関東オークス2017-レース結果

関東オークス

2017年6月14日(水) 20:10

関東オークス Jpn2

川崎競馬場/ダート/2100m

レース結果

●関東オークス ダートグレード競走攻略ツール

  • 出馬表
  • 予想登録
  • 予想を見る
  • プロ予想MAX

山崎エリカのダートグレード攻略 ~関東オークス2017~

【山崎エリカのダートグレード攻略~関東オークス2017~

2017年6月13日(火) 14:20

山崎エリカ

閲覧 2,084ビュー コメント 0 ナイス 10

 3歳牝馬限定の唯一のダートグレードとなる関東オークス。関東オークスは、昨年、船橋のミスミランダーが7番人気で2着入線して波乱となったように、地方馬の活躍がとても目立つレースです。記憶に新しいところでは、2012年に川崎のアスカリーブルが中央の強豪を抑えて勝利したこともありました。

 地方馬のこのレースでの成績は、過去10年で1着1回、2着4回、3着6回。中央馬の活躍ばかりが目につくダートグレードで、この成績は驚くほど優秀です。これは地方競馬が牝馬競走の振興と牝馬の入厩促進を目的として、2010年よりグランダムジャパン(対象レースの競走成績に応じてポイントを付与し、上位3頭の地方馬はボーナスがもらえる)を開催するなど、牝馬の番組が充実していることが一番の理由でしょう。

 現在のグランダムジャパンの3歳シーズン対象レースは、若草賞(名古屋)、桜花賞(浦和)、ル・プランタン賞(佐賀)、東海クイーンカップ(名古屋)、留守杯日高賞(水戸)、東京プリンセス賞(大井)、のじぎく賞(園田)。各地区の重賞レースが該当します。実際に過去10年で連対した地方馬5頭中3頭は、前記したレースのうちのどれかで3着以内の馬でした。2012年の勝ち馬アスカリーブルは東京プリンセス賞の勝ち馬、2009年の2着馬ツクシヒメは東京プリンセス賞の2着馬、2014年の2着馬トーコーニーケは若草賞、東海クイーンカップ、のじぎく賞の連勝馬です。

 また、2010年の2着馬ハーミアこそ、距離が伸びて良さが出たタイプで、中央のダ1700mの500万下で2着の実績があったものの、昨年の2着馬ミスミランダーも、2歳シーズンのグランダムジャパンで上位争いをしていた馬。2歳シーズンの対象レース、ラブミーチャン記念を勝ち、プリンセスカップや東京2歳優駿牝馬で3着するなど、早い時点から活躍していた馬です。東京2歳優駿牝馬3着以降は休養していましたが、地元の条件戦をひと叩きして、このレースで巻き返しました。

 つまり、中央の中距離500万下で連対実績があるか、現在のグランダムジャパンの対象レースの上位馬ならば、十分にチャンスがあることになります。その中でも一番活躍が目立つのは、実質、関東オークスの前哨戦にあたる東京プリンセス賞で3着以内だった馬で、アスカリーブルやツクシヒメ以外でも、2008年ブライズメイト、2011年マニエリスム、2012年シラヤマヒメがこのレースで3着入線しています。

 さらに2010年の3着馬ギンガセブンや、一昨年の3着馬トーセンマリオンのように、東京プリンセス賞の5着以下からでも巻き返す場合があるので、とにかく東京プリンセス賞組には注意したほうがいいでしょう。トーセンマリオンは、勝ち馬のホワイトフーガがぶっちぎったことで展開に恵まれて接戦の3着でしたが、ギンガセブンは東京プリンセス賞で逃げて5着だった馬。ギンガセブンが関東オークスでは2番手からの競馬になりましたが、関東オークス自体が前にいる馬や内枠の馬を残らせてしまうことが多いですので、先行力のある馬は一発を警戒してもいいでしょう。

 対して関東オークスで連対の中央馬15頭は、前走の兵庫CSで3着以内だった馬が2頭、近2走のオープン特別で5着以内だった馬が6頭、前走クラッシック路線馬が3頭(内初ダートが2頭)、未勝利→500万下連勝馬が2頭。昨年の勝ち馬タイニーダンサーは、近2走のオープンで8着、6着と凡退していたものの、2歳時のエーデルワイス賞、北海道2歳優駿を連勝したほどの実績馬。休養明け3戦目のこの舞台で本領発揮する形となりました。

 しかし、近2走とも500万下に出走して、前走500万下を制した中央馬の大半が、昨年の3番人気馬ブライトリビングのように、この舞台でほとんど連対できていないのが目につきます。2008年のこのレースの2着馬プロヴィナージュこそ休養明けの前々走500万下・7着、前走500万下・1着からの出走でしたが、前走では8馬身差の圧勝でした。近2走とも500万下組を狙うのであれば、前走圧勝レベルでないと厳しいということなのでしょう。前走辛勝ちなら、嫌ってこそ配当妙味です。

 また、初ダートの馬は確かに2010年のシンメイフジのように勝つこともありますが、一昨年のアルビアーノのように断然の人気でコケることが多いので、このあたりも嫌って妙味でしょう。2014年にこのレースで7馬身差の圧勝Vを決めたエスメラルディーナでさえも、初ダートの兵庫チャンピオンシップでは、断然人気に応えられずに3着に凡退ています。

 アスリートの競走馬は、芝とダートでは餌も違えば鍛え方も違うので、いかなるダート馬でも急にダート仕様の馬には変身できないのです。逆に、即対応できる馬というのは相当にダート適性が高いのです。シンメイフジもその後芝路線にこだわって使われなければ、けっこうな大物になっていたはずです。

 最後に関東オークスは、全頭ともに初距離の2100mになるために、まず、スローペースで2周目の向こう上面でペースアップすることになります。しかし、川崎はコーナーがきついので、どうしても3~4コーナーでペースが緩んでしまい、結果的に前にいる馬や内枠の馬を残らせてしまうことが多いのです。

 本当は騎手に技量があれば、いかにきついコーナーでもトップスピードで侵入できますが、それができる騎手は残念ながら数えるほどしかいません。だからこそ、最内で死んだふりから、2周目の3~4コーナーもトップスピードで最内ピッタリを回ったトーコーニーケ(川原正一騎手)は、神騎乗と言われるのです。それだけ内ピッタリは難しく、外枠差し馬はトップスピードで外々を回ることになるので、外目の枠の差し馬は嫌ったほうがいいでしょう。


 まとめるとこうなります!

 ●本命候補
 前走の兵庫CSで3着以内だった馬。
 (2014年のエスメラルディーナ、2015年のポムフィリア、遡れば2006年のグレイスティアラもこのレースで連対。該当馬は滅多にいないものの、第1回兵庫CSまで遡っても、兵庫CSで3着以内のこのレースでの成績は連対率100%)
 
 ●穴馬候補
 東京プリンセス賞で3着以内の馬。それ以外のグランダムジャパンの対象レースの馬を狙うならば、トーコーニーケのように連勝しているような馬でなければ厳しい。

山崎エリカさんのダートグレード競走最新予想(「競馬プロ予想MAX」)はこちらからご覧いただけます!!

山崎エリカのダートグレード攻略

新着ニュース ~関東オークス2017~

過去10年の結果 ~関東オークス 2017~

2016年 関東オークス 2016年6月15日(水) 川崎11R ダート2100m 重 14頭

関東オークス

1着 13 タイニーダンサー 3.1倍(2人気) 戸崎圭太 2.19.1
2着 7 ミスミランダー 85.0倍(7人気) 森泰斗 2.19.6
3着 6 アルセナーレ 2.7倍(1人気) 大野拓弥 2.19.6
単勝 13 310円(2人気) 3連複 6-7-13 4,230円(9人気)
馬連 7-13 6,430円(11人気) 3連単 13→7→6 37,780円(91人気)
開催日 場名 頭数 馬場 勝ち馬 オッズ 人気 騎手 所属 勝ちタイム
2015/6/10
関東オークス
川崎 13 稍重 ホワイトフーガ 3.9倍 2 大野拓弥 JRA 2.18.3
2014/6/11
関東オークス
川崎 12 不良 エスメラルディーナ 1.8倍 1 C.ウィリアムズ JRA 2.16.6
2013/6/12
関東オークス
川崎 14 アムールポエジー 4.0倍 2 岩田康誠 JRA 2.15.7
2012/6/13
関東オークス
川崎 14 不良 アスカリーブル 5.4倍 3 今野忠成 船橋 2.14.1
2011/6/15
関東オークス
川崎 14 稍重 カラフルデイズ -- 1 岩田康誠 JRA 2.15.9
2010/6/16
関東オークス
川崎 14 シンメイフジ -- 1 内田博幸 JRA 2.13.1
2009/6/17
関東オークス
川崎 14 ラヴェリータ -- 1 岩田康誠 JRA 2.15.5
2008/6/18
関東オークス
川崎 14 ユキチャン -- 2 武豊 JRA 2.14.7
2007/6/13
関東オークス
川崎 14 ホワイトメロディー -- 1 安藤勝己 JRA 2.16.5

歴史・レース概要 ~関東オークス2017~

関東オークスは、川崎競馬場・ダート2100mで施行される地方重賞(JpnⅡ)である。1965年に南関東地区所属馬による競走として創設。2000年からは中央競馬所属馬や他地区の所属馬も出走できる交流競走となり、同時にGⅢに格付けされた。2006年からはGⅡに格上げ、2007年からは格付け表記をJpnⅡに変更。南関東牝馬三冠路線の締めくくりで、芝の優駿牝馬オークス)に相当するダートにおける3歳牝馬の根幹競走でもある。

本競走で優勝した地方競馬所属馬にはジャパンダートダービーの、上位2着までに入った地方競馬所属馬にはスパーキングレディーカップの優先出走権が与えられる。

過去の優勝馬には、タイニーダンサー、ホワイトフーガ、ラヴェリータなどが名を連ねる。

執筆者:ウマニティ競馬研究所(略してウマケン)

口コミ情報 ~関東オークス2017~

まだウマニティ会員ではない方へ

会員登録するだけで、予想的中に役立つさまざまなサービスを無料で利用できます。

トップ予想家

収支100万円超えの猛者がズラリ

全国トップ予想家たちの予想閲覧

U指数

予想に必携の高精度スピード指数

「U指数」を重賞で全頭公開

凄馬

勝率40%超えを誇る堅軸候補

「凄馬」をメールでお知らせ

ROBOTIP

TVでも紹介!設定は10万通り以上

あなただけの予想ロボが作れる

この他にも20以上のサービスを無料で提供!

会員登録(無料)する

初めての方はこちら!ウマニティでできること
ようこそゲストさん

2,000Pプレゼント

今すぐ会員登録

※パスワードを忘れた場合

いつものアカウントが使えます!

本日の開催

帯広競馬
第1回第1日
1R 6時間前
浦和競馬
第1回第5日
1R 3時間前
笠松競馬
第2回第3日
1R 2時間前

次回のダートグレード競走

4月24日()大井
羽田盃 Jpn1

2024ダートグレード競走

ブルーバードカップ
東海ステークス
根岸ステークス
クイーン賞
佐賀記念
雲取賞
フェブラリーステークス
かきつばた記念
ダイオライト記念
京浜盃
マーチステークス
黒船賞
川崎記念
兵庫女王盃
東京スプリント
アンタレスステークス
羽田盃
ユニコーンステークス
兵庫チャンピオンシップ
かしわ記念
名古屋グランプリ
エンプレス杯
平安ステークス
東京ダービー
関東オークス
さきたま杯
帝王賞
スパーキングレディーカップ
プロキオンステークス
マーキュリーカップ
レパードステークス
エルムステークス
クラスターカップ
北海道スプリントカップ
ブリーダーズゴールドカップ
サマーチャンピオン
不来方賞
テレ玉杯オーバルスプリント
白山大賞典
日本テレビ盃
マリーンカップ
シリウスステークス
レディスプレリュード
ジャパンダートクラシック
東京盃
マイルチャンピオンシップ南部杯
エーデルワイス賞
みやこステークス
JBCクラシック
JBCスプリント
JBCレディスクラシック
JBC2歳優駿
武蔵野ステークス
浦和記念
兵庫ジュニアグランプリ
チャンピオンズカップ
カペラステークス
全日本2歳優駿
名古屋大賞典
兵庫ゴールドトロフィー
東京大賞典