岡村信将
きいいろ
第56回アルゼンチン共和国杯(4日、東京11R、GII、3歳上オープン国際(特指)、ハンデ、芝2500メートル、1着本賞金5700万円 =出走12頭)中団を追走した3番人気パフォーマプロミスが上がり3ハロン32秒6の切れ味を発揮し、1月のGII日経新春杯に次ぐ重賞2勝目を飾った。コルム・オドノヒュー騎手(37)=愛国=はJRA重賞初制覇。タイム2分33秒7(良)。今後はジャパンC(25日、東京、GI、芝2400メートル)か有馬記念(12月23日、中山、GI、芝2500メートル)に向かう。1番人気ムイトオブリガードが3/4馬身差の2着だった。 ◆オドノヒュー騎手(パフォーマプロミス1着) 「自信を持って乗りました。先頭に立つと止まるようなところがあって大きな着差をつけて勝つ馬ではありませんが、まだ余力がありそうな感じでした」 ◆四位騎手(ムイトオブリガード2着) 「ゲートの中が不安定であの位置(中団)から。勝った馬が相手だと思って、目標にしたんだけど、もう少しペースが流れてほしかった」 ◆石川騎手(マコトガラハッド3着) 「具合もよかったし、軽ハンデ(51キロ)を生かして頑張ってくれた」 ◆松岡騎手(ウインテンダネス4着) 「馬がテンからやる気になっていたので、ペースを落とした。使ってさらによくなりそう」 ◆北村宏騎手(エンジニア5着) 「デキがよすぎて、(遅い)この流れで力んでしまった」 ◆三浦騎手(ガンコ6着) 「ゲートで他の馬につられて立ち上がってしまった」 ◆北村友騎手(ルックトゥワイス8着) 「スローペースで位置取りの差が出てしまった」 ◆田辺騎手(アルバート10着) 「直線は反応しているんだけど、目立つ脚は使えなかった」パフォーマプロミス 父ステイゴールド、母アイルビーバウンド、母の父タニノギムレット。栗毛の牡6歳。栗東・藤原英昭厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)サンデーレーシング。戦績15戦7勝。獲得賞金2億936万8000円。重賞は2018年GII日経新春杯に次いで2勝目。アルゼンチン共和国杯は藤原英昭調教師、コルム・オドノヒュー騎手ともに初勝利。馬名は「約束を果たす」。