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今年も欧州の主要競走が終わり、来春の新種牡馬や種付け料の公示価格などが話題となり始めている。屈腱炎のため引退が決まっていた英2000ギニー馬サクソンウォリアー(愛=A・オブライエン、牡3)は、アイルランドのクールモアスタッドで種牡馬生活に入る。ディープインパクト産駒で日本生まれの同馬の種付け料は3万ユーロ(約384万円)。期待の大きさがうかがえる額だ。
8日に発表されたワールドベストレースホースランキングでウィンクス(豪=C・ウォーラー、牝7)と同じ1位の130ポンドを獲得したクラックスマン(英=J・ゴスデン、牡4)は、英国のダルハムホールスタッドでの種牡馬入りが決定。父フランケルの後継種牡馬として生産者の注目を集めそうだ。
また、同厩でマイル~2000メートル路線のGIを4勝したロアリングライオン(牡3、父キトゥンズジョイ)なども来春の大物新種牡馬となりそう。
フランスでは凱旋門賞で昨年2着、今年3着とともに牡馬として最先着したクロスオブスターズ(A・ファーブル、牡5、父シーザスターズ)が引退。主戦を務めたM・バルザローナ騎手はこの馬でジャパンCに行きたいと話していたが、ロジス牧場で種牡馬になる。イスパーン賞、ムーランドロンシャン賞とGIを2勝したレコレトス(C・ラフォンパリアス、牡4、父ウィッパー)はケネイ牧場で種牡馬入りする。(在仏競馬記者)
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