判断するか。外目3番手くらいなら許容範囲だが、差しに回ると厳しそうだ。

●父×牝系は好相性、この距離で位置を取れるか
プリンシパルS3着のゼーヴィントは、古馬OPのモンドインテロの全弟で、キズナラストインパクトらと同じディープインパクト×Pacific Princess牝系(ファレノプシスナリタブライアンらの牝祖)という組み合わせ。母母父DayjurはDanzigに母父がRound Table×Nasrullahというナスキロ血脈だからディープとの相性の良さには納得できる。本馬もディープ産駒らしい切れ味ももちろんあるが、母父がブライアンズタイムだから小回りでも大きく評価を落とそうと思わない走法をしている。前が開けば確実に脚は使ってくるだろうが、1800mではさほどポジションが取れなさそうな点が気がかりだ。

●急成長が期待できる配合ではあるが・・・
NHKマイルでは16着に終わったアーバンキッドだが、ハイペースの中、逃げたメジャーエンブレムを3番手から捕まえに行ったのだから仕方なく、着順ほど悲観する必要はないだろう。シュヴァルグランロジクライのようにHalo≒Red God3×5とNasrullah+Tom Fool的な血を増幅させていて、母父SwainがHyperion7・7・6×6・6、母母父NureyevがHyperion4×4で、3代母→母母父→母父とNasrullahも継続交配されているから、NasrullahとHyperionという父ハーツクライの母父トニービンの血を増幅した配合といえ、ジャスタウェイ的、シュヴァルグラン的、シュンドルボン的成長を遂げる可能性がある馬といえる。しかし母がRibot5×5を持つから体質がそこまで柔らかくうつらないのが気になる。内回り替わりはプラスで、先行力があるのも魅力だが、距離延長というローテーションは気掛かりだ。

●舞台替わりはプラス
メルボルンTを逃げ切ったロードヴァンドールは、叔父にタバスコキャットがいる底力に富んだ血統で、ナスキロ+Tom Fool的な血であるTerlingua(Storm Catの母)を取り込んだのもダイワメジャー産駒の王道。先述したように母母父Sauce Boadが底力に富んでおり、これまでみせた先行力は1800mでも十分に通用するように思える。今回に関しては距離短縮のローテーションもプラスに働きそうで、昨年のマルターズアポジー的な粘り込みが期待できそうだ。

●小回りは◎も1800mだとやや忙しいか
すみれSを逃げ切ったジョルジュサンクは、母系にMill Reelが入るから、Nasrullah+Count Fleetという父の持つMr.Prospectorの母Gold Diggerの血を増幅した走るヴィクトワールピサ産駒の配合(フローラS2着のパールコードもMill Reel持ち)。母母父ミルジョージの影響か、肩が立っていて掻き込んで走るから追っても味がなく、逆にいえば小回りで急激にパフォーマンスを上げるタイプでもある。ここは2枠4番という好枠、そして田辺騎手と強調材料が多いが、1800mはやや忙しそうにも思える。ここをどうみるかだろう。

●好配合だが、外回り向きのストライド
早苗賞を制したアップクォークは、3勝馬ストレンジクォークの半弟で、ベーカバド産駒。母系にMiswakiを持つので、Foreign Courier≒Hopespringseternal4×4という世界的に活躍馬を輩出しているナスキロ+Tom Fool+War Amiral+La Troienneのニアリークロスを持つからベーガバド産駒の出世頭となったのも当然といえる配合。
(今年の英愛仏各国2000ギニー馬も、英愛ダービー馬も同じニアリークロスを持っていました。ブログでまとめてあります。→http://derby6-1.hatenablog.com/entry/2016/06/14/163759)
2枠3番という好枠である程度先行も出来るだろうから、大崩れはなさそうだが、どちらかというと外回り向きにうつるため勝ち切るとなるとどうか。ハンデは恵まれたといえよう。

●4角まで下り、直線平坦な福島は〇
NZT2着、NHKマイルでは9着だったストーミーシーは、母父ゼンノエルシドを通じるRound Tableの影響か、母系のPrincely Giftの影響か、非常に前脚が伸びる走法。こういうタイプは下り坂を巧く下る(マイネルキッツキタサンブラック)ので4角に向けて下り、直線が平坦という意味では福島1800mはプラスではある(逆にきついコーナーはマイナス)。だからクラリティシチー的、クォークスター的好走まではありそうだが勝ち切るイメージは湧かない。

ジャングルポケットドゥラメンテと同質の斬れ
オークス8着のダイワドレッサーは、クイーンCでも4着に好走しているように母母がジャングルポケットと同じトニービン×Nureyevという配合だから、トニービン的な持続性ある斬れというべきだが、母父がエンドスウィープだから同じトニービン的な斬れを持った馬でも、ルーラーシップのように無駄にストライドは大きくなく俊敏に動くことができる。だから小回りでもさほど割り引く必要はなく、3枠6番という好枠からも今回は十分に狙いが立つ。

●小回り適性高い牝系
ピックミータッチはRiot≒Fair Trial5・5×6、Forliのスピード、機動力を伝えるハピートレイルズ(ハッピーパスシンコウラブリイなど)の牝系だから、今回の小回り替わりは歓迎。外枠がカギだが、人気次第ではヒモで入れておきたい1頭。


【まとめ】
人気どころでは、ブラックスピネルは大外枠で先行できなったときに不安があるし、ゼーヴィントアップクォークもどちらかというと外回り向きの差し馬にみえるから不安はある。
アーバンキッドは初めてのコーナー4つの競馬は問題ないだろうが、距離延長というローテは気掛かりだ。
それならばダイワメジャー産駒の好配合で、コース替わりがプラスに出そうなロードヴァンドールの先行力に期待してみたい。
他では同じく小回り適性が高そうなジョルジュサンクピックミータッチ、GI好走のダイワドレッサー


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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)


「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

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2015年11月28日() 10:00 みんなの競馬コラム
【ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス】<京都最終週>土曜開催の馬場バイアス分析by葵
閲覧 1,341ビュー コメント 0 ナイス 2

ニックネームを「K-MCS」から「葵」に変更致しました。
宜しくお願い致します。


さて、今週で今年の東京・京都の開催も終了。最終週に突入します。

そしてなんと言っても今週はジャパンC

11月の締めくくりに、スパッと的中させたいものです。

が、その前にそのJCの資金調達をせねばならない今日この頃。

ここはひとつ、前日開催の京都2歳SでJCの軍資金作りと行きたいところ。

土曜開催の馬場バイアスは非常に出しにくいですが、この秋開催の土曜のレース結果から馬場バイアスを探っていこうと思います。


<11/27 正午時点での馬場情報(京都)>

芝・ダート、共に稍重の発表。

<11/28(土)の淀周辺の天気予報>

晴れ時々曇り。降水確率20%(にわか雨に注意)

<使用コースのおさらい(京都)>

10/10~11/01までAコース
11/07~11/15までBコース
11/21~11/29までCコース

この天気予報では、良馬場への回復は見込めない可能性も。

近畿では金曜朝にみぞれが降ったところもあるようなので、土曜の早朝にもみぞれが降る可能性も無きにしも非ず。

京都2歳Sの発走時点では馬場は「稍重」であると推測し、考えていきます。


では日付を追って順番に土曜開催の芝中距離戦に的を絞って見てみます。

10/10 8R500万下 2000m 1.59.8 良→良 Aコース
1着ジェネラルゴジップディープインパクト×ダイナフォーマー(牝系にキングマンボ))
2着ピースオブジャパンダイワメジャー×トニービン)
3着フローレスダンサー(ハービンジャー×サンデーサイレンス)
※全て3歳馬

10/17 9R紫菊賞 2000m 2.01.2 良→良 Aコース
1着シルバーステートディープインパクト×シルヴァーホーク)
2着ジョルジュサンクヴィクトワールピサ×ラムタラ)
3着パールフューチャーネオユニヴァース×カーネギー)

10/24 10R古都S 2200m 2.13.2 良→良 Aコース
1着フェリーチェレガロマンハッタンカフェ×リファーズウィッシュ)
2着ダノンマックインハーツクライ×ノーザンテースト)
3着ペンタトニックジャングルポケット×サンデーサイレンス)

10/31 8R萩S 1800m 1.47.6 良→良 Aコース
1着ブラックスピネルタニノギムレット×アグネスデジタル
2着スマートオーディンダノンシャンティ×アルザオ)
3着レインボーラインステイゴールド×フレンチデピュティ)

11/07 9R近江特別 1800m 1.47.7 良→良 Bコース
1着ムーンクレストアドマイヤムーン×シングスピール
2着サウンドバーニングハーツクライ×モスコーバレット)
3着エイシンエルヴィン(シャーマーダル×モンズン)

11/14 11Rデイリー杯 1600m 1.35.9 稍重→稍重 Bコース
1着エアスピネルキングカメハメハ×サンデーサイレンス)
2着シュウジキンシャサノキセキ×キングマンボ)
3着ノーブルマーズジャングルポケット×シルヴァーホーク)

11/21 11RアンドロメダS 2000m 2.00.6 良→良 Cコース
1着トーセンレーヴディープインパクト×カーリアン)
2着トラストワンマイネルラヴ×デヒア)
3着アルバートドックディープインパクト×アンユージュアルヒート)

これらのデータを見てパッと思った印象は以下の4つ。
・AコースではSS系の天下だった。
・Bコースになるとキングマンボ・トニービン内包重視へと傾向が変化した。
・Cコースになって、AコースとBコースの要素が混ざったような傾向になった。
・2歳戦ではシルヴァーホーク内包に注目。

血統傾向のみで言えば、京都2歳Sキングカメハメハ×シルヴァーホークという配合の馬がとても好相性か?という感じ。

出走馬を見渡してみると…

…と、そんなにうまく合致する馬なんかおりません。

なので「キングカメハメハ×SS系」という血統背景と、「SS系×ダート向きの母父」という血統背景の馬に注目してみたいと思います。

血統背景を見た結果、以下の5頭に注目です。

ハーツクライ×フレンチデピュティの3アドマイヤエイカン
ワークフォース×サンデーサイレンスの6キャノンストーム
ブライアンズタイム×マンハッタンカフェの7ダンツプリウス
サムライハート×ティンバーカントリーの9オンザロックス
キングカメハメハ×サンデーサイレンスの11ロライマ

私が特に注目したのは父系にキングマンボ、母系にロベルトが入っている6キャノンストーム
新馬勝ちからの参戦でどのような位置取りになるかが不明確ではあるが、折り合い面に不安はなさそう。
また新馬戦のラップタイムを見てみると重馬場の2歳戦にも関わらずかなりタフなラップ構成だったと感じます。
それを外目で追走し最後突き抜けたのだから力は相当あると見ていいでしょうし、2走目でさらに上積みがあってもおかしくありません。

ここは6キャノンストームが軸とみて馬券を組み立てたいと思います。

逆に、個人的に疑ってかかりたいのが注目馬として挙げてはいるものの3アドマイヤエイカン

重い馬場での良績は評価すべきだとは思うのですが、少し鈍重すぎるのではないでしょうか。

重賞勝ち馬であり人気に推されるのは確実でしょうが、全幅の信頼を置けるかと言われると、ちょっとアヤシイ気がしてなりません。


さて、ここできっちり馬券を的中させて翌日のジャパンCを晴れやかな気持ちで迎えたいものでございます。

結果や、如何に。


執筆者:(MYコロシアム>最新予想にリンク)


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2011年8月17日(水) 21:30 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第130話札幌記念(謎解き編)~
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第130話 「札幌記念

06年 36.0-50.0-34.3 =2.00.3 ▼6▼2▼1 瞬発戦
07年 35.5-49.8-34.8 =2.00.1 ▼4▼3△3 平坦戦
08年 34.7-48.1-35.8 =1.58.6 △2▼8△2 瞬発戦
09年 35.6-48.9-36.2 =2.00.7 ▼2▼1△7 平坦戦
10年 34.6-49.2-35.6 =1.59.4 ▼1▼1△4 平坦戦

中盤溜めての瞬発戦だった06年やロングスパート平坦戦だった10年など展開的には多少ブレがあり、これといった傾向はない。
脚質的にも有利不利があまりないイーブンのレースだと思われます。
とはいってもやはりローカルコース。
ヤマニンキングリーブエナビスタに先着して勝利できるコースということです。
但し、ブエナビスタもクビ差まで詰めているので能力よりも適性が絶対的に上位だとは言い切れないかもしれません。

札幌コースというのは函館や福島とは違って実は小回りではありません。
コーナーのR(きつさ)は断然緩くなっています。
(1~2コーナーで比較すれば東京の次に緩いRとなっています)
その一方で直線はかなり短く函館に次いで2番目に短くなっています(函館とは僅か4m差)
つまり札幌コースは楕円ではなく円形に近い形状となっています。
なのでトビの大きすぎる馬はマイナスでしょうけど大きすぎなければこなせるコースだと思います。

次にこのレースは定量GⅡ戦ということが非常に大きい。
サマー2000シリーズの一つのレースですが秋のGⅠを見据えた馬がスポット参戦してくるケースが多い。
昨年の2着3着馬ロジユニヴァースアクシオンは前走宝塚記念では13着、15着から巻き返してきました。
単純に前走GⅠ出走馬というのは要注意でしょう。
→今年の登録馬で前走GⅠだったのはトーセンジョーダンレッドディザイア

これらのことから言えることは札幌記念適性と格(能力)が対等に勝負できるレースだと思います。
流石に夏のローカルGⅡといったところでしょうか。

さて、今年のメンバーに目を向けるとアーネストリーがいない・・・。
出走回避だそうで残念です(ちょっと盛り上がりに欠けるかも・・・)
代わって1番人気に支持されそうなのがトーセンジョーダン
宝塚記念は9着と惨敗でしたが阪神大賞典を故障で回避しての休養明けで度外視はできる。
札幌コースは初だが中山函館福島で合計5勝を挙げているだけに適性も格も問題なし。
ジャングルポケットは08年の勝ち馬タスカータソルテの父でもあるし、先週のクイーンSで勝ったアヴェンチュラも父ジャングルポケットで血統的にも○。
きちんと走れる状態にあるかどうかの1点かと思われます。

きちんと走れる状態にあるかどうかというともう1頭注目なのはレッドディザイア
馬の能力はブエナビスタに引けは取らないはずで内回りになればブエナにも勝てる馬である。
ドバイでの勝利もあって洋芝に必要なパワーも十分。
以降スランプに陥っているものの復活が最も期待されている馬ではないだろうか。
格では最上位のはず。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
レッドディザイアトーセンジョーダンヤングアットハート
今週は「復活」に期待したい。


(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

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2010年12月28日(火) 20:00 伊吹雅也
伊吹雅也の週末メイン「1点」分析 2010年12月28日号
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▼1月5日(水)中山11R 日刊スポーツ賞 中山金杯
【前走がJRA、かつ芝1800m以下のレースだった馬の、前走の上がり3ハロンタイム順位別成績(2001年以降)】
●5位以内 〔5・5・5・24〕(複勝率38.5%)
●6位以下 〔2・1・0・32〕(複勝率8.6%)
→基本的に距離延長組が強いレース。前走着順の良かった馬や、前走で出走メンバー中5位以内の上がり3ハロンタイムをマークしていた馬はより信頼できます。特別登録を行った馬のうち、前走がJRAで芝1800m以下のレース、かつ前走の上がり3ハロンタイムが出走メンバー中5位以内だったのは、アクシオンアポロドルチェイケトップガンゴールデンダリアシャインモーメントセイクリッドバレートーセンキャプテンマッハヴェロシティミステリアスライトの9頭です。

▼1月5日(水)京都11R スポーツニッポン賞 京都金杯
【前走がJRAのレースだった馬の、前走の上がり3ハロンタイム順位別成績(2001年以降)】
●2位以内 〔4・7・6・20〕(複勝率45.9%)
●3位以下 〔6・3・4・106〕(複勝率10.9%)
→京都芝外回りへの適性が明暗を分けている印象。コース実績のある馬はもちろん、前走で出走メンバー中上位の上がり3ハロンタイムをマークした馬にも注目しておきましょう。特別登録を行った馬のうち、前走の上がり3ハロンタイムが出走メンバー中2位以内だったのは、スマートステージダノンカモンタマモクリエイトダンツホウテイリクエストソングの5頭だけでした。

▼1月9日(日)京都11R 日刊スポーツ賞 シンザン記念
【枠番別成績(2001年以降)】
●1~3枠 〔7・4・3・32〕(複勝率30.4%)
●4~8枠 〔3・6・7・76〕(複勝率17.4%)
→どちらかというと外枠勢よりも内枠勢の方が、後方待機勢よりも先行勢の方が有利。上手く立ち回れそうな馬を連軸に据えたいところです。

▼1月10日(月)中山11R フェアリーステークス
【種牡馬別成績(2009年以降)】
●サンデーサイレンス系種牡馬 〔2・1・1・10〕(複勝率28.6%)
ジャングルポケット 〔0・1・1・0〕(複勝率100.0%)
●その他の種牡馬 〔0・0・0・16〕(複勝率0.0%)
→2009年以降にフェアリーステークスで3着以内となった産駒を輩出した種牡馬は、アグネスタキオンジャングルポケットゼンノロブロイネオユニヴァースマンハッタンカフェジャングルポケット以外はサンデーサイレンス系ですし、ゼンノロブロイ以外は現役時代にクラシックを勝っています。今後も同様の傾向が続くとすれば、ダンスファンタジア(父ファルブラヴ)あたりも確勝とは言えません。

■お知らせ
 伊吹雅也も「班員」のひとりとして全面監修している競馬王新書の最新刊『ウルトラ回収率 本当に使える回収率だけを集めた馬券の裏技200』(競馬王データ特捜班/白夜書房)が好評発売中! 「期待値(≒回収率)の高い馬」を多角的に分析した、競馬ファン必携の一冊です!

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
『JRAホームページ』(http://www.jra.go.jp/)、『競馬王』(白夜書房)、『サラブレ』(エンターブレイン)、『POGの達人』(光文社)などで活躍中の若手競馬ライター。「競馬」や「レース」の本質を見抜く的確なデータ分析力に定評があり、現在は騎手と騎乗馬の相性をロジカルに分析する予想理論『ザ・カンフルジョッキー』で注目を集めている。

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2010年11月22日(月) 14:00 河内一秀
河内一秀の「カツラギ的」ジャパンカップ2010前走分析
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今年のジャパンカップで優勝する馬を「カツラギ指数」をベースに占ってみたい。

まずは、過去10年のジャパンカップ優勝馬が前走・前々走で記録したカツラギ指数の一覧をチェックしてみよう。

■2009年【優勝馬:ウオッカ
60.0 天皇賞(秋)(3着)
57.5 毎日王冠(2着)

■2008年【優勝馬:スクリーンヒーロー
57.3 アルゼンチン共和国杯(1着)
53.6 オクトーバーステークス(2着)

■2007年【優勝馬:アドマイヤムーン
54.3 天皇賞(秋)(6着)
58.9 宝塚記念(1着)

■2006年【優勝馬:ディープインパクト
---- 凱旋門賞(失格)
57.2 宝塚記念(1着)

■2005年【優勝馬:アルカセット
---- 英チャンピオンステークス(5着)
---- フォワ賞(2着)

■2004年【優勝馬:ゼンノロブロイ
59.6 天皇賞(秋)(1着)
56.5 京都大賞典(2着)

■2003年【優勝馬:タップダンスシチー
55.9 京都大賞典(1着)
58.4 宝塚記念(3着)

■2002年【優勝馬:ファルブラヴ
---- 凱旋門賞(9着)

■2001年【優勝馬:ジャングルポケット
54.1 菊花賞(4着)
56.5 札幌記念(3着)

■2000年【優勝馬:テイエムオペラオー
58.6 天皇賞(秋)(1着)
57.7 京都大賞典(1着)

見ての通り過去10年の勝ち馬の前走の指数は、

54.1~60.0

とばらつきが大きく、前走の指数レベルが必ずしも結果に繋がるとは限らない。

そこで、前走だけでなく前々走の指数を含めた勝ち馬の最高値を見ると、

56.5~60.0

となり、さらに3歳馬のジャングルポケットを除けば

57.2~60.0

と、指数レベルがグッと上がり、そのばらつきも小さくなる。

要は、過去2走以内にG1レベルの高い指数を記録していること、言い換えれば勢いと実績を兼ね備えていることがジャパンカップを勝つための条件であるということになる。

それでは、今年の出走予定馬でこの条件をクリアしている馬をピックアップしてみよう。

エイシンフラッシュ
57.0 神戸新聞杯(2着)
58.7 ダービー(1着)

ブエナビスタ
58.8 天皇賞(秋)(1着)
57.3 宝塚記念(2着)

ペルーサ
57.5 天皇賞(秋)(2着)
53.8 毎日王冠(5着)

以上の3頭が該当する。

また、過去2走を海外で出走しているナカヤマフェスタヴィクトワールピサに関して、例外的に3走前まで振り返ってみよう。

ナカヤマフェスタ
---- 凱旋門賞(2着)
---- フォア賞(2着)
57.7 宝塚記念(1着)

ヴィクトワールピサ
---- 凱旋門賞(7着)
---- ニエル賞(4着)
56.7 ダービー(3着)

ナカヤマフェスタ宝塚記念で条件を満たしているし、ヴィクトワールピサもダービーの指数は僅かに条件に満たないが、その後の成長を考慮すれば条件を満たしていると見なすことが出来る。

以上の考察により、今年のジャパンカップは、宝塚記念組のブエナビスタナカヤマフェスタに、3歳馬のエイシンフラッシュペルーサヴィクトワールピサを加えた5頭の優勝争いになると結論づけたい。

なお、ここで述べた見解はあくまでも、カツラギ指数をベースにした前走・前々走に関する一考察であり、カツラギの最終結論ではないことをお断りしておきたい。

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2009年11月26日(木) 20:00 河内一秀
河内一秀の「カツラギ的」ジャパンカップ2009前走分析
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今年のジャパンカップで優勝する馬を「カツラギ指数」をベースに占ってみたい。

まずは、過去10年のジャパンカップ優勝馬が前走・前々走で記録したカツラギ指数の一覧をチェックしてみよう。

■2008年【優勝馬:スクリーンヒーロー
57.3 アルゼンチン共和国杯(1着)
53.6 オクトーバーステークス(2着)

■2007年【優勝馬:アドマイヤムーン
54.3 天皇賞(秋)(6着)
58.9 宝塚記念(1着)

■2006年【優勝馬:ディープインパクト
---- 凱旋門賞(失格)
57.2 宝塚記念(1着)

■2005年【優勝馬:アルカセット
---- 英チャンピオンステークス(5着)
---- フォワ賞(2着)

■2004年【優勝馬:ゼンノロブロイ
59.6 天皇賞(秋)(1着)
56.5 京都大賞典(2着)

■2003年【優勝馬:タップダンスシチー
55.9 京都大賞典(1着)
58.4 宝塚記念(3着)

■2002年【優勝馬:ファルブラヴ
---- 凱旋門賞(9着)

■2001年【優勝馬:ジャングルポケット
54.1 菊花賞(4着)
56.5 札幌記念(3着)

■2000年【優勝馬:テイエムオペラオー
58.6 天皇賞(秋)(1着)
57.7 京都大賞典(1着)

■1999年【優勝馬:スペシャルウィーク
58.7 天皇賞(秋)(1着)
53.7 京都大賞典(7着)

見ての通り過去10年の勝ち馬の前走の指数は、

54.1~59.6

とばらつきが大きく、前走の指数レベルが必ずしも結果に繋がるとは限らない。

そこで、前走だけでなく前々走の指数を含めた勝ち馬の最高値を見ると、

56.5~59.6

となり、さらに3歳馬のジャングルポケットを除けば

57.2~59.6

と、指数レベルがグッと上がり、そのばらつきも小さくなる。

要は、過去2走以内にG1レベルの高い指数を記録していること、言い換えれば勢いと実績を兼ね備えていることがジャパンカップを勝つための条件であるということになる。

それでは、今年の出走予定馬でこの条件をクリアしている馬をピックアップしてみよう。

ウオッカ
59.3 天皇賞(秋)(3着)
57.6 毎日王冠(2着)

スクリーンヒーロー
59.3 天皇賞(秋)(2着)
57.4 宝塚記念(5着)

古馬では、この2頭しか該当しない。

では、3歳馬はどうだろう。

レッドディザイア
53.7 秋華賞(1着)
55.0 ローズステークス(2着)

リーチザクラウン
53.0 菊花賞(5着)
53.5 神戸新聞杯(2着)

指数レベルでは、古馬を一蹴したジャングルポケットのレベルに遠く及ばない。今年の3歳馬はハイレベルだと言われているが、この数字を見る限りでは眉唾物といっていい。

カツラギ的に前走・前々走を分析する限り、今年のジャパンカップは、ウオッカが念願のジャパンカップ制覇を果たすか、あるいはスクリーンヒーローが史上初の2連覇を達成するか、そのどちらかであるという結論が妥当といえる。

なお、ここで述べた見解はあくまでも、カツラギ指数をベースにした前走・前々走に関する一考察であり、カツラギの最終結論ではないことをお断りしておきたい。

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ジャングルポケットの口コミ


口コミ一覧
閲覧 86ビュー コメント 0 ナイス 1

あんた~!ジャングルポケット斉藤さんの愛馬オマタセシマシタ!待望の初勝利ば~い!!


『ま~た次回もよろしくば~い!ツイッターのフォロ~&ツイート&チャンネル登録よろしくば~い!何さまがんばるば~い!!』

 覆面ドクター・英 2022年6月24日(金) 00:22
覆面ドクター英の宝塚記念・2022
閲覧 1,615ビュー コメント 1 ナイス 22

まずは安田記念の回顧から。本命を打ったイルーシヴパンサーは、ゆったりした流れとなり最後方近くに居た時点でアウトでした。3着に来たサリオスもマイナス22kgが良いか悪いか難しい一頭だったと思います。元々能力ある馬だがスランプ気味で、ここで復調するかも判断難しかったです。それにしても池添騎手は大一番や難しい馬だとうまいですね・・。

それでは、宝塚記念の話へ。なかなか面白いメンバー構成だと思います。ステイヤー色が強すぎて、ちょっと忙しそうな人気馬や海外帰りで体調どうか気になる馬、昨年絶好調も大阪杯負けてブリンカーかけてくる馬など、昔から悲願のG1初制覇がよくみられる宝塚記念らしい馬など、馬券的にも面白そうで、夏競馬前のしめくくりのG1は是非当てたい。

あと、最近は仕事などの近況の話してませんでしたが、春最後のG1ですし、ようやくトンネルの出口が見えてきた感じもあり、少し追加を。私の居る市は、ワクチン3回かなり行き渡って、接種会場を絞り込んだので、毎日数十人への接種も一旦お休みとなりました。非予約制での発熱者外来も、コロナ陽性患者がかなり減ってきて出口が見えてきました。連日保健所に多数の患者発生連絡していた日々が過去になりつつあります。手洗いうがいなど、清潔への意識高まり、インフルエンザもこの数年ほとんど出なくなり、かなり辛い日々でしたが、余分な移動をやめてWebでの会議や授業への取り組みや、何が日々の生活で大切なのか考えなおして、みんな強くなったんじゃないかと思います。以前は当たり前の事柄が、コロナ禍を乗り越えて、実は大事だったり幸せを再確認できたんじゃないかと思います。これまでの忍耐や努力を今後の人生が楽しくなるよう生かしていきましょう。

では恒例の全頭診断へ。

<全頭診断>
1番人気想定 タイトルホルダー:昨秋の菊花賞を勝ち、今年は日経賞と春の天皇賞を連勝した(春の天皇賞は7馬身差の圧勝)。ただステイヤー色が強く(半姉のメロディーレーン同様)、阪神内回りの2200Mはちょっと忙しいのでは。だいぶ古い例えだがステイヤーの逃げ馬であるメジロパーマーが距離足りず、忙しすぎて負けたのを思い出す。当然好走するのだろうが、人気ほどは信頼できないのでは。

2番人気想定 エフフォーリア;昨年は皐月賞、秋の天皇賞、有馬記念勝ちと大活躍した。ただ1番人気だった前走の大阪杯は9着と負けたが0.7秒しか負けておらず、状態アップすれば巻き返しは十分ある。今回はブリンカーをかけてくるよう。ただ昨年がんばり過ぎて、ちょっと心身ともにお疲れモードなのかなあという前走。能力当然あるが、調教も昨年ほどでなく微妙な存在。

3番人気想定 ディープボンド:昨年末の有馬記念2着、阪神大賞典勝ち、春の天皇賞2着とステイヤーの王道を行くが、正直この条件は忙しく、本質的には向かない。調教では豪快に動けており、雨予報でもあり、道悪希望か。

4番人気想定 デアリングタクト:長期休養明けのヴィクトリアマイルは0.5秒差6着と負けたが、距離も忙しかったし、正直22kg増だけあり、成長分入れても太かった。距離もこのくらいの条件が一番向く。斤量差生かせれば、巻き返して頭まであるのでは。ただ調教の動きは、好調時ほどでない感じでもある・・。

5番人気想定 オーソリティ:JCで2着、海外遠征でも1着と3着と結果残してきた。阪神2200M内回りがちょっと忙しいかもしれないが、母母シーザリオなように底力あって、思った以上に強い馬なのかもしれない。、

6番人気想定 パンサラッサ:中山記念を逃げ切って臨んだドバイターフも逃げ切り、広尾レースの馬もとうとう海外G1勝つところまできたか、と感慨深いものがあります(広尾の前身のサウスニアで一口馬主を数頭やっていたこともありました、もう20年くらい前になってしまいますが)。母父モンジュー譲りのスタミナ生かした渋太とさなのだろうが、強い馬に早めに来られると逃げ切りは厳しいか。逃げたい馬同士での駆け引きは楽しみでもあるし、このレースの鍵を握りそうでもあるが。

7番人気想定 ヒシイグアス:セレクトセールで1億超えだったようにポテンシャルあるも順調になかなか使えなかったが、海外遠征に行ってきたり、前走の大阪杯も0.3秒差の4着とG1制覇に近いところまできている。関西圏で結果出てないが、調教の動き良く、Dレーン騎手も確保できたし、悲願のG1制覇というのもありか。

8番人気想定 アリーヴォ:小倉大賞典勝ちで臨んだ大阪杯でも3着と勢いのある4歳馬で、ここも適条件で連続好走ありえる。ただ調教の動きがイマイチで、そろそろお疲れなのかも・・。

9番人気想定 ポタジェ:前走は8番人気ながら大阪杯を勝った。ルージュバックの半弟である良血馬だけにいよいよ開花した感じか。母がややパワー寄りな仔を出す血統だけに、上がりが速くなりすぎないここもやれてよいか。雨降って少し渋るくらいの馬場がいいか。

10番人気以下想定
ステイフーリッシュ:環境変化にも強いメンタルのステイゴールド産駒らしく、また海外の少し重い馬場も良かったのか海外遠征で連勝してきた。ただ日本でこの距離でトップレベルかというとそうでもない存在で、日本ではそれなり、止まりでは。

キングオブコージ:ロードカナロア産駒ながら母父ガリレオが強く出たステイヤーで、この2200Mも短いのでは。この後は最適条件の洋芝である北海道シリーズの2600Mを使うべきでは。

マイネルファンロン:かなりの人気薄でごくたまに重賞でも激走するがG1でというタイプではない。

サンレイポケット:かなり少なくなってきたジャングルポケット産駒の最後の活躍馬と言ってもよさそうな存在だが、G2やG3でそれなり、というのが上限でG1での一発は難しそうだし、この直線短いコース形態も向かない。ジャンポケ斉藤さんもジャングルポケット産駒を買うのが5~10年遅かったんじゃないでしょうか、活力落ちてきた種牡馬も最後の最後に大物出すこともあるにはありますが、一般的には種牡馬晩年は時代の流れや配合相手のこともあり、厳しい事が多いものです。

アフリカンゴールド:ステイゴールド産駒でもあり、セン馬なのも加わり、高齢となっても衰え少なく今年も京都記念を12番人気で勝ったりしているが、ピークでもG1でどうこういうレベルでなく厳しい。

ウインマリリン:一昨年はオークス2着、昨年は日経賞とオールカマー勝ちと中山で強さ見せた。今年は大阪杯しか使えず16着と惨敗。もともと脚元ゴトゴトしやすい馬で、なかなか状態整わないのでは。

アイアンバローズ:ステイヤーズSや阪神大賞典で2着したり春の天皇賞で5着に来たりとステイヤー色が強い。阪神2200M向きではない。

グロリアムンディ:芝だと1勝クラスを勝ち切れずに居たのだが、ダートに矛先むけると4連勝を決め、前走アンタレスSでも古豪オメガパフュームの2着とダート界だとトップクラスに躍り出た。ただ芝のG1には今更使ってこないのでは。と思ってたら使ってきた・・。故障しないで無事またダートで活躍してほしい。ただデビュー当初は、芝でおろして、京都2歳Sや若駒S、すみれSと芝で勝ち切れないまでも、人気でそこそこ好走していただけに、多少渋った馬場で能力爆発というのも無いではないのか・・。

メロディーレーン:半弟タイトルホルダーの大活躍を見守る小さいステイヤーのお姉さんも56kg背負うのも厳しく距離も足りない。

ギベオン:昨年の金鯱賞で10番人気1着となった時はさすが、良血馬と思わせましたが、馬券にならなくてもコツコツ賞金稼いではいるが、G1でどうこう言うレベルでない。

<まとめ>
有力:デアリングタクト、エフフォーリア

ヒモに:ヒシイグアス、タイトルホルダー

穴で:ポタジェ、グロリアムンディ

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 軸うまおやじ 2022年5月27日(金) 05:39
【きょうは何の日?】 2001年5月27日 【2001 GⅠ 東京優駿 日... 
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【きょうは何の日?】 2001年5月27日 【2001 GⅠ 東京優駿 日本ダービー】 【ジャングルポケット】


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~軸うまおやじからのお願い~

馬券の購入は20歳になってからです。20歳未満の方は競馬法第28条により勝馬投票券の購入および譲り受けることはできませんのでご注意ください。
(JRAホームページより一部引用)
はじめまして、こんにちは。『軸うまおやじ』です。

2001年5月27日 は【2001 GⅠ 東京優駿 日本ダービー】 で【ジャングルポケット】が勝利した日です。


【ジャングルポケット】は、かなりの苦労馬です。新馬戦では5番人気とあまり目立たない馬でしたがみんなの予想と裏腹に見事1着でゴール!ここからこの馬の伝説がはじまりました。

以後、着実に結果を残し続けこの【2001 GⅠ 東京優駿 日本ダービー】へ挑みにきました。出走時は1番人気の支持を得て、レースでもみんなの期待通りの走りを見せ見事に勝利。新馬戦の頃からこの馬を見ていましたが改めて本当の人気は誰も分からないと今でも実感させられました。
【ジャングルポケット】 、競馬ファンとして感動をありがとう。
以上、『軸うまおやじ』の『今日は何の日?』でした。
ご覧いただきありがとうございました。次回もどうぞよろしくお願いします。


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