覆面ドクター・英さんの競馬日記

覆面ドクター英の宝塚記念・2022

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まずは安田記念の回顧から。本命を打ったイルーシヴパンサーは、ゆったりした流れとなり最後方近くに居た時点でアウトでした。3着に来たサリオスもマイナス22kgが良いか悪いか難しい一頭だったと思います。元々能力ある馬だがスランプ気味で、ここで復調するかも判断難しかったです。それにしても池添騎手は大一番や難しい馬だとうまいですね・・。

それでは、宝塚記念の話へ。なかなか面白いメンバー構成だと思います。ステイヤー色が強すぎて、ちょっと忙しそうな人気馬や海外帰りで体調どうか気になる馬、昨年絶好調も大阪杯負けてブリンカーかけてくる馬など、昔から悲願のG1初制覇がよくみられる宝塚記念らしい馬など、馬券的にも面白そうで、夏競馬前のしめくくりのG1は是非当てたい。

あと、最近は仕事などの近況の話してませんでしたが、春最後のG1ですし、ようやくトンネルの出口が見えてきた感じもあり、少し追加を。私の居る市は、ワクチン3回かなり行き渡って、接種会場を絞り込んだので、毎日数十人への接種も一旦お休みとなりました。非予約制での発熱者外来も、コロナ陽性患者がかなり減ってきて出口が見えてきました。連日保健所に多数の患者発生連絡していた日々が過去になりつつあります。手洗いうがいなど、清潔への意識高まり、インフルエンザもこの数年ほとんど出なくなり、かなり辛い日々でしたが、余分な移動をやめてWebでの会議や授業への取り組みや、何が日々の生活で大切なのか考えなおして、みんな強くなったんじゃないかと思います。以前は当たり前の事柄が、コロナ禍を乗り越えて、実は大事だったり幸せを再確認できたんじゃないかと思います。これまでの忍耐や努力を今後の人生が楽しくなるよう生かしていきましょう。

では恒例の全頭診断へ。

<全頭診断>
1番人気想定 タイトルホルダー:昨秋の菊花賞を勝ち、今年は日経賞と春の天皇賞を連勝した(春の天皇賞は7馬身差の圧勝)。ただステイヤー色が強く(半姉のメロディーレーン同様)、阪神内回りの2200Mはちょっと忙しいのでは。だいぶ古い例えだがステイヤーの逃げ馬であるメジロパーマーが距離足りず、忙しすぎて負けたのを思い出す。当然好走するのだろうが、人気ほどは信頼できないのでは。

2番人気想定 エフフォーリア;昨年は皐月賞、秋の天皇賞、有馬記念勝ちと大活躍した。ただ1番人気だった前走の大阪杯は9着と負けたが0.7秒しか負けておらず、状態アップすれば巻き返しは十分ある。今回はブリンカーをかけてくるよう。ただ昨年がんばり過ぎて、ちょっと心身ともにお疲れモードなのかなあという前走。能力当然あるが、調教も昨年ほどでなく微妙な存在。

3番人気想定 ディープボンド:昨年末の有馬記念2着、阪神大賞典勝ち、春の天皇賞2着とステイヤーの王道を行くが、正直この条件は忙しく、本質的には向かない。調教では豪快に動けており、雨予報でもあり、道悪希望か。

4番人気想定 デアリングタクト:長期休養明けのヴィクトリアマイルは0.5秒差6着と負けたが、距離も忙しかったし、正直22kg増だけあり、成長分入れても太かった。距離もこのくらいの条件が一番向く。斤量差生かせれば、巻き返して頭まであるのでは。ただ調教の動きは、好調時ほどでない感じでもある・・。

5番人気想定 オーソリティ:JCで2着、海外遠征でも1着と3着と結果残してきた。阪神2200M内回りがちょっと忙しいかもしれないが、母母シーザリオなように底力あって、思った以上に強い馬なのかもしれない。、

6番人気想定 パンサラッサ:中山記念を逃げ切って臨んだドバイターフも逃げ切り、広尾レースの馬もとうとう海外G1勝つところまできたか、と感慨深いものがあります(広尾の前身のサウスニアで一口馬主を数頭やっていたこともありました、もう20年くらい前になってしまいますが)。母父モンジュー譲りのスタミナ生かした渋太とさなのだろうが、強い馬に早めに来られると逃げ切りは厳しいか。逃げたい馬同士での駆け引きは楽しみでもあるし、このレースの鍵を握りそうでもあるが。

7番人気想定 ヒシイグアス:セレクトセールで1億超えだったようにポテンシャルあるも順調になかなか使えなかったが、海外遠征に行ってきたり、前走の大阪杯も0.3秒差の4着とG1制覇に近いところまできている。関西圏で結果出てないが、調教の動き良く、Dレーン騎手も確保できたし、悲願のG1制覇というのもありか。

8番人気想定 アリーヴォ:小倉大賞典勝ちで臨んだ大阪杯でも3着と勢いのある4歳馬で、ここも適条件で連続好走ありえる。ただ調教の動きがイマイチで、そろそろお疲れなのかも・・。

9番人気想定 ポタジェ:前走は8番人気ながら大阪杯を勝った。ルージュバックの半弟である良血馬だけにいよいよ開花した感じか。母がややパワー寄りな仔を出す血統だけに、上がりが速くなりすぎないここもやれてよいか。雨降って少し渋るくらいの馬場がいいか。

10番人気以下想定
ステイフーリッシュ:環境変化にも強いメンタルのステイゴールド産駒らしく、また海外の少し重い馬場も良かったのか海外遠征で連勝してきた。ただ日本でこの距離でトップレベルかというとそうでもない存在で、日本ではそれなり、止まりでは。

キングオブコージ:ロードカナロア産駒ながら母父ガリレオが強く出たステイヤーで、この2200Mも短いのでは。この後は最適条件の洋芝である北海道シリーズの2600Mを使うべきでは。

マイネルファンロン:かなりの人気薄でごくたまに重賞でも激走するがG1でというタイプではない。

サンレイポケット:かなり少なくなってきたジャングルポケット産駒の最後の活躍馬と言ってもよさそうな存在だが、G2やG3でそれなり、というのが上限でG1での一発は難しそうだし、この直線短いコース形態も向かない。ジャンポケ斉藤さんもジャングルポケット産駒を買うのが5~10年遅かったんじゃないでしょうか、活力落ちてきた種牡馬も最後の最後に大物出すこともあるにはありますが、一般的には種牡馬晩年は時代の流れや配合相手のこともあり、厳しい事が多いものです。

アフリカンゴールド:ステイゴールド産駒でもあり、セン馬なのも加わり、高齢となっても衰え少なく今年も京都記念を12番人気で勝ったりしているが、ピークでもG1でどうこういうレベルでなく厳しい。

ウインマリリン:一昨年はオークス2着、昨年は日経賞とオールカマー勝ちと中山で強さ見せた。今年は大阪杯しか使えず16着と惨敗。もともと脚元ゴトゴトしやすい馬で、なかなか状態整わないのでは。

アイアンバローズ:ステイヤーズSや阪神大賞典で2着したり春の天皇賞で5着に来たりとステイヤー色が強い。阪神2200M向きではない。

グロリアムンディ:芝だと1勝クラスを勝ち切れずに居たのだが、ダートに矛先むけると4連勝を決め、前走アンタレスSでも古豪オメガパフュームの2着とダート界だとトップクラスに躍り出た。ただ芝のG1には今更使ってこないのでは。と思ってたら使ってきた・・。故障しないで無事またダートで活躍してほしい。ただデビュー当初は、芝でおろして、京都2歳Sや若駒S、すみれSと芝で勝ち切れないまでも、人気でそこそこ好走していただけに、多少渋った馬場で能力爆発というのも無いではないのか・・。

メロディーレーン:半弟タイトルホルダーの大活躍を見守る小さいステイヤーのお姉さんも56kg背負うのも厳しく距離も足りない。

ギベオン:昨年の金鯱賞で10番人気1着となった時はさすが、良血馬と思わせましたが、馬券にならなくてもコツコツ賞金稼いではいるが、G1でどうこう言うレベルでない。

<まとめ>
有力:デアリングタクト、エフフォーリア

ヒモに:ヒシイグアス、タイトルホルダー

穴で:ポタジェ、グロリアムンディ

 ナイス!(18

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この日記へのコメント

ブルースワン ブルースワン|2022年6月24日 0:51 ナイス! (4)

メジロパーマーですが
一応前年の宝塚記念勝ち馬で新潟大賞典も勝ってます(;^_^A
ダイタクヘリオスのよきパートナー(?)がいました(笑)

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