シンコウラブリイ(競走馬)

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写真一覧
抹消  鹿毛 1989年2月2日生
調教師藤沢和雄(美浦)
馬主安田 修
生産者B. R. and Mrs Firestone
生産地
戦績15戦[10-2-2-1]
総賞金53,787万円
収得賞金12,380万円
英字表記Shinko Lovely
血統 Caerleon
血統 ][ 産駒 ]
Nijinsky
Foreseer
Happy Trails
血統 ][ 産駒 ]
Posse
Roycon
兄弟 タイキマーシャルテンカムテキ
市場価格
前走 1993/11/21 マイルチャンピオンS G1
次走予定

シンコウラブリイの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
93/11/21 京都 10 マイルCS G1 芝1600 1535--11** 牝4 55.0 岡部幸雄藤澤和雄 448
(+6)
1.35.7 -0.236.2イイデザオウ
93/10/30 京都 11 スワンS G2 芝1400 1624--11** 牝4 56.0 岡部幸雄藤澤和雄 442
(-6)
1.21.9 -0.035.1ステイジヒーロー
93/10/10 東京 10 毎日王冠 G2 芝1800 1356--11** 牝4 56.0 岡部幸雄藤澤和雄 448
(+4)
1.45.5 -0.334.8セキテイリュウオー
93/06/13 札幌 11 札幌日経OP OP 芝1800 13711--11** 牝4 55.0 岡部幸雄藤澤和雄 444
(+8)
1.47.6 -0.135.9ゴールデンアイ
93/05/16 東京 10 安田記念 G1 芝1600 1647--33** 牝4 55.0 岡部幸雄藤澤和雄 436
(-2)
1.33.7 0.235.7ヤマニンゼファー
93/04/24 東京 11 京王杯SC G2 芝1400 1233--12** 牝4 55.0 岡部幸雄藤澤和雄 438
(0)
1.21.2 0.234.7ヤマニンゼファー
92/11/22 京都 10 マイルチャン G1 芝1600 1847--12** 牝3 53.0 岡部幸雄藤澤和雄 438
(-2)
1.33.5 0.2--④⑤ダイタクヘリオス
92/11/15 東京 10 富士ステーク OP 芝1800 633--11** 牝3 53.0 岡部幸雄藤澤和雄 440
(+6)
1.47.6 -0.134.2キョウエイボナンザ
92/10/04 中山 11 クイーンステ G3 芝2000 15815--11** 牝3 54.0 岡部幸雄藤澤和雄 434
(+4)
2.00.7 -0.635.4パーシャンスポット
92/07/05 福島 11 ラジオたんぱ G3 芝1800 922--11** 牝3 55.0 坂本勝美藤澤和雄 430
(-10)
1.48.6 -0.437.3ポットリチャード
92/06/07 東京 11 ニュージラン G2 芝1600 1078--41** 牝3 54.0 岡部幸雄藤澤和雄 440
(-6)
1.34.9 -0.235.3ヒシマサル
92/05/23 東京 10 カーネーショ OP 芝1600 1612--16** 牝3 54.0 岡部幸雄藤澤和雄 446
(+12)
1.36.0 0.537.8⑥⑤タレントダンサー
91/12/01 阪神 10 阪神3歳牝馬 G1 芝1600 15814--23** 牝2 53.0 岡部幸雄藤澤和雄 434
(0)
1.36.4 0.2--⑤⑥⑤ニシノフラワー
91/11/16 福島 10 福島3歳ステ OP 芝1200 1078--11** 牝2 53.0 坂本勝美藤澤和雄 434
(-6)
1.09.9 -0.135.9マイネルヤマト
91/11/02 東京 4 2歳新馬 芝1600 1222--21** 牝2 51△ 橋本広喜藤澤和雄 440
(--)
1.35.5 -0.736.7ナイキナイト

シンコウラブリイの関連ニュース

 【阪神5R】デルマグレムリンは2週前の坂路で4ハロン51秒6の好時計を叩き出し、ここ2週はCWコースでの併せ馬で6ハロン82秒台と水準の時計をマーク。「動きはいいし、順調に調整できた。気のいいタイプで、調教どおりなら楽しみ」と五十嵐助手。祖母はマイルCS勝ちのシンコウラブリイだ。(夕刊フジ)

【われかく戦う】藤沢和師激白!グランで“最後の夢”叶える 2021年10月26日(火) 05:00

 名伯楽が調教師生活の集大成を迎える。31日の天皇賞・秋(東京、GI、芝2000メートル)に、藤沢和雄調教師(70)=美浦=がグランアレグリア(牝5歳)で参戦。来年2月で定年を迎えるトレーナーが、過去にかなわなかった強いマイラーで天皇賞へのラストチャレンジ。コントレイルエフフォーリアもいる3強対決の手応えを明かした。 (取材構成・漆山貴禎)

 --来年2月で定年の藤沢和調教師にとって、6勝を挙げている天皇賞・秋に最後の挑戦。ある意味、集大成になる

 「今まで勝たせてもらった馬は2000メートルでもいいけれど、2400メートルでも大丈夫という感じだった。でも、本当は東京の2000メートルはスタミナじゃなくてスピードで勝ちたかったんです」

 --これまでシンコウラブリイタイキシャトルなどの名マイラーが、外国産馬で天皇賞(2000年から外国産馬も出走可能)に挑戦できなかった。今回はマイルGI4勝のグランアレグリアで夢をかなえる

 「グランアレグリアタイキシャトルを牝馬にした感じ。なので初めてマイルの強い馬で天皇賞にいけるのが楽しみなんですよ」

 --ただ2000メートルは大阪杯で4着

 「4コーナーまでは上手に走っていたけど、直線で思ったほど伸びなかった。(敗因が)2000メートルなのか、重い馬場なのかはなんとも言えない。今回は走り慣れた東京で、何回も走った1600メートルよりちょっと長い2000メートルなら頑張ってくれると思います」

 --ヴィクトリアマイルは強かったが、前走の安田記念は2着

 「スタートのタイミングが悪かったよね。よく追い込んできて力は見せたと思う」

 --その後は放牧に出て8月12日に喉頭蓋エントラップメント(※)の手術を受けた影響は

 「手術後は順調に乗り込めたし、問題ないと思いますよ。(20日の調教後の)息づかいも良かった」

 --20日の1週前追い切りは美浦Wコース6ハロン81秒7-12秒3。馬なりで僚馬に2馬身先着した

 「いい感じだったと思う。カイバを食べなかった2、3歳のころと比べて、どんどんたくましくなってきた。そのぶん、加減せずに乗り込めていますよ。イレ込まなくなったし、本当にいい馬になりました。昨年よりさらにしっかりしたと思います」

 --今回は3強とも。皐月賞エフフォーリアが出走

 「勝たせてもらったこともあるけど、3歳馬は難しいよね。何世代もの強い馬が出てくるから大変なんですよ」

 --コントレイルには大阪杯で先着された

 「強かったよね。向こう正面からずっと並んでいたけど、最後はあの馬をかわせなかった。完敗でした。ただ、良馬場の東京2000メートルでどうなのか見てみたいですね」

 ※喉頭蓋エントラップメント…喉頭蓋(こうとうがい)はノドの入り口にある弁で、その根元のヒダが持ち上がって喉頭蓋を覆ってしまうことで呼吸に異常を生じさせる症状。患部を切開することで治療する。

 ★外国産馬出られず…タイキシャトル 1994年生まれ。父デヴィルズバッグ、母ウェルシュマフィンの米国産馬。藤沢和厩舎所属で1997年4月のデビューから3連勝。菩提樹S2着を挟み、秋にはユニコーンSで重賞を初制覇すると、破竹の8連勝を成し遂げる。その間にマイルCS連覇、スプリンターズS安田記念を勝ち、98年8月には仏GIジャックルマロワ賞も制した。98年12月のスプリンターズS3着を最後に引退、種牡馬入り。97、98年のJRA賞最優秀短距離馬、98年の年度代表馬に輝いた。後に藤沢和調教師は「(当時の)天皇賞は外国産馬は出られなかったからね。仕方のないことだけど、走らせたらどうだったかとは思います」と話している。

 ■藤沢 和雄(ふじさわ・かずお) 1951(昭和26)年9月22日生まれ、70歳。北海道出身。調教助手を経て87年に調教師免許を取得。88年に厩舎を開業。93年マイルCSシンコウラブリイ)でGI初勝利。これまでに12回のJRA賞最多勝利調教師を獲得。25日現在、JRA通算8985戦1546勝。重賞は歴代最多のGI33勝を含む125勝。



天皇賞・秋の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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【血統アナリシス】阪神大賞典2020 無印にはできない昨年の京都大賞典勝ち馬!決め脚を問われる展開ならトーセンに出番あり! 2020年3月21日() 17:00

日曜日に行われる阪神大賞典の出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。


レノヴァール
母はアルゼンチンの芝1400mG1 2着馬で、その全兄は同国マイルG1の3着馬。それだけを見ると、短距離に適性があるようにも思えるが、母の父ロイは持続力に富む南米種牡馬。加えて、欧州の長距離系種牡馬バリモス、そしてシーホークの系統やネヴァーベンドなど持久力に秀でた血脈が潜在している。その母方にハーツクライを重ねているのだから、本馬が距離を延ばして頭角を現してきたのもうなずける。父産駒の阪神大賞典における相性も良く、ここで通用してもおかしくない下地はある。浮上の場面があっても驚けない。

メロディーレーン
母は丹頂S(札幌芝2600m)の勝ち馬で、父は三冠馬のオルフェーヴル。母父のモティヴェーターは現役時に英ダービーを制し、種牡馬としても凱旋門賞連覇などG1 6勝のトレヴを送り出している。力を要する馬場の持久力勝負に適したタイプとみていいだろう。とはいえ、父系祖父ステイゴールドの隔世遺伝からくるものなのか、小兵と称するのもためらうほどの小さな馬体。前回から4キロの斤量増は大きな負担となる。菊花賞で5着に健闘したポテンシャルは認めても、今回の条件で評価を上げるまでには至らない。

ムイトオブリガード
キングカメハメハ系×サンデーサイレンス系という、主流系統同士の組み合わせ。マイルCSを制したシンコウラブリイを祖母に擁することでスピードを補完。加えて、父母父のトニービン、欧州にさかのぼる牝系にて最低限のスタミナが供給されている。バランスのとれた好配合だが、その一方で父キングマンボ系の当レースにおけるパフォーマンスが下り坂なのは気がかり。3か月以上の休み明けで3戦3勝という鉄砲実績は評価できるものの、ヒモあってもアタマなし、とみるのが妥当ではないか。

トーセンカンビーナ
愛国産の母はアメリカンオークスを制するなど欧米で活躍。全弟にはスプリングSに出走予定のファルコニアがいる。ファミリーの近況が活気付いている点は好感度が高い。母の父ホークウィングはエクリプスS勝ちなど欧州で活躍、祖母の父パントレセレブルは凱旋門賞勝ち馬で、スタミナ必須の今回の舞台に適した能力を備えているものと判断できる。持ち味の決め脚を問われる展開になれば、ここでも好戦可能だろう。

タイセイトレイル
祖母はシンコウラブリイで、その父はニジンスキー直仔のカーリアン。そこにシンボリクリスエスハーツクライを重ねている。中距離以上の持続力勝負で能力を発揮するタイプとみていい。やや母方の持久力が強く出ているぶん、後半のスピード勝負になると辛い面がある一方で、上がりを要する展開と化せば、上位圏内まで視野に入る。父×母の父シンボリクリスエスの配合は昨年2着のカフジプリンスと同じ。侮りがたい1頭だ。

メイショウテンゲン
多数の活躍馬を送り出している、ディープインパクト×フレンチデピュティ配合馬。母は重賞2勝、エリザベス女王杯2着のメイショウベルーガというように、額面上の血統構成はG1級を相手に回しても通用する下地はある。一方で、サドラーズウェルズ×ドローンの配合馬である祖母が強く出ているせいか、現状はパワーと持久力が勝っている印象。それゆえ、後半のスピード勝負になると分が悪い。前回以上の結果を残すには、上がりを要する馬場の出現、もしくは前崩れの展開が必須となる。

ボスジラ
全兄にスプリングS勝ちのマウントロブソン菊花賞3着のポポカテペトル、全妹には今年のクイーンCを制したミヤマザクラクロフネを叔父に持ち、近親にはグリュイエールアイスバブルといった面々が並ぶ。スピードの持続力に優れ、一定以上のスタミナも備えた一族だ。本馬はパワー色が濃い母方の影響が強く、字面の配合以上にタフな競馬が合うタイプだろう。その点、東京→阪神のコース替わり+距離延長はプラスに作用する可能性もある。互角以上の戦いを繰り広げても不思議はない。

ドレッドノータス
祖母は亜ナショナル大賞と亜オークスを制した女傑。母は現役時に重賞3勝を挙げ、G1で3着3回。繁殖牝馬としても4頭の重賞好走馬を送り出している。本馬は母の切れ味と、父ハービンジャーのフィジカルの強さが相互補完されたバランスタイプだろう。やや決め手に欠ける面もあるが、追ってバテない持久力はなかなかのもの。瞬発力よりもしぶとさを求められる、当レースの傾向に即したキャラクターとみてとれる。ノーマークにはできない存在だ。

キセキ
キングカメハメハ×エアグルーヴの父に、ディープインパクト直仔の肌馬を組み合わせた血統馬。近親にはG1戦線で活躍した馬が多数いるので、活力と底力についての不足はない。ただ、持続力型×スピード型牝馬の配合をみるに、長くいい脚を使える馬が幅を利かせやすい大箱コースがベター。宝塚記念大阪杯の2着が示すとおり、阪神内回りでもそれなりに力を出せるとは思うが、アタマ鉄板とまでは言い切れない。地力でどこまでカバーできるかが、今回の最大の焦点となる。

ユーキャンスマイル
母の父ダンスインザダークは、本邦屈指の長距離砲。サンデーサイレンス系×キングカメハメハの配合は、2015年に7番人気の低評価を覆して2着好走を果たしたデニムアンドルビーの逆パターンにあたる。一見すると好配合のようにも思えるが、阪神大賞典におけるキングカメハメハ産駒の好走例はゼロ。母の父にダンスインザダークを配する馬の相性も良いとはいえない。そのあたりを踏まえると、中心とするには頼りない印象。近走の内容をそのまま評価しての連下扱いが正解ではないか。



ウマニティ重賞攻略チーム

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【血統アナリシス】ジャパンカップ2019 本領発揮を予感させる友道勢のキングカメハメハ産駒!後半の決め脚勝負になれば昨年のダービー馬にチャンスあり! 2019年11月23日() 17:00

日曜日に行われるジャパンカップの出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。


カレンブーケドール
父のディープインパクトは2頭のジャパンカップ勝ち馬(計3勝)を輩出。母はチリの年度代表馬に選出された名牝で、その父スキャットダディは米三冠馬ジャスティファイなどを送り出している。魅力十分の血統背景ではあるが、父×ストームバード系配合馬の好走例がない点は気がかり。また、父産駒の勝利はすべてG1既勝馬。そのあたりを勘案すると突き抜けまではどうか。53キロという斤量設定を加味して、連下の押さえまで、という評価に留めておくのが正解だろう。

ワグネリアン
ディープインパクト産駒はジャパンカップで3勝。母父のキングカメハメハは当レースの活躍血統のひとつ。パワー&スピード型牝系の相性も悪くなく、額面上の構成は上位の存在と判断できる。当レースにおいて、クラシック戦線で活躍した父産駒牡馬のパフォーマンスが低い点は引っ掛かるが、本馬は間隔をあけつつ大切に使われており、まだ鮮度は残っているものと考えたい。タフな競馬質になると辛い面がある一方で、後半の決め脚を問われる展開と化せば争覇圏内まで視野に入る。無印にはできない存在だ。

ウインテンダネス
父のカンパニージャパンカップと相性が良いトニービン経由のナスルーラ系。母父マジックマイルズが属するミスプロ系のパフォーマンスも悪くない。ただ、父方の重厚な血が強く反映されているため、高速馬場で速い脚を要求されると、どうしても最後の詰めが甘くなる。府中の根幹G1となればなおさらだ。ましてや苦戦続きの現況。得意のかたちに持ち込めたとしても、上位進出は容易ではないだろう。

ムイトオブリガード
ルーラーシップ×サンデーサイレンス系という配合は、昨年の2着馬キセキと同じ。マイルCSを制したシンコウラブリイを祖母に擁することでスピードを補完。父母父のトニービン、欧州にさかのぼる牝系にて最低限のスタミナが供給されている。この舞台に則した適性の持ち主といえよう。近い親族にG1級がいないため、活力的には強調できないが、成長力に富んだ構成だけに侮れない面がある。軽んじて扱えない1頭だ。

スワーヴリチャード
父は持続力に優れたハーツクライ。その父に、パワーとスピードを兼備したアンブライドルズソング×ボールドルーラー系の肌馬を組み合わせることで、バランス抜群の総合力を実現している。スピードの持続力を活かしたいタイプであることは間違いなく、相応の持続力を要求されるこの舞台はマッチするはず。追走が楽になるぶん、2000m→2400mの距離延長もプラスだろう。スタートが安定しない点はネックだが、まともであれば前回(7着)よりも着順を上げてくる可能性は高い。

ユーキャンスマイル
母のムードインディゴ秋華賞2着馬、その半姉にオークス2着馬のチャペルコンサート、近親にはニュージーランドでG1 3勝を挙げたキングス チャペルがいるように、G1で足りない牝系ではない。キングカメハメハ×ダンスインザダークの配合からして、2ハロンの距離延長は歓迎のクチ。ジャパンカップにおいて、スピードの持続力に長けた中長距離タイプのキングマンボ系産駒の好走が増えつつある点も評価できる。府中の2400mで本領発揮のシーンがあってもおかしくない。

ダイワキャグニー
キングカメハメハ×サンデーサイレンスの組み合わせ。母系はカナダの良牝系で、北米血脈らしくパワーとスピードの持続力に優れている。その一方で、母方の影響が強いせいか、持久力を求められる競馬は今ひとつ。それゆえ、芝2000m→芝2400mの距離延長、なおかつ一気に相手が強くなるG1で能力を発揮できるかどうかについては甚だ疑問。キャリア全7勝を東京芝で挙げている巧者ではあるが、積極的には手が出ない。

レイデオロ
叔父ゴルトブリッツ、祖母の半弟はディープインパクトという良血馬。キングカメハメハ×ロベルト系という重めの配合ながら、その重さをミスプロの3×4のインブリードで解消。バランス絶妙の中長距離タイプに仕上がっている。ここ数戦の内容に一抹の不安を感じるものの、長くいい脚を使える馬が幅を利かせやすいレース傾向はピッタリ。日本ダービー天皇賞(秋)と東京の根幹G1を制しているのも心強い。状態さえ整っていれば、復活劇を演じる可能性も十分に考えられる。

ルックトゥワイス
きょうだいの活躍馬としてはミッキーパンプキンが目立つ程度。近い親族も欧米の重賞でひと押し足らずというタイプが多く、ここに入ると牝系の活力に乏しい印象を受ける。加えて、ステイゴールド産駒の当レースにおけるパフォーマンスも良いとは言い難い。目黒記念をレコードで制しているように、長距離レンジかつ高速馬場の決め手勝負に向くタイプではあるものの、今回は展開に恵まれた場合の3着候補、という評価が妥当ではないか。

ダンビュライト
近い親族の活躍馬を見ると、アロンダイトやクリソライト、マリアライトリアファルクリソベリルなど、タフなレースにマッチしたパワー&スタミナ型に偏りがち。それだけに、根幹距離のG1で速い脚を求められると分が悪い。今回の舞台で結果を出すには、持ち味の馬力としぶとさを最大限に引き出したいところ。つまり、上がりを要する展開や馬場の出現、あるいは自ら積極的に仕掛けて持久力勝負に持ち込むことが肝要となる。

シュヴァルグラン
ジャパンカップは瞬発力だけでなく、ハイレベルのスピード持続力を要求される舞台。ゆえに、持続力に秀でたトニービンの影響が濃いハーツクライを父に持つ点は好材料。持続力が持ち味の母父マキャベリアンの血脈もマッチする。とはいえ年齢的な面から、相応の決め手を求められる根幹距離のG1では旗色が悪い。加えて、今年は国内のレースを経験しておらず、高速決着になった場合の不安も残る。上位争いに加わるには、多くの馬が苦にする消耗戦、あるいは渋い馬場という状況が望ましい。

タイセイトレイル
祖母はシンコウラブリイで、その父はニジンスキー直仔のカーリアン。そこにシンボリクリスエスハーツクライを重ねている。中距離以上の持続力勝負で力を発揮するタイプとみていい。一方で、やや母方の持久力が強く出ているぶん、後半のスピード勝負になるとパンチ不足。近い親族にG1級はおらず、活力面の後押しも期待できない。着実に力を蓄え続けて、上位クラスでも安定した走りを示している点は好感が持てるものの、G1で高い評価を与えるには躊躇してしまう。

エタリオウ
近親に目立った活躍馬はいないものの、母は米G1勝ち馬であり、牝系の系譜は決して悪くない。ただ、ステイゴールド産駒の当レースにおける連対は2012年2着オルフェーヴルの一度のみ。サンデーサイレンス系×ストームバード系配合馬の当レースにおける相性も芳しくなく、勝ち負けまではどうか。天皇賞(春)菊花賞で好走歴のある馬が幅を利かせているレース傾向、ならびに成長力に富む父産駒の特長を加味しても、△評価の域は超えてこない。

マカヒキ
当レースで毎年のように上位を賑わせているディープインパクト産駒。ただ、兄姉にマイル以下を得意とするタイプが多いことを勘案すると、芝2000m→芝2400mの距離延長は懸念材料。年齢的にピークアウトの感が否めないうえに、勢いを失ったサンデーサイレンス系×南米牝系配合馬のG1におけるパフォーマンスも今ひとつ。3歳時に日本ダービーを制したポテンシャルは認めても、今回の舞台で評価を上げるまでには至らない。

ジナンボー
母は牝馬三冠を制したアパパネで、祖母は短距離指向が強いスピード&パワー型。本馬は機動力とスピードの持続力に優れたマイル~中距離タイプと推察される。それゆえ2400mのロングスパート戦や消耗戦で好走できるほどの持久力は持ち合わせていない。かといって、パワー色の濃い米国牝系の血脈が強く反映されているため、ラストの決め脚勝負になると分が悪そう。良さを引き出すためには、超高速馬場、あるいは入り乱れの少ない淡々とした流れなど、何らかの恩恵がほしい。



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【毎日王冠】ソウルなら3歳牝馬61年ぶりVできる! 2017年10月5日(木) 05:08

 秋の東京競馬の開幕週を飾る毎日王冠(8日、GII、芝1800メートル)の追い切りが4日に行われ、今年のオークスソウルスターリング(美浦・藤沢和雄厩舎)が美浦トレセンで態勢を整えた。4カ月半ぶりの実戦でも、余力たっぷりの動きで好仕上がりをアピール。フランスでは3歳牝馬エネイブルが凱旋門賞を勝ったが、東京ではソウルスターリングが古馬のGIホース4頭を撃破して天皇賞・秋(29日、東京、GI、芝2000メートル)に弾みをつける。

 天下を取るのは3歳牝馬がトレンドだ。今年のオークスソウルスターリングが、秋初戦に向けてスタンバイ完了。古馬も牡馬もまとめて打ち破る。

 「この時期の3歳馬が古馬に勝つのは難しい。ましてや牝馬なんだからな」

 言葉こそ慎重だが、藤沢和調教師の表情に不安は見られない。それというのもこの日の動きが絶好だったからだ。

 Wコースで5歳のシャドウチェイサー(1600万下)を2、3馬身追いかけてスタート。気合が充満するのを鞍上が押さえ込んで直線へ。まだリードを許していたが、ラスト1ハロンでグンと加速した。ゴールは外の古馬と併入。仕掛けてからの瞬発力は春からさらに磨きがかかった印象だ。

 「いいね」とひと言、好調時のいつものフレーズが飛び出したトレーナー。「体が大きくなっているし、先週と比べても変わりなくいい感じできているね」と仕上がりに自信をみせた。この後には天皇賞・秋が控えるが、秋初戦から全開モードだ。

 主戦のルメール騎手は2週前に騎乗。このとき神戸新聞杯に出走(1着)するレイデオロの調教にもまたがった。「まだサマーバケーション」とダービー馬を評したのに対して、オークス馬は「リフレッシュしていて、すごく走りたい感じ。自分で仕上がる馬だから、もう強い調教はいらない」というほどで、臨戦態勢は整っていた。

 今回は年長の牡馬一線級との対戦。「試金石」と話す調教師だが、斤量の恩恵がある。安田記念を勝ったサトノアラジンが58キロに対して、ソウルは53キロと5キロの差がある。実際、先週の凱旋門賞を圧勝したのは英国の3歳牝馬エネイブル。能力の高さはもちろんだが、最大4・5キロの斤量差の恩恵もあった。

 「今回は古馬のGIを勝っている馬がたくさんいるから、簡単じゃないのはわかっている。でもこの馬は力があるから」とトレーナーがいえば、ルメール騎手も「古馬、牡馬が相手は難しい。でも彼女には能力がありますから」と信頼している。

 勝てば1956年フエアマンナ以来、61年ぶり史上3頭目の3歳牝馬の毎日王冠Vとなる。底知れぬ能力を秘めた彼女なら、古馬の壁もあっさり飛び越えるはずだ。 (柴田章利)

★藤沢和師の毎日王冠

 現役最多の3勝を挙げており、1993年のシンコウラブリイが初出走でV。延べ23頭が出走しているが、牝馬の出走は3頭。4歳のシンコウラブリイ(93年1着)と3歳のスティンガー(99年4着)、5歳のダンスインザムード(2006年2着)と勝てなかった2戦も好勝負している。牡馬のGIクラスとの対戦だけに藤沢和調教師は「簡単じゃない」と話すが、出走させるからには勝算あり?

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【ラジNIK賞】24年ぶり牝馬Vだ!猛女ドレッサー 2016年6月29日(水) 05:05

 今週から福島競馬がスタート。日曜日のメインのラジオNIKKEI賞(7月3日、GIII、芝1800メートル)は3歳馬の精鋭による激戦だ。フェアリーS2着などの実績がある牝馬のダイワドレッサーは、牡馬相手の重賞でもヒケをとらない能力の持ち主。オークス(8着)を使われ、調子を上げており、好勝負が可能だ。

 宝塚記念ではマリアライトドゥラメンテキタサンブラックなどのビッグネームを撃破。今や重賞やGIで牝馬が牡馬に勝つことも珍しくなくなった。“夏は牝馬”という格言もあり、福島の開幕週を彩る3歳GIIIでも、ダイワドレッサーの存在は無視できない。

 雨脚が強かった全休日明けの28日、美浦北Cコースで1周半のキャンターを消化。高松厩務員は「オークスを使った後に2週間ほど放牧を挟み、ちょうどいい感じになっている」と具合の良さににこやかな表情を浮かべる。

 オークスは8着だが、勝ち馬シンハライトとはわずか0秒4差。3カ月半ぶりの実戦で大外枠だったことを考えれば内容は悪くなかった。「(オークスは)スイートピーSを状態がひと息で使わず、調子が上がっていく段階だったからね。当時と比べると今回の方が雰囲気がいい」と同厩務員。ピークの仕上げでクラシックに出走したわけではないので、明らかに前走以上のデキにある。

 初参戦の福島にも対応可能だ。トリッキーな中山芝1600メートルのフェアリーSで2着に好走しており、「器用さがある。どんな競馬でもできるタイプでコースは問わない」と小回り攻略に自信。おとなしくてカイバ食いがいいので福島までの移動も心配無用だ。

 ラジオNIKKEI賞を牝馬が勝ったのは1992年のシンコウラブリイが最後。それでも陣営が参戦に踏み切ったのは、牡馬とも対等に戦える自信の表れだ。2月のクイーンCでは3歳屈指の強豪メジャーエンブレム阪神JFNHKマイルC)の4着に善戦。ハイレベルな相手にもまれて経験値を上げてきたダイワドレッサーならば、24年ぶりの快挙を達成しても不思議はない。(板津雄志)

★牝馬が活躍

 宝塚記念マリアライトをはじめ、エプソムCルージュバック函館スプリントSソルヴェイグと、この1カ月で牝馬が牡馬相手の重賞を3勝。5月のNHKマイルCでもメジャーエンブレムが勝っている。ラジオNIKKEI賞ではグレード制が導入された1984年以降、牝馬は【2・1・8・52】という成績で、勝ったのは85年ダービーリッチと92年シンコウラブリイだけだが、最近の流れから牝馬は要注意だ。

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