2016年11月6日()サンタアニタパーク競馬場 芝2000m

ブリーダーズカップフィリー&メアターフ 特集

レース結果 ~ブリーダーズカップフィリー&メアターフ 2016~

  • 出走予定馬
  • 出馬表
  • レース結果



馬名 性齢 負担重量
(kg)
騎手 調教師 オッズ 人気
1 11 11    クイーンズトラスト 牝3 54.5 L.デットーリ M.スタウト 8.4 5
2 8 8    レディイーライ 牝4 56.0 I.オルティスJr. C.ブラウン 2.9 1
3 4 4    アベンジ 牝4 56.0 F.プラ R.マンデラ 7.7 4
4 3 3    セブンスヘブン 牝3 54.5 R.ムーア A.オブライエン 4.9 2
5 6 6    ジペッサ 牝4 56.0 J.ブラーヴォ M.スティッドハム 57.9 13
6 9 9    ライアンズチャーム 牝6 56.0 R.ベハラーノ P.ギャラハー 35.5 10
7 1 1    シーカリシ 牝4 56.0 F.ジェルー C.ブラウン 9.2 6
8 2 2    キャッチアグリンプス 牝3 54.5 J.カステリャーノ M.キャシー 21.0 8
9 5 5    アルズギャル 牝5 56.0 J.オルティス M.メイカー 32.2 9
10 7 7    センティエロイタリア 牝4 56.0 J.ロザリオ K.マクラフリン 18.8 7
11 13 13    ヌーヴォレコルト 牝5 56.0 武豊 斎藤誠 7.6 3
12 10 10    キットキャット 牝4 56.0 G.ウジョア J.シルバ 39.0 11
13 12 12    プリティパーフェクト 牝3 54.5 S.ヘファナン A.オブライエン 46.4 12

■払戻金

単勝11 840円
複勝11 270円
8 130円
4 220円
馬連8-11 1,590円
ワイド8-11 640円
4-11 1,580円
4-8 450円
馬単11-8 3,460円
3連複4-8-11 3,890円
3連単11-8-4 30,760円

予想一覧を見る

会員登録(無料)すると予想を登録して予想コロシアム(予想大会)に参加できます。

※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。

最新出走予定馬情報 ~ブリーダーズカップフィリー&メアターフ 2016~

 【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)5日(日本時間6日)】GI13戦で構成されるブリーダーズカップ(BC)の2日目9レースが、前日に続いてサンタアニタ競馬場で開催された。海外馬券発売レースの第3弾となった第18回フィリー&メアターフ(芝2000メートル)は、L・デットーリ騎乗のクイーンズトラストが優勝。日本のヌーヴォレコルトは11着に終わった。

 米国でもデットーリ・マジックが鮮やかに決まった。ブリーダーズカップの芝女王決定戦を制したのは、英国から参戦した“最強の1勝馬”クイーンズトラスト。1番人気の地元馬レディイーライをとらえてGI初制覇を飾り、デットーリ騎手はガッツポーズで喜びを爆発させた。わずかハナ差だったが、名手には自信があった。

 「この日の彼女は踏み込みが力強く、直線で前を行くレディイーライが見えたとき、とらえられると確信した」

 道中は後方2、3番手で進め、3コーナーから馬群に潜り込んで進出。ロスを最小限に抑えて直線で大外へ持ち出すと、末脚が爆発した。ここまで7戦1勝。デビュー戦以来、勝ち星がなかった英国の3歳馬が、勝利目前だった米国の芝最強牝馬の夢を打ち砕いた。

 鞍上は2006年のウィジャボード以来となる同レース2勝目。管理するマイケル・スタウト調教師は2003年のイズリントン、13年のダンクに続く3勝目となった。

 日本から参戦したヌーヴォレコルトは大外枠から好スタートを決めて中団につけたが、勝負どころから手応えが悪く11着に敗退。武豊騎手は「スタートも良く、いい位置でレースを進めることができました。人馬ともベストを尽くしましたが、結果は残念でした」を振り返り、「いつか日本の馬でブリーダーズCを勝ちたい」とすぐに視界を来年へと向けていた。

 ◆IオルティスJr.騎手(レディイーライ2着) 「完敗だった。言い訳もない」

 ◆Fプラ騎手(アベンジ3着) 「予定通り、気分良く先行できた。満足している」

【BCf&mターフ】デットーリ魔術!クイーンズV11月07日(月) 05:06

 【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)5日(日本時間6日)】GI13戦で構成されるブリーダーズカップ(BC)の2日目9レースが、前日に続いてサンタアニタ競馬場で開催された。海外馬券発売レースの第3弾となった第18回フィリー&メアターフ(芝2000メートル)は、L・デットーリ騎乗のクイーンズトラストが優勝。日本のヌーヴォレコルトは11着に終わった。

 米国でもデットーリ・マジックが鮮やかに決まった。ブリーダーズカップの芝女王決定戦を制したのは、英国から参戦した“最強の1勝馬”クイーンズトラスト。1番人気の地元馬レディイーライをとらえてGI初制覇を飾り、デットーリ騎手はガッツポーズで喜びを爆発させた。わずかハナ差だったが、名手には自信があった。

 「この日の彼女は踏み込みが力強く、直線で前を行くレディイーライが見えたとき、とらえられると確信した」

 道中は後方2、3番手で進め、3コーナーから馬群に潜り込んで進出。ロスを最小限に抑えて直線で大外へ持ち出すと、末脚が爆発した。ここまで7戦1勝。デビュー戦以来、勝ち星がなかった英国の3歳馬が、勝利目前だった米国の芝最強牝馬の夢を打ち砕いた。

 鞍上は2006年のウィジャボード以来となる同レース2勝目。管理するマイケル・スタウト調教師は2003年のイズリントン、13年のダンクに続く3勝目となった。

 日本から参戦したヌーヴォレコルトは大外枠から好スタートを決めて中団につけたが、勝負どころから手応えが悪く11着に敗退。武豊騎手は「スタートも良く、いい位置でレースを進めることができました。人馬ともベストを尽くしましたが、結果は残念でした」を振り返り、「いつか日本の馬でブリーダーズCを勝ちたい」とすぐに視界を来年へと向けていた。

 ◆IオルティスJr.騎手(レディイーライ2着) 「完敗だった。言い訳もない」

 ◆Fプラ騎手(アベンジ3着) 「予定通り、気分良く先行できた。満足している」

[もっと見る]

【BCf&mターフ】クイーンズトラストが優勝、ヌーヴォは11着11月06日() 05:54

 2016年11月4日(金)~5日(土)=現地時間=の2日間で、13レースのGIが組まれているアメリカ競馬の祭典『2016ブリーダーズカップワールドチャンピオンシップ』がサンタアニタパーク競馬場で開催。2日目の5R、BCフィリーズ&メアターフ(Breeders’Cup Filly & Mare Turf、GI、芝1マイル1/4=約2000メートル、3歳以上牝馬、1着賞金110万米ドル=約1億1500万円)には日本からヌーヴォレコルトが出走し、JRAによる海外GI馬券発売・第3弾が行われた。

 BCフィリーズ&メアターフは13頭立てで行われ、L.デットーリ騎手騎乗の4番人気クイーンズトラスト(牝3歳、イギリス・M.スタウト厩舎、写真=共同)が優勝。タイムは1分57秒75(良)。クイーンズトラストは後方3番手追走から直線は外に持ち出し、同じく後方追走から早めに動いたレディイーライをゴールできっちりとらえた。1番人気のレディイーライがハナ差の2着、さらに1馬身差で6番人気のアベンジ(以上の人気は現地でのもの)が3着に逃げ粘った。2、3着馬はともにアメリカ調教馬。

 BCフィリーズ&メアターフを勝ったクイーンズトラストは父ダンシリ、母クイーンズベスト、母の父キングズベストという血統。通算成績は8戦2勝。重賞初勝利。BCフィリーズ&メアターフは、マイケル・スタウト調教師は2003年イズリントン、2013年ダンクに次いで3勝目、ランフランコ・デットーリ騎手は2006年ウィジャボードに次いで2勝目。

 日本から遠征したヌーヴォレコルト(牝5歳、美浦・斎藤誠厩舎、武豊騎手)は11着に敗れた。好スタートを切って、道中は6番手を追走。4コーナーで勝ち馬に前を横切られるシーンはあったが、直線は手応えがなく、見せ場はつくれなかった。

 ◆武豊騎手「馬のコンディションは悪くなかったし、レースもいい感じで運べたと思う。残り600メートルくらいで手応えがなくなって…。ラストは反応するところがなかった。(1分)58秒くらいは想定していたけど、ペースが速かったからね。この馬本来の走りではなかった。馬もリラックスして走りはよかったが、追い出しても馬のフォームが変わらなかった」

 ◆斎藤誠調教師「馬の状態、ここまでの経過はすごくよかった。レースの流れが全般的に速すぎて脚がたまるところがなかったし、息が入らなかった。小回りで道中もよどみなく流れてしまいましたね。レースが終わったあとも馬に問題はなかったし、息も入っていました。今後は(香港直行を含めて)いろいろなプランがあるけど、まずはデルマーに移動して馬体を見たいと思います」

 日本馬のBCフィリーズ&メアターフへの出走は3頭目。2000年のマルターズスパーブ(牝3歳、武豊騎手)は14頭立ての13着、2010年のレッドディザイア(牝4歳、ケント・デザーモ騎手)は11頭立ての4着だった。

[もっと見る]

【本命穴馬】BCf&mターフ11月05日() 14:04

 しの 海外競馬馬券発売の第3弾です。

 漆山 サンタアニタの芝2000メートルは、スタート直後に坂を下ってコーナーを回り、かつダートを飛び越えるトンデモコースなんだ。外枠は明らかに不利だよ。

 内海 ヌーヴォレコルトはその大外枠か。13頭立てとはいえ、ちょっとかわいそうだな。

 しの しかも芝コースは全面、張り替えたばかり。絶好の馬場なら先行馬に追い風ね。

 漆山 で、◎はアベンジ。同舞台の前走での逃げ切り勝ちを素直に評価。鞍上のプラ騎手は今年、北米でGI6勝と大ブレーク中だ。

 しの 3連勝でGI制覇と、馬の勢いだって十分よ。私も本命。

 大王 ボクはA・オブライエン厩舎が送り出すセブンスヘブン。ヨークシャーオークスでは凱旋門賞馬ファウンドを2馬身3/4差圧倒した。

 内海 オレは仏産馬シーカリシだな。欧州生まれの移籍組という意味では、メルボルンCを勝ったアルマンダンと同じ。流れが速くなれば前走で完敗したレディイーライを逆転できそうだ。

 鉄平 緩急なしで馬群はそれなりにタイト…が米競馬の印象。“ザUSA競馬”だったビヴァリーディーSで絶望的な位置から2着に突っ込んできたアルズギャルの性能を評価したいね。

 大王 一発ならサンタアニタ入り後も、ツイッターを更新し続けている名手デットーリのクイーンズトラストかな。

 しの 発走は日本時間で日曜の早朝。みなさんお見逃しなく!(夕刊フジ)

[もっと見る]

【BCf&mターフ】有力馬チェック11月05日() 14:03

 主催者発表の予想オッズで1番人気に評価されているのは地元のヒロイン、レディイーライだ。昨夏までGI2レースを含め6戦6勝。その後、重度の蹄葉炎を発症したが、奇跡のカムバックを果たした。復帰戦のボールストンスパS2着後、前哨戦のフラワーボウルSを快勝し調子を上げている。サンタアニタでは2歳時にBCジュベナイルフィリーズターフ(1600メートル)を勝っている。

 2番人気はアイルランドの名門A・オブライエン厩舎が送り出すセブンスヘブン。今年の愛オークス馬で、英ヨークシャーオークスではのちの凱旋門賞馬ファウンドを下した。前走の英チャンピオンズフィリー&メアS(右回り)は5着も、全4勝中3勝の左回りに替わって巻き返す。R・ムーアも魅力だ。

 3番人気は英国のクイーンズトラスト。GI勝ちはないものの、前走の英チャンピオンズフィリー&メアS(3着)ではセブンスヘブンに先着。世界的名手、L・デットーリの手綱さばきにも注目だ。

 4番人気はレディイーライと同厩舎のシーカリシ。フランスからの移籍馬でビヴァリーディーSでGI初制覇を飾っており、最内の(1)番枠もプラスに出そうだ。5番人気は3頭で、日本馬ヌーヴォレコルト、キャッチアグリンプス、センティエロイタリアが並んでいる。(夕刊フジ)

[もっと見る]

【BCf&mターフ】データ分析11月05日() 05:03

★パソコン&スマホでエイト紙面が読める「競馬エイトView」  東京・京都・福島の全36レース完全掲載! BCf&mターフ馬柱もあります

[もっと見る]

【BCf&mターフ】斎藤師、ヌーヴォは「いい体キープ」11月05日() 05:02

 日本から参戦するヌーヴォレコルトは、サンタアニタ競馬場で順調に調整中。斎藤誠調教師は、「けさ(3日)の計量で460キロ。カイバも食べて、いい体をキープしています」と体調の良さを伝えた。これまで日本馬はブリーダーズC諸競走に延べ9頭が参戦して、4着が最高。大外枠は不利な条件だが、大和撫子の奮闘が期待される。

[もっと見る]

【BCf&mターフ】関係者談話&切り札と死角11月05日() 05:02

(1)シーカリシ・Cブラウン師「火曜に到着。輸送はうまくいった。レディイーライ同様、順調にここまできている」=安定感があるが、追い込み一手だけに最内枠はレースをしにくい

(2)キャッチアグリンプス=本来はしぶといタイプだが、楽に逃げた前走の大敗が気掛かり

(3)セブンスヘブン=鞍上ムーアが魅力だが、強さともろさが同居するタイプ

(4)アベンジ=同舞台の前走を逃げ切ったのは強み。同型がそろい…

(5)アルズギャル・Mメイカー師「われわれがびっくりするくらいタフ。鉄の女だね。多少重い感じに見えるが、問題はない」=充実しているが、中2週とはいえ、中間時計が出ていない

(6)ジペッサ・Mスティッドハム師「前走で同じ舞台を経験できたのはアドバンテージ。キャッチアグリンプスが行かないなら、レースを引っ張ることも考える」=堅実だが、GIを勝つにはもうワンパンチ欲しい

(7)センティエロイタリア・Kマクラフリン師「馬の調子はすごくいい。今回はおそらく3、4番手につけて様子をうかがうことになる」=大崩れがない点が光る。前走の11日後の10月19日に追い切りを行ったが、それ以来時計が出ていない。体調?

(8)レディイーライ・Cブラウン師「最終追い切りは、かつてないほど素晴らしかった。前例を打ち破ってきた馬だけに、今回も想像のつかないようなことをやってくれそう。もし、またBCタイトルをとるようなら、歴史的名馬として名を残すことになる」=サンタアニタでもBCジュベナイルフィリーズターフを勝った実績がある最有力候補。マークが厳しくなる点が鍵

(9)ライアンズチャーム=国際Part1国ペルーのトップクラスの牝馬が生まれ故郷に移籍しての初戦。力はありそうだが、久々のうえ、器用さを欠くタイプ

(10)キットキャット・Sシルバ調教師代行「いつもより速めの追い切り。本当に調子がいい。南米、そしてチリのためにも好結果を期待している。臆するところはなく、レースが楽しみだ」=芝二千の世界レコードが出ているチリのトップクラスだが、左回りが前走のみと経験が浅い

(11)クイーンズトラスト=安定感はあるが、詰めが甘い。高速決着は不利

(12)プリティパーフェクト=実績劣り、距離も短い。(3)のペースメーカー?

(13)ヌーヴォレコルト斎藤誠師「元気いっぱい。大外になりましたが、サンタアニタをよく知る(武豊)騎手に任せたいと思います」=牡馬が相手のGI香港C2着が光るが、外枠はかなり不利なコース設定

[もっと見る]

【BCf&mターフ】侮れん1勝馬クイーンズ11月05日() 05:02

 2003年のイズリントン、13年のダンクでこのレース2勝を挙げている英国のM・スタウト調教師が送り込むのが、クイーンズトラストだ。

 父ダンシリは“キングジョージ”を圧勝したハービンジャーや、06年の凱旋門賞ディープインパクトを破ったレイルリンクを送り出している大舞台に強い種牡馬。キングズベスト産駒の母は英GIIIウインターヒルSの勝ち馬で、一族には欧州のGI馬が並ぶ。

 勝ち鞍はデビュー戦のみだが、3走前の英GIナッソーSでは欧州3歳牝馬チャンピオンのマインディングから0秒2差の2着と地力は確か。L・デットーリ騎乗で、戴冠の可能性は十分ある。

[もっと見る]

【BCf&mターフ】とても順調!ヌーヴォ単走追い11月04日(金) 05:04

 日本からただ1頭挑むヌーヴォレコルトは2日、滞在しているサンタアニタパーク競馬場の芝コースで追い切りを行った。ダートコースでウオーミングアップした後、芝コースに移動。単走で800メートルを駆け抜け、その後、パドックでスクーリングを消化した。

 斎藤誠調教師は「ゴーサインを出してからの反応も良く、満足のいく追い切りができました。カイバもよく食べており、とても順調です」と話した。大外の(13)番ゲートについては「1コーナーまで距離がありますし、競馬場をよく知っている騎手なのであとは任せます」と気にしていなかった。

ヌーヴォレコルトの競走成績はこちら

[もっと見る]

⇒もっと見る

厳選コラム ~ブリーダーズカップフィリー&メアターフ 2016~

メルボルンカップはボックス勝負で1、3、4着という痛恨の結果(2着ヌケ)となってしまった。2着ハートブレークシティーは能力が一枚足りないと評価し、印を回さなかったことに猛省。ここは気持ちを切り替えて、次なるターゲットに立ち向かいたい。

海外馬券発売レース第三弾となるBCフィリー&メアターフも、メルボルンカップ同様に出走馬全頭の短評を用意したので、ぜひ参考にしていただきたい。

(1)シーカリシ
昨年まで所属したフランスではマルレ賞(GⅡ)を制し、昨年のヴェルメイユ賞(GⅠ)でトレヴの3着がある。アメリカに移籍した今年は2走前のベヴァリーD.S(GⅠ)優勝を含め、ここまで4戦して2勝。後方から末脚を生かす競馬を得意としている。人気が予想されるレディイーライとは同厩舎で、両馬を管理するC.ブラウン調教師はこのレースを2014、15年に連覇しており、ここ4年で3勝。現在、今年のアメリカ調教師ランキングでは1位につけている。

(2)キャッチアグリンプス
デビュー戦はダートで5着に敗れたが、その後に芝で8連勝を記録。そのなかには昨年10月のBCジュヴェナイルフィリーズターフ(GⅠ)、今年7月のベルモントオークス招待S(GⅠ)が含まれる。先手を取る競馬で良績を残しているが、前走のクイーンエリザベス2世チャレンジCS(GⅠ)ではバテて7着に敗退している。

(3)セブンスヘブン
このレースに2頭を送り込むA.オブライエン厩舎のクラシックウイナー。7月の愛オークス(GⅠ)と8月のヨークシャーオークス(GⅠ)を連勝してGⅠを2勝。そのヨークシャーオークスではのちの凱旋門賞馬ファウンドを下しての勝利だった。1600mでも勝利しているが、オールウェザー馬場の下級条件でのもので、5月以降は5戦して2400m付近の距離を使われている。2000mという距離が果たしてどう出るか。

(4)アベンジ
昨年は芝の短距離戦で3勝を挙げたが、芝1600mのGⅢで6着に敗退。それが今年は短距離戦で2連敗したあとに、距離を延ばして芝1600m戦に勝利すると、その後も9月に芝1800mのジョンC.メイビーS(GⅡ)、10月に芝2000mのロデオドライブS(GⅠ)を制し、3連勝でGⅠウイナーの称号を手にした。前走は今回と同じ舞台で1分58秒52の好時計で逃げ切り勝ちを収めている。

(5)アルズギャル
ここまで26戦中25戦で芝のレースを走って8勝。唯一のダート戦は5頭立ての5着に敗れている。前走のE.P.テイラーS(GⅠ)では2番手から抜け出す競馬で5歳秋にしてようやく重賞初勝利を挙げた。今年の充実ぶりは成績が示す通りで、後方から追い込む競馬でシーカリシの2着になった3走前のベヴァリーD.S(GⅠ)など、4月から6戦連続で連対を続けている。

(6)ジペッサ
唯一の重賞勝利は今年7月のドクタージェームズペニーメモリアルS(GⅢ)。芝の1700m戦で逃げ切り勝ちを収めている。その後は8月のベヴァリーD.S(GⅠ)でシーカリシの3着、前走のロデオドライブS(GⅠ)でアベンジの2着に好走。だだし、見方を変えれば、GⅠを勝ち切るだけの力が不足しているとも言える。

(7)センティエロイタリア
昨年に続き2年連続の出走。昨年は好位のインで競馬をしたが、最後は伸びず4着に敗れた。重賞勝ちは昨年にGⅡを2勝。今年はまだ重賞勝ちはないが、前走のフラワーボウルS(GⅠ)では、逃げてレディイーライの2着に粘っている。鞍上のJ.ロザリオ騎手は、2014年のアメリカ騎手リーディング2位。

(8)レディイーライ
2014年8月のデビューから連勝を続け、3戦目のBCジュヴェナイルフィリーズターフ(GⅠ)でGⅠ初勝利。翌年も勝ち続け、7月のベルモントオークス招待S(GⅠ)まで無傷の6連勝を記録した。しかし、その後に釘を踏んだことを原因に両前脚に蹄葉炎を煩い、長期の休養を余儀なくされた。今年8月の復帰戦ボールトンスパS(GⅡ)は2着に敗れたものの、1年以上の休み明けを考えれば上々の結果。続く前走のフラワーボウルS(GⅠ)では復活の勝利を飾った。C.ブラウン調教師とI.オルティスJr騎手は、昨年の優勝馬ステファニーズキトゥンと同じコンビ。

(9)ライアンズチャーム
このレースの前に、オーナーがトーセンの冠で知られる島川隆哉氏になったことでも話題となった馬。ペルーからの移籍馬で、ペルー国内に限ればここまで9連勝(その間にアルゼンチンのGⅠに遠征して9着)していた。ここが移籍後の初戦になる。GⅠ勝ちは昨年、今年に連覇した牝馬限定のパンプローナ大賞(GⅠ、芝2000m)。今年6月の前走パンプローナ大賞では大外からの豪快な追い込みを決めている。

(10)キットキャット
チリ調教馬としてのBC参戦のキットキャットは、チリで芝1700mのポージャデポトランカス賞(GⅠ)と芝2000mのサンティアゴファラベラ競馬クラブ賞(GⅠ)を制覇している。後者では1分56秒台という破格の勝ちタイムを記録した。前走はBCを前にアメリカでスイングタイムSに出走して2着。サンタアニタパーク競馬場の馬場を経験して、本番に臨む。

(11)クイーンズトラスト
イギリスから参戦のクイーンズトラストは、ここまで重賞未勝利の1勝馬。それでも7月のナッソーS(GⅠ)ではGⅠ7勝のマインディングの2着に頑張り、8月のヨークシャーオークス(GⅠ)がセブンスヘブン、ファウンドに続く3着、前走の英国チャンピオンズフィリーズ&メアズS(GⅠ)でも3着となり、ここ3戦はGⅠで好走を続けている

(12)プリティパーフェクト
A.オブライエン厩舎の所属馬で、7月の愛オークス(GⅠ)、8月のヨークシャーオークス(GⅠ)、前走の英国チャンピオンズフィリーズ&メアズS(GⅠ)ではセブンスヘブンと一緒に出走し、レースを先導していた(着順は10着、4着、4着)。2走前のパークヒルS(GⅡ)では逃げ切り目前だったが、ゴール寸前で交わされて2着。それでも相手が昨年の英セントレジャー(GⅠ)を勝った牝馬シンプルヴァーズだけに、その先行力は侮れない。

(13)ヌーヴォレコルト
父のハーツクライドバイシーマクラシック(GⅠ)の優勝馬。その産駒にもジャスタウェイ(ドバイデューティフリー)やアドマイヤラクティ(コーフィールドC)といった海外GⅠ馬がいる。ヌーヴォレコルト自身も昨年12月の香港カップ(GⅠ)でエイシンヒカリの2着という遠征実績の持ち主。日本馬初のBC競走制覇が達成されてもなんらおかしくない。


===================
ブリーダーズカップフィリー&メアターフの予想一覧はこちらから
※藤田将大のブリーダーズカップフィリー&メアターフ予想は11/5(土)17時頃公開の予定です。

★こちらもあわせてお読み下さい。
凱旋門賞38万馬券を的中させた海外馬券のエキスパートが堂々『プロ予想MAX』に参戦!
===================

過去10年の結果 ~ブリーダーズカップフィリー&メアターフ 2016~

開催日 勝ち馬 性齢 調教国 タイム 騎手 調教師
2015/10/31 ステファニーズキトゥン 牝6 アメリカ 1.56.22 I.オルティスJr. C.ブラウン
2014/11/01 デイアットザスパ 牝5 アメリカ 2.01.12 J.カステリャーノ C.ブラウン
2013/11/02 ダンク 牝4 イギリス 1.58.73 R.ムーア M.スタウト
2012/11/03 ザゴラ 牝5 アメリカ 1.59.70 J.カステリャーノ C.ブラウン
2011/11/05 パーフェクトシール 牝4 カナダ 2.18.62 J.ヴェラスケス R.アトフィールド

歴史・概要 ~ブリーダーズカップフィリー&メアターフ 2016~

挑戦した日本馬 ~ブリーダーズカップフィリー&メアターフ 2016~

レッドディザイア 4着/2010年
血統
父:マンハッタンカフェ
母:グレイトサンライズ(Caerleon)
成績
14戦4勝
3億2811万
主な勝ち鞍
秋華賞 GI
マクトゥームチャレンジラウンド3 GII
国内外で魅せた豪脚

 桜花賞、オークス、秋華賞ではブエナビスタと歴史に残る激闘を繰り広げ、マクトゥームチャレンジラウンド3(G2)では海外の強豪たちを大外からまとめて差し切るなど数多くの印象的なレースでファンを魅了した名牝レッドディザイア。国内外問わず結果を残してきた実績やアメリカ競馬では鼻出血予防薬の使用が認められている事(宝塚記念出走を鼻出血で回避)を踏まえ、4歳秋に陣営はブリーダーズカップフィリー&メアターフへの出走を表明した。前哨戦として選んだフラワーボウルインビテーショナルステークスでは道中ロスなく立ち回り、いったん先頭に立つ見せ場十分の内容で3着入線。レース後、管理する松永幹調教師は『休み明け、長距離輸送、アメリカでの初戦といったことを総合的に判断すれば、合格点が与えられます』と本番へ期待を膨らませた。そして迎えたレース当日、調教の動きも抜群だったこともあり、3番人気に支持されるなど有力馬の一角として注目を浴びた。レースでは道中を好位でスムーズに追走、4コーナーで大外に持ち出されたがいつもの伸びは見られず、4着に敗退した。レース後、鞍上のK・デザーモは『気分よく走らせることはできたが、残念』、松永幹調教師は『やはり世界の壁は厚かったという感じです。結果は残念で、満足していませんが頑張って走ってくれたと思います』とコメントした。

施行年馬名性齢騎手調教師着順
2000年マルターズスパーブ牝3武豊堀井雅広13着
2010年レッドディザイア牝6K.デザーモ松永幹夫4着
2016年ヌーヴォレコルト牝5武豊斎藤誠11着
2021年ラヴズオンリーユー牝5川田将雅矢作芳人1着