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重馬場で施行された昨年こそハービンジャー産駒のディアドラが勝利したが、前3年の2014~16年はディープインパクト産駒が3連勝。良馬場なら1分57~58秒台の高速決着となり、ディープ産駒のスピードと瞬発力が生きる条件だ。
今年も8頭(抽選対象が1頭)のディープインパクト産駒がエントリーしているが、なかでも注目はオールフォーラヴ。春に阪神内回り2000メートルの忘れな草賞を勝利。前走のローズS(9着)は、ワンターンで直線の長い外回りコース。速い上がりを求められる展開は不向きで、舞台替わりは大きなプラスとなる。
母のレディアルバローザは中山牝馬Sを連覇し、叔母のキャトルフィーユも札幌のクイーンSを制覇。母系の小回りコースへの適性の高さは見逃せない。
母の父キングカメハメハは、現役時にNHKマイルC(1分32秒5)や日本ダービー(2分23秒3)を好時計でV。秘める速力は相当なものがある。父×母の父の配合から、スピードの持続力に富んだ血統背景。近2走の大敗で大きく人気を落としているが、久々の適舞台で一変する下地はある。
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