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【血統アナリシス】マイルCS ハーツクライ産駒がハイパフォーマンスを示す可能性あり!最内、大外の3歳馬も侮れない!


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【血統アナリシス】マイルCS ハーツクライ産駒がハイパフォーマンスを示す可能性あり!最内、大外の3歳馬も侮れない!

日曜日に行われるマイルCSの出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。 予想の際にお役立てください。





ステルヴィオ
父は産駒初年度から3歳牝馬3冠馬を輩出したロードカナロア。ただし、産駒の大半は父の距離適性を映し出したかのように、マイルレンジがベスト。本馬の場合は母もスピード寄りのタイプなので、芝1800mすら長い印象を受ける。その視点でみると、今回の距離短縮は好都合。4~5回京都開催の外回り芝1600mでキングマンボ系が好調であることも心強い。父方の特長である身体能力と機動力を活かすことができれば、ここでも見劣りはしない。

ペルシアンナイト
父は稀代の名種牡馬デインヒルの血を受け継ぐハービンジャー。母父にサンデーサイレンスを配することで、優れたスピードの持続力を生み出している。一方で、ややパワー色の強い牝系の血脈が影響しているせいか、速い上がりを求められる競馬ではパンチ不足の印象。血筋の良さを引き出すためには、昨年1着時と同様に一定以上の持久力を必要とする競馬になるか、あるいはロングスパートを仕掛けることが肝要になる。

アルアイン
父はマイルCSで毎年のように上位入線馬を送り出しているディープインパクト。母父エーピーインディ系の当該コース成績も悪くない。2000m以上の競馬ではワンパンチ足りないが、これは米牝馬チャンピオンスプリンターである母の血が影響しているため。その点を踏まえると、2000m→1600mの距離短縮はプラス材料。母系の持ち味であるスピードとパワーを活かせる競馬になれば、上位争いも十分可能だ。

ブラックムーン
当レースと好相性のニジンスキー系を母父に持つ点は悪くないのだが、一族を検証するとG1級どころか重賞級の名もまばらで、ここに入ると母系の活力面で見劣る感は否めない。加えて、キングマンボを経由しない父ミスプロ系の当レースにおける成績が沈滞していることも気がかり。血統面から強調材料を見出せないうえに、不振続きの近況を考えると、今回は見送りが無難だろう。

ヒーズインラブ
父のハービンジャーが属するダンチヒ系のマイルCSにおける相性が上々の一方で、近親にG1級の名は見られず、ここに入ると活力の点で物足りない印象。また、ややダート色が濃い母父の血脈が影響しているせいか、速い上がりを求められる競馬ではひと押しを欠く。当該コースで崩れていない堅実性は評価できるが、本馬より適性上位の馬が多数並ぶ今回はプラス要素に乏しい感。劣勢は否めないだろう。

ジュールポレール
半兄は2012年の勝ち馬サダムパテックフジキセキディープインパクトの違いはあれど、本馬も半兄同様にマイルレンジが適距離のスピード持続力タイプであることは間違いない。ただし、母父エリシオの血が利きすぎているのか、良馬場の高速決着ではパンチが足りない印象。また、複勝圏を外した直後の相手強化でパフォーマンスを上げてくることが少ない父の産駒の特徴を踏まえると、牝馬限定G2 4着→牡馬混合G1の臨戦過程も不安材料。積極的には手を出しづらい。

ロジクライ
父サンデーサイレンス系、かつ母父あるいは母母父にダンチヒ系種牡馬を持つ馬はマイルCSと好相性。3角過ぎから機動力を求められるレース傾向を鑑みると、持続力と機動力が持ち味の母父マキャベリアンの血脈もマッチする。BCターフ勝ち馬のタリスマニックやディープインパクトレイデオロらが一族として名を連ねる牝系についても文句なし。成長力に富む父ハーツクライの特徴を勘案すると、この舞台でハイパフォーマンスを示す可能性もある。要注目の1頭だ。

モズアスコット
サドラーズウェルズ系×ストームバード系という、ややパワーに偏りがちな配合。それでも、日本の馬場に対応できているのは、父フランケルが有する身体能力の高さと適応能力の賜物だろう。ただし、サンデーサイレンスを内包していないため、瞬発力勝負になると後塵を拝するケースがどうしても増えてくる。とはいえ、安田記念がそうであるように、型にハマッたときの破壊力は生半可なものではない。展開ひとつで勝機は十分にある。

ウインブライト
短距離指向の強い母に、全姉は阪神JF2着馬。加えて、近親にハクサンムーンなどがいる短距離色の濃い一族。ゆえに、マイル以下の距離適性については問題ないはず。半面、ステイゴールド産駒の当レースにおけるパフォーマンスが芳しくない点は気がかり。また、欧州型で固められている母系の血が強く反映されているせいか、高速決着や速い上がりの瞬発力勝負になると今ひとつ。上位進出には、上がりを要する消耗戦が必須条件となる。

ミッキーグローリー
ディープインパクト×欧州型ノーザンダンサー系という、当レースの活躍血統同士を掛け合わせた配合馬。その点は好感が持てる半面、近親にG1級の活躍馬はみられず、全弟カツジのG2勝ちが目立つ程度。加えて、母ならびに近親の良績は小回りコースに偏りがちで、京都外回りの適性については疑問符が付く。底をみせていない未知の部分と目下の勢いを加味しての、3着マークまでに留めておくスタンスがベターではないか。

ジャンダルム
パワー型であるサドラーズウェルズ系のキトゥンズジョイに、スプリントG1 2勝のビリーヴを組み合わせることで、バランスのとれた総合力を実現している本馬。半面、突出した要素を持ち合わせていないため、正攻法の競馬では終いのツメがどうしても甘くなる。古馬混合のG1となればなおさらだ。この舞台で上位進出するためには、父のパワーとタフさ、ならびに母のスピードとパワーを最大限に引き出すことが肝要。つまり、前崩れの展開が絶対条件となる。

レーヌミノル
2006~2007年に連覇を果たしたダイワメジャーを父に持ち、母父は1997~1998年に連覇を成したタイキシャトル。昨年4着の戦績が示すように、高い舞台適性を備えていることは間違いない。半面、近親にG1級はおらず、このメンバーに入ると一族の活力面で見劣る印象。また、パワー&スピード寄りの血脈で固められているため、決め手勝負になると分が悪い。上位争いに加わるには馬場悪化など、多くの馬が苦にするような競馬にならないと厳しいだろう。

レッドアヴァンセ
ディープインパクト産駒は当レースで毎年のように上位進出。半兄にはレッドアリオンクラレントリディルといった京都マイル重賞の勝ち馬が並び、潜在的な舞台適性については文句なし。加えて、10月28日に全妹のレッドオルガが紅葉S1着、先週の修学院Sでは半弟レッドヴェイロンが2着と、一族の近況についても申し分がない。欧州色の強い母方だけに、極端な高速決着になると厳しいかもしれないが、しぶとさや我慢を要求される展開になれば、上位争いに絡んできてもおかしくはない。

エアスピネル
母は秋華賞勝ち馬、近親のエアシャカール菊花賞勝ち馬と、京都のG1と縁が深いファミリー。本質的にマイルレンジがベストであろう本馬が菊花賞でも好戦できたのは、こうした血統背景も要因のひとつだろう。半面、母系から勝ち味の遅さを受け継いでいるのも事実。その点を踏まえると、富士S4着→G1の臨戦過程で一気にパフォーマンスを上げてくることは考えづらい。昨年2着の実績をストレートに評価したうえでの、連下の押さえという扱いが妥当ではないか。

アエロリット
G1クラスの活躍馬が並ぶ近親をみるに、母系の活力と底力は牡馬トップクラスを相手に回しても不足なし。当該コースにおけるクロフネ産駒の成績がイマイチではあるものの、2016年の勝ち馬ミッキーアイルを近親に擁する血統背景をみるに、さしたる問題ではないとみる。ただし、スピードとパワーが強調された血統構成ゆえに、ヨーイドンの決め手勝負は不向き。勝ち切るには、高速馬場や道悪といった極端な馬場の出現、あるいは自身から早めに動いて我慢比べに持ち込むことが肝要となる。

カツジ
瞬発力型のディープインパクトを父に持つ一方、母父は持続力型のホワイトマズル。加えて、リファールのクロスを内包、祖母の父はトニービンと、やや持続力&スタミナに偏りがちな血統構成。ゆえに、速い上がりの決め手勝負では後れをとりやすい。その点を鑑みると、直線平坦の京都コース替わりにプラス要素を見出すのは難しい印象。また、相手強化で巻き返しが利きづらい父の特徴を考慮すると、G2大敗→G1の臨戦過程も不安材料。今回は様子見が賢明だろう。

ロードクエスト
当レースで相性の良いパワー型ノーザンダンサー系を母父に配している点は好印象。祖母が2002年の勝ち馬トウカイポイントの母と同様、リアルシャダイ×ノーザンテーストの配合馬であるところも好感が持てる。一方で、マツリダゴッホ産駒の当該コースにおける成績が芳しくない点は気がかり。近親にコレといった活躍馬がいないのも不安材料。母方の適性とスワンSの勝利を踏まえたうえで、あっても3着止まり、とみるのが正解ではないか。

ケイアイノーテック
スピードとパワーが強調された牝系に、ディープインパクトを組み合わせた血統構成をみるに、マイルレンジがベストディスタンスと判断できる。ディープインパクト×ミスプロ系の配合かつ、母母父にパワー型のノーザンダンサー系種牡馬を擁する点は、2013年の勝ち馬トーセンラーと近似。母父あるいは母母父にダンチヒ系種牡馬を配する馬も当レースと好相性。さらに、ディープインパクト産駒の舞台適性も高く、血統面におけるマイナス材料は無きに等しい。



ウマニティ重賞攻略チーム

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