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【血統アナリシス】弥生賞 ここでもヒケはとらない日本ダービー馬の全弟!実績上位のハービンジャー産駒も状態ひとつで勝機あり!

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日曜日に行われる報知杯弥生賞の出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。


ラストドラフト
母は桜花賞馬、祖母も仏マイルG1を制している。加えて、叔父のグランデッツァは重賞3勝かつ芝1800mのレコードホルダーというように、優れた速力を特長とするファミリーの出自。その牝系に”キングジョージ”をレコードで制したノヴェリストを重ねているのだから、本馬が秘めているスピードの持続力は半端ではない。父ブランドフォード系のサンプルが少なく、クラシック適性については未知数の部分がある。とはいえ、京成杯の内容をみるに、今回の舞台がマイナス材料になるとは考えづらい。ここでも好戦可能とみる。

ニシノデイジー
アグネスタキオンを母父に持ち、祖母はセイウンスカイ×ニシノフラワーの配合馬。母方に中山のG1ウイナーが並んでいる点が大きな特徴だ。父のハービンジャーも産駒として、中山芝2000mの重賞勝ち馬を複数輩出しているように、血統構成上のコース適性については申し分なし。近い親族に目立つ活躍馬こそいないものの、本馬自身すでに重賞を2勝。ホープフルSでも3着に食い込んでおり、3歳限定のG2ならば、活力および底力の不足はない。状態ひとつで勝機は十分にある。

カントル
全兄に日本ダービーを制したワグネリアンを持つ良血馬。母父は報知杯弥生賞で好パフォーマンスを示しているキングマンボ系。父であるディープインパクトの産駒も当レース&先週の中山開催で好成績を残している。加えて、全兄も上がり3ハロン最速の末脚を繰り出して、2着連対を果たしているのだから、文句のつけどころがない。母方から受け継がれたスピードを最も活かせる良馬場の決め手勝負になれば、ここでもヒケはとらないだろう。


サトノラディウス
父はクラシック3冠を含むG1 7勝のディープインパクト。米G1勝ち馬の母、一族に仏G1ウイナーや豪G1ホースなどを擁する牝系についても申し分がない。ただ、母父は持続力型のデインヒルダンサー。そのうえ、ノーザンダンサーの多重クロスを内包と、やや持久力&スタミナに偏りがちな血統構成。ゆえに、芝中距離で速い上がりを求められると、ひと押し利かない可能性もある。持ち味を発揮するには、上がりを要する展開、あるいは自身から早めに動くなどの積極策が不可欠となろう。

シュヴァルツリーゼ
母父であるモンズーンの血が影響しているせいか、きょうだいの勝利は2400m以上に限られている。本馬はハーツクライを掛け合わせているため、長距離指向がより強く出てもおかしくないのだが、東京芝1800mの新馬戦をアッサリと勝ち上がった。ゆえに、これまでの母産駒の傾向には当てはまらないかもしれない。父の爆発力、母の持久力とパワーが融合するようであれば、さらにパフォーマンスを上げてくる可能性もある。侮れない1頭と言えよう。

ヴァンケドミンゴ
近年の報知杯弥生賞で上位を賑わせているキングマンボ系×サンデーサイレンス系配合(逆を含む)馬。皐月賞2着馬を全兄に持ち、祖母はオークス馬、近親には中山巧者のヴェルデグリーンの名がある。ゆえに、この舞台に適したスタミナとパワーを備えているものと推察される。ただし、パワーに長けているぶん、上がりの速い競馬では後手を踏みやすい。上位争いに加わるには、持ち味の持久力を活かせる馬場、あるいは展開が必須となる。

ラバストーン
ヘクタープロテクター×トニービンの肌馬に、ナカヤマフェスタを配した馬力優先の組み合わせ。ただ、ナスルーラの血脈が強く反映された母方の影響によるものなのか、気性面のきつさが目立つ現状。適性を計りかねる部分はあるが、近走の競馬をみるに、1600m→2000mの距離延長がプラスに作用するとは思えない。強調できるポイントが少ないうえに、3連闘の超強行軍。好パフォーマンスを望むのは酷だろう。

ブレイキングドーン
さかのぼると、アグネスレディーを5代母、4代母にアグネスフローラを擁する名門の出自。その牝系に、トニービン、エルコンドルパサー、ホワイトマズル、ヴィクトワールピサを重ねているのだから、本馬が備えている持久力はかなりのもの。加えて、ヘイローとミスプロのインブリードを有しているので、ある程度のスピード決着にも対応できる。弥生賞と皐月賞を連勝した父を持つだけに、変わり身があっても驚けない。

ナイママ
母にコレと言った繁殖実績はなく、近い親族にも目立つ活躍馬はなし。活力、底力ともに欠ける印象は否めない。母父のジャングルポケットが持久力勝負に向いていることや、父のダノンバラード共同通信杯9着→皐月賞3着と巻き返している点はプラス材料だが……。近走の内容をみるに激変までは望めそうにない。最も得意とする持久力勝負になれば、それなりの走りを見せるかもしれないが、馬券圏内までには至らないのではないか。

メイショウテンゲン
ディープインパクト×フレンチデピュティの組み合わせは、当レースで過去3勝している活躍配合。母は重賞2勝、エリザベス女王杯2着のメイショウベルーガというように、額面上の血統構成だけならここでも足りる。半面、母が典型的な晩成型である点は気がかり。相手強化で巻き返しが効きづらい父産駒の傾向を踏まえると、G3 5着→G2の臨戦過程もプラスに働くとは言い難い。同配合馬が好相性であることをストレートに評価しての連下扱いまでが正解とみる。



ウマニティ重賞攻略チーム

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