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【菊花賞】今週もルメール、最少キャリアでフィエールマンが戴冠


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【菊花賞】今週もルメール、最少キャリアでフィエールマンが戴冠

 10月21日の京都11Rで行われた第79回菊花賞(3歳オープン、牡・牝馬、GI、芝・外3000メートル、馬齢、18頭立て、1着賞金=1億2000万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の7番人気フィエールマン(牡、美浦・手塚貴久厩舎)が好位追走から直線内めを伸びて、先に抜け出したエタリオウとの差をグイグイと詰めてゴールではハナ差先着、菊の大輪を見事に咲かせた。タイムは3分6秒1(良)。フィエールマンはここまで3戦2勝。1月東京の新馬勝ち、4月中山の山藤賞(500万下)勝ち、7月福島のラジオNIKKEI賞・GIIIで2着から3カ月半ぶりのぶっつけという異例なローテーションで、アヅマライ(1964年・菊花賞まで5戦2勝)、サクラスターオー(1987年・5戦3勝)が持つ菊花賞最少キャリアV記録を更新した。

 ミルコ・デムーロ騎乗のダービー4着馬、エタリオウ(2番人気)はトライアルの神戸新聞杯に続く2着。ハナ差で明暗を分けた2頭からさらに1馬身半分遅れた3着には中団から脚を伸ばした武豊騎乗のユーキャンスマイル(10番人気)が入った。1番人気のブラストワンピースは中団から外めを追い込み4着。

 菊花賞を勝ったフィエールマンは、父ディープインパクト、母リュヌドール、母の父グリーンチューンという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は4戦3勝。重賞初制覇。菊花賞は、手塚貴久調教師は初優勝、クリストフ・ルメール騎手は2016年サトノダイヤモンドに次ぐ2勝目。

 ◆クリストフ・ルメール騎手(1着 フィエールマン)「調教で乗っていい感じでしたし、自信はありました。前走も負けたけどいい競馬をしていましたし、距離も心配していませんでした。直線はちょっとせまいところがあって、ちょっとだけ我慢しなければなりませんでした。ミルコのほう(2着のエタリオウ)はスムーズなレースで向こうは3、4馬身前にいましたが、ボクの馬はすごい瞬発力でゴールで届きましたね。ラスト50メートルぐらいでミルコの馬がもう一度頑張ったのでゴールではぎりぎりでしたね。ゴールした瞬間は負けたと思いました。ミルコに『おめでとうございます』と言いました。勝ったとわかってビックリしました」



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