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GIの舞台は京都から東京へ。最終日の25日は「第38回ジャパンC」が行われる。前年覇者シュヴァルグランやサトノダイヤモンド、スワーヴリチャードなど強豪牡馬が顔をそろえたが、今年は史上5頭目の3冠牝馬に輝いたアーモンドアイが話題を独占している。古馬が相手になっても、無敵の天才少女はフルスロットルで駆け抜ける。
相手は同期の牝馬から歴戦の古牡馬へ。3冠牝馬アーモンドアイが新たなステージに上がるが、これこそ女傑ストーリー新章の幕開けだ。
「これだけの馬なので、より強いところにチャレンジしたいという気持ちがあって、ジャパンC参戦を決めました。手応えは感じています」
国枝調教師が信頼のまなざしを向ける。デビューからの6戦(5勝・2着1回)すべてで上がり3Fは最速。桜花賞、オークス、秋華賞(95年以前は3歳限定エリザベス女王杯)の3戦で、いずれも1馬身以上の差をつけて勝ったのはアーモンドだけ。すでに歴史上でもスペシャルワンだ。
JCは3歳牝馬に優しくはない。外国馬も含め過去に32頭が挑戦し1勝のみ。しかしそれが12年のジェンティルドンナ。同じ3冠牝馬ならVの資格は十分にある。年長牡馬と4キロの斤量差も大きなアドバンテージだ。
秋華賞のレース直後に軽い熱中症で歩様を乱す場面があったが、短期放牧を挟んで順調に回復。15日にはWコース5F65秒2(馬なり)で楽々と先着。跨がったルメール騎手も、「すごく良かった。前走は久々の分、トップコンディションではなかったが、今回はベストの状態でいけそう」とデキに太鼓判を押す。
古馬をも制圧すれば、さらに上のステージへの挑戦も。世界にその結果が打電されるJC。その名を海外へアピールする絶好の機会だ。(夕刊フジ)
★ジャパンカップの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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