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【東西現場記者走る】ノンコ、フェブラリーSの再現!
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1週間の密着取材で勝ち馬を探るGI連載『東西現場記者走る』。チャンピオンズCは、大阪サンスポの山口大輝記者(27)が担当する。5日目は美浦トレセンで、フェブラリーSの覇者・ノンコノユメを追跡。このレースを勝つために小回りの地方競馬場に出走し、コーナリングを“特訓”した。春秋ダートGI連覇も十分にありそうだ。
栗東→中京競馬場→美浦と東奔西走している。疲労の蓄積も気になるところだが、金曜朝の美浦トレセンは雲ひとつない快晴で心が洗われた。気分を良くしてノンコノユメの取材に出陣だ。
坂路に登場したのは遅めの午前10時過ぎ。ゆったりした走りで4ハロン67秒0-17秒2をマークした。歩く姿が良く、気合の乗りも上々。馬体もすっきりと見せており、好感が持てた。
「きょう乗った感じでは、息の感じ、デキならフェブラリーSよりいいですよ」
厩舎に出向くと浅利助手から好感触が伝わってくる。さらに「春は叩き2走目でまだ先がある感じだった。それに比べて、今回は3戦目でデキはピークです。余計な脂肪が抜けて筋肉が増えました」と前向きなコメントのオンパレードだ。しかも話を進めると、ここ最近の敗戦にも理由があることが分かった。
「今年、ここを勝ちたかった。そのために、合わないのを分かっていながら、かしわ記念と南部杯を使った」と同助手は明かす。中京は直線こそ長いが、コーナーがきつく、春秋ダートGI制覇のためにはコーナリングの上達が必須条件。ともに4着だった地方交流GIだが、小回りの地方競馬場でレースを覚えさせたことが、この大一番で実を結ぶかもしれない。
前走のJBCクラシックは、出遅れながら直線で鬼脚(上がり最速3ハロン36秒3)を繰り出して4着。届かなかったとはいえ、浅利助手は「コーナーで内から外へと曲がれていた。小回りを使ってきた成果かな」と手応えもつかんでいる。
さあ土曜はいよいよ結論。中京競馬場で、時間ぎりぎりまで頭を悩ませたい。(山口大輝)
★チャンピオンズCの枠順はこちら 調教タイムも掲載
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