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土曜の京都競馬場では京都2歳S(24日、GIII、芝2000メートル)が行われる。昨年の2着馬タイムフライヤーは続くホープフルSを勝っており、同じ2000メートルで行われる暮れのGIへ向け、重要な前哨戦として注目度が高い。
登録は少ないながら素質馬がそろっている。まずは新馬-芙蓉Sを連勝したミッキーブラック(栗東・音無秀孝厩舎、牡)。福島の初陣は後方から外を回って豪快に追い込んだが、2戦目の前走は早めに2番手へつける積極策を展開。どんな競馬でもできるセンスの良さがある。鞍上にクリスチャン・デムーロを迎えて無傷の3連勝を狙う。
クラージュゲリエ(栗東・池江泰寿厩舎、牡)も有力だ。前走の札幌2歳Sはレースの上がり3ハロンが37秒6というタフな馬場と展開に切れ味をそがれた形だが、それでも0秒1差の3着と崩れなかった。勝ったニシノデイジーが続く東京スポーツ杯2歳Sを勝ったことで、クラージュの素質の高さが分かる。新馬戦で他馬が止まって見えた決め手は脅威。当時の鞍上、ジョアン・モレイラを再び迎え、万全の態勢が敷かれている。
ブレイキングドーン(栗東・中竹和也厩舎、牡)は前走の萩Sを放馬による疲労で無念の競走除外。当日の落ち着きが課題になるが、新馬戦ではその後未勝利、紫菊賞を連勝するアドマイヤジャスタを問題にせず3馬身差の圧勝を飾った実力馬で、重賞でも上位の存在だ。
ワールドプレミア(栗東・友道康夫厩舎、牡)はセレクトセールで2億5920万円(税込み)の値がついた期待馬。GIIマイラーズCを制したワールドエースの全弟という良血馬だ。初戦は出遅れて後方からの競馬になったが、息の長い末脚で差し切り勝ち。ひと叩きされて目覚めてくれば、さらに切れる脚を使える可能性もあるだろう。
朝日チャレンジCなど重賞3勝のショウリュウムーンを母にもつショウリュウイクゾ(栗東・佐々木晶三厩舎、牡)も、新馬戦1着から5カ月ぶりながら仕上がりは上々。全兄がドバイターフを勝ったリアルスティールという良血ラヴズオンリーユー(栗東・矢作芳人厩舎、牝)も決め手は兄をほうふつとさせる。日曜京都の白菊賞に出走することが既定路線だが、こちらに出走してきても面白い存在だ。
★京都2歳Sの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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