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春麗ジャンプステークス(23日、中山8R、障害4歳上オープン(混)、別定、ダ3200メートル、1着本賞金1650万円=出走13頭)熊沢重文騎乗で断然の1番人気に推されたトラスト(栗・中村、牡5、父スクリーンヒーロー)が、レース中盤から先頭に立って後続を引き離し、障害入りから無傷の3連勝を大差勝ちで達成した。タイム3分33秒5(良)。定年を迎える中村均調教師は最終週に白星を手にした。今後は長谷川浩大厩舎に移籍する予定。
2周目の向こう正面で一気に勝負をかけた。逃げたドリームハヤテをかわし、トラストが先手を奪う。あとは独壇場。2着に2秒差をつける大差で障害戦V3を決めた。
「2周目に入って早めに動いていった。まだ余裕があったし、本当に強かったですね」。51歳のベテラン熊沢騎手が手応えを明かせば、今月いっぱいで定年する中村調教師も「思っていたより強い勝ち方だった。最初からセンスのある馬だと思っていたしね。この後は弟子の長谷川(浩大調教師)の厩舎に移るが、これならオジュウチョウサンに勝負を挑めると思う」と絶対王者への挑戦にもエールを送った。
平地で札幌2歳Sを勝ちながらも低迷し、新天地で花開いたジャンプ界のニューヒーロー。今回の調整過程でもつきっきりで追い切りに騎乗した長谷川新調教師のもと、さらなる飛躍を期す。
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