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【阪神JF】レースの注目点

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【阪神JF】レースの注目点

★姉に続き2歳女王に輝くか!ソウルスターリングの妹シェーングランツ

 アルテミスSを制したシェーングランツ(美浦・藤沢和雄厩舎)は、父ディープインパクト、母スタセリタという血統で、2016年の優勝馬ソウルスターリングの妹にあたる。シェーングランツは、7月29日の新馬戦こそ5着に敗れたが、2戦目の未勝利戦を勝ち上がると、アルテミスSでは、4コーナーで後方13番手の位置取りから、直線で前を行く12頭を抜き去り、重賞初制覇を飾った。姉のソウルスターリングはデビューから3連勝で2歳女王に輝いたが、シェーングランツも3連勝でGI制覇を遂げることができるだろうか。なお、阪神JFでは、ビワハイジ産駒の「姉ブエナビスタ(2008年)=妹ジョワドヴィーヴル(2011年)」が姉妹制覇を達成している。

 また、シェーングランツに騎乗予定の武豊騎手は、1994年以来24年ぶりの阪神ジュべナイルF制覇がかかっている。武騎手は、今年の2歳重賞で3勝をマークしており、阪神JFを勝てば、グレード制が導入された1984年以降では初の2歳重賞年間4勝となる。



ファンタジーSを制したダノンファンタジー、今回はC.デムーロ騎手が騎乗予定

 ダノンファンタジー(栗東・中内田充正厩舎)は6月3日、東京芝1600メートルの新馬戦では2着に敗れたが、その後、阪神芝1600メートルの未勝利戦で勝ち上がり、ファンタジーSでは1番人気の支持に応え、重賞初制覇を遂げた。ファンタジーS優勝馬が阪神JFを勝てば、2002年ピースオブワールド以来、16年ぶり2頭目となるが、ダノンファンタジーは2歳女王の座に就くことができるだろうか。

 なお、同馬は12月5日現在、2歳リーディングサイアーランキングで首位に立つディープインパクト産駒で、今回はテン乗りとなるC.デムーロ騎手が騎乗する予定。

 また、ダノンファンタジーを管理する中内田充正調教師は、JRA2歳重賞で通算11戦6勝という成績を挙げている。同調教師は、ダノンプレミアムで昨年の朝日杯FSを制したが、阪神JFでも勝利を挙げることができるだろうか。

★2年連続で2戦2勝馬が2歳女王に!クロノジェネシスら3頭に注目

 2016年の阪神JFでは、新馬→アイビーSを連勝したソウルスターリングが優勝。2017年は新馬→アルテミスSを連勝したラッキーライラックが優勝しており、2年連続で2戦2勝の馬が2歳女王に輝いている。今年の登録馬では、新馬→アイビーSを連勝したクロノジェネシス(栗東・斉藤崇史厩舎)、新馬→500万条件を連勝中のメイショウケイメイ(栗東.南井克巳厩舎)、レッドアネモス(栗東・友道康夫厩舎)と3頭の2戦2勝馬が登録しているが、今年も無敗の2歳女王が誕生するだろうか。

 クロノジェネシスはJRAが購入し、2005年に輸入されたバゴの産駒。バゴは2004年の凱旋門賞馬で、初年度産駒のビッグウィークが2010年の菊花賞を制しているが、同産駒8年ぶりのGI制覇を遂げることができるだろうか。なお、同馬にはGI初制覇がかかる北村友一騎手が騎乗予定だ。



★バースデーVなるか!3勝挙げている福永騎手、アルテミスS2着ビーチサンバに騎乗予定

 アルテミスS2着のビーチサンバ(栗東・友道康夫厩舎)は、父クロフネ、母フサイチエアデールという血統で、2005年の朝日杯FS優勝馬フサイチリシャールの全妹。兄のフサイチリシャールは、未勝利戦から4連勝で2歳王者に輝いたが、ビーチサンバも兄と同じように2歳GIを制すことができるだろうか。

 なお、フサイチリシャールビーチサンバは13歳差のきょうだいだが、グレード制が導入された1984年以降では、15歳差の「ファレノプシス(姉)=キズナ(弟)」がきょうだいGI制覇を果たした例がある。

 また、ビーチサンバには、歴代最多の阪神JF3勝を挙げている福永祐一騎手が騎乗予定。同騎手は12月5日現在、今年のJRA成績が647戦96勝で、JRA年間100勝まであと4勝としている。今年、JRA年間100勝を達成すれば、岡部幸雄元騎手(1990~1998年)、武豊騎手(1992~2000年)と並び歴代最長タイの9年連続達成となるが、今年も大台に乗せることができるだろうか。なお、福永騎手は阪神JF当日が42歳の誕生日である。

★JRA・GI年間最多勝記録を更新 ノーザンファーム生産馬は6頭が登録

 11月25日に実施されたジャパンCは、アーモンドアイが勝ち、同馬を生産したノーザンファームは今年のJRA・GI12勝目を挙げた。昨年、自身が記録したJRA・GI年間最多勝記録(11勝)を11月の時点で更新し、残り1力月の開催でどこまで記録を伸ばすか注目される。また、12月5日現在、同牧場の今年の勝利数は「620」で、勝利数は既に年間最多記録を更新、獲得賞金も自身が昨年打ち立てた年間最多記録(145億6076万5000円)の更新がほほ確実なぺースとなっている。

 ノーザンファーム生産馬は、阪神JFにはファンタジーS優勝馬ダノンファンタジー(栗東・中内田充正厩舎)、アルテミスS2着のビーチサンバ(栗東・友道康夫厩舎)、新馬→アイビーSを連勝したクロノジェネシス(栗東・斉藤崇史厩舎)など6頭が登録している。ノーザンファーム生産馬は、昨年の阪神JFラッキーライラックが制するなど、同レースで通算8勝を挙げているが、今年も好成績を挙げることができるだろうか。



★最年少優勝かかる斉藤師&青木師に注目 重賞初制覇をGIで飾れるか

 今年の阪神JFには、GI初制覇を目指す若手トレーナーの管理馬が登録している。アイビーSを制したクロノジェネシスを登録している斉藤崇史調教師(栗東)は、2016年の初出走以来、毎年勝ち星を伸ばしており、今年は12月5日現在で23勝をマークしている。

 また、開業2年目の青木孝文調教師(美浦)は、クローバー賞勝ち馬で、アルテミスS4着のウインゼノビアを登録。今回がJRA・GI初挑戦となる。斉藤調教師、青木調教師は重賞での優勝経験がなく、重賞初制覇をGIで飾ることができるか注目される。

 なお、阪神JF当日の年齢は斉藤調教師が36歳3力月11日、青木調教師が37歳2力月17日で、Vなら、グレード制が導入された1984年以降の同レースにおける最年少優勝記録となる。

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