きらびやかな一族から新ヒロイン候補が誕生しそうだ。
エアジーンは近親に
ヴィルシーナ(
ヴィクトリアマイル連覇)、
シュヴァルグラン(
ジャパンC)、
ヴィブロス(
秋華賞、
ドバイターフ)がいる良血。3戦2勝の足跡で、初の重賞タイトルを獲りにきた。
「休み明けの2走前(4着)は力んで走っている面があったけど、ひと叩きして良化した前走ではスムーズに折り合っていた。しっかりと伸びたし、着差以上に強い競馬だったと思います」
森助手が接戦を制したミモザ賞の内容を好評価する。稍重+淀みのない流れでタフな競馬だったが、4角から早めに動いてV。並ばれてからの勝負根性がキラリと光り、ゴール前で急襲してきた2着
エトワールとのクビ差はどこまで行っても逆転されない印象だった。
先週はWコース5F68秒7を馬なりでマーク。「在厩調整で順調。重賞の相手関係でコースも東京に替わるけど、素質は高いので好勝負を期待」と、森助手も強気だ。
ハービンジャー産駒は当レースと好相性で、過去6頭が参戦し、17年は
モズカッチャンと
ヤマカツグレースがワンツー。昨年も
ノームコアが3着に入った。長い直線で欧州仕込みの息の長い末脚がモノをいう。
馬名のジーンは“遺伝子”。両親から受け継いだ世界レベルの遺伝子を、まずはGII制覇で証明してみせる。(夕刊フジ)
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