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10月14日の京都11Rで行われた第23回秋華賞(3歳オープン、牝馬、GI、芝・内2000メートル、馬齢、17頭立て=スカーレットカラーは左後肢跛行で出走取消、1着賞金=1億円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗のアーモンドアイ(美浦・国枝栄厩舎)が快勝。単勝1.3倍の断然の人気に応えるとともに、1986年メジロラモーヌ、2003年スティルインラブ、10年アパパネ、12年ジェンティルドンナに次ぐ史上5頭目の牝馬3冠を達成した。国枝栄調教師はアパパネに次いで、2度目の牝馬3冠となった。タイムは1分58秒5(良)。2着はミッキーチャーム(5番人気)、3着はカンタービレ(3番人気)。
アーモンドアイは中団の後ろの外を追走。直線に向くと大外から1頭だけ違う脚いろで豪快に伸び、差し切った。夏の北海道で3連勝していた上がり馬ミッキーチャームが逃げ粘って、1馬身1/2差の2着。道中は勝ち馬とほぼ同じ位置取りだったカンタービレが、さらに1馬身差の3着だった。2番人気ラッキーライラックは9着。
アーモンドアイは、父ロードカナロア、母フサイチパンドラ、母の父サンデーサイレンスという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は6戦5勝。重賞は2018年シンザン記念・GIII、桜花賞・GI、オークス・GIに次いで4勝目。秋華賞は、国枝栄調教師は10年アパパネに次いで2勝目。クリストフ・ルメール騎手は17年ディアドラに次いで2勝目。
◆クリストフ・ルメール騎手「素晴らしい馬。3冠を獲ったのは信じられないね。すごくうれしい。ただ、馬場入りから心配していた。テンションが高かったので。ゲートの中でチャカチャカしていたし、スタートもあまりよくなかった。一番の心配は、3~4コーナーで前の馬が全然進まなかったので、大外から行かないといけなかったこと。でもそれから素晴らしい脚で頑張ってくれた。一年間でトップコンディションをキープするのは難しい。国枝先生(国枝栄調教師)をお祝いしたいし、感謝したい。(アーモンドアイは)たぶん、日本で一番強い馬で、次走が楽しみ」
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