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当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2015年以降の結果をもとに集計
編集部(以下、編) 今週から春のG1シリーズがスタート。早速、高松宮記念のお話から伺っていきたいと思います。注目の乗り替わりはありますか?
新良(以下、新) ルメール騎手から武豊騎手に乗り替わる⑮モズスーパーフレアですね。
編 ナンバーワンジョッキーからレジェンドへのスイッチ。豪華は豪華ですが、戦力アップという点ではどうなんでしょう?
新 大幅アップはなくても、ダウンはないでしょう。野球界のレジェンドは残念ながら昨日引退を発表をしましたが、競馬界のレジェンドはまだまだ健在。前走同様、期待できると思います。
編 具体的な推奨根拠を教えてください。
新 前走は逆に武豊→ルメールという乗り替わりだったわけですが、これは一回きりの代打騎乗だったとみています。武豊騎手はその日、阪神のチューリップ賞でシェーングランツに騎乗していました。理由はさておき、そちらの優先度のほうが高かったんでしょう。2人には同じエージェントがついていますからね。最初から、オーシャンSはルメールだけど、高松宮記念では武豊に戻すということが決まっていた可能性が高いです。
編 なるほど~。
新 しかも、武豊騎手の中京芝1200mのコース勝率は、2015~2017年が16.7%、2018年以降が33.3%。乗れているうえに数字を上げてきているんです。
編 このコースは得意にしているということですね。
新 そういうことです。馬は前走、あれだけのハイペースで逃げながら楽勝と、ちょっとモノが違うところを見せつけました。武豊騎手が逃げ馬に跨ったときは、不思議とペースの恩恵を受ける傾向にありますので、前走以上のパフォーマンスが見られるかもしれません。
編 勝つのはいつも上位人気というレースですので、アタマも意識する必要がありそうですね。
新 無理に評価を下げるのは賢明ではないでしょう。絶対に押さえるべき1頭です。
編 そうしたいと思います。ほかのレースで、推奨できる乗り替わりはありますか?
新 日経賞ですね。蛯名正義騎手から石橋脩騎手に乗り替わる②ゴーフォザサミットに注目しています。
編 蛯名騎手には失礼ですが、現時点においては、かなりの鞍上強化感があります。ここ最近の石橋騎手の勢いはすさまじいですからね。
新 まさにイメージ通りで、とりわけ中山の芝重賞では神がかっているんです。AJCCのシャケトラ、中山記念のラッキーライラック、弥生賞のシュヴァルツリーゼ、スプリングSのディキシーナイトと、次から次へと人気薄を馬券圏内に持ってきています。
編 言われてみれば……。すごすぎるな~。
新 今の中山芝では最も安定感のある騎手と言っていいでしょう。
編 エタリオウやルックトゥワイスあたりが人気を集めそうですし、妙味のあるオッズが示されそうです。
新 中山芝重賞は人気薄の石橋!
編 しっかりインプットしました(笑)。注目したいと思います!
★その他の注目乗り替わり★
土曜阪神11R ⑬ヴァンドギャルド(M.デムーロ→ルメール)
日曜中山11R ⑥ヒラボクラターシュ(福永祐一→戸崎圭太)
【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
20歳を過ぎたころに競馬を覚え、40代半ばまでは負け組人生を送っていたが、データベースソフト『TARGET』と『ウマニティ』のU指数に出会い、データ馬券に開眼。騎手と種牡馬をメインにした斬新なデータ活用術と馬券購入テクニックを武器に、コンスタントに好配当馬券を的中させる“勝ち逃げ馬券師”へと変貌を遂げる。15年秋に雑誌『競馬最強の法則』でデビューし、翌16年春には単行本『毎週コツコツ勝ち逃げリーマン最強馬券術』(ベストセラーズ)を上梓。現在もデータ馬券研究の日々を送る。昨年10月1に新創刊された『競馬の天才!』(メディアボーイ)で連載をスタート!
最新情報は『“新良式”データ馬券ブログ』で公開中。
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