シーキングザパール(競走馬)

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写真一覧
抹消  鹿毛 1994年4月16日生
調教師森秀行(栗東)
馬主植中 昌子
生産者Lazy Lane Stables Inc.
生産地
戦績19戦[8-2-3-6]
総賞金47,414万円
収得賞金10,175万円
英字表記Seeking the Pearl
血統 Seeking the Gold
血統 ][ 産駒 ]
Mr. Prospector
Con Game
Page Proof
血統 ][ 産駒 ]
Seattle Slew
Barb's Bold
兄弟 ブライテストページ
市場価格
前走 1999/06/13 安田記念 G1
次走予定

シーキングザパールの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
99/06/13 東京 11 安田記念 G1 芝1600 1471111.433** 牝5 56.0 武豊森秀行 466
(-6)
1.33.7 0.435.3⑫⑩エアジハード
99/05/23 中京 11 高松宮記念 G1 芝1200 17124.512** 牝5 55.0 武豊森秀行 472
(--)
1.08.2 0.234.4⑤④マサラッキ
99/01/23 アメ 7 サンタモニカ G1 ダ1400 8--------4** 牝5 54.0 武豊森秀行 --0000 ------ストップトラフィック
98/12/20 中山 11 スプリンタS G1 芝1200 162310.522** 牝4 55.0 武豊森秀行 458
(-14)
1.08.6 0.034.8⑮⑪マイネルラヴ
98/11/22 京都 11 マイルCS G1 芝1600 13446.728** 牝4 55.0 河内洋森秀行 472
(--)
1.34.3 1.037.2タイキシャトル
98/09/06 フラ   ムーラン・ド G1 芝1600 7--------5** 牝4 56.5 武豊森秀行 --0000 ------デザートプリンス
98/08/09 フラ   モーリス・ド G1 芝1300 12--------1** 牝4 56.5 武豊森秀行 --1.14.7 ------ジムアンドトニック
98/06/14 東京 11 安田記念 G1 芝1600 1771414.8410** 牝4 56.0 武豊森秀行 466
(-2)
1.39.2 1.738.7⑦⑥タイキシャトル
98/05/24 中京 11 高松宮記念 G1 芝1200 17352.614** 牝4 55.0 武豊森秀行 468
(+2)
1.09.3 0.235.2シンコウフォレスト
98/04/26 京都 11 シルクロード G3 芝1200 12116.541** 牝4 56.0 武豊森秀行 466
(-2)
1.08.6 -0.034.6⑧⑦マサラッキ
97/09/21 阪神 11 ローズS G2 芝2000 11671.413** 牝3 54.0 武豊森秀行 468
(+12)
2.01.9 0.335.3⑥⑧④④キョウエイマーチ
97/05/11 東京 11 NHKマイル G1 芝1600 187132.011** 牝3 55.0 武豊森秀行 456
(-2)
1.33.1 -0.334.3⑥⑤ブレーブテンダー
97/04/20 東京 11 NZT4歳S G2 芝1400 188161.811** 牝3 54.0 武豊森秀行 458
(-4)
1.21.1 -0.234.1⑮⑰ブレーブテンダー
97/03/15 中山 11 フラワーC G3 芝1800 15461.711** 牝3 53.0 武豊森秀行 462
(-4)
1.51.6 -0.336.5⑩⑪⑧⑥ホッコービューティ
97/01/15 京都 11 シンザン記念 G3 芝1600 128112.011** 牝3 54.0 武豊佐々木晶 466
(-8)
1.34.6 -0.536.5ホッコービューティ
96/12/01 阪神 11 阪神3歳牝S G1 芝1600 10111.514** 牝2 53.0 武豊佐々木晶 474
(0)
1.35.3 0.737.6メジロドーベル
96/10/19 京都 11 デイリー3S G2 芝1400 16121.511** 牝2 53.0 武豊佐々木晶 474
(+4)
1.21.3 -0.835.3メジロブライト
96/09/01 中山 11 新潟3歳S G3 芝1200 128122.323** 牝2 53.0 武豊佐々木晶B 470
(+2)
1.10.8 0.536.4⑨⑧パーソナリティワン
96/07/20 小倉 5 2歳新馬 芝1200 8551.211** 牝2 53.0 武豊佐々木晶B 468
(--)
1.09.7 -1.135.4テンザンオスズ

シーキングザパールの関連ニュース


週末に行われる中央重賞の過去の優勝馬をピックアップして回顧し、競馬の長い歴史の狭間できらめいた馬を紹介する「中央重賞懐古的回顧」。第53回は1998年のシルクロードS優勝馬シーキングザパールを取り上げる。


ルッキズムに対して冷ややかなご時世に恐縮だが、シーキングザパールは可愛い牝馬であったとよく言われる。1990年代に競馬エッセイストとして活躍した高橋直子(現在の谷川直子)氏は彼女を『澪つくし』の沢口靖子とか『ガラスの仮面』の松本恵に例えている。要するに大きな目で顔が小さい美人ですね。ちなみに後者は『モテキ』などに出演した松本莉緒のことである。

“美人馬主”植中昌子氏の存在も現役中有名であった。このオーナーサイドの選択により、持ち馬であるシーキングザパールは様々な転機を突如として迎えることになるのだが、1998年夏のモーリスドゲスト賞(当時はもっぱら「モーリスドギース賞」と表記された)制覇も日本の競馬ファンには驚きをもって迎えられた。翌週のタイキシャトルジャックルマロワ賞出走こそが“真打”であって、シーキングザパールはその前座と目されていたためだ。

藤沢和雄と森秀行、そして岡部幸雄と武豊。東西の若手トレーナーの代表格と、東西のジョッキーの両横綱が揃って快挙を達成した1998年。だがこの年シーキングザパールが辿った道程は決して順調ではなかった。前年秋に判明した喉頭蓋エントラップメントの切開手術からの復帰戦となった4月のシルクロードS。だが中間の調教で時計を出した本数が少なかったことから仕上がり途上との印象は否めず、単勝1番人気のキョウエイマーチに対して4番人気。1200mの距離も2歳夏以来で不安が残る。

まず飛び出したのは人気のキョウエイマーチだったが、外からシンコウフォレストエイシンバーリンが競り掛けて息が入らない。これは千二に不慣れなキョウエイマーチにとって堪えたし、手術後気性がカリカリし始めたシーキングザパールにとっては僥倖であった。道中は無理せず後方で脚を溜めた武豊騎手とシーキングザパールは、残り200mほどでバテたキョウエイマーチを交わし、ゴール前最内からにゅっと顔を出してマサラッキ以下を抑えて優勝を果たした。

金曜の雨が若干残っていたこともあり、前年の1分6秒9の大レコードと比べて1分8秒6と勝ち時計は遅かったが、千二のスピード競馬に対応したのはシーキングザパールにとって大きかった。続く高松宮記念安田記念では荒天に祟られて凡走してしまうのだが、このシルクロードSの勝利こそが夏の歴史的大勝利に繋がったと考えるのは自然なことだろう。

日本調教馬による海外G1初制覇(フジヤマケンザンの香港国際Cの扱いにもよるのだが)という快挙を成し遂げたシーキングザパールだが、現役中の2000年に大々的に行われた「20世紀の名馬大投票」では94位のマサラッキよりも下の107位に甘んじた。国内外でG1を制し、沢口靖子級の美人さんだったシーキングザパールが107位とは…やはり競走馬とはその実像云々よりもあくまで宣伝上のイメージによって形作られたスターという面が色濃いのだろう。でもマサラッキの94位は未だに解せないなあ。

シーキングザパール
牝 鹿毛 1994年生
父Seeking the Gold 母ページプルーフ 母父Seattle Slew
競走成績:中央16戦7勝 海外5戦1勝
主な勝ち鞍:モーリスドゲスト賞 NHKマイルC NZT4歳S デイリー杯3歳S シルクロードS シンザン記念 フラワーC

(文:古橋うなぎ)

【中央重賞懐古的回顧】1996年新潟3歳S マル父男子パーソナリティワンの生きる道 2022年8月22日(月) 15:00

週末に行われる中央重賞の過去の優勝馬をピックアップして回顧し、競馬の長い歴史の狭間できらめいた馬を紹介する「中央重賞懐古的回顧」。第9回は1996年の新潟3歳S(旧馬齢表記・2001年以降の新潟2歳Sに当たる)優勝馬パーソナリティワンを取り上げる。


才能に溢れた競走馬が1頭いたとして、その馬が得意分野における第一人者としてデビューから引退まで自身のスタイルを曲げずに貫き通すことは、言うまでもなく非常に困難である。

1994年生まれのパーソナリティワンの取り柄はまず先行力であった。父アスワンの産駒の傾向としては、ギガトンロイヤルハーバーなどの中長距離の力馬やコスモラブシックやターフエリザベスのように短距離で馬力を活かして突っ走るタイプが大半であるが、それら以外のほんの一握りが切れ味を兼備して本格派に育った。メジロアルダンやツルマイアスワンがそれだが、若い頃のパーソナリティワンは2番目に挙げたタイプに当てはまり、デビュー以降しばらくはその取り柄を活かしてブイブイ言わせていた。

パーソナリティワンの名が世に出たのは1996年9月の新潟3歳S(この年は中山芝1200mで施行)での快走に因る。新馬勝ちからダリア賞3着を挟み挑んだ同重賞では単勝8番人気と注目度は低かったが、ハナを切った同厩のノーザンショールから3角を前にして先頭を奪うと、番手からねじ伏せんと追いかけてきた評判馬シンコウスプレンダを寄せつけずに押し切った。荒れた芝や2番人気の外国産馬シーキングザパールのスタート直後の逸走にも助けられた形になったが、初重賞勝利の鞍上徳吉孝士騎手とともに大番狂わせの主役として記録と記憶に名を刻んだのであった。

続く10月のアイビーSでは斤量面の不利がありながらも逃げ切って3勝目をマーク。しかし天才的にテンに速いわけではなく、走りの柔軟性にも乏しいパーソナリティワンは、これを最後に頭打ちとなってしまう。彼が苦戦している間に、新潟3歳Sで破った面々から3着のシーキングザパールと5着のメジロドーベルが揃ってG1ウイナーに上り詰めた。翌春のNZT4歳SとNHKマイルCではそのシーキングザパールの前に3着・6着と敗退。徳吉騎手から大西直宏騎手に手が替わり、新味を出そうと差す競馬を試みたが、善戦はすれども勝ち星を挙げるには至らなかった。

マル外の“天才”に遭遇して挫折した生粋のマル父馬パーソナリティワンは、生き残るためにモデルチェンジを迫られた。そして彼が生きる道として選んだのはダート路線であった。転向当初は結果が出なかったものの、鞍上に戻った徳吉騎手お得意の逃げ戦法に徹するようになると徐々に好転。1998年6月には東海S(現行のG2競走とは別物のオープン特別競走)を逃げ切り、ダートの逃げ馬として一応の完成をみた。

岩手転出後の2002年10月に競走馬登録を抹消されるまでに、パーソナリティワンは2億円余りの賞金を稼ぎあげた。これは一流馬に相応しい額とは言い難いが、新旧の新潟3歳S(新潟2歳S)の優勝馬のうちそれっきりで終わらずに1億稼ぐ馬が何頭いることか。競走馬の才能を開花させて各々に適した活躍の場を与えることは大切だし、全ての競馬関係者にはそう努めてもらいたいものである。

パーソナリティワン
牡 鹿毛 1994年生
父アスワン 母エイシンマミー 母父タイテエム
競走成績:中央39戦4勝 地方28戦1勝
主な勝ち鞍:新潟3歳S

(文・古橋うなぎ)

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【NHKマイル】春の東京5週連続GIの第1弾・3歳マイル王決定戦の注目点! 2022年5月3日(火) 13:45

★昨年はシュネルマイスターが優勝 登録馬中、唯一の外国産馬ジャングロに注目

NHKマイルCは、創設当初“マル外の祭典“と称されるほど外国産馬の活躍が目立っており、創設年の1996年に1~8着をマル外が独占するなど2001年まではマル外が上位を独占した。その後は内国産馬の優勝が19年続いたが、昨年は独国産馬のシュネルマイスターが勝ち、20年ぶりに外国産馬が優勝した。今年のNHKマイルC登録馬を見ると、MoreThanReady産駒の米国産馬で、トライアルのニュージーランドTを制したジャングロ(牡、栗東・森秀行厩舎)が唯一の外国産馬となっているが、今年もマル外の“3歳マイル王”が誕生するだろうか。

★1997年にシーキングザパールでV “森秀行調教師&武豊騎手”コンビのジャングロ

ジャングロ(牡)を管理する森秀行調教師には、2008年皐月賞キャプテントゥーレ)以来14年ぶりのJRA・GI制覇がかかる。同調教師は1997年にシーキングザパールでNHKマイルCを制しているが、25年ぶりに同レースを制すことができるかどうか。なお、ジャングロには武豊騎手が騎乗する予定だが、“森秀行調教師&武豊騎手”のコンビはJRA・GIで3勝、2着8回(勝率.130、連対率.478)という成績を挙げており、1997年のNHKマイルC勝ち馬シーキングザパールにも武豊騎手が騎乗していた。

★最多勝種牡馬のダイワメジャー 今年は2頭の産駒が出走予定

種牡馬ダイワメジャーの産駒は2012年カレンブラックヒル、2016年メジャーエンブレム、2019年アドマイヤマーズでNHKマイルC3勝を挙げており、同レースにおける最多勝種牡馬となっている。今年のNHKマイルCには、朝日杯FS2着のセリフォス(牡、栗東・中内田充正厩舎)、シンザン記念勝ち馬マテンロウオリオン(牡、栗東・昆貢厩舎)と2頭のダイワメジャー産駒が登録しているが、最多勝記録を更新する同レース4勝目を挙げることができるかどうか。なお、セリフォスには福永祐一騎手、マテンロウオリオンには横山典弘騎手が騎乗する予定。

★今年初戦となるセリフォスソネットフレーズ 最長間隔優勝記録の大幅更新なるか

朝日杯FS2着以来中139日での出走となるセリフォス(牡、栗東・中内田充正厩舎)、デイリー杯2歳S2着以来中175日での出走となるソネットフレーズ(牝、美浦・手塚貴久厩舎)は、NHKマイルCが今年初戦となる。歴代のNHKマイルC優勝馬で前走からの間隔が最も長かった馬は、2014年ミッキーアイルの中70日で、セリフォスソネットフレーズには記録更新がかかるが、3歳初戦を勝利で飾ることができるかどうか。

また、ソネットフレーズは通算2戦1勝という成績で、2012年カレンブラックヒルと2021年シュネルマイスターが記録したNHKマイルCにおける最少キャリア勝利(3戦)の更新もかかる。同馬が勝てば、管理する手塚貴久調教師は史上初のNHKマイルC連覇、同馬を所有する(有)キャロットファームは現在実施されているJRA3歳GI7競走の完全制覇となるが(※同馬主の所有馬はフォラブリューテ(牝、美浦・宮田敬介厩舎)も登録している)、ソネットフレーズは記録ずくめの勝利を挙げることができるかどうか。同馬には横山武史騎手が騎乗予定。

★昨年は所有馬が1~3着を独占 (有)サンデーレーシング所有馬は4頭が登録

馬主(有)サンデーレーシングには、2016・17年に続く2度目のNHKマイルC連覇がかかる。同馬主は昨年のNHKマイルCに3頭の所有馬を出走させて、シュネルマイスターが1着、ソングラインが2着、グレナディアガーズが3着と上位を独占した。今年のNHKマイルCにはアルーリングウェイ(牝、栗東・藤岡健一厩舎)、インダストリア(牡、美浦・宮田敬介厩舎)、ステルナティーア(牝、美浦・木村哲也厩舎)、ソリタリオ(牡、栗東・西村真幸厩舎)と4頭の(有)サンデーレーシング所有馬が登録しているが、同馬主は今年もNHKマイルCを制すことができるかどうか。

なお、(有)サンデーレーシングは金子真人ホールディングス(株)(※馬主名「金子真人氏」も含む)と並びNHKマイルCの最多勝馬主(3勝)となっている。金子真人ホールディングス(株)の所有馬は今年のNHKマイルCにダンテスヴュー(牡、栗東・友道康夫厩舎)が登録しており、両馬主には歴代単独トップのNHKマイルC4勝目がかかる。

★今年JRA重賞7勝のロードカナロア産駒 アーリントンC1・3着馬とステルナティーアが登録

種牡馬ロードカナロアの産駒は5月3日現在、今年のJRA重賞で7勝を挙げており、種牡馬別のJRA重賞勝利数でトップとなっている。NHKマイルCには、アーリントンCを制したダノンスコーピオン(牡、栗東・安田隆行厩舎)、アーリントンC3着のキングエルメス(牡、栗東・矢作芳人厩舎)、昨年のサウジアラビアRC2着のステルナティーア(牝、美浦・木村哲也厩舎)と3頭のロードカナロア産駒が登録しているが、同レース初勝利を挙げることができるかどうか。なお、ダノンスコーピオンに騎乗予定の川田将雅騎手は5月3日現在、今年のJRA重賞で4勝を挙げており、騎手別のJRA重賞勝利数でトップとなっている。

★登録馬中、最多のキャリア9戦 重賞で2戦連続2着のタイセイディバイン

タイセイディバイン(牡、栗東・高野友和厩舎)は、通算9戦1勝という成績だが、ファルコンS、アーリントンCと重賞で2戦続けて2着に入っている。NHKマイルCにおける最多キャリア優勝記録は2008年ディープスカイ、2013年マイネルホウオウの9戦で、タイセイディバインが勝てばこの記録に並ぶが、登録馬中最多のキャリアを誇る同馬は勝利を挙げることができるかどうか。なお、タイセイディバインにはNHKマイルC初挑戦となる松若風馬騎手が騎乗する予定。

★11年連続JRA・GI制覇を狙うM・デムーロ騎手 イスラボニータ産駒のプルパレイに騎乗予定

ファルコンSを制したプルパレイ(牡、栗東・須貝尚介厩舎)は、デビュー以来すべてのレースでM・デムーロ騎手が騎乗しており、通算7戦3勝という成績を挙げている。同馬は左回りの競馬場では2勝、2着2回で連対率100%となっているが、東京・芝1600メートル戦のNHKマイルCで初のGIタイトルを手にすることができるかどうか。同馬が勝てば、M・デムーロ騎手は11年連続JRA・GI制覇となる。

プルパレイは昨年に産駒がデビューした新種牡馬のイスラボニータ産駒。新種牡馬の産駒はプルパレイの他にドレフォン産駒の力ワキタレブリー(牡、栗東・杉山佳明厩舎)、アメリカンペイトリオット産駒のセイクリッド(牝、栗東・大根田裕之厩舎)、ディーマジェスティ産駒のデルマグレムリン(牡、栗東・五十嵐忠男厩舎)、ビッグアーサー産駒のトウシンマカオ(牡、美浦・高柳瑞樹厩舎)が登録している。今年の桜花賞ではウォーターナビレラ(父シルバーステート)が2着、皐月賞ではジオグリフ(父ドレフォン)、イクイノックス(父キタサンブラック)が1、2着と新種牡馬の産駒が連対したが、NHKマイルCでも好走することができるかどうか。

★兄は2019年の2着馬ケイデンスコール ジュニアCを制したインダストリア

ジュニアCを制したインダストリア(牡、美浦・宮田敬介厩舎)は、父リオンディーズ、母インダクティという血統で、2019年のNHKマイルC2着馬ケイデンスコールの弟にあたる。インダストリアはジュニアCの後は弥生賞ディープインパクト記念に出走して5着となったが、同レースから巻き返しを見せることができるかどうか。Vなら、同馬を管理する宮田敬介調教師はJRA・GI初制覇となる(※同調教師はフォラブリューテ(牝)も登録している)。なお、弥生賞ディープインパクト記念からNHKマイルCに直行した馬はこれまでに4頭いるが、1勝、2着1回、3着1回という成績を残しており、昨年は弥生賞ディープインパクト記念2着から直行したシュネルマイスターが勝利を挙げた。

また、インダストリアには2年ぶりに短期騎手免許を取得したD・レーン騎手が騎乗する予定。同騎手はJRA初参戦となった2019年にJRA・GI3勝を挙げたが、今年はどのようなパフォーマンスを見せるだろうか。

★2年連続2着の“桜花賞組”は2頭が登録 皐月賞10着のダンテスヴューも出走予定

NHKマイルC歴代勝ち馬の前走を見ると、最も多くの勝ち馬が出ているのは9勝の“ニュージーランドT組“で、6勝の“毎日杯組“が続いているが、過去10年で見ると、“ニュージーランドT組“は3勝、“毎日杯組“は0勝となっており、クラシックの“桜花賞組“、”皐月賞組”がそれぞれ2勝をマークしている。

2020年レシステンシア、2021年ソングラインNHKマイルCで2年続けて2着に入っている“桜花賞組“は、同レース8着のアルーリングウェイ(牝、栗東・藤岡健一厩舎)、14着のフォラブリューテ(牝、美浦・宮田敬介厩舎)の2頭が登録。“皐月賞組“は同レース10着のダンテスヴュー(牡、栗東・友道康夫厩舎)が登録しているが、今年のクラシック出走組は好走することができるかどうか。“桜花賞組“が勝てば2017年アエロリット以来5年ぶり5頭目、“皐月賞組”が勝てば2019年アドマイヤマーズ以来3年ぶり3頭目となる。なお、ダンテスヴューは今回がデビュー以来初の芝1600メートル戦出走となるが、芝1600メートル戦未出走馬がNHKマイルCを勝てば2010年ダノンシャンティ以来12年ぶり5頭目となる。

★今年のJRA・GⅠは1番人気馬が未勝利 今年JRA・GⅠ5勝の関東馬は5頭が出走予定

今年のJRA・GIは、フェブラリーSから天皇賞・春まで6戦を終えたが、1番人気馬は未勝利で、2着も天皇賞・春でのディープボンドの1回だけと苦戦している。NHKマイルCは過去10年で1番人気馬、2番人気馬がそれぞれ3勝を挙げているが、3連単の払戻金が10万円を超えた年が7回と波乱の決着も多く見られる。さて、今年のNHKマイルCはどのような結果になるだろうか。

また、今年のJRA・GIでは関東馬が5勝、関西馬が1勝と関東馬が勝利数でリードしている。関東馬は今年のNHKマイルCにインダストリア(牡、美浦・宮田敬介厩舎)、ステルナティーア(牝、美浦・木村哲也厩舎)、ソネットフレーズ(牝、美浦・手塚貴久厩舎)、トウシンマカオ(牡、美浦・高柳瑞樹厩舎)、フォラブリューテ(牝、美浦・宮田敬介厩舎)の5頭が出走する予定だが、このレースでも勝利を挙げることができるかどうか。ちなみに、過去10年のNHKマイルC連対馬の所属を見ると、関東馬が4勝、2着6回、関西馬が6勝、2着4回となっている。

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【NHKマイル】快逃少女アルビアーノ12秒3! 2015年5月7日(木) 05:12

 3歳マイル王決定戦、GI・NHKマイルカップ(10日、東京、芝1600メートル)の追い切りが6日、東西トレセンで行われた。美浦では3戦無敗のアルビアーノが3頭併せで1馬身先着。サンケイスポーツ調教評価で最高の『S』を獲得し、8年ぶりの牝馬Vへ態勢を整えた。栗東ではダノンメジャーが坂路でパワフルな動きを披露し、評価は同じく『S』だ。

 500キロ超のグラマラスボディーの持ち主が、力強くウッドチップを蹴り上げる。デビュー戦から3戦連続で逃げ切っているアルビアーノが、最終追い切りで強烈デモだ。

 「満足いく内容。予定通りの調教ができてホッとしています」

 新進気鋭の木村調教師が納得の表情を見せた。

 午前8時。美浦トレセンの気温は20度近くになっていた。Wコースでフレックスハート(500万下)とモポーク(未勝利)を追走し、ムキにならずに直線で最内へ。鞍上のゴーサインで一気に1馬身抜き去り、5ハロン68秒4、3ハロン37秒8-12秒3をマークした。

 「逃げなければ(ダメ)、という馬じゃありません。枠順とか流れもあるから、今回、どんな競馬をするか楽しみです」。トレーナーは逃げ戦法に一切、こだわりを見せない。

 昨秋の入厩当初は熱発したり体質の弱さがあったりしたが、成長に合わせて調整を重ねた。1月のデビュー戦(中山芝1600メートル)はスピードの違いを見せつけ、3馬身半差で圧勝。2月の500万下(東京芝1400メートル)も危なげなく勝ち上がると、GIIIフラワーC(中山芝1800メートル)に挑戦した。最内(1)番枠から楽々と逃げ切り勝ち。厩舎にとって重賞初勝利だった。「うれしかったけど、まずはホッとしました」。トレーナーは笑顔で振り返る。

 その後はクラシックの桜花賞ではなく、このNHKマイルCへ。

 「年明けデビューで使ってきているので、間隔をあけたかった。迷いはなかったですね。相手がどうかより、馬をどういうレベルで出せるか。GIだから甘くない。僕にできるのはいい状態で出すことだけです」

 開業5年目で巡ってきたGI獲得のチャンスにも、謙虚な姿勢を崩さない。アルビアーノと臨む3歳マイル路線の頂点は、もう目の前だ。 (柴田章利)

NHKマイルカップの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら

★牝馬は3頭が優勝

 牝馬は過去に32頭が出走して1997年シーキングザパール、2005年ラインクラフト、07年ピンクカメオと3頭が優勝。シーキングザパールアルビアーノと同じく米国産馬でフラワーCを勝っていた。無敗での制覇となれば、98年エルコンドルパサー、12年カレンブラックヒルに次ぐ史上3頭目で、牝馬としては初の快挙になる。

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シーキングザパールの口コミ


口コミ一覧

NHKマイル、かー

 はたと止まる 2020年5月9日() 04:38

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 はじめて、武を生で見たのは、中山のフラワーカップにシーキングザパールと来ていたときだな。
 パドックで、薄い茶色の冬物のVANのカジュアルジャケットをほめられた目で見られた。
 武のシーキングザパール、33秒台で駆け抜けた。2着ブレーブテンダーと人気サイドだったが、
あのときは8000円枠連7-71点買い。

 武のHPを見て、今でもときどきmailしてる。mailアドレスはめったに出てこないが、控えてる。

 エルコンドルパサーも的場均で、すごいレースをしたね。
 すごいNHKマイルのレースはキングカメハメハもそう。

 ウインクリューガー武幸四郎は、いつものように、穴馬券を演出した。

 穴馬券といえば、2007年のピンクカメオ内田博幸。あれは、ムラマサノヨートーが3着に滑り込み、大判振る舞いの馬券だった。
 大貫千佳という21歳Hカップのおんなと知り合いになってたころで、ピンクカメオの単勝(76倍)を買えばよかったと思ってる。2着はローレルゲレイロだった。これは一番人気だった。


 武豊はロジックで、おいしい単勝馬券もくれたっけ。管理してた橋口浩次郎調教師。
 古くはレッツゴーターキン(1992年秋の天皇賞)、ダンスインザダーク(1996年菊花賞)、
ザッツザプレンティ(2003年菊花賞)、ローズキングダム(2009年JapanCup)など、
GⅠ勝ちはいくつもあった。
 息子の慎介調教師も、そろそろGⅠタイトルを挙げられるだろうか。管理してたカレンラストショーは金沢競馬に行った。

 サトノインプレッサ、負けなしなのが、いいと思う。スピード競馬になれば出番だろうが、雨かなぁ・・・。

 お美沙@爆益舎 2019年9月25日(水) 20:41
思い出のスプリンターズS~タイキシャトルまさかの・・ 
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いまや秋のオープニングGIとして定着したスプリンターズSですが、当時は暮れの名物レースでした。
この年も有馬記念の1週前に施行されました。

このレース・・
フランスGI⇒マイルチャンピオンシップも含めて目下8連勝中の前年の覇者タイキシャトルが単勝1.1倍の圧倒的支持を受けていた。
そしてレース後には引退式も予定。

もはやレースはタイキシャトルが勝つか負けるかではなく、どんな勝ち方をするか?・・が焦点!

しかし私は当時から1番人気ぶった切りの穴狙い派でしたので、当然にタイキシャトルは消し!
特に明確な理由はありません。 
まだ走ってもないのに優勝を決め付けているような雰囲気に危うさを感じていただけです。

馬連軸は大好きだったシーキングザパール!
1600だとタイキには歯が立たないが、1200なら話は違う。

馬連相手には、同じくミスプロ系シーキングザゴールド産駒のマイネルラヴ!
あとワシントンカラーとかも相手に買ってたと思う。
とにかくシーキングザパール軸に馬連5点勝負しました。

当時は金回りも良かったので今みたいに1点100円じゃありません。
一桁大きい額を張ってファンファーレを待ちました。

レースはタイキシャトルが余裕の競馬。
3角過ぎで早々と前に行く馬を射程圏に・・

ところが4角手前でタイキの外に並びかけたのが人気薄(7番人気)のマイネルラヴ!

両馬の激しい競り合いはラスト1F過ぎまで続いた。
ここで満を持して岡部が右鞭を入れる!
誰もがタイキが突き放すと思った・・

だが・・・・死角無しの絶対王者だったはずのタイキシャトルが意外と伸びない。
そして・・なんと・・外のマイネルがタイキを競り落としたではないか!!
タイキを消して馬券を買った私でさえ目を疑うような光景だった。
おお~!タイキシャトル負けるの??  でも連は安泰だよね!

こう思った次の瞬間のことだった!
4角手前から延々と続いたロングデッドヒートに疲弊した2頭を目がけ、
まるで獲物を狙うチーターのように襲いかかる馬が・・・・


そうだ!
シーキングザパールだっ!!

いよっしゃあああああ!!☆*.・(*ゝ∀・*)ノ


このレース・・馬連159倍の万馬券でした。

自動払戻機に馬券を突っ込む!
いつもなら払戻機が万札を数える音が・・・カチャカチャ・・と1~2秒間・・
だが、この時はカチャカチャカチャが・最低でも4秒以上続いたように感じた!

爽快な気分でWINSを後にした。
夕暮れ迫る梅田の街角には、まるで私を祝するかのようにクリスマスイルミネーションが輝いていました🎄✨✨

1998年12月20日・・・
この日のスプリンターズSは生涯忘れられないレースになりました♪

翌週の有馬記念で利益の大半を失った件については・・・
ここではコメントを差し控えます!( • ̀ω•́ )

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 藤沢雄二 2016年3月19日() 03:14
策士…
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既にご承知の通り、藤田菜七子騎手の初めての重賞挑戦がスプリングSのモウカッテルで決まったわけだが、その経緯を見るに
「やっぱり…」
という印象は拭えない。
いや、彼女の重賞参戦の是非ではない。彼女にオファーを出した森調教師のスタンスについて、だ。

事前に話の上がっていたフラワーCのシャララが除外になったから、結果的に“お助けマン”みたいになって好プレーのようになっているけど、これ、シャララが入っていたらどうなっていたのだろう?

森調教師には“前科”がある。
タイキシャトルがジャック・ル・マロワ賞で挑むハズだった『日本調教馬による海外GⅠ初制覇』を、その1週間前のモーリス・ド・ギース賞にシーキングザパールを送り込んで、その栄誉をかっさらっていったのである。

いや、シーキングザパールが成し遂げたことは確かにスゴいのであるのだが、年初から用意周到に準備をしていたタイキシャトルを思うとドッチラケ感が漂った記憶があるもので…(^^;

だからね、もしシャララが入っていた時のことを考えたら田村調教師の立場ってのがあるでしょ?という話。
そりゃあ、オファーを受ける側には断る術はないので問題はない。ただ、菜七子ちゃんの重賞挑戦を手放しで喜んでいいの?ってことですよ。
本来、踏んでおくべき手順は、モウカッテルへのオファーはあくまで水面下でやっておいて、シャララの除外を受けて「では、スプリングSにモウカッテルを出しましょう」じゃないのかな~と思ったわけで。
だから田村調教師への仁義は切ったのかな~って思うのですよ。そうじゃなきゃ“美談”は成立しないと思うのだけど。

まあ、見方を変えれば『奇襲というのはこうやってやる』というお手本みたいなものなので、それはそれでいいサンプルにはなるのだが、それとこれとは話は別だよね。

まあこんな物言いをつけるのは野暮なことかもしれない。
ま、野暮ついでに言えば、降って湧いたような話が回ってきたフジテレビさんよ。日曜日の競馬中継の中では“菜七子カメラ”は要らないからね。
翌日のワイドショーとか、密着ドキュメントでもやっているならそれは話は別だけど、あくまで競馬中継の中ではレースありきってことね。
こう言っておいてアレだが、自分は間違いなくその時間は外にいるから、その競馬中継を見ることはないのだけどね(^^;

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