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10月27日の東京11Rで行われた第7回アルテミスステークス(2歳オープン、牝馬、GIII、芝1600メートル、馬齢、15頭立て、1着賞金=2900万円)は、武豊騎手騎乗の6番人気シェーングランツ(美浦・藤沢和雄厩舎)が大外一気の強襲で重賞初制覇。シェーングランツの上がり3ハロンはメンバー中最速の33秒7。勝ちタイムは1分33秒7(良)。シェーングランツの母スタセリタは仏オークス馬で、半姉ソウルスターリング(父フランケル)は阪神JF&オークスの勝ち馬。その血に違わぬスケールの大きさを垣間見せる走りだった。
半馬身差の2着には中団追走から直線外めを伸びたビーチサンバ(5番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着に馬群を割って伸びたエールヴォア(2番人気)。
アルテミスSを勝ったシェーングランツは、父ディープインパクト、母スタセリタ、母の父モンズンという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は(有)社台レースホース。通算成績は3戦2勝。重賞初勝利。アルテミスSは、藤沢和雄調教師は初優勝、武豊騎手は2016年リスグラシューに次いで2勝目。
◆武豊騎手(1着 シェーングランツ)「返し馬で初めて乗って“すごくいいな”と期待していました。スタートが良くなくて、道中も走る気になっていなかったけど、直線で外に出したら走るフォームが変わり、すごい脚でしたね。やはり藤沢厩舎の馬は走るなと思いました。可能性のある馬で楽しみです。お姉さんとの比較ですか? ボクはソウルスターリングは遠くから見ていただけですから(笑)。素質は感じますし、可能性はかなりあると思います」
◆藤沢和雄調教師(1着 シェーングランツ)「忙しい競馬だったけど、いい脚を使ってくれた。お姉ちゃんとは全然タイプが違う。こちらは、すごく慎重な子。少しずつ大人になっている」
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