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1回東京ならびに土曜日の東京ダートのレース結果、近年のフェブラリーSの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
先週末の降雪に伴う凍結防止剤投入の影響で、土曜日のダートコースは力の要る状態。ただし、路盤については比較的しっかりしている印象で、走りやすいコンディションであることは間違いない。土曜日の勝ち馬は新馬戦を除くと、すべて4角5番手以内の先行勢。ペースや力関係を抜きにしても、前めに位置した馬の粘り強さが目を引いた。
一方で、2~3着に関しては差し・追い込みの食い込みが目につく。また、騎手心理(陣営の指示を含む)が働くことも想定され、土曜日のような極端な傾向が出ることは考えづらい。ペースが落ち着けばやや前有利だが、展開次第では後方一気のシーンも十分に考えられる。よって、先行・差し互角とみるべきだろう。
枠順については、中~外枠がやや有利の情勢。とはいえ脚質同様、こちらも大きな偏りが出るとは思えない。ただでさえ、「外枠有利」と喧伝されがちなフェブラリーS。より人的心理が働くのは当然だろう。加えて、今年はフルゲート割れの14頭立て。枠順に関してはイーブンととらえるのが正解かもしれない。
ちなみに、交流競走指定後の1995年以降、フルゲート割れで実施された年は3度あるが、⑤→④→⑬(1996年)、⑭→⑦→⑩(2005年)、④→③→⑥(2010年)、という決着。サンプルが少なく信ぴょう性は薄いものの、一概に外枠有利とは言い難いものがある。広いスタンスで構えたほうが、好結果を期待できるのではないだろうか。
血統面に目を移すと、1回東京開催におけるダ1600mの結果を検証する限り、突出したパフォーマンスを示している種牡馬は皆無。系統面ではパワータイプのサンデーサイレンス系や、パワーダート向きの米国型種牡馬の好走が目につくが、いずれにせよ決定的な差はない。
一方、過去10年のフェブラリーSを振り返ると、ゴールドアリュール産駒が4勝を含む7連対と他を圧倒。ほかでは、父エーピーインディ系が7度の複勝圏内入りを果たしている。この2系統の扱い方次第で、フェブラリーSの的中率や回収率が左右されると言っても大げさではない。該当馬には最大級の警戒が必要だ。
1回東京開催で、パワータイプのサンデーサイレンス系と、パワーダート向きの米国型種牡馬が優勢という現状は、同系統のゴールドアリュール産駒と父エーピーインディ系にはうってつけ。従って、高い舞台適性を有する2系統を中心に馬券を組み立てるべきレースと言えよう。なかでも、近年の3着以内馬の多くに共通する、前走5着以内かつ上がり3ハロン3位以内の馬を重視したい。
今回の出走メンバーで条件を満たしているのは、①クインズサターン、③ゴールドドリームの2頭。穴なら前者、連軸に適しているのは後者とジャッジする。
ウマニティ重賞攻略チーム
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