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【東西現場記者走る】ノンコノユメ軽視禁物

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【東西現場記者走る】ノンコノユメ軽視禁物

 フェブラリーSの勝ち馬を探し出すGI連載企画は、枠順確定の5日目を迎えた。初登場の東京サンスポ・漆山貴禎記者(37)は、美浦に取材の地を移してノンコノユメにロックオン。赤門記者があらかじめ想定していた3つの“必勝ナンバー”を、前年の覇者は引き当てたのか-。 【あす結論】

 13日は栗東から約5時間かかって美浦に移動した。突然鼻血が吹き出し、右目の周囲が痛む。心身の疲労はピークに達しつつあるが、赤門の意地にかけても完走してみせる。しっかりと“麦ジュース”で栄養補給してから就寝した。

 連載5日目はノンコノユメに焦点をあてる。正直なところ、前年覇者のわりに注目度は低め。その後、勝ち鞍がないだけに仕方ないのかもしれないが、全8勝中6勝を挙げる東京なら枠順次第で大きく浮上していいと考えていた。

 昨秋の3戦はいずれもゲート内でガタついて大きく出遅れ。1、9、5番枠と先入れの奇数枠も、要因となっていた。後入れの偶数枠ならゲート内で過ごす時間が減って、出遅れのリスクは軽減されるはず。さらに、東京で2桁偶数枠なら5戦5勝という特注データにも気がついた。10、12、14番なら-。固唾をのんで、午前9時からの枠順抽選を見守った。

 加藤征調教師は「よしっ」と己を鼓舞して抽選器の前へ。カラリと回して引き当てたのは「13」と記された赤玉だった。惜しい! あと1つ、内か外にずれていれば、超ラッキー馬番だったのだが…。

 「4戦連続で奇数でしたね」と聞くと、「偶数の方がよかったけど、13番なら右の馬(大外のオメガパフューム)が最後に入るから。両サイドに馬がいるのとは違う。まだよかったね」と前向きな返事が返ってきた。

 この日は北馬場の角馬場で運動を消化。「体調は昨年とほとんど変わりない。最初からしっかり走れる馬だし、2~3カ月の休養がちょうどいい」と今季初戦から全開態勢のようだ。やはり【5・1・1・2】の得意コースで軽視はできない。

 前日に取り上げたサンライズソアの田辺騎手にも話を聞いた。「((10)番は)ちょうどいいところ。ここを嫌だっていう人はいないでしょ。内の逃げ馬を見ながら行ける? 何を言っているんですか、俺が行くんですよ!」。“ハナ宣言”は牽制(けんせい)球だとしても、激辛で鳴らす鞍上がネガティブなことを一切言わなかったのは印象に残った。

 土曜は東京競馬場で、関西馬の直前気配や馬場傾向をチェックする。有力な選択肢が複数存在するが、鉛筆転がしは絶対にしないのが赤門時代からの信条だ。最後まで頭脳をフル回転させて“正解”を導き出す。 (漆山貴禎)

★フェブラリーSの出馬表はこちら

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