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【天皇賞・秋】リチャード全開態勢!ミルコ大満足の手応え


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【天皇賞・秋】リチャード全開態勢!ミルコ大満足の手応え

 GIの舞台は東京に移り、28日には「第158回天皇賞・秋」が行われる。3歳ダービー馬ワグネリアンが回避してしまったのは残念だが、それでも歴戦の猛者がそろって白熱の一戦になりそうだ。注目は今春の大阪杯を制したスワーヴリチャード。春秋2000メートルGI“統一王座”を目指す。



 得意の府中なら、誰にも負けられない。スワーヴリチャードが秋初戦から全開態勢だ。庄野調教師が高らかに宣言する。

 「まずはいい内容で次につながる競馬を…などとは思っていません。勝つつもりでいきます」

 今春は始動戦の金鯱賞を勝つと、続く大阪杯を奇想天外な3角まくりで快勝。念願の初GIを獲得した。安田記念は1番人気に応えられなかったが、マイル初挑戦で0秒1差3着と改めて能力の高さを示した。秋の盾からの始動は予定どおり。左回り【3・2・1・0】で休み明けも3戦3勝と、死角は見当たらない。

 帰厩後の調整も順調そのもの。先週18日のCWコースでは6F78秒8、ラスト1F11秒9(馬なり)の好時計で、3歳1000万下を4馬身突き放した。

 「動きはすごく良かったよ」と、M・デムーロ騎手は納得の表情。トレーナーも「去年の秋より全然いい。折り合いがスムーズで、1週前としては良かった。春に比べて歩幅がさらに大きくなった気がする」と手応えを口にする。

 同期のクラシックホース、皐月賞アルアイン、ダービー馬レイデオロ菊花賞キセキが顔をそろえるが、存在感では一切負けていない。「前走は好位で競馬ができたし、いい経験になったはず。まだ奥がある」。底知れぬ上昇を示すリチャードが、秋も2000メートルの頂点を制し、覇道を突き進むか。(夕刊フジ)



★天皇賞・秋の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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