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【東西現場記者走る】レッドジェノヴァ、V方程式!

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 1週間の密着取材でGIの勝ち馬を探る好評連載『東西現場記者走る』でエリザベス女王杯を担当するのは、大阪サンスポの斉藤弘樹記者(38)。栗東トレセンに戻った4日目は、滞在調整を続ける関東馬レッドジェノヴァに注目した。陣営の想像以上に成長を遂げており、目が離せない存在だ。

 美浦トレセンを1日で切り上げ、4日目は再び栗東で取材することになった。疲労も蓄積されているが、慣れ親しんだ“ホーム”は気分的に落ち着く。さあ、週末までもうひと踏ん張りだ。

 この日は、栗東に滞在して調整中の関東馬レッドジェノヴァに注目した。管理する小島調教師は、ここまでGI2勝。勝ったのは2008年秋華賞ブラックエンブレム)、09年エリザベス女王杯クィーンスプマンテ)で、どちらも京都、11番人気、そして栗東滞在でつかんだVだった。京都大賞典の直前から栗東で調整してエリザベス女王杯に挑むのは、9着から大変身を遂げたクィーンスプマンテと同じパターンだ。

 「中身がしっかりしてきたし、良くなっています」。調教担当の鈴木助手が、1カ月ほどの滞在効果を口にした。目的は2つある。まずは輸送対策。2走前に函館から札幌へ輸送した際に10キロ減ったこともあり、少しでもリスクを軽減するためだ。もう1つは、アップダウンの激しい栗東の逍遙馬道を求めて。「常歩(なみあし)で歩いているだけでも違います。可動域が大きくなって、体をうまく使えるようになります」と続けた。

 追い切り翌日は、厩舎周りで軽めの調整。馬房に戻るとすぐさまカイバをモリモリと食べ、「状態は良さそうです」と鈴木助手は太鼓判を押す。

 重賞初挑戦となった前走の京都大賞典は、GI2勝馬サトノダイヤモンドに1/2馬身差の2着に健闘。初の京都・外回りにも対応して、見せ場以上の走りを披露した。レース後には池添騎手が「ジャパンCに行きましょう」と進言したほどだ。陣営はレース前まで、今回ではなく“来年の”エリザベス女王杯に向けての力試しというトーンだったが、好内容を見て挑戦を決めた。

 「まだまだ良くなる余地を残しています」(鈴木助手)と成長途上であるのは確かだが、急上昇を遂げる小島厩舎の刺客が、淀のGIであっと言わせるシーンがあるかもしれない。(斉藤弘樹)



エリザベス女王杯の出馬表はこちら 調教タイムも掲載

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