2019年12月8日()シャティン競馬場 芝1600m

レース結果 ~香港マイル 2019~

  • 出走予定馬
  • 出馬表
  • レース結果



馬名 性齢 負担重量
(kg)
騎手 調教師 オッズ 人気
1 9 4    アドマイヤマーズ 牡3 56.5 C.スミヨン 友道康夫 13.4 5
2 4 10    ワイクク セ4 57.0 J.モレイラ J.サイズ 5.2 3
3 1 5    ビューティージェネレーション セ7 57.0 Z.パートン J.ムーア 2.7 1
4 10 9    ノームコア 牝4 55.5 C.ルメール 萩原清 5.6 4
5 3 6    ペルシアンナイト 牡5 57.0 O.マーフィー 池江泰寿 23.1 7
6 8 8    シトロンスピリット セ7 57.0 C.ホー P.イウ 485.1 10
7 2 3    インディチャンプ 牡4 57.0 D.レーン 音無秀孝 2.9 2
8 5 2    ザーキ セ4 57.0 R.ムーア M.スタウト 184.8 8
9 6 1    カーインスター セ4 57.0 K.ティータン A.クルーズ 20.8 6
10 7 7    シンプリーブリリアント セ5 57.0 A.バデル F.ロー 280.4 9

■払戻金

単勝9 1,340円
複勝9 310円
4 160円
1 140円
馬連4-9 4,440円
ワイド4-9 1,330円
1-9 910円
1-4 270円
馬単9-4 9,960円
3連複1-4-9 3,760円
3連単9-4-1 36,880円

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※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。

最新出走予定馬情報 ~香港マイル 2019~

当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2015年以降の結果をもとに集計




編集部(以下、編) 先週は4戦1勝で単勝回収率115%。大爆発とはいきませんでしたが、プラス街道を驀進中です。

新良(以下、新) まさに最低限の仕事といったところですが、なんとか格好をつけられてよかったです。

編 今週は“大仕事”に期待しております(笑)。

新 あまりプレッシャーをかけないでください(苦笑)。いつも通り、肩の力を抜いてやっていきます。

編 今年も残すところあと3週で、重賞レースも数えるほどになってきました。今週の大注目の一戦は朝日杯FSですが、狙ってみたい乗り替わりはありますか?

新 なんと言っても、武豊騎手からスミヨン騎手に乗り替わる⑫レッドベルジュールですね。

編 サリオスとの無敗の重賞ウイナー対決に注目が集まっていますが、石橋脩騎手からムーア騎手に乗り替わる向こうよりも、こちらのほうが面白いと。

新 私はそうみています。レッドベルジュールの前走はもともとデットーリ騎手が騎乗する予定だったのが、騎乗停止により武豊騎手が代打で騎乗することになりました。正直、武豊騎手は上手に乗ったと思います。でも、ノーザンファームは少しでも上を目指して、あくまで外国人騎手にこだわるようです。

編 スミヨン騎手を配してきたということは、かなりの勝負がかりと考えていいわけですね?

新 はい。この馬にスミヨン騎手をあてがったことにより、ほかのノーザンファーム勢が玉突き状態で次々に乗り替わりになっている状況ですから、それだけ期待しているということでしょう。

編 なりふり構わない感じが、本気度の高さをうかがわせていると?

新 そういうことです。スミヨン騎手は今シーズンは阪神では4鞍しか騎乗していませんが、唯一の芝外回りコースのレースを勝っています。ですので、芝1600mは問題ないでしょう。じっくり構えてレースを運べる枠順を引きましたので、うまくさばきながらゴール前の争いに加わってくると思います。

編 馬は喉鳴りを抱えていて、それを不安視する声もありますが……。

新 陣営は承知のうえですし、良い意味での平行線というコメントも出ています。本当に症状がひどければ使ってこないでしょうし、全力を出せる状態にあると考えていいんじゃないですかね。

編 確かにそうですね。鞍上は先週の香港マイルを勝って勢いづいていますし、2週連続の好騎乗に期待しましょう。土曜日に組まれているターコイズSのほうはいかがですか?

新 こちらは北村宏司騎手からマーフィー騎手に乗り替わる⑮ディメンシオンに注目しています。

編 スミヨンにマーフィーと、名前を聞くだけで贅沢に感じます。

新 外国人騎手狙いは「バカのひとつ覚え」のように映るかもしれませんが、それでもしっかり馬券になってくれるんですから、買わない手はありません。

編 おっしゃる通りだと思います。

新 この馬は前走、久々の1800m戦ながら6着に健闘。マイルに限れば、昨年のこのレースでコンマ2秒差5着、関屋記念でコンマ1秒差4着、京成杯AHで2着と安定しています。にもかかわらず、54キロのハンデで出走できるのは魅力です。マーフィー騎手によるパフォーマンスアップも見込めますので、かなりいいところまで来てくれるでしょう。

編 買いやすい人気ですし、馬券妙味もありそうですね。期待したいと思います。新良さん、今週もありがとうございました!


★その他の注目乗り替わり★
土曜中山12R ⑫ハーメティキスト池添謙一→ビュイック)
日曜阪神9R ショウナンアリアナ丸山元気→ルメール)


【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
20歳を過ぎたころに競馬を覚え、40代半ばまでは負け組人生を送っていたが、データベースソフト『TARGET』と『ウマニティ』のU指数に出会い、データ馬券に開眼。騎手と種牡馬をメインにした斬新なデータ活用術と馬券購入テクニックを武器に、コンスタントに好配当馬券を的中させる“勝ち逃げ馬券師”へと変貌を遂げる。15年秋に雑誌『競馬最強の法則』でデビューし、翌16年春には単行本『毎週コツコツ勝ち逃げリーマン最強馬券術』(ベストセラーズ)を上梓。現在もデータ馬券研究の日々を送る。昨年10月に新創刊された『競馬の天才!』(メディアボーイ)で連載をスタート!最新情報は『“新良式”データ馬券ブログ』で公開中。

【香港国際競走】マーズ&ブライト&グローリー、日本馬が3勝12月10日(火) 05:00

 【香港8日=山口大輝】香港国際競走がシャティン競馬場で行われ、香港マイルに出走したアドマイヤマーズ(栗・友道、牡3)が快勝。11月17日に亡くなった馬主の近藤利一氏に捧げる弔いVとなった。香港カップウインブライト(美・畠山、牡5)、香港ヴァーズグローリーヴェイズ(美・尾関、牡4)が制覇。日本馬が3勝したのは2001年以来だった。

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【香港国際競走】日本馬3勝!マーズ、香港マイルで復活V12月09日(月) 05:05

 【香港8日=山口大輝】香港国際競走がシャティン競馬場で行われ、香港マイルに出走したアドマイヤマーズ(栗・友道、牡3)が快勝。11月17日に亡くなった馬主の近藤利一氏に捧げる弔いVとなった。香港カップウインブライト(美・畠山、牡5)、香港ヴァーズグローリーヴェイズ(美・尾関、牡4)が制覇。同競走で日本馬が3勝するのは2001年以来の快挙となった。

 異国の地で、弔いVだ。3歳馬アドマイヤマーズが、海外初挑戦で快勝。先月17日に亡くなった近藤利一オーナーに、勝利を届けた。

 「ひと言でうれしいです。オーナーがこのレースのために新調していたスーツを仕立て直して着ていたので。一緒に見ている感覚で、ゴール前は興奮していました」

 レース直後は大号泣。マーズが朝日杯FSを制したときに近藤オーナーが使用したネクタイも着用した友道調教師は、真っ赤に目を腫らしながら喜びをかみしめた。

 道中は中団でリズムよく追走。直線はスミヨン騎手のアクションに応えるように末脚を伸ばし、2着馬ワイククに半馬身差をつけた。スミヨン騎手は「ワイククに迫られたときにもうひと頑張りしてくれました、本当によくはしってくれたね」と笑みを浮かべた。

 これで、GI3勝目をマーク。「来年以降も良くなると思います。これからも世界を目指していきたい」と指揮官は力を込めた。世界一のマイラーへ。天国のオーナーとともに、さらなる高みを目指していく。

★18年ぶり2度目

 日本馬が香港国際競走を3勝したのは、2001年以来2度目。当時は、引退レースのステイゴールド香港ヴァーズエイシンプレストン香港マイルアグネスデジタル香港カップを優勝した。エイシンプレストンは02、03年も香港のクイーンエリザベスIICを連覇した。

★売り上げ

 香港4レースの日本国内での馬券売り上げの合計は、30億5679万5500円だった。

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【香港マイル】レースを終えて…関係者談話12月09日(月) 05:03

 ◆ルメール騎手(ノームコア4着)「頑張ってくれました。いいポジションを取れた」

 ◆マーフィー騎手(ペルシアンナイト5着)「馬はいい状態でした。いい走りをしてくれた」

 ◆レーン騎手(インディチャンプ7着)「馬群の内に入ったことでナーバスになっていた。スローペースでもありましたし、いい走りをさせることができませんでした」

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【香港マイル】3歳馬アドマイヤマーズがGI・3勝目12月08日() 17:03

 12月8日の香港国際競走、7Rで行われた第29回香港マイル(シャティン競馬場、GI、芝・右1600メートル、3歳以上定量、1着賞金1425万香港ドル=約1億9950万円、10頭立て)は、C.スミヨン騎手騎乗のアドマイヤマーズ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)が好位追走から直線は馬場の真ん中を伸びて差し切り勝ち。タイムは1分33秒25(良)。アドマイヤマーズ朝日杯FSNHKマイルCに次いでGI・3勝目。

 半馬身差の2着には前哨戦を勝った香港馬のワイクク、さらに1馬身1/4差遅れた3着に一昨年&昨年連覇の香港馬ビューティージェネレーション。

 日本から遠征したノームコア(牝4歳、美浦・萩原清厩舎)は中団から伸びて4着、ペルシアンナイト(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)は5着、インディチャンプ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)は後方から差を詰めての7着。

 日本馬による香港マイル優勝は2001年エイシンプレストン、2005年ハットトリック、2015年モーリスに次いで4頭目。

アドマイヤマーズの競走成績はこちら

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【有名人の予想に乗ろう!】香港マイル2019 マイルG1ウイナー4頭の強力布陣で挑む日本勢!あの人の本命は!?12月08日() 11:00


※当欄では香港マイルについて、競馬好きとして知られる芸能人、著名人の皆さんの予想を紹介していきます。迷ったときは彼らの予想に乗るのも手。参考になさってください。



【大久保洋吉(元JRA調教師)】
◎①ビューティージェネレーション

【斉藤慎二(ジャングル ポケット)】
◎②インディチャンプ

【キャプテン渡辺】
◎④ワイクク

【船山陽司】
◎④ワイクク



ウマニティ重賞攻略チーム

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【香港マイル】マーズ、しぶとさ武器に勝ちまーす!12月08日() 05:12

 日本から9頭の実力馬が参戦し、国内で馬券発売も実施される香港国際競走が8日、シャティン競馬場で行われる。中でも4頭のマイルGI馬が出走する香港マイルは注目の的。出走各馬は順調に最終調整を終えており、日本馬のVラッシュが期待される。

 ここはアドマイヤマーズの持ち味が存分に生きるとみた。前走の富士Sこそ位置取りが後ろになったが、本来は先行力としぶとさが武器。シャティンのコースはいかにも合いそうだ。スミヨン騎手との初コンビにも期待したい。

 (9)アドマイヤマーズはAWコースを軽快に1周。周りに動じることなく、堂々とした姿を見せた。友道調教師は「伸び伸びと走れていていいと思います。やることはやりました。パドックスクーリングもうまくいきましたね」と自信の口ぶりだ。

 (2)インディチャンプは、角馬場で汗を流し、AWコースを約1周。スピード感あふれる動きを見せた。音無調教師は「テンションが上がりすぎないように気をつけてきましたが、いい状態でここまできています」とうなずいた。

 (3)ペルシアンナイトは、ゆったりとした走りでAWを1周半。「調子は変わらずにいいですね。いい状態で本番を迎えられそうです」と池江調教師は昨年5着のリベンジを狙う。

 (10)ノームコアは角馬場での最終調整を済ませ、「特に問題なく順調です」と萩原調教師。この日は、ルメール騎手も競馬場に姿を現し、「シャティンは日本の馬場に似ているし、いいと思う。1600メートルはベストの距離ですね」と笑顔を浮かべていた。

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【香港マイル】陣営の思惑12月08日() 05:11

(1)ビューティージェネレーション=J・ムーア師「(近走の敗戦は)3走前にレコード勝ちした疲れがあった。今はいい状態」

(2)インディチャンプ=生野助手「到着後2日でカイバもしっかりと食べるようになった。硬くなっていないし、いい状態をキープできている」

(3)ペルシアンナイト=池江師「毛づやが良くてフレッシュ。いい状態。昨年よりも馬場が硬くて合っている」

(4)ワイクク=J・サイズ師「前走は勝ったが、完調ではなかった。勝つのも無理なことではない」

(5)ザーキ=F・ギロワ遠征主任「今年は使うごとに良化。今が一番、状態はいい」

(6)カーインスター=ティータン騎手「体調も見た目もいい」

(7)シンプリーブリリアント=F・ロー師「前走でチークピースを着けて、上手に走ってくれました。今回も使います」

(8)シトロンスピリット=P・イウ師「今年のレース内容は悪くない。中団から進めて4着以内を狙っていきたい」

(9)アドマイヤマーズ=友道師「馬の雰囲気はいい。プラス馬体重でも出られそう。馬体も良くなっています」

(10)ノームコア=萩原師「こっちの環境になじんでいます。芝の適性は分からないですが頑張ってほしいです」

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【栗原純一ジャッジ】香港マイル12月08日() 05:11

▲(1)ビューティージェネレーション 一昨年、昨年と連覇しているが、10連勝後連敗。他馬より重い斤量を背負っていたが、それまで斤量面の不利を克服してきただけに不安は残る

○(2)インディチャンプ 充実一途。安定感もあるタイプでチャンス十分

 (3)ペルシアンナイト 昨年は4馬身差の5着。高速馬場への対応がポイント

●(=二重△)(4)ワイクク 本格化ムード。千六も2戦1勝、2着1回とベスト距離

 (5)ザーキ GI僅差2着がある馬と4走前に好勝負をしているが、欧州より速い時計が出る馬場、4戦未勝利の右回りへの対応が鍵

△(6)カーインスター 逃げ・先行型。大敗したのは不向きな二千で展開も厳しかった香港ダービーの10着のみ。千六では堅実

 (7)シンプリーブリリアント GIではチャンピオンズマイル3着があるが、当時よりはるかに相手が強い

 (8)シトロンスピリット 独2歳GIIIを勝ったが、香港移籍後はGIII3着が最高

 (9)アドマイヤマーズ 富士S9着は久々を考慮しても案外だったが、その後の調整は意欲的

◎(10)ノームコア ヴィクトリアマイルを世界レコードで制覇。シャティン芝が昨年から速いタイムが出るようになっている点は好材料

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【香港国際競走】馬場状態は良の見込み12月08日() 05:04

 8日のシャティン競馬場周辺の天気は「晴れ」の予報で、快晴の土曜日はGOOD(JRAの発表は良)。先週まで最内から12・2メートル地点に設置されていた柵が外され、約1カ月ぶりに最内に柵を置くAコースが使用される。芝丈は約15センチで、路盤は硬そうだ。S・ヒギンズ馬場管理責任者は「散水など調整はしますが、(昨年より)少し時計は速くなるかもしれません。芝自体は、欧州よりも日本に近いと思います。非常にいい状態であることは間違いありません」と胸を張った。

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過去10年の結果 ~香港マイル 2019~

開催日 勝ち馬 性齢 調教国 タイム 騎手 調教師
2018/12/09 ビューティージェネレーション セ6 香港 1.33.52 Z.パートン J.ムーア
2017/12/10 ビューティージェネレーション セ5 香港 1:33.72 K.リョン J.ムーア
2016/12/11 エアロヴェロシティ セ8 香港 1:08.0 Z.パートン P.オサリバン
2015/12/13 モーリス 牡4 日本 1:33.92 R.ムーア 堀宣行
2014/12/14 エイブルフレンド セン5 香港 1:33.49 J.モレイラ J.ムーア
2013/12/08 グロリアスデイズ セン6 香港 1:34.12 D.ホワイト J.サイズ
2012/12/09 アンビシャスドラゴン セン6 香港 1:34.12 Z.パートン A.ミラード
2011/12/11 エイブルワン セン9 香港 1:33.98 J.ロイド J.ムーア
2010/12/12 ビューティーフラッシュ セン5 香港 1:34.79 G.モッセ A.クルーズ
2009/12/13 グッドババ セン7 香港 1:34.60 O.ドルーズ A.シュッツ

歴史・概要 ~香港マイル 2019~

香港マイルはヨーロッパや日本の一線級の競走馬が多く出走する香港競馬年度シーズンの最初のマイルGI競走。1991年に【香港招待ボウル】の名称で芝1400mとして施行されたのが始まりで1999年に【香港マイル】に名称変更され、現行の芝1600m戦となると翌年の2000年には国際GIへ昇格された。
これまで、1996年にモノポライズが連覇、2009年にはグッドババが史上初の3連覇を達成している。日本馬に関しては11月に行われるマイルCS出走後、ここを目標とする馬が多く、2001年のエイシンプレストン、2005年のハットトリック、2015年のモーリス、2019年のアドマイヤマーズで4勝を挙げている。

挑戦した日本馬 ~香港マイル 2019~

エイシンプレストン 1着/香港マイル(2001年)
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血統
父:Green Dancer
母:Warranty Applied
成績
32戦10勝
4億9106万円+2460万香港ドル
主な勝ち鞍
香港マイル(GI)
クイーンエリザベスC(GI)
朝日杯FS(GI)
香港で掴んだ栄光

 デビューから引退まですべて主戦である福永祐一が騎乗し、香港競馬でGIを3勝、1999年の朝日杯3歳Sを制し、最優秀3歳牡馬に輝いたエイシンプレストン。
 デビュー戦こそ2着に敗れたが、折り返しの新馬戦を勝利すると朝日杯3歳ステークス(GI)へ直行し、地方の雄レジェンドハンターを差し切って優勝。その年の最優秀牡馬に選出された。
 翌年もアーリントンC(GIII)、NZT4歳S(GII)と連勝を飾り、NHKマイルカップ(GI)最有力候補に挙がっていたが、骨折が判明し戦線から離脱。復帰後の成績は奮わずスランプ状態に陥ったが、陣営の懸命の努力が実り、米子Sで実に1年2ヶ月ぶりの勝利を飾ると、続く北九州記念(GIII)で重賞を制覇した。
 完全に復活を果たしたエイシンプレストンは毎日王冠(GII)も勝利し、マイルCS(GI)で2着となると香港マイル(GI)に挑戦。現地での評価は低かったが、レースでは直線で外に持ち出されると一気に突き抜ける圧勝劇。1993年のホクセイシプレーの初挑戦以来、8年目にして日本馬の香港マイル(GI)初制覇を見事に飾った。その後は、日本では勝ち星は挙げられなかったものの香港ではクイーンエリザベスC(GI)を連覇するなど、香港GI3勝。とにかく香港競馬に絶対なる適性を持った名馬であった。

ハットトリック 1着/香港マイル(2005年)
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血統
父:サンデーサイレンス
母:トリッキーコード
成績
21戦8勝
3億3705万円
主な勝ち鞍
香港マイル(GI)
マイルCS(GI)
世界を切り裂いた剛脚

 マイルCS(GI)、香港マイル(GI)を制し、2005年度のJRA賞最優秀短距離馬を受賞したハットトリック。サンデーサイレンス産駒の中でも屈指の瞬発力を誇る名マイラーである。
 デビューは遅く、3歳5月に未勝利戦を勝利で飾ると続く500万下でも32秒台の末脚で圧勝。初重賞挑戦となったラジオたんぱ賞(GIII)では9着と持ち味は発揮されなかったが、折り返しの1000万下、1600万下と抜群の差し脚で快勝し、オープン入りを決めると京都金杯(GIII)では1番人気の支持に答えて重賞初制覇。続く東京新聞杯(GIII)でも勢いは止まらず、見事4連勝を飾った。その後、気性の問題やレースでの不運なども重なり、マイラーズカップ(GII)、安田記念(GI)、毎日王冠(GII)、天皇賞秋(GI)に出走するも精彩を欠いてしまう。
   しかし、鞍上にO・ペリエ騎手で迎えた、マイルCS(GI)でその素質は一気に花開く。レースはダイワメジャー、ラインクラフト、デュランダルなど強豪揃いのメンバーが揃った一戦であったが、これをまったく相手にしない一気の末脚でGI初制覇。続く香港マイル(GI)では後方追走から大外に持ち出されると直線1頭だけ違う末脚で豪快な差し切り勝ち。レース後、「とにかく状態が良かった。外目の枠で後方からの競馬だったけれど、末脚は1番だと分かっていたので自信はありました。」と鞍上も絶対の信頼を寄せるまさに剛脚であった。この勝利により、エイシンプレストン以来3年ぶり、2度目となる日本馬による香港マイル制覇となった。

モーリス 1着/香港マイル(2015年)
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血統
父:スクリーンヒーロー
母:メジロフランシス
成績
17戦10勝
5億3624万円
主な勝ち鞍
天皇賞秋(GI)
安田記念(GI)
マイルCS(GI)
香港マイル(GI)
チャンピオンズマイル(GI)
国内外を席巻する絶対王者

 安田記念、マイルチャンピオンシップ、香港マイル、チャンピオンズマイル,天皇賞(秋)を制し、国内外で最高ランクの評価を受ける王者モーリス。
 2歳時、3歳時は腰に不安を抱え、思うようなパフォーマンスが発揮できていなかったが、堀厩舎に転厩した4歳時にその才能を開花させたる。とりわけ復帰初戦の若潮賞、スピカSを連勝し、挑んだダービー卿CTは歴史的レースとして記憶されている。良馬場発表ながら、降り続いた雨で水分を多分に含んだ馬場状態。レースでは出遅れ、終始馬群の外を回らされる形ながら直線一気でラスト1Fを10秒9という凄まじい瞬発力を見せての大楽勝。2005年にダイワメジャーがマークしたレースレコード(1分32秒3)を塗り替えた。怪物の誕生である。
 その後、安田記念、マイルCSを制し、迎えた香港マイル。戦前の下馬評は香港のマイル王・エイブルフレンドVS日本のマイル王・モーリスの2強対決。迎えたレースでは、スタートを決めて、道中は7番手を追走。直線で追い出されたもののいつもより反応の鈍いモーリスだったが、外からエイブルフレンドに並ばれるとエンジン点火、最後は内から追い上げたジャイアントトレジャーを3/4馬身差で退けて戴冠。
 レース後、鞍上のライアン・ムーア騎手は「マイルCSで、この馬が一流マイラーだということはわかっていた。きょうはリラックスして走っていたし、最後は素晴らしい脚を使ってくれたね」とコメント。この年は6戦6勝(G13連勝)のパーフェクトな戦績を残し、2015年度のJRA最優秀短距離馬、年度代表馬を獲得した。

施行年馬名性齢騎手調教師着順
2022年ダノンスコーピオン牡3W.ビュイックJ.サイズ7着
シュネルマイスター牡4C.ルメール手塚貴久9着
サリオス牡5R.ムーア堀宣行取消
2021年サリオス牡4D.レーン堀宣行3着
インディチャンプ牡6C.スミヨン音無秀孝5着
ヴァンドギャルド牡5K.ティータン藤原英昭6着
ダノンキングリー牡5川田将雅萩原清8着
2020年アドマイヤマーズ牡4R.ムーア友道康夫3着
2019年アドマイヤマーズ牡3C.スミヨン友道康夫1着
ノームコア牝4C.ルメール萩原清4着
ペルシアンナイト牡5O.マーフィー池江泰寿5着
インディチャンプ牡4D.レーン音無秀孝7着
2018年ヴィブロス牝5W.ビュイック友道康夫2着
ペルシアンナイト牡4M.デムーロ池江泰寿5着
モズアスコット牡4C.ルメール矢作芳人7着
2017年サトノアラジン牡6H.ボウマン池江泰寿6着
2016年ロゴタイプ牡6M.デムーロ田中剛5着
サトノアラジン牡5川田将雅池江泰寿7着
ネオリアリズム牡5R.ムーア堀宣行9着
2015年モーリス牡4R.ムーア堀宣行1着
ダノンプラチナ牡3蛯名正義国枝栄7着
フィエロ牡6M.デムーロ藤原英昭9着
2014年グランプリボス牡6岩田康誠矢作芳人3着
ワールドエース牡5Z・パートン池江泰寿4着
フィエロ牡5福永祐一藤原英昭6着
ハナズゴール牡5N.ローウィラー加藤和宏8着