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【阪急杯】ダイアナ、初の連覇へ武の“神”逃げ再び!


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【阪急杯】ダイアナ、初の連覇へ武の“神”逃げ再び!

 阪急杯の追い切りが20日、東西トレセンで行われた。栗東では、レース史上初の連覇を狙うダイアナヘイローが坂路で好仕上がりを披露。近2走で好結果に結びついている、レースに向けてパワーを蓄えるソフトな最終仕上げで態勢を整えた。レッツゴードンキは坂路で好時計をマークし、サンケイスポーツ調教評価で最高の『S』となった。

 連覇への熱意と本気の走りは、栗東を覆ったもやに隠した。ダイアナヘイローは、坂路で馬なりのソフト仕上げ。担当の原田助手は、納得の表情で切り出した。

 「乗り手は『先週より良くなっている』と話していて、状態は良さそう。当週はサッとやって控えるのが最近のパターン。6歳なので最後まで追い込まなくていい」

 もやにも戸惑うことなく、淡々とラップを刻んだ。ゆったりしたペースで折り合いをつけると、直線では馬場の悪い部分を避けてフィニッシュ。余力十分に、4ハロン53秒8-12秒8でまとめた。

 1週前にCWコースで負荷をかけ、当週は坂路で息を整える。この調整パターンにした近2走が3、1着と好結果。2カ月ぶりでも、14日の1週前追い切りで6ハロン80秒1(ラスト1ハロン11秒9)を計時するなど乗り込み量は十分。パワーをため込む好走パターンで勝負をかける。

 舞台も申し分ない。阪神芝1400メートルでは昨年の阪急杯、阪神Cと重賞連勝中。原田助手は「重賞レベルの1200メートルでは、先行するのに(手綱を)押しながらになるぶん、ラストが甘くなる。行きっぷりが昔ほどじゃなくなったので、今は1400メートルくらいが合っている」と分析する。

 鞍上は武豊騎手。昨年のこのレースをまんまと逃げ切ったコンビが、3戦ぶりに復活する。

 「この舞台では2回とも逃げて勝っていて、結果的に逃げたときの方がいい」と、名手はフェブラリーSに続き、2週連続の逃走劇に自信。グレード制が導入された1984年以降、このレースでの連覇はゼロ。これまで11頭の前に立ちはだかった連覇の壁を、ダイアナヘイローが乗り越える。  (川端亮平)



阪急杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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