阪神では13日に
桜花賞TR「第56回
フィリーズレビュー」が行われる。例年同様にスピード色の強い面々が集結した。そんな中、実績面で頭ひとつリードしているのが父
ミッキーアイルから快速を色濃く受け継いだ
ナムラクレアだ。
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昨夏にフェニックス賞を勝って挑んだ
小倉2歳Sで重賞初制覇を飾ると、
ファンタジーSは勝ち馬
ウォーターナビレラと3/4馬身差の2着。前走の
阪神JFはマイルが微妙に長いかと思われたが、直線で鋭く末脚を伸ばし、優勝馬
サークルオブライフに0秒5差の5着まで詰め寄った。地力の高さをアピールするとともに折り合い面にも進境を感じさせる内容で、浜中騎手は「返し馬まではテンションが高かったが、レースでは落ち着いていた。こういう競馬ができればマイルもこなせる」と振り返る。
中間の放牧を経て3カ月ぶりの実戦になるが、調整は順調に進められている。1週前は栗東CWコースで3勝クラスの古馬
タガノディアーナに先着。6ハロン84秒3、ラスト1ハロン11秒8をマークした。「放牧からいい雰囲気で戻り、リフレッシュして20キロくらい馬体重も増えた。1週前追い切りではまだ少し重さを感じたが、レース週にやればきっちり仕上がるでしょう」と、長谷川調教師の表情は明るい。
「外めに出して、コントロールの利いた競馬ができれば」とトレーナーはTRに照準を定めている。2度目の重賞Vを決め、桜の舞台へと躍進したい。(夕刊フジ)
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