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日曜日に行われる阪急杯の出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①レッツゴードンキ
約3カ月半ぶりの実戦となるが、栗東坂路主体に乗り込み量は十分すぎるほど。1週前追い切りでは抜群の反応を示し、4F50秒1の好時計を記録。20日に実施した今週の本追い切りでも、4F51秒6、ラスト1F11秒8の好ラップを計測した。22日にも14-14の時計を出すなど、中間の調整過程に余念はない。勝負気配が漂う1頭だ。
②ヤングマンパワー
今週の追い切りは南Wで併せ馬を実施。先着を果たした点は評価できるが、肝心の動きについては今ひとつ。反応が鈍いうえに頭も高く、鞍上のアクションが大きい割に伸び脚を欠いている印象。いい頃と比べて、前進気勢に乏しい感は否めず、ここは静観が妥当だろう。
③ロジクライ
中2週と間隔が詰まるものの、順調にメニューを消化。栗東坂路で行われた1週前追い切りでは、4F49秒6、ラスト2F23秒8-12秒3の好タイムを記録。同じく坂路で実施した今週の併せ馬では、バランスのとれた好ラップをマークした。攻め巧者だけに、額面以上の評価はできないが、攻め内容を強化したことは好感が持てる。変わり身があっても不思議はない。
④タイムトリップ
1週前に南Wにて併せ馬を行い、5F68秒台前半を記録したが、馬場の5分どころを回ってのもの。過度の評価はできない。同じく南Wで実施した今週の単走追いについても、四肢が空回りしているような走りで見映えは今ひとつ。上積みは見込みづらく、今回は様子見のスタンスが正解ではないか。
⑤ラインスピリット
この中間は調教パターンを変えて、栗東CW主体の調整。1週前に長めから及第点の時計を記録。21日の追い切りでは馬場の外めを通り、ラストは上々の伸び脚を示した。舌を出している点は相変わらずだが、首をしっかり使ってストライドを伸ばすさまは、ここ最近の同馬には見られなかった。動きの良さを実戦で活かせるようなら、一発あってもおかしくない。
⑥スターオブペルシャ
今週の追い切りは南Wで併せ馬を実施。折り合い重視の内容ながら、53-39-12.5の加速ラップをほぼ馬なりで記録した。頭の位置こそ少し高いが、よどみなくスムーズに加速する姿は、集中力を十分に感じさせる。及第点の仕上がりとみていいだろう。
⑦リライアブルエース
栗東坂路で丹念に乗り込まれているが、先週までの内容に大きく変わった点は見受けられない。20日の追い切りでは、終いを伸ばす内容を施し、ラスト1F12秒4のラップを記録したものの、バタバタした走りで見映えはイマイチ。良化途上の感は拭えず、変わり身を望むのは難しいかもしれない。
⑧コウエイタケル
使い込んでいるうえに中1週の強行軍だが、きっちりとメニューを消化している点は好感が持てる。ただし、内容を検証する限り、近走と比べて大きな変化は見受けられない。上昇は感じられず、調教面の加点材料は少ない印象を受ける。今回は足りないだろう。
⑨ダイメイフジ
1週前、今週と栗東坂路で強い追い切りを消化するなど、意欲的な調整。今週の併せ馬では、新馬相手とはいえキッチリと先着を果たし、キレイな加速ラップを記録した。テンションもさほどアガっておらず、醸し出す雰囲気は上等の部類。ガラリ一変があっても驚けない。
⑩アドマイヤゴッド
栗東坂路で実施した1週前追い切りでは、時計が出やすい馬場状態だったとはいえ、4F50秒1の好タイムを記録。同じく坂路で行われた今週の追い切りでも及第点の時計をマークした。一方で、前肢の動きが少し硬い点は気がかり。そのぶん、こじんまりとした走りに映る。本当に良くなるのは、ここを叩いてからではないか。
⑪ロードクエスト
今月中旬から栗東に滞在して調整。栗東CWで行われた20日の追い切りでは、余力十分の走りで併走馬を圧倒した。モヤで直線の動きしか確認できないものの、後肢を大きく使った走りをみるに状態面の不安はなさそう。自身の力を発揮できる態勢とみる。
⑫リョーノテソーロ
使い込まれているが、坂路と南Wを併用して入念な乗り込み。南Wで実施した今週の追い切りでは、タフな馬場状態を苦にせず、ラスト1F12秒台の好ラップで駆け抜けた。半面、いつもと比べて体全体がこじんまりと映る点は気がかり。そのあたりを鑑みると、大きな変わり身までどうか。今回は見送りが賢明だろう。
⑬トウショウピスト
坂路で行われた1週前追い切りでは、4F50秒9のタイムをマーク。同じく坂路で実施した今週の本追い切りでも、マズマズの時計を記録した。ただ、いい頃と比べてラストの踏ん張りが利いていない印象。直線急坂の阪神コースでは、よほど恵まれないと厳しい。
⑭ダイアナヘイロー
2週前、1週前と2週続けて栗東CWにて及第点の時計を記録。栗東坂路で実施した今週の本追い切りでもマズマズのタイムをマークした。舌を出している点や少しフラつき気味のところは気になるが、稽古の見映えが実戦に直結するタイプではなく、過度に不安視する必要はない。乗り込み量の不足はないので、あとは実戦までテンションを抑えられるかどうかだけ。
⑮ヒルノデイバロー
この中間は栗東坂路と栗東CWを交えて丹念に乗り込み、毎週のように好ラップを連発。坂路で実施した今週の併せ馬では、4F50秒8のタイムを余力残しでマークした。少し硬さは見られるものの、しっかりとした脚取りで坂をグイグイ駆け上がるさまは迫力十分。上位争い可能の仕上がりとみたい。
⑯ミスターメロディ
帰厩後、ビッシリと攻めていないが、これは前回も同様。深刻にとらえる必要はない。栗東CWで実施した1週前追い切りでは、半マイル50秒ソコソコ、ラスト1F11秒台半ばの好ラップを悠々と記録。同じくCWで行われた今週の本追い切りは、モヤで直線しか確認できなかったものの、ラストまでしっかりと脚を伸ばしていた。好ムードであることは間違いない。
⑰スマートオーディン
栗東坂路で実施した今週の追い切りをみるに、テンションが高い点は相変わらず。とはいえ、一時期と比べるとマシなほう。そのぶん、同じような時計でも鞍上の手応えに余裕が出てきているし、合図に対する反応も良化している。要警戒の1頭と言えよう。
⑱エントシャイデン
今週の追い切りは栗東CWで実施。終い重点の内容ながらも、上々の伸び脚を披露した。舌を出している点はいただけないが、掻き込みの鋭いフットワークで駆け抜けるさまはなかなかのもの。悪癖のモタれる面が姿を消している点も評価できる。好調とみていいだろう。
ウマニティ重賞攻略チーム
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