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皆さん、こんにちは。ウマニティU指数攻略チームです。
今回からは切り口を変え、クラス別のU指数的傾向、ならびにその対策をお伝えしていきます。U指数は優秀な指数ですが、順位通りに買えば儲かるわけではありません。U指数1位の狙い目ポイントに言及したこれまでの回でも再三お伝えしてきたように、同じU指数1位でも「妙味のある1位」と「妙味のない1位」が存在します。それは、2位以下についても同じです。
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また、出走馬の指数が全体的に高いレースと低いレースを比べると、馬券に絡んでくる馬のタイプ(順位)に差が確認できます。指数上位の人気馬で堅いレースがあれば、指数下位の人気薄の激走が期待できる大穴レースもあるのです。単に「指数が高いから」「1位だから」を理由に狙い馬を特定するのではなく、レース全体の指数を俯瞰し、「堅いか荒れるか」「指数上位馬を信頼できるかできないか」を把握してから予想に臨んだほうが、より効率の良い勝負に持ち込めることは言うまでもないでしょう。
まずは古馬(3歳以上および4歳以上)のオープンクラス(重賞を含む)にスポットを当てます(2歳および3歳の限定戦については別の回でお伝えする予定)。早速こちらのデータをご覧ください。出走馬全体、勝ち馬、2着以内、3着以内、それぞれの平均指数です。これを基準にすれば、レースや馬のレベルならびに発揮してくれるパフォーマンスの度合いを推し量ることができます。
※データの対象は、2014年7月1日~2017年6月30日の3年間に行われた中央競馬の全レース。ただし、U指数が算出されない新馬戦を除く。
【古馬オープンクラスの平均U指数】
全体平均 96.2
1着平均 97.8
2着以内平均 97.7
3着以内平均 97.6
古馬オープンクラスの全体平均は96.2です。これを超えていれば平均よりも能力の高い馬、下回っていたら平均よりも能力の低い馬と判断することができます。3着以内の平均は97.6ですので、これを大きく超えていたら馬券絡みの期待大と考えてください。逆に、全体平均をよりもはるかに低い指数を示している馬は、確率的には厳しいので、軽視の姿勢で臨むのがベターでしょう。
平均指数より上か下かによって、パフォーマンスは大きく変わります。各条件の平均以上と未満の成績比較データは下にある通りです。
ご覧のように、いずれも平均以上のほうが、平均未満を大きく上回っています。勝率に関しては、どの項目もダブルスコア以上。とりわけ単系馬券で勝負する場合、U指数を基準に評価を下すことが得策なのは言うまでもありません。
なお、同じオープンクラスでも、オープン特別と重賞、とくにG1と比較すると出走馬のレベルに大きな差がありますので、「重賞」ならびに「G1」という括りでの平均U指数のデータも提示しておきます。参考になさってください。
【古馬重賞の平均U指数】
全体平均 97.0
1着平均 98.6
2着以内平均 98.5
3着以内平均 98.4
【古馬G1の平均U指数】
全体平均 98.9
1着平均 101.1
2着以内平均 100.7
3着以内平均 100.3
次回はクラス別のU指数的傾向と対策(古馬OP編②)をお伝えする予定です。お楽しみに!
■バックナンバー
(9)U指数1位の騎手別傾向(part1)
(10)U指数1位の騎手別傾向(part2)
(11)U指数1位の調教師(厩舎)別傾向
(12)U指数1位の種牡馬別傾向
(13)U指数1位の傾向のおさらい
※これ以前の回はこちらのバックナンバーページよりご覧ください
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