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【血統アナリシス】中山金杯 互角以上の戦いを繰り広げてもおかしくないキングカメハメハ産駒!持続力を問われる競馬になれば好勝負を期待できるステイゴールド産駒!

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【血統アナリシス】中山金杯 互角以上の戦いを繰り広げてもおかしくないキングカメハメハ産駒!持続力を問われる競馬になれば好勝負を期待できるステイゴールド産駒!


日刊スポーツ賞中山金杯の出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。 予想の際にお役立てください。




タニノフランケル
父はG1 10勝の名馬フランケル、母は日本ダービージャパンカップなどG1で7勝を挙げたウオッカという超良血馬。父が重厚なタイプのぶん、瞬発力には欠けるが、追ってバテない持久力はかなりのもの。サンデーサイレンス非内包馬の当レースにおける成績が芳しくない点は気がかりな半面、母父のロベルト系は好相性。最も得意とするパワー勝負になれば、勝ち切るまでには至らずとも、圏内に食い込む余地はある。

アドマイヤリード
母の半兄はセントレジャー勝ち馬、母父の全兄はジェイドロバリーという、中距離指向の濃い血統背景。加えて、母父の牝系はサドラーズウェルズやヌレイエフなどを輩出した名門・スペシャル系。マイルG1勝ち馬ではあるが、中山芝2000mに必要な持久力を備えているとみていい。父は当レースと好相性のステイゴールド。父の奥手の部分と、スタミナに優れた母系の血脈がうまく噛み合うようであれば、ここでもチャンスはある。

コズミックフォース
近年の当レースで産駒の好走が目立つキングカメハメハを父に持ち、母父は皐月賞馬のネオユニヴァース。その点を鑑みると、相応の舞台適性を備えているものと考えられる。相手強化の壁を突き破ることに苦労した面々が近親に並んでいる点を踏まえると、G1→G3の臨戦過程も好材料。持ち味である機動力を活かすことができれば、浮上の余地は十分にある。

ランガディア
祖母にダイナカール、おばにエアグルーヴを擁する良血馬。母であるマリーシャンタルの高齢が影響しているせいか、出世が遅れているものの、血統背景はここに入っても見劣ることはない。父であるキングカメハメハの産駒が近年の当レースで好パフォーマンスを示している点もプラス材料。父系の相性、ならびに母系の毛並みの良さを踏まえると、互角以上の戦いを繰り広げてもまったくおかしくはない。

サンマルティン
持続質勝負になりやすい当レースの傾向を踏まえると、スピードの持続力に優れたハービンジャーを父に持つことは悪くない。ただ、母は中山芝重賞で勝ち切れず、近い親族をみても中山芝重賞ウイナーはゼロ。ゆえに、東京→中山の臨戦過程がプラスに作用するとは言い難い。加えて、加齢に伴う能力減退を考慮すると、強調材料を見出すのは厳しい印象。劣勢は否めない。

エアアンセム
サンデーサイレンス×ノーザンテーストの肌馬にシンボリクリスエスを掛け合わせることで、各要素のバランスが整った総合力を実現している本馬。半面、突出したファクターに欠けるのも事実で、中央場所の重賞では最後のひと押しが利かない印象。ゆえに、福島→中山の臨戦過程でプラスαを見込めるかどうかについては疑問符が付く。善戦の域を超えるイメージまでは湧いてこない。

マイネルハニー
サンデーサイレンス系×ロベルト系の組み合わせは、近年の当レースにおける活躍配合のひとつ。本馬自身、初の中山芝2000mとなるが、相応の舞台適性を備えているものと考えられる。半面、米国色の濃い父母父と母母父の血脈が強く反映されているせいか、本馬はタメの利かないワンペース型に仕上がっており、目標にされると案外のケースも少なくない。持ち味を活かすには、自ら早めに仕掛けて我慢比べに持ち込むか、あるいは道悪など馬場の恩恵が欲しい。

マウントゴールド
父は持続力と機動力が持ち味のステイゴールド。その父にスピードとパワーを兼ね備えた米国型ナスルーラ系の肌馬を掛け合わせることで、機動力がより強調されている。ゆえに、大箱コースの決め手勝負よりも、小回りあるいは内回りの我慢比べのほうがベター。そのあたりを踏まえると、中山芝2000mの舞台は悪くない。最も得意とする持続力を問われる競馬になれば、ここでも好勝負を期待できる。

ストロングタイタン
父はフォーティナイナー系のリーガルランサム、母父はティズナウという米国色の濃い配合馬。ゆえに、スピードの持続力とパワーに優れている半面、持久力を要求される競馬で好走できるほどのスタミナは備えていない。つまり、時計を要する馬場での我慢比べは不向き。冬の中山コースとなればなおさらだ。血の良さを活かすためには、高速馬場、あるいは馬群がバラける展開など、何らかの助けが欲しい。

ヤングマンパワー
父は当レースと相性の良いスピードとパワーを兼備したノーザンダンサー系。父は全7勝を1200m以下で挙げた典型的なスプリンターだが、中距離指向が強い母系の血脈とうまく融合し、本馬はマイル以上でも対応可能のタイプに仕上がっている。とはいえ、最大の強みであるスピードと機動力の衰えが顕著なうえに、2ハロンの距離延長かつ直線急坂の中山芝2000mとなると、強調材料は無きに等しい。今回は苦しいレースになりそうだ。

ウインブライト
短距離指向の強い母に、全姉は阪神JF2着馬。加えて、近親にハクサンムーンなどがいる短距離色の濃い一族。だが、欧州型の血脈で固められている母系にステイゴールドを掛け合わせた妙から生まれたものなのか、本馬は中距離でも対応可能の仕様になっている。昨年2着の内容が示すように、母方の機動力をフルに活かせる小回りコースはベスト。巻き返しがあっても驚けない。

タイムフライヤー
サンデーサイレンス系×ロベルト系は当レースにおける好走配合のひとつ。トニービンの影響が濃いハーツクライに、ブライアンズタイムのパワーとスタミナを掛け合わせているのだから、秘めている持久力はかなりのものだ。半面、血の重厚さによるものなのか、速い上がりの決め手比べでは後塵を拝すケースが多くなる。勝ち負けに加わるには、時計を要する馬場、もしくは上がりを要する展開が不可欠と言えよう。

ナスノセイカン
父のハーツクライは、当レースで好パフォーマンスを見せている持続力型のサンデーサイレンス系。その父に、母父がスタミナに長けたホワイトマズルとなれば、少なくともタフなコースに対する不安はない。持続力に優れたタイプが幅を利かせやすい当レース向きの血統構成と言えよう。とはいえ、年齢的にピークアウトの感は否めず、相手強化の重賞で激変を期待するのは厳しい印象。上がりを要する展開になった際の、掲示板争いまでが精一杯ではないだろうか。

ブラックバゴ
父であるバゴの産駒は当該コースと好相性。母父のステイゴールドも父として及第点の成績を残している。そもそも本馬自身、中山芝2000mの重賞で幾度も上位争いを演じているのだから、高い舞台適性を備えていることは間違いない。ただし、欧州型の血が濃く反映されているため、速い上がりの決め手比べでは最後の詰めがどうしても甘くなってしまう。特長を活かすには、上がりを要する競馬、あるいは自身から早めに動く積極策が必須となる。

ステイフーリッシュ
ステイゴールド×キングカメハメハという、当レースの好走血脈同士の配合に加え、祖母の父であるシルヴァーホークも当舞台と好相性のロベルト系。このレースにマッチした血統構成と言えよう。叔父にブラックホーク、叔母にはピンクカメオの名が見られるように、秘めたスピード能力もかなりのもの。血の良さを最も活かせる体力勝負になれば、前回以上のパフォーマンスを示してもおかしくない。軽くは扱えない1頭と言えよう。

マイネルサージュ
父のハービンジャーは産駒として、中山芝2000mの重賞勝ち馬を4頭輩出。母父であるサンデーサイレンスも、BMSとして当該コースの重賞で多数の上位入線馬を送り出している。一方で、本馬の中山芝2000mにおける成績が芳しくない点は気がかり。加えて、近い親族に重賞級はおらず、中央場所の根幹重賞では活力の面でパンチが足りない。今回は厳しい戦いを強いられるのではないか。



ウマニティ重賞攻略チーム

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