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【直撃取材！プロ予想家最速予想】京都記念2023「回収率予報官」「田口啄麻」の狙いは!?注目馬＆妙味ある穴馬候補に迫る！
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毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬を紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第2回は京都記念について回収率予報官プロ・田口啄麻プロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【田口啄麻】ーソフトの自動運転で年間数千万円を稼ぐ馬券利殖家
世に氾濫するスピード指数を徹底研究し、圧倒的回収率を実現する現在のスピード指数へ到達。高性能スピード指数に、様々なファクターを掛け合わせ中央競馬を無双する田口啄麻プロに京都記念についてお聞きしました。
－競馬をはじめるきかっけはなんだったのでしょうか。
親が好きだったんですよね。馬券は下手なんですけど。大学のときくらいにかじって、ちょっとまあいろいろあってやってない時期もあります。もう一度、競馬へ戻ってきたのは、これって理由もないですけど、まあ時間的余裕ができたってところですかね。
―スピード指数を使った予想スタイルとのことですが、どのような予想法か、またほかの指数予想とちがう部分をお聞かせください。
最初はスピードに限らず、いろんな予想ファクターを指数化してたんです。ただやっていくうちにスピード指数が一番しっくりくるなと。そこからいろんな指数の研究をはじめて、独自のスピード指数を開発していきました。そのスピード指数を基盤に、前走の不利であったり、調教であったり、それ以外のファクターを取り入れて総合的な指数を出し、予想に活かすって感じですね。あと競走馬一頭ごとに、前走の結果を踏まえ、今回はスピード指数をどれくらい伸ばしてくるのか、そこは判断できるので、伸びしろを予測して期待値の高い馬を狙ったりという。ほかとちがう部分は…一例ですけど含水率とかクッション値、そういうもの、つまりほかの方がまだ取り入れていない部分まで取り入れているので、そのあたりで差は生じるんじゃないかと。
ーありがとうございます。スピード指数だけじゃなく、総合的な判断になるんですね。では、京都記念についてですが、予想のポイントを教えてください。
いかに絞るか。これだけというか、これに尽きますね。というのも指数的に抜けてる馬が数頭って感じなので、あまり手を広げる意味もなく、その数頭を中心にどう馬券を構築していくかでしょう。
ーなるほど。抜けている馬が数頭ですか。そのなかで注目馬を教えてください。
プラダリアですね。基本的にこの世代のダービーはレベルが高いと思ってて、そのダービーの5着なので能力的な裏付けはあります。そのうえ、これも指数に出るんですけど、前走の騎乗がひどかったです。外回しすぎですね。あと芝の痛み具合とかも取り入れていて、たしかに当日は内の馬場が荒れていました。でも、結果このレースは内を通った馬が伸びていて、外回して伸びてきたのってプラダリアだけなんですよ。だから、不利もありきで指数が高く出てますね。期待値的にも勝率的にもいいかなと。
―プラダリア5着のダービーを勝ったドウデュースはどうでしょうか。
まだ最終的な指数は出してないですけど、まあ現時点の指数でいうとドウデュースは正直かなり高いです。まだ、最終追切のデータ入れてないんですけど、デビュー以来はじめて最終追いで一杯に追ってるんですよ。馬体もちょっと重そう。そこは個人的にちょっと不安です。だから最終的な指数はもう少し下がるかなと。それでもまあベースが高いですからね。
―やっぱりドウデュースは高指数なんですね。穴サイドで面白い馬はいますか？
そうですねえ…なるべく絞って買いたいと思っているので、挙げるとするならインプレスですかね。これは前走のスピード指数が高いです。あとは、デビュー以来指数が上昇曲線を描いてるんですよ。つまりまだ伸びしろがあるわけです。まあ上位勢との比較ではきついですけど、人気もないですし押さえていいですね。反対に買いたくないのはキラーアビリティです。理由としては能力的にプラダリアに劣ると思っていて、かつ前走勝っちゃたんで期待的にも弱い。プラダリアより弱いのに、プラダリアより人気するなら消したいなと。
取材後記:含水率まで解析の対象に取り入れるんですね…アナログ人間には手の届かない世界ですが、非常に興味深い話をお聞きできました。人気薄の名前も挙がり、週末が待ち遠しいです。
【回収率予報官】ー独自開発したデータ分析ソフトで導き出された高回収率馬を予報！
エンジニア目線で競馬と真摯に向き合い、通常のAIと一線を画すデータ分析ソフトを構築。オリジナリティ溢れる理論で、出走馬の単勝回収率を予測する回収率予報官プロに京都記念の予想をお聞きしました。
―京都記念の予想をお聞きする前に、お使いの競馬ソフトと一般的な競馬ソフトとのちがい、また競馬ソフトの独自性を教えてください。
人工知能を使った一般的な競馬ソフトは、大量のデータをAIに自動分析させて、結果だけを教えてくれるものです。なので、AIを使っている人は中がどうなっているか、基本的にはわかっていないんですよ。つまり「このレースの本命はこの馬です」と出ても、なぜその馬が本命なのかわからないんです。私の競馬ソフトは、自分ですべてロジックを組んでいるので、時間さえかければ手で計算して同じ数字を出せます。ただ、手動でおこなうと何日もかかるので、コンピューターでまとめて計算している形ですね。
―競馬の研究をはじめるにあたって、何かきっかけはあったのでしょうか。
20年くらい前にJRAから過去5年分のデータが収録されているCDが販売されていたんです。エンジニアでしたので、これは面白い、分析してみようと。それがきっかけです。ただ、当時はパソコンが力不足で、まともに分析ができず一度諦めたんです。本格的に指導する2014年にはJRAがネットでデータベースを公開していましたし、環境が整っていて、いよいよやりたかったことができるんじゃないかと。
―なるほど、ようやく時代が追いついたと。では京都記念についてお聞きしたいと思います。注目馬を教えてください。
みなさま期待してると思うんですけど、ドウデュースを現時点で最上位に考えています。ダービーの内容が良くて、特に上がり3ハロンですね。私のロジックのなかで、上がり3ハロンと走破時計に関してはスピード指数のような形で指数を出してるんですけど、これが非常に良いんです。
―後ろから行く馬で、開幕週の内回りは問題はありませんか。
まず、全体的な回収率の観点からいうと、差し馬は過剰人気になりやすい。なので期待値的には逃げ馬なんです。ただ、大きな差があるわけじゃないです。次に、ドウデュースに関してですが、全体的にマイナスになる指標が少なく、おそらく勝ってくれるんじゃないかと。ただ人気でしょうし、回収率的にはそれほどでもないです。
―では、今回のメンバーで妙味のある馬を教えていだけますか。
3頭挙げたいと思います。1頭目がエフフォーリア、2頭目がキラーアビリティ、3頭目がユニコーンライオンです。
－それでは、各馬の強調材料を教えてください
今回牡馬の5歳はエフフォーリアのみです。一番力を出せる年齢で、有馬記念5着の内容は今回に期待をもてるものでした。次にキラーアビリティですが、中日新聞杯は悪くなく、前々走のアルゼンチン共和国杯も8着ですけど、こちらも評価できる内容だったと思います。全体的に悪い要素もないですし、こちらも期待できますね…
－すみません、ちょっと待ってください。キラーアビリティの前走がスローの前残りを差し切ったという意味で強いのはわかりますが、それ以外で評価を与えた具体的な理由を教えていただけますか。
これはですねえ…ちょっと秘密でお話しできない。おそらく、ほかの方が気づいてない要素があるんですよね。
―そのロジックを明かすわけにはいかないと。
そうですね、ただわかったところで計算が非常に複雑なのでそう簡単にはマネできないと思います。例えば、有馬記念へ出走したエフフォーリアとウインマイティー。前者が5着で後者が6着。これ、エフフォーリアは評価できますけど、ウインマイティーは評価できません。説明すると大変なことになるので、今はできないです。ひとつのファクターで決まるのじゃなく、様々なファクターが複合的に絡み合って結論は出ますし、ある条件のときはこのファクターが意味をもつとか、いろんなケースがあるんです。
―うーん、気になりますね。では、最後に挙がったユニコーンライオンについて、お話できる範囲でお願いします。
ユニコーンライオンは中10週がいいですね、どちらかといえば間隔が空いてるほうが、期待値は上がります。
－それはユニコーンライオン単体ではなく、競走馬全体に共通する話ですか。
そうなんですよ、これはみなさんすぐ馬券に活かせると思いますけど、プラダリアなんかの中3週より、ユニコーンライオンの中10週のほうが有利です。逆にプラダリアは危険な人気馬だと思っています。前走は期待値が高かったんですよ。実際3着に来ました。ただ、3着に着たとはいえ思ったほどの走りではなかったですし、今回は追い風となる条件がほぼないんですよ。だから避けるのが無難だと思います。ユニコーンライオンに関してはJC16着でマークも外れるでしょうし、JCの内容も着順ほど悪くなかったです。
取材後記:どのような計算を経て、最終的な結論に辿り着いているのか気になるところですが、それはまたいつか。ひとまずユニコーンライオンの激走に期待しましょう！
以上、プロ予想家2名の京都記念への見解と注目馬を紹介しました。両者ともに競馬ソフトを駆使した予想ながら、プラダリアの評価は分かれましたね。
(文・垣本大樹)
⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック！（予想をアップする時間帯は予想家によって異なります。）
田口啄麻プロの最新予想ページはこちら
回収率予報官プロの最新予想ページはこちら
※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。
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