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【根岸S】コパノキッキング、重賞連勝
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第33回根岸ステークス(27日、東京11R、GIII、4歳上オープン国際(指)、別定、ダ1400メートル、1着本賞金3800万円、1着馬にフェブラリーステークスの優先出走権 =出走16頭)未勝利の1400メートルも初の左回りも、ダート界の超新星には関係なかった。コパノキッキングが4連勝でカペラSに続くGIII連勝を飾った。
「1200メートルから1400メートルになることを唯一懸念していたので、早めに先頭に立たないように気をつけました。いい位置に楽につけられたし、これから、どう良くなっていくかが楽しみです」
マーフィー騎手は軽く右拳を掲げて、喜びを表した。中団で折り合って徐々にポジションを上げると、直線では鞍上の右ムチに応えて他馬をごぼう抜き。メンバー最速の上がり3ハロン35秒4で、重賞連勝のゴールに飛び込んだ。
23歳の若武者は短期免許の最終週に、7度目の挑戦で重賞初勝利を飾った。「日本の競馬は世界一! また何回も来たいですね」。この日5勝の荒稼ぎで、今年17勝は堂々の全国リーディングトップ。昨年の英リーディング2位の手腕を存分に見せつけた。
「初めての左回りや距離を克服できたのは大きかった」と村山調教師。フェブラリーSには、藤田菜七子騎手で向かう。「前から機会があれば騎乗をお願いしようと思っていました。本番は距離がさらに1ハロン延びるのでうまく調整したい。体調を落とさずにいい状態でいければ」と前を向く。
根岸Sの勝ち馬は過去3年のフェブラリーSで2勝。9戦7勝の大器とGI初騎乗となる菜七子のコンビが、砂の頂上決戦を熱く盛り上げる。(漆山貴禎)
コパノキッキング 父スプリングアットラスト、母セラドン、母の父ゴールドヘイロー。黒鹿毛のセン4歳。栗東・村山明厩舎所属。米国産。馬主は小林祥晃氏。戦績9戦7勝。獲得賞金1億4937万2000円。重賞は2018年GIIIカペラSに次いで2勝目。根岸ステークスは村山明調教師、オイシン・マーフィー騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+キックする」。
★27日東京11R「根岸S」の着順&払戻金はこちら
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