ミホシンザン(競走馬)

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写真一覧
抹消  鹿毛 1982年4月16日生
調教師田中朋次郎(美浦)
馬主堤 勘時
生産者日進牧場
生産地浦河町
戦績 8戦[3-0-4-1]
総賞金48,467万円
収得賞金10,150万円
英字表記Miho Shinzan
血統 シンザン
血統 ][ 産駒 ]
ヒンドスタン
ハヤノボリ
ナポリジヨオー
血統 ][ 産駒 ]
ムーテイエ
タイタイ
兄弟 リックナポリジョウテンムサシ
市場価格
前走 1987/04/29 天皇賞(春) G1
次走予定

ミホシンザンの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
87/04/29 京都 10 天皇賞(春) G1 芝3200 1066--11** 牡5 58.0 柴田政人田中朋次 496
(+2)
3.20.4 -0.0--⑤④⑤⑤アサヒエンペラー
87/04/05 中山 11 日経賞 G2 芝2500 711--11** 牡5 59.0 柴田政人田中朋次 494
(-4)
2.33.8 -0.834.8④④ジュサブロー
87/01/25 中山 11 アメリカジョ G2 芝2200 622--11** 牡5 59.0 柴田政人田中朋次 498
(0)
2.15.4 -0.235.8スズパレード
86/12/21 中山 10 有馬記念 G1 芝2500 1211--13** 牡4 57.0 柴田政人田中朋次 498
(0)
2.34.2 0.237.6④④ダイナガリバー
86/11/23 東京 10 ジャパンカッ G1 芝2400 1446--43** 牡4 57.0 柴田政人田中朋次 498
(+6)
2.25.2 0.2--ジュピターアイラン
86/10/26 東京 10 天皇賞(秋) G1 芝2000 16611--13** 牡4 58.0 柴田政人田中朋次 492
(-2)
1.59.0 0.7--⑨⑥⑥サクラユタカオー
86/10/05 東京 10 毎日王冠 G2 芝1800 811--13** 牡4 59.0 柴田政人田中朋次 494
(0)
1.46.6 0.6--⑧⑥⑥サクラユタカオー
86/03/30 中山 11 日経賞 G2 芝2500 1244--16** 牡4 58.0 柴田政人田中朋次 494
(+4)
2.36.5 1.337.7⑥⑥⑦⑦チェスナットバレー

ミホシンザンの関連ニュース

週末に行われる中央重賞の過去の優勝馬をピックアップして回顧し、競馬の長い歴史の狭間できらめいた馬を紹介する「中央重賞懐古的回顧」。第27回は1986年の天皇賞・秋優勝馬サクラユタカオーを取り上げる。


今も昔も逃げ先行馬にとって不利である大外の16番枠から、2番人気のサクラユタカオーはまずまずのスタートを切った。彼より少し内の13番枠から飛び出したウインザーノットがインに切れ込んでハナ。今回限りで引退と決めていたこの6歳馬は、24歳の田面木博公騎手を乗せて淡々とペースを刻んだ。春の天皇賞馬クシロキングが引っ掛かり気味にそれを追いかける。小島太騎手が駆るサクラユタカオーはさらに後ろ。府中の中距離戦は大方3角まで動きが無い。復活を期す1番人気のミホシンザンがやがて中団外目からじわりとせり上がり、3角に至って本命馬と対抗馬は好位で馬体を併せた。

そこからがサクラユタカオーの真骨頂。相変わらずウインザーノットが馬群を先導する中、脚を無くしたクシロキングが早々に脱落。人気のミホシンザンサクラユタカオーはその外につけて揃って4角を回ったが、直線に入るとサクラユタカオーがビュンと加速してミホシンザンを突き放し、インで粘り込みを図るウインザーノットに並びかけた。格別の瞬発力!残り200mのハロン棒を越えると、ピンクの帽子と勝負服がひたすらに突き抜ける。前年の覇者「あっと驚く」ギャロップダイナも後方から脚を伸ばしたが飾りにすらならなかった。程なくして、電光掲示板に「1分58秒3」の日本レコードが灯った。

2頭の三冠馬が覇を競ったグレード制施行直後と第二次競馬ブーム期の狭間に当たる1986年。この主役不在の過渡期に、実働期間は短いながらも中距離王として君臨したのがサクラユタカオーだ。半兄サクラシンゲキを凌ぐ高い素質を主戦の小島騎手らに愛された彼は、本邦におけるプリンスリーギフト系ブームを牽引した名種牡馬テスコボーイの晩年の傑作である。

栗毛の流星に加えて最高体重534キロの雄大な馬格という見栄えのするルックス。素人目にスター性は抜群であったが、巨体に由来する脚部不安で使い込めなかった上に「中距離で完勝→2400m以上の大一番で敗戦」というサイクルを繰り返したため、世間の人気のほどは今一つであったという。しかし玄人筋にとってそのスピードや瞬発力は魅力的であったようで、引退後にはG1・1勝の内国産馬としては当時破格となる5億円のシンジケートが組まれて種牡馬入りしている。そして彼は馬産地の期待通りに、サクラバクシンオーエアジハードなどを送り出して成功を収めた。

上述の通り大一番では頼りなかったが、結果的に1800m~2000mでは6戦全勝と実に明快な中距離ランナーであった。歴代の内国産種牡馬のうち、ほぼ中距離戦のみで実績を挙げた上で種牡馬として成功を収めた数少ない事例(先例としてはハイセイコーやゴールデンパスなどが挙げられるか)がこのサクラユタカオーであり、その存在自体が現代競馬の距離分業とかスピード化の象徴であったと言えなくもないだろう。現在直系は衰運を辿っているものの、名種牡馬への道を歩み出したキタサンブラックなどを通じて彼の血は今も生き続けている。

サクラユタカオー
牡 栗毛 1982年生
父テスコボーイ 母アンジェリカ 母父ネヴァービート
競走成績:中央12戦6勝
主な勝ち鞍:天皇賞・秋 毎日王冠 サンケイ大阪杯 共同通信杯4歳S

(文・古橋うなぎ)

【有馬記念】柴田政人氏が分析!勝ち目は女王にアリ 2021年12月21日(火) 05:00

 往年の名手はクロノジェネシスに注目だ。重賞観戦記「政人の目」を連載中で1989年にイナリワン有馬記念を勝っている本紙評論家・柴田政人氏(73)は、3歳馬より5歳牝馬の経験と精神力が上と分析。85年に3歳馬ミホシンザンで挑み、4歳のシンボリルドルフにはね返された自身の経験と展開面から、クロノのグランプリ4連勝が濃厚とみた。

 ファン投票の上位3頭がそろって参戦する。1年の総決算であるドリームレースはやはりこうでなくてはいけない。

 今年は3歳馬の勢いが目立つ。特にエフフォーリア日本ダービーでのハナ差2着以外は負けておらず、前走の天皇賞・秋では3冠馬コントレイルとGI5勝のグランアレグリア(のちに6勝)の強豪を退けた。好位置を取って抜け出す盤石のスタイルを身に着けており、この強さは本物だ。

 それだけ強いとわかっていても、注目は前年の覇者で史上初のグランプリ4連覇がかかる5歳牝馬のクロノジェネシスだ。同期のグランアレグリアや国内外でGI4勝のラヴズオンリーユーとしのぎを削って地力を強化し、古馬になって中長距離路線のトップに君臨した。多くの強敵と戦ってきた経験、それによって培われた精神的強さが魅力だ。

 凱旋門賞7着以来となるだけに状態面がポイントだが、ドバイシーマクラシック2着後の宝塚記念をあっさり勝った実績があり、余計な心配かもしれない。これがラストランで陣営もしっかり仕上げてくるはずだ。

 3歳馬が強いといいながら、5歳のクロノジェネシスに注目するのは、私も騎手時代に生きのいい3歳馬で有馬記念に挑んだことがあるからだ。それは1985年のミホシンザン。あの年の春は「ミスターシービーシンボリルドルフに続いて、3年連続で3冠馬が出るぞ」と思ったもの。無敗で勝った皐月賞が調子が良くなかったにもかかわらず、あまりにも強かったからだ。結局、その後に骨折が判明して日本ダービーへの挑戦はかなわなかったが、復帰した秋には菊花賞を制して2冠馬になった。

 ミホシンザンは前に行くスピードもあれば、それを温存したときの末脚も素晴らしかった。有馬記念で、前年の3冠馬シンボリルドルフが相手でも、ある程度やれると思っていた。ところが、実際にはルドルフの強さを思い知らされた。3コーナーで馬なりのまま先頭に立った相手を追いかけていっても、直線では逆に離されて2着。その差は4馬身もあった。あのときのルドルフのように3歳の雄に立ちはだかるのはクロノジェネシス。そう思えて仕方がない。

 私の中ではクロノ、エフに、菊花賞タイトルホルダーステラヴェローチェを加えた4頭の争い。道中のポジションはエフ、タイトルが前で、中団にステラ、その後ろにクロノと想定するが、大逃げで連勝中のパンサラッサの参戦で動くタイミングが非常に難しい。3歳馬3頭が動くのを見ながら仕掛けていけるクロノ&ルメールに、有利になるのではないかと考えている。(元JRA調教師)

 ■柴田 政人(しばた・まさと) 1948(昭和23)年8月19日生まれ、73歳。青森県出身。1967年から騎手として活躍し、ミホシンザンで85年の皐月賞菊花賞などを制し、イナリワンで89年の有馬記念を、ウイニングチケットで93年の日本ダービーを勝っている。96年から調教師として開業し、2019年2月に定年を迎えた。本紙では調教師時代から重賞観戦記の「政人の目」を連載中。

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【有馬記念】柴田政人氏が大分析!クロノジェネシス「差し切れる」 2020年12月22日(火) 05:00

 往年の名手が、春のグランプリホースに熱視線を送った。現役時代に輝かしい成績を残した柴田政人元騎手(72)=本紙評論家=が、GI馬8頭がそろった有馬記念を分析。注目馬として宝塚記念に次ぐグランプリ連覇を狙うクロノジェネシス(栗東・斉藤崇史厩舎、牝4歳)の名前を挙げた。その切れ味を高く評価し、デビュー以来コンビを組み続ける北村友一騎手(34)=栗東・フリー=の手腕にも期待を寄せている。

 2020年の中央競馬もあと1週を残すところとなった。新型コロナウイルスで大変な年となったが、一度も中断せずに中央競馬の開催を継続できたことは素晴らしいと思う。ファンの皆さまの熱い応援と、関係者の努力に頭が下がる思いがする。特に、これ以上望めないメンバーがそろったジャパンCは、全ての競馬ファンに恩返しをするような最高のレースを見せてもらった。

 さあ、いよいよ今年の中央競馬のフィナーレを飾る有馬記念。私がもっとも注目する馬はクロノジェネシスだ。

 今回、レースの鍵を握るのは、おそらく逃げるであろう3歳馬バビットの動き。この馬のペースにもよるが、地力のあるラッキーライラックカレンブーケドールが好位につけ、さらにクリストフ・ルメールが手綱を取るフィエールマンが中団で構えれば、楽な流れにはならず、直線で鋭い末脚を繰り出せる馬にチャンスは大きい。

 メンバーを見渡してみると、良馬場での切れ味勝負ならクロノが最右翼だ。どんな競馬でもできそうなタイプ。フィエールマンをマークする形で追い出せば、それをしのぐ瞬発力を発揮できる存在とみている。

 中山芝2500メートルという舞台は、騎乗者側の感覚からすると決して難しいコースではない。一旦各馬のポジションが決まれば、そこからおかしな流れになることは少なく、後方からでも十分に差し切れる。デビュー以降、全レースでコンビを組む北村友一なら、クロノの持ち味を存分に引き出せるだろう。

 騎手時代の1989年、私もイナリワン有馬記念を勝たせてもらった。フルゲート16頭立ての15番枠という外枠スタートだったが、2周目の3コーナーでうまく内に潜り込ませることができ、最後にもうひと脚使うことができた。

 4番人気だったイナリワンはその秋、天皇賞・秋6着、ジャパンCが11着といいところがなく、ライバルのオグリキャップ(1番人気5着)やスーパークリーク(2番人気2着)とは近走の成績に加えて人気でも差をつけられていた。

 実は、その敗れた前2走は、東京競馬場に入厩したことで周囲に他の馬がいない環境にイナリワンが寂しがり、完全に調子を落としていた。それが、その後は美浦トレセンに戻って調教を進めたことで、有馬記念の追い切りの段階ではすっかり元気を取り戻しており、“やれる”と感じたことを覚えている。もともと実力のある馬は、きっかけひとつで大きく変わるものだ。

 そういう意味でも、クロノの他に勝ち負けになってもいいと思えるのが、ミルコ・デムーロのラヴズオンリーユーと、武豊ワールドプレミアだ。ラヴズは昨年のオークスを勝ったときにすごい末脚を使っており、相当な能力を秘めている。ワールドは昨年の有馬記念でも注目していたが、3歳の時点で3着に食い込んだことからも、やはり地力は確かだ。

 その他にも気になる馬は多いが、今年はこの3頭を中心に、レースを堪能させてもらおうと思っている。 (元JRA騎手、調教師)

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■柴田政人(しばた・まさと) 1948(昭和23)年8月19日生まれ、72歳。青森県出身。同期の岡部幸雄、福永洋一氏らとともに67年3月に騎手デビューし、95年に引退するまで中央競馬通算1767勝、重賞89勝。ミホシンザン(85年皐月賞菊花賞、87年天皇賞・春)などで大レースを制した。その後は調教師に転身し96年に厩舎を開業。2019年2月の定年引退までに191勝を挙げた。本紙では調教師時代から重賞観戦記『政人の目』を連載中。



★柴田政人氏と有馬記念…デビュー4年目の1970年にアローエクスプレスで初騎乗。7番人気の低評価だったが、連覇を果たしたスピードシンボリの4着に好走した。85年にはミホシンザンで挑みシンボリルドルフの2着。翌86年もミホシンザンで1番人気に支持されたが、僅差の3着に終わった。初勝利は89年。その年の天皇賞・春宝塚記念を制しながら秋は不振で、4番人気と評価を落としていたイナリワンで執念のハナ差勝ちを収めた。引退まで14回騎乗し、1勝、2着1回、3着3回の成績を残している。



★JCでもズバリ!…柴田氏はジャパンCウイークの11月25日付紙面にも『政人の目』特別編で登場。アーモンドアイコントレイルデアリングタクトの3冠馬決戦の中、「3頭の中で乗りたい馬を聞かれれば迷わずにアーモンドアイと答える。あの走り方にほれ込んでいる。アーモンドには(3歳馬の)他の2頭にはない経験がある」と断言した。その読み通り、レースはアーモンドアイが年下の3冠馬2頭を封じてGI9勝を達成。名手ならではの着眼点に今回も注目だ。



★グランプリ連覇…宝塚記念有馬記念の両グランプリを同一年に制した馬は10頭がいる。そのうち牝馬は昨年のリスグラシューのみで、クロノジェネシスが勝てば史上2頭目の快挙。リスグラシュー有馬記念が初の中山参戦で、コンビを組んだレーン騎手も有馬記念初参戦だったが、それは今回のクロノジェネシスと北村友騎手にも共通している。

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【ジャパンC】柴田政人が分析!乗ってみたい馬アーモンドアイ 2020年11月25日(水) 05:00

 往年の名手はアーモンドがイチオシだ! 現役時代に華々しい成績を残した柴田政人元騎手(72)=本紙評論家=が、ジャパンCで激突する3冠馬3頭を分析。乗ってみたい馬としてアーモンドアイ(美浦・国枝栄厩舎、牝5歳)の名前を挙げた。1983年に日本人騎手として初めてジャパンCで連対を果たした柴田氏は、若い3歳馬2頭に対し、アーモンドが“経験”で一歩リードしているとみる。

 ◇

 ジャパンCが創設されて節目の40年目に、3冠馬3頭が出走してきた。こんなことはこの先も、もうないのではないか。創設当初は外国馬に歯が立たなかった日本馬が、今や世界中から注目される存在になった。今回のレースは日本競馬の集大成ともいえるだろう。

 3頭のうちどの馬に騎乗したいかと問われれば、迷わずアーモンドアイと答える。体全体を柔らかく使った伸びやかなストライド。あの走り方にほれ込んでいる。私が現役騎手であれば、どれほどの背中をしているのかぜひ確かめてみたい。

 また、この馬には他の2頭にないものがある。それは“経験”だ。現在はコロナ禍で観客の入場を制限しているとはいえ、大レースには特有の緊張感が漂う。3歳馬は年長馬と初対戦でもあり、そうした雰囲気に戸惑う可能性もある。

 しかし、アーモンドは数々のGIだけでなく、異国のドバイへの遠征でも勝利を飾ってきた。経験値の高さは乗っている側からしても安心感につながる。先週のマイルCSを快勝したグランアレグリアしかり、大事に使われたことで落ち着きを増してきたのも心強い。

 東京の芝2400メートルはフェアなコース。作戦は馬の特徴や天候などを考慮して決めていい。アーモンドであれば好位置でじっと我慢して直線で抜け出すような競馬をさせたい。以前は掛かるくらいの行きっぷりだったが、年齢を重ねて折り合いがつくようになってきたのでレースはしやすいと思う。今回を最後に繁殖入りするので、引退の花道を飾ってほしい。

 もちろん、年下の3冠馬も強い。コントレイルは父のディープインパクトと同じで馬体はそれほど大きくないが、ものすごく軽い走りをする。日本ダービーのあたりまではレース前にイライラする面があったが、この秋は落ち着きがあってすごく気持ちよさそうに走っている。

 デアリングタクトは良馬場での瞬発力勝負でも道悪でもこなせる強みがある。育成段階から昼夜放牧で鍛えられた効果なのか、精神的にものすごくタフだ。一線級の牡馬を相手にしても一歩も引かないと思う。

 3頭とも素晴らしい馬であることは間違いない。3頭が1着同着で飛び込むような大熱戦を見せてほしい。 (元JRA騎手、調教師)

 ★24日のアーモンドアイ…茨城・美浦トレーニングセンターで馬場入り。南の角馬場で体をほぐしたあと、坂路で4ハロン63秒9-15秒8と心地よく汗を流した。国枝調教師は「(レースの)10日前に入厩して中3週の競馬は初めてになるが、ひと叩きされた効果は大きい。気負うところがなく折り合いも大丈夫」と距離延長にも自信をみせる。きょう25日の最終追い切りには、ルメール騎手がまたがる予定だ。

 ★マサトとJC…柴田政人氏がジャパンCに初めて騎乗したのは1983年の第3回。同年の天皇賞・秋を制したキョウエイプロミスとのコンビで、10番人気ながらアイルランドのスタネーラのアタマ差2着に激走した。前2回で日本馬はともに5着が最高と惨敗していただけに、この好走は日本のホースマンに勇気を与えた。その後も勝利こそ挙げられなかったが、86年ミホシンザン、93年ウイニングチケットで3着に入った。

柴田 政人(しばた・まさと) 1948(昭和23)年8月19日生まれ、72歳。青森県出身。岡部幸雄、福永洋一氏らと同期で67年3月に騎手デビューし、95年2月の引退までに中央競馬通算1767勝、重賞89勝。ミホシンザン(85年皐月賞菊花賞、87年天皇賞・春)などで大レースを制した。調教師に転身して96年に厩舎を開業し、昨年2月の定年までに191勝を挙げた。サンケイスポーツでは調教師時代から重賞観戦記『政人の目』を連載中。

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ミホシンザンの関連コラム

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「『競馬に絶対はない』というのが基本スタンスです。ゆえにオッズを考慮しながら妙味を狙う手法がベストだと考えています」(by dream1002

先週より装いが新たになったプロ予想家紹介コラム「岡田大が直撃取材で迫る“プロ予想家の真実”」。リニューアル2回目に登場してもらうのは、記念すべきウマニティ第1回プロテストで頂点を極め、2007年秋より公認プロとして活躍しているdream1002さんです。センス抜群の穴予想と大胆な馬券買いで、かつては競馬予想ブログの帝王として鳴らしたdream1002さん。コンスタントにアップされる払戻金の“帯封”写真は本当に衝撃的でした。現在ブログはお休み中のようですが、ウマニティにおいては公認プロとして、優れた考察力と分析力に裏打ちされた“攻めの予想”を提供してくれています。今回は、謎に包まれたdream1002さんの本音に直撃! 競馬予想家としての「これまで」「いま」「これから」について語ってもらいました。

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競馬を始めたキッカケは?

「1987年の春の天皇賞です。同僚の競馬好きに誘われて京都競馬場に行きました。初めての馬券で本命のミホシンザンニシノライデンの一点買いをしたところ、見事に的中! と思って喜んでいたら、ニシノライデン(田原騎手)が斜行で失格となりハズレ……。このまま引き下がれるわけがないと思って馬券を買っているうちに、徐々にハマっていきましたね。このレースが印象深かったので、のちに共同馬主で投資したとき、1頭目はミホシンザンの初年度産駒を選びました」

現在のスタイルを築くまでにはどんな試行錯誤がありましたか?

「最初のころはなにもわからずに競馬新聞の印通りに買う本命党でしたが、自分で競馬四季報から血統ごとにノートを作ってまとめたり、指数らしきものを研究したり、券種についても試行錯誤を繰り返しているうちに、穴党に落ち着きました。『競馬に絶対はない』というのが基本スタンスです。どれだけ研究しても、競馬は不確定要素が多すぎるため満点回答を導き出せません。だから多くのファクターを加味して総合的に予想したうえで、オッズを考慮しながら妙味を狙う手法がベストだと考えています」

転機になったレースや出来事はありますか?

「11番人気のヤマニンゼファーが勝った1992年の安田記念です。直線は馬券を握り締めて広島のウインズで大騒ぎしましたねぇ。やっぱり馬券は妙味のあるところを狙うべきだということを再確認したレースでした。当時NHKかなにかの予想大会で的中して、田中勝春騎手のサインやらなにやら商品が送られてきたことも印象に残っています」

最も重視している予想ファクターとその利用法は?

「追い切り、展開、各馬の能力比較、といったオーソドックスなファクターから導いた予想をベースに、人気妙味というものを加味して結論を出しています。いろいろな要素をチェックしますが、最終的にはイメージ重視ですね。だた、血統だけは考慮していません。どうも血統は不勉強で……」

現在の1週間の過ごし方は?

「予想作業は開催日の前日、金曜日と土曜日の夜に集中して行います。そして、月曜日は土日のレース回顧、というのが基本パターンです」

現在の馬券の年間収支はどれくらいですか?

「年によって波がありますねぇ。いちおうノーコメントということにしておきましょうか(笑)」

これまでの最高勝利は?

「1レースで言えば2004年のCBC賞です。プレシャスカフェ(4番人気)→ゴールデンロドリゴ(13番人気)→リミットレスビッド(9番人気)の3連単91万6200円を獲りました。ラッキー7とばかりに700円買っていたので、払戻しは640万超えになりましたね。2005年のスズカマンボの天皇賞のときは193万馬券と馬単で300万超。2007年の中山牝馬Sではマイネサマンサウイングレットヤマニンメルベイユの60万馬券を500円買っていて300万。2011年にも中山牝馬Sではレディアルバローザフミノイマージンコスモネモシンで244万。大きい馬券はこんなところです。基本的には1レースに3万円以上投入することはないので、今後2004年のCBC賞を超える払戻しはWIN5以外には無理でしょう。昔は的中したあと調子に乗って数十万円張ったこともありましたが、たくさん賭けて当たった試しがありません。こうやって高額払戻しの履歴を振り返ると、賭け金は3万以内のときばかりということに気付きます。おそらく、神様が見ているんでしょう。それ以上、欲をかくなと(笑)」

儲けたお金の使い道は?

「なにに使っているんでしょうかね? いま乗っているクルマは、通称“中山牝馬S号”ですが(笑)」

自分の性格を自己分析してください

「明日は明日の風が吹く……。あまり物事にこだわらない性格です」

競馬以外の趣味は?

「ゴルフ、麻雀、女、音楽鑑賞……。ふつうになんでもしますよ。前回の☆まんでがんさんと同じタイプでしょうか(笑)」

これまで「やっちゃったな」と思える失敗体験はありますか?

「馬券の買い間違いですね。私ってけっこうオッチョコチョイなんですよ。買い間違いで当たったこともありますが、買い間違いで的中を逃したことのほうが数倍多いです。いちばん痛かったのは、3連単軸馬1着固定のヒモ荒れ狙いで2着、3着に穴馬を配置して500円ずつ買って40万馬券が的中! したはずのレースですね。『40万×500円でダブル帯封ゲット!』と大喜びしていたら、なんと軸馬の番号を間違えて買ってしまっていたんです。まさに腰を抜かすほどの悪夢でした(苦笑)」

お酒にまつわるダメエピソードはありますか?

「これに関してはとくにありません。ガンガン飲むほうではないので……」

目標にしている予想家や競馬著名人、ライバルはいますか?

「とくにいないですね。いたってマイペースにやっています」

理想のプロ予想家像・ウマニティのプロ予想家としての目標は?

「馬券に夢を感じる予想、勝負勘・センスを感じる予想を目指して、さらに精度を上げられるように頑張ります」

では最後に、ユーザーさんに向けて自己PRを。

「上半期は冴えない成績が続いているので、自ら叱咤激励して奮闘する所存です。これからもよろしくお願い申し上げます」

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僕がdream1002さんに初めてお会いしたのは、第1回プロテスト最終選考の際のインタビュー取材でのこと。東京からけっこう離れたところにあるdream1002さんの地元にお邪魔したんですが、案内される店すべてで店員さんから“顔”的な接し方をされていたのが印象的でした。あらゆる方に慕われている様子が伝わってきて、なんだかとてもカッコ良かったです。

物腰は柔らかく、会話の端々から頭脳明晰ぶりが感じられ、また冗談も通じる気さくなキャラ。年下の僕がこう評するのは失礼な話なんですが、ものすごくデキる人なんだろうなと思いましたねぇ。僕の持論に「頭の良い人=ギャンブルの上手な人」というのがあるんですが、dream1002さんも確実にこれに該当すると実感しました。そんなdream1002さんが今回は自ら「オッチョコチョイ」と言い、買い間違いの失敗談を語ってくれたのがおかしかった。決して完璧人間ではない、という点も彼の魅力のひとつと言えるでしょうね。

馬券妙味をひたすら追求する生粋の穴男は、今日も“美味しい狙い目”探しに精力を傾けていることでしょう。穴狙いゆえにコンスタントの的中は難しいですが、誰もが忘れることのできないようなビッグヒットを、dream1002さんがこの先何本もかっ飛ばしてくれることを信じています。そして今週は『予想のメキキ』のほうにも登場してもらい、ヴィクトリアマイルの見解を披露してくれることになっています。そちらにもぜひご注目ください!


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ミホシンザンの口コミ


口コミ一覧
閲覧 312ビュー コメント 0 ナイス 8

 7日までの立川GⅢ鳳凰賞典のも、しんざん=新山響(青森)

 11月の小倉のGⅠ競輪祭優勝で、SS級に昇格

 馬のシンザン:谷川牧場にも栗東にも銅像がある
 ミホシンザン:谷川牧場へ行った頃はまだ生きてた

 マイシンザン:ミホシンザン息子で、NHK杯を制覇(ダービーは5着程度)
 ウイニングチケット、ビワハヤヒデ、ナリタタイシンの3強時代・・・

 TERAMAGAZI 2014年10月21日(火) 23:37
ワンアンドオンリーは2冠馬になれるのか? 
閲覧 524ビュー コメント 2 ナイス 17

【皐月賞&ダービーの2冠馬】
トウカイテイオー、ミホノブルボン、サニーブライアン、ネオユニヴァース、メイショウサムソンなど15頭もいます。

【皐月賞&菊花賞の2冠馬】
キタノカチドキ、ミホシンザン、サクラスターオー、セイウンスカイ、エアシャカール、ゴールドシップなど8頭います。

【ダービー&菊花賞の2冠馬】
菊花賞74年間の歴史で、40年前の1973年タケホープただ1頭だけです。
(※1943年の牝馬クリフジはダービー、オークス、菊花賞の変則3冠馬)

【ダービー1冠馬で菊花賞を1番人気で出走した馬と(菊花賞馬)】
77年ラッキールーラ→15着(プレストウコウ)
78年サクラショウリ→5着(インターグシケン)
87年メリーナイス→9着(サクラスターオー)
98年スペシャルウィーク→2着(セイウンスカイ)
99年アドマイヤベガ→6着(ナリタトップロード)
10年アグネスフライト→5着(エアシャカール)
01年ジャングルポケット→4着(マンハッタンカフェ)

ワンアンドオンリーは1番人気で間違いないでしょうが、ワンアンドオンリーは、
朝日杯3歳S(現・朝日杯FS)馬でダービー6馬身圧勝のメリーナイス、皐月賞3着でこの後に天皇賞・春、天皇賞・秋、ジャパンカップを勝つスペシャルウィーク、皐月賞3着で菊花賞4着後に3歳でジャパンカップを勝ったジャングルポケットでさえ勝てなかった菊花賞を勝てるのでしょうか?

もちろん菊花賞は同世代対決。
ワンアンドオンリーより強い馬がいなければ結果的に勝てるでしょう。
しかし最後の1冠の秋華賞で単勝1,5倍のヌーヴォレコルトは敗退。
僕は先週のブログで下記のように述べました。
http://umanity.jp/home/view_diary.php?id=93aea7b628&owner_id=35fe1fee66
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桜花賞3着でオークス馬のヌーヴォレコルトはローズSを快勝し1番人気は確実。血統的にもハーツクライ産駒はジャスタウェイのように本格化するととてつもない強さを発揮するので、2冠達成は確実のように報道されていますが、気になるデータが2つあります。
過去10年、秋華賞を1番人気で勝った馬は3冠牝馬のアパパネとジェンティルドンナの2頭だけ。
さらに、ローズS→秋華賞と連勝した馬も有馬記念馬ダイワスカーレットとジャパンカップ連覇のジェンティルドンナの2頭だけです。
果たしてヌーヴォレコルトはそこまでの名牝なのでしょうか?(違うでしょう)
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ワンアンドオンリーもヌーヴォレコルトと同じハーツクライ産駒。
神戸新聞杯(ローズSと同じ最重要トライアル)を勝ったのも同じ。
もう一度、問います。
ワンアンドオンリーは菊花賞で負けたスペシャルウィーク、ジャングルポケットよりも一流馬なのでしょうか?(違うでしょう)

桜花賞馬ハープスター不在、唯一対抗出来る実績を持つ阪神JF馬レッドリヴェールはダービー12着惨敗、ローズS6着と明らかに調子を落としており、ヌーヴォレコルトの2冠は確実視されていたのに負けました。

ヌーヴォレコルトを破ったショウナンパンドラは、ディープインパクト×ノーザンダンサー系というG1の王道血統。しかも近親にステイゴールド、サッカーボーイがいる一流牝系。G1を勝つ要素はありました。(僕も2着候補までにしか挙げてなかったので、モチロン大きなことは言えませんが…)

スペシャルウィークを破ったセイウンスカイは皐月賞馬。ジャングルポケットに勝ったマンハッタンカフェは3歳で有馬記念を勝ち、天皇賞・春も勝った名馬。

しかもスペシャルウィークの同期はセイウンスカイ以外にもエルコンドルパサー、グラスワンダーがいた近年の最強世代。ジャングルポケットもマンハッタンカフェに加えてクロフネ、アグネスタキオンがいた最強世代。

今年の3歳牡馬は牝馬のハープスターが3歳最強と言われているようにレベルが低いと言われています。(アンカツ師匠、清水成駿先生も公言)

新潟2歳Sでハープスターに3馬身ぶっちぎられたイスラボニータが皐月賞馬でダービー2着。スプリングSでロサギガンティアに負け皐月賞6着のダート馬のアジアエクスプレスが朝日杯FSを勝つ世代ですから。(※芝はレベルが低いですが、ダートはハッピースプリント、カゼノコ、レッドアルヴィス、ランウェイワルツなどレベルが高い世代だと僕は思っていますが)

ワンアンドオンリーは負けが多すぎでしょう。しかも負け方が悪い。新馬戦は後方ママの12着惨敗、東スポ杯2歳S(勝ち馬はイスラボニータ)もラングレー、サトノアラジンにすら先着出来ず、4角8番手から2頭抜いただけの6着惨敗(上がりも3位止まり)

血統的にも母父は名マイラーのタイキシャトルで距離不安は大きいです。近親に皐月賞馬ノーリーズンがいますが、ブライアンズタイム×ミスプロ系のノーリーズンでさえ3000mを超える距離では阪神大賞典の4着が最高着順(1番人気の菊花賞は、競走中止!)
そもそも父ハーツクライ自身が菊花賞を1番人気で7着に負けています(勝ち馬デルタブルース)

ワンアンドオンリーに勝つ可能性のある馬は、
神戸新聞杯組からは、父スペシャルウィークの無念を晴らして欲しいトーホウジャッカル(ND4×5のクロスあり)上がり最速。
ダービー馬ネオユニヴァース×ND系のサウンズオブアース。
ダービー馬タニノギムレット×凱旋門賞馬トニービンのハギノハイブリッド(サンデーの血も入ってます)
菊花賞を最多4勝のユタカさんのディープインパクト産駒トーセンスターダム(京都3戦3勝)

古くはメジロデュレンとメジロマックイーン。デルタブルース、スリーロールスなど上がり馬パターンでは、2600mの500万、1000万特別連勝中のジャパンカップ馬スクリーンヒーロー産駒ゴールドアクター。

アイルランドTで驚愕の(言い意味でも悪い意味でも!)圧勝をした5戦5勝エイシンヒカリと同じディープインパクト×ストームキャットのG1配合(アユサン、キズナ)のサトノアラジン(でもサトノにクラシックを勝つイメージはない…)

ネオユニヴァース産駒ヴォルシェーブは母母がウインドインハーヘア。つまり叔父がディープインパクト。(でも略奪婚の榎本加奈子を伴った大魔神がクラシックを勝つイメージもない…)

ちなみに、皐月賞&菊花賞の2冠馬は6頭いますが、
皐月&ダービー、ダービー&菊より3冠馬に近いと思います。
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74年キタノカチドキ(3着)厩務員ストで調子を崩す。通常日程なら勝ってた。
85年ミホシンザン(不出走)出たら勝ってた。
87年サクラスターオー(不出走)出たら勝ってた(たぶん)
98年セイウンスカイ(4着)東京2400ではスペシャルウィークには勝てない。
00年エアシャカール(2着)最弱世代。ダービー馬アグネスフライトはその後9連敗で引退。
12年ゴールドシップ(5着)4角10番手。勝ったディープブリランテは4角3番手。東京は苦手。
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