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【京都大賞典】復活!これぞダイヤの輝き


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【京都大賞典】復活!これぞダイヤの輝き

 第53回京都大賞典(8日、京都11R、GII、3歳上オープン国際(指)、別定、芝・外2400メートル、1着本賞金6700万円、1着馬に天皇賞・秋の優先出走権 =出走11頭)川田将雅騎乗で2番人気のサトノダイヤモンドが直線で早めに先頭に立ち、昨年の阪神大賞典以来となる復活Vを飾った。タイム2分25秒4(良)。天皇賞・秋の優先出走権を獲得したが、当初の予定通りジャパンC(11月25日、東京、GI、芝2400メートル)を目指す。1番人気のシュヴァルグランは4着に終わった。

 鮮やかな復活劇だ。汗ばむ陽気のもと、GI2勝馬サトノダイヤモンドが、1年半ぶりにその強さを誇示。初コンビの川田騎手も安堵(あんど)の表情で切り出した。

 「これだけの馬ですから、復活してくれることが競馬界において一番盛り上がりますからね。何とか無事に勝つことができてよかったです」

 ウインテンダネスが引き離す展開のなか、じっくりと中団で折り合いに専念。勝負どころから徐々に進出し、シュヴァルグランの外に並びかけていく。残り300メートル付近で先頭に立つと、最後はレッドジェノヴァの追撃を振り切った。「道中も、後ろから迫ってきたときも、ずっとハラハラしていました」。昨年の阪神大賞典以来の勝利に、池江調教師も胸をなで下ろした。

 この中間は川田騎手が調教に騎乗。「左トモ(後肢)が踏ん張りきれない」というジョッキーの指摘を受け、調整面で工夫した。「右手前になるとストライドが落ちてしまうので、左トモをうまく使えるようにやってくれた。効果もあったと思う」とトレーナーは川田騎手の調教技術を評価する。

 次走はジャパンCを目指す予定。「いい時の姿に戻したい。まだまだ良くなる余地は残しているからね」と、池江調教師は勝利の余韻に浸ることなく気を引き締めた。再び輝きを放つために、さらなる上昇カーブを描いていく。 (長田良三)

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