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サマースプリントシリーズ最終戦、第38回産経賞セントウルS(GⅡ、芝1200メートル)が8日、中京競馬場で行われる。シリーズを盛り上げてきた馬に、秋のGIを見据える強豪が加わり、熱い戦いが期待される。1着馬にはスプリンターズS(29日、中山、GI、芝1200メートル)の優先出走権が与えられる。
ママコチャ(栗東・池江泰寿厩舎、牝5歳)は昨年のスプリンターズS優勝馬。その後は阪神C5着、高松宮記念8着とひと息だが、寒い時期はあまり動けないタイプで、やむをえない面もあった。これまで6勝のうち4勝を5月から9月にマーク。休み明けを苦にするタイプではなく、底力を考えれば巻き返しの可能性は十分。
テンハッピーローズ(栗東・高柳大輔厩舎、牝6歳)はヴィクトリアマイルを豪快に差し切って、GIホースの仲間入り。このあとは米GI・BCマイル(11月2日、デルマー、芝1600メートル)に参戦予定。ここはステップレースではあるが、1200メートルは新馬戦で鮮やかなVを飾っていて、距離適性はある。
ピューロマジック(栗東・安田翔伍厩舎、牝3歳)は葵S、北九州記念と重賞を連勝中。ともに逃げ切りで、前走の北九州記念では前半3ハロン32秒3を無理なくマークした。テンのスピードはここでもトップ。小回りで走った経験が多いだけに、直線が長いコースを乗り切れるかどうかが鍵となりそうだ。
モズメイメイ(栗東・音無秀孝厩舎、牝4歳)は休養を経て立て直した北九州記念3着のあと、前走のアイビスSDでチューリップ賞、葵Sに続く重賞3勝目をマーク。実力馬が不振から脱出したとあれば侮れない。自在性を身につけていて、今ならどんなレースでもできそうだ。
函館スプリントS9着から巻き返しを狙うアサカラキング(美浦・斎藤誠厩舎、牡4歳)や充実一途のサウザンサニー(美浦・岩戸孝樹厩舎、牡4歳)、ヨシノイースター(栗東・中尾秀正厩舎、牡6歳)も侮れない。
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