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マリーンカップは3歳以上の牝馬によるマイル戦として4月に行われていたが、2024年から3歳牝馬限定の1800m戦となって9月下旬に以降。6月のJpn2・関東オークスに続く、3歳牝馬限定のダートグレードに生まれ変わった。これまでの南関東所属馬は、関東オークスから11月のロジータ記念までの間に3歳牝馬限定戦はなかったが、一応、同世代同士で競う舞台が増えたことになる。
“一応”と表現したのは、中央との交流重賞で実施される以上、関東オークスや羽田盃、東京ダービーでも通用するような地方馬が出現しない限り、桜花賞や東京プリンセス賞で上位の地方馬が出走してくることが滅多にないと予想されるからだ。
仮に関東オークスや羽田盃、東京ダービーでも通用するような地方馬がいれば、2016年の関東オークスを制した門別デビューのタイニーダンサーのように、その手前の段階で中央に移籍している可能性が高い。
もしくは2016年の関東オークス2着馬ミスミランダーのように、地方馬が相手の黒潮盃→戸塚記念を使ってロジータ記念を目指すだろう。まして戸塚記念は2024年にS1に昇格し、賞金額はマリーンカップとまるっと同じだ。中央の手強い4頭を相手にするよりも、戸塚記念で勝ち馬から離された掲示板入りを狙うほうが現実的で効率がいい。
結局ここも先に行われた不来方賞同様に中央馬と地方馬の格差が広がり、中央馬の独壇場が作られやすくなる。当然、本命候補は関東オークス連対馬、もしくは牡馬クラシック路線の羽田盃、東京ダービーの連対馬といったところになるだろう。
また、穴馬も前走で2勝クラス勝ちの2連勝以上の中央馬になる。船橋1800mが舞台のクイーン賞では前走の距離1800mのダートグレードで4角2番手以内だった馬が過去10年の成績は【5・4・0・0】(2014年のブルーチッパーは3着)と活躍していることから、前走でダ1800mの2勝クラスに出走し、4角2番手以内だった馬は特に警戒したい。
●本命候補
・関東オークス連対馬
・羽田盃、東京ダービー連対馬。
●穴馬候補
・前走で2勝クラス勝ちの2連勝以上馬。
(特に前走でダ1800mに出走し、4角2番手以内だった馬は警戒)